実況&分析マシュダ一家
2005.04.25-26名人戦第2局 森内VS羽生 手損角換り

ブーメラン2

夕食以後 No: 7521 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/04/27 Wed 02:26:30

日時:2005.04.25-26
棋戦:名人戦第2局
戦型:手損角換り
先手:森内俊之
後手:羽生善治

*立会いが丸田祐三なら決して写真用の二手指しを認めなかった。ところが1局完結方式採用に伴い名人戦で千日手やり放題ともなると丸田祐三では死んでしまいかねない。竜王戦では一度死にかかった。そこで三回くらいの千日手では最後まで付き合いそうなタカミチや福崎が立会人。No: 7505
▲7六歩
*森内が名人戦第1局の中味でテーマがどうのこうの言うこと自体浮いている。他のレパートリーも飽きた頃なので手損角換りの42銀をやってみたとカルーク言えないものか。No: 7506
▽3四歩
*羽生の大いなる恥じらい。振る権利はそっちが先にあると。名人へ敬意を払う最初の偽装に成功している。No: 7507
▲2六歩
*やはり先手はいい。つくづく思う瞬間。
*錯綜とした思いは一言で言うと「糞ったれ」となる。
▽3二金
*逆行歩間3。ここで再び丸山の角換り腰掛け銀における歩間5の譲渡の手法を思い出す。この32金はまず相手に歩間4を譲渡する手法と考えたらどうかと。
▲7八金
*先手が初めて取るブランコ後進。後手が4手目に逆行歩間3で振り飛車を拒否した結果、先手に再度聞く権利が戻った。ここで25歩を突くと後手は飛車先不突きで手損角換りを選択できる。その場合後手に選択肢が増える。No: 7508
▽8四歩
*羽生が42銀ではなく84歩を選択したことが当家には非常に好ましい。これはかつて後手にとって理想的な歩間4だったと言う憧憬が強い。歩間4を譲渡したはずが戻ってきた。ブーメラン1。
▲2五歩
*気分は「クソったれ」なので手損角換りを強要したという意味になる。
▽8八角成
*羽生が丸山に横歩取り85飛で負けたことは関係ない。84飛もある。竜王戦で負けたのは森内。しかし今日は指したくないのは当然。弁明も面倒。二手指しがお似合いの名人戦と読んでもらって結構。
▲同 銀
*ブランコ前進で先手の手得。
▽2二銀
*ブランコ後進で24歩に備える。
▲3八銀
*16歩も考えている間に電車の脱線事故発生。酷い。香落ちの手合ならここで24歩もある。変化は二種類。歩損で互いに馬を作るか歩損なしで後手だけに馬を作らせるか。
▽3三銀
*これで24歩もない。
▲2七銀
*84歩を直接咎めに。
▽4四歩
*27銀はもともと羽生の手だったのでその怖さを一番知っている。他の有効な手がない場合は歩間4作成。ブーメランが二回も戻ってきた。14歩との選択ならコッチ。
▲6八玉
*85歩なら先手もラクだったが逆行歩間4を取る場合はこんな緩手しかない。26銀では十字架銀にできない。
▽4二飛
*慣習で楽観視するとどんどん「糞ッタレ」となる。その場合はスカトロジーの構図と見た方が鑑賞しやすい。これは歩間4維持。戻ってきたブーメランを握り締める図。
▲3六銀
*すぐに73角は74角の合せで失敗。そこで47地点補強&十字架銀の双頭手。
▽8二銀
*今度は73角阻止。見たマンマなので康光以外は誰でもこう指す。
▲4六歩
*45歩阻止。
▽6二玉
*ブランコ後進。41玉から飛車を振り直す出戻りは子供に嫌われる。前向きだが手損戦法の方針を先手の十字架銀の2手損との相殺に求める。
▲5八金
*16歩はすでに悪手。77銀は緩手。ところがこれも仕方なく指しただけなので悪手の逆行相をもつ。次が封じ手。封じ手時刻を過ぎて茶椀に唇を寄せて躊躇する羽生。共感できる。
▽3五歩
*>No: 7511 第1局の森内タコ封じ手35歩をパロディーに。貴様のテーマパークはこれで十分と。72玉は先手の逆富士固めを喰らう。角換り腰掛け銀の代りに角換り腰掛け角。72玉に森内は77銀とはしない。むしろ持久戦にするなら86歩87銀。77地点は桂を跳ねる場所&棋王戦エスケープ
▲同 銀
*こんな歩がすぐに取れないようでは東京に戻った方がよい。少考などせずにすぐに指して頂きたかった。福崎の封じ手予想74歩は藤井推奨の72玉よりまとも。さすが関西の妖怪。森内はどうせ角打ちから最後に角を切って32金を取り43金とブチコム。>No: 7512
▽4五歩
*24歩の切り札が先手の特権なのでダブルにできるなら角切りが有効。
*羽生には角二枚入るのでいつもの七変化に期待できる。さっさと進行して頂きたかった。24手目45歩も当然。>No: 7512
▲6五角
*45歩ならいきなり角切りで終わらせてやると言う味もソッケもない手。55角は後手にとって怖くないが65角や56角が攻防手となるのが先手の構図。羽生はこの手をチラと見て退出。森内もコレで勝ち誇って退出。男と言う生き物はとことんバカなのであろうか? >No: 7513
▽4六歩
*羽生は連動手で歩切れ解消+喰らいつく位作成。角切れと催促。24歩清算後24飛の形がラインに入る。44歩は怖くない。第一段は後手からの角換り腰掛け角が21飛成阻止の三頭手。そこからの転身を先手が阻むと互角の駒割り。先手は46銀で1歩取り返す変化は羽生必勝。> No: 7515
▲4四歩
*合わせ変化は鏡とせずにキリ+75角。最後の47龍金取りで58銀受けを嫌った模様。27歩は放置されて32成銀。47飛の王手銀取りでも77玉でエスケープ。77銀としなかった効果。桂が後手にないと玉は詰まない。47龍は42飛の王手龍で同成銀が連動手。No: 7516
▽3一歩
*後手が桂を入手できる順にしないと寄せが見えない。森内はそこまで読んでいたと信用。
*31歩とは凄い。53のと金に負けナシと言うが43地点なら受け切ろうという迫力。これは誰も読まない。まさにハブ。先手が丸山なら大喜びで角切り三枚攻め。森内はどうか? No: 7516
▲4六銀
*24歩とできない38分の苦悩。先手が喜んで角切り金打ちから最後に43地点にと金を作成すると65角のと金外し+47歩成+39角の三頭手を喰らう。と金を外された負け。44銀は玉のカニ這いで王手は負う手。森内が勝ちを確信して打った65地点に打ち返す羽生構想に逆切れ。No: 7517
▽4四飛
*歩切れ解消しつつ銀アテで手番掌握。羽生の三大パロディー大成功。今度は角換り腰掛け角変化の当家手順を羽生が森内に強要。今日は笑いが止まらない。将棋でここまで出来るとは。底歩3年の患いが三大爆笑。 No: 7518
▲4五歩
*つらい受け。すでに後手勝勢。
▽4一飛
*31歩に活を入れる逆行双頭手。
▲9六歩
*福崎が当家絶賛の31歩より褒めちぎった手。これは谷川が指した手の残照。灯台元暗し。65角がすでにタコなので仕方ない。羽生は74角と合わせてくれないのでなんとか角交換筋を求める端攻め。
▽7二玉
*緩手には緩手。それが玉の移動なら逆行相転化で好手。攻めの緩手と受けの緩手なら後者が得。
▲9五歩
*今の交換で羽生が攻めてくれないので仕方ない継続手への装い。先手は歩切れなのでまるで怖くない。
▽4三金
*この金が進軍してはオニに金棒。
▲5五銀
*54金阻止。
▽5四歩
*24歩切り札から取れと催促。
▲4六銀
*54銀は64歩。95歩にこだわる出戻り。後手の序盤手損は何処へ。
▽5三金
*飛車筋開通+陣形引き締めの双頭手。
▲5六角
*64金牽制。
▽3四銀
*午後の衛星放送開始後25分後に指された。
*派手な大受け狙い。
*放送時間内に第4パロディーを見せたい様子。
▲9四歩
*森内冴えない顔で。歩損だがタコ角が晒されるよりマシ。
▽同 歩
*1歩得で2歩持ち。対して先手は歩切れ。
▲2四歩
*ついに切り札。先手が端攻めで一番欲しい歩もココにある。
▽6四角
*淡白な角打でも歩得したので。狙いは別にある。29手目46銀からすでに羽生完勝体勢だったが34銀でついに26飛まで森内に指させる羽生。パロディー四重奏の完結。
▲2六飛
*昨日からの藤井推薦のタコ飛車までやらせるとは徹底的。もう笑いも尽きた頃についに慶太福ちゃん登場。26飛には36歩で同飛なら25銀。36歩は2歩だったという福ちゃんのオチ。もうあとは好きにしていだきたい。
▽4六角
*やっぱ92歩がイヤと豹変。森内は対局室に戻ってコレを見てほっぺたつねる前に記録用紙を見ている。どうやら夢ではないと。
▲同 飛
*呆れながらも取るしかない。
▽5五銀
*四重奏団は喧嘩の原因。大抵ひとりは問題児。トリオ程度が上手く行く。
▲4八飛
*26地点の藤井家に出戻りでは虚しい。飛車の四辺形で45歩のGN維持。
▽5六銀    ▲同 歩    ▽2四歩
*ここで慶太の名科白
*「こんなんでえーんですかあ?」
*エーンにアクセント。日本語試験に採用。
*ここで夕食休憩。
*残り時間
*▲先手=1時間01分
*△後手=1時間54分
▲6六角
*藤井は36歩で桂を使いたいらしい。2手指しが好きな棋士解説。間に合うわけない。こんなトコは駒アタリ奇数番1に決まっている。二者択一で66角は巧妙。
▽3九角
*33角は44銀。77角としなかったのは47歩を嫌って森内がこの角打を誘ったと読む。羽生なら最短の寄せを見せるだろうと。
▲1一角成
*森内の思惑通り羽生が角を打ったので先に香得でまだ粘れる。
▽4八角成
*受動駒アタリ奇数番3で依然後手優勢だが
▲同 金    ▽2八飛
*寄せは駒アタリ奇数番3から。それが羽生の習性。読みではなくすでに昔の感覚で指している証拠。66角にハマった。森内の心理戦成功。
▲3八角
*先に香得したので楽しい我慢。中原にも学んだ森内。銀合いは46歩で苦しい。
*残り時間
*先手=0時間49分
*後手=1時間14分
▽4五銀
*敵の旗を奪って最後の進軍。今度46歩は39銀で手番を失って逆に駒損が響く。39角からの流れ。逆行奇数番1も羽生の得意ナンバー。
▲3九銀
*玉砕覚悟の防戦に見えるがこれで駒アタリ奇数番3奪還。
▽5六銀
*受動駒アタリ奇数番3が羽生最後のオハコ。この受動ナンバーにほとんどの棋士がやられている。
▲6六馬
*48金死守+56銀二重アタリの双頭手+28銀の飛車取り三頭手で逆転の萌芽。66角の誘いから見事な帰還。三頭手が出ると形勢不明。
▽3八飛成
*切るしかない。
▲同 金
*逆行駒アタリ奇数番1で手番奪回。同銀は馬に角を当てられ金アタリを残して負け。駒得した時は二重駒アタリのマギレを消すのがセオリー。
*残り時間
*先手=35分
*後手=50分
▽4七銀成
*馬が銀にアタリなので逃げつつ逆行奇数番1を取り手番奪取。終盤は手番争奪戦なので逆行番が多い。駒アタリ奇数番1となったのでまだこれから。単に35角は森内得意の58玉で受け切り。
▲2二飛
*王手+桂取りの双頭手。序盤の後手の欠陥直撃。
▽5二金引
*桂取りは偶数番2と換算できるので低く受ける。71玉は83香で負け。
▲2一飛成
*桂香得となり手番を渡すことに。手駒はそろったのであとは羽生に攻めさせて歩を入手するだけ。
▽3五角
*今度は58玉がないので時計を見ながら主役登場。桂香損の重大さに気がついているかもしれない。
▲7七玉
*当家の昨日の分析手順でも登場。この逃げ場所確保は棋王戦でも有名なので後手が攻め急ぎそうな時は序盤で77銀などとは絶対にしない。
▽5七角成
*馬が強大なので差し違えるのみ。馬には馬。うま煮はマイウー。旅館のメシは福ちゃんにはマスイシ。
▲同 馬
*本当は逃げたいが逃げられない。
*こう言うときは大抵楽しい。
▽同成銀
*玉に連動手で迫る。羽生の寄せが早いのは連動手で進軍するため。
▲7九銀
*59角の王手牽制+88地点空間開放の双頭手。歩切れさえなければ先手受け切りだが。
▽4九飛成
*性急。
▲3一龍
*双頭手で歩切れ解消。この1歩獲得が大きい上に地中の龍が世に出た。一挙に逆転顕在化。
▽5八角
*56角なら34角阻止の双頭手。58角としたのは森内が故意に77角とせずに66角として羽生に39角を打たせたことへの返礼。
▲3四角
*返礼に答えて堂々と打つ。
▽3三歩
*心理戦終了。
*あとは野となれ山となれ。
*残り時間
*▲先手=03分
*△後手=04分
▲同 龍
*またも1歩補充。
▽6九角成
*次に79馬を見せるがすでに単調。歩が使えないので仕方ない。
▲8八玉
*手順に玉で受けるのが最強。狙われているのは玉の為。従って受け一方とは言わない。
▽4五歩
*控え室全員がこれで羽生楽勝と思ったらしい。この手は温泉卵。
▲4八金
*この手を見落とした羽生。森内最大の見せ場。羽生が与えたのか卵が勝手に落ちたのか。こういう疑問は世の中に沢山ある。恋愛でどっちが先に好きになったのかは別れ際のセリフで判断できない。
▽同成銀
*成銀が再び向こう岸の彼女の所に行ってしまった。
▲6六香
*廃墟となったテーマパークを尻目に新規投資。
▽3九龍
*毒を食らわば皿まで。
*金をすでに持っているのにさらに受け駒を補充したつもりが・・・
▲6三香成
*同金は91角成から即詰み。同玉は反則負け。
▽8三玉
*尻に火がつく。
▲7五桂
*泣き面にハチ。ついに桂まで登場。
▽9三玉
*92玉でも93歩があると相手の歩の数も確認しないで気前よく。ムダ手を嫌って清く居すわる亭主。
▲7三成香
*詰め寄りながら詰めろ。
▽同 桂
*自分の香を返してもらう。
▲5二角成
*少ない資本で大金をつかむ。
▽7二金
*同金は73龍で桂を取って詰みなので。
▲7四馬
*またまた詰めろ。
▽8五銀
*83銀は55角狙いだがどうせ馬切りでなく73龍の方で来られるので。
▲9四香
*羽生も口をポカン。
*福ちゃんの予言通り31歩より96歩が優ったという結末になってしまった。福崎恐るべし。
▽同 銀    ▲9五歩    ▽同 銀    ▲9四歩
*ここで投了は落ちた玉子がかわいそうなので。
▽同 玉    ▲9六歩
*前局同様107手に合わせて。
▽投了

107手で先手の勝ち

終局22時30分 残り時間双方1分。


夕食休憩の54手目まで No: 7520 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/04/26 Tue 19:06:37

先手:森内
後手:羽生

*立会いが丸田祐三なら決して写真用の二手指しを認めなかった。ところが1局完結方式採用に伴い名人戦で千日手やり放題ともなると丸田祐三では死んでしまいかねない。竜王戦では一度死にかかった。そこで三回くらいの千日手では最後まで付き合いそうなタカミチや福崎が立会人。
▲7六歩
*森内が名人戦第1局の中味でテーマがどうのこうの言うこと自体浮いている。他のレパートリーも飽きた頃なので手損角換りの42銀をやってみたとカルーク言えないものか。
▽3四歩
*羽生の大いなる恥じらい。振る権利はそっちが先にあると。名人へ敬意を払う最初の偽装に成功している。
▲2六歩
*やはり先手はいい。つくづく思う瞬間。
*錯綜とした思いは一言で言うと「糞ったれ」となる。
▽3二金
*逆行歩間3。ここで再び丸山の角換り腰掛け銀における歩間5の譲渡の手法を思い出す。この32金はまず相手に歩間4を譲渡する手法と考えたらどうかと。
▲7八金
*先手が初めて取るブランコ後進。後手が4手目に逆行歩間3で振り飛車を拒否した結果、先手に再度聞く権利が戻った。ここで25歩を突くと後手は飛車先不突きで手損角換りを選択できる。その場合後手に選択肢が増える。
▽8四歩
*羽生が42銀ではなく84歩を選択したことが当家には非常に好ましい。これはかつて後手にとって理想的な歩間4だったと言う憧憬が強い。歩間4を譲渡したはずが戻ってきた。ブーメラン1。
▲2五歩
*気分は「クソったれ」なので手損角換りを強要したという意味になる。
▽8八角成
*羽生が丸山に横歩取り85飛で負けたことは関係ない。84飛もある。竜王戦で負けたのは森内。しかし今日は指したくないのは当然。弁明も面倒。二手指しがお似合いの名人戦と読んでもらって結構。
▲同 銀
*ブランコ前進で先手の手得。
▽2二銀
*ブランコ後進で24歩に備える。
▲3八銀
*16歩も考えている間に電車の脱線事故発生。酷い。香落ちの手合ならここで24歩もある。変化は二種類。歩損で互いに馬を作るか歩損なしで後手だけに馬を作らせるか。
▽3三銀
*これで24歩もない。
▲2七銀
*84歩を直接咎めに。
▽4四歩
*27銀はもともと羽生の手だったのでその怖さを一番知っている。他の有効な手がない場合は歩間4作成。ブーメランが二回も戻ってきた。14歩との選択ならコッチ。
▲6八玉
*85歩なら先手もラクだったが逆行歩間4を取る場合はこんな緩手しかない。26銀では十字架銀にできない。
▽4二飛
*慣習で楽観視するとどんどん「糞ッタレ」となる。その場合はスカトロジーの構図として見た方が鑑賞しやすい。これは歩間4維持。戻ってきたブーメランを握り締める図。
▲3六銀
*すぐに73角は74角の合せで失敗。そこで47地点補強+十字架銀の双頭手。
▽8二銀
*今度は73角阻止。見たマンマなので誰でもこう指す。
▲4六歩
*45歩阻止。
▽6二玉
*ブランコ後進。41玉から飛車を振り直す出戻りは子供に嫌われる。前向きだが手損戦法の方針を先手の十字架銀の2手損との相殺に求める。
▲5八金
*16歩はすでに悪手。77銀は緩手。ところがこれも仕方なく指しただけなので悪手の逆行相をもつ。次が封じ手。封じ手時刻を過ぎて著椀に唇を寄せて躊躇する羽生。共感できる。
▽3五歩
*>No: 7511 第1局の森内タコ封じ手35歩をパロディーに。貴様のテーマパークはこれで十分と。72玉は先手の逆富士固めを喰らう。角換り腰掛け銀の代りに角換り腰掛け角。72玉に森内は77銀とはしない。むしろ持久戦にするなら86歩87銀の形にしたい。77地点は桂を跳ねる場所。
▲同 銀
*こんな歩がすぐに取れないようでは東京に戻った方がよい。少考などせずにすぐに指して頂きたかった。福崎の封じ手予想74歩は藤井推奨の72玉よりまとも。さすが関西の妖怪。森内はどうせ角打ちから最後に角を切って32金を取り43金とブチコム。>No: 7512
▽4五歩
*24歩の切り札が先手の特権なのでダブルにできるなら角切りが有効。
*羽生には角二枚入るのでいつもの七変化に期待できる。さっさと進行して頂きたかった。24手目45歩も当然。>No: 7512
▲6五角
*45歩ならいきなり角切りで終わらせてやると言う味もソッケもない手。55角は後手にとって怖くないが65角や56角が攻防手となるのが先手の構図。羽生はこの手をチラと見て退出。森内もコレで勝ち誇って退出。男と言う生き物はとことんバカなのであろうか? >No: 7513
▽4六歩
*羽生は連動手で歩切れ解消+喰らいつく位作成。角切れと催促。24歩清算後24飛の形がラインに入る。44歩は怖くない。第一段は後手からの角換り腰掛け角が21飛成阻止の三頭手。そこからの転身を先手が阻むと互角の駒割り。先手は46銀で1歩取り返す変化は羽生必勝。> No: 7515
▲4四歩
*合わせ変化は鏡とせずにキリ+75角。最後の47龍金取りで58銀受けを嫌った模様。27歩は放置されて32成銀。47飛の王手銀取りでも77玉でエスケープ。77銀としなかった効果。桂が後手にないと玉は詰まない。47龍は42飛の王手龍で同成銀が連動手。No: 7516
▽3一歩
*後手が桂を入手できる順にしないと寄せが見えない。森内はそこまで読んでいたと信用。
*31歩とは凄い。53のと金に負けナシと言うが43地点なら受け切ろうという迫力。これは誰も読まない。まさにハブ。先手が丸山なら大喜びで角切り三枚攻め。森内はどうか? No: 7516
▲4六銀
*24歩とできない38分の苦悩。先手が喜んで角切り金打ちから最後に43地点にと金を作成すると65角のと金外し+47歩成+39角の三頭手を喰らう。と金を外された負け。44銀は玉のカニ這いで王手は負う手。森内が勝ちを確信して打った65地点に打ち返す羽生構想に逆切れ。No: 7517 No:
▽4四飛
*歩切れ解消しつつ銀アテで手番掌握。
*羽生の三大パロディー大成功。今度は角換り腰掛け角変化のマシュダ一家手順を羽生が森内に強要。もう今日は笑いが止まらない。将棋でここまで出来るとは。底歩3年の患いが三大爆笑。 No: 7518
*
▲4五歩
*つらい受け。すでに後手勝勢。
▽4一飛
*31歩に活を入れる逆行双頭手。
▲9六歩
*福崎が当家絶賛の31歩より褒めちぎった手。これは谷川が指した手の残照。灯台元暗し。65角がすでにタコなので仕方ない。羽生は74角と合わせてくれないのでなんとか角交換筋を求める端攻め。
▽7二玉
*緩手には緩手。それが玉の移動なら逆行相転化で好手。攻めの緩手と受けの緩手なら後者が得。
▲9五歩
*今の交換で羽生が攻めてくれないので仕方ない継続手への装い。先手は歩切れなのでまるで怖くない。
▽4三金
*この金が進軍してはオニに金棒。
▲5五銀
*54金阻止。
▽5四歩
*24歩切り札から取れと催促。
▲4六銀
*54銀は64歩。95歩にこだわる出戻り。後手の序盤手損は何処へ。
▽5三金
*飛車筋開通+陣形引き締めの双頭手。
▲5六角
*64金牽制。
▽3四銀
*午後の衛星放送開始後25分後に指された。
*派手な大受け狙い。
*放送時間内に第4パロディーを見せたい様子。
▲9四歩
*森内冴えない顔で。歩損だがタコ角が晒されるよりマシと見た。
▽同 歩
*1歩得で2歩持ち。対して先手は歩切れ。
▲2四歩
*ついに切り札。先手が端攻めで一番欲しい歩もココにある。
▽6四角
*淡白な角打でも歩得したので。狙いは別にある。29手目46銀からすでに羽生完勝体勢だったが34銀でついに26飛まで森内に指させる羽生。パロディー四重奏の完結。
▲2六飛
*昨日からの藤井推薦のタコ飛車までやらせるとは徹底的。もう笑いも尽きた頃についに慶太福ちゃん登場。26飛には36歩で同飛なら25銀。36歩は2歩だったという福ちゃんのオチ。もうあとは好きにしていだきたい。
▽4六角
*やっぱ92歩がイヤと豹変。
▲同 飛
*呆れながらも取るしかない。
▽5五銀
*四重奏団は喧嘩の原因。大抵独りは問題児。トリオ程度が上手く行く。
▲4八飛
*また出戻りでは虚しい。飛車の四辺形で45歩のGN維持。
▽5六銀 ▲同 歩 ▽2四歩
*ここで慶太の名科白
*「こんなんでえーんですかあ?」
*エーンにアクセント。日本語試験に採用。
*ここで夕食休憩。
▲中断


森内苦渋の26飛は羽生パロディー四重奏の完結+福ちゃん No: 7519 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 17:01:17

29手目46銀からすでに羽生完勝体勢だったが34銀でついに26飛まで森内に指させる羽生。パロディー四重奏の完結。昨日からの藤井推薦のタコ飛車までやらせるとは徹底的。もう笑いも尽きた頃についに慶太福ちゃん登場。26飛には36歩で同飛なら25銀。36歩は2歩だったという福ちゃんのオチ。もうあとは好きにしていだきたい。


29手目46銀? No: 7518 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 12:14:29

大爆笑。
羽生の三大パロディー大成功。今度は角換り腰掛け角変化のマシュダ一家手順を羽生が森内に強要。もう今日は笑いが止まらない。将棋でここまで出来るとは。底歩3年の患いが三大爆笑。


羽生のパロディー第二弾は65角 No: 7517 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 12:04:15

先手が喜んで角切り金打ちから最後に43地点にと金を作成すると65角のと金外し+47歩成+39角の三頭手を喰らう。と金を外された負け。44銀は玉のカニ這いで王手は負う手。
森内が勝ちを確信して打った65地点に打ち返す構想。
反返しで二重に見せてくれる。


27手目44歩に28手目31歩!? No: 7516 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 11:49:13

合わせ変化は鏡とせずにキリ+75角。最後の47龍金取りで58銀受けを嫌った模様。27歩は放置されて32成銀。47飛の王手銀取りでも77玉でエスケープ。77銀としなかった効果。桂が後手にないと玉は詰まない。47龍は42飛の王手龍で同成銀が連動手。後手が桂を入手できる順にしないと寄せが見えない。森内はそこまで読んでいたと信用。
31歩とは凄い。53のと金に負けナシと言うが43地点なら受け切ろうという迫力。これは誰も読まない。まさにハブ。先手が丸山なら大喜びで角切り三枚攻め。森内はどうか?


26手目46歩 No: 7515 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 11:13:42

羽生は連動手で歩切れ解消+喰らいつく暗い作成。さっさと角切れと催促している。24歩清算後24飛の形がラインに入るのでトリック作成の楽しみが多い。44歩は怖くない。第一段は後手からの角換り腰掛け角が21飛成阻止の三頭手。そこからの転身を先手が阻むと互角の駒割り。先手は加藤一二三講座の46銀で1歩取り返すと76角で羽生は3歩持って歩得。最後に33金飛車アテで手番を奪回する。この変化は羽生必勝。


藤井はいいから午後は慶太と福ちゃんの関西弁講座が聞きたい No: 7514 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 10:53:22

25手目に藤井が昨日から何度も話している26飛はいい加減ウンザリする。35歩の超過激変化に手を渡すような受け一方の手を考えること自体「糞ったれ」そのもの。藤井変化は大局観が壊れている。出だしがヒドイので話の辻褄合せが梶原一騎並。16飛でどうかなどと福崎と漫才をやっていた。ついでに14歩と突いて45歩と打ったらもっと笑える。こんな漫才師たちに笑われる前に放映中はもっと早く指すべきだった。


25手目65角 No: 7513 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 10:32:55

非常にわかりやすい。45歩ならいきなり角切りで終わらせてやると言う味もソッケもない手。55角は後手にとって怖くないが65角や56角が攻防手となるのが先手の構図。
今朝の封じ手開封で藤井は赤恥かいて斎田が眼をランランと輝かせていた。女性は魅力的。一見鬼瓦のような面相でも憧れが実現した瞬間は美しい。むしろその格差に味わいがある。
羽生はこの手をチラと見て退出。森内もコレで勝ち誇って退出。
男と言う生き物はとことんバカなのであろうか?


23手目35銀と24手目45歩 No: 7512 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 10:06:26

35銀は当然の1手。こんな歩がすぐに取れないようでは東京に戻った方がよい。少考などせずにすぐに指して頂きたかった。
福崎の封じ手予想74歩は藤井推奨の72玉よりまとも。さすが関西の妖怪。74歩は双頭手。森内はどうせ角打ちから最後に角を切って32金を取り43金とブチコム。24歩の切り札が先手の特権なのでダブルにできるなら角切りが有効。
羽生には角二枚入るのでいつもの七変化に期待できる。さっさと進行して頂きたかった。24手目45歩も当然。


羽生の封じ手35歩 ひどい藤井の迎合 No: 7511 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/26 Tue 09:41:22

素晴らしい。まさに千両役者。第1局の森内タコ封じ手35歩をパロディーにしている。貴様のテーマパークはこれで十分と。
35歩を藤井は絶対に指さないと言っていた。代りに72玉らしい。72玉は先手の逆富士固めを喰らう。当家には角換り腰掛け銀の代りに角換り腰掛け角という戦法がある。72玉に森内は77銀とはしない。むしろ持久戦にするなら86歩87銀の形にしたい。77地点は桂を跳ねる場所。
83角阻止に康光のように72金ではなくフツーに88銀としたのなら玉は1手で危険地帯脱出と開き直るのが興業将棋。先手の58金はやはり後手を引いて後味悪い。行きたいところ。昨日の茶碗が語ったとおり。持久戦は千日手になる。
今朝の藤井の迎合はひどい。25歩は42飛変化で損と断言している。
藤井が言うことではない。ウナギ屋がウチのネタは中国産ですと言っているようなもの。角交換して32金型の42飛など藤井が後手指せると思うはずない。それで名人挑戦などよくも狙える。


藤井のクソったれ解説と封じ手利用の2手指しの話 No: 7510 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/25 Mon 23:11:39

今日の将棋は森内が羽生の相腰掛け銀への誘いを断ったのでスカトロとなった。そのまま千日手でドブに捨てても惜しくないがドブの方が嫌がる。
藤井のおしゃべり解説ほどのクソったれも最近記憶にない。もっともらしく語っている内容がウソにマミレている。嘘っぽい話は嘘っぽく話して頂きたい。アレなら斎田の顔を見ているだけの方が味わいがある。
こんなモノは振り飛車とは決して言わない。角換りなら4筋6筋に振ることなど日常茶飯事。これが仮にも四間などと自己陶酔もここまで来ると藤井システムなどと当家は金輪際言わない。藤シスで十分。
藤井は11手目に24歩は有り得ないと言う。森内が24歩でも藤井は間違いなく負ける。角成には52歩が王手。新石田張りの角の合せもある。封じ手の35歩変化はもっとひどいことを勝手に結論しているのが藤井。24歩交換で23歩では後手が負ける。飛車をタテにしか逃げられない藤井はそう言えば横歩取りもイチドも経験がなかった。こんなカタワ棋士が出てくるのが間違い。康光はナニしているのであろう?彼が最も解説者に相応しい。
藤井のバカ正直さを絶賛した時代もあった。今日も話していた。藤井が竜王戦で封じ手を書く時に別の手が浮かんで考え込んでしまったと。それは反則なのかと。結局最初に考えた手が正解でよかったと言うが、この話も信用できなくなってしまった。その場で思ったことをベラベラ喋るだけの人間にしか見えない。慶太はナニしゃべっても好感もてる。この違いは立会いと言う職種に通じる。藤井の立会いでは羽生なら対局を拒否するかもしれない。
封じ手は二通書く。規定では仮に二通違ったことが書いてあっても反則負けではないと副立会いの慶太は言う。その場合はどちらかを立会いが有効にすればよいと。ならば二通違ったことを書く棋士もそのうち登場するであろう。一晩考えて「アっ、コッチです」と開封時に言えば立会いも頷く。立会人権限でソレが決定し対局は再開される。
2歩で投了しても除名にならない組織なのでこのクライは朝飯前であろう。
アレもコレも「クソったれ」の話であろうか?
かくもいい加減な和式便所が妙に居心地よい場合がある。
腰痛モチには監獄にしか見えない。
脇息の配色デザイン以上のモノがあそこにあるのであろうか?


名人戦第2局初日終了 No: 7509 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/04/25 Mon 22:32:14

先手:森内
後手:羽生

*立会いが丸田祐三なら決して写真用の二手指しを認めなかった。ところが1局完結方式採用に伴い名人戦で千日手やり放題ともなると丸田祐三では死んでしまいかねない。竜王戦では一度死にかかった。そこで三回くらいの千日手では最後まで付き合いそうなタカミチや福崎が立会人。
▲7六歩
*森内が名人戦第1局の中味でテーマがどうのこうの言うこと自体浮いている。他のレパートリーも飽きた頃なので手損角換りの42銀をやってみたとカルーク言えないものか。
▽3四歩
*羽生の大いなる恥じらい。振る権利はそっちが先にあると。名人へ敬意を払う最初の偽装に成功している。
▲2六歩
*やはり先手はいい。つくづく思う瞬間。
*錯綜とした思いは一言で言うと「糞ったれ」となる。
▽3二金
*逆行歩間3。ここで再び丸山の角換り腰掛け銀における歩間5の譲渡の手法を思い出す。この32金はまず相手に歩間4を譲渡する手法と考えたらどうかと。
▲7八金
*先手が初めて取るブランコ後進。後手が4手目に逆行歩間3で振り飛車を拒否した結果、先手に再度聞く権利が戻った。ここで25歩を突くと後手は飛車先不突きで手損角換りを選択できる。その場合後手に選択肢が増える。
▽8四歩
*羽生が42銀ではなく84歩を選択したことが当家には非常に好ましい。これはかつて後手にとって理想的な歩間4だったと言う憧憬が強い。歩間4を譲渡したはずが戻ってきた。ブーメラン1。
▲2五歩
*気分は「クソったれ」なので手損角換りを強要したという意味になる。
▽8八角成
*羽生が丸山に横歩取り85飛で負けたことは関係ない。84飛もある。竜王戦で負けたのは森内。しかし今日は指したくないのは当然。弁明も面倒。二手指しがお似合いの名人戦と読んでもらって結構。
▲同 銀
*ブランコ前進で先手の手得。
▽2二銀
*ブランコ後進で24歩に備える。
▲3八銀
*16歩も考えている間に電車の脱線事故発生。酷い。香落ちの手合ならここで24歩もある。変化は二種類。歩損で互いに馬を作るか歩損なしで後手だけに馬を作らせるか。
▽3三銀
*これで24歩もない。
▲2七銀
*84歩を直接咎めに。
▽4四歩
*27銀はもともと羽生の手だったのでその怖さを一番知っている。他の有効な手がない場合は歩間4作成。ブーメランが二回も戻ってきた。14歩との選択ならコッチ。
▲6八玉
*85歩なら先手もラクだったが逆行歩間4を取る場合はこんな緩手しかない。26銀では十字架銀にできない。
▽4二飛
*慣習で楽観視するとどんどん「糞ッタレ」となる。その場合はスカトロジーの構図として見た方が鑑賞しやすい。これは歩間4維持。戻ってきたブーメランを握り締める図。
▲3六銀
*すぐに73角は74角の合せで失敗。そこで47地点補強+十字架銀の双頭手。
▽8二銀
*今度は73角阻止。見たマンマなので誰でもこう指す。
▲4六歩
*45歩阻止。
▽6二玉
*ブランコ後進。41玉から飛車を振り直す出戻りは子供に嫌われる。前向きだが手損戦法の方針を先手の十字架銀の2手損との相殺に求める。
▲5八金
*16歩はすでに悪手。77銀は緩手。ところがこれも仕方なく指しただけなので悪手の逆行相をもつ。次が封じ手。封じ手時刻を過ぎて著椀に唇を寄せて躊躇する羽生。共感できる。
▽中断


5手目78金と6手め84歩の交換 腰掛け銀への誘惑と理想への憧憬 No: 7508 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/25 Mon 15:14:48

5手目78金は先手が初めて取るブランコ後進。後手が4手目に逆行歩間3で振り飛車を拒否した結果、先手に再度聞く権利が戻った。ここで25歩を突くと後手は飛車先不突きで手損角換りを選択できる。その場合後手に選択肢が増える。先手の飛車は25歩によって28地点に固定され攻め筋が相手に見えるが後手は飛車先を突いていないので優柔不断。しかし選択肢が増えたことは1本に絞られた目標と比較して脆弱。たかが100手前後のゲームを展開するのに選択肢など多いだけムダと考えることもできる。受験校を沢山増やしても入る学校はひとつ。職業選択の自由などと言っても入る会社はひとつ。恋人が沢山いると豪語してもユク時のカラダはひとつ。加藤一二三の棒銀一筋でも構わない。個体はそれでよい。生命全体として見ると選択肢が多いと種族が生き延びる上で有利。生命にはわからないことの方が多い。それまでに体得した経験則の価値が前世から延々と連なり種族の生死に影響する。
先手の棒銀に4筋からの逆襲を後手が選択した場合84歩の1手分が必要ないために後手が羽生の場合勝ちやすいというのが経験則。羽生に選択肢が多いと自分の方が間違えやすいという経験則の方が勝負では小手先の作戦より大きい。森内はそれを嫌っている。従って彼らの水準のおける結論は後世覆ることなど当然想定できる。
昨年の棋聖戦第2局で康光は森内相手に2手目84歩から入って手損角換りになったことがある。同情されたと思って相掛りで来いと言ったら手損角換りになった。あの時谷川研で山崎が練った42飛が披露されたが、森内はこの84歩が42飛型では緩手と思っている。だから前局で森内は6手めに42銀を選択した。同じ手損でも84歩を突かないことに第1の意味がある。第二第三の意味は彼らの水準では無に等しい。22金はぎりぎりまで保留することで先手からの棒銀牽制などと言う変化は最初から彼らには意味を成さない。
羽生は84歩とした。この手が示唆することは角換り腰掛け銀への誘い。この誘惑は大きい。手損角換り腰掛け銀ならば当家も熱くなる。
アレはなんであろう?
強靭な複相構造への憧憬?
今日はわからない。そこで逆に考える。少なくとも84歩型の手損角換り腰掛け銀は「クソッタレ」ではないと。羽生が42銀ではなく84歩を選択したことが当家には非常に好ましい。これはかつて後手にとって理想的な歩間4だったと言う憧憬が強い。


3手目26歩と4手目32金の交換 歩間4を譲渡する手法 No: 7507 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/25 Mon 14:28:11

森内は迷わず26歩。明解な回答。やはり先手はいい。つくづく思う瞬間。その一方で森内は第1局の羽生贔屓の振り駒結果に憤りを感じている。長岡裕也は連盟棋士になったくせにまだ黒子なのかと。なんで駒を表裏交互に取らないのかと。そんなやりかたアリか?しかしそれでも5枚では表裏交互に重ねても3-2でどっちかに片寄る。6枚にしたらどうか?振り直しが多くなり醜い。そもそも振る行為そのものが胡散臭い。みっともない。これから精魂こめて指す駒を投げるなど許し難い。写真用の2手指し並にカッコ悪い。そういう悪態を一言に込めて冷静を装うしかない。錯綜とした思いは一言で言うと「糞ったれ」となる。
テーマとはコレだったかもしれない。
なぜ「糞ったれ」なのか?
便秘したら「糞ったれ」でもうらやましい。その場合は唸るだけ。
羽生の4手目は悩ましい。まず名人が先に振り飛車を拒否したのだから羽生も先手の姿勢に同調できる。自分も今日は振らないと。そこで44歩を断念しても後ろ指さされない。クソっと言っているのはせいぜい藤井だけであろう。問題は84歩。このいずれかが歩間4で最もバランスの良い双頭の最善手。ではここで32金とはなんだったのか?
一言で逆行歩間3。ここで再び丸山の角換り腰掛け銀における歩間5の譲渡の手法を思い出す。この32金はまず相手に歩間4を譲渡する手法と考えたらどうかと。


2手目34歩まで 振る権利の打診 敬意の偽装 No: 7506 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/25 Mon 14:06:59

将棋観戦は最初の1時間が一番面白い。
初手76歩は森内の思い込み。そもそも第1局程度の中味で名人戦のテーマがどうのこうの言うこと自体浮いている。態度とオッパイがデカイのはインパクトになるが浮いた足はつまずくだけ。他のレパートリーも飽きた頃なので手損角換りの42銀をやってみたとカルーク言えないものか?羽生もそれは思っているはず。
森内が主題がどうのこうの言うようになったのは当家の分析以後。だからその心の底まで見えてしまう。
羽生の2手め34歩。ここまでの5分間が一番楽しい。一応時の名人が手損角換りをテーマにと言っているのだから挑戦者の羽生とて聞く耳はもつ。そのルート選択時間が興味深い。羽生は42銀などいきなり猿真似でやらない。当家が前回アホ扱いした手で負けたら生涯の汚点が残る。マシュダ一家に対抗してメンツを考えている棋士は羽生だけ。ところが前回と前々回で褒めすぎた。羽生は調子にのって三日前丸山相手にコケてしまった。おかげで今年の竜王戦も味気ない。
そこで羽生の大いなる恥じらいを垣間見せているのが今日の34歩。横歩取りは森内相手に負けそうなのでやらないが振り飛車は有り得る。
都合悪いことに今日の衛星解説は見るからにお調子モンの藤井。今日振り飛車を見せては「解説しやすいようにしてくれた」とまた藤井に言われてしまう。そういう温情が致命的とだけと判っている。棋王戦不敗伝説最終幕で丸山相手に思い知らされた。では森内相手に彼の主題に付き合うという同情は有り得るか?
それは羽生が森内に聞くこと。だから34歩となる。振る権利はそっちが先にあると。名人へ敬意を払う最初の偽装をすることに成功している。


名人戦第2局 写真撮影用の二手指し No: 7505 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/04/25 Mon 13:09:56

立会いがタカミチでも不愉快だと言うのに今日の立会い福崎にまで二手指しをやらせているようでは名人戦頂上対決の風格も形無し。昨日放映の松尾の投了代りの故意の二歩同様の虚しさを感じる。こんな興業将棋を真剣勝負などと喧伝しても嘘臭い。この悪習は変わらない。そこでこう考える。最初からお祭りと思えばもう腹も立たない。落ちるところまで落ちたというより、最初からこの程度の棋戦だったと思う方が長生きできる。
立会いが丸田祐三なら決して写真用の二手指しを認めなかった。ところが1局完結方式採用に伴い名人戦で千日手やり放題ともなると丸田祐三では死んでしまいかねない。竜王戦では一度死にかかった。そこで三回くらいの千日手では最後まで付き合いそうなタカミチや福崎が立会人となった。死にたくても死ねない連中が大抵こういう悪役を引き受ける。