列車供食事情7

JR九州 九州横断特急号


『球磨川を眺めながら』

 九州新幹線開業時に豊肥本線の特急「あそ号」と肥薩線の急行「くまがわ号」が統合されて『九州横断特急』が運転を開始しました。この九州横断特急はキハ185系2両編成のローカル特急ですが、車内には客室乗務員が乗務しているのでリレーつばめ号やソニック号と同等の車内販売サービスが受けられます。

『栗めしと日本茶(ティーパック)』
人吉駅からの積み込み弁当です。

『豆腐かりんとうと日本茶(ティーパック)』
車内では湯布院の豆腐かりんとうがお土産で売られていますが、単品売りもありました。
お茶もティーパックで提供されました。

『わかぼたん(清酒)と日奈久ちくわ』
リレーつばめ号やソニック号ではおなじみの商品です。

『じゃこめし』
大分・梅乃屋の「じゃこめし」が積まれていました。
九州横断特急の車内は05年夏までに大幅リニューアルされ、車内は床やテーブルなどに木がふんだんに使用されるようになりました。

『つぶらなカボスとバームクーヘン』
大分のかぼすジュースが積まれていました。バームクーヘンは05年4月よりこれまでのベークドチーズケーキに替わって登場しました。

 九州横断特急は国鉄末期登場の特急形気動車キハ185を使用しているので他のJR九州特急車両に比べて地味な存在です。しかし客室乗務員の乗務で”ディーゼルTSUBAME”と呼べる位に列車自体が華やかになりました。列車はワンマン運転(ドア扱いは運転士)です。そのため客室乗務員さんは主要駅の案内放送や車内改札そして車内販売を一人でこなすために休む暇が無い位に動き回っていました。
 車内販売ではリレーつばめ号やソニック号でおなじみの商品が並びます。ゆふいんの森号やはやとの風号のような地元色豊かなオリジナル商品が増えれば更に楽しい車内になるのですが、列車自体が観光列車ではないので無理な注文でしょうか。
 人吉駅で観光普通列車いさぶろう・しんぺい号に接続する九州横断特急又はくまがわ号は吉松でも特急はやとの風号に接続するようにダイヤが組まれています。

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