2005.02.10B級1組12回戦郷田VS中村　対向い飛車4枚穴熊
日時：2005.02.10
棋戦：第63期順位戦B級1組12回戦
戦型：対向い飛車4枚穴熊
先手：郷田真隆
後手：中村　修
▲２六歩 △３四歩 ▲７六歩 △４四歩
▲２五歩 △３三角 ▲４八銀 △２二飛
▲６八玉 △６二玉 ▲７八玉 △７二玉
▲７七角 △４二銀 ▲８八玉 △４三銀
▲７八銀 △５二金左 ▲５八金右 △６四歩
▲５六歩 △８二玉 ▲９六歩 △９四歩
▲８六歩 △７二銀 ▲５七銀 △７四歩
▲６六歩 △８四歩 ▲６七金 △６三金
▲８七銀 △８三銀 ▲７八金 △７二金
▲９八香 △５四歩 ▲３六歩 △３二飛
▲４六歩 △７三桂 ▲９九玉 △４二角
▲３八飛 △６五歩 ▲６八角 △６六歩
▲同　銀 △６五歩 ▲７七銀 △５二銀
▲８八銀 △１二香 ▲１八香 △１四歩
▲１六歩 △３一飛 ▲７七角 △６四角
▲２四歩 △同　歩 ▲２八飛 △４六角
▲２七飛 △５三金 ▲５五歩 △同　歩
▲６八角 △１九角成 ▲２四飛 △６六歩
▲同　金 △６一飛 ▲２二飛成 △４三銀
▲６二歩 △同　飛 ▲同　竜 △同　金
▲２二飛 △５二金引 ▲７五歩 △６五歩
▲７六金 △５六歩 ▲７四歩 △５八飛
▲７三歩成 △同　玉 ▲１二飛成 △５七歩成
▲５九香 △６八飛成 ▲同　金 △同　と
▲７四歩 △同　銀 ▲７五歩 △６三銀
▲５二香成 △５五馬 ▲６六歩 △５二銀左
▲６五金 △４五馬 ▲７四歩 △８二玉
▲７三金 △同　金 ▲同歩成 △同　玉
▲７四歩
113手まで先手勝ち
8=22飛。中村の向かい飛車だがやけにナゲヤリ。フツー先に94歩。
17=78銀。穴熊にしない郷田。
23=96歩。穴熊にしろと催促。
24=94歩「銀冠は最近カーちゃんより怖いので」
37=98香「4枚アナグマやっちゃおうか？」
38=54歩「どーぞ」
39=36歩「擬態アナシス。これが流行り」
40=32飛「マシュダ一家？」
41=46歩「やっぱやめた。まだネットカフェなんで」
42=73桂「歩は公園の花か」
43=99玉「ナーランダー、まだ寒い」
44=42角「先に16歩でしょ」
45=38飛「デザートは食べない。肥る」
46=65歩「8thアタックだゾっと」
47=68角「トラネーヨ、ばか」
48=66歩「ほんとあのタコは」
49=同銀「コレは取る」
50=65歩「この位はイタイでしょ」
51=77銀「失恋の痛みに比べたら」
52=52銀「B1では語呂あわせが負けるそうな」
53=88銀「そこがA級との違い」
54=12香「デザート食べなきゃちょーだい」
55=18香「えーと、ブランコ後進だっけ？」
56=14歩「やっぱ読んでるじゃあーりませんか」
57=16歩「疲れたら突く」
58=31飛「ダイエットじゃなかった？」
59=77角「歩取り」
60=64角「太りに聞こえる。歩取り」
61=24歩「クドイなあ。駒アタリ奇数番3で先手勝ち」
62=同歩「これはこれは」
63=28飛「連続駒アタリ奇数番3で先手必勝」
64=46角「アンタ最近変わった」
以下顔の65歩を取られて中村座悶死。

2005.02.10B級1組12回戦 タコトラVS慶太 相矢倉 説教将棋
日時：2005.02.10
棋戦：第63期順位戦B級1組12回戦
戦型：相矢倉
先手：田中寅彦
後手：井上慶太
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽３二金 ▲５八金右 ▽８四歩
▲６六歩 ▽４二銀 ▲６八銀 ▽６二銀 ▲７八金 ▽５四歩
▲５六歩 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲４八銀 ▽３三銀
▲７七銀 ▽３一角 ▲７九角 ▽４四歩 ▲３六歩 ▽７四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６七金右 ▽４三金右 ▲６八角 ▽３一玉
▲７九玉 ▽２二玉 ▲８八玉 ▽５三銀 ▲１六歩 ▽９四歩
▲１五歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽５二飛 ▲４六角 ▽６二飛
▲２六銀 ▽７三桂 ▲３五歩 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽３四歩
▲２六銀 ▽４六角 ▲同　歩 ▽６四歩 ▲３五歩 ▽同　歩
▲２四歩 ▽同　銀 ▲５一角 ▽７二飛 ▲２四角成 ▽同　歩
▲３五銀 ▽４七角 ▲４五歩 ▽３六角成 ▲４四銀 ▽４五馬
▲４三銀成 ▽同　金 ▲２五歩 ▽３二玉 ▲２四歩 ▽２二歩
▲３八飛 ▽３六歩 ▲５七金 ▽４六歩 ▲２七銀 ▽３五銀
▲４七歩 ▽４九角 ▲４六歩 ▽３八角成 ▲同　銀 ▽４六銀
▲同　金 ▽同　馬 ▲６一角 ▽４二飛 ▲５二金 ▽同　飛
▲同角成 ▽４二金打 ▲３三歩 ▽同　桂 ▲２一銀 ▽同　玉
▲４三馬 ▽同　金 ▲４一飛 ▽３一金 ▲４三飛成 ▽４八飛
▲４六龍 ▽同飛成 ▲１四歩 ▽６九銀 ▲６八金打 ▽７八銀成
▲同　金 ▽８五桂 ▲６八銀 ▽９六歩 ▲同　歩 ▽９八歩
▲同　香 ▽９七歩 ▲同　香 ▽同桂成 ▲同　桂 ▽９六香
▲９八歩 ▽９七香成 ▲同　歩 ▽９六歩 ▲同　歩 ▽８五桂
▲８六銀 ▽９七香 ▲同　銀 ▽同桂成 ▲同　玉 ▽８九銀
▲８八金 ▽７八金 ▲９九金 ▽６九飛 ▲５七角 ▽８八金
▲同　金 ▽９八金 ▲同　金 ▽同銀成 ▲同　玉 ▽５七龍
▲同　銀 ▽７七角
まで146手で後手の勝ち
5=58金。タコトラはＣ1で指した方が面白い。
6=84歩。慶太の手損角換りが見られないのは相手が悪い。
7=66歩。ここで歩間5は先手番では不満。
40=52飛。タコトラがラシクないのでイキナリ。
41=46角。関西風には関西風で。
42=62飛。角交換は後手連動手獲得で有利。ヒフミンを讃えて右四間裏バージョン風に。
43=26銀。悪手。先手番なので指す手がないだけ。
44=73桂。相手がタコなのでやり放題。
45=35歩。6thアタックはダメ。37銀が正解。
以下角切りのタコ焼き。まず神谷とお友達になって戴きたい。
63=45歩。歩が一枚しかないので23歩では歩切れ。
慶太まで阿部に感化された説教将棋を指してしまった。

2005.02.10B級1組12回戦中川VSシザ　相掛り腰掛け銀
日時：2005.02.10
棋戦：第63期順位戦B級1組12回戦
戦型：相掛り腰掛け銀
先手：中川大輔
後手：堀口一史座
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛 ▲３八銀 ▽３四歩
▲７六歩 ▽６二銀 ▲４六歩 ▽５二金 ▲４七銀 ▽６四歩
▲５六銀 ▽６三銀 ▲５八金 ▽５四銀 ▲７七角 ▽４四歩
▲８八銀 ▽８二飛 ▲８六歩 ▽４二銀 ▲８七銀 ▽４三銀直
▲６八玉 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽４二玉 ▲３六歩 ▽３一玉
▲６八金右 ▽７三桂 ▲９六歩 ▽９四歩 ▲８八角 ▽１四歩
▲１六歩 ▽６三金 ▲３七桂 ▽４二玉 ▲２六飛 ▽５二玉
▲３五歩 ▽６二玉 ▲３六飛 ▽３五歩 ▲同　飛 ▽８一飛
▲３六飛 ▽３四歩 ▲２六飛 ▽２四歩 ▲６六歩 ▽３三桂
▲１五歩 ▽１三角 ▲１四歩 ▽２五歩 ▲２九飛 ▽４六角
▲３八歩 ▽３五角 ▲１三歩成 ▽１八歩 ▲１二歩 ▽１九歩成
▲同　飛 ▽１八歩 ▲２九飛 ▽５五香 ▲同　銀 ▽同　銀
▲１一歩成 ▽４六銀 ▲５九香 ▽４七銀打 ▲２二と ▽同　金
▲２五桂 ▽１九歩成 ▲２七飛 ▽２六歩 ▲１七飛 ▽１八と
▲１五飛 ▽４五桂 ▲３三桂成 ▽同　金 ▲１二飛成 ▽５二銀
▲３七香 ▽同桂成 ▲同　歩 ▽２七歩成 ▲７七桂 ▽３七と
▲８九玉 ▽４八と ▲２五桂 ▽４三金 ▲３三歩 ▽５九と
▲３二歩成 ▽５八と ▲同　金 ▽同銀不成 ▲３三桂成 ▽７二玉
▲４三成桂 ▽５七銀成 ▲５二成桂 ▽６九銀不成▲６二金 ▽同　金
▲同成桂 ▽同　玉 ▲３三と ▽５二香 ▲７二銀
まで131手で先手の勝ち

相掛り十字架銀模様。これはお口直しに期待できそう。
22=52金。悪手。
24=64歩。52金とは合わない。以下相腰掛け銀に。
29=77角。66角はどうせ同角と取ってくれないので。
30=44歩。これで後手負けそうとわかる。十字架銀より先手2手得。
以下中川楽勝。シザのおかげで拍子抜け。

2005.02.10B級1組12回戦島VS阿部　相横歩取り66角 漫才篇
日時：2005.02.10
棋戦：第63期順位戦B級1組12回戦
戦型：相横歩取り
先手：島　　朗八段
後手：阿部　隆七段
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩
▲７八金 ▽３二金 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲３四飛 ▽８八角成 ▲同　銀 ▽７六飛
▲７七桂 ▽３三金 ▲８四飛 ▽８二歩 ▲６六角 ▽４四歩
▲７五歩 ▽２七角 ▲８七銀 ▽６六飛 ▲同　歩 ▽４五角成
▲６八玉 ▽２三馬 ▲２八歩 ▽７二金 ▲５八金 ▽４二銀
▲６五歩 ▽４一玉 ▲８六飛 ▽３二玉 ▲９六歩 ▽８三歩
▲３六歩 ▽３四馬 ▲３八銀 ▽６二銀 ▲３七桂 ▽５四歩
▲７九玉 ▽５五歩 ▲８八玉 ▽５六歩 ▲３五歩 ▽２三馬
▲８二歩 ▽５七歩成 ▲同　金 ▽８二金 ▲４九銀 ▽７二金
▲５八銀 ▽４三金 ▲１六歩 ▽５九角 ▲３六飛 ▽４八角成
▲３四歩 ▽３五歩 ▲２六飛 ▽２四歩 ▲８二歩 ▽同　金
▲５六飛 ▽５三歩 ▲６六飛 ▽５一銀左 ▲６四歩 ▽同　歩
▲同　飛 ▽６三歩 ▲６五飛 ▽３四馬 ▲４五桂 ▽同　歩
▲６四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽５四金 ▲６六飛 ▽６三歩
▲４六歩 ▽３六歩 ▲４五歩 ▽３七歩成 ▲４六飛 ▽５九馬
▲３九飛 ▽５八馬 ▲同　金 ▽３六歩 ▲６七金右 ▽４五金
▲８六飛 ▽４三歩 ▲８四歩 ▽４八と ▲８九飛 ▽７四歩
▲８三歩成 ▽８五歩 ▲同　飛 ▽９四銀 ▲８二と ▽８五銀
▲同　桂 ▽５四歩 ▲８一と ▽３七歩成 ▲９七玉 ▽２五歩
▲９一と ▽１四歩 ▲５二歩 ▽同　銀 ▲８四角 ▽５三銀直
▲７四歩 ▽８三飛 ▲７六桂 ▽８四飛 ▲同　桂 ▽７五桂
▲７三歩成 ▽６七桂成 ▲同　金 ▽８六歩 ▲同　玉 ▽７三銀
▲同桂成 ▽８五歩 ▲９七玉 ▽８六金 ▲同　銀 ▽７八角
▲４六桂 ▽同　金 ▲３五香 ▽同　馬 ▲７五飛 ▽８九角成
▲３五飛 ▽３三香 ▲２五飛 ▽２三歩 ▲５二銀 ▽４一桂
▲４四歩 ▽４二銀 ▲５一銀打
まで159手で先手の勝ち
三浦の大ブレークでついに阿部まで相横歩取りに手を染めた。
23=66角。便秘になぜか痔の薬を買った島。
24=44歩。阿部が横歩取りで44歩を指したのはコレが初めてであろう。
25=75歩。横歩取り85歩なら後手がやりそうな飛車の生け捕り。
26=27角。序盤は飛車より角と確信しているので。
27=87銀「私もそう思うんですがイッキに負けるよりいいかと」
28=66飛「子供じゃないんだから」
29=同歩「でも子供にもわかりやすく教えないと」
30=45角成「負ける気しません」
31=68玉「つきあって下さい」
32=23馬「コレもーナニもないっしょ」
33=28歩「2枚目の馬は作らせません」
34=72金「まさにB級やん」
35=58金「さすがに誰もマネしないでしょーね」
36=44銀「アホらし」
37=65歩「退会はイタイカイ？」
38=41玉「なんか言いました？」
39=86飛「ニタリ寄ったりですか」
40=32玉「これ負けようが」
41=96歩「ワカランチンにはハッシー」
42=83歩「受けてらんないわ」
43=36歩「フツー94歩受けません？」
44=34馬「で島ノート居飛車篇は？」
45=38銀「死んでも書けません」
46=62銀「終電間に泡篇」
47=37桂「桂馬が二枚使えている分先手勝勢」
48=54歩「イキナリ言うか？」
49=79玉「もうナニもさせません」
50=55歩「この位は大きいっしょ」
51=88玉「94歩突けば？」
52=56歩「ザケンなとシーちゃんなら言います」
53=35歩「ソレ同歩で取ると39角で負けですね」
54=23馬「でコッチ取ると？」
55=82歩「逃げた女房に未練はないが」
56=57歩成「オチチ欲しがるモンチッチ」
57=同金「互いに金を乱して」
58=82金「やっぱ金ね」
59=49銀「39角打ってください」
60=72金「58飛で角が死にます」
61=58銀「今度は？」
62=43金「38飛でしょ」
63=16歩「子供教室ですね」
64=59角「コッチはどう？」
65=36飛「今度は上でしょ」
66=48角成「ホンマかいな」
67=34歩「どーせカラ成だし」
68=35歩「金取って49金打ちます？」
69=26飛「もう負けですから桂馬どーぞ」
70=24歩「37馬は23飛成が面倒カモ」
71=82歩「やっぱ序盤は飛車より角でしたか」
72=同金「最後のお願いの前に投了されたら？」
73=56飛「桂取れよ」
74=53歩「投了しろ」
75=66飛「桂取れよ」
76=51銀「脇息を前に置くなって」
77=64歩「子供の教育によくないですね」
78=同歩「投了もできないんじゃミセシメ」
79=同飛「一応歩切れ解消で次に飛車切りから52飛カナ」
80=63歩「脇息に両肘のっケンナって。ンナことさせない」
81=65飛「 だから桂早く取って下さい」
82=34馬「ナニもさせない」
83=45桂「桂取ったら投了してあげたのに」
84=45同歩「連動手で桂入手」
85=64歩「45歩は空間開放手で傷。十字飛車狙い」
86=同歩「もー3歩得に桂得で後手勝ちじゃん」
87=同飛「だったらまた歩でも打てば？」
88=54金「今度は52飛がないダロ」
89=66飛「金が離れていーの？」
90=63歩「オナニもさせません」
91=46歩「先に打てば形作ってすぐに投了してあげたのに」
92=36歩「と金で圧勝」
93=45歩「あの44歩の初体験ツアーが先手の位に」
94=37歩成「丸山センセーでもと金好きでしょ」
95=46飛「44歩は丸山先生にしか指せません」
96=59馬「えーっと。馬取りは逃げる」
97=39飛「アンタらしく47歩と打てばいーのに」
98=58馬「シマった。38馬で勝ちでしょ、ネ、ネ」
99=同金「記録係に聞くナ。大内先生じゃあるまいし」
阿部。貴様は島と漫才やってろ。

2005.02.10B級1組12回戦 行方VS青野 手損角換り早繰り銀　康光流
日時：2005.02.10
棋戦：第63期順位戦B級1組12回戦
戦型：手損角換り早繰り銀
先手：行方尚史七段
後手：青野照市九段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △３二金
▲７八金 △８四歩 ▲２五歩 △８八角成
▲同　銀 △２二銀 ▲３八銀 △３三銀
▲６八玉 △７二銀 ▲３六歩 △６四歩
▲３七銀 △６三銀 ▲４六銀 △４四歩
▲３五歩 △４二飛 ▲３四歩 △同　銀
▲２四歩 △同　歩 ▲同　飛 △２三金
▲２八飛 △２七歩 ▲同　飛 △３六角
▲３七飛 △３五歩 ▲３九金 △１四歩
▲８六歩 △７二金 ▲２七角 △同角成
▲同　飛 △３六角 ▲２八飛 △４七角成
▲３五銀 △２五銀 ▲３七桂 △同　馬
▲２五飛 △２二歩 ▲４三歩 △３二飛
▲２三飛成 △同　歩 ▲４二金 △６二玉
▲３二金 △３六馬 ▲５八銀 △３五馬
▲３一飛 △５六桂 ▲７七玉 △７一金
▲５六歩 △５九飛 ▲８三桂
67手まで先手勝ち

森下の万年炬燵の直後に見るとやけにすがすがしい。青野はやはり解説以外はいつでも気持ちよい棋士。
17=37銀。行方もMF愛読者になった。16歩も77銀もやらずに早繰り銀とはタイトル戦を狙う気構え。
22=42飛。山崎&タニー経由の手で対抗。これが本流と貫禄を見せる青野。しかし手損角換りで42飛はもともと康光の発想。だからタニー研は前線から遅れをとった。
＞2004.06.29棋聖戦第2局指直し局　手損角換り 森内VS康光
30=27歩。42飛と回らない形なら中原も谷川相手に30手目24歩をみせたばかり。2004.01.09NHK杯　谷川VS中原 手損角換り早繰り銀
24歩は行方自身が2003/10/06第34期新人王戦で指して田村相手に負けているので青野もやらない。
青野が指した本譜の27歩は康光の手。以下36角37飛を見てすぐに思い出す。こう言う有名な手順は棋譜検索など必要ない。康光森内戦とすぐに思い出せるので何時頃だったか記憶のかすれ具合と相談するとすぐに棋譜が出てくる。
2003.12.21Ａ級順位戦　森内VS康光
するとココに当時の流れが書いてある。新人王戦の記載もそこで思い出す。本流の意味とは記憶をいかに簡略するかに尽きる。康光森内を軸とすることで流れが把握できる。するとソコには谷川の顔が見える。形は全く違うが27歩自体は谷川も前々日に指している。
2003.12.19Ａ級順位戦 島VS谷川 先手番一手損角換りVS棒銀
これは例の54手目77銀成が有名な手。升田賞を与えたのは審査ミスであったが谷川がホイホイ受けたので升田賞はコレで死んだ。
このように人間の記憶とは棋譜検索より優秀であることが分かる。棋譜検索では森内VS康光が42飛型ではないので出てこないばかりか、なぜ康光が27歩というインスピレーションを得たかが抽出できない。以上のアタマの検索はMF実況&分析のINDEXさえあれば瞬時に手で追える。機械検索より早い。棋士が駒を手で並べているのはそうした記憶力の強化のため。当家は全く違う記憶法。すべて言葉に置き換えるのがマシュダ一家。
そこで康光森内戦に再び光を与える。あの将棋は康光が入玉して勝ちと当家は実況&分析していたが途中で康光が方針変更したためにご破算となったとだけはすぐに思い出せる。
35=39金。森内はここで56歩だった。恐らく行方は森内の意図が理解できなかった。39金とは28地点を補強する手だが後手は歩切れ。
36=14歩。悪手。この手は康光が4手めに突いた手。すでに遅い。
37=86歩。玉を広く。この交換で勝負ついた。
38=72金。42飛型の欠陥をここで補強するのでは39金緩手を褒め殺しているようなもの。青野らしくない。
39=27角。それでも打つ行方。
40=同角成。浮いた63銀に金のヒモをつけたが14角ともできない。ムダな手ばかり。歩切れではナニもないのと同じ。
41=同飛。飛車が解凍。
42=36角。この手に期待したが・・・
45=35銀。後手の歩切れ解消の瞬間に勝負。
46=25銀。歩切れ解消に喜んだばかりなので歩が打てない青野。
47=37桂。遊び桂が使えてラッキー。
48=37同馬。青野には中空惨苦理論となった。
49=25飛。遊び桂が銀と交換。
50=22歩。泣く泣くまたも歩切れ。以下奈落へ。

2005.02.10B級1組12回戦　森下VS北浜　対手損角換り右玉
日時：2005.02.10
棋戦：第63期順位戦B級1組12回戦
戦型：対手損角換り右玉
先手：森下卓
後手：北浜健介
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △３二金
▲７八金 △８四歩 ▲２五歩 △８八角成
▲同　銀 △２二銀 ▲３八銀 △３三銀
▲１六歩 △７二銀 ▲１五歩 △６四歩
▲４六歩 △６三銀 ▲４七銀 △４二玉
▲５八金 △５二金 ▲３六歩 △７四歩
▲３七桂 △５四銀 ▲２九飛 △４四歩
▲４八玉 △３一玉 ▲７七銀 △２二玉
▲５六歩 △６五歩 ▲６八銀 △８五歩
▲５七銀 △６四角 ▲９六歩 △９四歩
▲７七桂 △４二金右 ▲６六歩 △同　歩
▲同　銀 △７三角 ▲６五歩 △８六歩
▲同　歩 △同　飛 ▲８七歩 △８二飛
▲５七金 △８四角 ▲５五歩 △６三銀
▲５八玉 △７五歩 ▲同　歩 △７四歩
▲２四歩 △同　銀 ▲８六歩 △７五歩
▲８五歩 △９三角 ▲８七金 △７二飛
▲６七玉 △６四歩 ▲同　歩 △同　銀
▲８四歩 △同　角 ▲６三角 △７六歩
▲７二角成 △７七歩成 ▲同　玉 △６五歩
▲６一飛 △６六歩 ▲６四飛成 △７五銀
▲７四竜 △８六歩 ▲８八金 △７三歩
▲６五竜 △７四桂 ▲５八金
91手まで先手勝ち

後手の手損角換りに右玉で対抗する構想は2004.09.24B1順位戦先崎VS島をすぐに想起。あの時は7thアタック1本勝ちであった。
右玉は先手の緩手15歩を一挙に反転させる。北浜は31玉型を今回は畏れて一目散に22玉まで囲ったが、15歩に向き合うという皮肉な流れ。
先手からの15歩圧迫に関して当家では後手から14歩の逆襲を画策すべきと分析したことがあったが連盟棋士はそういう将棋を好まない。谷川丸山戦もそうであった。居飛車側が25歩を押さえているため玉頭からの反撃は最終盤の入玉狙いでしか棋士は思考しない。
北浜は島の二の舞にならないように左桂を跳ねない。代りに38手目64角。65歩の位を確保したので7thアタックを狙う継続手だがこれで後手からの千日手は難しい。後手がナニもしなくとも先手から66歩がある。
39=96歩。森下は角を打たせたことに満足してナニもしない。
40=94歩。このブランコ後進お付きあいがB1の合い言葉。角換り腰掛け銀側特有の8thなので73角と戻ってからも仕掛けが可能。
41=77桂。逆に先手は66歩が8thでは悪手になる。同歩と取ってくれないため。そこで66歩を実現させるために65銀連動手を阻止する77桂。
42=42金。緩手。桂を狙って75歩としたいが94歩の方針と一致しない。先手はどうせ66歩しかない。ならば73桂で対抗して連動手を狙いたい。
43=66歩。後手の緩手に乗じてようやく重い腰を上げる。森下には9thまでひっぱる完勝将棋が多いので8thアタックならまだ遠慮している方。38玉と寄るのが最善だったと言うかもしれない。
44=同歩。やけに素直。73桂としたい。
46=73角。北浜と当家には時差がある。
47=65歩。こんな手はA級で通用しない。
48=86歩。疑問。1歩あるなら95歩が先。
51=87歩。森下はラク。方針が炬燵。地震にも揺るぎない。
52=82飛。これで手番を逃す。
53=57金。84角も許さない態度。危険。
54=84角。北浜はどうやら先崎のバカ発言を信用した模様。今度は93桂のチャンスも逃す。
55=55歩。森下将棋満開。
57=58玉。満開の桜がさらに狂い咲き。
58=75歩。狂い咲きの桜の木の下でいまさら角を下がれない。ここで7thアタック。
59=同歩。ナニもさせない。
60=74歩。余りに遠い継ぎ酒の花見。
61=24歩。1歩もらったので返す律儀な客人。
63=86歩。駒落ち将棋になった。
64=75歩。これで1歩得。
66=93角。ツケを一挙に支払う時に5千円札と1万円札を間違える。
67=87金。1歩損でも押さえ込みを狙う根性。
68=72飛。76歩で桂を殺すと脅す。
69=67玉。これが58玉の意味かと一同唖然。
70=64歩。キョトンと聞く北浜。「島さんの悪影響で入玉ですか？」
75=63角。「飛車角落ちのつもりだったんですがスイマセン」
76=76歩。「語呂合せすると最近勝つそうなので」
77=72角成「いやーこれは驚きました」
80=65歩。「一応二枚換えかと」
81=61飛。「スイマセン。タバコはスイマセン」
北浜ぼう然自失。