つばめのビュフェ



 つばめ「ビュフェ」はJR九州の看板特急として1992年のつばめ登場時より半室ビュフェ車サハシ787を連結させ、フラッグシップトレインにふさわしい優雅な旅の空間を演出すると共に多くの利用者から愛されてきました。 しかし2004年の九州新幹線八代開業に先立って、連絡する新幹線との定員調整のためつばめからビュフェが消えることになり、2003年2月7日の12M・19Mが最後の営業列車になりました。
 ここでは今や想い出となってしまったつばめビュフェの魅力をお伝えします。

八代海を眺めながらのビュフェでの食事も03年2月7日が最後になりました。

ビュフェ車 サハシ787-14

車内はエッグラインと呼ばれる大きなドーム状の天井や大きな木製カウンターが特徴です。

サハシ787-10〜14の5両は平成8年から9年にかけてビュフェ内に衛星放送受信可能なテレビモニターと金属製の椅子が設置されました。
また貫通扉窓形状や移動可能なゴミ箱兼テーブルの形状が変更されている点にも注目。

 ビュフェのメニューは車販でも扱っている各種ドリンクやおつまみ類、スナック類、弁当以外に電子レンジにて調整するホットメニューの軽食類が充実していました。
 ホットメニューは電子レンジで調整する食品ではありますが、おいしく食べれるように工夫がされているようで、チャーハンは強火仕上げのようにサラッとしていました。またピザもパリッと仕上がっていてなかなかおいしいものでした。またこれらホットメニュー類は一部を除いて全て”つばめフーズ”の統一デザイン紙箱に入っています。”つばめ”では車両から販売品に至る全てがつばめブランドにコーディネートされており、その徹底ぶりにはまさに”世界のつばめ”と呼ぶに相応しいものがありました。
 日本の特急では他にJR九州ゆふいんの森号やJR東日本スーパービュー踊り子号、東武スペーシア号でも同様の軽食類を食べることが出来ますが、メニューの豊富さや、ビュフェ設備の充実さから見ても”つばめ”は最後の本格的特急ビュフェでありました。

スパゲティは時期によってメニューが変わります。02年の秋はミートソースでした。

ホットケーキセット

ミックスピザ

チーズケーキセット
スティック状のチーズケーキはワゴンでも販売出来るように包装がしてありますが、本格的なレアチーズケーキです。ビュフェではコーヒーのお替りが出来ました。

ビーフカレー
ビュフェの定番料理といえばカレーライスですが、つばめではそうでもないようです。この写真は01年8月に乗車した際食べたものでしたが、01年12月乗車した際にはメニューから消えていました。

直火炒めチャーハンセット(スープ付き)
スープは3種類(ふかひれ・コーン・わかめ)から選ぶ

茄子と挽き肉丼(スープ付き)
スープは3種類(ふかひれ・コーン・わかめ)から選ぶ

焼きラーメン

ピリ辛ビーフン

かしわのやわらか炭火焼

めんたいチーズちくわ
袋入りのちくわもお願いすると適当な大きさに切って出してくれました。
この商品はワゴンでも販売しています。


  • 列車供食事情”つばめ”以外の他会社で展開されている軽食を中心とした供食体制を紹介します。「ゆふいんの森号」や「はやとの風号」もこちらで紹介しています。
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