駒台仮想番の構造 2004.07.02 分析 マシュダ一家
1992年
第5期竜王戦第1局羽生谷川 第1部  相掛かり腰掛銀分析
1992年
第5期竜王戦第1局羽生谷川 第2部前篇自陣駒アタリ斥力解消
1992年
第5期竜王戦第1局羽生谷川 第2部後篇谷川57桂の背景

駒台仮想番の構造 1992年竜王戦第1局羽生谷川
相掛かり腰掛銀分析
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投稿者:マシュダ一家 04/07/02 Fri 20:49:34

駒台仮想番の構造 1992年竜王戦第1局羽生谷川 相掛かり腰掛銀分析

康光に捧ぐ

日時:1992.10.19-20
棋戦:第5期竜王戦第1局
戦型:相掛かり腰掛銀
場所:ロンドン「ザ・モントカームホテル」
先手:羽生善治 王座
後手:谷川浩司 竜王

▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2六飛 △7二銀
▲3八銀 △6四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲7六歩 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲4六歩 △6三銀
▲4七銀 △5四銀 ▲5六銀 △3四歩 ▲4八金 △5二金
▲3六歩 △4四歩 ▲6八銀 △4二銀 ▲5八玉 △6五銀
▲同 銀 △同 歩 ▲3七桂 △4三銀 ▲5六歩 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲7七銀 △8二飛 ▲8七歩 △1三角
▲1五歩 △4六角 ▲5七銀 △2四角 ▲1四歩 △1五歩
▲7五歩 △1四香 ▲7四歩 △同 歩 ▲7六銀 △5四銀
▲7二歩 △同 飛 ▲5五歩 △6三銀 ▲6五銀 △3三桂
▲5四歩 △同 歩 ▲4四角 △5五銀 ▲5三歩 △4四銀
▲5二歩成 △同 玉 ▲5六銀引 △4六歩 ▲6六歩 △5五歩
▲6七銀 △4三金 ▲7七桂 △6四歩 ▲6五歩 △5四金
▲6四歩 △同 銀 ▲6三歩 △5三玉 ▲6九玉 △7五歩
▲4五歩 △同 桂 ▲同 桂 △同 銀 ▲3七桂 △5六銀
▲同銀直 △同 歩 ▲4五銀 △4七歩成 ▲同 金 △5七桂
▲7九玉 △7六歩 ▲同 銀 △同 飛 ▲5四銀 △同 玉
▲5五歩 △同 銀 ▲2四飛 △同 歩 ▲6五角 △6四玉
▲7六角 △6八銀 ▲8九玉 △8八歩 ▲同 金 △7九飛
▲9八玉 △8九銀 ▲同 金 △同飛成 ▲同 玉 △7八銀

まで126手で後手の勝ち

しばらく竜王戦全局分析シリーズを中断していた。満月の直後は谷川羽生戦が見たくなる。
今日は当家が百発百中の形勢判断を誇る「MF理論-駒アタリ奇数番原理」の最も神秘的な部分に光をあてる。
サンプルは有名な谷川伝説を生んだ棋譜。
この対局はロンドンで行なわれた。アソコは植民地時代のツケとオチが固まった都市。だから諧謔文化はスゴイがイメージはセコイ、汚い、せちがらい。島国の帝都にしては東京の方がはるかに大らか。今なら声を大にして言える。
「ニッポンは戦争に負けてホントーによかった」
靖国神社の英霊たちも枯れた涙を絞って「俺達の死はやはり無駄ではなかった」と喜んでくれる。
戦形は相掛りへ。
11=26飛。当時は常識的な手。後手に飛車先歩をすぐに交換させないだけの理由でこれが最善と自惚れていた時代。この飛車は以下の三重苦。
 1=26地点空間閉塞手。先手から棒銀恫喝ができない。
 2=角の双頭手で狙われやすい。
 3=ひねり飛車は膠着。
12=38銀。最強96歩のブランコ1の揺さぶりは相手が怖い。
14=64歩。死滅した塚田スペシャルは24歩の合せからこの歩を狙う横歩買い戦法。マンショ殺しの谷川らしい64歩。
15=16歩。このブランコ導入は緩手。塚スペ後遺症。
16=14歩。この交換は後手得。13角の空間開放手+2nd作成。
17=76歩。ここでも96歩が突けない羽生。後手棒銀が怖い。
18=86歩。結果後手にも飛車先歩交換を許し26飛の最大の意味消滅。
23=46歩。仕方ない緩手。すでに先手指しにくい。これが後手14手め64歩のブランコ後進ではすでに主導権を後手に奪われている。
24=63銀。機敏。46歩で26飛の横利きが消えたので76歩を狙う。
25=47銀。これもブランコ後進ではすでに作戦負けを認めるだけ。
26=54銀。次に65銀と出ると脅す。
27=56銀。65銀を阻止したつもりで作戦負けに気がつかない羽生。
これが片卍腰掛け銀。昨年の王位戦第1局相振りでは羽生は谷川のねじり腰掛け銀に負けて事実上王位奪取は水泡と帰した。羽生は序盤を知らないカモ。トナリの将棋を延々マネしてきた為悪い序盤だけ覚えてしまった。そこから中終盤を構築したために羽生の頭脳将棋はすでに死滅。谷川はマシュダ一家経由でそれに気がついて真っ先に光速ノートで壮絶な告白をしたのが昨年。そして森内は大三冠。
28=34歩。この当たり前の手を指しただけで後手の作戦勝ちでは「将棋などやってられない」と思う連盟棋士がほとんどであろう。ざまあみろ。この局面で後手優勢と判らない棋士は転業した方がよい。
29=48金。序盤の作戦負けを認めたくない羽生のアホな手。
30=52金。すでに大振りブランコ。この交換は決定的。
31=36歩。緩手連鎖。つまり羽生は作戦負けとも思っていない。
32=44歩。素晴らしい。羽生の緩手に乗じて3rd作成。これでいつでも後手から仕掛け可能。ところが先手には仕掛けが皆無。45銀がこの44歩で阻止された為。攻撃準備となる3rd作成の瞬間先手の仕掛けが同時に封じられたらすでに作戦勝ちから後手優勢。
33=68銀。緩手連鎖3。これも作戦負けからのゆがみ。
34=42銀。谷川が確実に勝ちマスという手。羽生の緩手を容認する芸。
35=58玉。ゆがみのなれの果て。
36=65銀。すでに一回待ったのでもう待てない。3rdからの駒アタリ奇数番1。このナンバーは本来先手の権利。すでに先手勝てない。
連盟棋士で上記マシュダ一家分析を理解できるのは現在でも4人+1だけ。だから谷川森内羽生康光にタイトルを総ナメにされるのは当たり前。
39=37桂。羽生の開き直り。
40=43銀。最初の余裕をここで生かす。谷川が容易に崩れないのは自分の緩手1を地固めにするコツを体得しているため。当家なら谷川の緩手1さえ認めない。しかし羽生の序盤はチョロイので緩手1がこのように2倍になって手許に帰る。当家の用語で逆行相転化手。
41=56歩。自滅。ここで仕掛けられなければ逆転も相手のポカ以外有り得ない。
42=86歩打。これで5thから駒アタリ奇数番1の勝ちナンバー獲得。
なぜ4thだった41手めの局面がここでいきなり5thに換算されているのか?
それは86歩は駒台の歩が打たれたのではなく、「85地点にあった幻の歩」が動いて86歩になったのだと換算するのが今日発表する新作原理。すると「幻の歩」によってすでに41手めの局面が5thであったと気づく。持ち駒によってこのように幻想ナンバーを作成できるのは将棋という象徴遊戯だけ。チェスにも囲碁にもこのような幽霊ナンバーは存在しない。
この将棋は最終盤で「谷川伝説57桂」を生んだ名局として世間では名高い。実際は42手で羽生は投了してもよかった。連盟棋士は今日それをマシュダ一家が分析して満月の夜に晒したことに驚いてもよい。全国の谷川ファンはあの谷川伝説を生んだ序盤がそこまで大差だったのかと嘆く必要はない。なぜなら本局によって幻想ナンバー作成の構造に当家が初めて名称を与えるため。
駒アタリ奇数番原理の神秘的な部分構造は名付けて「駒台仮想番」
この仮想ナンバーに触れたことは何度かある。連盟棋士は駒台に持ち駒があるとなぜ点数が増えるのか不思議にさえ思ったことはなかった。
盤上の駒を駒台に移動すれば有利と知っていながら、なぜそうなのか説明を怠ってきた。それは駒台の駒が盤上のどこに打つかで意味が換るからと思い込んだため。
マシュダ一家はこう説明する。
1=持ち駒は盤上駒として即時換算可。
2=駒台の駒は確実にひとつだけ増減。
3=盤上の駒は確実にひとつだけ増減。
4=駒台仮想番は駒台と盤上を結ぶ+1。


素直に驚いた棋士には明日がある。
この論説は康光に捧げよう。
「駒台仮想番」の用語はマシュダ一家の駒アタリ奇数番原理のみならず偶数番原理にも共通する神秘のナンバーを説明する時に役立つ。
谷川はこれを読んでくつろぎの場でズッコケたかもしれない。悪意はない。たまたま竜王戦分析を再開したら次の棋譜がコレだった。
満月のせいであろう。
第1部はこれでいったん終える。第2部があるかどうかはわからない。



1992年竜王戦第1局羽生谷川
第2部前篇
 自陣駒アタリ斥力解消
No: 5755 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/07/03 Sat 02:12:27

いくら何でも谷川57桂にたどりつく前に分析終了では味気ないと思うであろうか?
しかし第2部の内容とはおよそエログロナンセンスの魔女の世界になりやすい。それでも世間に不健全な谷川心酔者が増えては谷川も迷惑なのでなんとか最後まで行ってみよう。気分は余り乗らないが満月パワーで乗りきれるであろう。

45=77銀。76歩を連動手で死守して歩損回避。
48=13角。このような手を見ると嬉しくなる。谷川が14歩と突いた時にこのブランコ後進は後手有利と当家が即時分析しても理解できない連盟棋士ばかりの中で谷川と康光は違う。この棋譜はいつも通り初手から当家はリアルタイムで分析している。当家の思考形態と一致すると一層喜びが増す。2004.06.17棋聖戦第1局で矢倉から康光が14歩とした時にも当家は即時13角の可能性を実況したが、それは可能性として有り得る為。島朗はいきなり14歩が「矢倉維新」などと衛星放送で述べた。その言葉だけが亡霊のように徘徊して子供達を洗脳。島はかつて平成維新の会で選挙にボロ負けした大前研一郎とお友達になれる。言葉を玩ぶクソ人間は自分の言葉に決して責任を取らない。島は昨年の名人戦で自分が解説担当した局を「名人戦史上に残る戦い」などと大げさに喧伝した。その中味は自己宣伝と自己弁護でしかなかった。このような自家製言語中毒患者に限って13角などないと豪語し、定跡と違うだけで「ナントカ維新」などと言う。我々は定跡などどうでもよい。最初から嘘が多いため。あの時はバカ定跡からの派生変化ばかり研究する三浦が一言も言えなかった理由はすでに書いた。三浦も島も自分達の今までのクソまみれの棋士人生を否定できない卑怯者というだけのこと。三浦はすでに改心しつつあるので何とかなるであろう。島は執行猶予期間に何度も罪を重ねて自玉の詰みを逃している。相当なザンゲ努力をしないと捨てネコ扱いされても仕方ない。当家が自家製用語を作成しなければならないのは、貴様等の既存用語では説明できないため。それ以外の時は縁台将棋のオッチャンにも分かりやすい言葉が最善。合わせるとこんなカンジになる。
49=15歩。こんな駒アタリ偶数番2などタコ。
50=46角。これで1歩得。
51=57銀。何あわてててんだか。これもタコナンバー。
52=24角。悠然と凱旋。
53=14歩。相手に持ち歩2枚も渡してここで歩損解消は我田引水。手番は戻らない。
54=15歩。逆行駒アタリ奇数番1。
55=75歩。羽生はもう投げた方がよい。
56=14香。谷川がまたも難なく1歩得。57地点に泣く泣く銀を手離したので25銀もない。
57=74歩。2手かけてひたすら暴れる羽生。余りに遠い。
58=74同歩。谷川が何も考えない時間1。
59=76銀。駒アタリ奇数番1の連動手に期待。
60=54銀。65銀も許さない。44角なら4筋の歩が切れた上に33角から後手圧勝。
61=72歩。羽生の大好きなモタレ。青野が三浦にボロボロにされた時も衛星放送解説でこの歩の垂らしを述べていたのが今春の羽生。それさえも気がつかなかったのがNHKのアホどもが大好きな先崎解説委員。
62=72同飛。谷川が何も考えない時間2。
63=55歩。ヤケクソ。
64=63銀。谷川が何も考えない時間3。
65=65銀。銀の単身赴任。朝日OPの深浦は単身赴任さえ許さなかった。
66=33桂。すでに持ち歩4枚で64歩と打つ谷川ではない。行く。丸山なら64歩と打つであろう。
67=54歩。2ndの仕掛けでもトリトヌスへの直撃は全く別枠。
68=54同歩。さすがにここは谷川も手抜きできないと思った。角換り腰掛け銀における先手からの44歩なら丸山も手抜きできないのと同じ。
69=44角。羽生の取り柄は自分だけ4筋の歩が切れていることだったが直前に5筋が切れたので4筋は自陣を危険に晒してもサシと見るしかない。
70=55銀。谷川はすでに勝ちと思っているので危険な橋でも渡る。当家ならすでに終盤思考なので24地点が駒アタリ奇数番のGNに相転化したと見る。谷川がここでGN相転化を見たかは不明。
71=53歩。谷川がそうしてくれと羽生に強制した手。羽生が何も考えない時間。
72=44角。55角と取らせて55同歩を連動手にするか、金を取らせて52玉を連動手にするかという選択のみ。最終盤の構図が換る。
75=55銀。谷川が銀を引いて玉を連動手にしたので羽生も首を出す。すでに勝負はついているのでどのようにまとめるかという暗黙の了解。
76=46歩。羽生が4筋を切らしたので仕方ない。
77=66歩。断腸の思いを殺して羽生が何も考えない時間。
79=67銀。羽生が何も考えない時間X
80=43金。谷川緩手2。形作りに入れと催促。
81=77桂。要請に応じる。
82=64歩打。突然気が変わった谷川。一瞬後手は丸山かと思う。
83=65歩。羽生でも怒る。
84=54金。谷川緩手3。羽生に睨まれ慌ててつくろう谷川。これが43金の意味だと弁解。
85=64歩。ナルホドーと頷く羽生。
86=64同銀。これを手拍子でやったか故意にやったか定かでない。
87=63歩。ウッソーと羽生。同玉なら飛車切りから41角。放置なら62金で逆転。これで谷川は24地点がGNに相転化したことを最初から認知していなかったと判明。谷川が当家に最も愛される由縁。絶好調でもポカでもマシュダ一家理論を証明してくれる。
谷川がチョロいのかわざとやっているのか本人は白状できないであろう。本人さえGN相転化の構造を知らないのだから。序盤ですでに谷川勝勢なのでこれがふたりの信頼関係と素直に見る。一応読売新聞の顔を立てている。ガチンコ一発勝負ならすでに羽生は投了していた。今年の名人戦で森内相手に投了したように。
88=53玉。飛車を切られても41角の王手香取りだけは避ける。
89=69玉。63の礎石を残していよいよ羽生得意の最終盤準備。羽生が玉を移動した時はすでに全構図が把握されている。マシュダ一家理論ならこの69玉は一言で済む=自陣駒アタリ斥力解消。即ち69玉は自陣駒アタリ原理の範疇でトリプル手
 1=46歩短3度の位置から一度引く。
 2=金と銀の自陣駒アタリ重複を一挙に避ける。
 3=58地点空間開放手。ここに手駒を打って受ける場所作成。

90=75歩。谷川の故意の緩手。当家なら25歩。同桂なら45桂跳ね違いで駒アタリ奇数番1を取る。まずGNを消すことが先決。羽生が深浦から朝日OPを奪取した根本思考もソレ。
91=45歩。谷川の温情に甘え逆に駒アタリ奇数番1を取る。
92=45同桂。今度25歩は偶数番。素直に羽生を元気づける谷川兄貴。
93=45同桂。王手で桂交換なら砂漠のオアシス。
95=37桂打。手番を貰ったので銀取り。銀を取れば王手。
96=56銀。谷川はGNを認知していないので仕方ない。
97=56同銀。以下羽生がやっていることは連動手の連鎖のみ。
98=56同歩。当然。
99=45銀打。羽生得意の二重駒アタリに見えるがこれは偶数番。
100=47歩成。本局初の駒アタリ奇数番3で谷川の勝ち確定。
101=47同金。当然。


1992年竜王戦第1局羽生谷川
第2部後篇 谷川57桂の背景
No: 5756 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 04/07/03 Sat 02:20:31

102=57桂打。これが谷川伝説の有名な57桂。なぜこれが有名になったかと言うと当時の控え室は誰も読んでいなかった手のため。NHKの衛星放送で谷川勝勢と言う生中継最中に解説陣は誰もが別な手をテレビで公言していたと記憶する。この57桂は羽生玉を遠くに逃がすような手に見えた為に誰もが驚いたのであった。谷川は気が狂ったのかと大変な騒ぎであった。昨年の名人戦で島が自分のひどい解説ミスをゴマカスために「史上最高の名人戦」だの「これほど明暗を分ける成不成はない」などと後に将棋世界に書いたようにアレは連盟棋士が自己弁護するための空騒ぎ。加藤一二三の空咳よりタチが悪い。自分に正直に生きなさい。少し駒を動かせば誰にでも判る。なぜ羽生はあの時じっと69玉にしたかすぐに判るから。谷川は羽生にハメられなかっただけ。世間をダマスのはチョロイと連盟棋士は思ったであろう。いまだに光速掲示板では谷川57桂が最高の手と思っているタニーファンがいる。テレビの影響力は怖い。当の谷川は57桂など眼中にない。むしろ谷川が真っ先に掲げるのは77桂。2004.03.08&09王将戦第5局で森内が負け将棋を逆転していたはずのマシュー57桂は正真正銘の伝説。負け将棋を逆転するはずの幻の一手を伝説と言う。相手のハメ手を見破る手やすでに勝ち将棋の中で生じた手は人工的。谷川が言う芸術とはドイツ語にすれば人工という意味。信頼関係なくして有り得ない産物。中原伝説の57銀も負けた米長が自分のバカさ加減をゴマカス為に「将棋史上の絶妙手」に仕立て上げただけ。中原はあんなもの当たり前と思って指している。ひっかかった米長がマヌケなだけ。
そういうことをキチンと言うべき立場の記者がそれ以上のマヌケなのでなんでもアリが将棋連盟。今年の升田賞がタコ相手に指した谷川の強姦手であった。今でもほとんどの記者が将棋をプロレスにしたい証し。来年の升田賞もこのカンジでゆくと谷川76銀となりかねない。藤井をネタにかなり笑える。
104=76歩。これを見てさすが谷川と褒めるべき。あの90手めの75歩が故意の緩手と当家が分析した通りの結果をここに見る。やはりあれはわざと谷川はやっていた。これでいっそう谷川を愛することができる。だから棋譜は初手から一手一手じっくり読むべき。楽しさが倍増する。局面が同じだからと飛ばすとロクなことはない。想定局面など棋士の欺瞞。三日も経てば違う発見で全てが覆っているかもしれない。唯一の例外は完全対象形。角換り腰掛け銀と相矢倉グランクロス。羽生ならアモルフォも付け加えたいかもしれないがあれは独身者の華。渡辺明が当家のブランコ原理をあそこまで押し進めなかったら羽生とて夢を追うことはできなかった。渡辺明にはもっと期待できる。最近は7thの味も覚えてくれた。彼の周囲のクソ人間どもは何も知らないで言い寄る自己宣伝虫ばかりだがナベラは連盟の宝。大切に扱っていただきたい。何度も言うが本人の貴重な日記はソノマンマ読んではいけない。ソンマンマ読むとアホにしか見えない。
どこまで行ったか?
104手めであった。
この76歩は谷川が見せる2回目の駒アタリ奇数番3。
以下は羽生は絶体絶命なので形作り。24地点の羽生の唯一の命綱であったGNもきれいさっぱり解消して飛車を渡せば並べ詰み。羽生から飛車切りがなくとも自前の飛車で殺すという76歩であった。これが谷川の面白いところ。GN認識がなくとも自前の論理が完結している。谷川は批判を寄せつけない美意識の根源を示唆するばかりか、論理のアナをその野性の臭覚が即座に発見する時がある。丸山相手の77歩もそうだった。谷川将棋には必ずこの意外性がある。だから愛することができる。渡辺明にもそのようになっていただきたい。
谷川は75歩の故意の緩手をここでも華麗な寄せ芸の為に見せたことになる。
森内。覚えているか?
あの日の論稿で当家は最後にこう書いた。
「谷川は77桂打に今尚酔いしれている。しかし我々が本当に絶賛したいのは以上の理由で74手め75歩の緩手。これは我々に予測できない手。しかしそのおかげで77桂打が発生した。そこまでの道筋を導いた74手め75歩の緩手にこそ人間の言い知れぬ深遠な意思を我々は感じる。そしてそれこそが谷川の先天的な魅力の根源なのだと。」
今日分析したもうひとつの谷川の有名な棋譜は同一理由で肯定し得る。
74手め75歩を90手め75歩に、そして77桂打を57桂打に差し替えただけで上記の一文は本稿末尾にそのまま転用できる。谷川が常に大衆の圧倒的支持を得た由縁。しかし昨年森内にそれで竜王戦決勝トーナメントで負けた後遺症は大きい。
最後に最強羽生将棋でこの棋譜を羽生がなんと言っているか見る。
1=32手め44歩が後手の主流?序盤は他人委せで羽生が責任逃れしたということ。
2=13角を「巧妙な揺さぶり」と言う羽生は端の優劣を甘く見た。やはり当家のブランコ運動解釈は正しいと羽生も素直に驚いている。康光14歩に言葉だけ玩ぶ島など初代竜王の名に恥ずかしいただの粗大ゴミ。羽生康光森内ががん首そろえて米長の怨念を払拭するのに島は利用された。谷川がいなければ島研は輪姦の巣窟と言われて当然。
その後羽生は黙ってしまう。ボロ負けと思ってもどこが悪かったのか羽生の頭脳ではわからない。36手め65銀で「主導権を握る後手の意欲」などと書くようでは若かった。とっくの昔に主導権は取られてんの。当時の羽生はタコ。だから渡辺明が二十歳を過ぎてから最近30秒将棋で勝てなくなったなどと嘆く必要はない。実際羽生も谷川もどんどん強くなっている。森内に至っては圧倒的に強くなっている。
3=57手め74歩で「苦戦と見て戦線拡大」だと。こんなクソ台詞だけジジイのマネしている王子の時代もあった。これが将棋でよかった。羽生が皇太子なら当家は狙撃されている。
4=最終盤は羽生も世間に迎合。谷川相手だと迂濶なこと言えない。諸手で谷川を絶賛し連盟棋士を庇う。
子供でも王手が先手とわかる。自陣駒アタリ原理なら58玉から羽生が69玉とした時点で最後は67銀の利きですべて受かるとひとめ。当時の解説者が誰で何をいっていたか忘れていたが、羽生が「フツーは57歩成のとこに桂馬打ちません」と書いているので当時のタコ部屋は全員57歩成と言っていたのであろうか?羽生なら本心でそんなことは絶対に言わない。谷川相手だとなぜか絶賛するのが羽生。あの時は自分が所属した悪魔の巣窟「島研」を保護する演技と見てもよい。今年のNHK杯谷川森内戦での羽生の嘘解説も余りに迎合が過ぎるので当家同様谷川を愛してしまったのかもしれない。

以下はオチ。
羽生「谷川将棋には1本の線がある」
深浦「羽生将棋には1本の線がある」
康光「丸山将棋は妥協なしでコケル」
森内「康光将棋には1筋のオマンコ」
当家「緩手と緩手で握手すれば悪手」
森内のガチンコ将棋がやはり一番スッゴーイと言われる日も近い。
先週の王位戦挑戦者決定戦直後、山崎に勝った羽生が卑猥人間たちと貧乏臭い打ち上げ会場で酒を飲んでいると、同日森内に手損角換りを挑んで棒銀で惨敗した谷川が来た。よくもこのような談合パーティーを弦ちゃんのプッツンカメラは撮影できたものである。「アイツラはできている」と言葉で言っても誰も信用しないが谷川と羽生がセコイ中華料理屋で一緒に酒飲んでいる写真は凄い。当家にとってはほとんどオマンコ写真にしか見えない。こんなモノがネットに晒されるようでは彼らの会話も聞きたくなるのが人情であろう。
以下の会話なら谷川王位防衛
谷川「王位戦は楽しみにしているので」
羽生「またいろいろと教えてください」
以下の会話なら羽生王位奪取
谷川「王位戦は楽しみにしているので」
羽生「いえこちらこそ大いに楽しみに」
このふたりなら一言ですべて分かってしまう。
当家は漢字一文字で分かる。最近は初手で全てが見えてしまう。
それでは老後の楽しみが減るのでクリアーよりグラデに路線変更中。