実況&分析マシュダ一家
2005.05.23-24名人戦第4局 森内VS羽生 中飛車
55のオゴリ

2005.05.23-24名人戦第4局総括 No: 7627 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/24 Tue 22:03:33

羽生がこのザマではオールランドプレーヤーなどと金輪際紹介する者はヨイショメクラ。久保がいかに貴重な存在かわかる。
敗因1は初日実況&分析通り6手目。敗因2は初日懸念通り64歩。羽生にこの手は無理。永世名人などほど遠い。56歩は羽生の実力では仕方ない。敗着は30手目35歩。この全変化は後手負けと初日にハッキリ判明している。以下見どころナシ。フザケルにもほどがある。やはり久保に出てきてもらいたかった。
なぜ羽生が故意に35歩を指したか手にとるように解る。先崎が知っている。あとはオマカセ。阿部はもう森内の目が黒いうちはタイトル戦に二度と出られない。
森内もタコ手ばかりでは演技できなかった。あとはお祭りで王将戦のノリしかない。森内の勝因はひとつだけ。Uの特権のみ思考した結果。羽生の敗因も同様にひとつ。一言でマシュダ一家分析に反るか乗るか。やはり男は道を極めたら再び女から学ばないといけない。


日時:2005.05.23-24
棋戦:名人戦第4局
戦形:中飛車
先手:森内俊之
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲6八玉 ▽5二飛 ▲7八玉 ▽6二玉 ▲6八銀 ▽7二玉
▲4六歩 ▽8二玉 ▲4七銀 ▽7二銀 ▲5八金右 ▽3三角
▲7七銀 ▽6四歩 ▲3六銀 ▽3二金 ▲2五歩 ▽5六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲4七金 ▽5一飛 ▲4五銀 ▽3五歩
▲3四銀 ▽2二角 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲2三歩 ▽4四角
▲4五歩 ▽6二角 ▲6八銀 ▽5五歩 ▲4六金 ▽3六歩
▲2四飛 ▽5四飛 ▲2二歩成 ▽5一角 ▲2七飛 ▽2二銀
▲4四歩 ▽同 飛 ▲4五金 ▽3七歩成 ▲同 桂 ▽3六歩
▲4四金 ▽3七歩成 ▲5二歩 ▽6二角 ▲3七飛 ▽4四角
▲4五銀 ▽3三角 ▲4四歩 ▽5六歩 ▲5一歩成 ▽同 金
▲5三飛 ▽6一金 ▲5六飛成 ▽5五歩 ▲同 龍 ▽8四桂
▲7七銀 ▽3一歩 ▲8六歩 ▽6五金 ▲5八龍 ▽2四角
▲3五歩 ▽1五角 ▲3八飛 ▽5七歩 ▲同 龍 ▽4四歩
▲5六銀 ▽7六桂 ▲7九角 ▽投了
87手で先手の勝ち
終了時刻=20時32分 消費時間=森内8時間34分 羽生7時間39分


先手逆転勝ちの構図 勝負の分岐66歩 No: 7626 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/05/24 Tue 08:19:18

65歩変化は非常に面白い。6筋の歩を切ると後手から玉耳直撃がある。あとは森内がどこまで踏み込めるか。先手から角交換をリクエストして逆転勝ちできたら防衛文句ナシ。中盤は三種類の選択。後手は桂を渡さずに誘惑オンリー。角切りは後手負け。羽生35金などと言う手はすでにない。
羽生が84馬から粘りに行くと森内得意の分野。後手はどこかで行くしかない。いずれも66歩が勝負の分岐。かつて名人戦で丸山を葬った森内66歩は羽生66歩になるのか?
最終盤で先手は59歩+69歩で凌いでも後手は何回でも利く66歩+ブチコミで上から叩み掛ける。寄せは69馬切り。69龍は36角打双頭手で先手逆転。序盤で36歩型を選択しなかった利点。69龍は先手玉が詰めろではない。98玉で凌げる。そこで後手は69龍保留で先手に手を渡す。ここで後手玉に詰めろが掛かれば先手勝ち。ところが桂がないのが問題。終盤から逆算すれば中盤の稜線が見えてくる。
後手は端歩を突かせなかった。ならば98玉で先手は勝てる。88地点を死守するのは角。後手はその角を狙撃しにくる。


20手目から24手目まで すぐに封じる森内 白マス黒マス反転の構図 No: 7625 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/23 Mon 22:26:20

深浦谷川戦分析を長々と引用したが人間とはよく出来ている。「二匹めのトナカイさん」の比喩だけで記憶の引き出しからイロイロ出てくる。20手め32銀で谷川は負けにした。ここは42銀でも負けだった。そこで久保は64歩とした。羽生も踏襲。これは1-3まで即時有効な三頭手。
1=角+桂の頓死回避の受け(振飛車党好み)
2=角打ち用63空間開放手(居飛車党好み)
3=66銀抑制
4=65歩進軍

4は歩間理論で把握するしかない。20手目64歩は初めて出現した歩間5。羽生の永世名人が露と消えるかもしれない手。歩間5が出ると極めて危険。羽生久保戦では9筋の交換があった。そんなことさえ見えずに羽生久保戦と同じなどとテレビで言っている阿部は明日は仮病で出演辞退するべき。変わりに明日は立会い青野と先崎がタメ口合戦で連盟危篤の話題で盛り上げて戴きたい。
21手目は深浦-羽生-森内。ハブフィルターを経由しているので名人が指してもハブかしくない。歩間4に戻すと名人が先手番で逃げたと思われるだけ。
22手目は似非永世名人谷川の二の舞を避けて当然。
23手目は昼のマシュダ一家実況&分析。結局後手の資産分散型放蕩を咎めるにはUの特権主張しかない。だから突く。
ここで角換り腰掛け銀腰でも登場した停滞歩間ナンバーに解釈が必要になる。36銀のために先手は36歩と突けない問題をどのように昇華解消するべきか。美濃攻略には銀を捨てても桂が欲しい。
24手目56歩は2ndアタック。45銀とされる前に突いておかないと55歩がただの飾り。後手は56歩を仕方なく指している。飛車先歩交換原理で手番を渡すことになるので先手の優位性維持。
飛車先歩交換原理発動ということはすでにUの特権が誇示されていることになる。そこで攻めの範疇ではすでに先手有利なので守備の法則から後手は逆算。先手は壁角となっている。それが目に見える先手陣最大の弱点なので角交換しない方がよい。従って本来は角交換のサバキを狙った56歩の切り札が逆に有効と解釈可能。飛車先歩交換原理だけでは機能しないが自陣駒アタリ原理へ換算することで56歩が理論上の双頭手であったという解釈は成立し得る。攻撃手としては3手もかけて後手を引くので不合理だが、受けの範疇では有効であると。
同歩同飛47金の形は先手も不安定。不確定要素が多いので後手にも勝機はあるかもしれない。すでに形は決まったので変化を丹念に読まないといけない。一晩あればおよそ優劣はハッキリする。
初日でUの権限が発動されたので二日目の思考の原点は角。
埋もれた角をどのように扱うか。
明かな点から作図を開始する。56歩によって57トリトヌスが開放される。すでに角交換があれば後手は39角と打って馬を作成できる。その代償は後手の歩損と頑強な受けの布陣。角交換はなくともすでに後手陣の分散形は大駒交換に強い。すると1歩損しても良いという換算ができる。
先手が45銀から34銀と1歩を取る2手で何ができるのか。歩を取らせても後手は行くしかない。横歩取りでもそうであった。
そこで64歩を4頭手にする65歩という羽生好みのグランサタンがあるかという作図が第一ライン。65歩とは66銀阻止+64地点に角を移動する空間開放手+連動66歩示唆の三頭手。先手が角交換を避けて63角ラインがなければ白黒反転させて64角ラインを作図。


回想 2年前のイヴのトリプル手 No: 7623 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/23 Mon 21:04:55

25歩から羽生久保戦と違うと言っている時点で阿部はダメ棋士と判る。久保は18手目に94歩を突いている。ところが羽生は突かない。なぜかは当時の当家実況&分析通り。
当時の久保のサバキの曲芸は即興だったはず。 当家の予想通り羽生は先手で95歩で勝っている。
55歩が位取りとなると持久戦となって先手の利が薄れる。そこで先手は55歩を77銀から取りに行く。
この77銀で当家が真っ先に思い出す実況&分析が2003.12.24棋王戦挑戦者決定戦第1局深浦VS谷川 対中飛車蛇行銀イヴのトリプル手
一昨年のクリスマスとすぐに判る手なので即時出てくる。
で今日の二人は深浦を思い出したくなかった。
深浦が嫌われる理由はある意味先崎と似ている。今日の副立会い先崎は将棋もコマネチになっている。一言で鬱陶しい。ところがあの日の深浦戦略は面白かった。
阿部は今日も5筋位取り中飛車にしか見えないらしい。 55歩はダミー。 当家は当時から5筋位取りとは見ない。あの時の実況&分析を以下に丸ごと転記

22手め56歩 No: 3633 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 15:38:13
谷川が好感度ナンバーワンである理由は王位戦でもそうであったように「こう指すべき」という期待を寸分も裏切らないからである。

21手め36銀! No: 3632 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 15:35:45
間違いなく深浦が指している。凄まじい情熱。
深海魚と言われて頭に来たのであろう。
これは谷川の表向きは第2手めを狙いに行く手。中味はタイトル挑戦とはここまでしなくては勝ち取れないと深浦がようやく理解したということ。善悪を問う手ではない。
理論的にはこれは無意味な単独の腰掛け銀の四辺形。26歩が機能しないばかりか、双頭手となるべき46歩も単なる空間開放手としてしまった。この銀は泡踊りか45地点へ行くしかない。いずれも腰掛け銀の四辺形特有の双翼の歩が意味をもたない。谷川も燃えるであろう。蝋人形谷川キャンドルに火をつけたのは深浦であった。

20手め32銀 No: 3631 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:59:53
この手に谷川も30分ほど思考。MahusdaBBSでも読んでいたのであろう。
42銀ではなくなぜ32銀か?
これは46歩に対応している。これを双頭手にしなければ52飛の双頭手の優位性が維持できるはずという試算。

19手め77銀 No: 3630 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:54:24
これを見て深浦が嫌いになった者は深海魚を食べたことがないのであろう。
深浦は始めての長考31分でこの手を指した。
ここで先手から96歩のブランコ前進はやりたくない。後手にブランコ前進を指させたいからである。
36歩は36銀と進軍する楽しみが奪われる。
16歩は相停滞手となるがこの局面では緩手。
当然に見える25歩は33角の顔に化粧を塗る行為。そこまで二人は仲よくない。

18手め33角 No: 3629 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:47:35
深浦が25歩と突いていないのに谷川はここで33角以外に手がない。
もしこの局面で後手が94歩とすれば先手も96歩。このブランコは玉の位置の関係で先手が有利となる。

17手め58金右 変幻自在の城 No: 3628 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:45:08
谷川が安請負の鉄筋コンクリート三階建てに安住して喜んでる間、深浦は着々とすべての素材を駆使して堅固な城を盛り上げている。この城は可塑性に富み変幻自在。
なぜこのようなことができるのか?
先手は居飛車だからである。2筋のUの特権が先手の強大な遺産。

16手め72銀 この美濃は欠陥住宅 No: 3627 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:41:12
美濃完成。完成で喜んではいけない。むしろ玉の囲いに進展がないことを嘆くべき。55歩の方針と一致しない。
この美濃は欠陥住宅である。しかも直しようがない。
これはみた目ではわからない。床を剥がしてみないと水が溜まっているかわからない。すでに引き渡しを行ったあとなので我慢してそこに玉は住むしかない。

15手め47銀 自動発熱 No: 3626 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:35:56
谷川はこの47銀が嫌いである。55歩にまともに付き合う手と彼は考える。
ところが銀は進出しているとのみ考えればスッキリする。後手の31銀は相変らず動かせないからである。作戦を彩る双方の攻撃銀は先手が優位性を誇示。一見仕事が無くても動いている。動く銀は真冬でも体がポカポカ。後手の31銀はこたつの中のネコ。

14手め82玉 死の行軍 No: 3624 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:29:15
後手から試算すれば逆にこの46歩を単一手とすれば55歩への負担は軽減する。これも消去法で82玉。千日手路線への死の行軍。
不思議である。玉移動の手が死出の旅とは。
消去法と言うのはよくない。前進ではなく後ろ向き。ところが深浦の背中には顔がついている。山を昇るときは後ろ向きで昇ると足に負担がないと彼は思っている。

13手め46歩 位取り予備2としての機能 No: 3622 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:23:06
これが深浦。紛れを消すのが最善と言う思考法。谷川はまたしてもイヤーな感じであろう。36歩-37銀からの仕掛けは谷川が大介相手に失敗したばかり。この46歩は47銀とする為の空間開放手。55歩が作成した駒アタリ予備1の権利を消去する手。空間開放手としては後手の52飛と対応。ところが52飛が双頭手であるのに対してこの46歩は単一手。するとこれは位取り予備2としての機能も持たせなくては先手は損な手を指したことになる。

12手め72玉 No: 3621 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:14:48
ここが谷川の回想録。深浦が棋王戦挑戦者としての気迫を見せているのに谷川には消去法しかない。
ここで角にヒモをつけている31銀は動かせない。すぐに56歩と突かれて角がスヌキとなる。ウドンならタヌキであろう。
そういえば肉ウドンと肉ソバを間違えて食べてしまい神崎に両手を合わせて謝罪した南は今日はナニしているのであろう?
南に拝まれると怖い。拝まれた方は生き仏となってしまう。

11手め68銀 No: 3620 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:09:03
ここでアナグマ思考する58金はそもそも棋王戦挑戦者の資格はない。
ここで25歩は久保開発の千日手がある。そこでこの土壇場では68銀しかない。

10手め62玉 空間開放手として52飛を双頭手とする No: 3619 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 12:03:53
9手めに深浦が78玉とすれば谷川とて玉移動をしなければ危険と感じるであろう。戦形とは玉移動で決まるからである。ここで55歩の位が後手には負担となっている。それもすべて玉移動の問題につきる。ここで乱戦を仕掛ける場合いずれもどこかで後手は手を戻すことになってしまう。だから先手が玉に二手かけた分が55歩の位となる。天王山でもなんでもない。先手の必然の2手の代替となった重荷が55歩であり、その支えが52飛。従って52飛を空間開放手の双頭手と解釈しなければ後手は不利となる。だからここで62玉。

8手め52飛 空間開放手の側面 No: 3616 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 11:54:14
作戦の顔。この顔は55歩に誘引された必然。これを見たとおりの中飛車と言う戦法とは我々は考えない。この飛車は55歩の位を支えた銀の役目と玉を移動するための空間開放手と我々は見る。深浦が先に玉を移動した為に後手の谷川も玉の移動を誘発される。すると飛車を振るしかない。55歩としたからには52飛しかない。

7手め48銀 No: 3614 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 11:49:06
先手はラクチンの追従。いかに55歩が丸山並にヘンタイ手好みかということである。深浦は千日手でもよいと思って指している。
だから先に48銀か先に68玉かなどどうでもよい。谷川は55歩と指すに決まっているからである。

6手め55歩 No: 3613 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 11:46:10
位を取れと言われて逃げる谷川ではない。
深浦相手だとコレかと鼻息が荒くなるのが谷川。
ここで丸山の変態44歩を思い出す。4手めで完全対象となる相振りは相掛りの4手め完全対象と同じ発想。ところが丸山は奇妙な位取りを見せた。
この6手めの後手の位取りも奇妙である。55歩の位は天王山などと言うタコは恐らくいまだに端歩は居飛車の税金などと言う大介の将棋講座といい勝負であろう。

5手め68玉 No: 3612 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 11:40:03
これが最近のハヤリ。復刻したブリキのおもちゃ。
安上がりでしかも昔より精巧。これを復活させた影のモデルは中原である。理論的構築を行ったのがマシュダ一家。
これは後手に好きに5筋位取りをしろという手。で我々は5筋位取りとは見ないのである。55歩はダミー。

4手め54歩 No: 3611 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 03/12/24 Wed 11:35:35
昨年は谷川を王位にした54歩。
もうゴキゲンの切った貼ったのコラージュ将棋は古い。ゴキゲン分析はすでに飽きた。もっと根本から考えないと棋士は分裂病になるかもしれない。
ゴキゲンのひとつの結論は後手が千日手にできるということである。


19手め77銀 ビとブの大きな違い そしてボ No: 7622 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/23 Mon 12:34:31

これは大変な違いがある。
ビ男子とブ男の落差。
ハブが中東でハビと呼ばれると悪魔の申し子扱いかもしれない。
BIとBUで何が違うかと言うと口の形が違う。
これは岩根と阿部を見るとわかる。
岩根はBI。阿部はB1だが口の形はBU。いつもブツブツ言っているのが阿部。ベではなくブ。ハセベハセブ論争に近い。
Uの形は上に開いているが実態は閉塞音と見るのが振り飛車の言い分。
19手め77銀。この手が出ると彼らは深浦ではなく久保の顔を思い出す。
久保はBOなので三部作となる。
あの日のラムダエックス
別に久保変化でなくとも過激変化が沢山ある。Uの特権をどうするのかというカイシャク論争に尽きる。


女性の神秘 岩根忍 No: 7621 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/23 Mon 11:30:01

まだ酒臭かった頃の丸山森内名人戦で岩根忍は利用された。そして奨励会をその後やめた。
今日の岩根忍は後光が差している。あの微笑には連盟棋士が束になっても敵わない。平たく言えば男は女に逆立ちしても勝てない。
これを説明するのはマシュダ一家理論でも難しい。将棋の方が簡単かもしれない。
一言で言うと?
岩根忍の神秘の微笑は70歳を過ぎても変わらずにあるだろう。
今日の微笑が阿部も跨いでしまったので70歳を過ぎた岩根忍はその時点でも阿部を越えているだろうという予測がつく。
あの微笑には天使の笑いが潜む。天使は鳥かもしれない。
鳥ならば死ぬ。微笑は残る。
丸山が憧れたのもあの微笑だった。
阿部は不精に見える。


森内の初手三部作から四相 No: 7620 [返信][削除]
投稿者:名人戦第4局 実況&分析マシュダ一家 05/05/23 Mon 11:09:59

森内の初手は語る。ビシっと指してややチャンチョン。第3局の羽生のように97歩を触らない。初手だけで剛直-羞恥-差異の三部作となる。
この三部作には前夜祭があったので実質四部作。彼らの「ラインの黄金」は森内が第3局後手番でブレークしたのでこの第4局で決めるかということ。あとから来た者に黄金は奪われる。羽生がブレークするなら矢倉はない。解説阿部が矢倉と予想すること自体初手以前の響きを聞いていない証拠。矢倉が王道などと聞いた台詞で阿部は繕う。
3手目は躊躇ないが羽生は小考して54歩。84歩は負け。44歩は羽生には荷が重い。手損角換りはアゲ底が見えてきた。するとブレークしそうなのは54歩しかなかった。5手目48銀は名人戦を意識。58金では羽生が久保をマネしかねない(参照1>吊り橋銀から転換奇数番へ  参照2>偶数番原理の象徴55歩)。 しかも後手にチャンスが多すぎる。
6手め55歩は対局室を映すべきだった。これは羽生が千日手を示唆する手。それまでに森内羽生へのインタビューがあったがNHK村上アナの質問がおかしい。羽生に「昨年の名人戦は一方的だったが?」などと聞いている。毎日山村との会話で明らかになったがこのNHKアナは昨年の名人戦は羽生が4タコで負けたと思い込んでいた。NHKのミスがどうこう言うより根本からボケている。自分の思い込みだけで相変らずタコ質問するようなアナを使い続けるようではNHKも末期症状。
羽生の顔つきは名人戦から変わった。昨年11月から蒼白の王者を独演していたはずだった。あのような顔は死に近い。アレがキッカケで穏やかになった。
6手目で羽生は負けるか千日手しかない。ところがあの顔では恰好良く負けるかもしれない。当家が見たいのは千日手。死は遠ざかる。