1999年4月



1999.4.30

中国分/晴/17°C

カントウタンポポの写真 木々の緑が10日程前の明るい黄緑からだいぶ落ち着いた色になってきました。近所の児童公園に一株だけカントウタンポポがあるのを発見。普通、公園や道端に咲いているタンポポはほとんど全部セイヨウタンポポかアカミタンポポなので、ちょと意外。別の公園ではタチイヌノフグリオオイヌノフグリに混じって花をつけていました。こちらも普通はオオイヌノフグリばかりが目立つので、近くにタチイヌノフグリの小さな花が咲いていてもつい見過ごしてしまいがち。あまり見ないと思いこんでいる花も、よく探せばあちこちに咲いているのかも。池にいる水鳥は、キンクロハジロのメスが一羽だけ寂しく泳いでいる他はカルガモが数羽いるだけになりました。

1999.4.22

中国分〜北国分/晴/22°C

シロバナタンポポの写真  しばらく足を運んでいなかった林に行ってみたところ、他では滅多に見られないカントウタンポポシロバナタンポポが花を付けていました。カントウタンポポはそこそこあったのに対し、シロバナタンポポは去年の今頃に比べてわずかしか咲いていませんでした。雑木林には、ウラシマソウ、ホウチャクソウ、ヤエムグラ、ヤブニンジンといった地味な花が多いのですが、タンポポの仲間やカキドオシ、ホタルカズラが薄暗い林床に彩りを与えています。

1999.4.18

大町/雨/15°C

ツボスミレの写真  木々が芽吹いて緑が美しい時期です。この日は午後から雨でしたが、梅雨の頃のようなうっとうしさはなく、気持ちよく散歩できます。湿地ではツボスミレ、タネツケバナ、ノミノフスマ、オランダガラシといった白い花あちこちでびっしりと花をつけており、他にはケキツネノボタン、タガラシ、リュウキンカの黄色い花と、カサスゲの地味な花がまばらに咲いていました。シュレーゲル アオガエルの「キロッ...キロッ...」という声と、ケラの「ローーーー」という声を久しぶりに聞くことが出来ました。天気が悪いため虫や鳥はあまり見ることが出来ませんでした。

1999.4.17

中国分/曇/22°C

キアゲハの写真  キアゲハベニシジミルリタテハウラギンシジミなど、多くのチョウが飛び始めました。上空にはツバメの姿もちらほら見られるようになりました。少し前までは群れていたカルガモは、子育ての時期になり二羽ずつのペアであちこちに散らばって過ごしています。ミツガシワは見頃をちょっと過ぎたようですが、この白く可憐な花を見に多くの人が訪れていました。

1999.4.13

中国分/晴/25°C

クビキリギスの写真  この日は朝から暖かく、昼には25度にまで達したようです。夜になると、この暑さに刺激されて鳴き始めたのでしょう、クビキリギスの鼓膜を突き刺すような甲高い声があちこちで聞こえます。道沿いの薄暗い斜面にはウラシマソウが咲いていました。

1999.4.11

中国分/雨/15°C

ミツガシワの写真  雨の日曜日でしたが、選挙の投票に行ったついでに近所の池でちょっと観察。ミツガシワがいつの間にか水面から葉をのぞかせ、真っ白な花を咲かせています。林の周辺ではムラサキケマンが紫色の地味な花をつけています。カモたちはこの一週間ほどの内にすっかり少なくなりました。キンヒバリは5匹ほど鳴いていました。

1999.4.4

中国分/晴/15°C

キンヒバリの写真  土日がソメイヨシノの満開と重なり、天気もそこそこいいとあって、公園は花見客でいっぱい。コオロギの仲間のキンヒバリが鳴いていました。2月中旬以来、江戸川から離れた市街地ではユリカモメは姿を消していたのですが、今日は一羽だけ池に来ていました。

1999.4.3

中国分/曇/13°C

ソメイヨシノの写真  2日は一日中強風が吹き荒れ、せっかく咲いた桜が散ってしまうのではと心配でしたが、満開になる前だったのでそれほど影響はありませんでした。3日は気温こそ低かったものの、ソメイヨシノはほぼ満開になり、ちょうどこの週末が見頃になりました。例年よりは数日早めのようです。  春の花が次々に咲き始め、草地はずいぶんカラフルになってきました。タチツボスミレツボスミレといったスミレの仲間も見つけることができます。

1999.4.1

国府台/晴/18°C

タチツボスミレの写真  ここ数日は最高気温が10度以下の寒い日が続いていましたが、今日になっていきなり気温が上がり、久しぶりに青空が広がりました。ソメイヨシノは一気に花を開いて5分咲きほどになっています。この時期を待っていたかのようにヒヨドリたちがさかんに蜜を吸っていました。タチツボスミレがひっそりと紫の花を咲かせていました。