列車供食事情


02年冬の小田急ロマンスカーでは限定販売のカクテルでクリスマス気分を味わうことが出来ました。

 ここではつばめと新幹線以外で展開されている食堂車、ビュフェ、車内販売などの列車供食事情をお伝えします。
 かつては国鉄のどの特急列車に乗っても食堂車の営業がありました。しかし、今は列車の性格が観光的要素が非常に強いといった特別な事情が無い限りは食堂車やビュフェなどのワゴンサービス以上のサービスは期待出来ない状況にあります。
 そして、観光的要素などが低い都市間輸送に徹した列車においてはワゴンサービスが乗務しているだけでもマシという状況です。02年4月に近鉄特急から車内販売が撤退したことはまだ記憶に新しいところです。
 昨今では駅構内や周辺の商業施設(通称駅ナカ・デパチカ)が大変充実がしています。これは駅が単に列車を乗る為の施設から、列車に乗る前にお金を落してもらうという新たなビジネスチャンスの場に変わってきたことによります。そこでは従来の既製品の販売にはとどまらず、付加価値の付いた商品も数多く見られます。今後は車内販売においても車内でしか買えない付加価値を提供していかないと生き残れないのではと思っていますがいかがでしょうか。

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なお各ページは追加乗車の度に随時更新予定です。

JR東日本スーパービュー踊り子号グリーン車専用サロン


グリーン車専用のサロン室では簡単な軽食を食べることが出来ます。

東武スペーシア


現在はワゴン販売のみになってしまいましたが、3号車には車両の半分を占める国鉄半室ビュフェを思わせる大きな売店スペースがあります。

小田急ロマンスカー


かつては『走る喫茶室』と呼ばれるシートサービスが展開されていましたが、今はワゴンサービスの営業のみになっています。しかし最近はオリジナルメニューの開発も多く、最も元気な車内販売かもしれません。

JR九州ゆふいんの森号


JR九州の観光特急『ゆふいんの森号』にはビュフェ・カフェテリアが設けられ、軽食類が提供されています。

JR東日本きらきらうえつ号

きらきらうえつ号の和風ラウンジカーでは地酒や茶を嗜むことが出来ます。

JR九州はやとの風号


九州新幹線開業と共に誕生した肥薩線の特急『はやとの風号』は観光特急にふさわしい車内販売を展開しています。

JR九州 九州横断特急号

別府と人吉を結ぶ九州横断特急号は客室乗務員が乗務し、リレーつばめ号やソニック号と同等の車内販売サービスが展開されています。

JR九州いさぶろう・しんぺい号


肥薩線の人吉ー吉松間を走る観光普通列車「いさぶろう・しんぺい号」は04年10月から客室乗務員が乗務するようになり、車内販売や車内案内を受けられるようになりました。

JR九州SLあそBOY号


ウエスタン調に改造した客車が特徴の「あそBOY」にはカフェテリアと呼ばれる売店があります。しかし8620機関車の老朽化により05年8月28日でSL列車としての運転が終了しました。(ディーゼルあそBOYの運転は11月27日まで)

JR九州あそ1962号


2006年7月21日に阿蘇の新観光列車として登場したあそ1962号はレトロを売り物にしていますが、車内では駄菓子やあその特産品の販売があります。

JR西日本瀬戸内マリンビュー号


瀬戸内海沿いの呉線を走る快速「瀬戸内マリンビュー号」は観光列車らしく快速列車ながら車内販売が実施されています。

工事中!

JR北海道SL列車のカフェカー


北海道各地のSL運転の際に連結されています。
なお渡道時期は未定ですが、撮影次第アップ予定です。

三陸鉄道お座敷列車さんりくしおかぜ


お座敷列車さんりくしおかぜでは予約制特別料理を楽しむことが出来ます。

普通列車グリーン車内の車内販売

湘南新宿ライン・東北・高崎線の普通列車にグリーン車を導入する際、車内改札を担当するグリーンアテンダントによる車内販売サービスが開始されました。

富士急行 フジサン特急の車内販売

2005年8月13日よりオリジナル限定酒発売に合わせて車内販売サービスが開始されました。

近鉄特急 伊勢志摩ライナーの車内販売

近鉄特急の車内販売は2002年4月に廃止されましたが、2006年11月3日より土休日の伊勢志摩ライナーの一部列車で車内販売サービスが復活しました。

番外編航空会社国内線の軽食

航空会社では以前より軽食等のサービスが実施されていました。

番外編JAL国内線ファーストクラスの機内食

2007年12月1日から日本初の国内線ファーストクラスサービスを開始したJALでは従来のスーパーシートを越えたサービスが展開されています。

超番外編名鉄パノラマカー


廃車になった7027編成の一部が02年に中京競馬場内に保存されましたが、その際中間車に売店が設けられました。

国鉄時代の食堂車・ビュフェのいろいろ


昭和55年以降にたまたま記録した食堂車・ビュフェ車の形式写真

JR北海道 アルファ コンチネンタルエクスプレス

ホテルとタイアップして成功を収めた北海道初のリゾート特急ではホテル直営の車内販売が実施されていました。メニューで当時を振り返ります。

番外編第4回ふれあい鉄道フェスティバル


旧尾久客車区で行われた鉄道フェスティバルで北斗星食堂車のフランス料理のコース料理を堪能することが出来ました。

番外編第5回ふれあい鉄道フェスティバル


第5回鉄道フェスティバルでは北斗星食堂車内にてカシオペア オリジナル フランス料理コースを堪能することが出来ました。

番外編第6回ふれあい鉄道フェスティバル


2006年の尾久のふれあい鉄道フェスティバルでは夢空間ダイニングカー車内で北斗星オリジナルフランス料理コースを堪能することが出来ました。

番外編秋の鉄道ふれあいフェアin甲府 2006


夢空間ダイニングカー車内では鉄道ふれあいフェア記念弁当による食事体験が出来ました。

番外編レストランこだま

交通博物館4階にあるレストランこだまでは151系の雰囲気を味わえます。

番外編旅のレストラン 日本食堂

鉄道博物館1階の日本食堂では往年の食堂車メニューが楽しめます。

駅弁コレクション

駅弁も列車供食の一部と捉え、ここでは私が食べた駅弁をご紹介します。


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