ドラマーKOKIのイルサンタバンサ
(日常茶飯事)


 それはある日、志田の自宅に捨て置かれていたノートブックにKOKIが関心を持ったことから始まった。

KOKI「リーダー、このパソコン使ってないの?」
志田 「あぁこれね。96年に朴保&切狂言のサンフランシスコ・ツアーに行く前日に衝動買いしたんだけど、ほとんど使う機会がないままになってんだよ。思い出すなぁ、あのツアーの頃のKOKIは…」
KOKI「(さえぎって)昔のことはどうでもいいじゃん。大体あなた話が長すぎるんだよ。しかもリハの後の飲み会やライヴのMCになると興奮してやたら早口になるし、声はバカでっかくなるし。いい歳こいて、もうちょっと大人になれんもんかね? 本当〜にはた迷惑な男だよな。そんなことよりさぁ、これ貸してくんない? 最近ちょっとパソコンをいじってみようかなと」
志田 「ほぅ!やっとKOKIもパソコンに興味を持つようになったか…(遠い目)。…よし、俺も江戸ッ子、貸すなんてケチなことは言わねぇ。あげようじゃないの。ただしこの機種は古いから周辺機材を揃えないとインターネットはできない。それは承知しておいてくれよ」
KOKI「いいのいいの、取りあえずパソコンにさわれれば」
志田 「それからもうひとつ条件がある」
KOKI「え、何?」
志田 「どうせパソコンをいじるのなら、ファンに向けたメッセージをきちんと発信すること。いきなりホームページを作るのは大変だろうから、俺のホームページの中にコーナーを作ろう」
KOKI「いや、でも俺文章を書くのは苦手なんだけど…(汗)」
志田 「え〜い、つべこべぬかすな。最初の締切りは次のリハ。それまでに原稿を書いてくるように!」
KOKI「いくらなんでも急すぎますよ」
志田 「あ・なに? 君はバンマスの命令が聞けないのかね。じゃあバツとして次のライヴのギャラが減っちゃっても良いのかな〜?」
KOKI「鬼、悪魔! しかもあれ以上ギャラの減らしようなんてないくせに見栄っ張り!!!」
志田 「(きっぱり無視して)やるのかね? やらないのかね?」
KOKI「分かりましたよ、やりますよ。やりゃいいんでしょう。え〜い、やってやるぜ、こんちくしょう!」

 というわけで、このコーナーは僕にとって大切な友人であり、最愛のドラマーであるKOKIのPR、およびファンに向けたメッセージを発信するためにスタートしました。彼にはパソコン音痴という弱点があるため、感想、リクエストなどのメールは管理人である志田歩が受け付けますが、責任を持ってKOKI本人に読ませますので、どしどしお寄せ下さい。
 またKOKIのプロフィールについては
こちらをご覧下さい。
(冒頭の会話は一部真実を突いておりますが、ほとんどが志田歩の捏造によるフィクションです。念のため)

第1回「散歩はグルーヴだ!」
第2回「料理もグルーヴだ!」
第3回「ドラムとの出会い」
第4回「熱い夏の日誌」
第5回「飲食もグルーヴだ?」
第6回「旅ガラス食獣日誌」
第7回「食獣映画日誌」
第8回「32歳の受験生」
第9回「怒涛の飲食日誌 韓国編」
第10回「ドラマーKOKIのイルサンタバンサ的こだわり」
第11回「大曲ライヴ大吟醸凱旋の夜」
第12回「祝!怒涛の韓国レコーディング」
第13回「うれしはずかし、パペポ式座談会」
第14回「時系列をブットバセ!(苦笑)」
第15回「腹一杯の愛を〜コプチャンチョンゴル・ライヴ紀行」
第16回「グヌエエエーーーッ!浦身湯〜韓国ライヴ紀行2004」
第17回「顔面蒼白!人生2度目の大当たり」
第18回「胃袋に火を点けて(またかい)」
第19回「謹賀新年、でもイルサンタバンサは夏なんです」
第20回「周回遅れのトップランナー」
最終回「これぞオイラのイルサンタバンサ」