セイヨウタンポポ

(キク科)



セイヨウタンポポの写真

◆ 都市部でごく普通に見られるタンポポ。カントウタンポポと違い、花の付け根の部分(総苞)が外側にそり返っているのが特徴。名前の通り帰化植物で、日本原産のタンポポを駆逐する勢いで広まっています。ただし、実際には純粋なセイヨウタンポポは少なく、在来種との雑種が圧倒的に多いとか。

◆ 花の時期:1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

◆ 花の大きさ:約4cm

◆ 市川で目にするタンポポは大抵セイヨウタンポポかアカミタンポポです。アカミタンポポはセイヨウタンポポそっくりですが、種子が茶色であること、花が小さめであること、葉の切れ込みが深いものが多いことなどが区別するポイント。他にカントウタンポポシロバナタンポポも見られますが、多くはありません。それぞれの特徴は次の通り。

セイヨウタンポポ
ほとんど一年中咲いている。
総苞が外側にそり返る。
実はアカミタンポポほど赤くない。
花の大きさは3.5〜4.5cmとやや大きめ。
帰化植物。
アカミタンポポ
ほとんど一年中咲く。
総苞が外側にそり返る。
セイヨウタンポポとそっくりだが、実が赤みを帯びている。
花の大きさは2〜3cmとやや小さめ。
葉の切れ込みが深いことが多い。
帰化植物。
カントウタンポポ
3月から5月に咲く。
総苞が外側にそり返ることはない。
日本原産。
シロバナタンポポ
3月から5月に咲く。
花が白いのですぐわかる。
日本原産。