矢倉後手番で森内に首を差し出させた所が凄い。これで棋聖防衛決定。
実況&分析を一時中断した74手め15歩から振りかえってみる。森内の退屈な指し口はすでにひどい作戦負けだったので仕方ない。むしろよく挽回したものと呆れる。
75=48銀。森内なら絶対やると思っていた。この銀がすべてなのでね。
76=16歩。端を逆襲されては酷い。
77=55歩。さすがに18歩とは打たなかった。
78=75歩。ここしかない。
79=14歩。先手もここしかない。
すでにデガラシ手順。
86=57歩打。これは随分前に当家がボツとした変化復活。森内のおかげ。
87=57同銀上げ。59銀では二上も怒り出す。
92=83香、双頭手。玉の退路確保。
93=23歩成。まるで怖くないデガラシ。
95=75銀。後手玉の安住の地が広大なので双頭手。
96=74歩。酷い仕打ち。強制送還が今日は多い。
97=66銀引き。負けにしたかという退散。
98=28と。気分よい。
99=33と。桂を逃げたら今度は鬼扱いであろう。
101=37桂。なんと桂を逃げている。
102=38と。これが連動手。
103=45桂。塊をほぐして手駒が欲しかったので大歓迎。
106=86桂。矢倉崩しの白眉。
107=73銀以下は森内息切れ。実況通り。

本譜は以下

棋戦：棋聖戦第1局
日時：2004.06.17
場所：箱根ホテル小涌園
戦形：康光愛妻矢倉
先手：森内俊之名人竜王王将
後手：佐藤康光棋聖
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲６五歩 ▽４五歩 ▲３七銀 ▽６五桂
▲６六銀 ▽６四歩 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽６三銀
▲２八飛 ▽８五歩 ▲１五歩 ▽５五歩 ▲２四歩 ▽５六歩
▲同　金 ▽２七歩 ▲同　飛 ▽２六歩 ▲同　飛 ▽２五歩
▲２七飛 ▽１五歩 ▲４八銀 ▽１六歩 ▲５五歩 ▽７五歩
▲１四歩 ▽同　香 ▲１五歩 ▽同　香 ▲１四歩 ▽１七歩成
▲同　香 ▽５七歩 ▲同銀上 ▽１六歩 ▲１三歩成 ▽１七歩成
▲４七飛 ▽８三香 ▲２三歩成 ▽４二金寄 ▲７五銀 ▽７四歩
▲６六銀引 ▽２八と ▲３三と ▽同金上 ▲３七桂 ▽３八と
▲４五桂 ▽同　銀 ▲同　飛 ▽８六桂 ▲７三銀 ▽６二角
▲同銀成 ▽同　玉 ▲６五銀 ▽同　歩 ▲同　金 ▽６四歩
▲７五桂 ▽６五歩 ▲６三桂成 ▽同　玉 ▲６四歩 ▽７三玉
▲５二角 ▽７八桂成 ▲同　玉 ▽５八銀 ▲８八玉 ▽６七銀不成
▲７八銀 ▽同銀成 ▲同　玉 ▽５八銀 ▲６三角成 ▽８四玉
▲６七銀 ▽６六桂 ▲同銀右 ▽６九銀打 ▲７七玉 ▽６六歩
▲５八銀 ▽同銀不成 ▲７三銀 ▽９四玉 ▲６六玉 ▽６七金
▲投了
144手で後手の勝ち

持ち時間各4時間。残り時間双方1分。終局午後7時27分。

最後は例のと金まで働いて左右見事な攻防で完結。序盤から康光完璧。
素晴らしい収束。銀一枚残したのは金を残して後手勝ちの当家変化と大差ない余裕だが95歩の顔を立てたところが千両役者。

▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲６五歩 ▽４五歩 ▲３七銀 ▽６五桂
▲６六銀 ▽６四歩 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽６三銀
▲２八飛 ▽８五歩 ▲１五歩 ▽５五歩 ▲２四歩 ▽５六歩
▲同　金 ▽２七歩 ▲同　飛 ▽２六歩 ▲同　飛 ▽２五歩
▲２七飛 ▽１五歩 ▲４八銀 ▽１六歩 ▲５五歩 ▽７五歩
▲１四歩 ▽同　香 ▲１五歩 ▽同　香 ▲１四歩 ▽１七歩成
▲同　香 ▽５七歩 ▲同銀上 ▽１六歩 ▲１三歩成 ▽１七歩成
▲４七飛 ▽８三香 ▲２三歩成 ▽４二金寄 ▲７五銀 ▽７四歩
▲６六銀引 ▽２八と ▲３三と ▽同金上 ▲３七桂 ▽３八と
▲４五桂 ▽同　銀 ▲同　飛 ▽８六桂 ▲７三銀 ▽６二角
▲同銀成 ▽同　玉 ▲６五銀 ▽同　歩 ▲同　金 ▽６四歩
▲７五桂 ▽６五歩 ▲６三桂成 ▽同　玉 ▲６四歩 ▽７三玉
▲５二角 ▽７八桂成 ▲同　玉 ▽５八銀 ▲８八玉 ▽６七銀不成
▲７八銀 ▽同銀成 ▲同　玉 ▽５八銀 ▲６三角成 ▽８四玉
▲６七銀 ▽６六桂 ▲同銀右 ▽６九銀打 ▲７七玉 ▽６六歩
▲５八銀 ▽同銀不成 ▲７三銀 ▽９四玉 ▲６六玉 ▽６七金
▲５六玉 ▽６六金打 ▲４六玉 ▽３七銀 ▲投了

148手で後手の勝ち

森内が時間稼ぎの仮想千日手を見せているがここまでひっぱって負けではよほど悔しいのであろう。

首を出したのがマズかった。当家では非常手段の67銀縛りもダメと諦めていたが、58銀の温泉まで康光に披露させては疲労の限界。
玉は脱出できたが自滅。珍しい。

森内も珍しく首を差し出した。こんなモノ無視。
65歩が先手玉脱出阻止の連動手へ。
康光玉は序盤の95歩がよく働き詰まない。

森内は飛車先止めないと負け。そこで73銀打。
康光秒読みで62角泡踊り一発！同銀同玉は先逃げ連動手で後手勝てる。

これが棋聖戦であろうか？名人戦のような展開になっている。
これで飛車が逃げて15歩を後手から取ると歩損は解消しまたしても偶数番で森内が長考しないといけない。康光の柔軟性はフィアンセのおかげ。

森内はこういうことするからマスマス人気が落ちる。
いっそのこと入玉する場合は以下。持将棋は同日指直し規定を読んだのであろうか？
MF変化17
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲６五歩 ▽４五歩 ▲３七銀 ▽６五桂
▲６六銀 ▽６四歩 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽６三銀
▲２八飛 ▽８五歩 ▲１五歩 ▽５五歩 ▲２四歩 ▽５六歩
▲同　金 ▽２七歩 ▲同　飛 ▽２六歩 ▲同　飛 ▽５五銀
▲同　銀 ▽２六角 ▲同　銀 ▽２八飛 ▲３七角 ▽２九飛成
▲６四銀 ▽同　銀 ▲同　角 ▽２六龍 ▲７二銀 ▽２一飛

MF変化16
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲６五歩 ▽４五歩 ▲３七銀 ▽６五桂
▲６六銀 ▽６四歩 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽６三銀
▲２八飛 ▽８五歩 ▲１五歩 ▽５五歩 ▲２四歩 ▽５六歩
▲２三歩成 ▽５七歩成 ▲同　銀 ▽同桂成 ▲同　角 ▽２七歩
▲同　飛 ▽２六歩 ▲同　飛 ▽２五歩 ▲２八飛 ▽２三金
▲５六桂 ▽５五銀 ▲４四歩 ▽４二金 ▲１四歩 ▽５六銀
▲同　金 ▽４四角 ▲５五銀 ▽６二角 ▲５四歩 ▽１二歩
▲６八飛 ▽６五桂 ▲６六角 ▽８六歩 ▲同　歩 ▽８七歩
▲同　玉 ▽８四角 ▲同　角 ▽同　飛 ▲７三角 ▽８三飛
▲６四角成 ▽同　銀 ▲同　銀 ▽５九角 ▲５三銀打 ▽４一玉
▲４二銀成 ▽同　玉 ▲５三歩成 ▽３二玉 ▲６五飛 ▽８六角成 ▲投了
114手で後手の勝ち

上記変化枝葉は金1枚なくとも後手勝てるので攻めあい勝ちとなる。

イクと見せかけてこういうこともある
MF変化15
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲６五歩 ▽４五歩 ▲３七銀 ▽６五桂
▲６六銀 ▽６四歩 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽６三銀
▲２八飛 ▽８五歩 ▲１五歩 ▽５五歩 ▲２四歩 ▽５六歩
▲２三歩成 ▽５七歩成 ▲同　銀 ▽同桂成 ▲同　角 ▽２七歩
▲同　飛 ▽２六歩 ▲同　飛 ▽２五歩 ▲２八飛 ▽２三金
▲１四歩

MF変化14
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲６五歩 ▽４五歩 ▲３七銀 ▽６五桂
▲６六銀 ▽６四歩 ▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽６三銀
▲２八飛 ▽８五歩 ▲１五歩 ▽５五歩 ▲２四歩 ▽２五歩
▲２三歩成 ▽同　金 ▲１四歩 ▽４六歩 ▲同　角 ▽４五銀
▲６八角 ▽５六銀 ▲１三歩成 ▽６七銀成 ▲同　金 ▽４五桂
▲２三と ▽１九香成 ▲４六銀 ▽２九成香 ▲同　飛 ▽５四桂
▲４五銀 ▽６六桂 ▲同　金 ▽５七銀 ▲投了
88手で後手の勝ち

世間の評判とはこうも人間を頑なにしてしまう。
これは康光に1歩使えと言う手。それで継ぎ歩攻めを緩和。

この先進めると先手は58歩と受けるのが最善。
そこで後手に何もさせずに1筋だけで勝ってしまおうという見たマンマ手順。
しかし58歩と受けるとまた鉄板と周囲に言われるのは明か。立会いの二上など喜んで森内を罵るであろう。

既出46歩変化とパラレル。
先に46歩では後手の最善は駒損で敵陣を乱してから入玉。
康光は入玉嫌いなので55歩変化から。先手に14歩を取らせる1手分が余裕ということ。14歩が緩手となっては先手は2手損なので負け。だから自陣は受けないといけない。

バカ受け。森内ソレで勝つ気あんの？
後手に2歩持たれて6th+駒アタリ奇数番1はハッキリタコ。
康光。ビシっと決めろ！

森内にとって一番嫌な時間。6thで手番を渡されるとウンザリであろう。自分で蒔いた種なので文句言わないでいただきたい。
しかし今日の仕事が15歩しかないのでは先手負ける。そこで後手の攻め筋を全部想定して逆襲する仕掛けを施したい。後手のデザインをまず読まないと指せない為に嫌気が増す。イヤケに負けると即負け。17桂変化は康光望むところ。

当家が即座に思い当たるのは後手の仕掛けから先手の逆襲となる64桂打を防いだ意味としての63銀Ｘ。当家は46角打のトリプル手で飛車金にあてつつこの64桂打を防御するデザイン基本図を描いたが森内がご破算にした為この64桂打変化は残りやすい。

62手め85歩は後手唯一の6th作成手のため正着。その前の63銀は角筋開放手+Ｘで不明。
いずれにしても先手が即座に6th作成でも森内は飛車を下がるしかない。
63銀は最終盤デザインが丸ごと換る手。すでに終盤デザインが出来ていないと指せない手。

森内の狙いは17桂から25桂で桂交換狙い。
だから60手め25歩で飛車を捉えた気になるとすかさず17桂で後手負ける。
森内は何も考えていないのでムキになってはいけない。

無論2筋など受けない。2歩手持ちなので5thを6thにする。それが森内軟体タコ流に対する正しい接し方。

棋聖戦の限界。
森内はラクチン思考。2筋を切って6thから5thで手番を渡しても後手に速い手がないと開き直るだけ。実際58手め21飛変化は命懸けなので康光は無難に24同歩。当然の同飛で康光に夕食ナニ喰う？と聞く態度。

15歩など65歩以上のタコ手。1歩損して6thから仕掛けるのは負けとひとめ。
だから考えている。千日手は康光が許さなかったので行くっきゃねーだろーに。

先手の攻め筋は薄くなった1筋。対して後手は15歩には手抜きで1歩得をイカス攻め筋を構築しないといけない。
基本デザインは以下
MF変化13
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲６五歩 ▽４五歩 ▲３七銀 ▽６五桂
▲６六銀 ▽６四歩 ▲１五歩 ▽４六歩 ▲同　角 ▽４五銀
▲６八角 ▽３五歩 ▲同　歩 ▽３六歩 ▲４八銀 ▽４四角
▲４六歩 ▽６六角 ▲同　金 ▽５七銀 ▲４五歩 ▽同　桂
▲６五金 ▽６八銀成 ▲同　金 ▽４六角 ▲投了
76手で後手の勝ち

なんと悠長な展開であろう。森内のタコ手65歩のおかげ。
森内に人気がないのは自分の責任。このような展開では康光の心意気が泣く。まるで田丸と伊藤果がゲイバーでお知り合いになったような構図となってしまったのは森内のせい。

これで後手は純正国産製品の1歩得。
彼女はやはり日本人に限ると豪語しているイミグレオフィスであった。

下記64角変化を嫌った腰抜け。大爆笑。
もう康光は手堅く45歩などと打っている。37銀と本国に強制送還。
ジャパユキさんも大変。

もし後手がひとつ間違うと下記のように地獄に落ちる。

MF変化11
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲２四歩 ▽２一飛 ▲２三歩成 ▽同　金
▲４五歩 ▽同　桂 ▲２四歩 ▽３三金左 ▲３七桂 ▽同桂成
▲同　銀 ▽６四角 ▲４六角 ▽５五歩 ▲同　歩 ▽４五銀
▲５七角 ▽５五角 ▲４六歩 ▽５四銀 ▲５六金 ▽投了
71手で先手の勝ち

しかし45桂と打てば昨日の藤井のように銀出一発で森内は投了する。
MF変化12
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲２四歩 ▽２一飛 ▲２三歩成 ▽同　金
▲４五歩 ▽同　桂 ▲２四歩 ▽３三金左 ▲３七桂 ▽同桂成
▲同　銀 ▽６四角 ▲４六角 ▽５五歩 ▲同　歩 ▽４五桂
▲４八銀 ▽５五銀 ▲６八角 ▽５六銀 ▲投了
70手で後手の勝ち

ここで24歩から桂の交換手順は後手に逆襲される。
MF変化10
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽３三桂 ▲２四歩 ▽２一飛 ▲２三歩成 ▽同　金
▲４五歩 ▽同　桂 ▲２四歩 ▽３三金左 ▲３七桂 ▽同桂成
▲同　銀 ▽６四角 ▲４六角 ▽５五歩 ▲投了
64手で後手の勝ち

今日の康光は昨日の谷川より殺気だっている。
素直に45歩とすると森内に千日手にされる為。
2回も挑戦者を煽る棋聖。
尚康光の46同歩は相手に連動手を与えるマイナーな旧島研思考。おそらく島が康光14歩を初めて見たと絶賛したので昔の総帥の顔を立てたのであろう。そのツケが森内46銀連動手をタダで済まさないというこの33桂。

挑戦者のクセにやけに腰が重い。昨晩麻雀のやりすぎであろう。
歩交換だけで連動手を取って喜ぶ場合すでに26歩を猛反省している証し。

MF変化9
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲４八飛 ▽４五銀 ▲４六銀 ▽同　銀 ▲同　角 ▽４五銀
▲７三角成 ▽同　銀 ▲４五飛 ▽４四歩 ▲４八飛 ▽６四角
▲投了
60手で後手の勝ち

MF変化8
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽同　歩
▲４八飛 ▽４五銀 ▲４六銀 ▽同　銀 ▲同　角 ▽４五銀
▲６八角 ▽３三桂 ▲３八飛 ▽４六歩 ▲５七金

48飛変化から桂馬のサクリファイスとなる銀の泡踊り
MF変化7
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽３三桂
▲４五歩 ▽同　桂 ▲４六銀 ▽６四角 ▲４八飛 ▽３三銀
▲４五銀 ▽１九角成 ▲４四桂 ▽同　銀 ▲同　銀 ▽同　金
▲同　飛 ▽４二香 ▲投了
62手で後手の勝ち

MF変化6
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽３三桂
▲４五歩 ▽同　桂 ▲４八銀 ▽６四角 ▲１八飛 ▽４六歩
▲３七桂 ▽７五歩 ▲４五桂 ▽４七歩成 ▲同　銀 ▽３七角成
▲投了
60手で後手の勝ち

MF変化5
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽３三桂
▲４五歩 ▽同　桂 ▲４六銀 ▽６四角 ▲６五歩 ▽４二角
▲４五銀 ▽同　銀 ▲２四歩 ▽２一飛 ▲２三歩成 ▽同　金

先手は66桂が緩手。55歩は傷。後手は96歩が切り札。先手29桂が遊んでいる為後手指せる。

MF変化4
先手：森内+桂得なら勝ち
後手：康光+桂損でも気合い
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽５二玉 ▲４六歩 ▽３三桂
▲４五歩 ▽同　桂 ▲４六銀 ▽６四角 ▲６五歩 ▽同　桂
▲６六銀

森内は顔面蒼白で7thからの駒アタリ奇数番1のセオリー通り。
対して康光は奇才の極み。
こうなれば当家はあとは康光精神を心行くまで堪能したい。
芸道極まる後手作戦勝ちから森内たまりかねて銀の泡踊り。その千日手意思さえも許さない棋聖。今日は凄い気迫。

素晴らしい。後手は千日手でもよかったのにココまでする棋聖はかつていなかった。もー康光最高。81飛を地下鉄飛車に逆行相転化させる玉の踊り子ビュー。縦横無尽の布陣。

MF変化3
先手：森内+もう後手でいい
後手：康光+じゃ先手で勝つ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８一飛 ▲４六角 ▽５三角 ▲２六銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽３三銀 ▲２六銀 ▽４四銀
▲３七銀 ▽３三銀 ▲２六銀 ▽４四銀 ▲３七銀 ▽３三銀
▲２六銀 ▽千日手

康光が81飛とした為にすでに作戦負けの森内が千日手を望むということは有り得る。棒銀阻止の手順は決まっている為森内次第。腰抜け名人竜王と言われても仕方ないほどの作戦負け。

森内の46角は仕方ない。46銀では負ける。しかし他に換る手もないので読む以前にコレしかない。
康光は53角。これは逃げではなく6thで後手から駒交換しないというだけの話。森内の次の手も決まっている。16歩に意味を与える棒銀っきゃない。

森内16歩は負けましたという緩手。
対して康光の81飛は死んでも負けないという手。
そこまでして死んだらフィアンセが号泣してくれる。

控え室は康光14歩が緩手か心の余裕かなどと幼稚語を連発している。緩手は下記手順で森内が16歩とした場合。飛車が5筋で迎撃しなければならない展開はハッキリ後手有利。

MF変化2
先手：森内+決死の覚悟
後手：康光+連動手でＧＯ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽１四歩 ▲３七銀 ▽６四角
▲１六歩 ▽８五桂 ▲８六銀 ▽３一玉 ▲４六銀 ▽４五歩
▲３七銀 ▽５三銀 ▲４六歩 ▽５五歩 ▲同　歩 ▽５二飛
▲４五歩 ▽５五角 ▲４六角 ▽５四銀 ▲投了
52手で後手の勝ち

ここで考えているのは作戦負けを確認する時間。
当家ならもう投げる。96歩も受けられないクセに強引な26歩などすでに先手の方針は破綻。
森内。千日手より玉砕手順を読みなさい。華麗な変化がある。
もーボコボコの殴りあい。

この交換は後手有利。64角は牽制手+空間開放手として明解な双頭手。
対して37銀は森内の68角+26歩の態度保留のツケ。康光の14歩が優ったということ。
なぜこのようになったか？
先手のブランコ後進運動となる将来の16歩が6thなので先手からの仕掛けが無理筋となる為。後手の牽制はふたつの明解な双頭手で優位に立った。

康光見事。
先手25歩のブルドーザーが強引すぎると察知。石橋はサッチー。森内は26歩を4thで停滞させない為に仕方なく25歩で5th作成した。ここで85桂は負ける地点であった。
14歩は棒銀を牽制しつつブランコ前進となる双頭手。なおかつ13角の角交換必殺技と読めばトリプル手となる14歩。これが最終盤玉脱出の空間開放手となればすでに後手必勝。

MF変化1
先手：森内イケイケ
後手：康光行き当たりバッタリ
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽４三金右
▲６八角 ▽７四歩 ▲７九玉 ▽９四歩 ▲８八玉 ▽７三桂
▲２六歩 ▽９五歩 ▲２五歩 ▽８五桂 ▲８六銀 ▽６四角
▲４六角 ▽３一玉 ▲６四角 ▽同　歩 ▲８五銀 ▽同　歩
▲６八角 ▽５三銀 ▲３七銀 ▽２二玉 ▲２六銀 ▽１四歩
▲３五歩 ▽投了

49手で先手の勝ち

64歩の形が角筋を遮断し迎撃できない。この冗談変化で明かなように後手はすでに悠長に玉を囲って手数を読まれてはいけない。森内はバサバサ切ってくる為。

康光のヒーコで思い出した。本日対局をしている「箱根ホテル小涌園」のお隣のホテルには、ヒーコ風呂というものがある。コーヒーを入れた温泉。
隣のホテルに康光フィアンセが居るかどうかは定かではない。
康光まーだ考慮中。手数だけを読まれないように注意すればよい。指し手は読まれてもよい。1手分どこでゴマかすかという問題。ノリノリでソリソリすれば大抵押しきれる。

10：06に森内が控室で「対局規定を見せてちょ」と言ったらしい。
すでに先手指しにくいので千日手規定を見たことであろう。
このレンタル掲示板はなぜか表示時刻が最低4分加算されている為に4分差し引くと実時間となる。マシュダ一家実況&分析より控え室情報が遅くては困るという謀略であるか、単なる掲示板会社の怠慢かは定かではない。
控え室で「なつかしい将棋」などと言っている者は、明日家に帰って女房の顔見ても「なつかしー」と言うであろう。

マシュダ一家実況&分析をみてようやく控え室情報が訂正された。
キチンと立会い二上も覗き魔の島もそれぞれ「昔の将棋じゃない」「名人戦と違う」とまともなコメントを出している。
振り駒はと金が3枚。康光は新調の着物。指し手は慎重どころか大胆。

こんな恫喝は怖くない。温泉は小涌園。
そもそも先手が4th作成26歩から威張っているのがおかしい。
今日は派手にバコバコやってかまわない。

これは次に康光が85桂なら一旦86銀とあがりその次に銀で桂を取って2筋を桂で直撃しようという手。康光が端に2手かけた分で64角+31玉の2手が遅れたとみて後手の陣形作成の手数を数えようという腹黒い算段。

我を貫くというより、強引なブルドーザー。
この手は首尾一貫ではなく強制退去の恫喝。
先手から26歩4th作成と言うことは康光にも先攻権利が譲渡されたということ。それを許したくない5th。

森内が後手の誘いに乗らずに我を貫くやり手ババア手順26歩の為に康光はビシっと95歩。財布の紐が固いジジイはオヤジ狩り。

しばらく手が止まったかと思ったらいきなり73桂！
康光凄い。
棒銀変化がないため森内に96歩三番ナガシマ要請。
森内はビビって31手め26歩。先手から作戦明示を拒んだ小判ザメは実は下の監視カメラから丸見え。

康光は凄まじい迫力。棋士人生の集大成のような指し方。
森内の68角を見定める前に決して74歩を突かないと決めている。
今の2手の交換、94歩と88玉は康光有利。当家なら後手勝ち。

康光絶好調。森内が手拍子で68角と79玉を先に決めたのでいきなりスズメ刺し示唆。
対して森内は88玉？
ずぶといというよりズーズーしい。37銀型か37桂型かと言う問題ではない。
コイと開き直っている。
この2手のみで10分弱消費。

指し手が早い。開始23分以内に27手めまで指されているのでノータイム進行。産経の中継も絶好調。しかし先週2004.06.10&11名人戦第6局矢倉とは進行内容が違う。16手めで康光は52金。これを見て森内はやはり羽生とは何かが違う手ごたえを感じたはず。だから17手めは77銀。
25手め68角もやけに早いため空間開放手としての意味合い濃厚。誤算しやすいノリと言うこと。だから27手めもすぐに森内は79玉。