映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2007年02月
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2007.2.28
  • Macくん & PCくん
     最近のAppleのコント仕立ての比較広告は疑問だ。
    1. PCはウィルスの脅威に曝されているけれど、Macは安心
    2. PCはしばしばフリーズ・再起動するけれど、Macは安定動作
    3. PCは表計算とワープロしか出来ないけれど、Macはマルチメディアで旅の思い出を記録できる
     という三本があるが、Appleや広告クリエイターが本気でこのCMを造っているの だとすると、「パソコン世界を正しく把握していない」という意味で、 今はiPodで活気のあるMacも危ないんじゃないか。
     ともあれ、この広告には一つも真実がない。

     まず、Macにすればウィルスの心配が要らないなんて誤解を与えるのは、教育上良くない。
     素朴な初心者がMacを買ってウィルスに感染したらAppleは責任が取れるのだろうか。

     PCのフリーズはWindows98/Meの時代にはあったけれど、2000/XP時代に 入ってからOSが落ちることはまず無い。裏でHDDが回り出して重たいことは有るが。
     一方のMacも最近は安定してきているだろうが、昔々頻繁にフリーズして 「爆弾マーク」を表示しまくっていた不都合の記憶は失ってしまったのだろうか。
     安定性に関しては今も昔もMacの分が悪いと思うけれど。

     PCは仕事用、Macはマルチメディアという線引きは、Macユーザーの願望か。
     メジャーソフトはWindowsとMac、両方に出ている。
     一方でしか作られていないソフトは、Windowsの方が多い。
     周辺機器(デジカメとか)を買うと付属してくるソフトも、Windows版のほうが 充実している傾向に有る。
     PCメーカーが添付しているソフトも侮れない。
     そもそも、Web上で提供されているBlogや写真集のアプリケーションは、 機種に関係ない。マルチメディアという言葉が埋もれかかっているのは確かだ。

     いっそ、Linuxくんを連れてきて「トリオ漫才」にしてしまえばさらに笑えるのに。 『ケロロ軍曹』でいえば、「ドロロ」みたいなキャラで…。

  • PCとMacがごちゃごちゃやっているあいだに、PS3くんなんかがパソコン化 してしまうと面白い。
     最近はPS3でYouTubeが見られるサービス(Rimo)とかあって、 YouTubeの低解像度画面を予想外に上手にフルサイズに拡大したりしていて感動する。
     写真、動画、音楽とネットワークをTVに接続するPS3。
     コンピュータを使って「画面が大きいと良いな」というアプリケーションはすべて PS3におまかせという使い方が良い。で、文字を打ち込む仕事はPCでやれば良い。
    (パソコン本家MSのXbox360がそのスジを狙っているようだが。)
  • RD-X6 自動アップデート
     X6は「アップデート」の事実は表示するが、何が変化したのかまでは不明。
     たぶん、Windows Vista(IE7.0)対応だな。
  • 『機動戦士ガンダム第08MS小隊(5.1ch ReMIX音声版)DVD-BOX』購入 ★★
     とりあえず1,2巻(1〜6話)を鑑賞
     音声付け直しているが、声優は確かにオリジナル。1st映画版DVDのように「新録音」 ではなく、現存素材のリミックスのようだから概ね安心して聞けるし、サラウンドの 付け方も結構自然。DVD黎明期とは技術が違う感じ。
     映像のほうはあまり手を加えていないようで、セルの上にざわざわしているゴミは なんもしないでそのまま見えている。
     とはいえ、色、特に赤の発色なんかはTV放送を録画したものと比較すると格段に 鮮明でさすがDVDと思う事が出来る。
     ともあれ、1st共々「ハイビジョンで見たい」という性格の作品では無いので このDVD-BOXは必要十分以上のクオリティはあり、買って正解と思われる。
     『第08MS小隊』は、ガンダムOVAのみならず、全ガンダム関連作品の中でも ストーリーが明快でブレがなく、きっちりまとまった脚本だと思うし、 リアル・ミリタリーものとして個人の過剰なヒーロー性を排除した、 1stの世界に厚みを持たせる役目も持つ作品だと思う。
     まあ主人公の男女二人の恋愛問題に話が流れていくのは「硬派」なミリタリーもの とは言えないが、連邦とジオン、二つの陣営に引き裂かれた『ロミオとジュリエット』 のパロディーと考えれば、これもまた興味深い。
     敵の女との偶然の出会いと再会は、主人公に「戦う意味」を再考させる きっかけにもなっている。
     もちろんメカも良い。
     ガンダムの陸戦バージョンは、重厚な装甲で兵器としての機能美は、1stのそれを はるかに凌ぐし、ジオンが開発している地球用のモビルアーマーの「ガメラにザク頭を くっつけた」ようなデザインは、敵が強くて悪そうな分だけ正義の味方が かっこよく見える…の法則を見事に満たしている。なによりも、ちゃんとガンダム世界の 「兵器」としてのリアリティを感じさせるのが優れている。
2007.2.27
  • のだめカンタービレ#17
     最近のだめも千秋も真面目に音楽やっているので、音楽好きとしては楽しいが マンガとしてはパワーが低下しているのかな〜(^^;
  • ケロロ軍曹#14
     ひさしぶりの新刊だ。
     アニメでは「オカルト同好会」会長の冬樹君だが、コミックでは「漫研」所属。 ところが#14でとうとうコミック中でも「オカルト同好会」を立ち上げることになり、 唯一の会員に桃華を指名してきた。今後、コミックとアニメのすり合わせが始まる のかもしれない。
     クライマックスは「モア」ちゃんがストレスでおかしくなる話。
     ところで、コミックのモアちゃんはかなり黒い。そういえばもともと「ガングロ女子高生」 の設定だったのを思い出したが、最近ではガングロも希少種になりつつあるのかな。
  • 花粉症対策健康食品で意識不明の重体
     最近「医学の世界」では、アレルギーの原因物質を舌下に入れて感度を下げるなんて 療法が研究されているが、問題の健康食品はどうやら「スギ花粉カプセル」のようなものらしい。
     これを服用してテニスをしていたら意識不明になったのだとか。
     ソバ・アレルギーだと、原因物質死ぬことがあるらしいが、スギも過ぎると 命にかかわるということであるな。
     それにしても、健康食品とは無責任で危険な代物だということが分かるではないか。
2007.2.26
  • グインサーガ 112「闘王」読了
     まだまだタイス編。ここ4巻剣闘士の話が続いてタイスに足止めを食らっているが、 次巻も恐らくタイスで脱出できるかどうかも微妙なところ。
     栗本氏の書き込みは詳細をきわめて、本人楽しそう。
     しかし後書きを読んでわかってしまった、栗本氏はもはやグインサーガを終わらせる 気がないのだ、おそらくは。生きている限り書き続けるつもりなのだ。
     それも良かろう…。
  • うっかり[これ]を 見てしまったために、深く後悔してしまった(苦笑)
     ケロロ軍曹140b「ケロロ ある男の戦い であります」(2006/12/15放送)は ケロロがコレクションの山を前に途方にくれる…というな無駄な戦いを挑む話だが、 これは全てのコレクターの魂に訴えるな…。
     そうだ、コレクションは自分が生きてきた証だ、二度と再び見ることの無いDVD-Rを 焼き続けるのも。
  • ところでケロロ軍曹4thシーズンの放送が決定したらしい。
     放送時間は土曜の朝に移動。もう原作ともペコポン侵略とも無関係に事態は展開している わけだが、だからこそ、終わる気配が見えない(笑)

  • HV版『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』鑑賞 ★
     この数年流行っているアメコミ原作映画で、30年以上も前に「海外TVアニメ」として 見た記憶が…薄っすら…とある。
     宇宙線を浴びDNAが変化した科学者が
    • 太陽を越える高熱を発し、空を飛ぶことができる
    • 透明人間。シールド能力を発揮する(女)
    • どこまでも体が伸びるゴム人間
    • 体が岩のように変化し、怪力を発揮する
     という4人4様の超能力を持つ。
     炎男と岩石男が攻撃系、透明人間とゴム人間が防御系。
     この設定は、『Mr.インクレディブル』とそっくり。
     あちらは「ゴム」「怪力」「透明・シールド」「快速」の組合せ。
     (こういう設定は『ファンタスティック・フォー』のコミックが一番乗りだと思う)
     さて、子供心にも思ったけれど変身するなら「岩石男」が一番社会生活に支障を きたしそうで、ストーリーもかなりの時間を「岩石男」が悩んだり社会に受け入れ られていく過程を描いている。
     一方「発火人間」はもっとも派手で、「俺はHotだぜ!」みたいな軽率ノリで チームのメンバーから浮きまくる。
     透明人間はもちろん、「何で私が脱がなきゃならないの!」みたいな お色気担当。確かに透明人間が男だったらイチイチ「透明化プロセス」を 描写されたくないような気はする。まあ、最終的には見えないんだけれど(笑)
     「ゴム人間」は、能力からして地味キャラ。チームの頭脳を兼ねることで 立場を保っている。
     彼は、4人を元に戻す研究もやっていて、宇宙線を浴びてDNAが変化したのだから、 もう一度同じ強さの宇宙線を浴びせてみようなんて、マンガらしい単純・無茶な 研究をしている(^^;
     こういう「いかにもコミック」な設定なので、勧善懲悪、爽快なアクションを 期待して見たら、作品の前半ず〜っと、岩石人間の苦悩と、軽薄な発火人間の 衝突、仲違いが続いて何だか重苦しい雰囲気だ。
     敵は同じ宇宙線事故に遭遇した実業家、「金属人間、放電機能付き」
     事業に失敗して頭に来ている上に、「ゴム人間」に個人的なうらみもあって 超能力チームを攻撃してくる。
     もちろん、4人の強力で敵を倒すのだが、ラストで「実は死んでいないらしい」 っていう、よくある引き。
     「発火人間」の炎のCGなどはCGIの進化を感じさせる凄いものだが、一方で 「岩石人間」は完全着ぐるみ特殊メイクなのが、適材適所と言うか、興味深い。
     ヒーローが人間的に悩んだりするのが最近のハリウッド映画の約束という 感じだが、この作品ではチーム内での感情のすれ違い、イザコザが長時間 描かれていて、それが全体を見渡した場合の爽快感を損なうほど多いのが 残念と言えば残念だ。

2007.2.25
  • 『笑う大天使(ミカエル)』DVD鑑賞 ★☆(←星はメイキングに対して)
    監督・VFX:小田一生
    脚本:吉村元希、小田一生
    原作:川原泉(白泉社刊)
    キャスト:上野樹里(司城史緒)・関めぐみ(斉木和音)・平愛梨(更科柚子)
    ・キャシャーンの伊勢谷友介(司城一臣)・今やハリウッド女優の菊地凛子

     予告編を見て愕然とした。
     「なんじゃこの制服は!」
     襟ぐりが深く胸と背中がミエミエ。普通の下着が付けられないくらいの露出デザイン。 どこがお嬢様学校だ、萌えアニメか!!
     だから「原作ファン」だが映画館には行かなかった。お金を出して 不愉快な思いすること無いから。
  • 原作者はいったいどう思っているのか…、そう涙を流し怒りに拳を震わせていた 原作ファンの期待にこたえるのがこのDVDの特典映像「原作者インタビュー」である。
     原作者は「スカート丈を短くするのだけは止めてください」とオーダーしたそうである。 そして出来上がったデザインを見て「そう来たか!」と仰天したそうな。
     もちろん、「スカート丈を短くするな」という指示は「お嬢様学校の制服としての線を外すな」 という意味だろう。原作の制服は顔と手以外全て隠れている、古風なふわふわドレスだ。
     これに対して「胸元を見せまくり」というデザインは、指示の隙を突いた立派な裏切り行為だ。
     あえて言おう、デザイナーは不潔な下衆野郎であると。
     制服デザインは「SATORU TANAKA」
     どの程度の人気があるのかわからないけれど、若手のデザイナーらしく、 現行商品を見てみると、ミカエルの制服と似た襟ぐりの大きな衣装がいくつもある。
     これを知っていたのならば制服は、発注をかけた監督かプロデューサーが犯人なのかもしれない。
     体操着も「SATORU TANAKA」デザイン。
     どこの世界にあんな体操着が…、ジャージじゃイカンのか。原作を尊重しろ!
     他の衣裳の北村道子は、30年くらい活動しているベテランらしい。
     宇多田ヒカルの"FINAL DISTANCE""traveling""SAKURAドロップス"の3作品に参加してる衣装デザイナー だそうだ。正直言って、制服以外の衣装もとても「お嬢様」に見えない。結婚式の二次会パーティー 程度に見える。
     パーティー(卒業お茶会)のシーンのケッタイな衣装は、確かに宇多田ヒカルのPVの イメージに通じるものがあり、結局発注者のセンスなんだか仕事上のコネだか、 「衣装の違和感」は作品の要求以外の部分に原因があるのは間違いない。
     衣装については、唐沢俊一も 呆れている(笑)
     「お嬢様」の魅力の源泉に気づかないアホ。
     衣装に関しては全員「色気」爆発。
     主人公の兄の婚約者の「乳首モロ透けドレス」に至っては、気でも狂ったのかと問いたい。
     あれで表を歩いたら警察に捕まるかも。
  • 監督は原作ファンなのだそうだ
     キャリア的にはVFX監督出身。
     最初に衣装に対する批判を延々書いたが、さらなる問題点は原作をとことん歪曲した 「脚本」にある。もはや、タイトルと設定を借用しただけと言って過言ではない。
     映画化に当っての設定変更はママあることだが、許されるのは原作への愛があってのこと。 原作ファンなら、何故ここまで酷い改変が出来るのか、まったく理解に苦しむ。
     もともと原作は文庫版で2冊。映画になった部分はその2/3の分量で、量的にはそのまま映画にしても 問題ない。
     改変の主目的は、特撮とアクションを増量するためにあると思われる。
     学校の所在地を都内の一等地から湖の離れ小島という設定にしたのは、冒頭に 「ハリポタの蒸気機関車」のパロディーを入れたかったり、背景のCG処理を手抜き したかったり(背景が都市より海の方がCGが楽だから)そういうことか。
     何より、主役三人が「超パワー」を授かるシーンの説明が無いに等しいことや、 「令嬢誘拐犯の目的」がまったく解らない事は致命欠点的だ。
     原作を冒涜しているくせに、原作を読んでいない人にはわからない、そんな脚本。
     原作との差異に目をつぶっても「脚本」としてのクオリティが低い。
     脚本は監督自身ともうひとりが書いているが、二人とも脚本の経験は無いに等しいようだ。

     原作ファンにとっては、史緒さんが裏山で焼いた「アジのひらき」が「チキンラーメン」 にすり替わっていること、「ムギチョコ」を出しておきながらダミアンがムギチョコを 拾い食いすることから、誘拐犯が追跡される流れがカットされているなど、 ツボ外しまくりが許せない。あれもこれも。
     そもそも、映画でやたら力を入れている「パーティー」は原作に無いし、 「兄の婚約者」エピソードは、事件とまったく絡まない別の話。 「犯人一味との格闘シーン」だって原作には無い。原作では壁を壊したくらいなのに、 映画では尺の約1/4が格闘シーンである。
     つ・ま・り、この脚本には無用なエピソードばかり詰め込まれて、 必要なエピソードがごっそり抜けている。
     特撮が得意の監督が、ここは「ハリポタ」、ここは「エヴァ」、これは 「チャーリーズ・エンジェル」、ここは「トリック」とオタクの喜びそうな ネタを詰め込んでふざけているのが透けて見える。

     絵的に「お嬢様」のツボを理解していないことは明らかだが、ストーリー的にも 一度でも原作を読めば、この作品のツボが超能力やアクションに無いことは解かろう。
     良家の子女の浮世離れした世界の観察と、その中で、猫をかぶって暮らす三人娘の生態こそが メインで、誘拐事件は重要なエピソードだが、怪力を得た娘が事件を解決するのは ある意味オマケなのだ。
     原作でも「怪力の件は無かったことに…」みたいなノリ、つかの間の夢みたいに 扱われている。そこをメインに仕立てたら歪むのは当然だ。

  • 特撮(CG)に頼りすぎているのにCGが貧弱
     特典映像のメイキングを見ていると、「雪の中の撮影を強行」しているのはまだしも、 「メイキングスタッフが映りこんでいる」のに気づかないなんて、言語道断である。
     つまり「どうせCGで手直しするから」と現場の撮影に注意力が集中していないのだ。
     そのCGが「プレステRPG」のムービー並みのクオリティなんだからトホホである。
  • ともあれ、特典ディスク最後の原作者インタビューの中で 「次に映画化したい作品は何ですか」 という質問に口を濁していた原作者の顔色に同情を禁じえないファンの一人として、 映画人には反省を促したい。
     また「お気に入りのシーンはどこですか?」という質問に対して、
    • オープニングがハリーポッターみたいなところ
    • エンディングの犬が芝居しているところ
     という回答が泣かせる。
     それは「本編はスルーさせていただきたい…」ってことかと勘繰ってみる(^^;
     この数年、素晴らしいアニメ、マンガ原作を監督の独りよがりで ボロボロにしてしまう映画化が多すぎる。粗製乱造はいい加減にしてもらいたい。
     原作者も、最低限「脚本」をコントロールする権利を確保して 映画化をOKすべき。
  • ダミアン(謎の黒犬)のCGは…
     マンガではなんとなく人っぽい仕草のダミアン。これを実写化するのにCGを使うのは まあ予算から考えると妥当かもしれない。
     でもそのCGは地に足が付いていない不自然な動きで、やはり安っぽかった。
     瞳の無い「白目」も気持ち悪い。
     原作は確かに「白目」だが、そりゃ「目つきの悪い黒犬」を墨一色のマンガで 書くための記号化であって、少女漫画の主人公が「白髪」なのと同じだよ。
  • 散々書いたけれど、役者はそんなに悪くない
     上野樹里の元気な姿は、作品を元気にしている。
     キャシャーン伊勢谷は、作中「僕の声、そんなに聞き取りにくいですか」なんか言って、 ちょっと自虐的(^^; 原作のイメージとはちょっと違うが、庶民の妹に対して 浮世離れした雰囲気はある。
     ハリウッド女優・菊地凛子は、悪趣味な乳首見せ女を演じているが、原作は 「兄の妹に対する思いを読み間違えたけれど、良家の妻としては文句の無い女性」 という設定である。兄の妹思いがアブノーマルな領域に入り込んでいたから 仕方ないのだ。
     クラスメート役は、「皇室のマナー」を教えてくれる先生にレッスンを受けて 撮影に臨んだようだが、めちゃめちゃ付け焼刃でグレードが低かった。
     なんだか不自然なのである。明治の昔から先祖代々貴族社会にどっぷり ひたって生きている感じが無かった。
  • 色々参考URL
  • しかし、良く考えると「川原泉」の世界を映画にする必然性は有ったのだろうか?
     川原泉の作風は「美男」は出てくるが「美少女」は出てこない。
     少女は肉体より精神性だ。知性に溢れているが、経験に乏しい、空想に冒険できる。 そんな青さが青春だ。感情を直接に口にすることの無いような、ひねった人たちだ。
     長編であっても、世界はむしろ詩や俳句に近い感性で出来ている。
     要するに、本質のところがものすごく映画に向いていない。それを映画化するのは 製作者の卓越した技量と役者の演技力が必要だ。
     これを表現できる監督は少ないだろう。
  • しっとり学園ものといえば『櫻の園』か…。
    お金掛かっていなくても楽しい作品『亀は意外と速く泳ぐ』(主演:上野樹里)てのも世の中にある

  • 『ロマン・ポランスキーのマクベス』鑑賞(BS-hi) ★★
     一月ほど前から録画したファイルに、○幕×場のチャプターを打ち込み、分析的に見てみた。
     この作品はとにかく雰囲気が真っ暗。戯曲そのものが真っ黒には違いないが 「舞台」では感じる、黒いなりの「快感」が無い
     改めて場面ごとに見てわかったのは、主人公の「長セリフ」がしばしば情景描写で 分断されたり、場面転換してバラバラに再構成されていることだ。
     とかく長いシェイクスピアの戯曲だが、この長さを支えているものは、セリフの奔流が醸し出す 音楽的快感だと思う。英語がネイティブ並みに聞けるならおそらく目を閉じても楽しめるのが シェイクスピアだし、日本語に訳したとしても言葉に乗っている力、うねりは聞くものを圧倒する。
     しかしロマン・ポランスキーの演出は「長セリフ」の聞かせどころを「画の力で見せよう」として 耳から入る感情を損なっている。「心の叫び」を「リアルなつぶやき」に押し込め、 役者の技量を生かしていない。
     本物の中世の城や、荒涼としたイギリスの風景を生かしたロケーションは映画ならでは。 衣装もリアル。それは「映画の得意分野」なのだが、セリフを殺してまでリアリティーに 傾倒するのはシェイクスピア劇の本質を犠牲にしているように感じる。
2007.2.24 2007.2.23
  • PS3 みんなのゴルフ5 公式サイトオープン
     目玉情報は、3/21から体験版ダウンロード!
     製品版の販売は、7月だからずいぶん先行している。でも楽しみだな〜
     「みんなのゴルフ」はゆるゆるゲーマーにとって最高のゲーム。のんびり、じっくり プレイできるからね。
  • 日本アカデミー賞、アニメ作品賞
     なんと、今年から新設なんだと。まったく遅れている。
     ノミネート作品は
    『あらしのよるに』(WOWOWで見た)
    『ゲド戦記』(未見)
    『ブレイブストーリー』(BDで見た)
    『名探偵コナン』(未見)
    そして、受賞作品は
    『時をかける少女』(未見)
     今年はなんとなくそれほどの作品が無かったような気がするけれど、受賞作品くらい見るかな。
2007.2.22
  • 吉徳 ダース・ベイダー兜見参
     これは必見。
     ダース・ベイダーのかぶっているのはもともと日本の「兜」をモチーフにしたという噂があるくらいで、 5月飾りとしてまったく違和感がない。
     もっとも、これを孫に買ってやった場合、どういう子供に育つのかはルーカスのみぞ知る(笑)
  • EOS 1D MarkIII 発表
     あらゆる点で先代を超える新型。APS-Hであるということ以外全てが進化して新しい。
     10.1M画素で、10コマ/秒の連射性能はほとんどムービー(^^;
     連射コマ速が、毎秒1〜10コマの間で自由に設定できるのは画期的。
     高速化のため、DIGIC IIIが二個入っているというのも力技。電気食いそう(笑) でも当然電源も一新しており、IIの倍近くのコマ数(2200コマ)撮影できる。
     今回は操作体系にも大ナタ入ったらしいのが興味深い。
     ついに、センサークリーニング機構も入った。
     常用感度が100-3200に拡大。リミッターを外すと50-6400。高感度化に伴いAFセンサーも 高感度化しているし、高輝度のラチチュードを拡大するモード、低感度でもノイズ低減を かけるモード(シャドー部の階調が向上する)などなど、画質向上策も満載。
     個人的には「サイレント一枚撮影モード」が気になるかな。
     とにかく、見れば見るほど凄いカメラだ。
     もはや「○○に向いている機種」というんじゃなくて「全方位スキ無し」。欠点は 重たいことだけか(^^;
     これで、予定価格は50万。個人的には買えないけれど、特に報道関係のプロは 飛びつくんじゃないかなあ。
  • 新設された「sRAW」はRAWだけれど画素数が1/4のモード。
     250万画素になるが、新聞雑誌に掲載する品質なら十分だろう。RAWだから どんな条件でも設定を気にせず大量に連続撮影できる。まさに報道向きだ。
     無線でリアルタイムに外部のHDDに書き込む機能はスポーツ報道向き。試合中に 朝刊に載せる名場面をセレクトするとか。
  • 秋葉原の石丸電気でHD DVDを探す
     石丸の最大のソフト売り場では、Blu-rayとHD DVDを両方置いていたけれど、 枚数はBlu-rayが数段多かった。
     HD DVDはデモ映像無し。
     もっとも、Bly-rayのデモに使われていた『MI:III』の画質はどうも納得が いかないものだった。家で見るとこれといって欠点がないのに、石丸の液晶では やたらノイジー。設定が悪いのか?
     最高に驚いたのは、DVDの特価ワゴンセールの中にBlu-rayソフトが一枚だけ 混じっていたこと。投売り…ってわけじゃないと思うが、もうDVDと同じ扱いなのかと。
2007.2.21
  • 携帯で脳腫瘍になるという研究(ヨーロッパ)
     [記事はここ]
    ・1,521人の患者と3,301人の健康な人たちを対象に、過去の携帯電話の使用状況を調べて、携帯電話の使用と脳腫瘍(厳密には、神経膠腫{しんけいこうしゅ}という脳腫瘍の一種)との関連を調べた。
    ・半年以上にわたり1週間に1回以上の通話をするグループを携帯電話使用者とし、非使用者と比較したが、そこでは病気の発症率に差は見られなかった。
    ・10年以上の使用者と非使用者を比べた場合には、1.13倍とわずかな上昇はあったが統計的に誤差範囲。
    ・しかし10年以上使用していた人の中で、脳腫瘍が発生した側の耳にあてて携帯電話を使っていた人に限定したところ、脳腫瘍の発症率は39%上昇し、それは統計的にも偶然とはいえない差(有意差)であった。
     先日の国内の研究と並べると、スポンサーによって研究結果がふらふらすることの良い例だ。
     こちらの研究の問題点を挙げると、
    • 10年以上携帯電話を使っている人の数は少ない。つまりサンプル数がとても少ない。
       携帯電話の普及率 [参考グラフ(国内)] を見ると、1995年あたりは人口比3%くらい?
       すると、1521人のサンプルの3%の39%は18人。
       いくらなんでも広いヨーロッパで18人というのは少なすぎる。
    • 携帯電話の普及率が上がってからの患者には統計的に「有意差がない」といことは 「統計の精度が高くなると、電磁波の影響は見られない」と読むべきだろう。
    • 10年前にどちらの耳で携帯電話を使っていたかは自己申告なので恣意的な結果が出る可能性がある
       病人は「○○のせいで病気になった」と要因を外部に置きたいものだ。
       もしも携帯電話のせいなら、電話会社や、勤務先の会社から保障してもらえるかもしれない。
    • そもそも神経膠腫が少ない
       原発性脳腫瘍の発生頻度は、人口10万人につき1年間に10〜15人、そのうちの1/4を占めるのが 神経膠腫。すなわち3人。少ない。
       何故のこりの3/4を計算に入れないかは不明だが、 ここは「サンプル数が増えると統計的に有意差が出にくいから」と疑って見るべきか。
     色々な比較パターンの中で、目立つ数字が現れるパターンを探すと、どんな結果が出ても 不思議は無い。数が18人ではなおさらである。
2007.2.20
  • HiVi 3月号
     全編にわたって次世代DVD特集と言う雰囲気なのだが、 何となく「HD DVD追悼特集」という感じがしないでもない。
     記者によって書き方は様々だが、「どうすれば規格争いが終息するか」ということに 触れるとどうしても、ユニバーサル映画がBDに参入するのはいつかとか、両互換機は 収束を妨げるとか、トータルHDは販売店のスペース問題以外にはメリットがないとか、 そんな話題ばかり。
     2006年年末商戦で、風向きは決定したな。
  • ユニバーサルは2007に発売するHD DVDは全てコンボディスク(DVD/HD DVD両用)にするという。
     かなり弱腰…?
  • 有楽町ビックカメラに行ったら、BDしか売ってない。
     秋葉原ヨドバシカメラは、BD/HDを対等に扱っているけれど、売り場面積の少ない 店舗ではHD切捨てと言うことか。
     リアル店舗での販売が無いということになると、Amazonなど通販に頼るしかないなぁ。
2007.2.17
  • 「NHK交響楽団定期公演2月Cプロ2日目」(NHKホール)
    指揮:アシュケナージ
    曲目:
     ・チャイコフスキー/交響曲第2番「小ロシア」
     ・チャイコフスキー/交響曲第5番

     「小ロシア」は民謡のメロディーを多用してチャイコフスキーの土っぽさが良い感じ。
     一方交響曲第5番は、チャイコフスキーの交響曲の中で最高に成功したとされる作品だけれど、 とにかく目くるめく迫力。
     アシュケナージって指揮者としてはそれほど濃い印象が無かったのだけれど、今日の印象は 火花が出るほど熱い演奏だな〜って感じ。やっぱり「同郷の血が騒ぐ」ってことなんだろうか。

  • 演奏会で一緒になった友人が「iPodが壊れて徹夜した」と言ってぷんぷんしていた。
     渋谷のAppleStoreに行ったら「修理受付」は予約で1時間待ちでまた激怒(^^;
     買った店に持ち込んだら、Apple製品の修理は量販店では受け付けていないとのこと。  都会の人は良いけれど、地方の人は大変だ。
     結局、あちこち押してリセットをかけてHDDを認識して一件落着したようだが、
  • 「守護神 海猿」でぐぐったら … 92,400件もヒットした
     リメイクという話は無いようだが、個人ページには「『海猿』が好きなので気になる、見に行く」 という記事が多い。ちなみにアメリカでは大ヒットとまではいかなったみたいなので、 日本ではしっかり稼いでくれるのでしょう。東宝の『守護神』という噂もあり(笑)
2007.2.16
  • バーチャファイター5 特典 PS2「Virtua Fighter 10th anniversary 復刻版」付き 発売
     「鉄拳」派、なんで今までVFはプレイしたことが無いんだけれど、デモ画像の美しさに フラフラっと欲しくなっているのは事実。でも、難しそうだな〜(笑)
    Amazonの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」を見ると当然のように、 PS3本体とあわせて買っている人も多いようだ。

  • 回転寿司PARADISE
     トロステーション第88回で紹介されていた、回転寿司 総合サイト
  • おしぼりアート・ササブログ
     トロステーション第91回で紹介されていたサイト
  • 世界5局の電波ソーラー機能搭載、G-SHOCK最高峰モデル「MRG-7500」
     これはカッコいい。でも最高峰モデルとはいえ18万9000円は高すぎ(^^;
  • ドラマ「エラいところに嫁いでしまった」
     実家の古井戸の御祓いに呼ばれて
    「古井戸を埋めるときにはみんなで御祓いしないと祟りがあるんだよね〜」
    「祟りって…、井戸の中から怖い女の人でも出てくるのかね!」
    って、仲間由紀恵にそれを言わすか(笑)…完璧に遊んでるな…
     それにしても、仲間由紀恵も松坂慶子も二人とも天然っぽい、いい味出してるな〜
2007.2.15
  • 『パイレーツ・オブ・カリビアン』が5月にBlu-ray Discで発売されるそうだ
     WOWOWの放送はとても美しく、BD化でも期待が持てる。楽しみ。
     但し、もう半年待てば三部作としてのBOXも出るような気がするのだが…
  • ガス器具でCO中毒のこと
     器具が危険だと言う話ばかりだが、基本的には「ガスを使うときは換気が必要」と言う話。 機械が安全になるのはベストだが、豆炭コタツや練炭火鉢で CO中毒という事故も有るけれど、火鉢のメーカーが訴えられたことって無いはず。
     どこまでメーカーの責任でどこまで利用者の責任か線引きは難しいけれど、 自分の命なのだから、すべてのことに注意深く生活する必要はある。
     過去、年間20〜30人の死亡事故があったようだが、他の様々な死因と比較して どの程度のリスクなのかというのも考慮したいところだ。
     しかも、子供の頃(20〜30年前)のほうが、頻繁にCO中毒のニュースを聞いたような気はする。 事故の原因になったガス器具は皆古い型で、点検もされていないようだ。 人間の意識だけが安全な生活に慣れてしまっているのかもしれない。
     今回のニュースの扱いは大きいけれど、昔より現代の器具のほうが安全になって いることは間違いないと思うのだけれど…。
  • しかし10数年前、年季の入ったアパートで室内型の給湯器を使っていたことが あるけれど、毎年ガス器具の点検にガス会社の人が回ってきた記憶があるな。
     不完全燃焼防止装置なんか付いていなかったから検査があったのか?
2007.2.14
  • 春一番
     初雪無しに春一番と言うのは、観測史上初めてなんだってさ
  • 中延のライブハウスで、妻のグループのコンサート
     「チェロリン村」というアマチュアのコンサートを仕切っている団体があって、 その定期ライブに乗っかる形で演奏会を開いた。
     前半はジャズのスタンダードを勉強している人の歌とミュージカル物、 後半はバッハのカンタータとか。
     なんか物凄いパッチワークな出し物だ(^^;
2007.2.13
  • 初雪の前に春一番が来てしまうのか?
     そんなニュース。とりあえず、初雪が遅い記録は更新済み。
     温暖化なのかなんだか、今シーズンは雪が無いまま終わってしまいそうだ。
     発熱体を多数擁する我が家のリビングでは、数回床暖房のスイッチを入れたきり、 これといった暖房無しで乗り切ってしまいそうだが、夏がどうなるか今から恐ろしい…。
     1,2年前の冬は物凄く寒かったので、単純に暖かくなっているというより、 振れ幅が大きくなっているという感じだな。
2007.2.12
  • 「エキストラ」鑑賞(WOWOW)
     三谷幸喜×東京ボードヴィルショーの芝居。2006年11月収録
     27人の登場人物それぞれに、充実した出番のある群像劇という触れ込みの作品。
     全員が均等と言うわけではないけれど、確かに沢山のエピソードが複雑に絡みながら 一つの流れを作っているのはさすが三谷作品だと感心させられた。
     録画したのを見直すと、わりと小さな役の人にも、その人メインのエピソードのための 前フリが開始早々から始まっているのに気が付いたりして、まあ細かいこと。
     しかし、こういう話だと「ストーリー」を語りにくい。
     「ドラマの撮影現場の裏でエキストラたちが織り成すそれぞれの物語…」 としか言いようが無い。
     それぞれの登場人物のエピソードなら書けるかな。
    • 田所寛太(佐藤B作)は、エキストラから役者に転進した出世頭。役者としての限界に本人は気付いていない
    • 新入り(伊東四郎)は、元地下鉄職員。現場は初めてで、やることなすことNG、とことんNG
    • 先生(角野卓造)は、元教師で理窟屋。この世界は半年だがエキストラの地位の低さに一石を投じる。
    • かんぴょう(佐渡稔)は大和屋興業マネージャー。大ベテランで現場を丸く収めてくれる。
    • ツレちゃん(はしのえみ)はハレプロ新人マネージャー。なれない現場に右往左往の挙句欠員補充でエキストラもやる羽目に
    • 衣装(中田浄)は、ツレちゃんの味方。ちょっとロマンチスト?
    • 達人(山口良一)は、一人で何役もの通行人を演じわける達人エキストラ。
    • 名主(石井信一)は、濃厚な時代劇キャラで、ベテランだが農民以外の役ができないのが難。
    • 沈黙(たかはし等)は、死体専門。普段は現場に入っても黙って本ばかり読んでいる。
    • じいさん(市川勇)と、婆さん(山本ふじこ)は、夫婦で思い出つくりの為にエキストラをやっている
    • ヒモ(村田一晃)は、キャラが濃すぎてエキストラとしてはNGを出される事が多々
    • 姐さん(あめくみちこ)は、影の薄い夫に飽きてこの世界に。ヒモと良い仲
    • 影無男(大森ヒロシ)は、家出した妻を捜して現場にやってくるが、陰の薄さがエキストラとして重宝される
    • 色目(市瀬理都子)は、プロデューサーと良い仲で美味しい役をもらっている
    • プロデューサー(瀬戸陽一郎)は、すごいヤなヤツなんだけれど「色目」に弱すぎ
    • セカンドAD(奈良崎まどか)は、エキストラを虫けらのように扱い「先生」と対立する
    • フォースAD(玉垣光彦)は、上にも下にも人当たりの良いところが信用できない
    • サードAD(まいど豊)は、制作サイド唯一の現実派か
    • 松かおり(金澤貴子)は、主演女優。エキストラに優しいのは世間の評判を気にして
    • 黒田ジョージ(矢谷健一)は、主演男優。頭悪そうだ(^^;
    • カメラマン(中本修)は、飲み屋でついつい「俺は監督だ」なんて言っている
    • おばちゃん(上滝明美)は、カメラマン行きつけの飲み屋の女将。こっそりエキストラに混ざっている
     演出家(京極圭)、メイク(羽賀蓉子)、お婆さん(フジワラマドカ)、照明(垣内裕一) は、あまり大きな役ではなかったかな。
     ともあれ、佐藤、伊東、角野の三大ベテランはいつもどおりのイメージの人格の役だった。
     ドラマの柱は、セカンドと先生のプライド対決と、出世頭田所寛太の挫折物語かな。
     新入り(伊東四郎)は、圧倒的にシリアスなバックステージ物の雰囲気のこのドラマの中で 一方的なギャグメーカーとして機能している。
  • HV版『フライトプラン』鑑賞(WOWOW) ☆
     怖い。冒頭から無駄に怖い。ホラー嫌いなので最初の10分で見るのを止めようとも思った(^^;
     以下はネタバレ全開。妻が「詳しく知りたい」というので全部書く(笑)
     予告編では「最新鋭の巨大旅客機の中で子供が行方不明になる。しかも誰も 見ていない。最初から乗っていなかったという証言まで出る中で 母(ジョディ・フォスター)が探し回る」という情報。
     なんとなく、ホラーっぽい予告編だった。
     その真相は、子供を探し回る母親を「ハイジャック犯」に仕立て上げて 機長との間に入って身代金を掠め取ろうと計画した捜査官の犯罪という話。
     でも、アニメ『名探偵コナン』くらい、話に無理がある。
     あと、機長が「ボロミア」なのでどうしても不安、なんか信用できない(笑)
     ストーリーに沿って「無理」を洗い出してみると、
    1.ジョディ・フォスターの夫が謎の死を遂げる
    2.死体を棺桶に入れて飛行機でドイツからアメリカに帰国する
    3.機内で子供が行方不明になるが、誰も見ていない。
    4.CAに搭乗記録が無いと言われる。
    5.結局ジョディの錯乱だろうと言われる
    6.ジョディが飛行機を破壊して脅迫
    7.最寄の空港に緊急着陸
    8.棺桶に爆弾が仕込んであった
    9.同乗していた捜査官が「彼女はテロリストで金を要求している」と機長に言う
    10.捜査官が降りようとする寸前にジョディが真相に気づき、機内で二人きりの大捕り物
     結局(1)の夫の死から全て「捜査官」の仕組んだ事件で、CAの一人と死体安置所の 合計3人が共犯者。
     夫を殺したのは「棺桶はX線検査を受けないので、そこに爆弾を仕込む為」という理由。
     そのため遺体安置所に共犯者がいるのだが、死体が必ず共犯者の勤務している施設と 勤務時間内に運び込まれる可能性は低いのではないか。事故死ならば検死に回ってしまい いつ運び出されるのか見等もつかない。
     そもそも「棺桶はX線検査しない」というのはホントなのかな?
     (2)はジョディが必ずしも棺桶と同行して帰国すると限らない。
     (3)の「誰も子供を見ていない」というのは、最も有りえない。
     たまたま作品中のジョディの子供が大人しく目立たなかったのは事実だが、 子供は飛行機に乗るとき興奮して騒ぎ立てるほうが普通で、犯人が 「誰も子供を見ていない」ことを数百人の乗客全員に期待して計画を立てたとしたなら 大いにマヌケである。
     (4)共犯のCAが「空港の搭乗記録が無い」と虚偽の報告をしたのもおかしい。
     もしも機長が直接空港に照会したら嘘はバレバレで、機長が抜け作なのを前提にしている。
     (5)〜(6)の流れで、ジョディが機内で破壊活動を始める事が、彼女をテロリスト に仕立てる根拠になるのだが、もし彼女が大人しく 「目的地の空港についてから調べさせてくれ」と言ったら話はストップしていた。
     (8)の棺桶爆弾の側に娘は寝かされていたのだが、貨物区画なんかに寝かされたら 凍死してしまいそうだ。目を覚まして歩き回ったらどうするつもりだったのだろう。
     そういうわけで、犯人の計画は最初から最後まで偶然に頼りすぎだ。
  • 知らずに食べている食品混入昆虫 - 農林水産技術情報協会
     アメリカでは、食品に昆虫が混入する基準が決めてあるのだが、結構甘い基準だという。 (例えば、トマトの缶詰の中にミバエの蛆虫2匹混入はセーフ!)
     要するに「基準以下ならクレーム対象外」ということなのだが、興味深いのは、 「農薬を使えば食品に混入する昆虫は減らせるが、無害な昆虫の混入より、農薬のリスクを避けるほうが望ましい」 という考え方があることらしい。
     まあ、長野県出身なのでハチノコ、カイコのさなぎ、イナゴetc.は食品だし、 親たちの子供の時代には、もっと凄いものも食べていたらしいので、キャベツや栗の実の中の 芋虫なんかさして違いが無いような気もする。
  • 同じHPの「虫を食べるはなし」 も凄い。面白い(笑)
     「第2次大戦中には小学校でイナゴ採りが推奨された」とあるのがなるほど、と思う。
     最近稲の収穫直前の季節に実家を訪ねたとき、近所の田んぼの草むらにものすごい数の イナゴがいてびっくりした。ザワザワ音がしているくらい居る。
     エコロジー感覚の浸透で農薬の使用量が減って、食品としての採取もあまりされなくなったから なんだろう。繁殖しまくり。40年前の田んぼには、あんなにイナゴは居なかったと思うんだ。
     バッタ系の食品としてはイナゴはもっとも美味。ショウリョウバッタは混ざっても悪くないが コオロギは雑食なので匂いが良くない。イナゴは米の香ばしさに通じる。
     まああまり、めったな昆虫を食べたいとも思わないんだけれど。
     ところで、聖書では「バッタ」以外の昆虫食を禁じているらしい。
     なんでだろうなぁ…?
2007.2.11
  • HV版『SPIRIT』鑑賞(WOWOW) ★☆
    主演:ジェット・リー,中村獅童
     中村獅童、日本人武術家役だが、なかなか美味しい役だ。
     舞台は清朝末期(1910年)、列強の干渉で中国が揺らいでいた時代。国家の威信をかけて 「外国人商工会議所」の送り込む外国人武術家と戦った「精武体操会」のフォ・ユァンジアの物語。
     賞金をかけて戦っていた武術家の息子として生まれたユァンジアは、 父を凌ぎ天津一になることに命を懸ける。
     …ということで序盤はひたすら殺伐とした戦いが繰り返されるのだが、 誤解が元で始まった戦いで最大のライバルを殺してしまい、殺した男の親族の復讐で 自分の家族を殺されるという凄惨な事件が元で、天津を逃げるように放浪の旅に出る。
     行き倒れたところを静かな農村の老婆と盲目の娘に拾われ、何年か暮らすうちに 悟る。
     ついに天津に戻って見ると、中国は列強の商人がもぐりこみ、 旨い汁吸われまくりで自信を失っている。
     というわけで、色々あって「武術でも中国人は弱い」と言わんばかりに、 巨大な白人レスラーが連戦連勝する武術会に挑戦することになる。中国人同士が戦う 時代の終わりというわけ。
     中村獅童は、ユァンジアを倒すために送り込まれた日本人武道家だが、 二人は正々堂々武術家として戦うのだが、スポンサーの商人が汚い手を使うんだ。
     だから、映画としては「悪いのは商人」で、武術は勝ち負け関係なく 「武道家は崇高な存在だ」という具合に描かれて感動物語として成功している。
     正直ハリウッドに渡ってからの「ジェット・リー」作品はイマイチ、ぱっと しなかったけれど、こういう武術バリバリでワイヤーアクションも控えめの 作品は良い。まあ編集で繋いでいる部分があちこち見えて、 「若い頃ならワンカットで撮ったんじゃないか」と思うシーンは多々あるわけだが、 「天津一」になる秦師匠との戦いなどはやはり息を呑む激しさだ。
     この作品でアクションから引退という話も聞くが、 アクション俳優として油の乗った時期にハリウッドに行ったのは勿体無かったと 言うべきだな。
     でもこの作品、めちゃくちゃ殺伐とした前半に対して、ラストは想像して いなかったような感動が来る。いい作品だった!
2007.2.10
  • オメガ コンステレーション アイリスミニ 1367.79.00
     ひさしぶりに時計を買った。(for妻)
     来年は自分用に時計を買うぞ!って自分用は まだまだ悩み中だけれど。安い時計をホイホイ買ってしまうからいかんのだなぁ…
  • 次世代DVDレコーダー発売中の各社のHPを眺めて見た
    • 東芝 HD DVDのページ
       …とにかくページが黒いね。
       [HD DVD]ページの右肩に[HDD DVDトップ]というリンクがあり、思わず押し間違えて迷子になってしまった。紛らわしいよ(^^;
       紛らわしいといえば、再生専用機でHD DVD-Rが読めない件もこのページの書き方では紛らわしいな。
       [HD DVDトップ]に技術解説のページがないのは、何でだろう?秘密?
    • SONY Blu-rayのポータルサイト
       …青い(笑)
       情報も多いしカッコいいのだが、年末から更新が滞っているように見える。
    • Panasonic Blu-rayのポータルサイト
       …パナのポータル(TOP)は事務的なイメージだ。一般顧客向けの情報はDIGAのページを見ろということらしい↓
       でも、技術的なことはこっちのページが詳しくて面白い。よむと「凄いな」と思ってしまう。
    • Panasonic Blu-ray DIGAのページ
       …こっちは製品のページでまったく普通。白バック。
     見た目カッコいいのはSONY。情報も多い。
     パナも見た目はちょっと印刷広報物っぽいが役に立つ。BDがSONY規格と呼ばれることに反発するかのように技術をアピールしている。
     東芝は見た目黒すぎ、お通夜っぽい。
2007.2.9
  • 興味のある本↓
  • 気まぐれコンセプト クロニクル
    連載25年、4コマ漫画による日本現代史! 1981年からビッグコミックスピリッツで連載し続けるギョーカイ4コマ漫画「気まぐれコンセプト」をセレクトし、年代別に総力編集。フキダシ内の「ジュリアナ」「ザウス」などのトレンド語句には脚注を入れ、バブル前夜からバブル再来?といわれる今日までの四半世紀をふり返る、究極の輪廻転生日本現代史エンサイクロペディア。 2月公開のホイチョイ映画「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」と連動し、来たるべき“バック・トゥ・ザ・バブル”ブームの指南書として、満を持しての発売!
     この本、今週ベストセラーの第二位になっているらしく、思わずポチッと発注(^^)
     80年代というのは、私が上京した頃でもあり、「気まぐれコンセプト」に 描かれた東京は私の東京年代記とも言える。
     バブルの恩恵はぜんぜん受けてないんだけれどねぇ(笑)
  • 挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門 (新書)
     これも発注。
     「初心者のための」とはあるが、ちょっとはかじったことのある人向けの ちょっとひねった曲を並べた本らしい。
     私は「挫折し続ける…」というわけじゃないが、永遠の初心者という感じではあるよな〜
  • 楽譜集「スタンダード・ジャズのすべて」(全音楽譜出版社)
  • あるある捏造・総務省に報告書
     関西TVはすべてを孫受けの責任にしたうえ、過去の捏造は認めない構えだそうだ。 まったく腐ってるな〜[記事]
     「関西テレビでは問題を見抜くのは難しく、チェック機能を果たせなかった」 なんて言っているが、あるあるの内容がヤバイなんていうことは、何年も前から 心ある人の間では常識。チェックする気がなかっただけだよな。ていうか、 総務省もナメられている。
  • 東京ディズニーランドがホテルの予約受付を停止
     2/1から新システム以降作業に不具合を生じ、3/1までお休みとか。
     まあ、だいぶ先まで予約はぎっしりであわてて復旧しなくてもホテルの空室などは 出来ないのだろうが、一ヶ月もシステムが止まるなんて不思議だ。
     ホテルの予約ぐらい紙と鉛筆でも出来るよな?

2007.2.8
  • 「犯罪不安社会」 - 誰もが「不審者」?(浜井浩一,芹沢一也/光文社新書281)
    帯〜事実と相反する「神話」がなぜ「常識」と化したのか?統計と思想の両面から迫る。 [治安悪化なんて誰が言った!?]
    • 1章 犯罪統計はどのように読むべきか(浜井)
    • 2章 凶悪犯罪の語られ方(芹沢)
    • 3章 地域防犯活動の行き着く先(芹沢)
    • 4章 厳罰化がつくり出した刑務所の現実(浜井)
     日本の治安は悪化している。犯罪の凶悪化が進んでいる。子供たちが狙われている。 検挙率が低下している。…そんな話題が日々マスコミをにぎわし、漠とした不安を 国民が抱えている。刑法の厳罰化が進み、地域の防犯意識が高まっている。
     そんな日本の現状に「エビデンス(確証)に基づいた政策を!」と訴える。
     今まで漠然と感じていた不安に答える名著だ。
     1章では統計に基づいて、「犯罪不安」に客観的な根拠があるかを問い直す。
     98年から06年の統計で「治安が悪い方向に向かっている」と感じている国民は 20→50%に年々増加している。しかし、これらの根拠として語られる、 「凶悪犯罪の増加」「検挙率の低下」には統計的な理由がある。
     「検挙率」は[検挙数/認知件数]で表されるが、警察が事件を受理する件数は 「警察の活動方針」で大きく左右される。
     具体的には、99年の「桶川ストーカー殺人」での警察の対応が批判されたこと などをきっかけに、今まで「男女間」「家庭内」のトラブル、いわゆる 「民事不介入」で敬遠されていた事案を警察が受理し始めた。
     さらに、犯罪被害にあったときに泣き寝入りせず警察に相談するように促す キャンペーンも行ってきた。その結果、犯罪の増加ではなく、警察の努力によって 認知件数が増加した。
     一方、検挙率が低下した原因は、相談件数が増えたため「余罪の追及」に 係る時間がなくなった事が大きいという。例えば「窃盗犯」は一人で何回もの 犯罪を繰り返すものが多いため、窃盗で検挙された人数は あまり変動していないのに、余罪追求が不十分だと解決した事件の数は 減ってしまうということだ。
     89年には、「自転車盗のような軽微な犯罪を検挙して数を稼ぐより、 重大犯罪に取り組め」という指示も出ているそうだ。
     こうした警察の方針に左右されにくい統計を見ると、事体は一変する。
     「加害に基ずく障害および死亡人員の推移」という統計を見ると、 84年から04に向かって明らかに被害者は減少している。
     「子供の被害者」も、84年の約250人から04年の約80人へと激減している。
     つまり、日本はより安全になっている。
     では何故国民は実体の無い治安の悪化を感じているのかと言うと、 殺人事件の件数は85年を基準とするとほとんど変動していないのに、 新聞記事は5倍に増えている。
     子供の死者についても、最近10年でほとんど変化していないのに、 関連する新聞記事は10年前のほぼゼロから年間70件までに増えている。
     他方で、重大な少年犯罪の多くがニュースを見た模倣犯罪である事も 重要なことである。
     このように、現実の治安と関係なく、特異な事件をもとにマスコミが あの手この手で掘り起こし、盛り上げることによって人々の不安は醸成される。
     犯罪の被害者が発言力を持つようになって来たのも関係している。
     被害者にとって最も辛いことは「事件の風化」であると言い、マスコミも 事件を感情的に報道するが、これは治安の悪化とは連動しない。
     2章では、犯罪の語られ方が「娯楽」から「恐怖」に変化してきた事が 明らかにされる。
     つまり、「宮崎勤や酒鬼薔薇の猟奇犯罪」は言論人の解釈ゲームの題材として 娯楽として消費されたが、普通の生徒が女教師を刺殺した「黒磯事件」をきっかけに、 子供が「理解不能な怪物」に変容したという。
     同時に社会の興味が「犯罪者の心理」から「被害者・遺族への共感」 にシフトした事も指摘される。
     しかし、結果としての「厳罰化」の流れが「犯罪抑止」に結びつくという 確証が何も無い事も明かされる。
     3章は地域防犯活動の現状を説く。
     現実の効果と結びつくのか未知数のまま進んでいることに対する警告。
     他人を見たら不審者と思え、「相互不信社会」という言葉が使われているが、 現実の不審者が急増しているはずも無く、ようするに疑い出すと何もかも不安だ という社会的不安の問題になっている。
     最近地域のコミュニティーが機能していたよき時代として、昭和30年代が ノスタルジーを持って語られるが、この頃犯罪被害者の数は格段に多かったし、 子供が殺されることも多く、子供が子供を刺殺する事件も多々あったそうだ。
    (考えて見れば私も、子供の頃には「日が暮れて遊んでいると人さらいにさらわれるぞ」 と親に脅されていた。あれはまんざら脅しだけではなかったのだろう)
     4章は、刑務所の定員オーバー問題は、事件の凶悪化が原因ではないという話。
     なんと現在の刑務所には、病人、障害者、知的障害者、老人、外国人など、 労働人口として切り捨てられた社会的弱者で溢れかえっているという。
     各章を繋ぎ合わせてみると、マスコミがつくり出した根拠の無い不安。 そこから生まれた「相互不信社会」、証拠に基づいた犯罪対策がなされて いないことが良く分かる。
     生活実感として、最近は暮らしにくい。
     子供は挨拶をしなくなったし、たまに平日休みだとしても不審者と思われる リスクを思うと、昼間から近所を散歩したり出来ない。子供が遊んでいたら 目をあわさず避けて通りたい。
     相互不信の息苦しさは、現実の目の前にある。
     この本を通して、冷静に現実を見直してみることは必ず有益だと思う。
  • マスコミ報道を信じてはいけない
     今は「賞味期限切れ」のニュースが毎日有るけれど、突然こんな話が 降って涌いたわけではない。たぶん昔から賞味期限は切れていた。
     「あるある捏造」も、TVの捏造なんて昔からあった。
     「公務員の飲酒運転」のニュースが集中的に報道されたのも、 「電車のオーバーラン」が毎日日本全国で報告されたのも、 基本的にはマスコミが旬の話題を提供しているだけで、 あるとき何かの事件が増加しているわけではない。
     凶悪犯罪にしても、「最近嫌な事件が続きますね」と振られても、 サイコロを転がして一つの目が続けて出ることもあるように、たまたま、 ということに過ぎない。
     そういう意味では「自民党議員の失言」も所詮毎日のこと。
     逆から見れば、昔から考えが変わっているわけではない。
2007.2.7
  • 「優しい金色の光〜イタリアのカウンターテナーを迎えて〜 ハクジュホール古楽ルネサンス2007 第1回」(ハクジュホール)
    ・メルラ:リディア、私を魅了して
    ・ストロッツィ:出発の対話
    ・ディンディ:無慈悲なアマリッリ/くちづけしたいのに、ああ、フィッリ
     他
    出演:クラウディオ・カヴィーナ(カウンターテナー), 波多野睦美(メゾソプラノ), つのだたかし(リュート)

     カウンターテナーが良い。さすがイタリア人、オペラの国の歌手はちょっと ふりをつけただけでサマになる。

  • 十徳(渋谷店)
     ハクジュホール(最寄=代々木公園駅)のあとに、15分くらい歩いて渋谷に行く。
     十徳のホームページには「道玄坂の隠れ家」なんて書いてあるのだが、マジで 複雑な路地の奥にあって、先月行こうと思ったら道を一本間違えて辿り着けなかった(笑)
     まあ、それでかなんでか、駅近のわりに空いていて安いのが大助かりなんだけれど。
     渋谷で厳選銘酒が500,600円で飲めるのはここしかないぜ。
2007.2.6
  • 自主映画「手づくりのスターウォーズ」(YouTube)
  • 矢野顕子がBS-hiのドキュメンタリの中でスピーカーを買っていた。
     それまで「KRR」というブランドのスピーカーを使用していて、これはテクノ 時代にパキパキした音楽を聴くのに適していたのだけれど、最近はちょっと このスピーカーで音楽を聞きたくなくなってきたからと言う理由。
     レコーディングエンジア氏と試聴に出かけ買ったスピーカーは、 B&WのCM4だった。普通のトールボーイ。
     コンパクトなブックシェルフタイプのN805が聞き比べて 気に入らなかったのは、低音の開放感か?
     最後にマニアックな超大型スピーカーを聞いた矢野顕子の感想は 「シュークリームに大量のジャムやチョコレートソースを塗り たくったような音で、オタクの人が趣味で聞くにはアリかもしれないけれど…」 という評価だった。
     ちなみに、屏風のようなエンクロージャにスピーカーユニットが数十本も 取り付けられた、如何にものオタクスピーカーだった(笑)
     試聴に使っていたのは『ピヤノアキコ』かな?
2007.2.5
  • 「ガッテン流・ポークカレー」を作る
    [レシピ]
     先日TVで紹介されたカレーを作った。
     ポイントは滑らかなルーと柔らかな肉。
     ほぼ番組の指示通りに作ったのだが、カレーのルーが通常の半分になっていることで カーっぽさが足りないような。「味を足したらルーを減らす」という原則だが、 いきなり半分は少なそう。トウガラシ2本を足しているけれど、これでは ルー2.5皿分の補いにはならないようだ。
     その代わりコクのほうは炒めタマネギのおかげでたっぷり。
     肉は要するに「ポークソテー」なので、肉料理得意の妻に 調理を依頼。これがカレーに入ると、確かに今までのカレーにはなかった 柔らかくてジューシーな旨み。これは素晴らしい。
     次回は、ルーはより普通のカレーに近くして、肉はガッテン流どおり につくればより旨そうだ。
  • 『攻殻機動隊 Ghost in the shell』DVDを見直した
     1995年作品。押井監督の歴史的には『パトレイバー2』の後に来る作品と言うことになる。
     強烈に解像度低い。作画にコンピュータを使った初期の作品であることもあるし、 滲みは演出としてやっている部分もあると思う。それにしても、低解像度だ。
     たぶん、VHS用に作成したマスターをそのまま流用している感じだなあ…。
     以前ハイビジョン(BS-hi)で放送されたときの画質も、今ひとつかんばしいものでは なかった記憶がある。
     次世代で内容の素晴らしさに相等しい画質のリリースがあることを期待したい。
2007.2.4
  • 風邪が悪化?
     月曜からずっと調子が悪かったが、最初は気が付かなかった。日毎に、 なんかだるい→手足の筋肉痛→細い筋肉から太い筋肉に痛みが移る→咳が出る(このへんでやっと風邪らしくなる) →頭痛、発熱…な感じ。
     でもおなかを壊したり、高熱が出たりと言う、ノロとかインフルエンザとか、 世間の流行の風邪じゃない。ということはやっと回復したとして、まだまだ 満員電車でもらってくる可能性は高いんだなぁ…
  • 『ミッション・インポッシブル』1〜3 BOXの画質を比較してみた
  • 『ミッション・インポッシブル』BD鑑賞 ★☆
    音声DD5.1/640k,映像MPEG2 14〜33数Mbps(約2:00/1層)
     映像の平均データ量は20Mbps前後。
     結構数値は細かく変動している。
     元のフィルムの解像度があまり高くない印象で「解像感」は抑え目だが、 フィルム的な「質感」があるので映画らしい感じはある。
     作品全体が押さえたトーンなので、それにマッチしている感じだ。
     MPEG-2的には、大面積の単色部分にグレインを圧縮し損ねたブロックノイズ みたいなのがもやもやすることがある。
     フィルムのキズ・ゴミがかなりの頻度で見える。ということは、あまり お金をかけて作っていないということか。
  • 『ミッション・インポッシブル2』BD鑑賞 ★☆
    音声DD5.1/640k,映像MPEG2 11〜33数Mbps(約2:03/1層)
     映像の平均データ量は20Mbps前後だが、数値の変動は『1』より激しい印象。
     『1』より解像度が高く見えるが、わずかにビデオっぽい輪郭強調が 見られ、本物の解像感ではない。これもマスターを作った時代が古いのだろう。
     綺麗な画面だが、ビデオっぽい癖のために、「映画らしいのは『1』のほう」 という感じがする。
     ラップトップの液晶画面のアップが多いが、かなりアップにならないと 液晶の「画素」が見えない。これは本物の解像度が低いから。
  • 『ミッション・インポッシブル3』BD鑑賞 ★★
    音声DD5.1/640k,映像MPEG2 14〜30数Mbps(約2:05/1層)  映像データ量の変動は全体は『2』に近い動き方だが、「全黒」シーンで、 一気に1.5Mbpsとか、とんでもなくデータが減ったりして、変動幅は更に 大きい。
     明らかに前二作よりシャープな画面で、「パラマウントの★」の尖り 具合から全く違っている。
     データ量は1,2と違わないので、勝負はMPEG-2エンコード技術では無く、 フィルムをスキャンしたときに決まっているようだ。静止画であっても 全然見え方が違うわけだから。
     転送データ量の変動幅が大きくなっているのは、オリジナルの解像度が高い為、 平均の圧縮の負担が増え、楽な絵柄でストンと下がるからなのだろう。

     今回『MI3』を始めて鑑賞した。
     『MI2』は魅惑的なフラメンコのリズムに乗せて、スローモーション多用で 美男美女のスタイリッシュな映像をこってり見せることに徹した作品だったけれど、 『MI3』は冒頭からサスペンスタッチの映像で観客に謎解きの楽しみを 与えるスパイ映画になっていて、傾向としてはずっと『1』に近くなっていた。
     プロットの複雑さは、シリーズ最高で、1から2への流れで3はもっと内容の薄い 俺様映画になっているかと想像していたのを良い方向に裏切る内容。
     『ミッションインポッシブル』のシリーズで多用される「変装」は、 観客を騙す手段にもなっているので要注意。
     本当の変装は「自分以外の誰かになる」という程度だが、この作品では 敵方の要人に化けて誰も気付かないというくらいハイレベルで、声も コンピュータでリアルタイムに作り変えてしまうのだから強引だ(笑)
     本来は、顔の中の「目」「鼻」「口」「耳」の位置関係は変える事が 出来ないので、完璧なマスクをかぶっても結構「無理」な変装も多いはず。
     それに、彫りの深いトムが、東洋人に化けるのも「鼻」の高さがアダ になって不可能だろうなぁ(笑)

  • 三谷脚本芝居DVD→その場しのぎの男達、竜馬の妻と…TBSから発売中
2007.2.3
  • 蜷川幸雄×唐沢寿明「コリオレイナス」鑑賞(彩の国芸術劇場)
    【演出】蜷川幸雄 【作】W.シェイクスピア 【翻訳】松岡和子
    【出演】唐沢寿明(ケイアス・マーシアス・コリオレイナス)
        白石加代子(ヴォラムニア)/勝村政信(タラス・オーフィディアス)
        香寿たつき(ヴァージリア)/吉田鋼太郎(メニーニアス・アグリッパ)
        瑳川哲朗 (シシニアス・ヴェリュータス) ほか
    その他キャスト
    原康義 大友龍三郎 手塚英彰 有馬光貴 小田豊 冨岡弘  大川浩樹 小林正寛 高瀬哲朗  高橋礼恵 樋浦勉 鈴木豊  清家栄一 塚本幸男 新川將人 二反田雅澄 福田潔 井面猛志  篠原正志 鍛冶直人 山春夫 北川勝博 星智也 KAI 田村真 角田明彦 藤沼剛  梶原美樹 川崎誠一郎 川ア誠司 原田琢磨 石田佳央 泉裕 前橋聖丈・桐山和己(ダブルキャスト)

    紀元前5世紀初め、共和制に移行したばかりのローマ。 食糧不足から貴族たちに不満を募らせるローマ市民。 ケイアス・マーシアス (のちのコリオレイナス)はヴォルサイ人との戦闘に参加。 都市コリオライの城内に一人閉じ込められ傷を負いながらも、 敵の指揮官オーフィディアスとの一騎打ちのすえローマを勝利に導く。
    ローマに帰還したマーシアスは英雄としてたたえられ、 陥落した都市の名前にちなんでコリオレイナスの称号を受ける。 コリオレイナスは執政官に推薦されるが、執政官になるためには 謙虚のしるしであるボロ服をまとい広場に立ち、 傷あとを見せながら市民に了解を得なければならない。 コリオレイナスはその慣習に強く抵抗するが、 周囲の説得によりしぶしぶ慣習に従う。
    無理やり愛想をふりまき彼は何とか市民の賛成を得る。 しかし彼の失脚を狙う2人の護民官のそそのかしによりその賛成は撤回され、 逆に彼は反逆罪で訴えられてしまう。市民と対立するコリオレイナス。 彼は母ヴォラムニアの説得により市民に謝罪することを了解するものの、 護民官の狙いどおり途中で癇癪を起こしてしまい、 民衆の敵としてコリオレイナスはローマから追放される。
    祖国への復讐の念に燃えるコリオレイナスは宿敵オーフィディアスのもとへ。 自分を追放した連中への仕返しのため、オーフィディアスに協力を申し出る。 二人は和解し友情を誓い、共に戦う仲間となる。
    ローマ領に攻撃をしかけるヴォルサイ軍。 慌てたローマ側はコリオレイナスに和解を申し出るが、 彼はかつての友人さえも無視しローマ侵略を続ける。 しかし彼の母、妻、息子までもが嘆願に訪れ、 さすがに心動かされるコリオレイナス。
    和解を受け入れローマの兵を引き揚げる。 ヴォルサイ軍内でどんどん存在感を増すコリオレイナスを 疎ましく思い始めていたオーフィディアスは、 彼がローマと和議を結んだことに憤慨。 裏切り者としてコリオレイナスを責め、殺してしまう。 コリオレイナスが生き続ければ危険な存在になったと言いながらも、 その生涯を称えるオーフィディアスであった。
2007.2.2
  • タイム・コントロール/上原ひろみ
     新譜発表2/21発売予定! 日記ページ右の「からから亭の気になるモノ」ジャズのコーナーに ぴろっと表示されていて気が付いた。早速予約注文!
    [今わかっている情報はこれだけ]→ 元気が出るピアノ・上原ひろみがギターを加えたニュープロジェクト、 HIROMI'S SONICBLOOMを結成。『時間』をテーマにした1年4ヶ月ぶりの最新作!
  • HV版『銀色の髪のアギト』鑑賞(WOWOW) ★
     2006年、HD DVDの発売が開始された頃、店頭で上映されていたプロモーション・ ディスクのなかに、この作品の サンプル映像が入っており、「美しい映像だ」と思った。
     今回WOWOW放送版を見た限りでは、そのときの感動とほとんど遜色ない高画質だ。
     冒頭には星の海を背景にした青い地球。この星の数がとてつもなく多い。あと少しで ただの「砂の嵐」になりそうな程の星の数。
     松本零二風の青いグラデーションの宇宙も良いけれど、漆黒の空間に、真っ白な星が 輝いているのも美しい。
     ハイビジョンディスプレイの評価で「スターウォーズの星の数が多い」なんて 表現を見かけるが、根本は「ソース」だなってことが、これを見ると分かる。
     さらに画質について言うと、冒頭には1コマごとに画面がパラパラ切り替る シーンも多々あり、コマ送りで見ると 圧縮ノイズの嵐だったりするのだが、動画ではこの劣化はほとんど見分けが付かず、 全体には非常に綺麗な画だ。
     こういう絵柄を次世代ディスクの高レートなMPEG-2やH.264で見て、そこに違いが 現れるのか調べてみたいものだ。
     内容の話。
     物語は、
     環境再生の為に月面で植物の遺伝子を改変する実験をしていたのが 暴走し、凶暴な竜のような生き物に変化した植物が地球を遅い、文明が壊滅してから 300年。廃墟の都市の中で、植物との共生を目指すグループと、森を焼き尽くして もとの生態系を取り戻そうとするグループに分かれて暮らしている。
     共生派の少年「アギト」は地下で光る物体を発見し、300年前から 時間を止めて眠っていた少女「トゥーラ」を蘇らせてしまう。
     彼女は、月の実験グループの責任者の娘で、生態系をリセットする鍵を握っていた。
     …という話。

     森は命を守っているのよ!…と面と向かっては言わないものの、設定がなんとも 『風の谷のナウシカ』を連想させる。
     あるいは、同じGONZOがその昔制作した『青の6号』。敵が森か海かの違いだなぁ。
       特徴的なのは、人は森と契約することで、スーパーパワーを手に入れる事が出来るということ。
     髪が銀色に変わり、ありとあらゆる物理攻撃を受け付けなくなる。目玉に銃弾が当っても 平気。もち、高いビルもひとっ飛び。
     「環境との共生」は手垢が付くほどに現代的なテーマだ。
     しかし、この場合の環境は「遺伝子工学が生み出したモンスター植物」であり、 これと共生していくのは、ブラックバスとかカミツキガメとか外来種が大繁殖して しまった水辺を諦めて細々やっていこう…みたいな話だ。
     だから、主人公と敵対するグループの「遺伝子改変植物を焼き尽くして環境をリセットしよう」 という考えのほうが、マトモに見える。いくら彼らが武装して黒煙を吐く機関車を 乗り物にしていたとしてもだ。
     『風の谷のナウシカ』では、蟲は腐海を守り、腐海は核で汚染された 大地を浄化しているというシステムを明示しているので、一見人間の生存を脅かして いるように見える腐海を焼いてはならないというストーリーの背景がはっきりしている。
     もうひとつスッキリしないのは、テクノロジーと超科学の描き方。
     ヒロイン「トゥーラ」は300年間眠り続けているのだが、カプセルの名称から すると、どうも「冷凍睡眠」なんてものでなく、「時間を止めるフィールド」を 実用化しているようなのである。
     300年前の景色が何となく現代の新宿に見えるのと違和感がある。
     月の研究施設から凶暴化した植物が地球めがけて襲い掛かるという設定も、 これは相当に無理がある。
     どんな研究をしたのか分からないが、植物が龍の形の化け物になる事がそもそも 笑える上に、月の重力、大気圏突入の摩擦、挙句、月はパックリと割れてしまい、 割れたままの形で300年間地球の周りを回っている。
     これは歴然たる「ファンタジー」の世界だ。
     月を真っ二つに割ってしまうなんて、ハルマゲドン一分の一クラスの恐ろしさだ。
     そんな植物が地球に来ると、人型になって日本語で会話しているのも頭痛い。
     まあ、そんな世界だから、「アギト」が植物と契約するとスーパーマンに なってしまうのは、どうってことないのかもしれない。
     もしも、エコロジーをテーマに物語を作ろうとしたのなら、もう少し ファンタジー分を薄めないと、ただのヒーロー物になってしまう。
     SFというのは筋が通っていないとほんと、タダの妄想。
     脚本そのものも、正直言って、作品を見ただけでは何が起きているのかわからず、 公式サイトで設定を読んでやっと「あ〜」って思ったレベル。
     あとは演出。後半、アギトは走っている間中ずっとヒロインの名前を連呼している。 「トゥーラ〜、トゥーラ〜、トゥーラ〜、トゥーラ〜、…」ほかに言うこと無いのか、 やっぱり激情に駆られて暴走しちゃっているのね(笑)
     そんな作品である。
     導入部の映像と音楽だけは素晴らしいので、内容には期待しないで見るがよろし。
2007.2.1
  • ガッテン流カレー
    ポイント
    • なめらか…最初から弱火で具の煮崩れを防ぐ。ルーは火を止めて荒熱をしっかり取ってから
    • 隠し味を追加するなら、ルーの量を減らしてバランスをとる(過剰はクドさ)
    • 隠し味は、バター・にんにく・唐辛子・砂糖(甘みが旨みを生かす)
    • 柔らかい肉・フレンチ…煮込んでから一晩寝かす
    • 柔らかい肉・ホテル…さっと焼いてソースを絡めるだけ
    [ガッテン流・材料]
    • サラダ油…大さじ2杯
    • トウガラシ(タネを除く)…2本
    • ニンニク(スライス)…10g
    • タマネギ(スライス)…300g
    • ジャガイモ(8割り)…大1個
    • 市販ルー…2.5皿ぶん
    • バター…20g
    • 砂糖…小さじ1杯
    • 豚肉…ポークソテー用1枚
    • 水…650ml
    [ガッテン流・調理の手順]
    • サラダ油大さじ2杯、タネを取った唐辛子二本をフライパンに入れ火をつける。油に唐辛子の辛味を移す
    • スライスしたニンニク10gを入れ、こげる寸前まで炒める。
    • タマネギ、スライス(300g)を強火で10分炒める。茶色く、くたくたになる
    • 水、650ml入れ、40度以下に冷ます。
    • トウガラシを除き、生のニンジン100gを加えミキサーにかける。滑らかに。
    • フライパンに戻し、トウガラシ戻す。
    • ジャガイモ1個8割りを入れふたをして弱火で20分煮込む、
    • ジャガイモとトウガラシを取り除いてザルで漉す。
    • 漉したものに、市販ルー2.5皿分入れ溶かす。
    • バター20g,砂糖小さじ1杯入れ、弱火で3分加熱。
    • ジャガイモとトウガラシ戻す(ルー完了)
    • フライパンは強火で余熱
    • 筋切りし、フォークで穴を開けた豚肉(ポークソテー用)を焼き、15秒で中弱火に
    • フォークの穴から肉汁が出るのが目安
    • 裏返し、フタをして1分半焼く
    • 余熱で3分
    • 肉を切り分ける。
    • 盛り付けてソースをかける
     とにかく、滑らかなソースを作ることに命かけている感じ?
  • 我が家の賞味期限問題
     戸棚を見たら、賞味期限切れのカレールーがたくさん出てきた。前世紀の遺物…って感じ?
     妻に事情を聞くと、私の実家から撤去してきたものらしい(^^;
     まあルーが腐ることはなさそうなので、とりあえず2006年のレトルトから片付けることにした。 これは自分で買った記憶が…(笑)
  • 2月のWOWOW録画予定
    • 1木22:00☆銀色の髪のアギト
    • 2金11:05○未知との遭遇「ファイナルカット版」
    • 3土 3:50 アメリ(192)
    • 3土17:10☆ファンタスティック・フォー「超能力ユニット」
    • 4日13:30 エリン・ブロコビッチ
    • 4日20:00 新生REIDEEN SP
    • 4日20:39★三谷幸喜×東京ボードヴィルショー
    • 5月14:40 シンデレラ(あのアニメがハイビジョンで!)
    • 7水11:45△アルマゲドン
    • 7水19:30△いつか晴れた日に
    • 9金13:00★戸惑いの日曜日〜『アパッチ砦の攻防』より〜
    • 9金22:00★ELTツアー
    • 10土14:55☆SPIRIT
    • 11日20:00☆フライトプラン
    • 12月14:00★エキストラ(三谷幸喜×東京ボードヴィルショー)
    • 13火11:00☆50回目のファースト・キス
    • 14水10:20 アイス・プリンセス(192)
    • 16金14:00 フルメタル・ジャケット
    • 16金20:00★マドンナ コンフェッシュンズ・ツアー
    • 17土16:30 インデペンデンス・デイ
    • 18日20:00 ザスーラ
    • 19月10:00 バリー・リンドン
    • 24土10:25○ウエストサイド物語
    • 24土13:00☆マダガスカル
    • 25日12:00○ロード・オブ・ザ・リング三部作一挙放送
    注:○D-VHSあり,★舞台・音楽(市販されにくい),☆新作,△DVD持ってる


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!