- 事業認可取消訴訟判決集
事業認可取消訴訟は、一審勝訴、二審逆転敗訴、上告審最高裁大法廷で二審破棄、原告拡大を認めるところまで進みましたが、最高裁第一小法廷で「上告棄却、敗訴」となりました。大法廷で二審が破棄されたはずなのに、二審を支持して上告棄却という結論は大法廷判決に背反する「判決」です。一審から小法廷判決までの判決文を検討すれば、その矛盾が分かります。
判決文を一括して読めるようにまとめました。ある時期までは、全て判決文は最高裁のサイトで読めましたが、小法廷判決後は、なぜか最高裁大法廷判決までの判決文を最高裁のサイトからは読めないようにしています。このことは最高裁の後ろめたさを際立たせています。
- 最高裁小法廷判決(2006年11月2日;最高裁公式サイトよりダウンロードしたpdfファイル)
- 最高裁大法廷判決(2005年12月7日;大阪市立大学平田久教授のサイトより)
付録
1、中国新聞(共同通信社の配信)[判決要旨]
- 東京高裁判決(2003年12月18日;大阪市立大学平田久教授のサイトより)
- 東京地裁判決(2001年10月3日;大阪市立大学平田久教授のサイトより)
付録
1、勝利判決の要旨
2、判決要旨の読み方
- 論文集
週刊「エコノミスト」誌他掲載の斎藤驍小田急訴訟弁護団長をはじめとした論文を集めました。併せ読んでいただけますと、小田急問題の全体像が掴めると思います。
- 「この国には「美しい都市」をつくるシステムがない」福川裕一・千葉大学教授(「エコノミスト」誌 2007年1月23日号掲載)
- 小田急事件の最高裁大法廷口頭弁論の意義 弁護士 斉藤驍
(週刊「エコノミスト」誌2005年11月1日号)
- 小田急訴訟大法廷口頭弁論の争点 弁護士 大川隆司
(「法学セミナー」2005年11月号)
- インタビュー 斉藤驍(弁護士、小田急訴訟弁護団長)
住民訴訟 住民に裁判所の門は開かれるか
(エコノミスト2005年11月 1日号)
- 「小田急事件の最高裁大法廷口頭弁論の意義」 弁護士 斉藤驍
(「法律時報」2005年11月号に掲載)
- インタビュー 園部逸夫・元最高裁判事
「環境訴訟」という新しい訴訟形態が生まれる。
(エコノミスト2005年 7月19日号)
- 「安くて早い」高架事業はどこへ? 官の論理の崩壊
斎藤驍(ぎょう) 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト2005年 3月29日号)
- 法律時報2004年12月号 特別企画・・・・・・小田急線高架訴訟・上告の論点より
「小田急訴訟上告の意義」斉藤驍
「応答的法への転換」奥平康弘
「上告の行政法的意義」山村恒年
- 「旧建設省・運輸省の「協定」を国が破った
斎藤驍(ぎょう) 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト2004年 9月21日号)
- 「公共事業見直し」を迫る小田急高架事業問題
斎藤驍(ぎょう) 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト2003年10月28日号)
- 「小田急線高架事業に見る「悪しき公共事業」を見直す方法」 須田大春
(エコノミスト2002年 2月 5日号)
- 国が控訴した小田急高架事業の真相を代理人の斎藤驍弁護士に聞く
小田急高架はバブル期の巨大都市再開発事業だった
(「エネルギーと環境」2001年11月8日・15日連載)
- エコノミスト・リポート 小田急線高架事業
@地下方式へ向けて「和解」の動き (弁護士)斎藤 驍
A神宮の杜と多摩川を結ぶ「緑のコリドー」計画 小田急市民専門家会議
(エコノミスト2000年11月21日号)
- 「環境の全面崩壊防止を 小田急高架事業と本訴訟の核心」
斎藤驍 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(週刊 法律新聞 1998年 9月11日号)
- 「小田急複々線化事業にみる公的資金の使われ方」
斎藤驍 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト1998年 6月9日号)
- 「正体を現した”NTT資金”のうさん臭い使い道」
斎藤驍 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト1996年 5月14日号)
- 「小田急高架事業・ウソを重ねた役人たちの挫折」
斎藤驍 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト1995年 2月21日号)
- 「情報公開が公共事業の疑惑を暴いた」
斎藤驍 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト1994年5月3・10日号)
- 「小田急高架事業の不可解」
斎藤驍 弁護士・小田急訴訟弁護団長
(エコノミスト1993年11月2日号)
- 「基礎調査報告書」情報公開訴訟勝利 関連資料
1994年3月に当会は東京都知事を被告とする情報公開訴訟で画期的な勝利をおさめました。
- 朝日新聞 論壇 (1994年4月7日)
公共事業情報の積極的公開を 山川洋一郎
- "THE NEW YORK TIMES" NEW YORK,SUNDAY,MAY 15, 1994
Japanese Begin to Crack the Wall Of Secrecy Around Official Acts
- 「ニューヨークタイムズ紙」記事(1994年5月15日)日本語訳
日本人は行政の秘密の壁を砕き始めた
- 細川総理へ高架見直しを求める署名運動資料
公共事業の見直しを掲げて1993年夏に成立した細川内閣に対し、当会は「細川総理に小田急地下化を要請する実行委員会」をつくって、署名運動を展開しました。250余名の有識者署名と1万8000名の一般署名を得て、五十嵐建設大臣との会談に成功。同大臣の「事業見直し提言」を勝ち取りました。
- 小田急環境アセスメントへの批判 意見書・声明
1992年に都市計画案とともに都条例にのっとって手続きが行われた小田急高架計画の環境アセスは、アセスの名に値しないものでした。環境の専門家を初め様々な分野の専門家が同年夏から秋にかけて徹底批判の意見書・声明を発表しました。