2000年8月



2000.08.28

堀之内〜中国分/曇/28°C

スズムシの写真  夜、近所の公園を通りかかると草むらからなじみの声が聞こえてきました。他の虫もたくさん鳴いていたため、最初は大して気にもとめていなかったのですが、鳴き声の主はスズムシでした。市川市内では野生のスズムシを見たことがなく、今回、複数のスズムシが自然に近い状態で鳴いているのを初めて聞きました。その場所はかなり狭い草むらであること、住宅地の近くで訪れるひとも多い公園であること、いままで鳴き声を聞いたことがないことなどから、私は、誰かが放したのか、飼われていたのが逃げ出した可能性が高いと思うのですが。つい先日、26日に房総半島へ星を見に行ったとき、そこら中で野生のスズムシが鳴いていたのに感激したばかり。
 林の脇のやぶではクツワムシが「カシャカシャカシャカシャ」と騒がしく鳴いていました。

2000.08.22

堀之内〜中国分/曇/27°C

カンタンの写真  夜になると実にさまざまな虫が鳴いています。木の上ではアオマツムシ、開けた草原の葉の上ではカンタンセスジツユムシなど、土の上ではエンマコオロギツヅレサセコオロギハラオカメコオロギミツカドコオロギなど、そして林の周辺のやぶではハヤシノウマオイが盛んに鳴いています。

2000.08.20

大町/曇/30°C

オニヤンマの写真  8月は後半から曇りの日が多く、今日も雲の間から日が差す程度。最高気温も30度程度で、多少はしのぎやすくなりました。オニヤンマが悠々と空を飛び回っていました。鳴いているセミはツクツクボウシが多くなりました。

2000.08.19

柏井/曇/33°C

チョウトンボの写真  チョウトンボカトリヤンマコノシメトンボ、リスアカネといった市内ではあまりお目にかかれないトンボを見ることが出来ました。雑木林の中ではキツネノカミソリがひっそりと咲いていました。

2000.08.17

国府台/曇/27°C

アオマツムシの写真  夜、アオマツムシの声が聞こえてきました。

2000.08.12

中国分/晴のち曇/30°C

カナブンの写真  昼の雑木林には、クヌギの樹液にカナブンクロカナブンシロテンハナムグリオオスズメバチ、キマワリ、サトキマダラヒカゲなどが集まっていました。
 台風が近づいているため不安定な天気で、日ががんがん差している間はアブラゼミミンミンゼミ、時たまニイニイゼミの声が混じり、ちょっと涼しくなったかな、と思った頃にツクツクボウシ、日が陰って来るとヒグラシが鳴いていました。ほんの数時間のあいだに同じ場所で5種類のセミの声が聞こえるのはちょっと珍しいことかも。

2000.08.10

中国分/晴/30°C

ツクツクボウシの写真  ツクツクボウシの声が聞こえてきました。今、うちの近所ではアブラゼミが圧倒的に多く、ミンミンゼミがときたま鳴いているくらいで、ツクツクボウシは今日一回声を聞いただけですが、この声が増えるにつれ、夏も終わりに近づいていきます。(よい子は今のうちにおもいっきり遊んでおきましょ〜。)

2000.08.06

中国分/晴/30°C

アジアイトトンボの写真  夕方、涼しくなってから近所の公園を散歩。珍しいトンボでもいないかな、と探してみたのですが、見かけたのはいつもいるトンボだけ。それでもアジアイトトンボのかわいい姿にはクラクラしていまいます。イトトンボの英語名 damselfly の damsel を辞書で引いてみると「(高い身分の)おとめ;少女」とありました。んー、なるほど。

2000.08.05

国府台/曇/26°C

ツヅレサセコオロギの写真  この日は市川納涼花火大会。江戸川区との共催で、都内では打ち上げ数が一番なんだとか。河川敷なので好きなところでゆっくり見られるのがいいところ。間近で見たことのない方は来年ぜひどうぞ。
 花火が終わると、河川敷はそれまでの喧噪が嘘のように虫の声に包まれます。この時期盛んに鳴いているのがハヤシノウマオイ。そのほか、「リィリィリィリィ...」と優しげなツヅレサセコオロギ、「リッリッリッリッリッ...」と元気なミツカドコオロギ、「チンチンチンチン...」とかわいいカネタタキなど、草むらは虫の声でいっぱい。