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9月のセミナー 「もうかる会社の経営計画書のつくりかた」 |
●不透明な厳しい時代です。だからこそ、ビジョンを明確にした経営計画が必要です。
●未来なんて誰にもわからない? だからこそ、シミュレーションが必要です。
●経営シミュレーションで、こんなことが可能になります。
1. 社長の考えていることが社員一人一人に正確に伝わる
2. 会社の将来を見る事ができる。
●〈経営計画〉で、経営はこんなに変わります。
1. 経営にゆとりが生まれます。
2. 社長の迷いがなくなります。
3. 銀行や親会社への信用が高まります。
4. 社員の活性化、後継者の育成に役立ちます。
参加申込書 |
FAX 03−5285−4124
1、開催日時 平成23年9月5日(月) 午後3時より5時30分まで
2、内容
@ 「もうかる会社の経営計画書のつくりかた」
遠山事務所の経営計画書を資料として
講 師 公認会計士 遠山秀幸
税理士 山宮孝浩
A 対象はお客様および一般中小企業
3、会場 税理士法人 とおやま セミナー室
新宿区高田馬場1−31−18 センタービル6F
(高田馬場駅3分 )
4、会費 0円
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下記をクリックしてください。内容がロールアップして表示されます。
決算前後検討会で得する
今日の日本のデフレ不況はまだ続きそうですが、このような状況で
はいかに事業を計画運営していくかが重要であり、特に企業を取り巻
く環境に順応し自らを改善していく「学習する組織」作りを目指す経
営計画の策定は必要不可欠となってきています。
しかし、ある統計によると経営計画の必要性は約80%の中小企業が
認識しているますが、策定済みは約32%ということです。
ここでは特に、今多くの中小企業に必要な銀行交渉も見据えた経営
計画の立て方について検討していきたいと思います。
1)銀行の信用格付重視への転換
最近の銀行の貸付業務は極めて繁忙を極めており、その中で審査方
法が信用格付重視へと大きく変わった事が原因だと言われています。
つまり、信用格付けはいくらであり、それに対応する各銀行の対応
は何かをチェックすることが重視されると言うことです。
信用格付けは各銀行が決算書などを中心に独自の基準で顧客を10段
階に格付けし、今後3〜5年の信用力を評価するものです。
下記は一般例です。
格付 |
区 分 |
標準貸し出金利 |
|
1 |
超優良 |
正常先 |
1%台 2%程度 4%程度 |
2〜6 |
良好〜水準 |
||
7 |
水準比見劣り |
||
8 |
要注意先 |
|
|
9 |
破綻懸念先 |
|
|
10 |
実質破綻先・破綻先 |
|
具体的には以下の2つの項目から格付けがされます。
@ 定量的分析項目(決算書から)
定量的分析 |
配点 |
説 明 等 |
||
成長性 |
@経常利益増加率 |
○ |
|
|
A自己資本額 |
◎ |
|||
B売上高 |
|
|||
収益性 |
C売上高経常利益率 |
|
D=(経常利益÷総資本×100 ) |
|
D総資本経常利益率 |
○ |
|||
E支払利子率 |
|
|||
安全性 |
F自己資本比率 |
◎ |
J(流動資産÷流動負債×100 ) F(自己資本÷総資本×100 ) |
|
Gギアリング比率 |
◎ |
|||
H固定比率 |
|
|||
I固定長期適合率 |
○ |
|||
J流動比率 |
|
|||
支払能力 |
K債務償還年数 |
◎ |
K{外部借入金÷(営業利益+減価償却費)} |
|
Lインタレストカバレッジレシオ |
◎ |
|||
Mキャッシュフロー |
◎ |
A
定性的分析項目
定性的項目 |
配点 |
|
@経営者/経営方針 |
◎ |
中長期 |
A市場動向 |
||
B資産力 |
||
C販売力 |
||
D競合力 |
|
|
E後継者の有無 |
したがって格付けが悪いほど、貸付金利は高く、貸出額は少なくなります。
2)信用格付を上げるには
上記の2つの項目をアップすることですが、特に
@についてはキャッシュフローを良くする事で多くの項目が改善されます。
つまり、キャッシュフローを上げるには、収益性を上げ、売上を増や
し、回収を早め、不要な在庫や資産は持たないようにすれば、返済能
力が高まり、安全性が増すからです。
次にAについては、魅力的な経営計画を作成し、銀行に対して定期的
に自社の強みをアピールすると言うことです。
3)経営計画の作り方
中小企業であっても早くから下記に示す項目等について、経営計画
書を作成することは、大きな飛躍につながるでしょう。
1.経営理念:経営価値判断基準の原点。
志を高く、時代のニーズを満たし、人が集まるような理念を作る。(注1)
2.事業構想(長、中、短期):将来を具体的な数字で表したもの。
これから10年、5年、1年後の会社の財務状況計画。<今年の動き>
会社の現在の状況や、SWOT分析等を考慮して決めます。
3.社長の考え方:銀行や社員に対し将来像をいかにアピールするか。
会社を辞めたくなる理由のNo1は「経営者が何を考えているか解ら
ない」ことだという報告があるように社長の方針は重要です。
4.会社の事業の基本概念:自社の事業の基本的な枠組み。
自社のビジネスモデルの構築と特性の周知徹底が必要です。
儲かる会社の特徴ランキング:参照
5.環境整備に関する方針:快適な作業環境の整備することです。
6.商品に関する方針:これからの商品は?重点は?研究開発は?
7.お客様に関する方針:どの様な点に注意しなければならないか。
8.クレームに関する方針:クレームは貴重な警告で少なくする必要
がある。
1件の重大ミスの裏には29件の軽いミスがあり、さらにその裏には
300件のヒヤリ体験があると言われている。
9.新規開拓に関する方針:何の為にどういう方向で開拓するのか。
10.
社員の未来像に関する方針:社員の夢を大切にする必要があります。
11.
資金に関する方針:資金調達、投資等に関する方針。
長期的なキャッシュフローを大きくすることを目標にすべきです。
キャッシュフローを大きくするということは、利益を出し、資産を
効率的に利用し、資金は早く回収し、過大な在庫を持たない等につ
ながるからです。
12.
内部体制に関する方針:将来の組織、体制がどうなるのか。
13.
日常業務マニュアル:電話、接客、言葉遣い等。
*一部業務マニュアル等も入っています。
メニューへ戻る
2,短期(次期)経営計画の立て方
次の5つの点についてまず決めます。
@目標経常利益
A売上の伸び
B限界利益
C従業員給与、賞与
D設備投資等の有無
前期の決算書があって上記が決まれば、おおよその短期計画は立てられます。
*借入等のため融機関等に提出する例示(開業収支計算書 事業計画内容)
さらに、下記についても計画を立てましょう。
@部門別損益予測
地域別、部署別、商品別、個人別等。
特に、個人別に予測や実績が把握できるごとが重要。 (集合写真の法則)
A科目別計画
B新規設備投資、借入金計画
Cキャシュフロー予測
@チーム別、個人別に目標を細分化
会社全体や部門より、社員は自分の目標と実績の状況が気になる。
A週、月次検討会で検討の習慣化
全員の前で各自、チームごとの目標、実績、課題等を発表。
<計画表等の作成例> | ||||||||||||||
(1) | 経営計画(月次・年次損益計算書) | |||||||||||||
(単位:千円) | ||||||||||||||
年 度 | ||||||||||||||
1 | 2 | 3 | ||||||||||||
勘定科目 | 金 額 | (%) | 金 額 | (%) | 金 額 | (%) | ||||||||
営 | 一般売上高 | |||||||||||||
業 | ||||||||||||||
収 | 機器売上高 | |||||||||||||
益 | 営業収益 | |||||||||||||
売 | 期首たな卸商 | |||||||||||||
上 | 商品仕入高 | |||||||||||||
原 | 当期製品製造原価 | |||||||||||||
価 | 期末たな卸高 | |||||||||||||
売上原価 | ||||||||||||||
売上総利益 | ||||||||||||||
販 | 販売員給与 | |||||||||||||
売 | 販売員旅費 | |||||||||||||
費 | 広告宣伝費 | |||||||||||||
及 | 発送配達費 | |||||||||||||
び | 役負報酬 | |||||||||||||
一 | 減価償却費 | |||||||||||||
般 | 地代家賃 | |||||||||||||
管 | 事務用消耗品費 | |||||||||||||
理 | 通信交通費 | |||||||||||||
費 | 水道光熱費 | |||||||||||||
租税公課 | ||||||||||||||
接待交際費 | ||||||||||||||
備品・消耗品費 | ||||||||||||||
厚生費 | ||||||||||||||
管理諸費 | ||||||||||||||
雑費 | ||||||||||||||
営 業 利 益 | ||||||||||||||
営 | 受取利息割引料 | |||||||||||||
業 | ||||||||||||||
外 | 受取配当金 | |||||||||||||
収 | 雑収入 | |||||||||||||
益 | 営業外収益 | |||||||||||||
営 | 支払利息割引料 | |||||||||||||
業 | ||||||||||||||
外 | 繰延資産償却 | |||||||||||||
費 | 雑損失 | |||||||||||||
用 | 営業外費用 | |||||||||||||
経 常 利 益 | ||||||||||||||
当 期 利 益 | ||||||||||||||
税金 | ||||||||||||||
*作成年度は3年で作成しているが、5ヵ年分くらいが望ましい | ||||||||||||||
(2) | 部門別(月次・年次損益計算書) | |||||||||||||
(3) | 部門(個人)別売上年計表(単位:千円) | |||||||||||||
年度 | 平成23年 | 平成24年 | 平成25年 | |||||||||||
月 | ||||||||||||||
当月 | 年計 | 当月 | 年計 | 当月 | 年計 | |||||||||
1 | ||||||||||||||
2 | ||||||||||||||
3 | ||||||||||||||
4 | ||||||||||||||
5 | ||||||||||||||
6 | ||||||||||||||
7 | ||||||||||||||
8 | ||||||||||||||
9 | ||||||||||||||
10 | ||||||||||||||
11 | ||||||||||||||
12 | ||||||||||||||
対前年比 | ||||||||||||||
*とても重要。グラフ表示等すると、より分かりやすい。 | ||||||||||||||
(4) | 経営計画(月次・年次変動損益) | |||||||||||||
*費用を固定費と変動費に分けて表示した計算書で、本来の経営活動から 生じた経営成果である経常利益を表示しようとするものです。 |
||||||||||||||
(5) | キャッシュフロ−計算書(作成は年1で可) | |||||||||||||
株式会社 年 月 (単位:千円) | ||||||||||||||
T 営業活動によるキャッシュフロ− | 26,462 | |||||||||||||
@当期純利益 | 10,058 | |||||||||||||
A減価償却費 | 5,000 | |||||||||||||
B各引当金繰入 | 繰入額−戻入額 | 2,000 | ||||||||||||
C売掛受手増加 | 売掛金・受取手形 | 40,221 | ||||||||||||
Dたな卸増加 | たな卸商品・未成工事他 | -16,220 | ||||||||||||
Eその他流動資 産増加 |
その他の流動資産 | 10,000 | ||||||||||||
F買掛未払増加 | 支払手形・買掛金・未払金他 | -15,022 | ||||||||||||
Gその他流動負 債増加 |
その他の流動負債 | -9,575 | ||||||||||||
U 投貸活動によるキャッシュフロ− | -90,797 | |||||||||||||
@固定資産等の 増加 |
(期末+減価償却)−期首 | -14,623 | ||||||||||||
A資本金等の増 加 |
資本金等 | -76,174 | ||||||||||||
T+U | -64,335 | |||||||||||||
V 財務活動によるキャシシュフロ− | 19,713 | |||||||||||||
@短期借入金増加 | 期末−期首 | -50,800 | ||||||||||||
A長期借入金増加 | 期末−期首 | -24,500 | ||||||||||||
B割引手形増加 | 期末−期首 | 95,013 | ||||||||||||
T+U+V | -44,622 | |||||||||||||
現預金の増減額 | -44,622 | |||||||||||||
現預金の期首残高 | 151,000 | |||||||||||||
現預金の期末残高 | 106,378 |
決算前後検討会で得する
1,決算前検討会で何をするか?
決算前検討会は、通常決算月の3月前に行ないます。
@10ヶ月目までの試算表を基に、会社側に残りの売上、仕入等を予測してもらって予測の決算書を作ります。
Aこれに基づいて、会計事務所側で法人税、消費税等の税金の概算を計算します。
Bこの検討資料をもとに下記の検討
イ、資金繰りの調整
ロ、今期の決算対策
ハ、設備投資等の調整
ニ、金融機関対策
ホ、来期の経営計画対策
ヘ、その他会社の問題点と対策
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2,決算後検討会で何をするか?
決算後検討会は、通常決算月の3月後に行ないます。
@決算書を基に過去3年間の推移、比率分析、株価計算、銀行と同様な格付
評価、キャシュフロー等の簡易分析。
A同業他社との対比分析
Bこの検討資料をもとに下記の検討
イ、業界、経済の見通しとの調整
ロ、来期の決算対策
ハ、設備人材投資等の調整
ニ、来期のもうかる経営計画対策
次のバランススコアカードも利用するといいでしょう。
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3,バランススコアカードの作成
これは『企業経営や行政におけるナビゲーターの役割を果たし、ビジョンと戦略
をアクションに落とし込み、総力戦で成長力と競争力をつけ未来を切り拓く、戦略
志向のナビゲーション経営システム』で多くの企業で活用されています。
いままで企業の実績は財務指標で評価されていまた。しかし現在では、株主評
価の約 35% は非財務要因になっていると言われています。
非財務要因の中でももっとも重視されるのが『戦略の実行』です。
ビジョンを高く掲げ、戦略を策定したとしても、それが実行できなければ意味がない。
株主はそこを注視するようになってきています。
その戦略の実行部分を確実なものにするマネジメント・システムがバランス スコア
カードです。
下記の具体例も参照してください。
1、@の財務分析を通して問題点を洗い出す。 2、下記の4つの視点から問題点を具体化する。 3、改善の具体策を数値目標化する。 4、具体的な実行計画を作り、進捗度をチェック。 |
|||||||
過去 結果 |
<@財務の視点> ・成長率 ・利益率 ・原価率 |
短期的視点 (結果) |
|||||
↓ | |||||||
現在 | <A顧客の視点> ・ブランド化 ・顧客数の増加 ・清潔安全高品質 ・顧客ロイヤリティー ・低価格化 ・紹介率 |
ビジョン 戦略 |
<B内部プロセスの視点> ・部門別業績管理 ・研究開発の効率化 ・労働時間と質 ・責任体制 ・時間厳守 ・クレーム対応 |
↓ ↓ |
|||
↓ | |||||||
将来 投資 |
<C学習と成長の視点> ・教育、研修、資格取得 ・企業と個人目標の整合 ・人材の強化 ・採用の見直し |
長期的視点 (将来的投資) |
|||||
図表 1 サウスウェスト航空のバランス スコアカード |
簡易な決算分析は、1回当たり10、000円で賜っています。ただし、複雑な事例は、ご相談のうえで決まります。
相談をご希望の方は、下記のE−mailをクリックして相談内容を送信してください。E−mailにてご回答します。
Tel 03-5285-4123 Fax 03-5285-4123
E-mail: tji@to-yama.com <質問・お申込ページへ>
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