2005.07.01B1順位戦2回戦高橋道雄VS井上慶太では67手め86同銀だったが、行方は同飛。飛車交換なら入玉の楽しみもあるが中村は優勢を意識しているので85桂。手順に84歩で中村は負けないと思ったはず。以下行方も食いつくが74手め35歩が中村W。行方はついにアタマも切れて角交換要請。
最近この形は入玉を示唆した方が勝ち。敵玉のアタマに重石を重ねた中村爆笑譜。次は三浦に勝って森内と三番勝負。中村竜王は近い。

日時：2005.08.03
棋戦：竜王戦準々決勝
戦型：相矢倉37銀
先手：行方尚史
後手：中村修
▲７六歩    ▽８四歩    ▲６八銀    ▽６二銀    ▲５六歩    ▽５四歩
▲４八銀    ▽３四歩    ▲６六歩    ▽４二銀    ▲５八金右  ▽７四歩
▲７八金    ▽３二金    ▲６九玉    ▽４一玉    ▲６七金右  ▽５二金
▲７七銀    ▽３三銀    ▲７九角    ▽３一角    ▲３六歩    ▽４四歩
▲３七銀    ▽６四角    ▲６八角    ▽４三金右  ▲７九玉    ▽３一玉
▲８八玉    ▽９四歩    ▲４六銀    ▽５三銀    ▲３七桂    ▽７三角
▲１六歩    ▽１四歩    ▲２六歩    ▽２四銀    ▲３八飛    ▽２二玉
▲１八香    ▽９五歩    ▲６五歩    ▽８五歩    ▲２五桂    ▽４二銀
▲３五歩    ▽同　銀    ▲同　銀    ▽同　歩    ▲１五歩    ▽同　歩
▲６四歩    ▽同　角    ▲３五飛    ▽２四銀    ▲６五飛    ▽７三桂
▲６六飛    ▽９六歩    ▲同　歩    ▽９七歩    ▲７五歩    ▽８六歩
▲同　飛    ▽８五桂    ▲７六銀    ▽８四歩    ▲１三歩    ▽同　香
▲１二歩    ▽３五歩    ▲４六角    ▽９八歩成  ▲同　香    ▽９七歩
▲同　香    ▽２五銀    ▲６四角    ▽同　歩    ▲１一歩成  ▽同　玉
▲４一銀    ▽３一金    ▲２五歩    ▽４一金    ▲２四歩    ▽２二玉
▲１四歩    ▽同　香    ▲２五銀    ▽２四歩    ▲１四銀    ▽９四桂
▲８五飛    ▽同　歩    ▲７四歩    ▽８六歩    ▲１一角    ▽３二玉
▲７三歩成  ▽９二飛    ▲８五香    ▽８七歩成  ▲同　銀    ▽８六歩
▲９八銀    ▽５三金    ▲８二香成  ▽８七銀    ▲同　金    ▽同歩成
▲同　銀    ▽８六歩    ▲７八銀    ▽８七歩成  ▲同　銀    ▽６九角
▲３四銀    ▽５一金    ▲３三歩    ▽４一玉    ▲３二歩成  ▽同　玉
▲７八歩    ▽８六歩    ▲９八銀    ▽８七飛    ▲同　銀    ▽同歩成
▲同　玉    ▽８二飛    ▲投了
134手で後手の勝ち

中村にはいろいろ勝ち方があったが118手めのムダな歩の成り捨ては康光棋聖を意識。22飛はゼンゼン怖くないので先に成り香取る変化でもよかった。おかげで34銀と51金の交換まで演じて行方までムダな歩の成り捨て。悔しかったら序盤から作戦を工夫しないとどうせその先でコケる。森内に隣で笑われてるから。

2005.08.03竜王戦準々決勝　森内VS片上　対四間アナシスビッグ4

すでに終わっていた。当家頓死シリーズよりヒドイ。
三桂あって詰まぬことナシどころか名人に三桂は多すぎた。

日時：2005.08.03
棋戦：竜王戦準々決勝
戦型：対四間アナシスビッグ4
先手：森内俊之名人
後手：片上大輔四段
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲２五歩 ▽３三角
▲４八銀 ▽４二飛 ▲６八玉 ▽６二玉 ▲７八玉 ▽７二銀
▲５六歩 ▽７一玉 ▲７七角 ▽５二金左 ▲５八金右 ▽３二銀
▲５七銀 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽８二玉 ▲６六歩 ▽６四歩
▲６七金 ▽４三銀 ▲７八金 ▽７四歩 ▲９八香 ▽７三桂
▲９九玉 ▽８四歩 ▲８八銀 ▽５四銀 ▲６八銀 ▽４五歩
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６五歩 ▽７七角成 ▲同銀右 ▽３三角
▲６四歩 ▽４六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲３二角 ▽４九飛成
▲２一角成 ▽４三歩 ▲３二馬 ▽３九龍 ▲３三馬 ▽２八龍
▲６八銀 ▽２九龍 ▲１一馬 ▽４九飛 ▲７九香 ▽４四歩
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽７六桂 ▲６六桂 ▽６八桂成
▲７三歩成 ▽同　銀 ▲６八金寄 ▽６五歩 ▲５四桂 ▽同　歩
▲２一馬 ▽７六桂 ▲同　金 ▽同　歩 ▲７五桂 ▽７四銀打
▲６三歩成 ▽７五銀 ▲７三と ▽同　玉 ▲５四馬 ▽７七桂
▲５五角 ▽８三玉 ▲６七桂 ▽８九桂成 ▲同　玉 ▽７七桂
▲同　角 ▽同歩成 ▲７五桂 ▽９三玉 ▲８二銀 ▽同　玉
▲６四馬 ▽投了
97手で先手の勝ち

森内圧勝に見えるがコレでも名人は相当手抜きして形作りに協力している。片上完全に弄ばれた。

2005.08.03王位戦第3局　康光VS羽生　相掛り角換り腰掛け銀
実況&分析以後はアンチテーゼ摸索。
三桂あって詰まぬことナシは本当か？
産経棋聖の宴会芸にしては凝っている。
裏番組の名人はあの格言の正当性を今立証しようとしている。

日時：2005.08.03
棋戦：王位戦第3局
戦型：相掛り角換り腰掛け銀
先手：佐藤康光
後手：羽生善治
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲３六歩 ▽６五銀 ▲４七銀 ▽７六銀 ▲８八銀 ▽６五歩
▲５八金 ▽２二銀 ▲８六歩 ▽７五角 ▲８五歩 ▽同　銀
▲３五歩 ▽同　歩 ▲６三角 ▽９五歩 ▲同　歩 ▽９八歩
▲同　香 ▽９七歩 ▲同　桂 ▽７四銀 ▲８五歩 ▽８二飛
▲１八角成 ▽９六歩 ▲７六歩 ▽６四角 ▲３四歩 ▽９七歩成
▲同　銀 ▽９三桂 ▲３三歩成 ▽同　金 ▲５六桂 ▽５五角
▲４五馬 ▽９九角成 ▲３四歩 ▽３二金 ▲８八銀 ▽９八馬
▲５五馬 ▽８五飛 ▲８七歩 ▽６二金 ▲３七桂 ▽９六歩
▲４五桂 ▽４一桂 ▲９四歩 ▽９七歩成 ▲９三歩成 ▽８八と
▲同　金 ▽８七馬 ▲同　金 ▽同飛成 ▲８八歩 ▽７八金
▲５九玉 ▽９八龍 ▲４八玉 ▽８九龍 ▲３八飛 ▽５四香
▲３三歩成 ▽同　銀 ▲同桂成 ▽同　桂 ▲３四桂 ▽５一玉
▲３三馬 ▽同　金 ▲４二角 ▽６一玉 ▲３三角成 ▽９三香
▲６四桂 ▽４九銀 ▲４三馬 ▽７一玉 ▲５九桂 ▽５八銀不成
▲同　銀 ▽２六角 ▲３七歩 ▽３六桂 ▲４七玉 ▽４八金
▲投了
126手で後手の勝ち

羽生はやはり封じ手で諦めていた。スグの35歩で負けと告白。康光の故意の手抜きで二日目観戦意欲は失せたがよくも繋げたものと呆れる。手抜きしてここまで接戦にできるのだからナンデモもってけドロボーであろう。
70手めは先に45馬でフェイントかけた方が紛れた。56桂は裏番組の有吉を皮肉った手。十字飛車狙いはすぐバレるので羽生に全部受けられる。丸山みたいな手を羽生に指させる棋士は康光だけ。後手の右金を攻めれば逆転のチャンスはあった。114手めは82とが入れば相当。と金取られて一挙に瓦解。羽生は終始冴えない指し口。これでは勝っても欲求不満。今日は康光が一番楽しんだ。次は森内。

75手め76同金の場合
先手：首出します？2
後手：首出します　2
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲２五歩 ▽３三角
▲４八銀 ▽４二飛 ▲６八玉 ▽６二玉 ▲７八玉 ▽７二銀
▲５六歩 ▽７一玉 ▲７七角 ▽５二金左 ▲５八金右 ▽３二銀
▲５七銀 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽８二玉 ▲６六歩 ▽６四歩
▲６七金 ▽４三銀 ▲７八金 ▽７四歩 ▲９八香 ▽７三桂
▲９九玉 ▽８四歩 ▲８八銀 ▽５四銀 ▲６八銀 ▽４五歩
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６五歩 ▽７七角成 ▲同銀右 ▽３三角
▲６四歩 ▽４六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲３二角 ▽４九飛成
▲２一角成 ▽４三歩 ▲３二馬 ▽３九龍 ▲３三馬 ▽２八龍
▲６八銀 ▽２九龍 ▲１一馬 ▽４九飛 ▲７九香 ▽４四歩
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽７六桂 ▲６六桂 ▽６八桂成
▲７三歩成 ▽同　銀 ▲６八金寄 ▽６五歩 ▲５四桂 ▽同　歩
▲２一馬 ▽７六桂 ▲同　金 ▽同　歩 ▲７五桂 ▽７四銀打
▲８六桂 ▽７五銀 ▲７四歩 ▽６二銀 ▲７三銀 ▽８三玉
▲５四馬 ▽７九飛成 ▲同　銀 ▽同　龍 ▲７二角 ▽投了
89手で先手の勝ち

74手め66歩の場合
先手：首出します？
後手：首出します
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲２五歩 ▽３三角
▲４八銀 ▽４二飛 ▲６八玉 ▽６二玉 ▲７八玉 ▽７二銀
▲５六歩 ▽７一玉 ▲７七角 ▽５二金左 ▲５八金右 ▽３二銀
▲５七銀 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽８二玉 ▲６六歩 ▽６四歩
▲６七金 ▽４三銀 ▲７八金 ▽７四歩 ▲９八香 ▽７三桂
▲９九玉 ▽８四歩 ▲８八銀 ▽５四銀 ▲６八銀 ▽４五歩
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６五歩 ▽７七角成 ▲同銀右 ▽３三角
▲６四歩 ▽４六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲３二角 ▽４九飛成
▲２一角成 ▽４三歩 ▲３二馬 ▽３九龍 ▲３三馬 ▽２八龍
▲６八銀 ▽２九龍 ▲１一馬 ▽４九飛 ▲７九香 ▽４四歩
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽７六桂 ▲６六桂 ▽６八桂成
▲７三歩成 ▽同　銀 ▲６八金寄 ▽６五歩 ▲５四桂 ▽同　歩
▲２一馬 ▽６六歩 ▲同　金 ▽７四桂 ▲７五金 ▽７九飛成
▲同　銀 ▽同　龍 ▲８八銀 ▽６八龍 ▲５四馬 ▽７八銀
▲８一飛 ▽９二玉 ▲８三角 ▽９三玉 ▲９四角成 ▽同　玉
▲８六桂 ▽９三玉 ▲９一飛成 ▽９二歩 ▲９六香 ▽投了
95手で先手の勝ち

73手め86桂の場合
先手：三桂あるなら詰ませたい2
後手：三桂あったら頓死したい2
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲２五歩 ▽３三角
▲４八銀 ▽４二飛 ▲６八玉 ▽６二玉 ▲７八玉 ▽７二銀
▲５六歩 ▽７一玉 ▲７七角 ▽５二金左 ▲５八金右 ▽３二銀
▲５七銀 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽８二玉 ▲６六歩 ▽６四歩
▲６七金 ▽４三銀 ▲７八金 ▽７四歩 ▲９八香 ▽７三桂
▲９九玉 ▽８四歩 ▲８八銀 ▽５四銀 ▲６八銀 ▽４五歩
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６五歩 ▽７七角成 ▲同銀右 ▽３三角
▲６四歩 ▽４六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲３二角 ▽４九飛成
▲２一角成 ▽４三歩 ▲３二馬 ▽３九龍 ▲３三馬 ▽２八龍
▲６八銀 ▽２九龍 ▲１一馬 ▽４九飛 ▲７九香 ▽４四歩
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽７六桂 ▲６六桂 ▽６八桂成
▲７三歩成 ▽同　銀 ▲６八金寄 ▽６五歩 ▲５四桂 ▽同　歩
▲８六桂 ▽８三銀 ▲１六角 ▽７九飛成 ▲同　銀 ▽同　龍
▲８八銀 ▽１九龍 ▲４九歩 ▽７六桂 ▲同　金 ▽同　歩
▲７五桂 ▽８五銀 ▲４四馬 ▽１八龍 ▲８三桂成 ▽同　玉
▲７五桂 ▽７二玉 ▲８三銀 ▽８一玉 ▲７一飛 ▽同　金
▲同　馬 ▽同　玉 ▲７二金 ▽投了
99手で先手の勝ち

72手め75歩の場合
先手：ナマケタ&タコブラザーズ
後手：中村座納涼会
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽６二銀 ▲５六歩 ▽５四歩
▲４八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽７四歩
▲７八金 ▽３二金 ▲６九玉 ▽４一玉 ▲６七金右 ▽５二金
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽９四歩 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽７三角
▲１六歩 ▽１四歩 ▲２六歩 ▽２四銀 ▲３八飛 ▽２二玉
▲１八香 ▽９五歩 ▲６五歩 ▽８五歩 ▲２五桂 ▽４二銀
▲３五歩 ▽同　銀 ▲同　銀 ▽同　歩 ▲１五歩 ▽同　歩
▲６四歩 ▽同　角 ▲３五飛 ▽２四銀 ▲６五飛 ▽７三桂
▲６六飛 ▽９六歩 ▲同　歩 ▽９七歩 ▲７五歩 ▽８六歩
▲同　飛 ▽８五桂 ▲７六銀 ▽８四歩 ▲１三歩 ▽７五歩
▲６五銀 ▽２八角成 ▲４六角 ▽同　馬 ▲同　歩 ▽６四歩
▲７四銀 ▽９二飛 ▲９五銀 ▽投了
81手で先手の勝ち

68手め73同玉+77手め21馬の場合
先手：三桂あるなら詰ませたい
後手：三桂あったら頓死したい
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲２五歩 ▽３三角
▲４八銀 ▽４二飛 ▲６八玉 ▽６二玉 ▲７八玉 ▽７二銀
▲５六歩 ▽７一玉 ▲７七角 ▽５二金左 ▲５八金右 ▽３二銀
▲５七銀 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽８二玉 ▲６六歩 ▽６四歩
▲６七金 ▽４三銀 ▲７八金 ▽７四歩 ▲９八香 ▽７三桂
▲９九玉 ▽８四歩 ▲８八銀 ▽５四銀 ▲６八銀 ▽４五歩
▲２四歩 ▽同　歩 ▲６五歩 ▽７七角成 ▲同銀右 ▽３三角
▲６四歩 ▽４六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲３二角 ▽４九飛成
▲２一角成 ▽４三歩 ▲３二馬 ▽３九龍 ▲３三馬 ▽２八龍
▲６八銀 ▽２九龍 ▲１一馬 ▽４九飛 ▲７九香 ▽４四歩
▲７五歩 ▽同　歩 ▲７四歩 ▽７六桂 ▲６六桂 ▽６八桂成
▲７三歩成 ▽同　玉 ▲７四歩 ▽６四玉 ▲６八金引 ▽６五銀
▲５五角 ▽６三玉 ▲６七桂 ▽６四銀 ▲２一馬 ▽５四歩
▲６四角 ▽同　玉 ▲５七桂 ▽７六銀 ▲５四馬 ▽投了
83手で先手の勝ち

2005.08.03朝日オープン　有吉VS吉田　対三間SMショー
日時：2005.08.03
棋戦：朝日オープン予選14組3回戦 千日手指直し
戦型：対三間SMショー
先手：有吉+代打奨励会初段
後手：吉田+朝日アマ名人
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲４八銀 ▽３二飛
▲２五歩 ▽３三角 ▲６八玉 ▽４二銀 ▲７八玉 ▽６二玉
▲７七角 ▽７二銀
*先程はスミませんでした
▲８八玉
*途中から記録係に代わるけどね
▽７一玉 ▲９八香 ▽５二金左 ▲９九玉 ▽６四歩 ▲８八銀
▽５四歩 ▲５六歩 ▽７四歩 ▲６八角
*86角でカレシなら勝つというんだけどホント？
▽５三銀 ▲３六歩 ▽６五歩
*46角とされていただけますか？
▲７九金
*敬語はキチンと使わないとチキンと思われます
▽４五歩
*オワだろボケ
▲３七桂
*外国語もできるんだねー
▽４二飛 ▲５八金
*まあソロソロ来なさい
▽７三桂 ▲２四歩
*70歳でもね、君、立つ時があるんです
▽同　歩 ▲５九銀
*これが大山流です。大山先生なら絶対にこう指しますから
▽６三金
*勉強になります。次に48飛でもう1局教えてください
▲２四角
*カレシも今日はデートあるから
▽２二飛 ▲２五歩 ▽４四角 ▲４五桂 ▽６二銀 ▲６八角
▽２六歩 ▲２四歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽８四歩
*控え室では好手だそうです。
▲２九飛
*自分の力だけを信用しなさい。
▽８二玉 ▲４八銀
*さあ来ないと本当に千日手にしますよ
▽５五歩
*ここしかないですね。77角でいかがですか？
▲同　歩
*そう言う手はタイトル戦で指すものです。素直に取るのが礼儀と心得ておきなさい。
▽同　角
*ハイ
▲２六飛
*では私はこの辺で。
*君、あとはウマクね。
▽５二飛
*目前に奨励会初段が座っている。思わず大長考後対局拒否を記者に伝えるが怒られる。「ゴースト棋士を有吉先生と思って指し継いで下さい」
▲５三歩
*大盤解説場の有吉
*「これはいい手ではありません。大山先生なら59銀とします」
▽４二飛 ▲４六歩 ▽３三桂 ▲同桂成
*大盤解説場の有吉
*「これも悪手です。23歩成なら先手優勢でしょう。清水さんなら52歩成でしょう」
▽同　角
*大盤解説場の有吉
*「老獪な指し回しです。フツー行きたくなるんですが、ガマンするのが大切なんですね」
▲２三歩成 ▽４四角 ▲３二と
*大盤解説場の有吉
*「飛車を逃げると56桂と打たれます」
▽４三飛
*大盤解説場の有吉
*「26角ではと金が残って大抵ダメです」
▲２一飛成 ▽５三飛
*大盤解説場の有吉
*「老獪な指し方です。大山先生でもこう指します」
▲５七歩
*大盤解説場の有吉
*「これは大悪手です。夏ですから皆さんも一層暑苦しく感じませんか？　ここは56歩と打ちたいところです」
▽６四桂
*大盤解説場の有吉
*「これで先手は一層困りました」
▲８六角
*大盤解説場の有吉
*「先逃げしただけです。手筋でもなんでもアリマセン」
▽８五桂
*大盤解説場の有吉
*「穴熊崩しの主役です。この桂は安全ですから先ほどの角出がいっそう悪手になります」
▲５六桂
*大盤解説場の有吉
*「57歩を打ったためにこんな勝負手しかないんです。佐藤棋聖なら怒るでしょう」
▽同　桂 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲５七銀 ▽７六飛
*大盤解説場の有吉
*「ここで先ほどお見せした56歩変化と似たような十字飛車になりますが、今度は遊んでいた飛車で角を取れますので後手の大戦果です」
▲７七歩
*大盤解説場の有吉
*「これは先手からの形作り要請です」
▽８六飛 ▲同　歩 ▽８七桂
*大盤解説場の有吉
*「穴熊崩しの決め手です。アマチュアの皆さんはこれでまだまだと思われるでしょうがプロならひとめで先手負けです」
▲同　銀 ▽７七桂成 ▲同　桂 ▽同角成
*大盤解説場の有吉
*「歩のない将棋は負け将棋と言います。将棋の格言にはオカシなモノもありますねえ。三桂あって詰まぬことナシと言いますが、内藤さんは三桂あって詰んだことナシと言います」
▲８八金 ▽８七馬 ▲同　金 ▽６九角 ▲５五角
*大盤解説場の有吉
*「相手に相駒を使わせる手筋に見えますが、大山先生なら迷わず88飛でしょう。やってみましょうか」
▽６四銀 ▲１一角成 ▽８七角成 ▲８九香
*大盤解説場の有吉
*「とまあ最後は29龍で受けつぶすのが大山流なんです。局面が動いてますが89香は77桂が詰めろで効果ありません」
▽７七桂
*大盤解説場の有吉
*「ああやっぱりそう指しましたね。お強い。これでまだ19歳なんですから将来が楽しみです」
▲８八飛
*大盤解説場の有吉
*「ついに出ましたか。これが大山先生の手です。でももう遅いでしょう。大山先生は29龍を決め手にしますから」
▽同　馬
*大盤解説場の有吉
*「これはアマチュアの皆さんにもお判りでしょう。同香と取ると？
*そう。そこの方正解です。1手詰みです。これで投了でしょう」
▲同　玉 ▽８九桂成 ▲同　玉
*大盤解説場の有吉
*「あれ？まだ指しますか。これで先手は桂馬が4枚駒台にあります。マシュダ一家ならフォアカードで先手勝ちにします」
▽７五香 ▲７八桂
*大盤解説場の有吉
*「内藤さんは詰め将棋なら桂馬4枚で傑作を作れるそうです。これは渡辺明さんが森内名人竜王に指した手です。皆さんはマネしてはいけません」
▽８七金 ▲６八金
*大盤解説場に来た二上
*「そろそろ対局場で感想戦準備でも。お、先手もガンバリますね。後手は3枚攻めです。先手は11馬が命綱なんですがさあどうなりますやら」
▽５九飛
*大盤解説場に来た中原
*「55歩で終わりにしろ。いつまでやってんだか」
▲７九桂
*大盤解説場に来たゴーダ
*「私なら69桂ですけどね。金にアテても飛車が居るので取ったら反則負けになります」
▽５七飛成
*大盤解説場に来た長沼
*「今度55歩は高齢者虐待で刑務所行きでしょう」
▲８七桂
*大盤解説場に来た神吉
*「未成年だと少年Ａといーますねん。その師匠は中年デブ。こんなんで受ける客まだおるん？」
▽６八龍
*大盤解説場に来た長沼
*「どの駒取りましょうか」
▲７五桂
*大盤解説場に来た内藤
*「やっておったん？　人間歳取ると尿漏れも気にならんね」
▽７九金
*大盤解説場に来た淡路
*「ナイトーセンセも本部長とかワケわからん役引き受けた手前ナンカせんと」
▲９九玉
*大盤解説場に来た南
*「（無言で立ち去る）」
▽７五歩
*大盤解説場に来た福崎
*「やっと出番来たもーたら難解な局面なんでよー解説できまへん。迷います。コッチ取ると金で弾かれますけどコッチ取ると救急車呼ばなアカン」
▲ 116手でタオル

朝日の実況タイムのゴマカシも悲しい。千日手成立の1時間後に公表。朝日も情報操作するような新聞社。当家のUPの方が早いとは。
棋譜は情報操作以下。中味がないならまだいい。これはヒワイそのもの。
有吉もギリギリまで付き合ったが先手が手を換えないなら仕方ない。
カッコつけて角換り腰掛け銀など見せるタマではなかった。
有吉。もういいから家帰って寝ろ。仕事終わり。福間貴斗初段に指し手を適当に書かせて負けてやれ。どーせ「ご冗談の間」での対局。
34桂？寝言は家でコイてろ。

その後の朝日OPは笑点からケーブルテレビのマナ板ショーとなった。
飛車を4回上下させると子供のマスターベーション完成。
倒産した父さんは夜逃げ。こっそり部屋に入ったママは我が子の秘密を見たはずだった。その部屋は誰もが見ていた。

マシュダ一家思春期杯
先手：飛車を4回シコシコ
後手：ヒノタマヒノタマ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲７八金 ▽３二金 ▲２六歩 ▽８五歩
▲７七角 ▽３四歩 ▲８八銀 ▽７七角成 ▲同　銀 ▽４二銀
▲３八銀 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩 ▲４七銀 ▽６三銀
▲５八金 ▽５二金 ▲６八玉 ▽５四銀 ▲５六銀 ▽６五歩
▲７九玉 ▽４一玉 ▲３六歩 ▽３一玉 ▲１六歩 ▽１四歩
▲９六歩 ▽９四歩 ▲３七桂 ▽３三銀 ▲２五歩 ▽４四歩
▲４八金 ▽６四角 ▲４七金 ▽７四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六飛 ▽４二金右 ▲２八飛 ▽２二玉 ▲２六飛 ▽３一玉
▲２八飛 ▽２二玉 ▲２六飛 ▽３一玉 ▲２八飛 ▽２二玉
▲２六飛 ▽３一玉 ▲千日手
56手まで

さて先程から念仏を唱えている有吉は4回目はどうするのか？
実は先手は55手めに突然手を換える。要するに大御所をカラかってみたかったというオチ。

花作りの妖精ではアンマリだと言うので当家ではトリックを用意した。
34歩を打つゾ打つゾと見せかけて相手をジラす。香損で取った歩はやはり77地点に打つと言うドンデン返し。

先手：86歩を打たせて77歩実現
後手：59手め34歩なら勝ちと油断
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲３六歩 ▽６五銀 ▲４七銀 ▽７六銀 ▲８八銀 ▽６五歩
▲５八金 ▽２二銀 ▲８六歩 ▽７五角 ▲８五歩 ▽同　飛
▲９七桂 ▽８二飛 ▲３五歩 ▽８六歩 ▲８五歩 ▽３五歩
▲１五歩 ▽同　歩 ▲同　香 ▽同　香 ▲７七歩 ▽８七銀成
▲同　銀 ▽同歩成 ▲同　金 ▽投了
63手で先手の勝ち

47手めで王位戦は昼食休憩　康光シジフォスで幕引きの場合

43手めは仕方なく58金。すでに無条件で1歩損して康光もやる気ない。
ゴメンねと羽生が笑って44手め22銀。
そこで棋聖渾身のタコ手45手め86歩。次に77歩で銀を殺すと言う恫喝ではない。75角と打てと言っている。羽生は笑った直後なので素直に75角。77歩なら86角でまた歩がタダ。この構図は昨日も出てきた。
もう1歩あれば必勝と言う場合が将棋には多発する。
康光は逆に思考。1歩入手が必勝なら1歩損はどうかと。
ところが2歩損はマズい。
47手め85歩とは次に86角の王手を喰らうよりマシと言う悪アガキに見える。言わば形作り要請に近い。花作りの妖精なら周囲は微笑む。
どこまで指しても先手には1歩足りないシジフォスを演じる場合は以下。

王位戦第3局は康光のお中元で幕引きの場合
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲３六歩 ▽６五銀 ▲４七銀 ▽７六銀 ▲８八銀 ▽６五歩
▲５八金 ▽２二銀 ▲８六歩 ▽７五角 ▲８五歩 ▽同　飛
▲９七桂 ▽８二飛 ▲３五歩 ▽８六歩 ▲８五歩 ▽３五歩
▲投了
54手で後手の勝ち

その後二手進んで42手めの局面で先手は師匠神吉と相談中。
負けたくないなら千日手。
角換り腰掛け銀の8th膠着ではどちらも芸ナシだったと言うだけ。
アフリカ残酷物語は笑点に番組変更。
千日手のフリをして有吉を怒らせると奨励会で落とされる。
そこまで挑発していいかと一応師匠にイヌタマ掲示板で聞く。
指し直しは後手の四間穴熊でやってくれと神吉は返事。
「対瀬川戦で参考にするから」
ところが有吉が頭から湯気立てている。
なにかつぶやいている。
「ヒノタマヒノタマ」

本日の竜王戦
森内俊之名人vs片上大輔四段=対四間アナシス　31手めまで
行方尚史七段 vs中村修八段=矢倉37銀　31手めまで
久しぶりに名人登場。勝つ気で居るようだがそれはお隣の中村次第。だから急戦はやらないで様子見。
期待の中村は当家ではすでに後手指しやすい。3-3で手番を貰ったので後手から下準備ができる。
今日の昼の目玉焼きは有吉吉田戦なので夕方まで何もしたくないかもしれない。でも中村なら作戦勝ちまで作図できるはず。

子の豹変
33手め37桂=無防備に父に擦り寄る子
34手め33銀=オイデオイデ
35手め25歩=入城しろボケ
36手め44歩=父はしばし我が子の豹変に面食らって7th作成
37手め48金=だから22玉指せと。オーイ山田君補聴器！
38手め64角=（有吉ビビって）一応46歩を取る7thアタックです
39手め47金=取らせネーヨ。おいカンキ。お茶
40手め74歩=（控え室で）神吉君。あの子本当に弟子にしたの？

96歩突かせたいなら後手は15手め72銀とする。62銀で「96歩突きなさい」と言う有吉の恫喝は「負けて下さい」と同義語。
24手め65歩で骨格決定。これは老兵が新参に胸を貸す態度ではない。「ぼうやはひとヒネリ」と有吉は言っている。手負いの獅子が全力で自分の子を殺す意気込み。敵に我が子が殺される前に。
有吉は密かに誓った。これに負けたら引退すると。
79玉のB+で任せる。ネジリ腰掛け銀にすると千日手。
子供がキョトンと親を見るので死を目前にした会話が始まる。
「なぜそんなに怖い顔しているの？」
「ぼうやを殺そうとしている者がいる」
「誰なの？」
父はそれが自分とは言えない。
31手めに子は96歩と突いた。
「そう。それを見たかったんだよ坊や」
▲７六歩 ▽８四歩 ▲７八金 ▽３二金 ▲２六歩 ▽８五歩
▲７七角 ▽３四歩 ▲８八銀 ▽７七角成 ▲同　銀 ▽４二銀
▲３八銀 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩 ▲４七銀 ▽６三銀
▲５八金 ▽５二金 ▲６八玉 ▽５四銀 ▲５六銀 ▽６五歩
▲７九玉 ▽４一玉 ▲３六歩 ▽３一玉 ▲１六歩 ▽１四歩
▲９六歩 ▽９四歩
32手まで

朝日オープン　シルバーシートに真っ先に腰掛ける有吉
第24回朝日オープン将棋選手権予選3回戦
有吉道夫九段70歳VS吉田正和19歳・朝日アマ名人
大阪市関西将棋会館

先手：yosida
後手：有吉
▲７六歩 ▽８四歩 ▲７八金 ▽３二金 ▲２六歩 ▽８五歩
▲７七角 ▽３四歩 ▲８八銀 ▽７七角成 ▲同　銀 ▽４二銀
▲３八銀 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩 ▲４七銀 ▽６三銀
▲５八金 ▽５二金 ▲６八玉 ▽５四銀 ▲５六銀 ▽６五歩
▲７九玉 ▽４一玉 ▲中断
3手め78金「アンタが好きな横歩取り85飛はカンベン」
13手め38銀はシルバーシートに席を譲るフリ。19歳の丸山なら寝たフリで96歩。こっちの19歳奨励会入会希望者はまず関西大御所のキゲンを伺う演技。師匠となったカンキの似非教育成果。
「有吉センセーナメたらアカンで。腰低くナ」
ところが38銀は席を譲るフリした最も狡猾な手。
「ジーさんサー、奨励会入会前の子供相手だから棒銀でもやりーな」
14手め62銀は有吉の怒り。「96歩突きなさい」と教えたい。
15手め46歩=「ジー相手に9筋いらないから」
以下9筋の交換がないまま相腰掛け銀。シルバーシートに先に座ったのが有吉と言う前座オチ。

封じ手40手め76銀は仕方ない。負けても行くしかない
41手め88銀は康光のタコ芝居。35歩なら康光圧勝で羽生はアっそうと言うしかなかった。
康光は王位を簡単に取るよりフルセットやって才能の限界に挑戦してみたいらしい。実より種を取ると。
42手め65歩はカメラに向かって子供が見せるVサイン。初日がダリなら二日目はラッキー池田。結局羽生は41手め35歩でも42手め65歩で受けるしかない。
この将棋は初日で康光圧勝と棋譜に書かれたが、二日目は宴会芸しかない。今日は竜王戦と朝日OPを見る。
康光はすでに仕事を終えたので羽生のプライドの問題。
なぜすぐに41手め35歩とできなかったか？
観戦記者用に康光は昨晩下記の言い訳を用意した。

35手め68玉を自ら敗着にする康光独演会変化
棋戦：マシュダ一家納涼杯
戦型：角換り腰掛け銀
先手：41手め35歩で桂頭狙い
後手：40手め封じ手76銀
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲３六歩 ▽６五銀 ▲４七銀 ▽７六銀 ▲３五歩 ▽６五歩
▲３四歩 ▽同　飛 ▲８二角 ▽９三香 ▲９一角成 ▽７一金
▲９二馬 ▽６六歩 ▲５六馬 ▽６四飛 ▲３四歩 ▽６七歩成
▲同　金 ▽同銀成 ▲同　馬 ▽７六金 ▲３三歩成 ▽同　金
▲６五歩 ▽６七金 ▲同　玉 ▽２四飛 ▲２五桂 ▽３四角
▲投了
66手で後手の勝ち
今日の観戦記者はカメラ前にいつも座りたがるスズヒロなのでウンと頷くであろう。

36手め42玉を敗着にする羽生引退変化
棋戦：マシュダ一家アクビ杯
戦型：角換り腰掛け銀
先手：41手め35歩で桂頭狙い
後手：40手め封じ手76銀
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲３六歩 ▽６五銀 ▲４七銀 ▽７六銀 ▲３五歩 ▽８七銀成
▲３四歩 ▽７八成銀 ▲同　銀 ▽８八飛成 ▲３三歩成 ▽同　金
▲７七角 ▽７九角 ▲６九玉 ▽５七角成 ▲８八角 ▽４七馬
▲５八歩 ▽４六馬 ▲５七桂 ▽２八馬 ▲３三角成 ▽同　玉
▲４五桂 ▽４二玉 ▲８二飛 ▽７二銀 ▲６三金 ▽４六馬
▲７二飛成 ▽投了
67手で先手の勝ち

解題=8筋は完全放置で桂頭狙いから33地点狙い。49手め77角の双頭手でさらに後手に攻めさせる。50手め86角なら同角でも先手勝ち。57手め57桂打が詰み逃れの二段活用。王手飛車の筋で誘い馬を僻地に追いやる。後手が28飛を取っている間に角切りから45桂で寄せ。42玉を敗着にする。

37手め康光長考中2　羽生引退変化即詰み篇

康光がかなり引っ張ってくれるので今度は羽生引退変化即詰み篇まで出来てしまった。

棋戦：マシュダ一家人妻杯3
戦型：角換り腰掛け銀
先手：37手め77玉大股囲い
後手：38手め65銀
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲７七玉 ▽６五銀 ▲同　銀 ▽同　歩 ▲８八玉 ▽８六歩
▲７五銀 ▽８七歩成 ▲同　金 ▽８二飛 ▲８三歩 ▽同　飛
▲８四歩 ▽８二飛 ▲８三角 ▽６二飛 ▲７七桂 ▽５四銀
▲５八金 ▽８二歩 ▲６一角成 ▽同　飛 ▲７二金 ▽４一飛
▲６四銀 ▽６六歩 ▲６二金 ▽６七歩成 ▲同　金 ▽６九角
▲７八銀 ▽４七角成 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩
▲３四飛 ▽２九馬 ▲５四飛 ▽同　歩 ▲５三銀打 ▽投了
77手で先手の勝ち

37手め康光長考中

やはり77玉が可能か本気で考えている。有り得ないことが康光には有り得る。先ほどは44角で後手は失敗した。では先に38手め65銀はどうか。

棋戦：マシュダ一家人妻杯2
戦型：角換り腰掛け銀
先手：37手め77玉大股囲い
後手：38手め65銀
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲７七玉 ▽６五銀 ▲同　銀 ▽同　歩 ▲８八玉 ▽８六歩
▲７五銀 ▽８二飛 ▲８六銀 ▽６六歩 ▲同　歩 ▽４七角
▲６三角 ▽９二角成 ▲３六角成 ▽３五銀 ▲５八馬 ▽４六銀
▲４八金 ▽４五桂 ▲６八銀 ▽投了
57手で先手の勝ち

恍惚の康光
康光の最大傑作写真は3年前の王将戦中継。ルネッサンス前期の静謐のエロスを見る思いであった。
今日のはかなりキテいる。羽生が扇子の中段を握りしめていたのに対し康光は先っぽを持っている。この角度もマズい。しかし二人の行き方を示している。感度優先の康光か、マンナカを指でグリグリの羽生か。

36手め42玉
ここまでひっぱって42玉とは情けない。せっかくイチゴ杯2をUP寸前だったのに。これではその前の前の人妻杯に戻ってしまう。
羽生は退席。康光が今度は脇息上の肘にアタマを載せて苦悩している。
やっちゃおーかと真剣に考えているようだが、それ以前に羽生の腰抜けが許し難い。なんでいつも私が見せる役でアンタはナニもしないのかと。

康光は二日制の王位戦でも終始正座だったがハブはついにここでアグラ。先程は脇息に肘あてて頭を支えていた。ここで長考すると言うことは86歩変化を探っている。まずマシュー85飛の改作が後手で可能か。羽生引退変化から。

羽生引退変化1
棋戦：マシュダ一家イチゴ杯
戦型：角換り腰掛け銀
先手：36手め65銀
後手：40手め86歩
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽６五銀
▲同　銀 ▽同　歩 ▲５八金 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛
▲８七歩 ▽７六飛 ▲８五角 ▽４六飛 ▲４七歩 ▽３九角
▲４六歩 ▽２八角成 ▲４一飛 ▽投了
51手で先手の勝ち

35手め68玉に羽生長考中　玉を囲う時の心構え

昼食前に康光が指した68玉はもしかしたら77玉のダルマ流で88地点まで2手でカコっちゃおうと言う手かもしれない。最近の康光ならそんなマサカと言う手が有り得る。
羽生にしてみればまず84飛で戦って先手の手損のままで後手から攻めが有り得るのかと言う摸索。そんなモノはないと棋聖が言っている。でも先手にその主張の代替はあるかもしれない。
女を囲うと大変だが玉を囲う時ぐらい笑顔でいたい。でも77玉など康光にやられた日にはハブも面目がない。

棋戦：マシュダ一家人妻杯
戦型：角換り腰掛け銀
先手：37手め77玉大股囲い
後手：37手め44角
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲６八玉 ▽４二玉
▲７七玉 ▽４四角 ▲６六角 ▽６五銀 ▲４四角 ▽同　歩
▲６五銀 ▽同　歩 ▲８八玉 ▽投了
45手で先手の勝ち

昨日の棋王戦本戦対先崎戦はやはり負けた。千日手指し直しから先手番矢倉でアホな手指して先崎に角切られたと本人が言っている。
かなり余裕で遊んでいるので恩売りであろう。これで竜王戦に集中できる。
44手目の角切りはいくらなんでも渡辺明が86銀で先崎にやらせた5thアタック。例の踊る人形のオチとなった。先崎自戦記への手土産。
カンキみたいに先崎は喋りながら指す。角切りの時に「イチゴイチエに行く？」と聞かれたらしい。すぐに人妻専門店と判る。ところが日記で渡辺明はわざわざ「一期一会」と漢字で書いている。意味を知らなかったのかワイフへの配慮なのか定かでない。将棋で言うとイチゴはオワに近い。康光のイチゴ白書とは趣が違う。イチヨがつくと行かず後家専門の店の名前になる。

33手め33角成!!! マシュー85飛の場合

康光凄すぎる。これで負けたら八百長になるので当家に早速作図依頼が来た。そこで羽生に82飛の1手分をどこかで指させないといけない。

マシュー85飛の場合
日時：2005.08.02
棋戦：マシュダ一家梅星杯
戦型：銀冠角換り腰掛け銀
先手：マシュー85飛本番
後手：82飛で待機
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽３四歩
▲３八銀 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛
▲７六歩 ▽９四歩 ▲９六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽６四歩
▲４七銀 ▽６三銀 ▲５六銀 ▽５四銀 ▲１六歩 ▽１四歩
▲７七角 ▽３三角 ▲同角成 ▽同　桂 ▲８八銀 ▽２二銀
▲７七桂 ▽２四歩 ▲８六歩 ▽２三銀 ▲８七銀 ▽４二玉
▲６八玉 ▽４四歩 ▲３六歩 ▽８二飛 ▲５八金 ▽５二金
▲３七桂 ▽７四歩 ▲２五歩 ▽同　歩 ▲同　桂 ▽同　桂
▲同　飛 ▽２四歩 ▲８五飛 ▽８四歩 ▲７一角 ▽８三飛
▲７五桂 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽７三桂打 ▲６六歩 ▽３七角
▲４七金 ▽１九角成 ▲６五歩 ▽２九馬 ▲６四歩 ▽６六香
▲７九玉 ▽５五桂 ▲６三歩成 ▽同　金 ▲５五銀 ▽７四歩
▲５四銀 ▽７五歩 ▲６三銀成 ▽４七馬 ▲８八玉 ▽７六歩
▲２二銀 ▽７七歩成 ▲同　金 ▽２二金 ▲５三角成 ▽３二玉
▲３一金 ▽３三玉 ▲５二成銀 ▽１八飛 ▲７八歩 ▽４三金
▲７五馬 ▽６九香成 ▲５三成銀 ▽７九銀 ▲９八玉 ▽６五桂
▲４三成銀 ▽同　飛 ▲６七金 ▽５八飛成 ▲６八歩 ▽同成香
▲５五桂 ▽投了
109手で先手の勝ち

康光は羽生の退席を見て初めて扇子を右手に握り音を出す。
「なんで来ないカナー」と怒っている。
しかしすでに後手番ブレークして2連勝。今日勝てば王位奪取が決まってしまう。羽生が77角成ならそれは康光勝ちであろう。丸山にも説教されたのが今週の羽生だから。
では先手番手損角換り腰掛け銀はどうか。やるワケない。やったらマシュダ一家にモロワザと棋聖は王位に負けたと昼に断定される。
羽生が戻って来た。まだ正座している。勝浦が居ればチンチン蒸れないかと聞くであろう。

31手め77角と32手め33角
以下羽生作成の歩間4からアウンの呼吸で相腰掛け銀。
アウンの呼吸なので1筋の素直な交換が息投合の確認。角道は互いに止めない。常に角交換変化を加えてより危険なパズルを楽しみたい。
ようやく血が廻りだしたハブ。右手に握られた扇子。あの角度から写すとマズい。康光も怪しげな雰囲気を察して左手を上顎にかける。今朝のヒゲの剃り具合を指の腹で探っている。
31手目77角は77角成催促でマシュダ賞狙いの銀冠角換り腰掛け銀。羽生は察して32手め33角で「先手番でソレやらせて」と遠慮ないリクエスト。それでは羽生にマシュダ賞をもって行かれる。
ここまでズーズーしいと今朝の萎れたハブはなんだったのか。

23手め46歩
康光の芸への意欲。これは相腰掛け銀となる。
すると2004.08.13Ａ級順位戦 康光VS丸山から生まれた新戦法「銀冠角換り腰掛け銀」への可能性さえある。まだ角は交換していない。
やはり将棋はセーノで指すと会話にならない。
この手を見ると羽生も元気がでてくる。旧友と久しぶりに語らう時。
なにかとんでもなく新しいモノが見えるねと。

22手めにすぐに72銀はない。康光が19手め76歩としているため。
なぜ棋聖は十字架銀で来ないのか羽生は不思議に思った。
マシュダ一家が現在先手最強と先月も言っていた相掛り十字架銀。
塚田の顔を思い出した。なぜ塚田も清水もいつもウメボシを食べているのか。
一応考える。2-1から3-1にしたら棋聖は27銀を指すのか。
ところが羽生は2-1のまま62銀。これなら先手は十字架銀にしないで腰掛け銀で来るかもしれない。羽生も十字架銀が怖い。というよりカッタルイ。後手からの攻め筋構築が全部先手に丸見え。だから腰掛け銀ならむしろ指しやすい。かなり早い段階で先手に作戦構築権利を譲ってしまうが後手番ならむしろその方がいい。でも12手め34歩の問いかけと方針が違う。74歩を突くカモという94歩の方針とも違う。
気になるので対局室カメラで羽生を見る。
あの子はあんなに落ち込んでいる。アンテナもしおれている。

王位戦第3局　相掛りとセーノ将棋
長野県阿智村昼神温泉郷「昼神グランドホテル天心」
立会人=勝浦修九段と神谷広志七段

相掛りから12手め羽生は34歩。1手でも多く康光の手を先に見たい。
では20手め94歩はどうか？これは逆に自分の手を見せたくない。
だからブランコ前進としてナンバリング。先手から角交換して95角の王手飛車がこれでない。だから後手は74歩が連動して突ける。
先手は必ず受ける。受けないと95歩で負ける。
22手めに羽生は23分考えた。
72銀から最近2局あった縦歩取りも面白い。
康光はお茶飲んでどっちでもお好きな方をと待っている。
羽生は後手であることを思い出す。
将棋には先後しかない。
右廻り左廻りと先後は違う。
将棋をセーノで先後同時に指したらどうなるか。
角交換できないのでどちらかが角筋を止めないといけない。
そうでないと22角成と84歩、あるいはその逆を同時に指してしまいかねない。セーノ将棋は2手で終わってしまう場合がある。