== 銀座のランチ ====

**** 銀座の美味しい昼食の紹介です ****

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_文字と写真の配置は、小画面で中fontを基準にしました_


*** ランチのメニュー ***

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1.はじめに −− 銀座の昼食 −−

 銀座ランチというと、 それは「贅沢」ではある、というのが、 の宗教家でなくても「定説」といって良いでしょうが、 それは、「金額が恐らく高い」という意味の「定説」 ではないかと思われます。

バブルか、 バルブか分かりませんが、 はじけて以来ということではなく、 銀座はもとから、「高級で高いお店」 「高級でリーズナブル」なお店が混在しています。

「リーズナブル」という言葉は、便利な言葉 で、単に「安い」というのではなく、 「安くても物が良い」という 意味の言葉としても使えそうです。

 「丸の内」「日比谷」「霞ヶ関」にある大きなビルの地下には、 それこそリーズナブルなランチの食堂が山ほどあります。
 「継続は力なり」ともいいますから、 お昼は「キマリ」と決めるのも、力の源泉でしょうが、 歩かずに「力」だけ蓄えると、ただでさえ信楽特産、焼物の 「パンダ」といわれかねない体型が、 力士に似てくるということもあり、歩け歩け運動 つきのランチの方が、健康よろしいかと思われます。

 銀座八丁、銀座通りが、いつしか中央通り になって、1番の都電の線路がなくなって、歩道が広くなって、が消えて、歴史が変わっても、 銀座は銀座、東京の中心 であることは変わりません。
 京橋から「おわりちょう」まで歩くと、往復2キロを超えます。
 木挽町、築地、丸の内、日比谷、霞ヶ関も含めると、手ごろの 歩け歩けコースとなります。
 ランチのお店を書くのに 地域で分類 して書くほうが、便利なことは分かりますが、歩いて 見るには、「種類」で分類するのも、 ひとつの方法です。
 このページでは、1年分、晴れの日用として、 およそ100軒のお店を収録する積もりで書き始めました。
残りの雨の日は、御近所のホカベンか、 食堂を御利用下さい。


2.ランチの種類など

 日本でランチの定番は、和食と洋食、それに中華 と思っていましたら、最近はエスニックも流行っています。 美味しい韓国料理エスニックではないようですが、銀座には、もとより多くの 美味しいお店があります。
 定番のお寿司だって、カリフォルニアロール というのがありますが、これはやはり和食の定義に入るのでしょう。
  カリーライスは間違いなく洋食ですが、 ライスカレー和食の店にあります。

 そんなわけで、食事の種類は、デイッシュボールの種類で分けました。とりあえず、好き嫌い もあり、昼食に対応する「天丼」、 「かつ」、「どんぶりを含む寿司」、「ラーメン」、「そば・うどん・パスタ」、 「ランチ」にわけました。

 「ランチ」の中には、その他大勢 が含まれています。店の順序は不同です。 というより、行ったり、写真を撮ったたりした順くらいの意味しかありません。 好き嫌いがあるものですから、「ご推薦」 はやめました。
 料理の写真を載せるのも、写真がうまく 写せないので、少なくしました。 美味しい料理がまずく写ってしまったら、失礼にあたります。
 その代わり、お店の入り口の写真は全部載せました。 一度是非いらして見て下さい。そして、新らしいホームページ にお書きになられるよう、期待致しております。


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3.おまけの銀座

(1)残念なお店の銀座
 銀座の中央通りの真中を走っていた都電 がなくなって、通りの歩道に植えられていた柳の木が、 二世になって、歩道が広くなって銀座通りという名前すら分からなくなって、銀座の様子も、 色々と変わりました。
 その間に、長年銀座で親しんできた、特徴のある有名なお店 がなくなってしまって、残念という所が多々あるようになりました。
 新橋から歩き始めると、銀座の入り口のところに当るところにあった、 天麩羅やさんの橋善は、 とにかく大きくて美味しい「かき揚げ」の天丼 のあるお店で、初めてみると化け物のようで、これは 食べられるのかと思ったものですが、慣れるとまた食べたくなって寄りました。今は、 太平洋クラブのビルになったようです。
 橋善から中央通りに入ってすぐのところで、ヤマハホールまでの間の2階にあった ステーキの「和田門」の銀座店では、  美味しい九州の平戸五島牛のステーキと、リーズナブルな フランス料理が食べられたお店でしたが、 いまはビルの整理をしているところです。
 晴海通りで、銀座4丁目から三原橋の方に行ったところには、 「くいしんぼ」のお店が、 ジャンボハンバーグを出していましたが、ここも閉店の紙が張ってありました。
 三原橋から右に曲がって入ったところに、自称「日本一」という旗や幟があった、 親子丼の「はやし」 も、懐かしい親子丼ですが、いつのまにか別のお店になりました。鰻の大和田の銀座店 も数十年は続いたお店ですが、近くは日比谷店だけになりました。
 本文にも書きましたが、並木通りの3丁目で、1966年から37年間、 美味しいムール貝のスープで、多くのリピーターから 愛されたお店の、「じゃるだん」が、閉店しました。
 食べ物の、歴史に残るような多くのお店が、無くなって寂しくもあり、 残念でもあります。

(2)お稲荷さんの銀座
 銀座には、稲荷神社沢山あります。
 稲荷神社は、宇迦の神様をお祭りする神社で、宇迦の神様は、 食べ物の神さまとして 有名で、このページのランチにもご縁があります。是非お参りして下さい。
宇迦の神様は、宇賀の神様と書くと、同じ穀物の神さまですが、 福の神さまでもあり、 弁財天(弁天さま)の頭上に白蛇の姿で載っていることもあり、弁天様 と同一視されることもあるそうです。

ですから、天女の姿をした神様でもありますが、 また、「宇賀神さんのとぐろまき」として、蛇を御神体として、 船の神さまとして崇めることもあります。  宇賀神さまは、白い蛇や、人頭蛇身の姿が御神体の、日本の神さまです。
 お稲荷さんと、お狐さまとは、 切れないご縁がありますが、このご縁は宇賀神さまと白蛇と のご縁と異なって、お使い姫さま(使女)としてのご縁です。
 穀物の神さまですから、稲の穂の実るころに、ご利益 を授けて下さる神さまでもあり、 山の狐もそのころは冬に備えて、里にも出没 して、人目につくことが多くなり、 お稲荷さんのお使い姫さまとしての地位が、確立した もののようです。

 お稲荷さんが、なぜ油揚寿司の代名詞になったかは、狐に油揚げ という組み合わせと 思いますが、トンビに油揚げというと、ことわざ にもあるのですが、狐に油揚げというと、 何となくマア「色も、熊色でもなく、狐色くらいだし」、まあ味も、 「狐の好みではないか」 という程度で、決まったものと思われます。
 「おらあ、さんただ」で始まるサンタ物語 は、最近はクリスマスの話ではないかと、誤解される と思いますが、スペース・インベーダーや、パックマン のさらに以前で、ひょうたんじま鉄人28号がテレビにでないころ、一世を風靡した、NHKの 連続ラジオ番組ですが、 「三太(小学4年生でしたっけ?)の故郷、神奈川県道志村 にお豆腐やが出来て、 開店の品に配った「油揚」がトテモ食べれない代物で、 小学校の家庭科の調理の時間に、 生徒が皆、それを持って来て、困った先生が中にオカラをつめて、 稲荷すしモドキを 作って、山のお稲荷さんの子狐に持って行くというお話」がありました。

 多分、道志村の子狐も、これには閉口したと思いますが、銀座には、 稲荷神社とお寿司屋はありますが、 稲荷ずしの有名なお店は、銀座ではなくて、神田(志乃田ずし) 六本木(おつなずし)のようです。  銀座のお稲荷さんで公開されていないのは、銀座2丁目の越後屋にある 銀座稲荷神社と、7丁目の資生堂にある 成功稲荷神社で、その他、幸稲荷さん、宝童稲荷さん、 朝日稲荷さん、あずま稲荷さん、豊岩稲荷さんの 5箇所のお稲荷さんは、写真の通り、いつでもお参りに行けます。
 是非、お参りに行って下さい。
 因みに、郊外では議席の多数を占めるお地蔵さま は、銀座三越の屋上に、出世地蔵さまがあります。

(3)うたと銀座
 西条八十と中山晋平の作った東京行進曲
・・♪・・昔恋しい銀座の柳・・で唄った、柳の二世の石碑 については、 ページのはじめに書きましたが、その他にも、うたで有名な銀座や、有名な歌の銀座 があります。二世の柳は、おわり町のほか、 銀座1丁目のはずれの公園にも、 1本植えられています。
・・♪・・二人だけのところを、誰かに見られ、噂の花が咲く銀座・・ という「たそがれの銀座」は、 一丁目から八丁目までを、唄に読み込んでいます。

 しかし、「湯の町エレジー」の、
・・♪・・伊豆の山山、月青く・・・というのは、歌詞の中に、伊豆の何処であるかを 特定させる場所は出て来ません。
 同じように、西条八十の「当世銀座節」
・・♪・・銀座、銀座と通う奴は馬鹿よ、帯の幅ほどある道を・・・というのも、
 高峰秀子の「銀座カンカン娘」
・・♪・・あの娘可愛いやカンカン娘・・・も、銀座の 特定した場所を、 歌詞にしてはいません。
 これは、石原裕次郎の「銀座の恋の物語」でも同じで、
・・♪・・心の底まで、沁みこむような、・・・という銀座の 心象風景の唄であるようです。バーの銀恋 は、銀座7丁目の裏通りにありましたが、最近みえなくなりました。
 フランク永井の「西銀座駅前」の駅は、「西銀座デパート」の 地下の駅でしょうか、
 三好徹先生の「銀座警察」は、漫画の「亀有公園前交番」 と同じで、地図に載っていません。
 藤山一郎の「夢淡き東京」の、
・・♪・・柳青める日、ツバメが銀座に飛ぶ日・・というのも、 同じ心象風景と思われます。

 サライの銀座特集(2003年6月5日号)に三好徹先生、長谷川一郎先生の対談で、 「銀座に柳並木はありません(21頁)」という、くだりがありました。
 でも、辛い飯のニューキャッスル横の並木は、幽霊や泥鰌 の住んでいる、おおらかな柳とは、 明らかに違いますが、それでも柳の一種と思われる並木のある通りです。
 銀座の高級店の並んでいる、銀座並木通りにある並木の木は、 シナノキの並木です。
 銀座にあるマロニエの並木のある、マロニエ通りは、 マツヤの横の通りのようです。
 すずらん通りの「すずらん」は、まだ見ていません

ガス灯通りには、むかし家にあった、マントルピース のあるガス灯と違いますが、 それでもガス灯みたいなものがあります。
 金春通りには、金春湯があり、お祭りになると、金春流のお能 が、通りで演じられるそうです。
 和泉雅子と山内賢に「二人の銀座」という歌がありますが、
・・♪・・みゆき通り、すずらん通り、何も言わず、ときめく胸の・・ということで、 銀座の通りの名前が出てきます。

しかし、昼間の「みゆき通り」、「すずらん通り」は、 唄で「ときめく」ほど、ロマンチックな通りとは、必ずしも 思えません。
 銀座が唄に唄われるのは、銀座という名前の、特に「夜の心象風景」が、 日本の心に「深く」染み込んでいるためと思われます。

 銀座を歩いていると、色々なものを売っています。
 北原白秋の「すかんぽの咲く頃」という歌に、
・・♪・・土手のすかんぽジャワ更紗、昼は蛍がネンネする・・というのがありました。  ジャワ更紗などという、見たことがないものを、 1反30ン万円で、売っているのも銀座です。

(4)御菓子と銀座
 てんぷら屋さんの天一の本店の前にある、有名な「空也」もなかのお店は、 天丼のところで書きましたが、 銀座には、有名な御菓子屋さんのお店があります。
「空也もなか」のお店は特に有名で、夏目漱石の小説の 中にも出てくるようなお店ですから、店の前の張り紙には、 「今週のもなかは総て売り切れました」と書いてあります。お早めに ご予約ください。
 ぶらっと立ち寄って、「もなか」が買えたら、その週は 幸運な一週間です。

 銀座一丁目には、フランス料理で有名な「レカン」の、 お菓子やさんがあります。
 銀座の地下鉄の駅の、4丁目方面の地下通りにある、ソニービルの地下入り口には、 フランス料理で有名な、 「マキシム」が御菓子の売り場を出しています。
 「レカン」にも「マキシム」にも、それといって特に有名な「御菓子」はありませんが、 さすがに評判の良い、美味しい洋菓子を売っています。 チョコレートケーキは抜群です。

 東京みやげの定番となった「東京ばな奈」を売り出している御菓子屋さんの 「葡萄の木」のお店は、 銀座コアビルの裏手にあります。
  7丁目の銀座「ウエスト」は、ベートーベンの胸像のある 有名な喫茶店で、お菓子も有名です。

 和菓子では、銀座4丁目の角に、銀座「鹿の子」のお店があります。  「東京羊羹」のお店は、銀座7丁目です。
 風月堂と清月堂も銀座です。風月堂は交洵社通りで、 7丁目の清月堂が出来たころは、今はない河の水に清らかに月が写っており、 名前の源になったそうです。

 銀座で美味しい御菓子を買うのならば、デパ地下 オススメです。
 銀座「三越」には、シュークリームの「ジオット」 が時間限定、個数限定の販売をしています。同じ「三越」には、 なめらかプリンの「パステル」のお店もあります。
 「ザッハトルテ」のデーメルは、銀座「マツヤ」の地下 にあります。
 三越には、青山の「ルコント」のお店もあります。
 「酒種あんぱん」の「キムラヤ」は、銀座4丁目の角の 和光本館の隣です。お昼には「つくりたてのあんぱん」 を買うために、行列ができます。 何回が買うと、サービス券でおまけのあんぱんが貰えます。
 チョコレートの「ゴデイバ」は支店が西五番街 にあります。パリが本店の、チョコレートの「ダロワイヨ」は 銀座一丁目です。銀座一丁目には、ベルギー・チョコレートのレオニダス もお店を出しました。

 西条八十の歌に、「御菓子の好きなパリ娘」というのがあり、
・・♪・・ラ・マルテイーヌの銅像の肩でツバメが宙返り・・
という銅像を、パリで見つけることは出来ませんでしたが、 歌に出てくる 「パリ娘」の好きな「エクレール」は流行らないせいか、売っている銀座のお店は 、なんとなく少なくなりました。 売っていても、「エクレール」では、クリーム・パフェや、 パエージャと同じで、初々しくて綺麗な、 お店のお嬢さまには、怪訝な顔 をされて、聞き返されるかも知れません。


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4.おわりに

 夜の銀座は、昼の銀座と、一変します。 お昼の銀座が、スッピンの銀座のように思います。
 歌舞伎町の新宿も、同じと思われます。
 E−電の駅から、週末になるとリュックと水筒 を持って、ごま塩頭に近い、それなりの引率の説明員 と思しき「お兄さん」を 先頭にして、もとオフィスの綺麗なお嬢さま で、いまお金持ちのお姉さまを含めた御一行様 が、「Discover Japan」を目的に、朝から歩き出すのに、出くわします
 E-電の最寄駅は、銀座は、有楽町か新橋 かですが、銀座にも、多くの庶民の文化的遺産があります。
 夜になって連れ立って、「流動食」に惹かれて、銀座に繰り出す手もありますが、  リュックと水筒がなくても、オフィスの綺麗なお嬢さまをつれて、 昼休みのランチに、 お出かけ下さい。  その際、薀蓄付き解説の一端に、このホームページを加えて頂ければ、 望外の幸せです。  


ありがとうございました。

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アップデート:2003年9月6日
e-mail "satortri@aries.bekkoame.ne.jp"