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ー高収益企業の行動特性ー
日本の中小企業23万社のうち、もうかっている会社を分析したところ、<図1>の様な結果を得た。
また、調査の結果、コスト管理によって利益を上げる事より、攻めの経営のほうが、利益をあげている。
さらに、より高収益となるには、独自性(製品等の卓越性、ブランド確立)が必要だと言うことが立証された。
経費削減→No.1企業→Only1企業
この調査から想像できる、もうかっている会社は、特許やブランドがあり、売り上げのシェアも大きく、きち
んと部門別管理をしていて、製品開発にも熱心で、公開を目指しており、経営理念もきちんとしているとい
うことでしょうか?
これらのすべてを満たすことは難しいでしょうが、ぜひ、この結果をふまえて、もうかる会社にして欲しいと
思います。
この調査は、宮田矢八郎教授の「収益結晶化理論」によるので、詳しくは書籍をごらん頂きたい。
*下記<3>対利益は「特許ブランド」を持っている会社の利益は、そうでない会社の利益の2.83倍ということ。
*下記<4>対売上も同様。
<1> 分類 | <2> もうかる要因 | <3>対利益 | <4>対売上 | 摘 要 |
---|---|---|---|---|
1.製品開発 | @特許ブランド保有....... | 2.83 | 2.00 | ブランドや特許は効果大 |
2.マーケティング | A高シェア企業............... | 1.87 | 1.81 | 高収益要因は高シェア |
1.製品開発 | Bヒット商品あり............ | 1.81 | 1.57 | ヒット商品の効果は大 |
3.財務管理 | C部門別業績管理必要 | 1.82 | 2.04 | 部門別管理は必要 |
1.製品開発 | D開発途上製品あり | 1.81 | 1.57 | 常に新製品の開発をする |
1.製品開発 | E開発の着想............... | 1.77 | 1.68 | 開発専門チーム必要 |
4.組織管理 | Fピラミッド型組織........ | 1.76 | 1.73 | 古典的な組織がよい? |
1.製品開発 | G複数の製品種類あり | 1.73 | 1.59 | 収益の柱が多い |
3.財務管理 | H公開の意思あり........ | 1.71 | 1.67 | 公開は社内をまとめる |
4.組織管理 | I経営理念あり............. | 1.70 | 1.66 | 理念は必要 |
4.組織管理 | J研修/かなりよく開催 | 1.64 | 1.50 | 学習する組織作りを |
3.財務管理 | K中長期経営計画導入 | 1.61 | 1.56 | 長期的計画が必要 |
3.財務管理 | L利益貢献度測定指標あり | 1.54 | 1.54 | 誰がいくら貢献してるか |
2.マーケティンク | R商圏大手混戦........... | 1.03 | 1.02 | 市場規模が小さく悪い |
4.組織管理 | S人の入替わり頻繁. | 1.00 | 1.12 | 社員を大切にしないとダメ |
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