2000年6月



2000.06.26

大町/曇/25°C

オニヤンマの写真  ニイニイゼミが鳴き始めました。
 羽化してまだそれほどたっていないオニヤンマを発見。かわいそうなことに羽化に失敗したらしく、後ろばねがねじれてしまっていて、うまく飛べないのか、じっとしているばかり。写真を撮ったり眺めたりしていたところ、ずいぶんたってようやく羽を振るわせ始め、そのうちなんとか飛び立って行きました。この日は、クロスジギンヤンマの産卵と交尾も目撃。

2000.06.25

妙典/曇/21°C

ヒヌマイトトンボの写真  観察会で、市川市の天然記念物であるヒヌマイトトンボを観察。行徳橋付近のアシ原に生息しているのですが、行徳橋の可動堰を作り直すために、建設省によってヒヌマイトトンボが人工的に飼育されています。この日は飼育されている方を見せてもらうことができました。実物は初めて見たのですが、思っていたよりかわいいトンボです。特にオスがきれい。
 同じく行徳橋近くの干潟でトビハゼやチゴガニ、ヤマトオサガニといった水辺の生物を観察。

2000.06.22

国府台/曇

ヤブキリの写真  天気があまりよくなかったのですが、暗くなってからヤブキリの声が聞こえてきました。

2000.06.18

大町/晴/30°C

ミドリシジミの写真  芝生のなかでネジバナが茎を伸ばし、ピンク色の花を咲かせていました。
 この日はミドリシジミが見られるかも、と期待して行ったのですが、探してもなかなか発見できず。ようやく一匹だけ、ハンノキの生えているあたり、ドクダミの葉の上で休んでいるミドリシジミを見ることができました。緑色に輝くはねは、一度見たら一生忘れないほどきれい。ミドリシジミの仲間にのめり込む人の気持ちがよくわかります。
 トンボがいろいろ飛んでいました。飛行中のものを識別できるほど知識はないのですが、クロスジギンヤンマコフキトンボクロイトトンボなどを見ることが出来ました。
 夕暮れ時、カワガラスがいるという話を聞き、急いで探しに行きました。本来は渓流に住む鳥なのですが、なぜかコンクリートの水路の脇にいて、餌を撮ろうと水中を覗き込んでいました。黒っぽく地味な鳥で、写真に撮ったものの、カメラ屋の店員には「う〜ん、私には興味がわきませんなー」と言われてしまった。(後日談:大町によく行く人に聞いたところ、その後カワガラスは見ていないとのことなので、たまたま通りかかったやつだったのかも知れません。)

2000.06.18

中国分/晴/29°C

ギンヤンマの写真  池の上でギンヤンマショウジョウトンボがすいすい飛び回っていました。
 

2000.06.17

中国分/曇のち雨/25°C

ハンゲショウの写真  林のへりのムラサキシキブが淡いピンクの花をつけていました。ハンゲショウの葉がだいぶ白くなってきています。
 切り株にはコクワガタ、キマワリがいたほか、普段は花に集まるヨツスジハナカミキリが来て産卵管を朽ち木に突き刺して卵を産んでいました。

2000.06.17

国府台/曇/25°C

クビキリギスの写真  江戸川の土手でノビルがかわいらしい花をつけていました。
 クビキリギスの姿をみかけました。6月なのでだいぶ数が減っていますが、夜になるとまだところどころで鳴いています。

2000.06.16

真間/晴/29°C

ウスイロササキリの写真  ウスイロササキリが乾いた声で鳴いていました。

2000.06.09

国府台/雨

ガクアジサイの写真  この日、関東地方が梅雨入り。千葉県では激しい雨に加え、ものすごい風が吹き荒れました。
 この時期はツユクサ、アジサイ、ガクアジサイといった花がとりわけきれい。

2000.06.02

国府台/曇/24°C

ツマキチョウの写真  キチョウがひらひらと飛んでいました。住宅地にはあまりいないチョウなので、あの鮮やかな黄色を見るたびにはっとさせられます。そういえば、今年は4月頃あまり出歩く暇がなかったので、ツマキチョウとは出会わずじまい。
 夜中の12時近く、窓から突然ホトトギスの鳴き声が...。10秒ほどで鳴き止んでしまったのですが、紛れもなくホトトギスの声。しかし、こんな真夜中に鳴くんだろうか...?(追記:数日後、また夜8時ごろ声を聞きました。)

2000.06.01

国府台/曇/24°C

キンヒバリの写真  河川敷の草むらではキンヒバリが麗しい声で盛んに鳴いています。マダラスズタンボコオロギらしき声も聞こえてきました。似たような鳴き方をするアマガエルが近くでうるさく鳴いていたため、タンボコオロギはいまいち自信がないのですが、例年ここでこいつの声を聞いているので、おそらくタンボコオロギでしょう。(追記:5日、確かにタンボコオロギであることを確認しました。)
 江戸川河川敷で、国府台の里見公園下あたりだけ昔ながらの河川敷の環境が奇跡的に残っています。いままで市民が畑として利用していて、様々な虫や花や鳥を楽しむことができました。市内の他の場所では滅多に見られない植物もあります。私が虫探しをする場所の1/3もここ。ところが、この一月からここが建設省の持ち物になったとか。建設省がどのように手を加えるつもりなのか知りませんが、なるべく現在の環境を残したままにしておいてもらいたいものです。すぐとなりに作られた堤防は、ライダーたちの不法侵入によってモトクロス場と化し、できてから数年もたつのに草さえ生えていないという悲惨な状態。そうなってほしくないなあ。

2000.06.01

中国分/曇/24°C

コシアキトンボの写真  コシアキトンボが飛んでいるところを目撃。池の周囲にはたくさんいますが、池からちょっと離れた住宅地でも見かけることがあります。