MashudaBBS2005.05.10 
符牒1-4
棋聖戦挑戦者決定戦の心象背景

符牒1 竜王戦と名人戦

符牒2 再現される記憶

符牒3 三度目の正直者

符牒4 重なる桂で浄化

符牒X 流暢と停滞の間


符牒X 流暢と停滞の間 No: 7590 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/10 Tue 18:24:18

昨晩の持将棋ほど白熱した中継は記憶にない。産経Webの秒分刻みの高度な中継が滞りなく完遂している。
指し直し局は奇妙なモノが重なっている。
ひとめおかしいモノはやはりオカシー理由があった。
そこであの日を思い起こす。
「第17期名人戦第5局大山VS升田 宙吊り歩間4 持将棋の手法
森内があの日やりたかったこと。そしてできなかったこと。
羽生が昨晩竜王戦第7局をどこで思い出したかと言うと持将棋からなのであった。


符牒4 重なる桂で浄化 No: 7589 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/10 Tue 18:20:53

114手目三浦の48飛打は王手ではない。だから羽生は先に75角で王手が出来た。三浦は51玉でと金を払い居玉型となる。これは持将棋局で三浦が羽生に強要した形。
羽生が一番指したかった手は117手目58桂打。67手目の58桂打はすでに渡辺明の手垢が付いている。同じ場所に打つ桂で羽生は手を洗った。これで先手玉の寄りは消滅。
羽生が114手目の自陣の詰みを知っていた証拠は119手目79歩。78金からの即詰みがここで重複しているのですぐに歩を打てた。


符牒3 三度目の正直者 No: 7588 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/10 Tue 18:18:27

昨日持将棋局で羽生が指した48歩を三浦は長考して同飛と取った。これが羽生には気に入らない。せっかく得した1歩を返してやると言うのに48同飛でタヌキ寝入りとは何事かと。昨日の羽生のライトモティーフはそこから始まった。
1相転移=持将棋局37手目三浦48飛。
2相転化=指直し局71手目羽生48飛打。
3相停滞=指直し局114手目三浦48飛打。
なぜ羽生がこんな危険変化を選択したかの指標は93手目。三浦が15馬とした為今度は56桂がないので金を下がった。37歩成はどうせ放置で34歩が当初の方針。よって勝つだけなら93手目は68金でなくとも良かった。ところが羽生は持将棋局となった三浦の48飛をなんとか説教したい。その為の68金。果たして三浦は48飛と打った。


符牒2 再現される記憶 No: 7587 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/10 Tue 18:13:05

昨日の棋聖戦挑戦者決定戦で三浦は56手めに88歩を指した。羽生が68玉型でリクエストしたため。渡辺明は初めて自分の手がマネされたと今日の日記で過剰に喜ぶ。88歩という手を渡辺明が竜王戦第7局の事前に用意し研究会で誰にも教えずに独りで温めていたことは彼が自薦記に書いている。将棋世界で読まされたことを一昨日のNHK教育番組でも聞かされたギャラリーはどう思ったか? 羽生は渡辺明が自薦記で薦めた58桂を採用した。


符牒1 竜王戦と名人戦 No: 7586 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/05/10 Tue 18:11:00

今年の第63期名人戦記念扇子の揮毫に挑戦者の羽生は「淵」と言う文字を選んだ。これは前年の第17期竜王戦記念扇子で当時竜王の森内が選んだ「深」という文字に繋げると「深淵」と読める。
渡辺明には当家が88歩を褒めないどころか森内がなぜ58桂を打つ順を選択しなかったのかという問題に当時全く触れなかったことが不可解だったかもしれない。それは「深淵」が「深」と「淵」に個別に使われた不思議と似ている。