アルファ　コンチネンタル　エクスプレス

ＪＲ北海道

北海道リゾート特急のパイオニア”アルファ　コンチネンタル　エクスプレス”

　１９８５年国鉄末期の北海道に突如金色に輝くリゾート特急が登場しました。「アルファ　コンチネンタル　エクスプレス」と名付けられたリゾート特急は国鉄がトマムのホテルアルファ、サホロのコンチネンタルホテルのタイアップで誕生したスキーリゾート列車でした。当時映画「私をスキーに連れてって」の影響もあり、空前のスキーブームが起こり、このスキーリゾート列車は成功を収めました。その後は「フラノエクスプレス」「トマム　サホロ　エクスプレス」「ニセコエクスプレス」「クリスタルエクスプレス」「ノースレインボーエクスプレス」と次々に新しいリゾート列車が増えることになりましたが、アルファコンチネンタルエクスプレスは種車がキハ５６のため老朽化から１９９４年１０月２３日の運転を最後に引退しました。
　アルファコンチネンタルエクスプレスではタイアップ先のホテルアルファが車内販売を含めた独自の車内サービスを行っていたことが特徴です。　　

『ＡＬＰＨＡ　ＣＯＮＴＩＮＥＮＴＡＬ　ＥＸＰＲＥＳＳ　ＭＥＮＵ』

　今回アルファコンチネンタルエクスプレスのメニューを入手することが出来ましたのでメニューから当時の活躍を偲んでみました。さすがはリゾートホテル直営の車内販売だけあって独自のメニューが展開されています。
　 　引退後のアルファコンチネンタルエクスプレスですが、１両は先頭部分をカットして苗穂工場に、そしてもう１両の先頭車は千歳市の竹田牧場にて大切に保存されています。