平和は何処へ行った?
古本市で買ったとても古い本が3冊ある。岩波写真文庫から出版されたシリーズ物だ。
B6で64ページ前後、モノクロ。小さく薄い冊子。
旅行人を半分にした大きさだ。
ヒマラヤ -ネパール-(1953年)、アフガニスタンの旅(1956年)、
イスラエル(1954年)いずれも定価100円。
(安いか高いか?そのころの物価にすると高いだろう。いまの1500円〜2000円?)
2001年の今、読んでみると興味深い。
こんな風だったのかと、驚く。
抜粋 ******************
ネパール
「カトマンズとは`木造の寺`の意味だそうだ。
一説には2773もあるというほど、寺ばかりの町である」
今は、いったいどれくらい現存しているのだろうか?
「町には自動車が600台。インドからしょってきたものです」
「大便は坐ってやるが、小便では女が立ち男が坐る」
あの事件の後、人々は平穏に暮らしているのだろうか・・・
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アフガニスタン
首府カーブル
「・・・・水道は、日本の技術者が指導している。
アスファルトはソ連の技術だ。電気事業はドイツの一手販売。
アメリカも中国もインドも、ここに大使館をおいている。日本のも最近できた」
イスラム教
「一夫多妻も、酒のむなも、豚くうなも、みんなコーランにある。
タバコのことは書いてないから、のんでもよい。
コーランができた頃は、タバコはまだなかった・・・
・・・何か困ったことがあれば、手だすけは立ちどころにいくらでも出てくる。
べつに金をせがむわけでもない。概して純真、素朴で、正直だ。
ものがなくなったりはしない」
農業用水
「・・・・最近、政府はアメリカからの借款によって、ヘルマンド河に巨大ダムをつくり、
その水で砂漠を耕地に変える大工事を始めた」
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イスラエル
争いごとが彼の地で勃発しないことを祈ってやまない。
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