映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2007年03月
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2007.3.30
  • プラチナのガンプラって…
     非売品ながら、参考価格はUS$250,000相当(約3,000万?)とか。
     今回はダジャレだが、次は「金の百式」に挑戦してもらいたいですね。
  • ペン回し資料室 - NHK BShiで紹介されていた。動画が見られるというのが付加価値が高いですね〜
2007.3.29
  • HV版『ステップ!ステップ!ステップ!』鑑賞(wowow) ★
    2005年米/106分
     アメリカの下町の小学校が授業で「社交ダンス」を取り入れた。導入の目的と大会への道を追うドキュメンタリー。
     この地域では家庭に問題を抱えている子供が多いと言い、授業でもなければダンスなんかに触れる 機会はなかっただろう。「このまま大きくなったら不良たちの仲間入り間違いなし」と心配される 子供たちが、ダンスを通して行儀や優しさ、リーダーシップ、そしてなにより自信をつけて行く。
     授業は学校対抗のダンス大会が目標になっているが、まあ前半のダンスはほとんどむちゃくちゃ。 これをダンス映画と思って見るのはキツイ。 でも、ダンスのあいまに綴られる子供たちの日常の心情は微笑ましく、 下町の子供たちが抱えるさまざまな問題を捉えたドキュメンタリーとして興味深い。
     ところで、ダンスの先生が左手は時計を見るような角度で…、って言ってた。
     「クイーンエリザベス2」のクルーズ中のダンス教室で出会った通りすがりの(先生じゃない) 外人のおじさんが、よたよたと自習している我々をみて同じアドバイスをしてくれたことが ある。
     あれって、ダンスの先生が必ず言う指摘なんだなぁ。
     
  • いまごろISU Grand Prix of Figure Sketing 2006/2007(テレビ朝日)のまとめ
     HDDがギンギンに一杯なので録画を保存すべく編集に取り掛かった。
     CMとCM前の「次は○○選手登場!」、毎大会使い回しの余分な煽りビデオ、インタビュー、 スタジオのアナウンサーのしゃべりなどバサバサ削ったら、放送時間の45%が不要部分だった。
     その時間で下位選手の演技を放映しろ!
     ファイナルを含めて7回も試合があるのに、日本人とメダリスト+αしか放送しないので ず〜っと同じ顔ぶれ。
     グランプリファイナルへの出場権ばかり強調する解説もおかしい。
     各大会には個別の歴史があるし、世界のトップスケーターと開催国の選手が見られるイベント的な 要素も大きい。 ファイナル出場権は、各大会での「組み合わせの妙」による運の要素も大きいので 真の世界一決定戦だ!って盛り上がる話でもない。番組編集上の煽りが鼻につく。
     他局の冠大会とはいえ、NHK杯を「日本大会」と読み替えるセコさもどうかと思う。
     フジみたいに無関係なアイドルのコメントを差し挟まなかったのだけはマトモかもしれないが。
     逆に番組ホームページは解説もデータも 詳細で、初心者にもマニアにも楽しめる。 放送の無い「NHK杯」も大会名は伏せているもののデータはちゃんと掲載している。
  • ちなみにフジテレビ担当の 「世界フィギュアスケート選手権大会2007東京」公式ページはこちら
     これとは別に大会オフィシャルサイト(ISU)もある。
     フジテレビの「大会結果」のページは、なんと5〜6位しか掲載していない。(女子シングルは45人も出場しているのに)
     ISUの公式(英語)に行けば全ての結果は記録されているけれど、 HPでくらい放送されなかった選手を取り上げてもいいじゃないか。ファンをナメてる。
  • NHK杯のページ
2007.3.28
  • ノートパソコンでFolding@Homeを実行してみる
     Folding@Homeのページから「ダウンロード」 のページに行きWindowsXP用クライアントを落とした。
     いつも使っているノートパソコンにインストールしてみると、44s/frameという性能表示。
     ちなみにPS3は 0.078s/frame
     ん〜、560倍の速度差? そんなの有りか(^^;;
     しかも折り畳みが進むにつれて原子の間隔が詰まってくるせいか、1frameあたりの計算時間が 増えてきた。このままのペースだと提出期限切れになりそうだ。
     なんだかディスプレイドライバも不安定っぽいのでちょっと諦める。
     CPUは100%振り切ってファンの音がうるさい。これは消費電力と計算性能の比を取っても やはり対PS3比で100倍以上の差がつきそうだ。
2007.3.27
  • 「老人と宇宙(そら)ジョン・スコルジー/ハヤカワ文庫
     原題は「OLD MAN'S WAR」…老人の戦争…
     邦題は明らかに「老人と海」を意識しているだろう。
     タイトルを見るとなんだかコメディーかブラックユーモアかパロディー小説か…とも思うが、 ともあれ、これは老人が宇宙に進出して異星の敵から人類のコロニーを守る話だ。
     軍隊生活を描くSF小説は名作が多いが、これは75歳の老人だけを募集する部隊。
     老人たちは「コロニー軍は独自の遺伝子工学で若返りさせてくれるらしい」という噂を聞いて 応募するのだが、志願すれば二度と地球には戻らない。退役したらコロニーで 第二(第三?)の人生を送る…という契約なので誰も真実を知らないという状況だ。
     それでも「軍隊がよぼよぼの年寄りを戦闘要員として募集するからには、コロニー軍は 完璧な若返り医療を実現しているに違いない」と老人は宇宙を目指す。
     物語はもの「若返りの謎」と「異星人との戦闘」最後に「人生の意味を問う」三つの テーマで構成されている。
     コロニー防衛軍は地球を守って入るが、文化・技術的には断絶していて人の出入りも 一方通行になっている。技術を独占している状態だが、それは他の宇宙人から 移入したり、戦争で奪った超テクノロジーが用いられている。
     ハードSFファンとしては「異星人の超テクノロジー」というのは魔法と同じで ファンタジーの管轄だと思うのでイマイチだ。
     さらに「ナノマシンの乱用」も拙い。読者にも一部熱狂的ナノマシン信者は居るけれど、 武器も医療技術もなんでもナノマシンで解決しているのは、なんら魔法と変わらない。
     SFの定番「軌道エレベータ」も登場するが、やはり異星のテクノロジーで出来ていることになっている。
     それ自体は問題ないのだが、地表から約3万6000kmの静止軌道に行くのに、小説の描写は ごく当たり前のエレベータのようだ。所要時間6時間になっているが、つまり時速6,000km。 音速の約5倍。空を飛ぶならともかく、エレベータとしてこれはちょっと速すぎる。
     この作品がSFなのはテクノロジーではなく、二度目の人生を手に入れた老人が どう生きるか、という心の問題にある。読後感はさわやかな「人生の物語」 のそれだ。

  • あのアニメがBDで発売!
    7/27発売
    『AKIRA』
    『王立宇宙軍・オネアミスの翼』
    『機動警察パトレイバー 劇場版』

    8/24発売
    『機動警察パトレイバーTHE MOVIE 2』
    『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』

     すでにAmazonでは注文可能になっている。
     かっ買いますよ〜! で4万円用意ですか…(^^;;;
     初DVD化の時より安い気もするし、予約特価25%offなら買いのような気もする。 一つだけ心配なのはDVDではぼけっとした画質の『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』 がHD化でどうなるか。
     作画にパソコンを使った初期の作品なので、劇的に良くなるとも思えないけれど、 もし、凄い画像処理が施されてパキーンと高画質になっていたら感動するな。

  • ウォークマンWM-S706Fに色々なヘッドホンを差してみた
     家にはたくさんヘッドホンがあるのだが、「付属のヘッドホン(ノイズキャンセル・大口径(13.5mm)耳穴式)」と、 「小口径(9mm)耳穴式」、そして「セミオープンエア」の大型ヘッドホン(50mmドライバ) MDR-SA3000 、この三種。
     簡単に言えば、値段の順にびっくりするほど音が違った(笑)
     通常は当然付属ヘッドホンを使用しているわけだが、大型ヘッドホンで聞いてみると、 とにかく音が小さい。まあ巨大な振動版を駆動するのだから当然かもしれないが、 普段ボリューム表示が6〜10で使っているところを14〜20程度まで上げる必要があった。
     能率が低いということは、当然無音時のホワイトノイズが聞こえないということで、 電池は消耗するだろうが音質にはプラスだ。
     そして実際音楽を鳴らすとキラキラのツヤツヤ。
     JB Prohect(フュージョン)のチョッパベースの弦がビリビリうなる音が まるでクローズアップ写真のように迫ってくる。
     一番小さいヘッドホンでは、比べてしまうと何もかもダウンサイジングされて、 丸く聴きやすい音だ。逆に振動板が小さいのに低音がもりもり出ているのが 不思議ではある。ベースがもりもり鳴るためにわざとやっているのではないか という気もする。低音がボンボン鳴っていると高音は出ていたとしてもマスキング されて聞き取りにくくなってしまうから。
     付属ヘッドホンは前の二つの中間で、サイズを考えると、あるいは他の機種に付属の ヘッドホンとと比較してみると明らかに伸び伸びしている。
     高能率でノイズキャンセル機能まで付いているのでホワイトノイズは大きめだが、 なんとか常用の音量では気にならないし。
     戸惑うほど変な形状にしてまで振動板を大きくした効果は確かにある。
     とはいうものの、大型ヘッドホンのキラキラした音を聴くと考えてしまう。
     何しろ音楽の景色が違ってくるのだ。
     だけど、これを街に持ち出すわけには行かない。あまりにも巨大すぎる。
     当たり前の結果ではあるのだが、悩ましい…。
     ちなみに、SONYヘットホンのページ
2007.3.26
  • 4月の注目番組
    • 3/31土19:00-hi 謎の古代遺跡50(1)
    • 4/1日19:00-hi 謎の古代遺跡50(2)
    • 4/4水21:00-BS2 しのび逢い
    • 4/5木21:00-BS2 鉄道員
    • 4/7土20:00-BS2 日めくりタイムトラベル昭和47年!
  • Folding@Home Client statistics by OS
     OSごとの参加台数とTFLOPS が集計されている。
     現在Total 750 TFLOPS のうち 500 TFLOPS がPS3
     つまり、2/3がPS3、他の全てのコンピュータの2倍の計算能力が集積されている。 逆の視点なら「従来の三倍速」になった。これは凄い。
     OSはWindowsとMacのPowerPC/Intel、Linux、GPUがある。
     パソコン系は「古いパソコンを専用にしている」なんてケースが多そうで、台数が物凄い割には あまり性能が出ていない。
     驚くべきはGPU。これはATIのグラフィックボードの計算能力を使っているもので、ほんの数百台しか 参加していないのに45 TFLOPS ほども稼いでいる。
     これは一台あたりの性能としてはPS3より速い。
     Folding@Homeのニュースページを見ると、PS3には大きなタンパク質を割り当てるように 設定を変更したとある。大きなタンパク質を計算させる方が、性能を限界まで引き出し 易いからとかで、今後もっとPS3の性能が延びる可能性はあるが、まだまだプログラムの 最適化の余地があるのかもしれない。
     ただし、Folding@Homeのアルゴリズムは「単一のCPUで実行するときに速い」ように 作ってあるらしく、たくさんのコアを持っていても並列動作して一つのシミュレーションが 加速するわけでは無いようだ。
     社会貢献はしたいが、24時間PS3を動かしていると結構温風が出るので、夏はお休みしようかなと すでに思っているのであった(^^;
  • 現在参加しているPS3はほんの2%くらい。
     しかし登録参加しているPS3での稼働率は高い。
     これって、PS3をゲームに使っている人が少ない…ってことになるんじゃないかなあ。
     もっとも、4月以降、映画のブルーレイがどんどん発売されるらしいから楽しみだ。
2007.3.25
  • 世界フィギュアスケート選手権大会2007東京まとめ
     公式ページの「リザルト」を見ると、pdfでジャッジのつけた生の採点が公開されていた。
     選手が申告した技と、審判がつけた加点/減点が全部公開されている。
     いやいや、採点表を見るだけで昨日の熱狂がまざまざと思い出されて感動してしまうな〜
2007.3.24
  • 世界フィギュアスケート選手権大会2007東京「女子フリー・スケーティング」観戦
     いよいよ決戦。
     VIPラウンジでプログラムと滑走順の紙をもらうと、最終組は「ユナキム」「真央」「安藤」 の順。抽選で決めているはずなのだが、この順番は燃えるぞ!
     フリーはもはや完全にこの三人がどんな順位になるかに気持ちが行っているので、 最終グループ以外の滑りについてはあっさりしたものである(^^;;
     もちろん、コストナー(3位)、マイズナー(4位)、ヒューズ(6位)も強い選手だが あまり絡んでこないような気がするんだな。
     それ以下の選手となると、トップと10点以上差がついているので、普通に 計算の外。
     例外はひいきのElene GEDEVANISHVILI(ゲデバニシビリ)なんだけれど、彼女は練習タイム にど〜んと壁に当って会場に轟音を響かせていた。だ、大丈夫か〜(^^;;
     点数は90.43で17位。可愛いから許す。
     どのくらい可愛いかというと、「GEDEVANISHVILIを入れてミニモニを復活させろ」 というくらいだ(時事ネタ(タバコでクビ)は風化が早いか…)
      7 Susanna POYKIO FIN 102.96 52.47 51.49
    16 Arina MARTINOVA RUS 90.59 44.85 46.74
    8 Sarah MEIER SUI 102.28 50.30 52.98
    14 Elena SOKOLOVA RUS 93.94 43.58 50.36
    15 Julia SEBESTYEN HUN 93.52 44.59 49.93
    6 Yukari NAKANO JPN 108.30 54.56 54.74
       Yukari NAKANOはいきなり3Aが失敗して点数が飛んでしまった。
     女子の3Aは世界選手権では今まで伊藤みどり、浅田真央、中野由加里の三人しか 成功しておらず、今大会で中野が表彰台に上がるとしたら一発狙わなければならない シチュエーションだった。だから挑戦したのは素晴らしいことだと思う。
     後半珍しくスピンであわや転倒と見えるなど、万全ではないものの地道に得点して、 第3グループの中ではトップになったのは意地を感じた。
     そこまでの演技では本当に大勢の選手がポロポロ転倒して点が伸びない中、 中野の出来は会場を盛り上げた。

     そしてついに最終グループの練習タイム。
     すごい。氷上にオーラが立ち上る。ゆったりと滑っているだけなのに メラメラとした光が見えるんだ。

      9 Carolina KOSTNER ITA 101.77 45.50 57.27
    13 Emily HUGHES USA 98.18 46.79 52.39
    4 Yu-Na KIM KOR 114.19 54.55 61.64
    1 Mao ASADA JPN 133.13 69.64 63.49
    3 Kimmie MEISSNER USA 115.56 55.79 59.77
    2 Miki ANDO JPN 127.11 67.66 59.45
     最初はSP3位のCarolina KOSTNER。気分的にはメダルレースの対象外とはいえ 3位だから気が抜けない(って、応援しているだけだが…)
     ところがいきなり最初の3Fジャンプで転倒。
     「あ〜、一抜けた…」と緊張が抜けてため息が漏れてしまう。
     2番手は6位のEmily HUGHES。彼女はおねえちゃんより好きなんだけれど、 転倒と複数のジャンプで回転不足取られまくりでずぶずぶ沈んでしまう。全然敵じゃない。
     そしてついにYu-Na KIM登場。
     いきなりの3F+3Tで会場が沸騰する。そして2A+3T。おお、なんと 美しいジャンプなのだろうか!
     会場は賞賛と困惑の入り混じった異常な熱気で変なノリに包まれている。 感情(凄い)と理性(彼女が優勝しちゃうかも!)の壮絶なバトルが一人一人の 頭の中で展開しているのが空気に漏れ出している。
     LSp3,2A,CSp4,SlSt3と美しい技の連続に目眩がする思い。
     ところが、後半に入ってすぐの3Lzでまさかの転倒。さらにFSSp4の 後の3Lz+SEQで連続転倒。大変なことになってしまった。
     そしてこのあと成功した3S+2Tは、「同じ技を複数回やってもカウントされない」 というルールにより0点。(去年織田君がやってしまったミス)
     会場は一転「頑張れ拍手」に包まれるが、得点はまさかの114.19、恐らく 予定より10〜15点ダウンしてしまった。
     彼女はシニア初登場の「カナダ大会」で今回同様SP1位からFSの転倒で3位後退を やっている。まだまだプレッシャーに弱いのかもしれないな。

     異様な雰囲気の中にMao ASADA登場。
     いきなり3A成功で客席はヒートアップ。続いて2A+3T<3F+3Loと 飛んでなんだか客席は絶叫の嵐。
     最初から最後まで途切れることの無い手拍子の中、真央ちゃんは後半に入って ますます調子が良くなり2A,3Lz,3Fとジャンプがビシビシ決まる。
     とどめに3Lz+2Lo+2Loの3連続を飛んだ頃には阿鼻叫喚だ。
     フィニッシュの瞬間会場の全員が立ち上がり叫んでいた。
     これは、ひょっとすると、ひょっとして、…行けるんじゃないか…、誰もが そう思って固唾を呑んで待った結果、133.13に会場は更に爆発。そしてカレント1位!
     フリー133.13は、世界最高位なんだそうだ。
     プログラムコンポーネンツも8点台が3個も有って、ほかに誰も8点は出していないのだ。
     合計点は惜しくも予告の200点には及ばなかったが、日本人なら誰もが待ち望んだ奇蹟の大逆転が 目の前で起きてしまった!
     そして…Kimmie MEISSNERはどう考えても滑りにくいよね。
     どこも悪くは無いのだけれど、前半の3Lz,3F+3T<が大きく減点されて、結果115.56点。 3位
     そして遂に最終滑走者、Miki ANDO
     昨日のSPでも感じたように、明らかに体には辛い部分があるように見える。スケーティングの スピードが延びないのが心配だ。
     しかし、最初の3Lz+3Loは昨日のSPより美しく跳んだ。これは行けそうな予感。
     その後も「丁寧に滑ってしっかりジャンプ」という流れを綺麗に滑り終えノーミス。
     得点は127.11のパーソナルベスト、FSで2位。
     そして…会場のざわめきの中出たSP+FS合計点は…1位!
     4回点は封印だったのも、きっとモロゾフ・コーチが綿密に得点を計算して「行ける」と 踏んだ上での緻密な演技、構成だったんじゃないかな。
     感動で涙が出てきた。
     本当にオリンピックから一年間、懸命に打ち込んできた努力が報われた瞬間を見る事が出来て 幸福だ。しかも、こんなドラマチックな話があるのだろうかという、この展開。
     優勝者へのインタビューで「この一年故障とプレッシャーに耐えて、本当に辛かった けれど頑張ってきてよかった」という言葉を聴いてまたまた、なみだ涙なのである。

  • 帰宅してさっそくTVの録画を見ると、インタビューで某アナが美姫ちゃんが今言った ばかりのことをもう一度質問して、涙声の美姫ちゃんに「あの…、質問の意味が良くわかりません…」 と言われて会場の笑いをとっていた部分が、綺麗にカットされていた(苦笑)
     会場では、アナウンサーめ、用意した質問を機械的にしゃべるだけで、相手の返事を 聞いていないじゃないかと大憤慨していたのだが、編集でもみ消されたとは、局も 「こりゃイカン」と反省したのか。
     ともあれ、「おめでとう日本女子、金&銀ダブル受賞記念宴会」と称して、 シャンパン(CAVA)を開けてドンちゃん騒ぎの夜は更けたのである。
     歴史的な瞬間に立ち会う興奮、忘れられない経験になりそうだ。
     チケットをくれた妻の妹の友人の人には改めて感謝の心を送りたい。ありがとう!!
  • 次は男子が優勝するところが見たいな。
     けっして夢じゃないと思う。頑張れ男子!(^^)
2007.3.23
  • 世界フィギュアスケート選手権大会2007東京「女子ショートプログラム」観戦
     チケットは朝から晩までの通し券(女子SP前半・アイスダンス決勝・女子SP後半)だが、 急なことで休めなかったので夜の「女子SP後半」だけ鑑賞した。
     従来はショートプログラム(SP)の出走順は抽選でランダムだったのが、今年は 世界ランキング順にグループ分けされているので、メダル候補は全員最終2グループに 集まっているので観客も(TV局も)楽チンだ。
     なにしろ世界大会とはいえ、SPの点差は 1位=71.95〜最下位=23.5 の開きがあり、 最下位の方は「規定の三つのジャンプを全て転倒」なんてことになっている。
     ランキング順は妥当なところだろう。
     それでも、TVで放送されない中位の選手のすべりは面白い。失敗したところが またチャーミングだったりするし、なんというか「メダル争い」にからむ選手たちの キリキリした緊張感とは別の「晴れがましい雰囲気」がそこはかとなくあったりして。
     転倒した選手がフィニッシュで自分のオデコをぽんと叩く 仕草(てへっ)は少女漫画かと思った。
     場内では「FM場内解説」が放送されていて、これはとても役に立った。 (大会では初の試みらしい)
     さて、後半に登場の選手はおおむね50点台に載せるかどうかのレベルでの争い。
     演技の最後の最後、スピンの後フィニッシュのポーズを決めようとして「スカッ」と しりもちをついたValentina MARCHEI ITA(51.88)に至っては、ドジッ子の味わいすら 漂う。
     ところが、Carolina KOSTNERがいきなりの「67.15」を出して場内 スタンディング・オベーションで騒然。
    Rank Name NOC TSS=TES+TPS
    3 Carolina KOSTNER ITA 67.15=38.38+28.77
    24 Idora HEGEL CRO 44.91=24.37+20.54
    22 Elena GLEBOVA EST 46.10=25.86+20.24
    13 Elene GEDEVANISHVILI GEO 53.97=30.40+24.57
    12 Arina MARTINOVA RUS 54.69=31.81+22.88
     私が密かに応援している(要するにチャーミングな…)が、名前を発音できない Elene GEDEVANISHVILI(げでばにしびり) は、トリノにも出ていたのだが、 場内FM解説によると、母国と練習していた国との関係悪化のあおりで今シーズン 国外大会に出られなかったと言う。ほんとうに気の毒な話。
     さて、残り17人もいるのに、コストナーが出した67.15が高過ぎて、気分が焦ってくる(^^;
     最終2グループから日本人の登場かつ、明確なメダル候補の登場だ。
     ここまで見てきて、どうも今大会では3+3のジャンプが成功しないと メダル圏内に行けなさそうだと見えてくる。そうすると「お姐さんたち」はちょっと厳しいな …と事前に思ってしまう。
    16 Joannie ROCHETTE CAN 49.85 26.73 24.12
    4 Kimmie MEISSNER USA 64.67 36.38 28.29
    1 Yu-Na KIM KOR 71.95 41.49 30.46
    8 Julia SEBESTYEN HUN 59.98 33.10 26.88
    7 Yukari NAKANO JPN 60.62 33.71 26.91
    10 Susanna POYKIO FIN 57.16 31.51 26.65
     まずKimmie MEISSNERがノーミスで3Lz+3Tを飛んでコストナーに追いつかないのでびびる(^^;
     コストナーにスタンディング・オベーションが来たのは演技の素晴らしさは もちろんだが、その組にはメダルをかけた緊迫感が無かったから純粋に喜べた 部分もあると思う。それがコストナーの点数がメダルに届きそうに思えてくると 新しい点が出るたび緊張が走る。
     そしてついにYu-Na KIM、練習時間に双眼鏡で見ていたら、事前のTV番組で 腰を痛めて今大会は苦戦…という情報の「腰周りのテーピング」が無い。 そして最初のものすごい3F+3Tで、不調噂は吹き飛んだ。絶好調?!
     さらに3Lz,2Aとジャンプのたびに会場が湧く。
     結果は一位、71.95は女子歴代最高得点だそうだ。敵ながら痺れる(^^;
     Yukari NAKANOも大声援を浴びるが、得点は60.62。 メダル圏内に行くにはあと5点は欲しい。やはり3Lz+2Tでは物足りない。

     そして、どよめいた雰囲気のまま最終組の練習が始まる。
     安藤と浅田がジャンプの練習を繰り返し、そのたびに会場から拍手と感性が起きる。 TVではこんな部分は写らないので、会場で見ている楽しさ、ありがたみがわいてくるというもの。 色々起きていて、誰に注目すれば言いのか戸惑うくらい。
     ただ、あまりにも執拗なジャンプの繰り返しに、調子が良くて飛んでいるのか、 不安があるから飛んでいるのか心配になる。それに「練習で疲れてしまうのではないか」 というのは余計な心配か…。

    9 Sarah MEIER SUI 58.52 31.64 26.88
    2 Miki ANDO JPN 67.98 38.67 29.31
    5 Mao ASADA JPN 61.32 31.20 30.12
    6 Emily HUGHES USA 60.88 33.79 27.09
    18 Alissa CZISNY USA 49.43 24.03 26.40
    11 Elena SOKOLOVA RUS 55.83 29.51 26.32
     さあ、日本選手は二人連続で登場だ。
     Miki ANDOは前の大会で肩を痛めて演技を中断しかかったくらいで、 以来TVで映るときには必ず上着の襟を立てて肩を冷やさない為と思われる服装 だったのでこの大会のコンディションが心配だ。
     しかし最初の3Lz+3Loを初めてとしてすべての技にミスがなく丁寧に確実に 決めてくる。
     FSSp4も会場FM解説では膝の関節が沈みきっていないことが指摘されていたけれど、 なんとかL4だし、安定してレベルの高い演技。  点数待ちの間に真央ちゃんが練習に入って、美姫ちゃんの素晴らしいリプレイと 真央ちゃんの練習とどっちを見れば良いのか、客席は混乱のきわみだ。
     そして結果は67.98
     コストナーを0.85上回って2位に入ったことで会場が爆発する。
     Mao ASADAは、最初の3Lzを華麗に決めて会場は最初っから燃えている。 というかもう、全員が拍手と歓声を上げる用意をして見ている。
     ところが次の3+3のジャンプがまさかの3F+1Loに。会場が凍りつく。 成功していれば10〜12点くらいになるジャンプが思い切り減点されて たったの3点になってしまった。
     直後から見事に立ち直って精神面での成長を示し、会場も一体となって盛り上がった ものの結果は61.32の5位
     もし3+3が成功していたら70点は行って1位を争ったことは間違いないだけに 痛恨のミスだ。
     直後の滑走のEmily HUGHESはさぞかし滑りにくかったに違いない。
     確かに会場には異様な空気がうねっていたから。
     ラストのElena SOKOLOVAはひいきの選手なんだが11位はまあ妥当でしょう。
     というわけで、一位のキムヨナ(71.95)と真央ちゃん(61.32)はなんと10点差。
     帰宅するとニュースサイトではもう「逆転不可能」などという失礼な 報道がされているが、録画していたTVでの本人インタビューでは 「200点とって勝ちます」という信念に満ちた言葉。
     頑張れ真央ちゃん。でも我が家的イチオシは美姫ちゃんなんだよ。
     ていうか、ロッテがキムヨナ応援の為か日本選手のスポンサー(CM)を縮小して 替わりにネスレがエアロのCMばっかりしているのがもう、現金すぎて乗り気になれない んだわ。
     美姫ちゃんはこの一年間、厳しいトレーニングでアゴのラインが変わって見えるほど 自分を絞り込んで頑張ってきた。これを応援しないでどうする!
  • それにしても、フジTVの中継は芸能人のコメントが多くて、肝心の演技が バリバリカットされていて呆れてしまった。
     メダルにからまない選手は放送する必要が無いと思っているのかな〜。
     メダルにからまない選手も、来年ぐんと伸びてメダルを取るかもしれない。 そんな楽しみを奪わないで欲しい。
    ラ:「白いモビルスーツが勝つわ」
    シ:「ん、ガンダムは映っていないが…」
     え〜い、ニュータイプじゃないから映らないと解からない!(無茶な…)

     カメラの撮り方については、今回は「顔のアップ偏重」が少し改まって 全身が写っている時間が増えて結構である。去年まではステップを踏んでいる ときに顔を映していて思わずTVに向かって罵倒してしまう事も多かったので。
     ただし、「真上からのカメラ」は余分なことだ。
     振り付けは当然「審査員席」から見て美しいように作っているわけだし、 視聴者の立場から、突然「通常ありえない視点」に切り替るのはストレス以外の 何ものでもない。
     何しろ「10m真下を見下ろす」というのは日常生活にほとんど無い行為だし、 TVを見る視線がそもそも水平方向を向いているのだから、激しい運動の中で ぽんぽん視点切り替えされるのは苦痛だ。
     中野選手のドーナツ・スピンだって、真上から見たら全然面白くもなんとも無い。 ちょっと考えて解からないのかな、ディレクターさん。

  • Folding@home の日本語HP
     OS別の参加状況が公表されていて、台数はさすがにWindowsが圧倒的に多く、PS2の3万台ほどと 比べると二桁違う。
     しかし、稼働率になると10倍ほどの差になり、計算能力(FLOPS)の比較になると逆に今までの 全ての参加PCの能力よりPS3の合計の方が数倍計算能力が高いことになる。
     リリースから一夜にしてFolding@homeの計算能力が飛躍的に増えたことになる。
     これを目の当たりにすると、Cellのパワーがとてつもないということが実感される。
2007.3.22
  • 「プレイステーション 3」システムソフトウェアVer.1.60アップデート
    [公式]
    [1.6アップデート詳細のページ]
     今までのアップデートと比較してすごくデータが重い。大改造の予感。
     PS3のヨーロッパ発売に合わせての更新だが、目玉は「Folding@home」というたんぱく質 の折りたたみ構造を解析するプロジェクトに参加できること。
     スーパーコンピューターを自宅に持っている気分だね。
     その他に使いやすくなったのは「ディスク自動起動」とか、 「Bluetoothキーボード/マウスの登録」などかな。
  • さっそくFolding@homeを実行してみた。
     Ver1.6のシステムとは別に50MBほどの実行プログラムをダウンロードする。
     説明を読んで「はい」と押すだけで実行開始。手ごたえが無いくらい。
     「人工衛星から見た地球」のスクリーンセイバーの上に、小さな分子模型と 進行状況を示すバーといくつかの数字が表示されていて、今回の作業は8時間ほどかかる と出ている。
     今200万台のPS3が存在して、1%がプロジェクトに参加するとしても、2万台のCPUが 稼動するのだから大変なことだ。
     今回のシステムは科学研究目的だが、将来は「CGアニメのレンダリング」に 参加するなんてのはどうだろう。データは暗号化されていれば良いのだから、 そういう使い方も可能だと思う。
     小額決済の仕組みもあるから、それでお小遣いがもらえるなんてのも良い。
     トロのおもちゃを買うくらいの金額(月に100円とか)でも振り込まれたら参加率が 跳ね上がるのは間違いない。
  • 警告!常識を働かせてください
     BOSCHの小型電動ドライバーの取り扱いに、こんな記載があった。
     「常識を働かせてください。非常識な行動ををすると事故やけがの恐れがあります」
     凄い。取扱説明書にこんな書き方があるなんて…
     法律に対する考え方の日米差についてこんな話がある。
     日本人は「法律は御上が勝手に作るもので、抜け道があれば破って良い」と考える。
     米国人は「法律は利害の対立を調停するためのもので、問題があれば変えれば良い」と考える。
     …だから、米国人は「取扱説明書に××してはならないと書いてなかったから、損害を被った」 という裁判を起こすかもしれないけれど、裁判ではそれがマトモな訴えかどうか 話し合う。争点は「常識とは何か」ということ。
     この説明書は、米国流の常識と法感覚が非常識な警告を有効としている 極めてアメリカンな存在と言えよう。
     逆に言えば、日本で訴訟が起きたとき「常識」を定義できるのか興味深い。
  • 臨界事故・原子炉の制御棒と緊急停止
     最近、「実は臨界事故を隠していた?」というニュースが出てきた。
     記事を見ると、緊急停止のシーケンスの中で、操作ミスにより制御棒が抜け落ちてしまい、 元に戻せなくなるなんてひどい話がある。
     制御棒に直結したピストンを水圧で操作して上下する構造らしいが、弁の操作の順番を間違えると 突き抜けて壊れる仕組みとか。こんなお粗末な話は聞いた事が無い。
     原子炉はコンピュータ制御が主流になる前から存在するのだから、人間の操作ミスが発生する 可能性は当然ある。しかし、本気で考えたら「壊れたら止まる」方向に設計するのが当然だ。
     「制御棒」に限っていえば、押し上げて停止、より押し下げて停止の方がより確実。地球には 重力が働いているのだから。
2007.3.21 [春分の日]
  • さるスジから回りまわって週末の「世界フィギュア(女子シングル)」の入場券 が舞い込んだ
     男子シングルSPは、織田14位と出遅れたが、高橋は3位でメダルが期待できる。
     女子もきっとメダルが取れる。複数行くかもしれない。期待は高まる!
  • フィギュア中継でフジテレビのアナウンサーが 「不撓不屈(ふとうふくつ)」を「ふぎょうふくつ」と 読んで呆れた。スポーツアナが「不撓不屈」を読めなくてどうするんだ。修行して出直せ。 ていうか、モアちゃんに弟子入りしろ。
2007.3.20
  • NHKで映画の篠田監督が武満徹を語る番組をやっていた  私たちよりちょっと上の世代は、ベトナム戦争とかなんだか社会と戦っていたわけだが、 そんな状況の中で現代音楽の作曲家武満が映画音楽やフォークソングとして「うた」を 作った経緯にまつわる交遊録みたいな。
     井上陽水やビートルズ、ギタリスト、海外のフォークシンガーとの交友の中で、武満が現代音楽の 混沌の中から「うた」に延び出した様子が感じられて興味深かった。
     勢いで、昔…1995年に石川セリが歌った武満徹の「うた」のCDを 引っ張り出してSonicStageに入れてみた。
     そもそもはフォークや映画の挿入歌だったうたも、当時は「合唱曲」の形でしか 聞いた事が無かったのでかなり衝撃的なうたではあった石川セリ版。 久しぶりに聴くぞ。
  • フィギュアスケート豆知識 - トロステーション
     昔は図形を描く競技だった…なんてのは知っていたけれど、
     1882年、最初に飛ばれたジャンプが「アクセル」だったというのは意外。 前向きに踏み切る変り種ジャンプなのに。
     さらに1909年、女子で最初にジャンプを飛んだ選手は「女性らしくない」と 注意され減点されたという。ジャンプが認められたのはそれから11年後の1920年。
     ルールは変わるものだけれど、ジャンプが認められるまでに11年も かかったというのは、今のフィギュアスケートからは考えられないほどの 大事件だったんだな。
2007.3.19
  • D-VHSは既に死亡規格…?
     我が家ではVictorのD-VHSレコーダーでハイビジョンを録画(保存用)しているのだが、 すでにVictorも松下も生産終了してしまったらしい。
     規格寿命短すぎ。メーカーは責任を持ってくれ。
     βのSONYは一機種だけでも延々と生産を続けたのに、松下はナメテルな。 まあ、Victor売り払ってしまうくらいだから無理か。
2007.3.18
  • Suica私鉄と乗り入れ開始
  • 茅ヶ崎の居酒屋「赤い魚」
     妻の合唱団の合宿が近辺であったので、「相模湾の魚が旨い居酒屋」に わざわざ出かけて飲んだ。
     昨日のTVで3月中旬からしらす漁解禁という話題を取り上げていて、 断然しらす気分に。しかも「生しらす」気分。
     前回は2005年のGWに江ノ島に遊びに行った帰りに寄った けれど、今回はほとんど純粋に生シラスを食べにいったようなものか。
     今度もまず「生しらす」と「刺身もりあわせ」を注文。
     おまかせの盛り合わせは、貝2種、甘えび、?、カツオ、イカ、タイ、みたいな 感じ(何か一品忘れているような気がする…)。
     生しらすは流石に鮮度が高くて純粋に透き通ったほろ苦さ。
     店によって味が違うのは、漁をする場所によって中身の魚の種類が違うのかも しれない。なにしろ、稚魚なら何でもしらすみたいなもんだし、同じ塊の中に、 ウナギだかアナゴの稚魚に見えるものが混じっている事も有るし。
     まだまだ奥は深そう。
     今回は「金目の煮付け」にも挑戦。値段は魚の目方で変わり、今回のは1400円程。
     魚は頭の周りのややこしい部分をつつくのが楽しい。
     子供の頃は尻尾の周りの方が好きだったようなきがするが、今なら尻尾など 「ふっ」と笑って子供に譲るぞ(笑)
     今回の金星は「かわはぎの刺身、キモ付き」
     旨い。旨すぎる!
     淡白な白身にキモをまぶすと、ねっとりとした旨みが広がってたまらんね。 アンコウの肝より旨いな〜。
     酒は「甫霞」の熱燗で。二合とっくりで580円と安い。x3
     結局二人で9,000円ほど。
     魚の旨い店なら築地に行けばいくらでもあるけれど、この値段で収まる店は なかなか少ない。近所に有れば絶対に通う店。茅ヶ崎の人が羨ましいな。
  • 日本酒リストの中には大阪の「秋鹿・大吟醸」もあった。なかなかの セレクトだが、一合900円なので(これはこれで安いかもしれないけれど)今回は パス。安旨に走りすぎか(^^;
  • あとは、富山でホタルイカ白エビ食べたいな。うん。

  • HV版『マダガスカル』鑑賞(WOWOW) ★
     アメリカの動物園に暮らすシマウマ、ライオン、カバ、キリンの四人組と、 怪しいペンギン・トリオがマダガスカルの大自然の中で活躍したり往生する話。
     予告編を見て「どうやって動物園を抜け出すのか」と思ったら、とりあえず 動物園を脱走して市内をウロウロしていたところを「動物たちはこんなに 檻から出たがっているのだ」と主張する動物愛護団体の手で、アフリカの自然保護区に 送られることになってしまうという話。
     これは「なるほど」と思った。
     でも、本当に脱走したがっていたのはキリンとペンギンだけで、ライオン達はむしろ シマウマを思いとどまらせようとしていたくらいだからさあ大変。
     しかも彼らを乗せた船は南極を目指すペンギン達に乗っ取られて、 アフリカの自然保護区ではなく『マダガスカル』の本物の密林に着いてしまう。
     ライオン達はすっかり人間に依存する暮らしだったため、なんとか人間に保護してもらおうと 考えるが、マダガスカルの密林には正真正銘人っ子一人いない。代わりに居たのは ちょっと怪しい「キツネザル」の集団。
     彼らは毎日楽しく踊って暮らしていたけれど、唯一の悩みが中型の肉食獣に襲われること。
     そこで、王様は「ライオンを仲間に引き込めば」他の肉食獣を追い払えるのではないかと 一計を案じる。
     一方動物園組みは、シマウマたちは草や海草を食べてそれなりに大自然を 満喫していたけれど、ライオンだけは、自分で狩をした事も無くハラペコ。 だんだん友達のお尻がステーキに見えてくる始末。
     …そんなお決まりの流れ。
     というわけで、ストーリーは「草食&肉食コンビ」を扱った他の作品と 同じようにいかに友達を食べないかをめぐってドタバタがあったりするわけだ。
     この作品の動物はすっかり擬人化して、ライオンはもちろん二足歩行する。
     擬人化のバランスとCGのデザインがちょうどうまく行っていて、 ササッと描いたイラストみたいな荒いポリゴンもデザインとして成功している。
     リアルを追求するのでなく、CGアニメならではの表現を使いこなしてきた感じだ。
     「キツネザル」のダンスが良い。
     もともとマダガスカルのキツネザル達は、ドキュメンタリーで見ても普通の猿と比べて ひょうきんな愛嬌を感じるし、物凄い跳躍力があったりして、この映画の中の レゲエでヒッピーでチューリップな感じとしっくり来る。
     たぶん、ライオンが上陸することなんかはオマケで、元々の企画は「レゲエなキツネザル」 をアニメにしたかったんじゃないかと私は思った。
     ラストはなんだか『マダガスカル2』が出来そうな流れ。
     軽い作品なので、劇場に足を運ぶほどではないかもしれないが、『2』ができたら それはそれで見てみたいかも…とちょっぴり思っているのであった。
2007.3.17
  • 「恋の骨折り損」鑑賞 (彩の国さいたま芸術劇場大ホール)
    彩の国シェイクスピア・シリーズ第17弾
    演出:蜷川幸雄,作:W.シェイクスピア,翻訳:松岡和子
    出演:
    北村一輝(ファーディナンド)→姜暢雄(フランス王女)
    高橋 洋(ビローン)→内田 滋(ロザライン)
    須賀貴匡(ロンガヴィル)→月川悠貴(マライア)
    窪塚俊介(デュメーン)→中村友也(キャサリン)

    公演詳細情報 / 公演情報pdf
     いや〜、長い。休憩を挟んで3時間10分の大作。
     ケネスブラナーの映画版が90分しかなかったことを考えるとちょうど倍だ。もちろん、 ケネスがカットしているので、こちらがオリジナルに忠実なんだけれど。
     ストーリーは、架空の国「ナバール」の王子が高い名誉の為「三年間の禁欲的な学究生活」 を送ることを三人の学友と、家来一同を巻き込んで布告したことから始まる。
     とにかく徹底的な女人禁制で口を聞くこともならん。週に一度は断食をして、睡眠も三時間。
     …んなこと守れるわけ無いでしょ!なんて文句を行っているところに、フランスの王女が 父の代理人として領土交渉にやってきたから大変。お触れを守ると大切な国交問題にも 差しさわりが…というわけで、何とか体面を保ちながらなし崩し。
     しかも、王様と三人の学友は、王女と三人のお付きの姫たちにそれぞれ恋をして…
     …というドタバタ喜劇。
     しかし、「恋の骨折り損」というだけ有って、散々苦心した挙句、 最後は男たちは女たちにちょっと懲らしめられて、恋はお預け…という感じ。
     舞台は「王宮に女を入れるわけに行かない」という設定なので、ずっと屋外。
     舞台装置は、一面の銀色のじゅうたんを敷いたところに、舞台いっぱいの大きさの 柳の木。時に木の陰に隠れて盗み聞きしたりという演出で、最初から最後まで これひとつで通した。
  • 「恋の骨折り損」シェイクスピア全集 〔9〕 白水Uブックス 小田島雄志=訳
     今回の芝居のチケットを買ったときに戯曲を手に入れたのだが、すっかりしまいこんで忘れていた。 で、映画DVDで軽く予習して臨んだのだが、映画との違いと同じ所、それぞれに結構びっくりの連続だった。
2007.3.16
  • 「恋の骨折り損」(ケネスブラナー)DVD鑑賞 ★★
     ケネスブラナーが「恋の骨折り損」をミュージカルに仕立てた快作。
     だいぶ前に購入して積んでおいたのだけれど、蜷川芝居を見に行くので 予習として見ることにした。
     ミュージカル部分の演出はハリウッドミュージカル黄金期のそれを 踏襲していて『ザッツ・エンタテインメント』で見たことの有るような「画」を みてにやっとしちゃうみたいな、ミュージカル好きにとっては美味しい作品に 仕上がっていた。
     ミュージカルは必然的にセリフの数が入らないものだが、この作品の時間は 93分。蜷川演出版が約3時間かかることを考えると、大幅にカットが入っているのは 明らかだが、これは蜷川版をみてから考えよう。
     特典にはカット・シーンがいくつも収録されていて、そもそも戯曲にはあるもののようなので必見。
  • みんなのGOLF 5体験版ダウンロード開始
     ゲージではなくキャラクターの動きで打つ「本格ショット」を試して見たが、 慣れたら楽しいかもしれない。難しいけれど。
     特にパターはゲージだとかなり精密に距離を合わすことができていたのだが 本格ショットではメロメロ(^^;
     製品版までに練習しておけという事だなあ。
  • トロステーション3/5の日本酒特集(南部美人 の蔵見学)の写真がdancyu提供だった
     やっぱりPS3は大人のゲーム機(?)
     個人的には「タモリ倶楽部」あたりとタイアップしてもらいたい。
  • なぜ偉人たちは教科書から消えたのか
     「トロステ」で紹介されていた歴史の真実の本。例えば、西郷隆盛の写真 と思われていたものは親戚の顔を参考にして書かれた絵だったとか、 そういう話が色々乗っているそうだ。
  • 最近『劇場版ケロロ軍曹2』の前売り券に付いてくる「携帯ストラップ」 をつけている人を見かけるな。
     明日17日公開だ。
2007.3.15
  • 2007年4月期ドラマ
    私的注目作は★
    • 火9 4/10 花嫁とパパ(石原さとみ)
    • 火10 4/10 セクシーボイスアンドロボ()
    • 火10 4/10 鬼嫁日記いい湯だな
    • 木10 4/12 孤独の賭け・愛しき人よ()
    • 木9 4/12 夫婦道()
    • 木10 4/12 わたしたちの教科書()
    • 金10 4/13 特急田中3号
    • 土9 4/14★喰いタン2(東山紀之)
    • 土11 4/14 ライアーゲーム
    • 日9 4/15★冗談じゃない!(織田裕二)
    • 月9 4/16 プロポーズ大作戦()
    • 水10 4/18★バンビーノ!(市村正親・佐々木蔵之助)
    • 木9 ホテリアー()
    • 金9 生徒諸君!()
    • 金11★帰ってきた時効警察(オダギリジョー)
     ★喰いタン2(東山紀之)は本編の後スペシャルもやったし、続編を 期待していた。このペースでの2は期待以上。
     ★冗談じゃない!は、久しぶりの織田裕二主演なので一応チェック。
     ★バンビーノ!は原作漫画をちらっと立ち読み程度。レストラン物なので 見てみる。脇役に演劇畑の市村正親、佐々木蔵之助が出るのが期待。
     ★帰ってきた時効警察(オダギリジョー)は、まったくのサプライズだ。
     「時効警察」の本編は見ていたが、登場人物は脱力系なんだけれど、 事件そのものは案外シリアスな推理物で、ま、時効を迎えた犯人が 自分で語ってくれるという「推理小説」としては反則モノだけれど 唯一無二の存在感を誇る作品だった。
     これの2を作るとは、なかなかのものだ。
     1月期はコレといったドラマが無かったので、4月から楽しみだ。
     とりあえず、番組予約は4月に入ってからでOKだぞ、と。
  • dancyu 2007.4号の特集「2007年、いま一番飲みたい酒選手権」のまとめ を作った勢いでリストに上がった酒を探しに出かけた。
     比較的「新しい酒」中心にリストされているのか、市内の酒屋で見つかったのは隣の駅まで歩いて 探して一本、澤の花(さわのはな)/純米吟醸 ひとごこち、だけ。
     勢いでリスト外の「だっ祭」も買った。
     「燃え上がる情熱」をぶつけるため、虎ノ門の酒販店経営の居酒屋「 鈴傳(すずでん)に赴く。
     ここにはさすがにリストの酒が幾つもある。
     飛露喜(ひろき)伯楽星(はくらくせい)は入荷してはいるが時間が 遅かったせいもあり売り切れ。このあたりの超有名酒は早足(^^;
     今回飲んで見たのは、本醸造の 駿(しゅん)千代の光(ちよのひかり)乾坤一(けんこんいち)。 全体的には、やはり本醸造はさっぱりしている。
     他には、(たか)/純米吟醸 山田錦、 上喜元/純米吟醸 雄町、 山形正宗/純米吟醸 雄町、が入荷。
     通わなければな。
  • ちなみに、虎ノ門に行くのに銀座線に乗るのが悔しかったので新橋から 歩いたぞ(18日からPASMO開始のため、先日パスネットのカードを使いきったのだ)
     でも10分はかからないな。

2007.3.14
  • 『Impressions』竹内まりあ
    1. けんかをやめて
    2. 明日の私
    3. マージービートで唄わせて
    4. Forever Friends
    5. 恋の嵐
    6. シングル・アゲイン
    7. もう一度
    8. マンハッタン・キス
    9. 元気を出して
    10. 本気でオンリーユー
     (Let’s Get Married)
    11. 告白
    12. 純愛ラプソディ
    13. リンダ
    14. 家(うち)に帰ろう
     (マイ・スイート・ホーム)
    15. 駅

     1994年の古いBESTアルバム。
     前からSonicStageには入れていたけれど、個々の曲の オリジナルな発表年のデータを入れなおしている。
     …というわけで、作業しながら久しぶりに聴きなおした。
     このアルバムのライナーノートは夫君の山下達郎が書いていて 幾度も「このアレンジは上手くいって気に入っている」という 趣旨の事が書いてあり微笑ましい。
     結婚後の歌が多いので「大人の恋愛」のバリエーションを 網羅したような選曲になっていて、要するに「不倫ソング」が多い。
     昔の恋人が事情があって別々の人と結婚していたのが片方が独身になる。 で、男のほうから電話が来る曲とか、反対に女のほうが独身になる曲とか、 あるいは、まあまあ平穏な日々を送っているけれど、この頃愛が冷めているな と感じている話とか。
     私もオトナなんで、改めて歌詞カードを見ながら聞くとドキっとしてしまうような 場所が沢山ある。
     ようするに結婚しても努力は必要なんだよね。 なんとなく暮らしてしまうのはだめ。
     山下達郎が解説の中で「…典型的な不倫ソングであるが、本人にはその気は無いそうである。ほっ」 とか書いていて思わず笑ったけど(^^;

  • 『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』(光文社新書)/大田直子
     有名どころでは『コンタクト』『シュレック2』などを手がけている 字幕翻訳家。1,000本くらいを手がけているらしいので大ベテラン。
     字幕の歴史、作り方、苦労話に始まり、最近の日本語、若者言葉や 教養レベルについての考察にまで話は及ぶ。
     なにしろ字幕は俳優のセリフ1秒につき4文字で作る原則があるので、 普通の翻訳とは大違い。
     そのほか、
    「画面で俳優の口元がはっきり見える場合、母音の形を合わせないと違和感がある」
    「映画が作られた国では当たり前の知識(政治家やスポーツ選手の名前、文化習慣全般)について、 解説が必要な場合にはさりげなく言い換えで説明」
    「専門用語(軍事用語、銃器、医学用語etc)の言い換えというか、解説」
    「差別用語の言い換え」
    など、制約がいっぱい。
     挙句の果てに、配給会社の宣伝方針 …大抵はより感動的に泣けるように… に沿って、画面上には無いセリフを足したり、話を大きくしたりという捏造(?) を要求されることさえあるという。
     これは大変ですよ、翻訳家は。
     というわけで、話は配給会社の担当者の「映画文化」と「商業主義」との せめぎ合いにまで及び、「現役翻訳家」が良くここまで書けたな…と感動すら 覚える本だ。
     もっとも、1,000本も翻訳しているのに、この本には具体的な映画タイトルは ほとんど出てこない。それは、営業上の気遣いである。太田さんが引退したら もっと過激な本が出版されるかもしれない。
     作品名が出てくる大物は『ロードオブザリング』
     原作主義による「字幕批判」に曝された代表作としての登場であるが、 この時には、配給会社が「マニアが要求する字幕」を実際にフィルムに焼いて 上映会を開き、100%マニアが満足するようなていねいな字幕では、 一画面に何行もの文字が埋め尽くし、とうてい読みきれない。つまりは、 字幕はそれなりの理由が有ってあのようになっているのだ…ということを 互いに納得したという。
     この件は、DVD化の際に字幕が改良されたり、二作目からは原作の翻訳家 が監修に付いたり、配給会社も丁寧な対応をしたと思う。
  • 映画から離れて、普段の日本語についての話も面白い。
     メールで日本語を打つ事が多くなった現代人だが、何故か 「文章が達者になったとは言えない」ことについて、細かく考察している。
     たとえば「最近世の中全体に"!"が多い」というネタで新聞の番組表の "!","!!","!?"の数を数えてみたりしている。好きだな、こういうチマチマした作業に 熱中するココロ。
     最近は番組名そのものに"!"が付いているものも(「踊る!さんま御殿!!」とか)多く、 全員が"!"を付けたらどうなるのとか。
    「名前に"。"がついている」
    「かっこ『』【】…の多用もうるさい」
    「敬語としての"お"と"さん"の多用」
     いずれも傾聴に値する。
     自分も普段カッコは多用しているので非常に気になる。パソコンで書く文章に関しては、 パソコン(IE)が悪い。つまり、改行幅が狭く本質的に長文が読みにくいために、 メリハリを付けるために「」とか太字を多用せざるを得ないというのが 私の感覚だ。

     "!"の話は、むやみに使わないように気をつけてはいる。
     ただし、自分はハンドルネームとして"!"付きの「からから!」を、 25年以上使っていて、PC-VANの「変なハンドル名ランキング」にノミネート された事も有る(自慢?)。
     「発音しない文字の入った名前」という意味では「モーニング娘。」 なんかより圧倒的に早いのである。
     パソ通時代から、掲示板で議論の相手に「からから!さん」と書くのが引っかかって 落ち着かないとは良く言われた。結局臨機応変に"!"は付けたり外したりして 使っているのだが。
     他にも「コマ送り!ケロロ軍曹」なんてページタイトルは、 セパレータというか、句読点と同じ感覚で使っているね。
     これは、ケロロ軍曹のほかにコマ送りして見たい番組が現れたときに 「コマ送り!○○」シリーズにしようという遠大な構想もあるのだ。
     普通ではない使い方をしているために、普通の"!"は、むやみに使わない。 それが私の書法。日本語に"!"使いの先駆者としては、世の中が追いついて 来たという気持ちだ(笑)

     というところでメールなどの話。
    「だいたい、(笑)と書いてある文章がおもしろかったためしはない。」
     と太田氏に書かれてしまった(笑)…というか(困)
     ネット上では「マイルドなニュアンス」を得るために使っているのだと思うが、 「本当に面白い文章は(笑)とかかずとも面白い」というのは本当だ。
     頭の悪い芸能人がバラエティーでゲハゲハ笑っているのを思い出せばそれだ。 真面目な顔でさらりと面白いことを言う人のほうがレベルが高いのは明らかなわけで。
     (笑)はともかく、(ワラ)とかwwwwwwwwとかになるともう最低ね。でもない?
     太田氏は"?"もなるべく使わないという。
     "!"も"?"も日本語としては「輸入品」。単品の「明日はひま(?)」 みたいに、"?"を付けないと疑問文なのか相手がひまなのかわからない文もあるが、 文脈で疑問文だとわかる書き方をするというのも大切かな。

     「ルビとまぜ書き」の話も興味深い。
     拿捕とだ捕、操舵と操だ、とか。新聞やNHKのニュースの字幕での「まぜ書き」は 私も以前から絶対反対。
     個人的には「まぜ書き」がどうしても必要ならば当用漢字で言える表現に書き直す というくらいの「まぜ書き反対派」である。だって馬鹿に見えるよだ補って。
     こんなのは文部省が間違っている。
     「難しい漢字を使うのを止めよう」という趣旨ならば明らかに操だやだ補という ことばを使うべきではないのだ。だがこの考え方は間違っている。  昔の新聞は「総ルビ」だったと聞く。現代の新聞も当用漢字以外には ルビを振って操舵(そうだ) と書けばよいのである。(私のページはHtml TAG手書きなのでruby TAGはとてつもなく面倒だが…)
     あと、ルビは↓みたいな使い方もあるが…
    読めない人(ばか)が増えた話」
     空気とか、ニュアンスとか、読解力そのもの、漢字能力も。
     これは字幕翻訳者にとっては頭がいたいことだろう。
     少ない文字数に原文のニュアンスを盛り込もうと苦心惨憺した結果が 通じないとしたらこれは辛い。

     言葉狩りについては、文化論として読んで面白い。
     映画というメディアは「森羅万象」を扱うものだけあって、その字幕の 話もまたとてつもない深さがある。久しぶりに、読み終わってすぐ 二度目を読みたくなるような本だ。
     とりあえず、(笑)を使わないで、読みやすく楽しい文章を書く様、頑張ろう。

  • WOWOWアニメErgo Proxy(エルゴ プラクシー)再放送の鑑賞
     本放送予告でSFでスタイリッシュな映像にびっくりして見ていたけれど、 10話行かずに挫折していたんです。…というわけで再放送で再挑戦。
     一週間一話だとテンポが悪くて謎解きの間が持たないって感じだった。
     5話ずつ放送だともっと流れが掴み易いはず。
     どうかな、またダメかな…(^^;
  • 米Amazonで『カジノ・ロワイヤル』のBD がDVDランキングの中で8位になっているのを目撃した。
     凄すぎないか?
2007.3.13
  • dancyu 2007.4号 特集「2007年、いま一番飲みたい酒選手権」
     今月のdancyuは、寿司と日本酒の特集。日本酒の特集の趣旨は「飲み飽きない酒」 ということで、高い酒ばかりでなく1,000円台の普通酒も扱っているのがよい。
     とにかく念入りな特集だ。
     我が家ではワインは信用できる酒屋の通販で買っていて12本入りセラーに備蓄しているから いつでも飲める体制だが、勢い食事のメニューが洋風になりがちで、健康のために和食の回数を もっと増やしたいとも思っているので、「日本酒」は今後ますます重要なアイテムである。
     ちなみに、私の考える日本酒の食べ物に合う守備範囲は「和食とご飯のおかずになるもの全て」 である。
     まあ、洋食にライスを付けて食べることを考えると、そこまで日本酒の守備範囲。 (ビールも合うけれど)
    「純米・純米吟醸」の部
    • 飛露喜(ひろき)/特別純米 無濾過生原酒 … 「旨みもたっぷりあるのに上品。大絶賛」これは居酒屋に行くと良く頼む。当て字が暴走族みたいなのだけが難点だよね
    • 奈良萬/純米 無濾過生原酒 中垂れ… 未知「プチプチはじける微発泡の新酒」微発泡は好きで酒屋で見かけると必ず買ってしまうな。
    • 丈径(たけみち)/純米 無濾過生原酒 17BY仕込み14号 … 未知「濃醇で熟成感。旨さに感服」
    山田錦
    • 遊穂/純米吟醸55 無濾過生原酒 … 「若いメロンのような香り」
    • 磯自慢/純米吟醸 … 「すっきりして爽やか」これは稀にメニューにあると必ず頼む。旨い。
    • 綾花(あやか)/特別純米 冷やおろし … 「バランスよく飲み飽きない食中酒」
    • (たか)/純米吟醸 山田錦 … 「当たりが柔らかい」
    • 喜久酔(きくよい)/特別純米 … 「程度名酸とベルベットのような素材感」以前から有名だな
    • 石槌(いしづち)/純米吟醸 緑ラベル槽しぼり … 「ほっくりした米の味わいが料理を引き立てる」
    • 東一(あづまいち)/山田錦 純米吟醸 … 「華やかでゴージャス」
    • 伯楽星(はくらくせい)/特別純米 生詰 … 「フルーツ系の甘い香りがたまらない軽やかな美酒」一升買った事がある。旨いよ。
    五百万石
    • 大那/純米吟醸 那須五百万石 …「静かでこなれた旨み」
    • 宮川屋 萬代芳(みやかわや ばんだいほう)/山廃仕込 純米吟醸酒 …「米の味たっぷり。燗で一層花開く」
    雄町
    • 上喜元/純米吟醸 雄町 …「雄町らしい酸、上品」
    • 山形正宗/純米吟醸 雄町 …「重量感と落ち着き」
    ひとごこち(新美山錦)
    • 御湖鶴(みこつる)/純米吟醸 新美山錦 … 「かんきつを思わせるみずみずしさ」
    • 澤の花/純米吟醸 ひとごこち … 「ふわりとした甘さと清涼感」
     …この「ひとごこち(新美山錦)」というのが、まったく知らなかったのだが 長野県生まれの奨励品種なのだという。長野県出身者としては、とりあえず 飲んでみたい酒だ。
  • 「低精白」純米酒
     というのが生まれているそうだ。普通純米酒は、50〜60%で作るもので、精白度が 高いほど雑味が抜けて酒質が良くなると言われているけれど、あえて70〜80%の 精米歩合で作る。(平成16年に税法上の「純米酒」の精米歩合の規定が撤廃)
     もちろん作るのは難しくなる。技術が現れやすくなるとも言える。
     面白そうだ。
     この項の代表は
    • 王碌/純米山田八十 … 「濃厚な旨み」
    • 秋鹿/純米生原酒山田錦80% … 「肉料理と合わせたいキレ」
  • 期待の安い酒のお薦めは
    • 天青 風露(てんせい ふうろ)/特別本醸造…(1位)「幅と深みと熟成感」
    • 群馬泉(ぐんまいずみ)/山廃本醸造…(2位)「太さがありつも爽やか」
    • 駿(しゅん)/本醸造…「控えめな」
    • 駿州 中屋(すんしゅう なかや)/山廃本醸造…(コストパフォーマンス大賞)「生き生きとした酸、通好みの味」
    • 千代の光(ちよのひかり)/本醸造…「旨み、渋み、キレ、多彩な要素」
    • 佐久の花(さくのはな)/熟成山廃本醸造…「ほのかな熟成香」
    • 阿部勘(あべかん)/特別本醸造…「上品でエレガント」
    • 明鏡止水(めいきょうしすい)/本醸造…「柔らかなのみくち、お燗で」
    • 墨廼江(すみのえ)/特別本醸造…「端正な香り、凛として気品」
    • 美丈夫(びじょうぶ)/特別本醸造…「バランスよく燗上がりする」
    • 愛宕の松(あたごのまつ)/本醸造…「シャープな酸」
    • 乾坤一(けんこんいち)/本醸造…「料理を選ばない」
    • 一ノ蔵(いちのくら)/本醸造辛口…「程よいまとまり」
    • 惣誉(そうほまれ)/本醸造…「山田錦らしい延びやかな甘み」
    • 祝酒 開運(いわいざけ かいうん)/特別本醸造…「穏やか」
    • 醴泉(れいせん)/特別本醸造…(コストパフォーマンス賞)「華やかで軽快」
    • 黒龍 逸品(こくりゅう いっぴん)/普通酒 …(コストパフォーマンス大賞) 「吟醸と見まがう驚きの普通酒」とある。えぇ!
    • 鶴の友(つるのとも) 上白/普通酒…「ずっと飲んでいたいシルキーなのど越し」
    • 喜久酔(きくよい)/普通酒…「しなやかな甘みが広がり快感」
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  • 読者アンケートも面白い
     アンケートには、従来の有名な酒がどんどん登場するけれど、これも良く見ると いろいろ世代交代しているのが見える。
     「普段飲む酒ランキング」(1.八海山/2.久保田/3.神亀/4.菊水/5.〆張鶴/6.越の白雪/7.剣菱/8.越の寒梅/9.菊正宗/10.だっ祭…)
     を見ると、最近有名になって、比較的入手容易…出荷量の多い 酒が並んで、自分の飲んだことのある酒にも重なるのでほっとする雰囲気。
     ランクは25位まで掲載されているが、18種類は飲んでるね。
     何十年も前からの有名酒も結構入っている。「剣菱」「菊正宗」 「松竹梅」なんか有名全国ブランド。しかし、高くて有名なのはともかく、dancyuのアンケートに わざわざ紙パックでも売っているナショナル・ブランドを書くのか…ってのが微妙なところでは有る。
     dancyuも「全国ブランドの強みでランクイン」などとわざわざコメントを 添えているところを見ると、集計の趣旨と違う酒が入ってしまったということを言いたいのでは?
     しかし消費量の少ない人の「普段飲む酒」と、酒飲みのそれとは違うのだろうな。
     「旨いと思う酒ランキング」 (1.八海山/2.久保田/3.十四代/4.田酒/5.〆張鶴/6.黒龍/7.神亀/8.真澄/9.だっ祭/10.飛露喜 /11.菊姫/12.越の寒梅/13.越の白雪/14.磯自慢/15.出羽桜)
     を見ると、結構上位は堅い。
     dancyuコメントでは、1.2位の八海山、久保田は
    「結構高額で同価格帯にはうまい酒がいくらもあるのに意外だ(たかけりゃうまいとおもってるのかね)」とある。同意。
     やっぱり人は「人気」に弱い。ていうか、日本酒も無数にブランドがあって個人が 自信を持って「これが私のイチオシです」と言うのはよほど好きな人。
     でも、日本酒はたしかに「安いけれど旨い」という酒が結構多い。これは、 日本酒に等級制があって良心的な蔵は二級酒として上質な酒を出荷していた時代の 名残なのか。
     逆に人気が出ると高騰…高いと売れる(勘違い)、みたいなところがまだまだ有るのかな。
     私の地元のえらい頑固そうな(マジこわい) オヤジがやっている酒屋では、昔からマイナーな酒を 山ほど揃えていて、自信たっぷり。あれが本当のツウなんだろうなぁ。
     ということで、このページを印刷して日本酒を買いに行くぞ〜 ⇒印刷用ページはこれだ!
  • 参考:dancyu Online
2007.3.12
  • WM-S706Fのこと
     やばいくらい音が良いぞ…。
     今までATRAC3で高圧縮かけると、カセットテープのウォークマンより音質は 悪くなってしまうなと思っていたけれど、WM-S706Fを聴くとカセット より良いかどうかはともかく、以前聞いていた曲に
    「おや、こんな音が入っていたのか…」と思う曲が沢山ある。
     コーラスのハモってる音の構造がクッキリ見えるというか何と言うか。
     素の音の良さもあるがノイズキャンセルが効いていると、周囲の雑音…屋外はもちろん 室内でも、空調ノイズとかパソコンのファンの音とか無くなるので、曲の音量が同じ でも細部まで聞き取れるようだ。
  • 『saku saku Ver3.0』
     見終わったが、「隠しコマンド」があると聞いたような気がする。探さないと…
2007.3.11
  • 「確定拠出年金」の手続きをした
     4割を日本とヨーロッパの株に投資してみた。
     米国債権などは絶対にコケルと思うのでパス。
     どうせたいした金額にはならないので、ささやかな「バクチ」である。
     投資のことは全然分からないのだが、こういうことになると今まで経済に関心の なかった人が株価の動きに敏感になる傾向は生まれるだろう。
     自民党は「補助金」をいかに配分するかで票を取るような政治ばかりやって きたわけだが、これからは「経済政策」にも真面目に取り組む必要が生まれるの ではないか。
  • 4月にスプリングドライブのクロノグラフが発表とか。
     ただし、GS/クレドール/GALANTEブランドなどで出るためメマイがするほど高いのは必死(^^;
  • 世界初の12振動時計のHP
     SIIが開発し、雫石で作りGSXブランドで発売されるこの時計、3本しか作らないのだそうだ。 いくら高く売っても、そりゃ儲からないなぁ…
     
    [関連プログはこちら。かなり詳細]
  • 電卓のフリーソフトのレビュー(窓の杜)
  • 「ヒトのプリオン病について・牛肉はなぜ安全なのか」 という講演記録。
     たいへん長いのだが、発病メカニズムの研究をしている研究者が、じつは相当 発病リスクの低い病気なんだということを解説した記事。
     プリオン病が初めてわかったときには、「異常なタンパク質が次々と正常なタンパク質を 変異させる」という推定から、最悪のシナリオでは「イギリス人はこれで絶滅するんじゃないか」 などと思われていたが「実際の患者数の推移」は研究者の推定と比較して 説明が付かないほど少いまま収束してしまった。
     つまり、感染の仕組みの推定が誤っていた。
     今の最新の研究では、大量のプリオンが柱のような結晶に固まった場合、その先端で 正常プリオンの変化が起きる、というモデルで、これは非常に大量の異常なプリオンを 摂取した時にさらに稀な確率で起きるのだということらしい。
     つまり、牛の脳みそを食べる習慣のあったイギリス人は不幸にも感染することになったけれど、 普通に「肉」を食べている場合は確実に安全だと解かってきたわけだ。
     さあ、明日も肉を食うぞ!…でも太りすぎに注意(^^;
  • リードボーを食す
     妻がなんだか珍しいものを仕込んできた。「胸腺」という部分らしいが、前日から なんだか色々下ごしらえし、蜂蜜とバルサミコ酢で味付けして焼いた。
     ほんのりレバーのような苦味と匂いがあるが、脂肪の粒粒をかむようなぷちぷち した不思議な食感。珍味である。
     なんだか良くわからないものを食べるのはドキドキするなぁ〜
     ちなみに、ワインはボルドーを選んだ。
     内臓系の肉にはやっぱり重たい系統のワインが合うよね。
     (もっとも最近は「料理とワインの出身国を合わせる」という単純な方向で アプローチしているけど…)
  • リモコン水没
     妻が台所仕事をしながらTVを見ていてRD-X3のリモコンを洗い桶に落とした。
     浮いた。
     数日乾かしてから使ってみる予定だが、しばらくRD-X2のをピンチヒッターにする。 RDを沢山持っているとこういうときに便利だ(←まちがい)
2007.3.10
  • HV版『鉄人28号』(2005年実写版)鑑賞(WOWOW) ★
     「あの鉄人28号」が戦時中にひそかに開発された設定はそのままに、平成に甦り、 敵のロボットと戦う話。敵のロボットは名前は「ブラックオックス」。
     5階建てのビルほどの高さなので身長15〜20mくらいかな。
     設定は原作から大きく書き換えられていて、主人公の名前と鉄人、敵のロボット のデザイン以外はオリジナル。
     敵ロボットを最初に目撃する役者が「蛍雪次郎」というのが、 平成『ガメラ』シリーズをオマージュしているように思える。
     湾岸、田町、芝公園あたりが舞台になっているのも、ガメラでおなじみの土地。
     最終決戦の品川埠頭も含め、これらロケ地は私にとって地元同然で隅々まで徒歩で 歩いたエリアのため、画面がえらくリアルに感じる。
     ロケ地が自分の良く知っている土地だと、それだけで評価割り増し(笑)
     二体のロボットはCGだが、品質はゲームのCG並。
     実写とは完全に浮いているが、ここまで遊離していると「つまりアニメと実写の合成作品」 と割り切ることも可能だった。CGの対象がロボット限定だからということもある。
     ロボットの「質感」はゲーム並だが、戦闘シーンの動きはは巨大な鉄の塊がぶつかり合う質感が 表現できていて、見ごたえが有る。
     この動きは「モーションキャプチャー」で、吉田瑞穂・大橋明・佐々木俊宣 の『平成ガメラ』のベテラン・スーツアクター陣が演じている。 動きは怪獣映画の伝統の味わい、納得である。
     もっとも、戦闘の演出そのものは、ほとんどが棒立ちのままの殴り合いなのは 変化にかける。なんとかならないのか。
     飛び道具の無い鉄人に「必殺技」が無いのは仕方ないにしても、互いに殴り合っても 傷一つ付かないのはCGモデリングの手抜きでは無いか。殴りあうごとに傷が 増えていけばそれなりにリアルなのに。
     ロボットのCGはイマイチだけれど、冒頭の空を飛んできた「ブラックオックス」が 東京タワーをねじり倒すシーンなど、ところどころに見ごたえのあるCG/特撮は いくつもあった。
     そのほか実写系のSFXも悪くない。
     脚本、演出はよろしくない。
     原作の昭和の味を模倣したと思われる警察署長の制服、帽子とか、警察署の室内とか、 それらが無理やりで、その他大多数の現代シーンとの違和感がやたらと気持ち悪い。
     設定を昭和レトロで押し切るか、すっきり現代に置き換えてスタイリッシュに仕上げるか ハッキリすべきだった。
     こんな中途半端では原作の時代で描こうとすると、街の景色はフルCG、大道具小道具を全て 特注したりでお金がかかるので出来る部分だけ中途半端に昭和になったようにしか 見えないんだな、これが。(実際そうなんじゃないのか?)
     鉄人の操縦は現代的に「ゴーグル型鉄人主観視点モニターと、スイッチの一杯付いたリモコン」 でやっているが、そこはやっぱり「頑張れ」というと頑張るリモコンであって 欲しかった。
     「鉄人が殴られると正太郎にもダメージがある」という設定には無理がある。
     役者は以外に有名な役者ばかり出ている。
     主人公「金田正太郎」の役者(池松壮亮)とそのクラスメートは、昭和を意識して めちゃくちゃ昔っぽい顔をえりすぐった感じがあるが、主人公の顔があまり に平面でどうも萌えない。
     彼は演技力は有るようだが「金田正太郎」役には合わない。最低限原作くらい 可愛い子供にすべきではなかったか。
     ストーリーはロボットものとしては「王道パターン」を寄せ集めて作った感がある。
     正太郎を母子家庭でクラスになじめない転校生という設定にしたのは、幼い頃に 父と別れた記憶がトラウマになっている設定を、鉄人とのかかわりの中での 成長物語に仕立てたかったからのようだが、原作『鉄人28号』に 少年の成長物語が必要だったかと言うとNOではないか。
     『鉄人』のキモは「敵に渡すな大事なリモコン」である。
     主題歌にあるとおり、「弾丸を弾き返す鋼鉄の体」と「リモコンの持ち主に よって正義の味方にも悪の手先にもなる危うさ」そこを描かないと面白くない。
     学校でのいじめの話など、どうでもいい。テンポが悪いと思うシーンが多い。
     敵の思惑をもっと明瞭に描いて欲しいとも思う。あらゆる作品で「複雑な人物造詣の敵」 が必要なわけではないし、複雑な人物を描くのならばそれに見合った書込みが必要だろう。
     一度敵に負けた鉄人を改良するために「町工場の職人」風の人間が集まってくるのは、 ちょっと「プロジェクトX」な感じで斬新。ここは燃える。
     というわけで、脚本、時代設定、編集、キャスト、CGの質感には疑問を感じるが、 CGの動きやCG以外の特撮部分は中々良い。微妙なところだ。
     ちなみに「興行的には制作費10億に対して興行収入1億」という大失敗だったそうだ。
     そういえば、全然宣伝していなかったし、口コミで広がるような作品でないのは 明らかだが、にしても、この映画のどこに10億円がかかったのだろう。
     ロケは普通に都内で、セットも少ないと思うし、CGはあの程度の出来だし、 お金がかかる場所が見当たらないんだけれど…。
  • 10年モノのミニコンポが壊れた
     1,2年前から「ダブルカセット」がビクともしなくなっていたが、ついに「5連CDチェンジャー」に 電源が入らない。うんともすんとも。つまり巨大ラジオになってしまった。
     今から見ればMDはまだ付いていない時代だが凄い重装備。
  • 買い替え候補は「SONY NAS-M90HD」
    特徴は
    • CD/MD/FM・AMラジオを、250GB HDDに最大40,000曲録音・ウォークマンに転送できる
    • FM・AMのラジオ番組を「音楽」と「トーク」に自動分類して録音(最大10件のタイマー録音可能)
    • 有線放送のチャンネルのように、雰囲気で曲を分類[おまかせチャンネル]
    • メモリースティックデュオスロット、USB端子*2 搭載
     ま、CDをウォークマンに転送して使うというのはパソコンでも出来る話だが、やっぱり CDをスピーカーで聞くことができるのは必要。
     目玉は「ラジオが録音できる」こと。
     毎朝NHK-FMの古楽番組をタイマーで聴いているのだが、記憶に残らないことが多いので、 寝ているからね(笑)
    [公式サイトでスペックチェック]
  • あるいは、「大人の高品位なミニコンポ」にする手もあるけれどね…
  • H.264対応ウォークマン(WM-A800)の話、続き
     色々考えるに、やっぱり「ビデオ・ウォークマン」というのはあまり必要が無い。
     むしろ、普通の音楽用ウォークマンとして大容量・大画面で操作性が良い、と考えたほうが よさそうだ。値段もSシリーズとあまり変わらないし。
     WM-S700と比べて劣っているのは「電池持続時間」と「ノイズキャンセル」
     とにかくS700を使ったらノイズキャンセル機能は手放せなくなってしまった。 A800にノイズキャンセル機能が付いたら速攻で買う。
2007.3.9
  • 花粉症の季節を乗り切…れる?
     最近、目のかゆみに耐えかねてアレルギー専用目薬を買った。「エージーアイズ」 とか言うのだが、店頭で色々成分を見ると、とても標準的な薬らしい。(同じ成分の商品がいくつかある)
     でもこれが期待以上に効いたね。わりと速やかに効果が出る。
     欠点は円筒形の「薬品」っぽい入れ物で嵩張って持ち歩きにくい。やっぱり平たいケースがいいね。
  • Amazonから『saku saku Ver.3.0 新たなる望み』が到着
     「横浜18区アンソロジー」が全曲通しで聞けるのが良いね、まあ、録画して DVD-Rも焼いているんだけれど(笑)
     (昔、横浜に住んでいたことがあるので、神奈川ネタはちょっとだけ地元感覚なのだ)
     MCがカエラから中村優に交代してなんだか「普通」になってしまい「ガンダム」ネタも 減少して寂しいのだが、みんなで歌おうZのコーナーだけはまだまだパワーがある。
     ていうか、ヨネックスをもっと使えばいいよ。
     がんばれsaku saku。
2007.3.8
  • 美味しんぼDSレシピ集(3990円)
     100レシピ収録とか。
     しかし、書籍なら1,000円しないであろうことを考えると、音声合成ナビとか付いている とはいえ、一覧性に劣る液晶画面で5倍の値段が付けられると言うのは、微妙なところ。
     そういう「微妙な商品」が出るということは、本当にDSが普及したんだな と感心せざるを得ない。
     ちなみに、[雁家哲公式サイト]
  • R25で「安倍さんの良く使う戦後レジームからの脱却って?」という記事
     フランス革命で使われた「アンシャン・レジーム」と言う言葉が出所で意味は「旧・体制」つまり 安倍さんのは「戦後体制からの脱却」と言うことになるのだとか。
     あ〜、日本語で言うと右翼・左翼っぽく聞こえるのでカタカナで誤魔化しているのだな と解かるが、にしても何故に御フランス語。ファッショナブルにしたかった?(苦笑)
     しかし戦後体制てのは「自民党政治」のことなんじゃあるまいか。
     とすると、「戦後レジームからの脱却」は「自民党をぶっ壊す!」とぶち上げた総理 と同じ。あの人も無茶苦茶だったが同じ内容でも「戦後レジームからの脱却」よりは あの人の演説の方が訴えるな。
     安倍政権の人気低迷もむべなるかな。
     ま、「自民党をぶっ壊す」とわかり易いキャッチフレーズの裏で国民生活を巧妙に 壊した前政権と、「戦後レジームからの脱却」とわかり難いキャッチフレーズで、 やっていることはわかり易く自衛隊の格上げやら国を愛する心やら、教育勅語の復活(?)やら、 憲法改正やら、戦前体制の復活に邁進する安倍総理と、どっちも困った話だが…。
     どちらの総理も、やっていることが国民生活の向上に関係ない。 憲法を書き換えても給料は変わらないし、老後の不安も無くならない。 二人とも議員時代の持論を実行するだけで「今の現実」を感じていない。 所詮はお殿様感覚だ。
2007.3.7
  • 米アマゾンでBD爆売れ!
     売り上げランキングを眺めていたら、突如BDがDVDセールスに割り込んで ベスト100の中に数十枚入っている。
     何事かと調べたら、「BD半額セール」をやっているらしい。
     半額とはいえ、「安ければBDを買う」という人が、それだけいる事が凄い。 つまりタイトルとプレイヤーがそれだけ普及していると言うことだから。
     今日本で半額セールをやっても、まだまだ「買いたい」と思うタイトルが少ないから 爆発しないと思うんだよね。
  • ソニー、カード型のH.264ビデオ対応ウォークマン
     ついに動画対応。iPod nano一回り大きいくらいだが、液晶(QVGA 2.0型)が縦長のぶん面積が大きい。
     デザインも悪くないね。一番良いと思うのは実は「8GBモデル」があると言うこと。
     しかし、一年後にはワンセグチューナー内蔵になっていそうな気がする。ひょっと すると、携帯電話機能も…ってそりゃ携帯電話がメインだな…。
     電池持続時間は、音楽30時間、ビデオ8時間。

    [SONY報道資料]
     しかし、オプションの充実でますますiPodっぽくなってきた。
     WM-PORT搭載機種が増えて、色々繋がるのが良いね。iPodみたいにサードパーティー の製品はまだほとんど無いけれど、SONYから一通りセンスの良いオプションが出てきている。
  • NW-S70xの解剖写真
     すごい、細かい(^^;;
  • コカコーラに喧嘩売ってるペプシのCM(YouTube)
     比較広告が気になる今日この頃。
     ちなみに、Appleのコントも検索できた
     全部で8本くらいあるようだな。
     一番目は「Macという呼び方(ニックネーム)が羨ましいので、PCをワークと呼ぶ」という話。
     でも自分のパソコンのことを「PC」と呼んだことはないな。たくさんあるので全員に個体名がある。
     DVDレーコーダも3台あるから家族の中では全部名前をつけて呼んでいる。 名前がないと、どこに何を録画したか説明しにくいから当然そうなる(笑)
     英語版はぜんぜん違うコント。これも笑えるかも。
2007.3.6
  • 『QE2』が横浜に入港
     世界一周の途中で横浜に寄港。といっても、早朝入港の午後4時出港なので 観光に出た船客はなかなか忙しいのではないか。
     やっぱりQE2は世界で一番美しい客船だ。
     今日はお隣にアマデア(元・飛鳥)が停泊。写真を取りに来た人が物凄い数。 横浜市民が羨ましい。
2007.3.5
  • 頑張れサッポロビール記念・牛バラ肉のヱビスビール煮込み
     以前 「豚肉のカルボナード(シメイビール煮込み)」「牛肉スネ肉のギネス煮込み」 を作った事があるが、今回はオリジナルレシピで「牛バラ肉のヱビスビール煮込み」 に挑戦してみる。
     レシピは、豚の煮込み(フレンチ系)、牛の煮込み(イギリス系)の併せ技の オリジナル。
    ●材料
    • 牛肉 1kg(今回はバラ肉使用だが何でも良い。スネ肉など煮込みに向いた肉ならモアベター)
    • ビール 約750cc(ヱビスと黒ヱビス半々)
    • 玉葱 3個
    • にんにく 1欠け
    • トマトホール 1缶(400g)
    • セロリ … 1本
    • 白ワインヴィネガー 25cc
    • 三温糖 25g (玉ねぎの甘味も有るので、少なめに入れて様子を見るべし)
    • バター 10g+20g
    • 塩・コショウ
    • フレンチマスタード 少々
    • 市販のビーフシチューの元 半量(デミグラ+ブイヨンの代用。このレシピでは3〜5皿分ほど)
    • トマトケチャップ…少々
    • ローリエ…4枚
    • クローブ…2粒
    • その他タイム・パセリの茎など適宜
    • 飾りの野菜(にんじん、ブロッコリーなど適当に)
    ●作り方
    下ごしらえ
    • 肉はヨウカン型に切り(煮込み後一口サイズに切る)、しっかり塩・コショウする。
      (バラ肉の場合、脂肪が厚すぎるとクドイので肉:脂肪=2:1ほどの割合になるよう、切り取るべし)
    • 玉葱は、半分に切って5mm幅にスライス。
    • ニンニクは薄くスライス
    • トマトは裏漉し。種を取る。
    • セロリはくきの部分は1cmくらいに刻み、葉の部分は縛っておく(煮込んだ後に取り出すため)
    本編
    • フライパンにバター10gを入れ、肉を炒める。
    • 各面に焼き色がついたら、煮込み用の鍋に移す。
    • フライパンにバター20gを入れ、たまねぎ、ニンニクを炒める。
    • こげ色が付くまでていねいに炒めたら、煮込み用の鍋に移す。
    • ビール(750cc),漉したトマト(400g),香草・スパイス類,セロリ、ケチャップ、水(100cc)を入れる。
    • ワインビネガー,砂糖の「半分」を入れる
      ※ここで調味料系を半分入れるのはあとでシチューの市販ルーを入れたときに 味の濃さを調整するため。
    • いったん沸騰したら、弱火で1.5〜2時間煮込む
    • (煮えるのを待つ間に、飾りの野菜をゆでて、バターでからめておく)
    • ・・・
    • 煮えたら、肉を取り出し、ひとくち大に切り分ける。
    • 煮汁をハンド・ミキサーで滑らかになるまで撹拌する。
    • 少し煮詰める。
    • 鍋に肉を戻し、シチューのルーを溶かす。
    • 残りの調味料(塩、コショウ、砂糖、マスタードなど)を加え、味を調えしばらく煮込む。
    • 肉を盛り付け、ソースを掛け、飾り野菜を盛る。
    ●食して考察
     ギネス煮込みを作ったときは、真面目に良い材料を買って作ったので5,000円ほど かかったが、今回は安価に旨く作ることを目指した。金額の半分は「肉」なので これをあまりケチるとモロに結果に響くが、「ハインツのデミグラスソース」なんか 使うと大変なことになるので、市販のビーフシチューの素を少なめに使い、 各種調味料で味を調え、玉ねぎをていねいに炒めることでソースの味を 作っている。
     そういうわけで、今回のレシピでは肉以外は500円もかかっていない。
     季節によって玉ねぎの甘みが変わるので、きちんと味見をして砂糖の量を 加減するのも重要。
     ビール煮だが、煮詰まってくるとかなり味が濃いので、ビールと水の加減も 微妙。途中で味見したほうが良い。
     結果は上々である。dancyuのレシピはちょっとあっさりし過ぎだったので、 そのままに作るより全然旨い。

  • 『勇者ライディーン』ほぼ完了(WOWOW) ★〜★★
     WOWOWで毎週五話ずつ放送していたライディーンが完結。
     ムー大陸の遺跡ロボット、神と悪魔の戦いなんて設定で「オカルトSFロボット」 を標榜して企画がスタートしたのに、番組がスタートしてから 当時のTV局が「行過ぎたオカルトブームを批判する」とかなんとか言い出して 路線変更。なんだかタダのロボットアニメになってしまった作品。
     当初の監督「富野」氏は路線変更に伴うゴタゴタをまとめきれずに降板 というオマケまで付いた。
     個人的に言うと、私は前半のほうが断然面白いと思う。後半はただの子供番組だが、 前半は結構SFしている。
  • NW-S706F の 「Noise Canceling 機能」
     「周囲の雑音を1/4に低減する」というのがカタログ上の性能だが、 この機能は全く素晴らしい。
     原理は、専用イヤホンにマイクが付いていて、周囲の雑音を拾う。 そしてウォークマン本体で「雑音と逆位相の音」を作り出し音楽信号に プラスして送り出し、耳の中で雑音を打ち消すようにする。
     もともと付属のイヤホンが「耳栓型」で遮音性が高いので、Noise Canceling機能 を使わなくても電車の中の騒音くらいで聞きにくいわけではないのだが、Noise Canceling をONにすると、静かな室内で聴いているときの音量のままで屋外でも電車の中でも 行けてしまう。
     つまり、とても「耳に優しい」ということだ。
     Noise Cancelingは「低音」を良くカットするので、空調ノイズ、パソコンのFANノイズ などが聞こえない。普通の部屋でこのウォークマンを聞いていると、曲を止めた瞬間、 部屋がうるさいのにびっくりする。
     普通の部屋では、外部の雑音より、アンプの残留ノイズの方が大きいくらいだ。
     電車に乗ると、走行音はほとんど消えて、車内アナウンスの声はほんの少し聞こえる くらい。
     本当に何もかも聞こえなくなると交通安全的に問題が有るので、「ゴ〜」っという 騒音が消えて人の声は聞こえるというのは絶妙のバランスだ。
     使いこなしのコツとしては、まず「イアフォンを正しく装着すること」
     「耳の穴にぴったりと栓をした状態」が前提であり、隙間から外部の音が漏れて くるようでは意味が無い。
     付属のイヤフォンは「これが耳に収まるのか?」と戸惑うくらい不思議な 形をしているのだが、挿入して軽くねじると「これ以外に無い」という位置に ぽこっと収まる。
     さすが長年人間の耳の形を研究しているだけのことはある。
     (ネット上にも「ノイズキャンセルって全然たいしたこと無いと思っていたが、 イヤホンがしっかりはまった途端に凄い効果で驚いた」という記事が幾つもある。 コツを掴むのがちょっと難しいようだ。)
     メニューに Noise Cancel Control という項目がある。
     これでノイズキャンセル用マイクの感度調節が出来る。
     標準位置で十分効果はあるが、恐らくイアフォンの密着度などによって ノイズキャンセルの効き方には個人差が生じる。そこで微調整。
     曲の音量をゼロにすると、純粋のノイズキャンセル効果がわかる。
     そこで、地下鉄の中でノイズキャンセル機能の微調節を試みると、目盛りを"+"方向に 動かすと高音の「シャー」というノイズが小さくなり、さらに"+"に動かすと 低音の「ゴー」というノイズが逆に大きくなる。
     私は"+4〜6"くらいが最もバランスが良かった。
2007.3.4
  • Macくん & PCくん「最近ホームページを公開したんだ」
     「アイウェブ」というソフトで簡単にHPが作れるという話。PC君は詳しい手順を 聞きたがるが、レイアウトを決めて文章を書き公開するという3ステップで出来てしまう。 ステップ4はコーヒーを飲む?
     とはいえ、世の中にホームページ作成ソフトは無数にある。
  • Macくん & PCくん「旅行の思い出をプログにしているんだ」
     「アイライフ」というソフト(サービス?)で簡単にブログができるという 話だが、「簡単にブログが作れる」ということじたいはOSに関係ないな。 携帯でも写真付きのブログ更新できる。
     というか、最強のブログ作成環境は携帯電話だな。
     この二つを見ると、MacだWindowsだというより 「Webの一般化でOSの存在/差異が希薄になった」 ということを改めて感じさせられるな。
     私自身メールはWeb環境で使っているし、スケジュール管理もWebのグループウェア を使っている。プログがあればミクシィもある。
     携帯電話とゲーム機でほとんどのことは出来てしまうんだよな。まあ、仕事は Windowsでやるんだけれど。
     なんだか今度のMacのCMは「βmax末期」みたいだな…
2007.3.3
  • 東部フレンドホールの無料コンサート(江戸川区/都営新宿線・瑞江)
     江東区が区内のアマチュア演奏家にコンサートを企画してもらっていると言う感じの コンサート。その主催者に友人関係の巡り巡って妻が参加するというので聴きに行った。
     ホールは地下鉄「瑞江」駅から徒歩三分とかからない便利な場所にあって、建物全体の規模は 普通の地域の集会所かと言う程度なのだが、ホールの内装は銀座の一等地にあっても 恥ずかしく無いレベルまでお金がかかっている。
     後で聞いたら案の定約20年前、バブルど真ん中の小ホール建設ラッシュの時代の物だそうだ。
     当然「けち臭い多目的ホール」などではなく、純粋な音楽ホールとして設計されているし、 親子室も完備で、壁面の装飾も椅子も何もかも立派。
     土地の面積の制約からか、ロビーが狭いことだけが公民館っぽい。
     江戸川区は「新人演奏家オーディション」を主催しているそうで、まあ、これに 合格したからと言って何かの権威の後ろ盾が得られると言うものでもなさそうだが、 今回のコンサートには、そこから出た地元演奏家も何名か参加。箱物だけでなく 文化に力を入れている感じはする。
     というわけで出し物はハーモニカ演奏に始まり、ジャズのピアノ・トリオやボーカルもの、 バッハからオペラアリアまでノンジャンルな演奏会。
     客層は近隣の年寄りが多かったな〜。
     良い入れ物があり、地域の人々がそれなりの水準の演奏を披露してお互いに楽しんでいる。 結構なことである。
     ↓今日はダブルヘッダーで上野の演奏会もあり…
  • 「音楽に秘めた愛・ロココの愛」(東京文化会館レクチャーコンサート)
     フランス王、ルイ15世の時代「ロココ」の文化に関するレクチャーと、その時代の音楽を 演奏するコンサート。
     レクチャーの中身を簡単にまとめると、
     ロココ時代は、ルイ15世の時代の装飾、服装、音楽、風俗をまとめてさす言葉で、 服装は装飾華美、女性のスカートは思い切り膨らんで身動きが取れないほどになり、 家具は「ネコ足」を代表とする優雅な曲線を描く。
     貴族は贅沢のために財産をつぎ込み、没落し、そのため国が傾きフランス革命を 準備したと言うほど。
     没落した貴族は、裕福になった商人らと婚姻関係を結ぶことで財産を保全するようになり、 子供らは十代そこそこで愛の無い結婚を強いられる。
     結婚が愛の無い「財産と家名の物々交換」になったことで、貴族のあいだでは 「不倫」が大流行する。
     もちろん「密か」に行うのが基本だけれど、妻が大勢の愛人を持っていることは 夫の自慢になるほどだったというから、なんだか大変な世の中である。
     もちろん、夫も複数の愛人がいて、妻が別の男と寝ていても気にならないと言う お互い勝手に楽しんでいます状態だったわけだ。
     音楽もこういう自由恋愛を背景に官能的な音楽が流行ったと言う話。
     しかも、自由奔放にやりながらも、感情を直接口にするのは「野暮」みたいな 風潮があったために、詩や音楽がますます重要になったらしい。
     人目につかない場所では徹底的に乱れていたので、反動として人前では 見せ掛けの美しさで「粉飾」していたということなのかな。なんだか凄い時代。
  • そんなわけでこの時代「女性が管楽器を演奏するのは下品なこと」 とされていたそうだ。
     生活が下半身中心に回っていると、アレコレ妄想してしまうのだなぁ(笑)
  • ロココは映像化したら何だか楽しそうな世界である。
     ルイ14世は『王は踊る』という秀作があり、ルイ16世はベルバラの 世界なので、色々ネタはあるのだが、『マリー・アントワネット』という 新作もある。
     ルイ16世時代にはロココは過去のファッションになっているのだが、それでも 『マリー・アントワネット』では衣装制作に15億円が掛かったそうだ。
     フランの時代物は絢爛豪華なものが多くて見ごたえがあるものだが、今度は ロココが舞台の映画を探してみよう。

  • 居酒屋「錦(にしき)」(上野)
     土日の上野は閉まっている店が多いが、ここは貴重な年中無休の居酒屋だ。
     JRの高架下にひっそり有って、うっかりすると見落とすような小さな店だが、 ここの何が凄いかと言うと爆安。
     なんと、酒一合(弱?)が160円。3合大徳利が530円(もちろん、銘柄なんか選べないが、 すっきりして飲み飽きない味の酒だった)
     お通しの「ホタルイカ」が新鮮で旨い。お通しの良い店は期待させる。
     ツマミは野菜物が全く無いのがなんだか潔く、刺身ともつ焼き、ちょっとした珍味が全てである。
     モツ煮込みは豆腐、根菜入りで、あっさり白味噌仕立てでちょっとしたもの。
     マグロブツはお一人様サイズだが210円と安い。500円を越すツマミはホッケ焼きとか チャーシューとか、数えるほど。
     てなわけで、結構あれこれ頼んだのに二人で1時間ちょっと飲んで4,000円。
     勘定は伝票をぐいっとにらんで一瞬の内に暗算。参りました(笑)
  • <DVDレコーダー>普及進まず 操作の難しさなどで敬遠か(毎日)
     ビデオデッキに代わる家庭用の映像録画・再生機として普及が期待されたDVDレコーダーが、深刻な売れ行き不振に 直面している。一時は次世代DVD発売を前にした一時的な買い控えかと見られていたが、年末商戦でも盛り返せず、最近では「操作の難しさや著作権保護のための録画制限が敬遠されている」との見方が業界で有力になっている。このままでは期待の次世代DVD商戦も不発に終わりかねず、メーカー各社は操作を易しくするなど消費者の関心を取り戻すのに懸命だ。 …【斉藤望】
     DVDレコーダ出荷台数が初の前年比割れ(-18%)で「深刻な売れ行き不振に直面している」 という記事だが、ではVHSの 売れ行きが盛り返しているかと言うとそういうことは全然無い。ビクターが身売り されてしまう勢いなのは先刻承知の通り。
     「世帯普及率40%で、市場が飽和するにはまだ早い」というが、そんなものじゃないのか?
     記事は更に「このままでは次世代DVDの普及も危うい」と煽るが、どうだろう?
     DVDそのものはパソコンでも見られるし、録画機能のあるPCも売られている。 DVDを使っている人の数は40%では無いだろう。
     放送のデジタル化と、薄型TVへの買い替え、その後にBDレコーダーへの買い替え が待っていて優先順位が下のほうに来ていることもあるだろう。
     操作が難しいという指摘はあるが、世の中下を見ていたらキリが無い。
     VHSの「G-CODE予約」すらできない人も居るわけだが、そういう人は身近に操作して くれる人がいるか、録画してまで見たい番組が無いかのどちらかだろう。
     今はアナログ、デジタル放送が混在して、ダブルチューナー内蔵機種などは 確かに操作が複雑だが、「地上デジタルチューナー1つだけ搭載」の機種ならば VHSより簡単になる可能性は有る。
     次世代は、時間と共にコストダウンするので値段は問題ではない。アナログ停波 と同期してVHSの買い替えが進むので、量産効果も期待できる。
     コピーワンスは問題だが、DVDレコーダーで問題なのは「1回しか書けないこと」より、 CPRM対応DVD-Rが高価なことと、そのディスクが従来のDVDプレイヤーで読めないこと が大きい。
     Blu-rayレコーダーに統一されれば、記録形ディスクの種類はBD-R/REの二種類だけに なるし、それが他の機械で読めないことも無い。あとは価格だけ。
     複数のディスクを複製したいのは「ホームビデオ」の配布などがあると思うが、 それは今でも可能だ。
     家庭用ビデオのHD化の進行と共に、メモリーカード型カメラで録画して、 BDレコーダーで編集、保存というスタイルが浸透すると思う。
     初期にマニアックなものが普及期に操作を簡単にするのは当然だが、 ジョグ・シャトル・ダイヤル搭載ビデオが消えたように、 普及モデル一色になるのは勘弁して欲しい。
2007.3.2
  • NW-S706F/Tの「Settings/Sort 機能」
     全ての曲の並びを指定する。(フォルダ送りの範囲が変化する)
    • Album
    • Artist/Album
    • Artist
    • Genre
    • Release Year
     並び順で「フォルダ」の単位が変わる。
     「フォルダ」は、早送りの単位であり、シャッフル再生の単位にもなる。
  • NW-S706F/Tの「PLAY MODE 機能」
     「PLAY MODE」ボタンで、次の7つの再生モードを切り替える
    • 全曲
    • フォルダ
    • リピート・全曲
    • リピート・フォルダ
    • リピート・一曲
    • リピート・全曲・シャッフル
    • リピート・フォルダ・シャッフル
     ポイントは「Sort機能」でフォルダの範囲が変化すること。 これを理解する必要がある。
  • NW-S706F/Tの「Search 機能」
    • Song
    • Album (→ Song)
    • Artist (→ Album → Song)
    • Genre (→ Artist → Album → Song)
    • Release Year (→ Artist → Song)
     前のHDD ウォークマンとの違いはRelease Year
     SonicStageの「リリース年」をキーに検索できる。

  • パーソナル、懐メロ番組
    • Sort: Release Year
    • PLAY MODE: リピート・フォルダ・シャッフル
    • Search: Release Year
     の組み合わせで「選択した年の全てのAtristの曲」のシャッフル再生ができる。
     つまり、自分で「xx年のヒットソング」みたいな懐メロ番組が出来る。
     10〜20年前の曲を聴くと、その年を思い出して懐かしいし、物心付くより前の年に遡ると、 「この曲とこの曲が同時代か…」なんて発見があったりする。
    • Sort:Album(デフォルト)
    • シャッフル・フォルダ・リピート
     だと、同じ操作で「アルバム内の曲の再生」になるので、普通にアルバムを 選んで再生するのと変わりなく、あまり面白くない。
     「Sort/PLAY MODE/Search」の3機能が相互に影響して動作が決まるのが 面倒なところだが、実用的な組み合わせはそんなに多くないような気もする。
  • SonicStageにリリース年のデータがない曲は「Unknown」に分類される。
     「Best盤」は何もしないとBest盤のリリース年になってしまうが、一曲ごとに リリース年を設定する機能もあるので、Singleの発売年を打ち直すのが良い。
     …というわけで、今日は元のCDを引っ張り出してBSET盤の年号を調べ、ポチポチと入力。
  • 発見、1960年はクリスマスソングの当たり年?
     曲を年順に並べてみたら、1960年はジャズとか歌謡曲(ザ・ピーナッツ)とか、 ジャンルは色々だが何故かクリスマスソングがたくさんある。
     私は60年代生まれだが、考えて見ると子供(小学生)の頃の方が、現在よりも クリスマスのスペシャル感は強かったような気がするなぁ。
2007.3.1
  • 3月のWOWOW★注目番組
    • 5月13:40-オリバー・ツイスト
    • 6毎火0:00-エルゴ・プラクシー(w2)
    • 6火8:15-トゥーランドット(紫禁城公演)
    • 10土6:20-マダガスカル
    • 10土9:40-アイランド
    • 11日1:30-未知なる月への挑戦(w2)
    • 12月4:57-オーシャンと十一人の仲間
    • 13火2:30-フルメタル・ジャケット
    • 14水13:25-シェルブールの雨傘
    • 15木19:30-キングダム・オブ・ヘブン
    • 18日20:00-妖怪大戦争
    • 18日22:10-★シリアナ
    • 22木18:00-アイス・プリンセス
    • 24土15:30-★タンゴ・冬の終わりに(蜷川×堤真一)
    • 24土20:00-★かもめ食堂
    • 25日17:40-マスク・オブ・ゾロ
    • 25日20:00-レジェンド・オブ・ゾロ
    • 25日22:15-ホテル・ルワンダ
    • 26月10:30-五線譜のラブレター
    • 26月23:50-オーシャンズ12
    • 28水12:30-バットマン・ビギンズ
    • 28水18:30-★ステップ・ステップ・ステップ
    • 29木22:00-★シムソンズ
    • 30金21:00-★劇場版「機動戦士Zガンダム」三部作

  • SONY メモリー搭載ウォークマン NW-S706F/T 購入 [⇒Sony Style]
     4GB,FM TUNER,NOISE CANCEL(28,000円/バッテリー駆動時間:50h)
     前の機種NW-HD5H (HDD 30GB)を買ったのが2005年5月(37,800円)
     その前はNW-MS90D (内蔵512MB+MS増設可)2003年12月(45,000円)
     一年おき購入ですか。
     メモリー容量とかHDDとか仕様は全然違うが、毎回1万円安くなっている。バッテリー駆動時間が 10時間ずつ長くなっている。世の中は着実に進化しているのだな。ていうか、そじゃないと 買わないけれどね。
     初代(NW-MS90D)は、とにかく脅威のコンパクトボディ。マッチ箱より小さいくらい でデザインも斬新で今に至るまで一つも似たものが無い。
     512MBの容量はすぐに一杯になってしまうが、検索機能が「アルバム単位送り」 しかないので、容量と機能のバランスはこんなもの。
    (初期の NetWork Walkmanというものが、MDを媒体にしていたから、検索機能は無いに等しかった)
     次のHDD 30GBは、家のCDのほとんどが収まることを想定した。
     機能は格段に進化したが、HDDタイプは毎日持ち歩くにはちょっと重い。
     容量は大きいに越したこと無いが、サイズとのバランスのいいところが今回の NW-S706F/Tと見た。
     ラジオ機能も欲しかったんだよね。
     ノイズキャンセル・ヘッドホンなのも進化している。


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!