ビュッフェ・パノラマ
中京競馬場の名鉄パノラマカー
『ビュッフェ・パノラマ』撮影:Aonamazu
名鉄パノラマカーは乗車時間や輸送形態から見ると例え特急車であってもビュフェ等供食設備の存在は考えられませんが、02年にその夢が叶えられました。JRAによって中京競馬場に保存されたパノラマカーです。外観はそのままに中間車車内に売店が設けられましたが、カウンターの形状から見るとどう見てもビュフェ車です。線路を走ることはありませんが、まさに夢のビュフェ車の誕生でした。
なお名鉄特急の供食体制ですが、かつては夏期輸送時の神宮前ー河和・内海特急での車内販売、DX特急運転時のパノラマメイツによるドリンク販売、パノラマスーパー登場時の朝の特急でのコーヒーとサンドイッチの販売がありましたが全て過去のものです。今は特急車内にある自動販売機によるドリンクの販売のみとなっています。
ここではパノラマカー仲間であるAoNamazu氏撮影によるビュフェとなったパノラマカーをご覧いただきます。
『パノラマ ステーション』
中京競馬場内に保存された3両の名鉄パノラマカーは『パノラマ ステーション』と名付けられて、02年08月より一般公開されています。この一般公開では運転席にも自由に入ることが出来ますが、ペダル操作により音楽ホーン(ミュージックホーン)を実際に鳴らすことも出来ます。
撮影:AoNamazu
『ビュッフェ・パノラマ』車内
車内には木製カウンターが置かれ、各種軽食類が販売されています。
撮影:AoNamazu
『ビュッフェ・パノラマ』車内
7028寄り車内に設置されたL字型のカウンター
撮影:AoNamazu
鉄道車両の保存は各地で見られますが、資金不足により整備出来ず荒廃する例が後を絶ちません。しかし今回は競馬場内の売店として使用されているため集客も見込めるため心配は少ないのですが、末永い現状保存を望むのであれば、写真撮影等で訪れた際には売上に貢献するしかないでしょう。
列車供食事情TOPページへ
名鉄パノラマカーTOPページへ