名人戦第3局と第4局の陰影
MashudaBBS2005.05.26-27

2005.05.26
名人戦第4局後日談
2005.05.26
名人戦第4局のもうひとつの問題 千日手
2005.05.26銀河戦 阿部VS加藤 急戦早繰り銀と教皇の肉づき手のこと


2005.05.26銀河戦 阿部VS加藤 急戦早繰り銀と教皇の肉づき手のこと No: 7630 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/27 Fri 23:31:53

名人戦第3局の陰影
急戦早繰り銀と肉づき手のこと 加藤一二三の場合

収録:2005.05.10
放映:2005.05.26
棋戦:第13期銀河戦本戦Cブロック9回戦
持ち時間:15分+30秒
戦型:対77角68銀型 急戦早繰り銀
先手:阿部 隆
後手:加藤一二三
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽3二金 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽7四歩
▲2六歩 ▽7三銀 ▲2五歩 ▽6四銀 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽7五銀
▲7四歩 ▽6四銀 ▲2五飛 ▽2三歩 ▲8五飛 ▽8四歩
▲2五飛 ▽3三桂 ▲2八飛 ▽7二飛 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽2三歩 ▲3四飛 ▽7四飛 ▲6六歩 ▽7三桂
▲6七銀 ▽4二銀 ▲3六飛 ▽7六歩 ▲6八角 ▽7五銀
▲4八玉 ▽4一玉 ▲3九玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽3一玉
▲5六歩 ▽6四飛 ▲5七角 ▽7四飛 ▲6八角 ▽6四飛
▲5七角 ▽7四飛 ▲7七歩 ▽同歩成 ▲同 桂 ▽7六歩
▲6五桂 ▽同 桂 ▲同 歩 ▽7七歩成 ▲3四桂 ▽7八と
▲2二桂成 ▽同 玉 ▲8三角 ▽7六銀 ▲7八銀 ▽2四飛
▲2五歩 ▽同 飛 ▲2六歩 ▽3五歩 ▲2五歩 ▽3六歩
▲同 歩 ▽5一金 ▲7一飛 ▽2六桂 ▲7六飛成 ▽3八桂成
▲同 玉 ▽2六桂 ▲4七玉 ▽2七飛 ▲3七桂 ▽2五桂
▲6六角 ▽3三歩 ▲5八玉 ▽3七桂成 ▲6八玉 ▽4七成桂
▲8四角 ▽4六成桂 ▲2四歩 ▽8八銀 ▲2三歩成 ▽同 金
▲4七歩 ▽7五歩 ▲同 角 ▽4七飛成 ▲4八金 ▽5七金
▲投了
114手で後手の勝ち


名人戦第3局解説で教皇加藤一二三は興奮していた。5月10日の上記収録を羽生が知っているはずはないがと注釈して。
第3手目78金と7手目68銀は二日後の名人戦第3局で羽生が指している。
以下10手目62銀まで名人戦第3局実況&分析参照。
名人戦第3局 羽生の初手76歩
参照>森内の第2手目84歩
参照>羽生の第3手目78金
参照>4手目85歩と5手目77角
参照>羽生の常套句「ソーォですね」四種類のパターン
参照>6手目34歩と7手目68銀 偶数番原理型4シラブル
参照>仮に7手目88銀だった場合の変化 壁銀VS壁角
参照>8手目32金 歩間偶数番

問題は11手目と12手目。
教皇は25歩とすべきと確信している。だから名人戦第3局で記憶違いが発生した。
教皇が何の断りもなく訂正したのは肉づき手の習性。
どっちが本当か放映まで不明だったが当時の分析通りなので目新しいことはない。
参照>11手目46歩 羽生はズルいか?
阿部はズルイ棋士と判明した。11手目46歩で加藤一二三を挑発している。森内は怒らなかったが教皇は激怒。だから12手めが全体重を賭けた74歩。実際に刻印された棋譜を見ると圧倒される。
阿部は2-3の3rdアタックから入ったために早繰り銀の2ndアタックを喰らう。教皇の大局観は正しい。一言で後手が1歩損でも急戦を仕掛ける。
阿部は歩得したのでラクチン将棋で勝ちと思っている。教皇のテンションはますます上がる。こう言う輩には負けられない。阿部はかつて教皇手順を無視した前科がありまだ仮釈放中の身分であった。
参照>200404.26&27名人戦第2局 森内VS羽生 横歩取り85歩 中座飛車の終焉
当家があの日阿部がいかにタコであるかリアルタイムで証明し羽生は完敗であった。
阿部は懲りない。今週の名人戦第4局でもアホなことばかり解説している。羽生のタコ手35歩まで「当然の手」と断言している。それでいて3歩も持って阿部式将棋は逃げてばかり。45手目に36飛としている。中空三角理論が怖くてもナニもできない温泉主義そのもの。当家の年少組では以下の過激変化。

先手:阿部定
後手:鰻料理店石田屋
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽3二金 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽7四歩
▲2六歩 ▽7三銀 ▲2五歩 ▽6四銀 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽7五銀
▲7四歩 ▽6四銀 ▲2五飛 ▽2三歩 ▲8五飛 ▽8四歩
▲2五飛 ▽3三桂 ▲2八飛 ▽7二飛 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽2三歩 ▲3四飛 ▽7四飛 ▲6六歩 ▽7三桂
▲6七銀 ▽4二銀 ▲7五歩 ▽同 飛 ▲6五歩 ▽同 桂
▲6六角 ▽7四飛 ▲7五歩 ▽投了
51手で以下75銀を狙っても55角で先手の勝ち
55角とはまたしても名人戦第4局と重複してしまう。以下年少組の10秒将棋で後手に演出してもらった。10秒とは大げさで実際は3秒程で指している。

先手:阿部式フンドシ
後手:阿部式鰻のキモ
▲7六歩    ▽8四歩    ▲7八金    ▽8五歩    ▲7七角    ▽3四歩
▲6八銀    ▽3二金    ▲3八銀    ▽6二銀    ▲4六歩    ▽7四歩
▲2六歩    ▽7三銀    ▲2五歩    ▽6四銀    ▲2四歩    ▽同 歩
▲同 飛    ▽7五歩    ▲同 歩    ▽8六歩    ▲同 歩    ▽7五銀
▲7四歩    ▽6四銀    ▲2五飛    ▽2三歩    ▲8五飛    ▽8四歩
▲2五飛    ▽3三桂    ▲2八飛    ▽7二飛    ▲2四歩    ▽同 歩
▲同 飛    ▽2三歩    ▲3四飛    ▽7四飛    ▲6六歩    ▽7三桂
▲6七銀    ▽4二銀    ▲7五歩    ▽同 飛    ▲6五歩    ▽同 桂
▲6六角    ▽7四飛    ▲7五歩    ▽7一飛    ▲4八玉    ▽7五銀
▲5五角    ▽7七歩    ▲6八金    ▽6四銀    ▲同 角    ▽同 歩
▲同 飛    ▽7八歩成  ▲6五飛    ▽6八と    ▲6三桂    ▽4一玉
▲7一桂成  ▽同 金    ▲6一飛打  ▽同 金    ▲同飛成    ▽5一金
▲5二銀    ▽3一玉    ▲5一銀不成▽同 銀    ▲同 龍    ▽4一飛
▲同 龍    ▽同 玉    ▲6一飛    ▽5一銀    ▲6二銀    ▽3一玉
▲5一銀不成▽4五桂    ▲3三銀    ▽5七桂成  ▲3九玉    ▽4七桂
▲2八玉    ▽2五飛    ▲2六歩    ▽同 飛    ▲2七歩    ▽3三角
▲4二銀成  ▽2二玉    ▲2一金    ▽1二玉    ▲3二成銀  ▽1四歩
▲3三成銀  ▽3九銀    ▲1八玉    ▽1三玉    ▲2二角    ▽2四玉
▲3四金    ▽1五玉    ▲1六金    ▽同 飛    ▲同 歩    ▽同 玉
▲3六飛    ▽1五玉    ▲6五飛成  ▽2五角    ▲同 龍    ▽同 玉
▲1七桂    ▽1五玉    ▲2六角    ▽投了
123手で先手の勝ち
マシュダ一家風解題
1=77歩。角筋遮断して千日手狙いと王手飛車の仕掛けだが疑問手。
2=59手目に角を切って千日手打開。
3=62手目78歩成。どちらで取っても57桂成から王手飛車なので無視。
4=65手目63桂で阿部のモノマネ。加藤一二三なら75手目51不成と指してからチョンチョンチョンと駒を10秒程叩きマッタ指し相停滞手で成る。相手が阿部のように切れるとすぐに投了しないでクソ粘りを見せてくれる。阿部なら途中で投げろと相手を睨んで意地汚く飛車を取るが食玩組は加藤一二三を讃えて123手で詰ます。

本譜では阿部の腰抜け手に教皇は1歩しかなくとも76歩。こんなトコロに位を張られて75銀と進出されたら以下阿部式はどう転んでも勝てない。教皇が千日手手順で弄んでいる間に阿部も自分のフガイナサに逆切れ。時間稼ぎの同一手順反復で阿部が見つけた手順はふたつ。71手目34桂のフンドシ固めが阿部式。教皇にしてみれば二枚換えなら眠った角などいらない。むしろ死んだ方が役に立つ。75手目の83角が阿部式良い手2。敵玉を攻めずに飛車金取りが嬉しいらしい。島に逆転されて当然の醜悪将棋の極めつけ。フンドシに両取りしかないのでは教皇も怒る。76銀で阿部を殴った。飛車もクレてやる。82手目35歩が駒アタリ奇数番3。教皇が怒ると怖い。両刀使いを平然と見せる。羽生は少なくとも名人戦第4局までにこの棋譜を知っていた。35歩が当然に見えた阿部。阿部解説に呆れてそれをパロディーで指した羽生。こうした符牒は夢で出会う。教皇や羽生の無意識のファンサービスは面白い。無粋なのは阿部式。
100手目37桂成では最後の考慮時間を使って加藤一二三特有の肉づき手。阿部に今度は持将棋にするか聞いている。千日手も持将棋も阿部は避けて勝つ気でいた。前者はふたつのタコ手。後者は対中原戦の後遺症。
105手目24歩が阿部の最後の敗着。後手からの入玉を阻止する手。NHK杯では中原にコレを指されて阿部は負けた。竜王戦で点数勝ちを目指した気迫は「良い手」ボケでとっくに消えてしまった。
肉づき手については囲碁界における事例分析を参照。
自己抑制機能と自己修復機能 第26期棋聖戦七番勝負第5局王立誠と柳時熏をめぐり

阿部は加藤一二三の良性腫瘍言語を悪性腫瘍言語にした。
阿部の発癌言語は先崎同様生まれ育った環境要因から派生している。
棋士の演出とは棋譜。盤外演技は棋譜のオマケでしかない。 オマケにしか興味ないのが日本の趨勢。従って連盟将棋は今後食玩並のチープな展開を見せる。中国で安く生産して日本で売るという発展衰退図式は同じ。


名人戦第4局のもうひとつの問題 千日手 No: 7629 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/26 Thu 11:37:11

今期から名人戦は前期竜王戦同様1局完結方式になった。名人戦第4局で当家が期待したのは後手で羽生が千日手を目指すこと。ところが羽生は初日の最終手56歩で千日手を放棄した。森内提唱方式に永世名人候補が諸手で賛同しないということは後世評価される。康光ならベタ褒めだろう。
森内23手目25歩とは明解にマシュダ一家分析に従った帰結。後手の千日手路線が丸見えでもコレを突かないと現役名人戦として話にならない。
この手で羽生は疑心暗鬼にかられた。初日午前中の分析通り「6手目で羽生は負けるか千日手しかない」のか。
千日手はある。23手目25歩にはマシュダ一家変化の65歩を24手目に繰り上げ当選。それならば45銀と先手が突撃しても35歩はある。5筋で先に1歩渡しては35歩はない。この変化は次の名人戦前に猿マネ棋士が必ずやる。ギリギリ当選の方の変化はキワドイので久保ならやるかもしれない。どこに角と飛車を下がるかで阿部式常識手を選択すると負ける。そこで次期名人戦では早々に千日手になる公算が高い。そこでまた序盤に戻る。
今日の棋士総会は当家にはソーカイ。羽生56歩を連盟棋士は拒否したのが名人戦なので当家のように「仕方ない」と言える棋士はアソコには羽生しかいない。戦後固まった日本の常識とは千日手。それがノラリクラリなのか鎖国政策なのかと言う脚色はできる。そこで江戸時代の鎖国の利点に戻る。彼らは55歩という手自体を正当化し得なかった。イッソのこと54歩自体がオカシーと言い張るのが鎖国論理。しかし現在の連盟棋士は54歩に升田賞を捧げたのであった。以下が図式。

1=54歩は鎖国開放
2=55歩は開国交渉
3=56歩は宣戦布告
4=35歩は洗脳玉砕


名人戦第4局後日談 No: 7628 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/26 Thu 09:04:02

ざっくばらんに名人戦第4局を回想。
終局図はふたりで遊んでいる。二人とも歩を3枚づつ駒台に乗せる変化を見せた。あれはワザとあんなことしている。
羽生は結局歩を1枚損して攻撃するしかなかった。当家分析の最後の分岐に戻ることで羽生は歩損攻撃しかなかったと告白している。
羽生の言い分は谷川の悪影響。以下が当家が察する羽生の言い訳。
1=後手番でマケモトなので捨て将棋
2=序盤で勝敗は決まったのだからキワドク見せろ
3=55角変化には35歩ではなく65歩のマシュダ一家変化
4=35歩を選択すれば36歩しかないという頑固なオゴリ
X=腰掛け銀からの含み資産=仮想歩間を発現させるのが主題

3までは控え室でも青野以外なら解る。
4は53手目に37同飛が阿部。37同飛には先崎は33歩。清算後28歩を残して逆転可能というモノ。阿部は33歩打つようではダメとその後も主張しているのでこうしたケンカは彼らがキチンと解消する。
当家は同飛でも同桂でもどうでもよい。森内の器量の問題。谷川が「パンツ見せろ」と言わないといけないのか?
その谷川が興業将棋にしてしまったのがいけない。だから森内の選択はマトモ。羽生が谷川路線に甘えていたのが元凶。
Xに関しては理解できる。羽生はそれがこの局面で可能かと思考する以外にマシュダ一家分析を覆す色気をそこに感じなかった。
ところが68銀泡踊り一発に55歩の屈辱の受け。46金が55歩取りでは35歩の顔に泥を塗られただけ。65歩変化なら45金の飛車殺し変化などなかった。54飛の中空三角理論は先後逆で横歩取りで何度も出てきた。羽生森内なら基本変化なので見逃すことは有り得ない。44歩が唯一の逆行駒アタリ奇数番3であるとひとめなので読む以前の問題。

Xの先に理論上現れない私生活の問題がある。羽生は三浦との持将棋から深夜の激戦で脳味噌を使い果たした挙げ句第3局で角換り腰掛け銀を選択。名人戦のレベルを落とせないので過去の遺産にすがったトコロまではヨッシー。
あの敗局は痛い。跳躍奇数番3阻止のマシュダ一家戦略にハブが完封された図。三浦が影武者であったかどうかは羽生が告白している。
「床屋に行くヒマがない」と名人戦第4局のインタビューで羽生が述べた。羽生が思考してきたのは仮想歩間行使の権利剥奪の手法。それが35歩にオーバーラップした為に恰好の自己弁護となった。
これは主題として真っ当だが素材が悪すぎる。

最後にトドメ。羽生が35歩にこだわった理由の潜在意識を暴く。
羽生は四間で後手番森内が見せた35歩を思い出した。
マシュダ一家が4タコ軍団を結成した初戦。羽生はこれ以後森内に完敗。古傷は癒えない。また血が滲む。膿がでる。そこに塩を塗ったのが名人戦第4局の三日前に行なわれた第55期王将戦一次予選決勝と2005.05.10の第13期銀河戦本戦Cブロック9回戦

老後のサザエさんはコソ泥猫に本気で怒るであろうか?
三浦は泣いたがネジ式は布団の中で笑うらしい。