列車供食事情11
フジサン特急の車内販売

富士急行


フジサン特急ラウンジで嗜むワインもまた格別です!

 富士急のフジサン特急は2005年8月13日より車内で5種類のオリジナル限定酒を発売開始しましたが、それに合わせて車内販売も開始されました。

「展望室」

パノラマエクスプレスアルプス時代同様にフジサン特急でも前面展望が目玉です。


「一般客室」

種車は全席グリーン車のジョイフルトレインでしたが、フジサン特急ではパノラマ車両(着席整理券)と個室(指定室券)が定員制となっていますが、それ以外は特急券だけで利用出来ます。



「パノラマ車両の一般座席」

一般座席にはインアームテーブルが装備されていますが、自由席車は肘掛上部の蓋がネジ止めされて使用出来ません。しかし、パノラマ車両(着席整理券)では自由席との差別化が計られており、インアームテーブルを使用することが可能です。駅弁等を楽しむのであればパノラマ車両の利用をおすすめします。



「パノラマ車両のラウンジ」

一人掛けのラウンジ席は無くなりましたが、6名分のソファー席が今も存在します。車内販売の開始はこのラウンジ席にふさわしいサービスが開始されたと言えるでしょう。


フジサン特級(特急)酒「白ワイン」と「おつまみセット」

オリジナル特級(特急)酒は全部で5種類用意されており、他には「赤ワイン」「純米酒」「純金入り生貯蔵酒」「うめ酒」がありました。おつまみセットが良心的な価格でした。



「各座席に用意されたメニュー」

展望席を除いた各座席にはクリアーファイルに挿まれたメニューが用意されています。オリジナル特級(特急)酒以外には信玄餅、ごまだれ餅、にんにくほうとうせんべい、缶ビール、おつまみセット、缶入りソフトドリンク4種、チョロQ、Bトレショーティーなどがありました。


 フジサン特急は外観こそ派手な塗装に変身しましたが、パノラマエクスプレスアルプスの接客設備をほとんどそのまま利用しているのでローカル線の観光特急としてはもったいない程の優良特急です。2005年8月に突如登場した車内販売ですが、ラウンジのソファーで甲州ワインを嗜めることが出来たことは至福の一時でした。そして大月駅のホームで売られていた名物駅弁「ほろほろランチ」と組み合わせればもっと楽しい時間になったことでしょう。なお富士急線の短い乗車時間を考えれば車内販売でこれ以上を望むことは不可能に近いことですが、現状維持のまま末永く続いて欲しいものです。

2006年9月30日乗車時レポート

 前回乗車時は乗車後に車内販売の存在を知りましたのでワインのみを楽しみましたが、今回は大月駅桂川館の名物駅弁「ほろほろランチ」を持ち込んで本格的にフジサン特急を楽しむことにしました。

「フジサン特級(特急)酒」

オリジナル特級(特急)酒全5種類を買い求めてみました。右から「白ワイン」「赤ワイン」「うめ酒」「純金入り生貯蔵酒」「純米酒」です。


「食べてミーナ!!」大月桂川館

元々JRの欧風電車であったフジサン特急のイメージにピッタリのランチボックスが06年8月より期間限定発売されています。


「ほろほろランチ」大月桂川館

フジサン特急のワインを嗜みながらいただく大月名物「ほろほろランチ」はのんびり過ぎ行く車窓と共に至福の時を過ごすことが出来ました。


デッキには「チョロQ」販売の手作りポスターが貼られていました。




  • 列車供食事情TOPページへ