MashudaBBS2004.10.23-28
天災1-4
2004.10.23JT杯 谷川VS康光 コンニャク矢倉 手損と誘惑
新潟県中越地震報道 NHK最大の誤謬
2004.10.25
NHK杯 阿部VS中原 手損角換
天災1 状況と言う言葉の氾濫
天災2 地震でも壊れない票田
天災3 ローン返済のリズム
天災4 スリリングか絶望か
天災X 天下無敵 
地震中継=大本営発表
三宅久之という古狸 香田証生はジャンヌ・ダルクかドン・キホーテか
安否情報放送その後 オレオレ詐欺続発の胴元締め
2004.10.28秋の園遊会 陛下VS米長東京都教育委員 テクスト版


2004.10.28秋の園遊会 陛下VS米長東京都教育委員 テクスト版 No: 6805 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/28 Thu 22:31:50

日時:2004.10.28
場所:赤坂御苑
戦形:急戦赤坂定跡
先手:ヨネナグゥア
後手:陛下
初手「(尊大に)日本中の学校に墜狂、国旗をあげて国歌を斉唱させると言うのがわたしの仕事でございます」(注釈:墜狂=トニカクの半角カタカナ=トニカクの文字化け変換。この部分だけ早口で喋るのが永世奇声の特徴)
2手め「アーそう」
3手め「(自慢気に)今ガンバっております」(注釈:ガンバッテねという返事を期待する誘導)
4手め「アーっやはりアノ、アレですね。その、強制になると言うモノじゃないからネ」
4手めで陛下の圧勝。 即去りの気配。
感想戦「(あせって)えーモチロンそう・・・」
「ノゾマシー」(フォローの御言葉のようだが奇声に遮られ解読難解)
「(声が裏がえって早口で)えーホントに素晴らしいお言葉いただきありがとうございました」
感想戦も陛下の圧勝。(注釈:米長教育委員は国旗掲揚&国家斉唱拒否の教師の首切りを陣頭指揮した人物。将棋関連番組では永世棋聖という称号を誇示しているが大山15世名人はこの称号を与えることに反対していた)


安否情報放送その後 オレオレ詐欺続発の胴元締め No: 6804 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/28 Thu 11:40:27

NHK教育の丸二日間に及ぶ驚異の安否情報放送のおかげで、全国津々浦々に災害に困っている人と助けたい人の実名が居住地付で公開されてしまった。NHKが後悔先にたたずと言っても遅い。安否情報放送の収録ビデオは現在ハヤリの新商法「オレオレ詐欺」のバイブルとなっている。家がなくて困っているのでマンション購入頭金送れと電話すれば振り込む親族が大勢いるであろう。こういう犯罪を助長した張本人は「オレオレ詐欺」の胴元締めということになる。将棋講座を録画したつもりで安否情報放送が映っていたため切れた将棋ファンが実行犯になりかねない。囲碁ファンにはそういう心配がない。
そこで「オレオレ詐欺」対策としてはまずそのような電話がかかってきたら「あの将棋盤も家の下敷き?」と聞く。「いいカヤ盤だったけど」と言ったらこれは「オレオレ詐欺」に間違いない。


三宅久之という古狸
香田証生はジャンヌ・ダルクかドン・キホーテか
 
No: 6803 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/28 Thu 02:23:58

ハゲのメガネ政治コメンテーターといえば三宅久之。田嶋陽子やビートたけしも言えないことを言ってしまう。1昨日は橋本龍太郎1億円ネコババ疑惑を「増税前に政治家が潔白示すの当然」と2年前のマシュダ一家語録をパクって拍手喝采であった。橋本龍太郎は商人だから証人喚問しろと言いたいならハッキリそう言って頂きたい。それを言えずに消費税10%戦略準備に当家語録だけ今さら盗むこの糞ジジイを懲らしめろと本家から通告があった。
三宅久之は昨日イラクで武装組織の例の人質になった24歳の香田証生を「日本の恥さらし」とあの口調で罵声した。「何でも見てやろう+自分探し」世代の馴れの果てを作ったのは彼ら古狸族。小田実と蜷川幸雄を足して二で割り金歯臭いガンコじじいで脚色したのが三宅久之。だから「日本の恥さらし」などと叱り飛ばして自己陶酔に陥っていられる。
この若者は最初から死ぬ覚悟でいる。命を晒した者に「恥さらし」などという前に「今度の官房長官は身の代金で済まないヨ」と三宅久之はハッキリ言うべきだった。
日本の外務省は昔から主権が及ばない外国に居る日本人など相手にしない。殺されたら「アっそう」で毎度済ませてきた。テレビでいちいち晒すから重い腰をあげた外務省もとうとうギックリ腰になってしまった。自衛隊派遣にマスメシアもうしろめたいと思っているから大々的に報道している。香田証生がジャンヌ・ダルクかドン・キホーテになるかもしれない時に「日本の恥さらし」では盛り上げようもない。
三宅久之は「日本のマスコミは黙秘するべきだった」となぜ言えないか?
それは彼もまた「犠牲者の論理」をとことん叩き込まれた洗脳狸であったため。


地震中継=大本営発表 No: 6802 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/27 Wed 11:42:04

ホアキン・サウラ&レオナルディアン・ミュージック・アカデミーがスペイン・聖イルデフォンソ教会で演奏したコンサートは中世の曲ばかり。BS2の番組表にはこれしか表示がない。
「こころをこめて」             C・パウマン作曲
「はかりしれぬ悲しさ」           J・デ・プレ作曲
ほか

曲そのものが本邦初公開だと「ホカ」にされてしまう。「ホカ」の中にNih, gatah, ich muss dich lassenという歌曲があった。この曲が終わると中越地方で震度6弱の余震がある。「6-」と表記する。途端にBS2もBS1も果てはNHK総合も教育も全4チャンネルが同じ地震中継を開始してしまう。酷い。凸然避難住民が犬を抱いている風景を見せられた。日本人はよほど忠犬と横並びがスキナンだろう。スロットマシーンでも4チャンネル同じという機種は敬遠される。
これが戦争だったらNHKは大本営発表しかしないであろう。


天災 天下無敵No: 6801 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/27 Wed 03:06:03

今年のマシュダ一家流行語大賞候補は台風報道での被災者のお爺ちゃんの笑顔の一言。
「台風には誰もかなわない」
因みにこの人は土砂崩れで家を失った。
大阪では信号無視が常識だが、千葉はもっとすごい。信号さえない危険な道路をボケ老人が徘徊している。警察が注意してもダメであった。


天災4 地震のメカニズムはスリリングか絶望か No: 6800 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/27 Wed 03:04:19

地震のメカニズムは将棋のようにシステマチックに分析できないとおかしい。自然現象には共通項が必ずある。逆断層からの強震3回+15時間で有感余震254回と言う数字は象徴的。二日制のタイトル戦もこのような時間と数値で戦っている。様々な符牒の一致により地震学も将棋の戦法と同じように把握し楽しめるのではないかと言う予感がある。中越地震を群発地震と見ない根拠は衰退傾向。ところが衰退中に当然強震がある。これは感想戦における新手筋と見れば将棋とまったく同じプロセスとなる。
現象としての地震と災害としての地震は違う。火山と温泉はすでに観光の目玉商品となった。地震が定期的に発生するならツアーが組める。居住区で不定期に地震が起きれば災害となり冗談にさえできない。
よく考えてみれば日本全体が危ない島であった。月世界旅行時代になっても地震体験ツアーはそう簡単にできない。震度7級になると生涯に一度あるかないかの体験かもしれない。日本人はそういうことを昔から知りながらこの国土を楽しんできた。テレビのリポーターは余震を今か今かと待ち受けている。それを全国民がリアルタイムで見たいと知っているからカメラはいつでもスタンバイ。


天災3 ローン返済のリズム No: 6799 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/27 Wed 02:56:35

金にしか興味がない棋士がいた。しかし将棋ではお金持ちになれないと知り、株で儲けようとした。大損したあと女房にドヤされて借金で家を建てた。やがてローン返済の為に嘘までつく米つきバッタとなった。これは最近NHKの番組でも放映された実話。例の近親相姦の構図と同じ。やがて家は地震で壊れ、また日本人は同じ事を繰り返す。
大陸や半島の戦乱から逃げてきた弥生人も気がついていた。この島の自然災害にはどうやら一定のリズムがあるらしいと。


天災2 地震でも壊れない票田  No: 6798 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/27 Wed 02:54:33

日本に来ると誰でも思う。お金は沢山あるのになんで日本人はウサギ小屋が好きなのかと。 長屋のオカミは家など建ててもどうせ地震で壊れると思っている。
やがて気がつく。茶室は素晴らしいと。
縄文時代から日本では自然災害と戦ってきた。そこには知恵がある。ヤバイところには住まないようにしようと。
田中角栄は日本列島改造でヤバイところに道路も橋も作らせ、地元には新幹線まで開通させた。その娘の田中真紀子は票田の被災地へ行く。そして税金による復興支援を約束する。このような近親相姦構造では幾ら金があっても足りない。


天災1 状況と言う言葉の氾濫 No: 6797 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/27 Wed 02:52:22

今回の地震報道は貧弱な日本語を見せつけた。
映像でみたマンマのことをリポーターもアナウンサーも「ナントカの状況です」と締めくくる。全壊している家を指で示して「家が全壊している状況です」などと言う。
詰んでいるのに「頭金で詰む状況です」などとは言わない。換わりに「投了ヤムナシ」と言うのが連盟将棋のリポーター。
状況とはモノと人間の関わり具合を示す言葉。だから当家では必ず四相に仕訳する作業から始める。みたマンマを状況とは言わない。


2004.10.25NHK杯阿部VS中原 手損角換り No: 6795 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/25 Mon 12:33:51

放映:2004.10.25(2004.10.24放映分延期)
棋戦:NHK杯
戦形:手損角換り 順位戦バージョン+中原38角
先手:阿部隆
後手:中原誠
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩 ▲6八玉 ▽6三銀
▲3六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉 ▲5八金 ▽5二金
▲3七桂 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽3一玉
▲7七銀 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽7三桂 ▲6六銀 ▽8五歩
▲5五銀左 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲8七歩 ▽8五飛 ▲6四銀 ▽6五桂 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2三歩 ▽同 金 ▲4五桂 ▽4四銀 ▲6一角 ▽4一銀
▲2九飛 ▽3八角 ▲5九飛 ▽2七角成 ▲6三銀打 ▽4二金
▲7四銀不成▽7七歩 ▲8五銀 ▽7八歩成 ▲同 玉 ▽3七馬
▲4九飛 ▽4五銀 ▲8八玉 ▽3六馬 ▲6八金 ▽5四銀
▲7一飛 ▽6六歩 ▲4五歩 ▽5二桂 ▲4四歩 ▽同 歩
▲5五銀 ▽6七歩成 ▲同 金 ▽8六歩 ▲5四銀 ▽同 馬
▲5一銀 ▽5八銀 ▲4二銀成 ▽同 玉 ▲7二角成 ▽6七銀成
▲9七玉 ▽8七歩成 ▲投了
92手で後手の勝ち

どうやらNHK教育は深夜1時から昼に流せなかった将棋番組を放映するらしい。しかし翌朝また安否情報が録画されていたと言うことは有り得る。そこで深夜1時まで待つ。確かに久保の顔が映っている。これならNHK杯も続けて流すかも知れない。しかしまだ心配なのでオープニングまで待つ。因みに久保の実戦講座は居飛車側がマヌケとひとめなので教材にはよくない。
いつもは録画などしないNHK杯オープニングを久しぶりに見るが相変わらずNHKの姥捨山。一言でモノマネと安請け負いの折衷。
涼子の顔見てアクビをし、 阿部が先手で76歩。ここで録画を開始しようと思ったら気配がおかしい。なんと後手の中原が2手め34歩に4手め32金。これは手損角換りの予感。中原はこの戦形で指したことがない。 確認しないと寝つけない。中原ならどう指すのか?
8手め88角成!
これはもう深夜に頭から冷水をぶっかけるような手。中原が指すからこそ意味がある。
13手め46歩=丸山谷川戦直後に見るとやはり阿部はダメな棋士に見えるが収録当時ではまだB1以下で通用したかもしれない。
中原の駒組は王道。1手1手過去の集積どころか未来も含有している。昨年竜王戦挑戦者決定戦で見せた角換り腰掛け銀における中原新作はその後森内も羽生相手に採用。しかし手損角換りではどうするのか?
34手め73桂=この局面における当家の微笑と阿部が画面で露骨に見せた不敵な笑いは意味が違う。当家は薔薇十字への入り口への感慨。阿部の笑いは「飛んで火に入る夏の虫」。案の定阿部は66銀。以下スラスラと52手めの局面を迎える。涼子と福崎はダメなギャラリー。端歩の関係が違っていたカモなどと言うのは全日本プロ変化と混同している証し。こんなのひとめで阿部がナニをやりたいかわからないと解説などできるはずない。
王座戦第1局では日経中継の控え室で中原は銀打で先手の森内優勢と控え室でもらした為、当時のマシュダ一家実況&分析に日本将棋連盟が完敗した日。当家は銀打で先手負けと明言。阿部は当家の忠告を無視してその翌日順位戦で森下相手にタコ手を披露して当家にコキおろされた。
53手めに阿部はマシュダ一家に挑戦するかのような61角打。こんな手は今でもダメ。福崎は42金でどうかと言うがMF変化はその先まで当時作成済み。森下は有無を言わせぬ41銀で圧勝したのが翌日の順位戦手順。森下手順は芸がなさそうで確実。従って41銀は当家も支持。中原はどうするかと思ったら3分で41銀。阿部森下戦もよく知っていると言っている手。
そして迎える56手めの問題局面。中原は7分考えて38角打。
当然阿部はこの手を想定して来なくはならなかった。そうでないと66銀ばかりか61角変化などゼッタイに指せない。順位戦で選択したからには38角打変化などとっくに頭に入れてこなくてはオカシー。
ところが阿部は10分の長考。そして指された手が59飛。これで阿部がボロ負けと判る。
阿部が対森下戦で痛いほど感じたのは大局観の欠如。そこで先手は入玉筋で勝つべきと言うマシュダ一家実況&分析の大局観のみ本局に導入しようとしている。ところが当家の分析4にあった後手からの千日手狙いを軽視した為ここで考慮時間を喪失した。局後にここで阿部がボヤイたのも千日手手順。
59手め63銀打=何度同じ事を忠告してもダメな阿部。八百長王座戦ならいざ知らずこんなイモ攻めをテレビで見せてはいけない。
感想戦における中原の先手72角成の対応変化は以下
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩 ▲6八玉 ▽6三銀
▲3六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉 ▲5八金 ▽5二金
▲3七桂 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽3一玉
▲7七銀 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽7三桂 ▲6六銀 ▽8五歩
▲5五銀左 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲8七歩 ▽8五飛 ▲6四銀 ▽6五桂 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2三歩 ▽同 金 ▲4五桂 ▽4四銀 ▲6一角 ▽4一銀
▲2九飛 ▽3八角 ▲5九飛 ▽2七角成 ▲7二角成 ▽3七馬
▲4九飛 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七銀 ▽同飛成
▲同 金 ▽8六歩 ▲同 金 ▽3六馬 ▲6八金 ▽6六歩
▲7八玉 ▽5八銀 ▲3九飛 ▽6七銀成 ▲8七玉 ▽4六馬
▲2二歩 ▽同 玉 ▲6一飛 ▽3二銀
阿部が72角成でどうかと言う以前の問題。すでにダメと判っている森内63銀打変化はモノマネ大会にしかならない。
63=85銀。ところが阿部はここで88金とも逃げられない。本局では中原はすでに銀を手放しているのでMF変化とは当然違う。阿部は88金など有り得ないと局後で断言。
感想戦における中原福崎の88金変化は以下
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩 ▲6八玉 ▽6三銀
▲3六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉 ▲5八金 ▽5二金
▲3七桂 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽3一玉
▲7七銀 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽7三桂 ▲6六銀 ▽8五歩
▲5五銀左 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲8七歩 ▽8五飛 ▲6四銀 ▽6五桂 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2三歩 ▽同 金 ▲4五桂 ▽4四銀 ▲6一角 ▽4一銀
▲2九飛 ▽3八角 ▲5九飛 ▽2七角成 ▲6三銀打 ▽4二金
▲7四銀不成▽7七歩 ▲8八金 ▽8二飛 ▲6五銀 ▽3七馬
▲7七金 ▽5九馬 ▲同 金 ▽2九飛 ▲4九桂 ▽1九飛成
阿部は ▲4九桂など打つのは将棋ではないと思い込んでいる。確かにこれではMF変化でも冗談変化として以外取り上げない。しかしそれ以前に阿部の大局観がおかしい。
74手め66歩=すでに大差。6-8筋まで後手の歩が切れて丁度後手の駒台には歩が三枚。70手めの36馬は歩も取って金にあてる双頭手なのでここで投了でも良い程。いかに59手めの63銀など有り得ない手かと言うこと。こんな手を褒めては中原が笑う。阿部の大局観は単なるマシュダ一家の第1次企画のモノマネ。入玉を考えただけ。61角など打っては攻防手の逆転が作図できないため美的感興もないばかりか43一点狙いなので後手は30秒有れば完璧に受け切ってしまう。それどころか王座戦第1局で変化図を何枚も作成したように攻めあいは後手勝ち。だから75手めの45歩や79手めの55銀など考えること自体第1次大局観がつけ刃だったことを示す。76手め中原の鬼の52桂に阿部の44歩。福崎が「突撃」と連呼するのは当然。凸に凸ではホモ将棋しかない。丸山なら何もせずにさっさと97玉と逃げる。阿部は故意にあんなことをしたのかもしれない。竜王戦でもいい切られ役を演じ切った。52桂などとギャラリーが熱狂するような手を中原に打たせては最後まで見るしかない。
感想戦は30分。最後に以下の冗談変化が本当に放映された。阿部はコレで先手勝ちじゃんとなんどもボヤキながら指し継いでこうなった。
感想戦最終変化
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲4六歩 ▽7二銀 ▲4七銀 ▽6四歩 ▲6八玉 ▽6三銀
▲3六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽4二玉 ▲5八金 ▽5二金
▲3七桂 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽7四歩 ▲7九玉 ▽3一玉
▲7七銀 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽7三桂 ▲6六銀 ▽8五歩
▲5五銀左 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛
▲8七歩 ▽8五飛 ▲6四銀 ▽6五桂 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2三歩 ▽同 金 ▲4五桂 ▽4四銀 ▲6一角 ▽4一銀
▲2九飛 ▽3八角 ▲5九飛 ▽2七角成 ▲6三銀打 ▽4二金
▲7四銀不成▽7七歩 ▲8五銀 ▽7八歩成 ▲同 玉 ▽3七馬
▲4九飛 ▽4五銀 ▲8八玉 ▽3六馬 ▲6八金 ▽5四銀
▲7一飛 ▽6六歩 ▲4五歩 ▽5二桂 ▲4四歩 ▽同 歩
▲5五銀 ▽6七歩成 ▲同 金 ▽8六歩 ▲9七玉 ▽8七歩成
▲同 玉 ▽5八馬 ▲5四銀 ▽6七馬 ▲4三歩 ▽6八馬
▲4二歩成 ▽2二玉 ▲8六銀 ▽5四歩 ▲7八金 ▽同 馬
▲同 玉 ▽6六歩 ▲6八歩 ▽5七桂成 ▲8七玉 ▽6七歩成
▲同 歩 ▽同成桂 ▲7九飛 ▽7八銀 ▲同 飛 ▽同成桂
▲同 玉 ▽3七飛 ▲7九桂 ▽8七歩 ▲7七銀 ▽8八金
▲同 銀 ▽同歩成 ▲同 玉 ▽8六金 ▲投了
118手で後手の勝ち
本当にこのように彼らは指し継いでいた。
阿部。貴様のおかげで中原が遠慮してとうとう最後まで特大扇子を広げなかった。換わりに深夜ヘッドフォンを付けていた耳が貴様の扇子ズッコンバッコンでバカになってしまった。


新潟県中越地震報道 NHK最大の誤謬   No: 6794 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/25 Mon 10:06:07

録画していたはずのNHK杯を見ようとしたら安否情報放送ばかり映っている。ラジオFMでやるならわかるが教育番組の枠組を使ってこのようなことを行なうようではNHKもオシマイであろう。044-871-8440に電話すると誰でも被災者にNHK教育テレビを通じたメッセージが送れるようになっている。審査はないので昔の新潟の彼女に公開デンパでラブレターも送れる。
NHK教育は昭和天皇崩御の時も将棋番組を流していた。その時ばかりは1-2%の視聴率も5%に跳ね上がったのは有名な話。テレビ界の異端テレビ東京はその時もアニメばかり流して傾いた社屋を持ち直す起爆剤にしたという武勇伝もある。今回NHK教育がこのような愚挙を敢行したのも末期症状と言うより二番煎じ。
せめて久保の講座くらいは20分で終わるので放映するかと思って4時間も早送りしてしまった。名前と住所に「連絡下さい」の一行メッセージだけが延々と連なる。現代美術家達が喜びそうな時代錯誤の雲。やがてNHKの旧態看板アナ松平や旧アイドル山田敦子が登場して千日手の文言を読み上げている。山田敦子は最近にんげんドキュメント「13歳 夢は名人-棋士をめざす双子の兄弟」 に声だけで登場し郷愁を誘ったが、ナマ顔は被災者よりクタビレている。「夢で逢いましょう」の黒柳徹子を今突然見てもここまで失望しない。
結局NHKは12時間以上に渡って超現実的な安否情報放送を敢行。
その間十分な食料が与えられなかった被災者たちはテレビに食らいついていたと言うのであろうか?
NHK教育の番組編成責任者たちは災害を悪用して自分達の予算確保だけのためにこのような愚挙を敢行した。NHKの経営者たちは民放がゼッタイ出来ないことをやれば視聴料徴収の口実も出来るとしか考えていない。その典型が安否情報放送。
当家ならどうするか?
安否情報放送など流さない。その換わりセブンイレブンが差し入れたオニギリやジャスコが用意した御弁当を何度も放映する。それに飽きたら今度はミネラルウォーターの銘柄を大写しで見せつける。これをNHK教育で12時間やれば看板広告効果を狙った民間各社から瞬く間に支援物資が集まる。それをまた次々に映し出せば相乗効果。
康光愛飲のペリエが1万本送られる。教皇が生涯かかっても食べきれない明治の板チョコやカロリーメイトが10万個すぐに到着する。 丸山でもマイッタと言うに違いない。果てには今ハヤリの食玩も送られてくる。被災地で食玩のオマケで将棋を指している子供たちを見れば全国民から寄附も集まる。
結局今回の災害でも国や都道府県が用意した食料は足りなかった。都会ならどうなっていたか?餓死者が出るより先に火事で燃え死んでもらった方が国や都道府県には有り難い。家が燃えれば真っ直ぐな道路も作りやすい。権力者とはそのように考えている。


2004.10.23JT杯 谷川VS康光 コンニャク矢倉 手損と誘惑 No: 6793 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/23 Sat 23:01:58

日時:2004.10.23
棋戦:JT杯日本シリーズ
戦形:矢倉 4手め44歩
先手:谷川浩司
後手:佐藤康光
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽5二金右 ▲5六歩 ▽4三金 ▲7八銀 ▽3二金
▲7九角 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽5四歩 ▲7八金 ▽4一玉
▲6九玉 ▽6二銀 ▲5八金 ▽5三銀 ▲6六歩 ▽3一玉
▲6七金右 ▽5一角 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 角 ▽3三金寄
▲6八角 ▽2四歩 ▲3六歩 ▽2三銀 ▲7九玉 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲4六角 ▽9二飛 ▲3七桂 ▽2二玉
▲8八玉 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽8四歩 ▲2九飛 ▽4三金寄
▲6八角 ▽7三桂 ▲4六歩 ▽3三桂 ▲4七銀 ▽8五桂
▲8六銀 ▽7二飛 ▲5五歩 ▽同 歩 ▲4五歩 ▽同 歩
▲3五歩 ▽同 歩 ▲同 角 ▽4四銀 ▲6八角 ▽3五歩
▲4六歩 ▽6二角 ▲4五歩 ▽同 桂 ▲同 桂 ▽同 銀
▲4六銀 ▽同 銀 ▲同 角 ▽4四金 ▲6四桂 ▽9二飛
▲8三銀 ▽9三飛 ▲8二銀不成▽9二飛 ▲5二桂成 ▽4五金
▲6二成桂 ▽4六金 ▲7三角 ▽6四角 ▲3四歩 ▽同 銀
▲9一銀成 ▽7三角 ▲9二成銀 ▽5六歩 ▲8五銀 ▽5七歩成
▲7七金寄 ▽6二角 ▲7二飛 ▽4四角打 ▲3八桂 ▽5六金
▲4五歩 ▽同 銀 ▲4六香 ▽同 金 ▲2四飛 ▽2三歩
▲4四飛 ▽同 角 ▲4六桂 ▽6五桂 ▲4三金 ▽7七桂成
▲同 桂 ▽4二歩 ▲3二金 ▽同 玉 ▲4三歩 ▽3三玉
▲4二飛成 ▽2四玉 ▲3七桂 ▽2八飛 ▲2五金 ▽同飛成
▲5一角 ▽4六銀 ▲3二龍 ▽3三桂 ▲2五桂 ▽同 玉
▲3三角成 ▽同 角 ▲同 龍 ▽5六角 ▲2八飛 ▽2六香
▲2七歩 ▽3六玉 ▲2六歩 ▽3七玉 ▲2九香 ▽3八金
▲2七飛 ▽4八玉 ▲4四龍 ▽7八角成 ▲同 玉 ▽8六桂
▲投了
150手で後手の勝ち

康光は最近愛用している4手め44歩からの矢倉。康光あたりがやるとタナトラ矢倉、無理やり矢倉、嘘矢倉などの名称が相応しくない。
そこでまずその機能を見る。
1=4手め44歩で先手に飛車先歩交換を許す換わりに手番を掌握。
2=先手は68角の滞留手がない。
3=後手は銀冠や菊水矢倉が可能。
4=角交換するか3手角にするかは後手の権利。
手損のマイナスを後手はご破算にしようとしていることが判る。
そこでこれを手損矢倉と呼ぶこともできる。先手はこの手得が主張できなければ飛車先歩を交換し、1歩もったことが確実な1ポイント。後手が最初から先手を誘う戦法なので誘惑矢倉と読んでもよい。
手損と誘惑。この答えは後手の陣形はコンニャクのように柔軟性があるということ。コンニャク矢倉と読んでもよい。キワモノ戦法ご三家としてそのうちアナシス、ゴキゲン、コンニャクと並び称されるかもしれない。竜王戦で登場したら面白い後手番戦法。森内が急戦矢倉をプレゼントしたので順番から言うと渡辺明がやるかもしれない。それならタナトラが衛星に登場しても遜色ない。
39=46角。谷川の敗因1。せっかく滞留手抜きに68地点に居た角で威嚇しようとしても継続手がない。最善は37銀。
41=37桂。谷川の敗因2。仮想5thアタックなら75歩。同歩なら72歩と垂らす。
42=22玉。康光勝利を確信して入城。
43=88玉。何もできないと思いブランコ後進で入城。
45=96歩。何もできないと思い手拍子で突き合うブランコ後進。
46=84歩。83地点に瞬間傷を故意に作成して誘惑。75歩の完全5thアタックを誘う。角交換変化は先手から83角打。
47=29飛。行かない谷川。と言うより行けない。
48=43金。双頭手。桂跳ね準備+45歩準備。
49=68角。すでに戦意なし。負けと同義語。
50=73桂。68地点が埋まったのでこれで桂馬が進軍できる。
51=46歩。すでに作戦負けと谷川は自認。
52=33桂。先手に何もさせない康光。
こうなると丸山流はこの1カ月の間にインフルエンザのように蔓延したことになる。彼らは当家が最近丸山を絶賛している理由を理解し始めた。
56=72飛。ついに先攻体勢をみせて先手を恫喝。64銀と進軍できる強味。対して谷川の銀は遊んでいる。
57=55歩。行くしかない。仮想7thアタックを仕掛ける手はここではふたつ。谷川選択の55歩と25歩。谷川ほどスケールが大きい棋士だと55歩変化を好む。ところが今までの攻撃-迎撃という相反した方針にいきなりタコ殴り手順では逆ギレブチョーにしか見えない。逆ギレの場合85桂も加算しているため谷川遠大プランだと仮想8thアタックの負けナンバー。
58=同歩。1歩得で一挙に後手優勢。あとは先手が暴れるだけなので傍観。
59=45歩。プレゼント攻撃。
60=同歩。なんでも貰う女。
61=35歩。気前がいいダンナ。
62=同歩。なんでも貰う女。これで3歩得。
63=同角。そろそろやらせろ。
64=44銀。食事だけの約束。
65=68角。そっか。
66=35歩打。そろそろ逃げ時。
67=46歩。こじ開ける。
68=62角。35地点にヒモを呼ぶ。
77=64桂。取れば63銀打。
78=92飛。なので逃げる。
79=83銀打。しつこく迫る。
80=93飛。オヤジは相手しない。
81=82銀。まだしつこく迫る。
82=92飛。いー加減にしろ。
83=52桂成。スイマセン。
84=45金。海は広いな大きいな。
85=62成桂。なんでやねん。
86=46金。同等の角交換以上の大戦果。
87=73角。辺境の銀を助けつつ55馬を見せつける谷川。
88=64角。どっちも実現させない康光。
89=34歩。ダメダこりゃ。
90=同銀。最後のプレゼントを受け取る。
91=91銀成。やらせろ。
92=73角。その前に角まで貰う彼女。
93=92成銀。ついに飛車を手に。
94=56歩。これは手抜きで?
95=85銀。決まってる。
96=57歩成。58歩で耐えるかと。
97=77金。そっか。
98=62角。じゃこの成桂もいただいて。
99=72飛。それを待っていた。と言ってみる。
100=44角打。角には角。
101=38桂。そろそろ行く。
以下谷川の合図で華麗かつチープな最終盤へ。85銀は最後まで取らせないのが妻帯者の貞操に見えるが、実態は先手から入玉できない単なる重石。天童の重石を康光は谷川にプレゼント。これで先手が入玉できたら谷川は点数勝ちと言う場面でその希望をも打ちくだく86桂。相入玉と言う進行が最初から谷川将棋にはない。