実況&分析マシュダ一家
2005.05.12-13名人戦第3局 羽生VS森内 角換り腰掛け銀同型
跳躍3阻止
角換り腰掛け銀先後同型考1 62手目43金から仮想駒アタリ偶数番4
角換り腰掛け銀先後同型考2 跳躍駒アタリ奇数番3 26歩保留の意味

角換り腰掛け銀先後同型考3 羽生の跳躍駒アタリ奇数番3

角換り腰掛け銀先後同型考4 2003-2005その他

角換り腰掛け銀先後同型考X 歩間8金縛りからの脱出
閑話休題 王座戦本戦1回戦渡辺明敗退と瀬川アマ入試


羽生の感想「仕掛けで問題アリ」=マシュダ一家分析支持 No: 7611 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/05/14 Sat 06:23:09

日時:2005.05.12-13
棋戦:第63期名人戦第3局
戦形:角換り腰掛け銀同型 62手目43銀
先手:羽生善治
後手:森内俊之
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽3二金 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽6四歩
▲4七銀 ▽6三銀 ▲5六銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽5二金
▲2六歩 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀 ▲6八玉 ▽1四歩
▲1六歩 ▽5四銀 ▲5八金 ▽4四歩 ▲3六歩 ▽4一玉
▲7九玉 ▽3一玉 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲3七桂 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽4四銀
▲1五歩 ▽同 歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲2四飛 ▽2三歩 ▲2九飛 ▽6三金 ▲1二歩 ▽同 香
▲3四歩
*教皇「マっいいでしょー」
▽3八角 ▲3九飛 ▽2七角成 ▲1一角 ▽2八馬 ▲6九飛
▽4三銀
▲4五桂
*封じ手開封は桐山。狂い咲き後の蝋。
▽5四歩
*桂交換後の55桂阻止
▲3三桂成 ▽同 桂 ▲4五歩
*同桂は同銀同銀33歩成で先手勝ち
▽3四銀
*よって45歩は取れないので拠点除去
▲4四歩 ▽4二歩
*42玉は負け
▲3五歩
*同銀は15香で1歩入手し34歩で先手勝ち。羽生大きなクシャミ。左手で鼻水を受け止めティッシュで拭く。
▽2五銀
*よってカワス一手。
*ヒフミン「嬉しくない銀」
▲3四銀
*最後の持ち駒で33地点を攻め続けるしかない。11角軸構想からの強制連動手なので攻めは単調。この単調さ故に仮想駒アタリ偶数番2を先手は強いられる。
▽2二桂
*41桂が負けと判ればこれしかない。受けのV2固め。
▲2五銀 ▽同 桂
*二日目午前中の衛星放送ではここから畠山鎮が初めて解説登場。マモルによれば森内敗着41桂から二週間後に22桂山崎新手と谷川研の若頭宣伝。新手?誰でも指す。
▲3四歩
*33銀を見せる。
▽2四銀
*阻止。次に34桂阻止45銀は馬引きで負け。ナニかしないと21玉で負け。歩があれば26歩。その歩がない。よって先手は次に65歩しかない。
▲6五歩
*マモルは22桂で先手の攻めが続くと見るがそれが谷川研の見解ということ。谷川研もチンピラ登場で恥かくだけ。65歩はこれしかない。
▽同 歩
*ここで21玉は後手にとって純正駒アタリ奇数番3。先手にとって仮想駒アタリ偶数番4。森内はこの仮想番を封じる為にアタリ解消。仮想番変化=先手にここで1歩渡すと41銀31歩26歩37桂成25歩同銀15香同香13歩。
▲同 銀
*歩切れ解消
▽6四歩 ▲同 銀
*谷川研でマモルは同馬で谷川に負けた。同金74歩65桂73歩成81飛63と77桂成同桂86歩同歩87歩は後手ヨッシー。従って同金には74銀。以下84銀26歩65歩25歩同銀45桂34銀33歩45銀32歩成同玉etcがひふみんマモル検討。
▽同 馬
*二人の名人戦第3局はここから。過去のタコ手への清算。
▲4三歩成
*いかにもハブっぽい成り捨て。今度は2歩あるのでナニかありそうな気配。同金なら44歩。同歩なら飛車切りから王手金取り。
▽同 歩
*王手金取りコースへ。
▲6四飛 ▽同 金 ▲5三角 ▽2一玉
*双頭手の連続が多い将棋。王手金取りには逃げつつ角取り。
▲6四角成
*22角成の桂入手は手順に玉を逃がすと思考した模様。持将棋点数負けの恐怖。駒損自認で馬の活用優先。
▽1一玉
*後手の駒得は持将棋なら必勝。
▲4一銀
*まだ仮想駒アタリ偶数番4だが後手にとっては純正駒アタリ奇数番3。
▽3九飛
*王手歩取り
▲6九歩
*気持ち良い受けに見えるが1歩使ったのが痛い。
▽3四飛成
*34桂と二重駒アタリだった地点だが32金を二重に死守することで後手陣安泰。駒得には手堅い受け。
▲7三馬
*駒損の重圧に耐えられなかった。32銀成からの押せ押せは受け受けでマギレないので連動手の桂入手で飛車アテ。
▽4二飛
*双頭手には双頭手で逃げつつ銀アテ。
▲5一馬
*銀取りを阻止しただけの単一手。これで先手息切れ確定。
▽4五角
*先手の緩手に乗じてついに角配備で78直撃示唆。角イジメなら馬にする。当家のヒントを読むのがうまくなった。打つならココ
▲3二銀成
*角にアテル催促はジリ貧と見てアッサリ。
▽同 飛 ▲4二金
*これで飛車を取ればなんとか歩損だけに戻せるが
▽3三飛
*冷たく逃げられる。
▲3二歩
*最後の1歩。惜しい。
▽1四香
*森内が二日目は15地点の仮想番を計上した証し。マシュダ一家分析の成果。これで羽生に勝ちはない。イカサマ師なら懐から1歩出して次に13歩。
▲3一歩成
*最後の1歩で2手も使って2手スキでは序盤の歩損は無理だったという帰結へ至る。
▽3八龍
*次に32金には同飛以下68角成で即詰み。32とは58龍で先手玉受けなし。ここで夕食休憩だが先手には56桂しかない。切り札の15香がすでに利かない。
▲5六桂
*73馬で取った桂をドブに捨てるしかないのでは妙手(教皇)どころかタコ手。
▽1二玉
*今度のソーセージはマズイので。
▲3二金
*32との千日手狙いはワザとらしいと見て名人戦らしく清く正しく美しい貞操女を熱演してポカ狙い。
▽3七飛成 ▲4八金打
*これで同龍と取ってくれたら史上最悪のポカ演出だが。
▽3二龍
*扇いだ扇子裏の笑いを見透かして冷酷に貞操女を地面に叩きつける。
▲同 と ▽同 龍
*二枚角と二枚飛車は連動すると倍の威力を発揮。
▲4二飛 ▽3四龍
*ひふみん「(後手の手駒が)ズラっと
▲7三馬
*香取り+55歩阻止+37桂成阻止+19香死守の四頭馬を見せるがすでに大差。
▽7六歩 ▲同 銀 ▽7七歩 ▲同 金 ▽7五歩 ▲同 銀
▽7六歩 ▲7八金 ▽7七銀 ▲6七金右
*62飛成63歩なら「後手も汗をかいた」と教皇。63歩が汗。62飛には86銀打が面白い形。同歩には56角で桂入手で詰めろ。同歩で角を取り詰めろ解消なら87桂で即詰み。
▽3九龍
*金取り。73馬効果で19香のトッピングはない。
▲4九歩
*すでに歩を3枚持っているからと単受けの底歩では金が質駒で残っただけ。
▽6五金
*66歩示唆。62龍に63歩変化なら66歩は2歩で負け。
▲7七桂
*銀を取りつつ金アテ双頭手。
▽同歩成
*見え透いた双頭手の連続返し技が多い将棋。横歩取り85飛やゴキゲン中飛車もそう。逆に見ればそれだけ単調。
▲同金直 ▽5五桂
*金取り+46馬阻止の双頭手
▲6六金直
*逃げつつ金アテ
▽7六歩
*駒アタリ奇数番3でトドメ
▲同金寄 ▽同 金 ▲同 金 ▽6七銀
*詰めろ金取りの双頭手。77金打なら78歩88玉以下36角の活用で寄り。
▲7七金
*仕方ない。
▽7六歩
*下を見た相手に上から。
▲5五馬
*第二仮想番消去で詰めろの大見得。
▽同 歩
*ハリセンで
▲6七金
*オチを考える。
▽7七金
*48金の質駒があるので先手玉は受けナシ。
▲3七桂
*初手のためらいに戻る。初日が始まって羽生は初手76歩を指してからすぐに97地点を触った。
▽8八角 ▲8九玉 ▽9九角成 ▲同 玉 ▽9七香
*その97地点に森内がトドメ。マシュダ一家実況&分析開始点からのオチ。
▲投了

154手で後手の勝ち

終局=22時49分
残り時間 羽生=13分 森内1分


角換り腰掛け銀先後同型考X 歩間8金縛りからの脱出 No: 7610 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/13 Fri 07:23:52

角換り腰掛け銀先後同型考X 歩間8金縛りからの脱出

本譜に戻る。
19手目は羽生の宣言通り歩間5を取る26歩。16歩の歩間5は無視される。次に角交換しないと後手負け。
24手目14歩が6-2の後手の誘い。25手目に羽生は16歩と受けた。従って後手は先手の歩損無理攻めを強いたとこの地点から読める。 以下相腰掛け銀先後同型の進行で歩間8に固定される。

相腰掛け銀先後同型1-5の歩間8構造
1=28手目44歩で4-4
2=29手目36歩で3-5
3=33手目66歩で2-6
4=34手目74歩で1-7
5=37手目25歩で0-8

39手目に45歩と突くのが相腰掛け銀が8thアタックを強いる宿命。
もしこれを根底から覆すなら銀は下がらないといけない。それは先手の権利のはずだったが62手目で森内は43銀とすることで54歩の隠し資産を公開。この隠れ歩間9が康光が見せていた手法と通底する。
羽生の隠し資産は相変らず15歩の仮想番。これを跳躍奇数番3にしたのがかつての羽生であった。
では初心にカエル。
55手目34歩とはナニか?
単純に考える。連動手で1歩取り返しただけと。先手の歩損攻撃は無理だったという反省地点に読み替える。


角換り腰掛け銀先後同型考4 2003-2005その他 No: 7609 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/13 Fri 06:58:03

角換り腰掛け銀先後同型考4 2003-2005その他

残りモノには福があると言うがソレが単なるフクちゃんだったら困る。
郷田と森下はナリキリ○ちゃんセットで前線棋士を演じた。
娘たちがセーラームーンのナリキリ服をオネダリする欲望と似ている。大抵一回着て箱入り衣装となる。レンタル店で借りた方が安い。

日時:2003.11.30
棋戦:王将戦
戦型:角換り腰掛け銀先後同型 63手目43銀+67手目45歩
先手:郷田真隆
後手:森下 卓
▲2六歩 ▽8四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲4六歩 ▽6四歩
▲4七銀 ▽6三銀 ▲6八玉 ▽4一玉 ▲5六銀 ▽5二金
▲5八金 ▽5四銀 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲6六歩 ▽4四歩
▲3六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽3一玉 ▲3七桂 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽4四銀
▲1五歩 ▽同 歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲2四飛 ▽2三歩 ▲2九飛 ▽6三金 ▲1二歩 ▽同 香
▲3四歩 ▽3八角 ▲3九飛 ▽2七角成 ▲1一角 ▽2八馬
▲6九飛 ▽4三銀 ▲4五桂 ▽5四歩 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲4五歩 ▽3四銀 ▲4四歩 ▽4二玉 ▲2一銀 ▽5一桂
▲3五歩 ▽同 銀 ▲1二銀不成▽4四銀 ▲2三銀不成▽同 金
▲2九香 ▽2七歩 ▲2八香 ▽同歩成 ▲7一角 ▽6二飛
▲7四歩 ▽投了
85手で先手の勝ち

森下の発想は「31地点から早いトコ逃げろ」だった。ところがナリキリ服は火事場で着るモノではない。


対局日:2004.06.15
棋戦:順位戦
戦型:角換り腰掛け銀先後同型 63手目43銀+69手目45歩
先手:日浦市郎
後手:勝又清和
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽4二銀 ▲2二角成 ▽同 金
▲7七銀 ▽6二銀 ▲4八銀 ▽6四歩 ▲4六歩 ▽6三銀
▲4七銀 ▽5二金 ▲6八玉 ▽4一玉 ▲9六歩 ▽9四歩
▲5八金 ▽4四歩 ▲3六歩 ▽3二金 ▲1六歩 ▽1四歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽3一玉
▲3七桂 ▽7三桂 ▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩
▲3五歩 ▽4四銀 ▲1五歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2九飛 ▽6三金
▲1二歩 ▽同 香 ▲3四歩 ▽3八角 ▲3九飛 ▽2七角成
▲1一角 ▽2八馬 ▲6九飛 ▽4三銀 ▲4五桂 ▽5四歩
▲3三桂成 ▽同 桂 ▲4五歩 ▽3四銀 ▲4四歩 ▽4二歩
▲3五歩 ▽2五銀 ▲3四銀 ▽2二桂 ▲2五銀 ▽同 桂
▲3四歩 ▽2四銀 ▲6五歩 ▽2一玉 ▲6四歩 ▽同 馬
▲2六歩 ▽3七桂成 ▲4一銀 ▽3一歩 ▲2五歩 ▽同 銀
▲6四飛 ▽同 金 ▲5三角 ▽6三金 ▲7一角成 ▽8四飛
▲7二馬 ▽6四飛 ▲7三馬 ▽同 金 ▲3三桂 ▽同 金
▲同歩成 ▽1一玉 ▲3二と ▽同 歩 ▲同銀成 ▽6一飛
▲3三金 ▽1三角 ▲1五香 ▽1四歩 ▲2四歩 ▽4九飛
▲8八玉 ▽6九飛行成▲7九歩 ▽7六桂 ▲9八玉 ▽9五歩
▲2三歩成 ▽7八龍 ▲同 歩 ▽9七金 ▲投了
124手で後手の勝ち

勝又あたりになると言語同断。67手目45歩のはずが69手目になっているのは勝又が10手目に42銀としているため。オリジナルブランドをパクる悪徳業者に近い。ヒトマネしか出来ないので先月4月13日の竜王戦で堀口弘治の51手目26飛に負けて当たり前。勝又は森下が42玉で負けたので森内のように42歩に戻し森内のタコ手41桂の代りに22桂。それだけで負ける日浦も相当なナリキリ棋士。

2004.09.03B級1組順位戦5回戦の郷田真隆VS堀口一史座は参照>
シーザーは43金変化を選択したが敗因は別にある。


角換り腰掛け銀先後同型考3 羽生の跳躍駒アタリ奇数番3 No: 7608 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/13 Fri 06:13:06

角換り腰掛け銀先後同型考3 羽生の跳躍駒アタリ奇数番3

谷川が最近元気ない。そこでアレを出せと言っている。

日時:1994.01.17
棋戦:棋聖戦第3局千日手指直し局
持ち時間:各5時間
戦型:角換り腰掛け銀 62手目43銀+63手目25桂
先手:羽生善治棋聖
後手:谷川浩司王将
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲8八銀 ▽3二金 ▲7八金 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3八銀 ▽1四歩
▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀 ▲6六歩 ▽4四歩
▲5八金 ▽5二金 ▲6八玉 ▽4一玉 ▲3六歩 ▽7四歩
▲5六銀 ▽5四銀 ▲7九玉 ▽3一玉 ▲3七桂 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽4四銀
▲1五歩 ▽同 歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲2四飛 ▽2三歩 ▲2九飛 ▽6三金 ▲1二歩 ▽同 香
▲3四歩 ▽3八角 ▲3九飛 ▽2七角成 ▲1一角 ▽2八馬
▲6九飛 ▽4三銀 ▲2五桂 ▽4六馬 ▲3九飛 ▽3八歩
▲2九飛 ▽5四歩 ▲6七銀 ▽2二金 ▲1三歩 ▽同 香
▲同桂成 ▽同 馬 ▲1八香打 ▽3五馬 ▲1五香 ▽1八歩
▲同 香 ▽1七歩 ▲同 香 ▽同 馬 ▲1三歩 ▽3二金
▲6九飛 ▽3四銀 ▲1二歩成 ▽4三金 ▲2二角成 ▽4二玉
▲2一と ▽7四香 ▲3一と ▽5五桂 ▲3二と ▽5二玉
▲5六桂 ▽6七桂不成▲同金右 ▽5八銀 ▲6八飛 ▽6七銀成
▲同 飛 ▽7六歩 ▲6八銀 ▽7七金 ▲7一銀 ▽7二飛
▲4四桂 ▽同 金 ▲7七桂 ▽同歩成 ▲同 銀 ▽5五桂
▲8四桂 ▽6七桂不成▲同 金 ▽7一飛 ▲4四馬 ▽7七香不成
▲同 金 ▽6七桂 ▲同 金 ▽6五桂 ▲7一馬 ▽7八歩
▲6八玉 ▽7九銀 ▲5九玉 ▽6八銀打 ▲同 金 ▽4九飛
▲投了
132手で後手の勝ち

当時は先後同型が流行していた。28馬で後手優勢が当時の羽生の結論。今でも誰もが28馬を信用している。羽生は25桂で負けにしたが当時から45桂とすべきと羽生は言っている。興味深いのは谷川の馬引きと68手目54歩。そして70手目22金。これは当家でも44馬阻止で42飛や馬引きと併せて作成した変化手の別バージョン。これが成立したのは25桂のためだったがその発想自体の類似性に共感を覚える。
71手目13歩が羽生の跳躍駒アタリ奇数番3。ところが自陣に馬を引かれて完封された。90手目は飛車切りで入玉すれば谷川楽勝だったが腰が引けて逆転されている。実態は谷川と羽生の演技。一回負けたので羽生が谷川の意図を察して最終盤をショーにした。


角換り腰掛け銀先後同型考2 跳躍駒アタリ奇数番3 26歩保留の意味 62手目43銀+63手目45桂 No: 7607 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/13 Fri 05:44:02

角換り腰掛け銀先後同型考2 跳躍駒アタリ奇数番3
26歩保留の意味 62手目43銀+63手目45桂

羽生は以下の森内戦で3手目は26歩。
なぜ昨日は羽生が3手目78金としたのか判らないと先に進めない。手損角換りの飛車先不突きと84歩保留型を反転させれば答えが出てくる。手損角換りの飛車先不突きから62飛は優秀なのでそれを先手が奪ったらどうかと言うこと。渡辺明さえ丸山の飛車先不突き62飛に一昨日負けている。だから羽生は26歩を保留した。

日時:2003.06.02
棋戦:第44期王位戦 紅組5回戦
戦型:角換り腰掛け銀先後同型 62手目43銀
先手:羽生善治
後手:森内俊之
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲9六歩 ▽7二銀 ▲3八銀 ▽9四歩 ▲4六歩 ▽6四歩
▲4七銀 ▽6三銀 ▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽5二金
▲5八金 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3六歩 ▽4一玉
▲7九玉 ▽3一玉 ▲6六歩 ▽7四歩 ▲3七桂 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽4四銀
▲1五歩 ▽同 歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲2四飛 ▽2三歩 ▲2九飛 ▽6三金 ▲1二歩 ▽同 香
▲3四歩 ▽3八角 ▲3九飛 ▽2七角成 ▲1一角 ▽2八馬
▲6九飛 ▽4三銀 ▲4五桂 ▽5四歩 ▲3三桂成 ▽同 桂
▲4五歩 ▽3四銀 ▲4四歩 ▽4二歩 ▲3五歩 ▽2五銀
▲3四銀 ▽4一桂 ▲6五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽同 桂
▲同 飛 ▽6四歩 ▲7五飛 ▽7四歩 ▲2五銀 ▽同 桂
▲3四桂 ▽3三銀 ▲4五飛 ▽2七馬 ▲4七飛 ▽3七桂成
▲1三歩 ▽2二銀打 ▲同角成 ▽同 銀 ▲1二歩成 ▽4七成桂
▲2二と ▽同 金 ▲1三銀 ▽2一金 ▲4三銀 ▽投了
101手で先手の勝ち

森内は前年の谷川戦と違い今度は62手目に43銀で手を換えた。
すると63手目45桂で1歩補充が先手にとって大きい。これは四頭手。桂を逃げつつ歩を取り33歩成と53桂成を見せる。この手は角換り腰掛け銀の四辺形を自ら破壊する手。昨年は当家は真っ向から否定している。
ところが森内は昨年のマシュダ一家変化に突入することを避けるためだけにこの手を指した。それが名人の沽券。これで勝ったら名人防衛。そこで当家もその心意気に賛同したい。以下は森内へのアドヴァイス。
この局面周辺を昨夕の衛星放送で加藤一二三は語った。64手めの54歩は好手だが67手目45歩はもっといいと。加藤一二三には愉快な手かもしれない。駒アタリ偶数番2のため。先手は45桂効果で1歩入手したので74歩の叩きを残している。後手は受けつぶすしかない。だから森内は42歩とした。次の駒アタリ奇数番1が難しい。43手目15歩の突き捨てをどう解釈するのか。53手目12歩の為だけでは先手苦しい。単に千日手逃れの歩損攻撃にしかならない。そこで15歩を仮想番解釈する。すると全てのナンバーが入れ換る。
では中盤に戻る。
38=1-8からの8thアタック
41=1-7からの7thアタック
42=GN作成
43=駒アタリ偶数番2
45=ここから駒アタリ仮想奇数番3開始だがまだ加算しない。
47=75歩。よってこれを駒アタリ奇数番3と見做す。
53=12歩。最初のトリック。仮想番顕在化。たったの1手で一挙に駒アタリをふたつ作成。これを駒アタリ奇数番3と見做す。
55=34歩。歩切れ解消で第1部終了。
56=38角。ここから第二部の駒アタリ奇数番1が始まるが38角が今日まで当たり前のように指されてきた。これを先手は仮想駒アタリ偶数番2と思考。森内も昨日この手を選択したので先に進む。
57=39飛。28飛は加藤一二三が言うように「難しい」ではなく先手負け。
59=11角。昨日まで当たり前のように指されてきた。38角が仮想駒アタリ偶数番2ならばこれも仮想駒アタリ偶数番2となる。
60=28馬。仮想駒アタリ奇数番3。もしここで逆行仮想駒アタリ偶数番2を取るならイロイロある。ここで後手の方針はふたつ。31玉でガンバルか入玉で先手の無理攻めを切らすか。すると飛車を追っ払うのが最善そうと判るので他の変化は森内はいちいち読まない。当家は別変化を作成したが来年の名人戦であろう。28馬が一番手ッ取り早い。しかしこれは仮想駒アタリ奇数番3。しかもそれは先手の権利であり後手にとっては純正駒アタリ偶数番2であるということが問題。
62=43銀。昨日の最終手と同じ局面。これは先手にとって仮想駒アタリ奇数番3であり後手にとっては純正駒アタリ偶数番2。
同じ局面でナニが違うのか。指している人間の住む時間帯が違う。羽生は3手めからして違うことを歩間理論から観るべき。あの時の森内は駒アタリ奇数番型棋士である羽生相手に指している。だからこそ羽生が得意な跳躍駒アタリ奇数番3に負けた。先手にのみ仮想奇数番3の執行権利があるため。その証拠は91手目13歩。この手を森内は最初から軽視していたはず。この13歩が森内作成の駒アタリ奇数番1を一挙に駒アタリ奇数番3に飛び級させる仮想番行使。従って先手に15香仮想番を53手目から耐えず掌握されていたと言うのが当家の分析。
平たく言えば後手が31玉で居すわるのがいけない。さっさと入玉すべきだった。ところがすでにその最善変化ではない。
この対局前に当家では空想名人戦として角換り腰掛け銀のグランダイア変奏局集を作成していた。いろいろ思いだして懐かしい。夏開始の合図でもあった。


角換り腰掛け銀先後同型考1 62手目43金から仮想駒アタリ偶数番4 No: 7606 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/13 Fri 05:22:47

羽生が26歩を突かずに3手目78金としたことを加藤一二三は疑問視した。3手目は26歩だろうと。26歩は歩間3を取る手の為に後手から様々な工夫を許す。今日指された78金は5手目なら誰でも指す。その場合は先手からの25歩が早いので後手は即時角交換を強いられる。原始的な展開なら谷川の手中。以下の棋譜は61手目に本局と同一局面を迎えたがそこまでの流れが全く違う点に留意。

日時:2002.11.22
棋戦:王将戦挑戦者決定リーグ戦5回戦
戦型:角換り腰掛け銀先後同型 62手目43金
先手:谷川浩司
後手:森内俊之
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8五歩
▲7七角 ▽3四歩 ▲8八銀 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲4六歩 ▽6四歩
▲4七銀 ▽6三銀 ▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽4一玉
▲5八金 ▽3一玉 ▲7九玉 ▽7四歩 ▲5六銀 ▽7三桂
▲6六歩 ▽5四銀 ▲2五歩 ▽3三銀 ▲3六歩 ▽4四歩
▲3七桂 ▽5二金 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽4四銀
▲1五歩 ▽同 歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲2四飛 ▽2三歩 ▲2九飛 ▽6三金 ▲1二歩 ▽同 香
▲3四歩 ▽3八角 ▲3九飛 ▽2七角成 ▲1一角 ▽2八馬
▲6九飛 ▽4三金 ▲2二歩 ▽3四金 ▲4五銀 ▽同銀右
▲3五歩 ▽3三桂 ▲3四歩 ▽同 銀 ▲4九飛 ▽4六歩
▲2五桂 ▽同 銀 ▲4三金 ▽3二桂 ▲1五香 ▽同 香
▲3四歩 ▽同 銀 ▲2一歩成 ▽同 玉 ▲4四金 ▽1一玉
▲3四金 ▽2二銀 ▲1四銀 ▽4五角 ▲2三銀成 ▽同 銀
▲3三金 ▽2四銀打 ▲2五桂 ▽同 銀 ▲1三銀 ▽4四桂
▲4七歩 ▽1二銀 ▲2四銀成 ▽2一香 ▲2五成銀 ▽同 香
▲4六歩 ▽2七角成 ▲投了
104手で後手の勝ち

2年半前森内は62手目43金で谷川を切らしている。63手目22歩を谷川は純正駒アタリ奇数番3と思考。ところがこれは仮想駒アタリ偶数番4であった。従って71手目49飛も仮想駒アタリ偶数番4となる。谷川がそれに気がついたのが77手目。これでは負けて当たり前。


閑話休題 王座戦本戦1回戦渡辺明敗退と瀬川アマ入試 No: 7605 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/05/13 Fri 03:46:56

今日のナベちゃん日記によると昨日の王座戦本戦1回戦で丸山の手損角換り腰掛け銀に先手番で負けた。育児がタイヘンで負けたと言い訳している。6-2からの片腰掛け銀で62飛型から65銀の仕掛け。55銀で躱して86角打から64歩を取りに行くというタコ手を渡辺明は選択。84歩型でないのでまあダメと判る。打つなら45-18ライン。後手は居玉のため。渡辺明は黒マスと白マスを間違えた。森内の草履を履き間違えてもシランフリしている万年シラフらしい。7から入るのが羽生のラムダエックス。角打ちがプロ的でないと弁解しているのは55銀がタコ足のため。卍腰掛け銀は千日手になりやすい。
瀬川アマの連盟入試験にはC1から渡辺明と山崎が試験公開対局をしたら盛り上がる。15分+30秒で二人に勝てば文句ナシ。午前中で渡辺明に負けた田村ごときに勝っても意味ないがオマケで入れて2勝1敗なら合格。C2で勝ち越しC1で指し分けレベルと言う瀬川アマの公開自己分析はそのマンマ世間が信用する。ならばC1の最強者とやって白黒ハッキリつけていただきたい。瀬川アマの将棋は面白い。銀河戦では横歩取り33桂右玉で屋敷に負けた。横歩取り右玉は加藤一二三バリの発想とひねり飛車をミキシングしたもの。後手番でフツーに指して手堅く負けるより一発入る可能性があった。

対局日時:2005/04/02
放映日時:2005/04/09
持ち時間:15分+30秒
棋戦:第13期銀河戦本戦Fブロック7回戦
戦型:横歩取り33桂右玉
場所:東京将棋会館
先手:屋敷伸之
後手:瀬川晶司
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三桂 ▲5八玉 ▽1四歩
▲3八金 ▽6二玉 ▲3六飛 ▽4二銀 ▲2六飛 ▽7二玉
▲4八銀 ▽6二金 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲8七歩 ▽8四飛
▲6八銀 ▽2五歩 ▲5六飛 ▽2四飛 ▲2七歩 ▽5四歩
▲3六歩 ▽5三銀 ▲3五歩 ▽6四銀 ▲3六飛 ▽2三金
▲3七銀 ▽4四歩 ▲6六歩 ▽5五歩 ▲9七角 ▽3四歩
▲6五歩 ▽5三銀 ▲4六銀 ▽4五歩 ▲5五銀 ▽3五歩
▲同 飛 ▽5四歩 ▲6六銀 ▽2六歩 ▲3七飛 ▽2七歩成
▲同 飛 ▽同飛成 ▲同 金 ▽3九飛 ▲2四歩 ▽2五桂
▲6七玉 ▽2九飛成 ▲7九飛 ▽同 龍 ▲同 金 ▽7四桂
▲7七銀引 ▽8六歩 ▲2三歩成 ▽7七角成 ▲同 玉 ▽3九飛
▲8六歩 ▽9五歩 ▲8五歩 ▽9六歩 ▲8三金 ▽6一玉
▲4三角 ▽5一玉 ▲3二と ▽投了
87手で先手の勝ち

青野が瀬川アマに対して銀河戦に優勝してからデカイ口叩けなどとNHK将棋講座5月号に書いているのは事なかれ主義の典型。
当家が瀬川アマを絶賛したのは対久保戦の53桂。
盤上のトリビアで本人が後にあの53桂の背景を語っていたインタビューは今年の将棋世界で一番興味深く読めた。40歳すぎても人間の脳は次々に変転する。先週5月6日の王座戦本戦1回戦で森内を破ったばかりの森ケイジさえまだ楽しい。


18手目52金 歩間5か歩間4維持かの選択 No: 7604 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 16:05:11

本局で初めて森内が安心して指せる手。これで名人の沽券は維持。即ち歩間4維持で手許に相手が作ったチャンスカードが戻る。
羽生は次の19手めが悩ましい。以前の羽生ならできれば温泉に入って一晩考えたいと思った。ここでの最善はナンナのかと。ところが歩間理論だと二者択一しかないので簡単。歩間5か歩間4維持かの選択。
すると「積極的に指す」と公言した以上、ここは歩間5を取るしかない。
インタビューに素直に答えて公言すると言うことは怖い。だから丸山はナニも答えない。


17手目96歩 逆行歩間4 No: 7603 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 15:55:22

コイと言われても行くトコロがない。45銀では角交換後に47角。36角74角成34銀で先手は歩得だが手番を渡すので75歩の馬銀取り前に受けられる。1歩損して馬とナマ角の交換では今度こそ26歩が間に合わずに教皇に笑われる。他の変化も面倒臭い。渡辺明なら絶対読まない。そこでこう言う局面で羽生は歩間理論通りに逆行歩間4で優勢維持を行う。


12手目64歩で森内自重 16手目94歩まで No: 7602 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 15:42:32

午前中の放映終了後森内は事情を悟った。
羽生+一二三の興業路線に乗せられてはマシュダ一家に午前中で先手勝ち宣言をされてしまうと。そこで64歩。
これは純然たるブランコ後進運動で相腰掛け銀になると言うのがかつての分析。羽生の絶好調を誘引した歩間理論では別の視点を加えた。これは歩間4作成手であると。
以下は指し手の変化である程度読める。先手は47銀の継続手をブランコ前進で取るのが最善。そうでないと後手にガッチャン銀の権利を与えて損。16手目94歩は居玉でのガッチャン銀の権利は放棄しろと言う手。54銀のブランコ後進では45銀の教皇突破。迎撃準備があれば羽生は察して来ない。だからここで準備するだけ無意味。94歩は歩間5なので森内からの初めてのリクエスト。これが緩手ならコイと。


11手目46歩 羽生はズルいか? No: 7601 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 15:22:32

当家が疑問に思うまでもなく教皇は桐山で場つなぎしている間に独自にナニかオカシーと気がついた。

11手目26歩の場合 24手までの加藤一二三の保守手順
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽3二金 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽7七角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲3六歩 ▽3三銀 ▲6八玉 ▽4二玉 ▲5八金 ▽5二金
これは定跡形やオーソドックスなどと言う以前にかなり妥協している手順。従って角換り腰掛け銀の概要とも言えない。教皇が上記手順で言いたいことは46歩に26歩などおかしいと言う当家のNo: 7600の言い分が正しいということ。26歩と突けば当然25歩だろうと。それが後手は心配なので先に角換りを選択すると言うだけのことを言いたい。
もし後手がそれでも角換り腰掛け銀を避けて過激に早繰り銀を目指すとこうなると教皇は述べる。
11手目26歩に対抗して12手目74歩から早繰り銀
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽3二金 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽7四歩
▲2五歩 ▽7三銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽6四銀
双方居玉で先手の先攻3rdアタックから後手が75歩2ndアタックで攻めた場合後手玉が不利。先手は右の陣形がすでに美濃築城後なのであとは手順に逃げて入居するだけ。後手は75歩を突いては右も左も暗い。ニッチもサッチもいかない。2の偶数や3の奇数でも割りきれない場合「二進も三進も行かない」とソロバン用語で書く。18手目までに1ポイント先取されたら名人戦では後手勝てない。羽生は「先手番なので積極的にやろう」と公言しつつ実は11手目で森内に74歩でコイと逆に誘っている。一言でズルイ。それが教皇にはアタマに来たということであろう。悔しかったら俺のように26歩ツケと。


9手目38銀と10手目62銀 銀河戦の阿部VS加藤一二三の場合 No: 7600 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 14:39:59

この交換で先後は戻ってしまったと考える。72銀は77角効果で95銀とすぐに出来ないのでいずれ74歩が必要になり指し手が限定される。77角の優位性を出さないために62銀。加藤一二三は先週5月10日の某早指し戦(銀河戦の対阿部戦収録しかないが)で以下のように指したと衛星解説で証言。
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽3二金 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲2六歩 ▽7四歩
▲2五歩 ▽7三銀
この手順はかなり怪しい。この順だと73銀の早繰り銀で後手先攻できるらしい。それが本当なら11手目26歩に必然性がない。それは加藤一二三の信念の1手。信念に必然性などいらない。 5-6分考えて早繰り銀で対抗して加藤ヒフミは阿部を踏み倒したらしい。
果たして羽生は38銀。森内に62銀からヒフミ流早繰り銀をリクエストしているのか定かでない。例の不祥事でNHK杯は放映まで棋譜が棋士にも判らない。銀河戦はどうか?羽生不在の間に森内は62銀を指した。

立会い桐山はエレベーターで森内羽生と乗り合わせて気がついた。いつもより二人の距離があるナと。ニンニクを食べた直後の距離感は謙虚。たき火からの距離感も微笑ましい。なぜ距離感が敵愾心なのか。地球に口があっても太陽より土星が好きだなどと言わない。そんなことを言うのは丸山しかいない。万年スダレの髪の毛の距離感の方が当家には気になる。桐山が黒毛を見せている間に教皇は自分のボケに気がついて上記手順を早速修正。阿部は5月10日に先手でこう指したはずと勝手に訂正している。
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽3二金 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽7四歩
▲2六歩 ▽7三銀 ▲2五歩 ▽6四銀
46歩と26歩を続けて先手が指したのは本当であろうか?
いずれ放映時に判明するであろう。


8手目32金 歩間偶数番 No: 7599 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 12:07:34

なぜここで32金なのか教皇は説明を避けている。落とし穴由縁。
代りに後手が44歩とした場合の変化を掲げる。
8手目44歩変化
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲6八銀 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽3二金 ▲4六歩 ▽4二銀
▲4七銀 ▽6二銀 ▲5六銀 ▽5四歩 ▲4八飛 ▽5三銀右
▲6九玉 ▽5二金 ▲7九玉
この変化でどうかと聞かれたら先手勝ちに決まっている。だから44歩はない?
それは謙虚深いというより牽強付会と当家は見る。
44歩がないから32金しかないと言っているだけのため。
そこでこの局面で何を観るべきかという指針に歩間理論が有効。
後手は先手の腰掛け銀を誘うまで歩間偶数番を取るのだと。


仮に7手目88銀だった場合の変化 壁銀VS壁角 No: 7598 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 11:52:47

7手目88銀だった場合の変化は加藤一二三解説では以下で後手ヨッシー
▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八金 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲8八銀 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽3二金 ▲4六歩 ▽4二銀
▲4七銀 ▽6二銀 ▲5六銀 ▽5四歩 ▲4八飛 ▽5三銀右
後手番右四間で勝ちまくっている教皇らしい展開。その帰結は先手の壁銀がお荷物。この変化だと先手は45歩の権利を完全掌握。後手はそれをGNにする権利。従って先手の壁銀に対して後手は壁角と見ることもできる。
羽生の68銀の意図=むしろ森内に加藤一二三風に攻めてもらいたい。


6手目34歩と7手目68銀 偶数番原理型4シラブル No: 7597 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 11:32:18

確かに分析表記は4手目85歩から先後が入れ換る。先手が常識的応手を後追いで強いられているため。
泉アナ「羽生さんの勝ち星はズラッと白星」
一二三「(喜んで珍しく相づち)ズラっと
加藤一二三にとって68銀は「優秀な手ではない」。後手には早繰り銀先攻があるはずと。一方88銀はひとめ壁銀。後手が角換り腰掛け銀を避けた場合先手の26歩が1手遅い為に後手からの先攻が成立しやすい。78金がすでに疑問で後手指しやすいはずと教皇は見る。この解釈には落とし穴がひとつある。先手から手損角換りを強いることもできると言うことを教皇は決して認めない。その強引さは「角換り」を「角交換」と読ませたい教皇ならではの思い込みと当家は見る。前者は奇数5シラブル。後者は教皇が大好きな偶数番原理型4シラブル。


羽生の常套句「ソーォですね」四種類のパターン No: 7596 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 10:59:24

泉アナのインタビューはツボにハマっている。
4で羽生の決意表明を聞き出した。
今期名人戦の印象は?=そーオですね。接戦だったのでこんなカンジで。
戦形が片寄るカンジ?=そーホですね。マーア事前に予想しずらいので。
過密日程での体調は?=そホホですね。なんとか元気にやってますけど。
最強挑戦者としては?=そーォですね。先手番なので積極的にやろうと。


4手目85歩と5手目77角 No: 7595 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 10:42:39

羽生が歩間偶数番維持で挑発したので森内は素直に逆行歩間奇数番で駒アタリ奇数番1を先取。羽生は77角以外有り得ないと確信している。77金と指せる連盟棋士はいない。77金から先手に66歩75歩76金の布陣は連盟将棋では前例がない。後手は77角を強制することで主導権交代を誇示できる。先後が入れ替わったと後手は見る。


羽生の第3手目78金 No: 7594 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 10:21:22

泉アナの気持ちよいインタビューに対して森内は第1局第2局も押され気味と言う。羽生は第3手目78金。解説加藤一二三は微妙と言う。名人戦でこんな手指していーのかと。今日は役者が揃っている。78金は羽生の加藤一二三への朝の挨拶。森内独りだけと戦っては面白くない。そこで教皇も巻き込む。三日前に三浦に勝った時、森内や渡辺明ばかりか当家も巻き込んだように。あの持将棋はまだ升田大山の危険度にほど遠い。羽生の「ズラッと白星」のキッカケは1にマシュダ一家歩間理論にいち早く気がついたこと、2に自分はまだまだだったと言う自覚。3は今日見せてくれる。


森内の第2手目84歩 No: 7592 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 09:57:37

森内84歩を見て羽生はやけに手間暇かけて信玄袋をコネクリ回しメガネを丹念に拭き始める。
その84歩はナニかと。34歩がテーマじゃないのかと。
そこで相手の気配を伺うためにメガネを外す。
次に羽生が68銀なら矢倉で羽生が勝つ。それで良いのかと。
このテーマは手間がかかると森内は瞼で語った。


名人戦第3局 羽生の初手76歩 No: 7591 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/05/12 Thu 09:48:16

羽生は初手76歩を最善と確信しているわけではない。他の駒に触れる時は合図。
羽生とて人間の限界値にほど遠い。だからこのタメライは好感もてる。
まだまだ生きている間にできることがあるはずと。
羽生が中原のように初手76歩をビシっと指せばすでに枯れた時。
山崎が朝日オープンでイチドも勝てなかったのは初手に対する心構えのせいかもしれない。羽生には初手からイフがある。