映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2007年04月
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2007.4.30
  • AmazoneからBlu-rayディスクのお勧めが来た。
    『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』& 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』 の二本。
     2007年5月25日には、第3弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』 が世界同時公開ということで、一年後にはトリロジーBOXとか出そうなんですが… 買いますか。
     DVDで買わずに我慢したのは勝ち組ですか?
  • 『スパイダーマン』も三作目公開か…。旧作DVD二枚組みが激安で販売されている のを見ると悲しくなってしまう…。
     こっちはトリロジーボックス待ちで『パイレーツ・オブ・カリビアン』はBDを買っ ちゃうかな。
  • Folding@HomeのPS3用プログラムがアップデートされて数日たった。
     インストールした直後に分子のアニメが滑らかになったような感じがしたけれど、 びっくりするくらい計算速度が早くなったようだ。
     世界の処理統計を見ても、1.5倍くらい高速化したようで、ペタFLOPS目前だ。
  • 久しぶりの日曜大工
     プロジェクター(VPL-VW100)を買ったときに、配線スペースを利用して 間接照明やリアスピーカー天吊りを工作しようとしていたけれど、AVACのよこした 業者のあけた穴が結構アバウトで、元々の設計図を破棄して現物あわせで設計しなおし が必要になった。
     …ということで、ず〜っと停滞していたけれどついにとりかかることに。
     まず天井付近の穴の位置を計測。位置が高くて辛い。
     とりあえず、蛍光灯の取り付けまで完了。ま、これは一次元なので簡単だ。
     でもこの先カバーの取り付けがたいへんだなぁ。パーツ数が多いし穴あけと 釘と接着剤とボルトと塗装と電装が…
2007.4.29 [昭和の日]
  • 今年から、「みどりの日」は「昭和の日」になったらしいぞ。
     もともとは昭和天皇の誕生日。
     大型連休記念ということで、 暦の豆知識にリンクだ。
  • HV版『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』鑑賞 ★★
     映画館に見に行ったのにすっかり内容を忘れていてハイビジョンはとても楽しい(笑)
     (原作本も読んだはずなのに覚えていない…)
     映画館で見ると「子供向け映画」という感じで大人がわざわざ足を運ぶのは…という 抵抗感が無いでもなかったけれど、ホームシアターで見るには楽しい作品だと 見直したり。
2007.4.28
  • ゴールデンウィーク始まり
     GWはもともと映画業界がこの時期「映画館に人が入る」というので言い始めた言葉。
     NHKでは「特定の業界に与しない」という理由で「大型連休」と言い換えている そうですよ。
2007.4.27
  • ついに『スターウォーズEP4,5,6』が真ハイビジョン放送
     5月のWOWOW(25〜26日)で、ついに!
     今までの全作品一挙放送の時にはエピソード1,2,3はハイビジョンだったが、 旧作(4,5,6)はDVD同等画質だった。しかし、ついに旧作がハイビジョンで見られる日が来る!
     元祖『スターウォーズ』の冒頭のシーン(スターデストロイヤー出現)がハイビジョンで 見られる日を、今までどれほど待ち望んでいたことか。
     展覧会でミニチュアの現物を見て以来なおさら旧作のハイビジョン放送を待ち 望むようになっていた。
     プロジェクターもサラウンドも、すべてはこのため、といって過言ではないからな。
     「いよいよBlu-rayレコーダーを買わないとダメ」と唸っていたら、
     妻が「どうせBDソフトが発売されたら買うんでしょ?」とか言う。
     いや、買うけど…確かに(^^;;
2007.4.26
  • SEIKOブライツ・キネティック・パーペチュアルの茶文字盤(SAGV009)が店頭に出た
     今まで、発売順に黒、白、灰色、ベージュと4色あって、どれもデザイン的にカッコいいけれど 決め手にかけていると感じていたが、今回の茶色はなかなか高級感があって美しいかも。
  • これは パクリではない。リスペクトそしてオマージュ!
    まねっこじゃなくてオマージュ! リスペクト!!
    「ケロロ軍曹(2007/1/26)〜ウレレ 売れっ子侵略者」 でウレレの完璧な侵略計画をパクッたケロロの釈明。なかなか自己言及的、自虐的な 内容で含蓄がある。
  • HV版『ウエストサイド物語』★★★
     作品自体は幾度と無く見返した作品だが「フルハイビジョン」で見るのは今回が始めてかも。
     VPL-VW100のキセノンランプが映し出す濃厚な色彩は、記憶にあるこの作品の印象を 塗り替えるほど新鮮な発見に満ちていた。
     トニーの勤める裏町の外階段の真っ赤な塗装の絶妙な古び方。
     ジェッツとシャーク団の服装が見事に統一感を持っていること、片やベージュから黄色、 青の中間色を中心としたコーディネート、片や赤、紫、黒を中心としたスタイリッシュで 引き締まった服装。それがダンスホールで左右に分かれて対峙する美しさ。
     凄いぞハイビジョン。見慣れた作品が何度でも新しい。
     もちろん、冒頭の空撮など遠景の鮮明さは、華やかな港町、ニューヨークの表玄関から、 ウェストサイドの密集した住宅街の生活感へのグラデーションをDVDではありえない 説明不要のコントラスト感で描写する。
     オーバチュアの単色の背景に縦線のデザインでさえ、一本一本の線の入り、抜きの タッチが見えて、CGの無い時代の手書きの柔らかさを感じてしまう。線の一本に 時代が乗っかっている。
     歌えてしまうほど繰り返し見た作品だからこそ、新たな発見の新鮮さが凄い。 この画だからこそ当時のスタッフの情熱が訴えてくる。
     熱い、熱すぎるぞ!
2007.4.25
  • SEIKOの国内HPにやっと今年の新作時計の情報が出た。
     GSのスプリングドライブ クロノグラフモデル(SBGC001,SBGC003)は78万7,500円とか。
     ロレックスのデイトナ(140万円くらい)と比較したら安い(^^;
     オメガやタグホイヤーは二本買えるかもしれないけれど、本気でタイムを 計測したいなら安価なデジタル1/1000秒クロノでOKだから、クロノグラフ 機能は所詮「付加価値」だよな。
     ガランテやクレドールにも新作は出ているが、2006年の「ソヌリ」 ほどのインパクトは今年は無かった。
     今後の実用時計の情報のほうが楽しみかも。
  • 最近探している「金色+革ベルト」時計の候補に、ハミルトンのジャズマスター H32545555 を追加。 [大きな写真はこのページで]
     クランドセイコーみたいに「金無垢」では高価すぎる。メッキで十分。
     でもSEIKOやシチズンの安価なクォーツのモデルは、あれは本当に安く見える(苦)
     ロンジンなんか20年前は良かったかもしれないが、現在は苦しい。
     最高峰はパテックフィリップのカラトバ(5196)だろうが、157万円はちょっと 怖くて使えない。(海外旅行に行ったら腕ごと持っていかれそうだ(^^;;)
     アンティークのSEIKOには良い感じの金メッキモデルが有るが、実用に耐えるか ちょっと不安。オークションに出ている物はボロ過ぎる。
     そういう状況で「ハミルトン」はなかなか良いポジションに居る。
     古風なデザインが良い。
     オリエントの55th記念モデルとどちらが良いか悩む。

  • BRIOって雑誌の表紙に銀色のワンピースを着た「のだめ」
     …で、なんか未来的だわ。これにヘッドフォンかぶせたら絶対未来人だ。
     一緒に映っている「千の風」の人の風貌もちょっと人間離れしているし…
  • 携帯電話の内蔵カメラにハッキング出来たら…
     ガンガン画像を取って、Googl Earthみたいにどんどん蓄積更新かける。最近の携帯には GPSも内蔵されているんで、あらゆる場所が3D映像化されてウォークスルーできる。
     サーバには暇なPS3でも使うといいね。数mメッシュ単位で分散処理とか。
     …てなことになるとちょっとSFね。
     顔認識機能なんか持たせると、世界中のPS3が同時に検索をかけて発見、人里に居る限り 犯罪捜査なんかあっというま。
     まあ、街頭の防犯カメラ一台ごとに顔認識機能を持たせたら、例えば宝石店の防犯装置が 作動した瞬間に全国でガンガン検索かけてリアルタイムで足取りが追えるくらい 明日にも出来そうだ、技術的には。
  • 書評「精霊の守り人」
     現在NHK-BSで放送中のアニメの原作。
     元々大人も子供も楽しめるファンタジーとして書かれたのでとても読みやすい。 そしてとてもテンポが速くサクサクお話が進む。
     一冊では物足りなく感じるくらいだが、順次続刊予定である。
     お話の舞台は東洋的な異世界。作者は文化人類学者で、情景描写がとても巧みだ。
2007.4.24
  • 「レオナルド・ダ・ヴィンチ展…天才の実像」(東京国立博物館)
     先週の休日に前を通りがかったら凄い行列だったので、平日に行って見ることにした。
     展示の目玉は「受胎告知」という絵画の本物が初来日するということ。
     本物の絵はそれ一つで、他の展示はダヴィンチの残したノートを元に作った立体物 とか、解説CG動画とか、ダヴィンチが興味を持った様々な事柄を解説する趣向。
     全体を見ての感想は『ダヴィンチ・コード』を見てから来ればもっと面白いのかも(^^; と。早くWOWOWで放送しないかな…(笑)
     「受胎告知」は昔から「初期の稚拙な技術で描かれたもの」という説があるけれど、 実はこの絵は特定の斜めの位置から見たときに正しく見えるように描かれているのだ。 という解説が、第二会場でなされていた。(でも、この絵は第一会場で最初に見てしまうので 「そういうことは絵を見る前に言え!」ということ。後から解説されてもね。)
     ポイントは「聖母の腕が不自然に長い」のは、斜めから見えると縮んで見えるから 不自然で無くなるということなのだが、実際に画像処理で遠近を付けて見ると なんだか不自然だ。顔とか胴体だって引き伸ばして描かないと整合性が取れないし、  遠景の木や平行線が斜めになっている。中央のテーブルもねじれる。
     「長すぎる右手」以外はバランスが壊れたような?
     さらに、人間の視覚は斜めから見たときには、網膜に映る縦横比の歪んだ像を 「脳」が正面から見た場合の比率にに自動補正して認識している、という事実も 錯覚の研究者には常識だ。
     「後発の研究者は何か新説を唱えないと注目されない」わけで、 「ダヴィンチの絵は初期から完璧だ」と言いたいための信仰心の入ったちょっと 苦しい学説ような気がする。
     いいじゃん、ダヴィンチも初期の絵は下手だった。そういうことで。
     ダヴィンチの軍事研究は、ノートは残っているけれど、実際には絶対に 役に立たないものが多い。役に立つ研究と、空想に終わった研究をきちんと 分けて展示されるともっと面白いような気がする。
     「永久機関」の研究をしていたことと、最終的に「永久機関は作る事が出来ない」 と書いている事が紹介されていたけれど、何故作る事が出来ないと書いているのか について紹介されていないのは物足りない部分だった。
     「超巨大な馬のブロンズ像を鋳造しようとしていた話」は、実際には 集めた材料(ブロンズ)を、大砲の資材として奪われてしまったために 実現しなかった。とか。
     構想図を元に作った模型は豊富に展示されていたけれど、ダヴィンチの方法で 本当に可能かどうかを検証して欲しかったところだ。
     馬が後ろ足で跳ね上がったカッコいいデザインだが、これを立てるのは 容易なことでは無いだろう。構造強度もバランスも。
     普通のブロンズ像の10倍のサイズで作るとすると、重量は三乗の1,000倍、しかし、 馬の足の太さ(強度)は同じ比率で作ったのでは二乗の100倍にしかならない。芯まで ブロンズで作ったとしても支えきれないのではないか?
     飛行機械の図面を見ても、ダヴィンチは、面積が二乗、体積が三乗で増えるという 法則を無視しているため実現不能の場面が多いような気がする。
     横倒しに作った鋳型を地面に埋めて、後から起こすという構想も現実的じゃない。
     わざわざ猛烈なコストがかかる方法を示して、実現しない方向に持っていって るような気もする。
     逆に言うと、日本の大仏様は凄いよね。実現しているのだから。製法も合理的だ。
     遠近法や、陰影の研究などについては、実際の立体物で例を示した展示で 分かりやすく構成されていた。
     「万能の天才」という言われ方をするけれど、「なんにでも興味を示したオタク」 だと思えば親しみも湧く。
2007.4.23
  • そろそろインフルエンザの季節も終りか
     マスコミや国会ではまだタミフルの副作用について議論が続いているようだが、 ニュースに出てこない数字があるぞ。
     議論の中心は「副作用による事故」だが、「インフルエンザそのものによる死者」の数は どうなの。
     「暖かくして寝ていれば治る」というような患者に副作用の強い薬を出すのは論外だと 思うが、「タミフルが無ければ死んでいた」という患者が居るなら、それは必要なんだろう。 そういう使い分けの問題だと思うんだ。
     実際、タミフルが必要なケースは限定的なんだとは思うけれど。
2007.4.22
  • 深夜番組で「あなたが食べてみたい巨大なメニュー」というアンケートをやっていた。
     上位のほうに「巨大プリン」とか「アイスクリーム」とか。
     「バケツ プリン」で検索するとものすごくヒットする。流行っているらしい。
     先日「メガマック」初登場の頃その上は、「ギガマック」「テラマック」「ペタマック」かな… などと妄想したのを思い出し、ちょっと検索して見た。
     すると、「メガマック」を二個買って積み重ねて「ギガマック」と称しているプログが多数あった。
     さらに検索すると4個重ねてテラマック、8個重ねてペタマックのページも。
     その先はE(エクサ)Z(ゼタ)Y(ヨタ)。
     肉16枚でヨタマック を名乗っているページは存在した。他にも多数あり。
     同じ肉16枚でペタマックと称しているページもある …個人的にはこちらの方がお勧めできる。(パンも無駄にしていないし)
     この辺の解釈は、ビック(肉2枚)→メガ(肉4枚)の流れを+2と読むかx2と理解するかの 違いだが、コンピュータ屋としてはx2を支持するものである。
     一部原理主義的者は「ギガは1,024倍」を主張するものも有るが…(笑)
  • それにしても、このネタ、ずいぶん沢山ヒットすると思ったら、一部実践者の 写真をそっくりDLして自分のページに貼りなおしている外道blogが多い。さすがに 製作者の顔が映っている写真は抜かれていないようだが。
     「著作権意識」以前に「敬意」に欠けるよ。
     今回リンクを張ったのはどちらも「オリジナル」のページ。何事も最初に思いつくのは たいしたモノです。それがどんなにオバカなことでも(笑)
  • バケツプリンは全国で大勢が自作に挑戦しているようだが、なんとこれを 商標登録して通信販売している商売ッ気の多い人が居る。
     でも、容器は確かにバケツだが、商品はスケールが小さい。
     実践している人の中には、10リットル以上のプリンに挑戦している人が居て尊敬してしまう。
     あんな柔らかいものが、変形しながらも自力で立っているのを見るとびっくりだ。
  • ぱらぱらwebを流しているとHUGEという「巨大な料理をいくつも作っている若者のページ」 があった。
     普段料理なんかしない自宅生の遊びなので、なかなか結果が悲惨なのが微笑ましいが、 回を重ねる内に母親が黙っていられなくなって参加しているのがなお可笑しい(^^;
     大きさ優先で、味に問題を抱えているものが多いのが難。
     餃子とかシュウマイとか、「皮」が有る物は、大きくなると難しいようだ。
     「巨大鉄火巻き」なんか、芯のほうには驚くほどの量のマグロが詰まっているけれど、 そこに辿りつくまでにこなさなければならないご飯の量が多すぎて、寿司として成り立たない。
     芯まで均質な料理は、大きくても作りやすそうだが、見た目のインパクトは弱いかな? ただの「炊き出し」になっては面白みにかける。
     一般的に受け入れられている巨大料理としては、「キャベツ丸ごと一個のロールキャベツ」 なんてものがある。形のある煮込み料理なら、難易度は低い?
     ショベルカーでかき回す「巨大イモ煮」なんてものもある。地元ではこれにつかう 巨大な鍋は信仰の対象になっているらしい。
     スペインでは、直径数メートルの「巨大パエリヤ」
     ただ煮炊きする物は巨大化可能だが、製作過程で「ひっくり返す」工程があると、 難易度up。あるいは将来、国際宇宙ステーションの中で「巨大たこ焼き」などが 作られるかもしれない。無重力だから上手く丸くなるぞ!
     「巨大プリン」も宇宙ステーションで作れば何リットルでも壊れない。
  • 私が自宅に客を招いて宴会を開いていたのは30代の頃だったので、もうこういう 無茶な料理は作らず正統派居酒屋料理の制作に注力していた。
     でも20代のころは、友達5人グループで当時流行っていた「巨大パフェ」 (通常4〜5人前と書いてある)を全員1人一つづつ注文するという馬鹿な お茶会を繰り返していたものだ。
     そんなわけで、こういう記事を見ると心が騒ぐのだ(^^;
     …子供の頃には母が1.8Lほどのゼリーは良く作っていたような記憶がある。
     もちろん食べるときには切り分けていたが、長野県は寒天の名産地なので、 簡単に業務用サイズの寒天ミックス大袋が入手できたんだな。
     当然子供のおやつじゃなく、数十人が集まる宴会用。
     そうか、「巨大○○」が面白いのは、農村の行事が簡素化したり、核家族化 が進んで日常生活から大量の料理を見る機会が少なくなっているからなのかな…。
2007.4.21
  • HV版『SAYURI』鑑賞(wowow) ★★
    2005年/米,キャスト:チャン・ツィイー、大後寿々花、渡辺謙、ミシェル・ヨー、コン・リー、 役所広司、桃井かおり、工藤夕貴
     劇場でも見たけれど、WOWOWのHV放送で再見。
     今見ると、さゆりの子供時代を演じている「大後寿々花」が良い。
     今はドラマ「セクシーボイスアンドロボ」に出演しているが、SAYURIの子役の 彼女は大人役のチャン・ツィイーより全然いいと思うな。大後寿々花とチャン・ツィイーは 絶妙に顔が似ているのに、女優オーラは子供時代の方が圧倒的なんじゃないか?
     ラストショットも大後寿々花だしね。
     この映画で彼女は12歳だったそうで、なんだか透明な儚さがある。
     大人の女性では、美しいけれど一番「芸者に見えない」のがチャン・ツィイーで、 ミシェル・ヨー、コン・リーは日本人に見えるかどうかはともかくそれなりに芸者に見える。 そして、生々しい迫力がある。
     日本の話なんだから日本人が出れば良いような気がするけれど、そこは「観客動員」 を考えて人気女優を使ってしまったのか。
     日本人女優の中では、やっぱり桃井さんが出色だ。若い頃からああいう不良っぽい 役柄ばっかりなんで、いつもどおり…って感じが良い。
     工藤夕貴は、あまり大きな役柄じゃなくて勿体無かった。ストーリー上ちょっと 悪者だし、あんまり日本髪似あわないな(^^;
     webを眺めていると、「町並みが京都に見えない」という意見も有った。
     確かに見えない…というか、気付かなかったよ、舞台が京都だって(^^;;
     花街というより、スラム街的なゴチャゴチャ加減に作られているのは、 向こうの美術スタッフのセンスなんだろうなあ。あえて言えば「江戸」のイメージに 近い。京都にロケハンに行っているのかなぁ…
     まあ富士山を見せれば日本なのか?ってレベルの『ラストサムライ』よりは リアルかもしれないが。
2007.4.20
  • YouTubeを検索して"Virginia Tech Shooter Home Video NBC News Cho Seung-Hui"って番組を拾った。
     ヴァージニア工科大学の銃乱射犯の犯行声明ビデオ。う〜ん、言ってることは半分もわからないけれど これは放送しちゃだめだろって感じは伝わる。
     それにしても、銃が近所で小遣い程度で普通に買えてそれで乱射事件。いい加減 真剣に銃規制すべき。憲法改正すべき。
     「銃を持つのは自衛のためだ」という人も居るが、こういう事件のときに撃ち返した という話はとんと聞かない。意味が無い。持ち歩き禁止なのだから当たり前だけれど。
     たとえ、自宅で襲われたとしても、最初の一発が当たったら意味ないし。
  • 今日は町田でも銃撃事件。本当に真剣に銃撲滅しなきゃだめ。
2007.4.19
  • ヤクザに襲撃された長崎市長が亡くなった。
     親分はさっさと組の解散届けを警察に出して逃げたようだが、いずれにしても、暴力団が 公共事業にかんだり、銃の売買があったりという土壌が、ね。
    「暴力団の構成員になるだけで犯罪」っていう国もあるみたいですよ。
  • PS3 version1.7 にアップデート
     PS2ソフトが振動機能に対応。っても、コントローラーが発売されないとならないが、 特許紛争の解決を受けてってことかな。
2007.4.18
  • 「バーゼル2007」情報(seikoの英語サイト)
     SEIKOの公式サイトにはなかなか情報が上がらないな〜と思って色々探していたら、 日本のサイトには何も情報が無いが、英語のサイトには色々情報が アップされている事が見つかった(つまり国際モデルの情報)。
     これによると、各ライン満遍なく新作が登場しているが、KINETICの新作が 日本では見られないほど充実している。
     なかでもKINETIC Direct Driveというのは全くの新作ムーブで、 リアルタイムな発電量を車のタコメーターのように表示する針を持っている。
     従来どおりの手の動きによる発電と、新たにリューズで手巻き出来る機能が追加されているが、 その動きを専用の針で直接「現在どのくらい発電しているか」と見せ、時計と情緒的に コミニュケーションできる機能になっている。つまり、KINETICをつけてジョギング したくなるような、そんな機能。
     同じ針が発電を止めて4秒経過すると、ぜんまい時計と同様の「パワーリザーブ」表示 になる。
     KINETICを使用しているとついついパワーリザーブ表示ボタンを押しまくってしまう気持ちを うまく受け止めてプレゼンしてくれる機械だ。
     他には「ヨットマスター」みたいな海専用機種もあり、華やかな感じの文字盤だ。
     機械式では、6Rの多針モデル。
     スプリングドライブに、クラシカルなGMTモデルなど。
     GMTモデルが気になる私にとっては(たぶん国内でも)選択肢が広がりそうで、 楽しみなことだ。(キャリバーは既存)
     例の巨大なスプリングドライブ・クロノグラフにもGMT針、有るし。
  • もっとも、現在「次に欲しい時計」は、豪華客船でクルーズするとき、 ディナーの席で他の外国人客やウェイターに「趣味の良いお客さんだな」と 思われるような品の良い時計。…かなぁ。
     シチュエーション絞りすぎか(笑) まあ、ブラックスーツ着るシチュエーション に似合う時計ってことで。ほどほどの価格で(爆)
2007.4.17
  • 書評「トンデモ本? 違う、SFだ! RETURNS」(山本弘/洋泉社 2006)
     「トンデモ本? 違う、SFだ!」(山本弘/洋泉社 2004)の続編。
     こんどは小説のほかに「映画編」「テレビ編」「マンガ編」があって幅が広がって いることと、SF小説紹介記事以外のコラムが充実している。例えば「SF版ノックスの十戒を考えよう」とか、 「パクリはどこまで許されるか」など。
     前作に採り上げられていた小説は「古典」が多かったが、今作は比較すると新しめで 入手し易い本が多いのも良い。
     SFに対する愛情がほとばしっている熱い本だ。
  • ランドマスターのこと
     だんだん腕に馴染んできた。チタン・ダイバーと同じ重量(110g)なのに、 なんとなく重く感じるのが不思議だが。
     本体に厚みがあるせいでテコの原理が働くのかな〜?
     デザイン的には「GMT針の赤」がとても目立つ。ケースのチタングレーと文字盤の黒、 比較的地味なデザインの中で、赤針は存在感がある。
2007.4.16
  • 韓国メーカーがBD/HD DVDコンパチ機を年末商戦に投入と発表
     コンパチ機のニュースを詳しく読んだら「年末商戦」と来た。気の長いことだ。
     BD単体機ではSONY/松下と対抗するのが大変なので隙間を狙うという作戦らしいが、 年末まで引っ張っているうちに、国内ではコンパチ機の需要が消えそう。
     鍵は、夏の商戦にSONY/松下が新型BDレコーダーを投入できるかどうかでは無いだろうか。
     やっぱり市販一号機は様子を見るユーザーも多いし、二層50GB録画が松下しか対応して いないのがブレーキになっていると思う。
     また、年末になるとHD DVD陣営のユニバーサルが「BDも発売します」と言い出さない とは限らない。主要メーカーが全てBDを出せばコンパチ機は要らなくなる。
  • 4月ドラマ「特急田中3号」 ×
       鉄道は好きなので録画してみたけれど、たしかに鉄道ネタは興味深い。
     でも、ドラマとしては猛烈に面白くない。
     オタの生態も気持ち悪い。あんなやつ居ないって。いや、居るかもしれないけれど 一万分の一だろ。ドラマだからって誇張すれば面白くなるってもんじゃないのが 良くわかった。
     だいたい、第一話冒頭で主人公の生い立ちを延々語るようなダサい演出の ドラマがこの後面白くなると思えない。
     私が演出家なら、第一話69分(拡大枠)は絶対に30分以内に詰める内容だ。だって一話丸まる ただの自己紹介なんだもん。
     というわけで、あとは絶対見ない(笑)
2007.4.15
  • 演奏会「レオナルド・ダ・ヴィンチ時代の宮廷音楽」アントネッロ(東京国立博物館・表慶館)
     現在「東京国立博物館」で開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像」 という展覧会に連動した企画演奏会。
     ダ・ヴィンチは音楽にも才能を発揮し、いくつもの楽器を操り即興の弾き語りを得意としていたそうだが、 残念ながら「即興演奏」なので、現代に資料は残っていない。
     ただ、「絵文字で格言を表した」という絵の断片は残っていて、これを素材に対位法的に処理して当時の音楽を 偲んでみようかな、という企画。その他有名な宮廷音楽をたくさん付けて。
     久しぶりにアントネッロの音楽を聴いたが、ゾクゾクっとした(笑)
     二曲目に演奏されたフランス風バッロ「恋人」という曲を聴いていたら、 頭の中にシュワシュワっと大量の電気が流れて神経回路が発火した。
     この刺激は強烈なハッカをなめてスースーする感じとか、激辛のカレーを食べて毛穴が 開く感じとか、それと同じくらいダイレクトに官能的な音楽を聴いて神経が発火してしまう。 細胞がパチパチ電気を飛ばし始める。不思議な体験。
     眠っていた脳細胞も活動を初め、そこから先は音量が上がったように明瞭に聴こえてくるし、 視覚にも飛び火して部屋が明るくなったようにも感じた。

     この演奏会は会場も素敵で、「表慶館」の玄関ホールに当るドーム型の天井を持つ 丸い部屋で、お客さんのキャパシティは小さいけれど、深々としたエコーがかかって、 幻想的なまでに美しく響く。
     柱は大理石で、床にはモザイク、イタリア・ルネッサンスな気分だ。
     この会場でこの音楽。たった一時間の企画モノだったけれど、記憶に残る演奏会だ。

  • 「時計Begin」という雑誌の「時計デビューは最初から威張り系」という特集記事 を眺めていたら、「読者の平均月給は43万円」と有った。
     だから、40万円台の時計を買おう…というのだが、記事は何となく新入社員ターゲットの 流れで来てラストに月給43万は不整合ではないか。何屋さんだソレ(^^;
     だいたい、新入社員はまだ給料もらって無いだろ〜。
     本当は年齢層の高い読者と企画が捩じれている。
     ロレックスがその価格帯からってこじ付けも有りそうだな。
     でも、月給40万以上の人が今更「時計デビュー」ってことも無さそうなんだけれど。
     そもそも「威張り時計」という概念が怪しい。時計は自分が見るものだ。 ちょっと不純だなぁ。
  • 別の雑誌の「時計はやっぱりロレックス」みたいな記事で、見開き8人の若いユーザーの 写真があり、全員手の甲に乗っかるほど「ゆるゆるベルト」なのは、常にジャケット からはみ出してブレスレットとして見せようという使い方だなあ。 まあ、最近は何事も「ゆるい」のがファッションなのかも知れないが。
  • 「初めての時計から高いのを買え」という記事の後に、「一本目に入門時計を買って しまった君は、二本目こそ真の時計上手になれ」という記事が続いていた。
     なんて親切なんだ(笑)
     何が何でも、広告出稿者に利益還元する作戦だな(^^;
  • 別のページに「昇進時計」「退職時計」として高級な時計を勧めるコーナーも有った。
     勢い高額な複雑時計に偏っているが、「昇進時計」なら仕事に使える真面目なデザインが 推奨されそうだし、「退職時計」なら、シンプルで上質の方向に行きたいものだ。
     もちろん、敢えて「実用とは無縁な複雑時計」というのも趣味を極めた人には お薦めかもしれないが。でもあくまで観賞用時計。
2007.4.14
  • 演奏会「NHK交響楽団4月定期公演Cプロ」
    指揮:マティアス・バーメルト
    ブラームス/悲劇的序曲 op81
    R.シュトラウス/4つの最後の歌(ソプラノ:アンナ・トモワ・シントウ)
    ブラームス(シェーンベルク編)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 op25
     ソプラノのシントウはカラヤンとかの巨匠と仕事をした世代。ゆっさゆさした巨体は やはり一昔前(もっと?)の歌姫だな〜と思うが、歳もかなり行っているはずなのに、 ゆったりとした美声だった。
     シェーンベルク編のピアノ四重奏曲は、フルオーケストラになってピアノ抜き。
     当時はバッハなどの古典、しかもピアノやヴァイオリンの小さな曲をオケに 編曲するのが流行っていたのだと思うが、それにしても凄いことになっている(笑)
     最終楽章がなかなかカッコいいと思ったけれど、原曲を聞いた事が無いので ちょっと興味を引かれた。
  • 書評「トンデモ本? 違う、SFだ!」(山本弘/洋泉社 2004)
     「トンデモ」で有名になった山本弘が、SFへの愛を語ってる本。
     SFというのは、未来予測でも無ければ、文学的に整っているのが正しいわけでもない。 ひたすらに、誰も想像したことの無いアイディアにびっくりさせられる事がSFの醍醐味だ という趣旨であるが、本当にそうだと思う。
     だから、一般的な小説としてはイマイチ評価が得られなかったけれど、 「こんなことを思いつく作家がいるんだ!」と驚くような例がたくさん紹介されていて、 たぶんこの先Amazonでポチりまくりになると思う(笑)

  • 書評「逃亡日記」(吾妻ひでお/日本文芸社 2007)
     日本三大漫画賞を総なめにした「失踪日記」に書かれなかった当時のエピソード、 受賞にまつわるエピソード、生い立ちから現在に至る漫画家人生のことをインタビュー形式 でまとめた一冊。
     対談だけではなく一部のエピソードを漫画にしたページもある。
     「失踪日記」のアフターサービスとして、興味深い本になっている。あれ、どこまで 本当なんだろう…とか思う疑問も晴れる…というか、ほとんど本当のことばかりらしいけれど、 漫画に出来なかった細かな事情とかわかるから。
  • ガランテの新作クロノ
     うお〜、これは派手だ!
  • GSの新作クロノ
     ガランテと同じムーブ 9R86
     カッコいい。でもプッシャーが強烈に大きいのが、実物でどんな感じに見えるか、 そこで好き嫌いがわかれそうだな。
     5R86というムーブを使ったモデルも発表されているらしい。これは 同じ構造でムーブの装飾が無いだけかな。

2007.4.13
  • SEIKO PROSPEX ランドマスター SBDW005
    [→大きな写真]
     数年前から「これは欲しい!」と思い続けていた一本だが、ついに買った。 (いいかげん、ディスコンになりそうな予感もして…(^^;)
     駆動方式は、SEIKO独自の自動巻き発電 "KINETIC"。私はAUTO QUARTS/AGSの 昔からこれが好きで、同方式では4本目となる。
     GMT針付モデルは初めてだ。
    ←普段はチタン・メカニカルダイバー(SBDA001)を使っていて、ほとんど文句無し (頑丈で気を使わない。大きいのにチタンだから軽い、めちゃめちゃフィット感高い。 暗くても視認性抜群。安いのにカタログ値より遥かに高精度etc.)だが、 季節感があって「真冬にダイバーズウォッチはどうか?」と思うこともあった。
     それで、テイストはダイバーに近いけれど、夏の匂いの薄い…山系(?)の ランドマスターだ。24時間針も欲しかった。
     サイズはチタン・ダイバー(SBDA001=42mm)より一回り小さい40mm
     たった2mm差だが、ランドマスターとチタン・ダイバーはベゼル部分のテーパーの つけ方が違うので、引き締まって見える。ベルトの幅も3mm小さい。
     逆に厚みはランドマスターの方がある。サイドはしぼっているけれど。
     文字盤デザインは、異常なほど視認性が高い。
     真っ白な針が、薄暗い状況でも斜めからでもくっきり。光る針も良いけれど、真っ白も綺麗。
     そこに赤いGMT針が印象的だ。分針と同じ長さで堂々と存在を主張している。
     文字盤は写真で見ると黒だが、実物は半透明の濃いエンジ色。お店の蛍光灯で見るとただの こげ茶に見えるが、太陽光や白熱灯などの点光源で見ると、半透明の文字盤の下に キラっと極光仕上げの銀板が仕込んであることが見えるという凝った仕掛け。
     買ってみて初めて気がついたことだが、これはなかなか渋い趣向で美しい。
     実際「厚み」はあるのだが、奥行き方向のデザインに特徴があり、精密感がある。
     略字は、ダイバーズウォッチに一般的な▽○○□の組合せ。12時の5角形の 略字は個性的。
     回転ベゼルは方位表示。15度ごとに入っている角度の数字は、彫刻に墨を流したつくり。 3度ごとに入っているドットも全て立体的な処理。これは本当に手が込んでいる。
     ケースはワンピース構造で裏ブタが無い。つまり、裏ブタパッキンが劣化して汗が…なんて事故は 原理的に無い。剛性も高いはずだ。
     そういうわけで、全体の印象は視認性を確保しつつ、凝縮感のあるデザインだ。
     装着感は今の主力のチタン・ダイバーになじんでいるせいか、ちょっと譲る。
     チタン・ダイバーは平たくて安定感があるせいか、やたらにしっくり。逆テーパー のために、実際より薄く見えるし。
     ランドマスターは少し「コロッ」とした感じがありまだコマの位置の調整に工夫が必要かな。 バックルにダイバーアジャスターが仕込まれているため、チタン・ダイバーと 比較しても5mmほどバックルが大きい。そしてバックルのカーブと腕の 丸みが合う位置が限られていたりするので。
     でもしばらく使うと馴染んできたな〜。
     装着した状態のサイズは、Yシャツの袖のボタンを閉じてみると、 チタン・ダイバーはパツパツだが、ランドマスターは少し余裕がある。
     ただし、回転ベゼルの外周のギザギザがスルドイので、若干引っかかりはある。
     ちなみに、バンド調整はCリング方式で、工具さえあれば比較的簡単に出来る。
  • このランドマスターは材質が「チタン」なので、チタン・ダイバー同様、 使い込むとベルトには細かい擦り傷が一杯付くだろう。
     それが「風格」になるといいなぁ。
  • 当面は「仕事」と「外出(街・山etc)」はランドマスター(KINETIC)
    「家」と「外出(海・港・船etc)」はチタン・ダイバー(7S)…という使い分けで、二大主力で 行こうと思う。
     「クロノグラフ」な気分の時にはスポーチュラ(KINETICクロノ)
     「お客さんとミーティング」な時には、ブライツ・ソーラー電波時計
     「ヲタク」モードの金色SEIKOファイブ 7S(百式)
     「礼服」用に、AGSのごく薄シンプル3針
     の6種類が現役。
     実は今「礼服」用(シンプルAGSの代替)に手ごろな価格の「革ベルトの金時計(手巻き)」 を発注しているのだが、 注文したら「お取り寄せ待ち」と言われてがっかりしているところ(^^;
  • ちなみに某ヨドバシでオメガ シーマスターを買うお客さんがいた。
     購入を決めてから店員が延々と機械式時計のデメリットや保証の利かないケースについて しゃべるので、そのアベック客が引きまくっているのにこっそり笑った(^^;
     そこまで脅すことは無いんじゃない?
     店はいつも無茶なクレームで迷惑しているのだろうか。
2007.4.12
  • 4月新ドラマ
    • 「花嫁とパパ」 ×
       超過保護な父の束縛に反発する娘が「結婚して家を出て行く」という話。
       設定上暑苦しい父ではあるが、それにしても全体が暑苦しく不快。コメディーのつもりなのだろうが、 笑いどころが無い。てとてもついていけない。一話リタイアだな。
       脚本は「いずみ吉紘」、最近では「セーラー服と機関銃」を書いていたそうだ。あれも話がくどくて 挫折したなぁ。他にも検索するとたくさん作品名が出てくるがどれも面白いと思ったことのない作品 ばかり。安心してパスできる。
    • 「セクシーボイスアンドロボ」 ★★
       スピリッツ増刊に掲載されていたマンガが原作だそうだ、見ていないけれど。
       タイトルは「セクシーボイス」と「ロボ」という二人のスパイのコードネーム。
       「セクシーボイス」は女子中学生。本名はニコ。
       「様々な声色を使い分け、一度聞いた人の声はどんな雑踏の中からも聞き分ける」という 特殊能力を持っている。
       小学生の頃から人生を見切ったような子で、話し相手が欲しいときには 姉の声を真似てテレクラに電話するという趣味を持っている。
       その日まで平凡な日常を送っていたが、ある日路地を曲がったところで流血沙汰の喧嘩を目撃し、 誰かに話したくてたまらず話し相手を求めてテレクラに電話する。
       「ロボ」はロボット(フィギュア)ヲタクのフリーター。テレクラの電話をとって、 偶然「セクシーボイス」と出会う。
       二人は「現場を確認しよう」ということで落ち合うが、路上で「MAXロボ」という名の フィギュアを売っている外国人に引っかかるロボ。「一体二万円」という価格に躊躇する 彼に、ニコは「後悔するくらいなら買ってしまえ」と非常用に持ち歩いていた二万円を渡す。
       そんなわけで、ロボはニコの子分になる。大人なのに…。
       こんなシュールな出会いだが、ストーリーは結構重たく展開する。
       遺留品から殴られていた男の手がかりを掴んで発見した二人は、その男が 「三日間しか記憶が持続しない男」だということを知る。あだ名は「三日坊主」。ガラクタにしか 見えない彼の持ち物は、消えていく記憶の替わりになるものだった。
       彼の人生に心を引かれた二人は友達になるが、やがて「三日坊主」の意外な職業が明らかになって…

       というわけで、ドラマのタイトルはふざけた感じがするし、女子中学生とフリーターのコンビのスパイ、 という設定もそれだけ聞くと狙いすぎの感じだが、第一話のストーリーは「正義って何だろう」 と考えさせられる内容だった。
       今まで親も姉妹もなんとなく遠い存在で、世界と自分との接点が見出せなかった主人公が、 第一話の事件を通して否応なく自分と周りの人々の運命が係わり合い絡みあっていることを 感じていく。
       原作マンガがどこを狙っていたのかは知らないけれど、この脚本はヒネリがあって 面白そう。次回以降も期待したい。

2007.4.9
  • アニメ『ErgoProxy』(エルゴ プラクシー)23話(最終回)鑑賞(WOWOW) ★
     いやはや、20回台に入ってからすっかり「エヴァンゲリオン・シンドローム」 〜ストーリーが止まって 内省的世界に没入してしまい、見るほうとしては挫折寸前だったが、 なんとか最終回に辿り着いた。
     プラクシーの正体が明らかにされ、ちゃぶだいをひっくり返したまま終わらなかったのは 評価できるが、それでも言いたいことがちゃんと伝わったというには難しいラストだった。
2007.4.8
  • GPC 第29回定期演奏会(恵比寿麦酒記念館)
     前半は「リゲティ」「ペンデレツキ」「武満」というごく普通(?)のレパートリー。
     後半は、「アジアの心の歌を巡る旅」という企画もの
     テノールの畑儀文氏が指揮者の中島氏にもちかけた企画で、何年かかけて アジア各国で日本の童謡「ふるさと」に相当する国民的な歌を収集編曲してきた という。
     今回披露されたのは、 「台湾」 「中国」 「韓国」 「ベトナム」 「タイ」 「フィリピン」 「カンボジア」 「ネパール」 「アフガニスタン」の各国。
     改めて考えると、今も戦争の只中に居る国もあれば、過去互いに戦争していた国もあれば、 いまだに主権の存在を巡って争ったり、謝罪だ、賠償金だと揉めているご近所さんの 数々である。
     日ごろから、気の毒な国だとか、心を許せない国だとか、それぞれに対する感情を抱いているが、 それぞれの国の歌を聴いていると、どの国にも等しく人間の情があるのだということが伝わってくる。
     歌の力をしみじみと感じる。
     この企画を通して合唱団は、日本に暮らす各国の人たちに、曲選びや発音指導などで お世話になり交流を築くことが出来たようだ。演奏会には各国のお客様も来ていて、何人かの スピーチもあった。
     こういうことも、とても意味のあることだと思う。
     今の世界では地理的な距離はあまり意味を持たなくなっていると思うし、島国日本としては なおさらアジアの国々に対する「隣国」意識が薄くなるのは自然なことだと思うが、 歌を聴くとどこかにアジアの住人として繋がっているものがあるように思える。
     有意義な活動だと思うので、地道に続けてほしいと思う。
2007.4.7
  • 赤外線サーモグラフィ
     よくTVで温度を検知している画像を見るが、装置は80〜300万円くらいするらしい。個人じゃ買えないなぁ…
2007.4.6
  • 『とことん!あしたのジョー〜BSアニメ夜話』(BS2)
     5日目の録画を見た。
     5回シリーズの最終回。ジョーと白木葉子の声をやったあおい輝彦、檀ふみらをゲストに呼んで 生放送の対談をやっていたが、FAXコーナーでなんと吉崎観音の送ってきた 一枚が紹介されていた。エンディングの「力石のロードワーク」の絵がケロン人になっている絵に、 「あしたのジョーは サイコウであります! ヘヘッ」というメッセージ!
     いや〜、いいね。これから本編でもビッグなパロディーが見られるかもしれないなぁ。
  • え、北斗の拳の「ラオウ」の葬式?
     映画「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」の公開に合わせたイベントだが、 本物の寺で葬式なんだと。
     それよりニュースを見てびっくりしたのは、1980年に「科学忍者隊ガッチャマンF」の 南部孝三郎長官の追悼イベントが開かれたこともあるということ。
     それは存じませんでした…。
     南部長官追悼されるくらいなら、ガンダムのマチルダさんやララアや、追悼され るべきキャラは大勢居るなあ。
  • 尾身財務相が批判「松坂報道に時間割き過ぎ」
     一般視聴者があれこれ言うのは自由だが、閣僚がニュースの編成に口を出すとは。 また放送への介入って言われるかも。
     どっちかといえば、日本人の海外での活躍を華々しく報道するのは「美しい国路線」 には一致しているんじゃないかと思うけれどな。個人的に大リーグには興味が無いし、 私だって扱いが多すぎとは思うが、一般報道の時間を食いつぶしている というわけでもなかろう。
2007.4.5
  • <セイコー メカニカルシリーズ>から メカニカルウオッチの魅力を視覚で楽しめるモデルを発売(SEIKO)
     SARL001,3,4
     表からテンプが見えるデザインのメカニカルウォッチの登場だ。
     スペックは、
    ・ムーブメント キャリバー8L38 自動巻(手巻つき)[キャリバー解説]
    ・時間精度 : 日差+15秒〜-10秒
    ・巻上げ持続時間 :約50時間
    ・振動数: 8振動/秒
    ・石数 :26石

     従来のメカニカルシリーズは4L,6Rシリーズのキャリバーで+25秒〜-15秒の精度のモデル だったので、上位モデルという扱いになるのかな。
     その他、「GMT機能、レトログラード式の曜日表示、アナログ日付表示、パワーリザーブ機能」 を搭載した SARN001、SARN003 というのも出るらしい。各 \262,500
     安くは無いが、これは「クレドールNODE」に使われているキャリバー4S76の下位展開という感じか。
     クレドールが貴金属モデルにシフトしているので、クレドール内のステンレスモデルは 「メカニカルシリーズ」でリメイクして出し直していくブランド戦略か。
  • SXRDの新素子登場 [プレスリリース]
     液晶TVで流行の倍速駆動に対応して、コントラスト5,000:1とか(従来3,000:1)。 既存の光学系にそのまま載せ変え可能ということで、年内にも新製品が出そう。
     VPL-VW100は当面最高峰モデル(これ以上何が必要なのか…)と思って買ったけれど、 進化は止まらないなぁ…。
  • モーガン・スパーロックの30デイズ(wowow2)
     「一ヶ月マクドナルドのスーパーサイズだけ食べて暮らしたらどうなるか」という ドキュメンタリー映画でなんだかヒットしてしまった監督がシリーズ化した作品がWOWOWで放送。
     内容は
    第1話:最低賃金で30日間
    第2話:アンチエイジングを30日間
    第3話:イスラム修行を30日間
    第4話:ゲイと一緒に30日間
    第5話:自給自足で30日間
    第6話:酒浸りで30日間

     私的には『スーパーサイズ・ミー』は食べ物を粗末にする俗悪番組だと思っているけれど、 世の中にはまるまる信じて感動しているアンチ・ファースト・フードな人が大勢居る。
     どこまで真実でどのへんが演出なのか、これを意識しながら番組を見るのが 面白いんじゃないかな。
     例えば、『スーパーサイズ・ミー』の視点はかなり偏っているし、実験条件の設定も 無理があると思うけれど、そこにはベジタリアンやスローフード推進派の 心情が映されていると思えば、ぐっと面白くなる。
     シリーズのテーマ自体はたぶん「今アメリカ人が興味を持っていること」で、 番組の作りはそれにたいする「アメリカ人の先入観と裏側」が観察できるのだろう。
     アメリカが何を考えているかに興味があるからたぶん見るよ。
2007.4.4
  • 強敵と書いて友と読む
    ケロロ軍曹97話「桃華 強敵と書いてともと読む」だが、原点は「北斗の拳」か。
     何年も引っかかっていたが、ありがとう岡田さん(in BSマンガ夜話・あしたのジョー)。
  • 『とことん!あしたのジョー〜BSアニメ夜話』(BS2)
     4日目の録画を見た。
     力石がジョーと戦う為に地獄の減量をやっているあたり。そして、通常の 『BSアニメ夜話』のフォーマットのトーク。
     岡田斗司夫は30kgのダイエットを成功したそうだが、力石とか丹下ジムの面々を 見ているとなんだか減量しないと男のクズみたいな気がしてくるから恐ろしい。
     とにかくロードワークぐらいやらないといけない気がする(^^;;;;;
     夜食にウドン二杯注文してジョーに殴られる。
     せめて一杯にしておけば…って違うか…。
     『アニメ夜話』には熱い漫画家「島本和彦」も出演。
     「僕らは力石に憧れることでジョーになるんだ」という言葉は名言。 男は超えられない「存在」を超えようとする事が必要。
     白木のお嬢様も二人の間には入っていけない。
     「岡田斗司夫」は「あしたのジョーはミュージカルである」と言った。 これも良い着眼点だ。ジョー、力石、丹下の三人のテーマは名曲だ。
2007.4.3
  • 先日発表があったバンダイのBlu-rayをざっくり予約した。
     7月発売の中で一番期待しているのは『オネアミスの翼』だ。
     LDもDVDも買ったけれど、絵も音楽も効果音も全てが高品位。あとは ハイビジョンの精細感がどこまで出るかってことで。
     『AKIRA』も音楽がヒットした。DVDはサントラCDほどの音質は無かったから BD化で迫力が増していればいいよね〜
     反対に本当にハイビジョンソフトの実力が引き出せるかどうか心配なのが 『GHOST IN THE SHELL』。これも音楽はすごくカッコいいけれど、パソコンを活用した 絵の密度が果たして、現代の水準でどんなもんかと、ね。
  • 勢いで『007 カジノロワイヤル』も注文してしまった。 H.264の二層で米国盤はすごく高評価らしい。
     しかし、洋画BDはアニメの半額だ。ていうか、アニメが倍額。 しかも、LDもDVDも買っているわけで、長い目で見れば一作品に三万円は使っているよね。
     オフィシャルな下取り制度が欲しいかな(^^;;;

2007.4.1
  • 『超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』
    同時上映『ちびケロ ケロボールの秘密!?』鑑賞(TOHOシネマズ錦糸町#8) ★★☆
    [公式サイト]
     桜吹雪の錦糸公園を抜けて、東宝シネマズ錦糸町に行った。
     席数120席弱の小さなスクリーンで上映とは、ケロロの扱いとしては小さくて泣けてくる。 スクリーンの面積も、自宅で見るのの3〜4倍しかないんじゃないかなぁ…
     作品はポケモン映画なんかと同フォーマットで、本編の前に『チビケロ』のオマケ付き。
     子供時代のケロロたちがギロロのお兄さんのケロボールを持ち出して遊んでいたところ、 「戦闘訓練シミュレーション」が起動して大変な目にあうという話。
     話自体は本当にど〜でも良い話なんだが、作画がフル3D-CGというのが、 技術的挑戦みたい。陰影も絶妙でなかなか。
     ただし、ケロロたちの「ふにゅふにゅ」して関節の位置も不明瞭な体型のモデリング は相当難しいらしく、なんだか腕の曲げ方や胴体の表面がぶよっとして奇妙だった。
     骨組みに厚手のゴムのキグルミを着せたみたい。
     手書きでアニメーターがしゅっと引く線に存在する「張り」が再現できないみたいで。
     話はどうでもいいと書いたが、「クルルとケロロの出会いと、クルルが黄色い理由」 が描かれているので見る意味はある(笑)

     本編は「海洋アドベンチャー」という宣伝の文句も見た気がするが、舞台は海の底だが そこに「夏美の記憶から再現した一番好きな町」というのが作られているので、 海洋とは関係ない絵がほとんど。
     どんなに暴れて破壊しまくったとしても、現実の街じゃないので安心してみていられるのは、 ハラハラをそぐ可能性もあるわけで、物語としては微妙な設定かな。
     敵がとんでもなく強いのは開始早々に判明。何しろ前作のラスボス「キルル」の 生き残りが海に現れたのを「縄張りを荒らした」という理由で一瞬に始末してしまう のだから。
     さらにモアちゃんのハルマゲドン1/1を跳ね返すパワーもある。
     そんなこんなで、力のぶつかり合いだけでは解決しない、その方法が物語の 鍵になるのだが、終わってみるとなんだか最初に登場した「キルル」がすごく気になる。
     だって、二匹目が居たということは三匹目がいないとも限らないわけで。
     お笑いパートはなかなか良く出来ていた。
     久しぶりに登場のケロボールが南の島のキャンプで冬樹に使われて「チャッカマン」 になったり「十徳ナイフ」になったりして「わ〜便利だな〜」などと感心されるのは 万能侵略兵器としてはなかなか情けないが、これがただの伏線でしかなかったと知った時の 衝撃は大汗もの(^^;
     作品の迫力は第一作のほうがあった、と思うのはやはり「敵キャラ」が基本的には 子供で、夏美が誘拐されるのも「子供の我がまま」レベルの理由で憎めない要素 満載だからだろう。
     強さと暴走っぷりは前作以上としても敵に悪気が無い以上、本気でやりあっちゃ いけない気がする。
     そこに行くと前作の敵は「ケロン軍が封印した最悪の侵略兵器」という設定なので、 戦うにしても本気が出しやすい。
     いい話をつくるってのは、難しいものだと考えさせられるような作品であった(^^;

  • ケロロ軍曹TV版3rdシリーズ最終話
     …そこに行くと、毎回針小棒大なTVシリーズ年度末のお話は見事だった。
     宇宙の彼方から次々と惑星を飲み込み滅ぼしつつ進んでくる巨大な敵が地球に進路を 取っている。敵の目的は「フィギュア」(^^;
     宇宙人街の宇宙人は退避勧告を受けて次々と姿を消すけれど、地球人は何も知らない。
     ケロロ小隊は「地球が消滅しては侵略部隊としての存在意義に係る」と対策を 練るのだが万策尽きる。
     途中で破棄されたアイディアには、地球にエンジンをつけて移動させるなんて 古典的なものもあるが、
    「敵の狙いがフィギュアなら、世界中のフィギュアを 回収して宇宙に向けて打ち出せば?」というアイディアが
    「メーカーの在庫は回収できても、マニアは地球が滅亡するといってもお宝を手放すとは思えない」 という理由でボツになるところは爆笑した。
     小隊の武器が通用しない事が判明した後「宇宙人街サイド6」が巨大な宇宙戦艦で ある事が分かる。これが変形してロボット型兵器になる…って、マクロスのパロディーだ。
     ところが、必死の思いでコマンドを入力して変形してみると、マクロスで言う「右手」の 部分しかない…。
     万事休す…と思ったところに、残りのパーツ(サイド1〜5)が飛来して合体。この辺は 『六神合体ゴッドマーズ』のオマージュかな…、と思ったら「ダイダロス・アタック」ですよ。
     『マクロス』に登場する技そのまんまだけれど、TVシリーズだけにあって劇場版には 出ないというのが、リアルタイムに見ていたマニア向け(笑)
     それにしても、ラストの最終兵器「バナナの皮」が、TVのオープニング映像に 登場していて、半年間伏線を張っていたとはやられた。
     これだけの高密度な話がTVの30分(正味22〜3分)に詰め込まれているのが凄すぎる。
     まあそれを映画サイズ90分に拡大して面白いかというと難しいかもしれないけれど、 ケロロ軍曹の面白さって小さなネタの積み重ねにあるというのは間違いない。
     まあ、『ドラえもん映画』の日常からの逸脱の激しさに比較すれば、ケロロの やっていることはいつも同じという気がしないでも無いけれど。
  • BSアニメ夜話スペシャル『とことん!あしたのジョー』
     3月最終週、年度末のドサクサ(?)に紛れて、一週間かけて約24時間の放送。
     TVアニメ30数本と、「アニメ夜話」のスタイルの特番、原作者とアニメ監督の対談など 特典映像も満載という感じ。
     いくら「春休み」のアニメ特番シーズンだからといって、ついていくのは大変。
     それに今『あしたのジョー』を見る人はほとんど社会人だと思うが…(^^;
     録画してまだまだ、いつ追いつくかわからないところだけれど、最初の15話くらい見て、 その映像表現に心底感動した。あのとんでもない躍動感は何だろうかと。
     現代から見れば作品の中の「生活水準」の低さや「暴力表現」の凄さはもう はるか過去のものだが、アニメの線に込められた肉体美や痛さは、今でも生き生きと 主張している。
     だいたい、一秒間に何枚もの絵を必要とするアニメなのに、あの書き込みの多さは なんだろう。太く濃い線で真っ黒になるほど書き込まれた画面は、これが動くとは 信じられないほどの密度だ。
     作った人たちの情熱がビンビン伝わってくる。これに熱中したのは私たちより 一つ上の世代だが今回その気持ちが再認識できた。
     一つだけ残念だったのは、「放送自粛用語」が多用されているらしく、 音声に白味が散見されたこと。例えば「土方」なんていう言葉は確実にカット されている様子だが、東京の町外れの当時でさえ最低ラインの生活水準の仲間たちが ジョーを応援して「俺たちの英雄、出世頭」になる姿を祝福しているのが 泣かせる所なわけで、用語をクリーンアップしてしまってはイマイチ、リアリティ が薄まるような気がする。
  • 2006/2007シーズン・フィギュアスケート総まとめ
     といってもRD-X6に溜まりに溜まった録画をせっせとDVDに焼いていくだけなのだが、 ISUのホームページや各大会を放映した放送局(各国)のサイトから試合結果データを落とし、 写真があればこれを張り込んだラベル印刷画像を作る。
     正直なところ試合のビデオを見返す可能性は低いけれど、試合結果のデータを盤面に 印刷しておくことで、盤面をパラパラッと見るだけで今大会の結果が思い出せる。
     そのくらいの気持ちでコレクションだ。
     作業中見返していると、NHK杯で男女シングルの両方で金銀銅独占、というシーンが 出てきた。 NHK杯はまるで世界中の選手から敬遠されたかのように、一流選手が少なかったのは 確かだけれど、改めて感動してしまった。
     盤面印刷のついでに、シーズンの総まとめExcelデータもできた。
     世界選手権では浅田真央の5位スタートで「逆転は絶望的」と書きたてたマスコミも 有ったが、順位のデータを眺めると、シングルではSP絶不調からの逆転勝利は 幾度と無くある。アイスダンスだけは例外的に、コンパルソリー、オリジナル、フリーの 3種目で上から下まで全く順位変動無しという試合もある。
     シングルはジャンプ一発の成功が大きく影響するということだ。冒頭のジャンプ の失敗が後の演技まで響いてメロメロになることもあるし、高得点を狙って 演技後半に組み込んだジャンプが裏目に出る事もある。
  • 2006年10月あたりのフィギュアの録画を見返したら…
     Wiiリモコンを思い切り爽快に振り回しているCMが入っていた。
     思わずきらずに残した(笑)
     このCMは確かに気持ち良さそうだ。今じゃ 「リモコンは軽く動かすだけで遊べます、正しくストラップを装着して遊びましょう」 だからな〜、なんかストレス感じるよなぁ(^^;
  • TBS不二家報道で捏造…というかガセネタ垂れ流し疑惑 [Youtubeで見る]

     賞味期限切れのチョコレートを店頭から回収してむいてミルクチョコに改造とか、 落とした商品を三秒ルールで出荷とか、ガセネタをいっぱい放送してしまったのを 今頃叩かれているらしい。
     みのもんたが「不二家は潰れるべきだ」と言ったとかも。
     近代的なオートメーション工場でお菓子が作られる映像は誰でもTVで見たことあるよね。 それを踏まえて「店舗からチョコレートを回収して手で剥いて…」なんて作業をしたら どれだけ無駄な費用がかかることか、想像しただけで嘘っぽい。
     しかも話を聞いた元従業員が10年前の人なのを現在行われている話として報道した。
     しかも従業員は「カントリーマアム」クッキーの話として言ったけれど、働いていた工場では これを作っていないとか、何故かTBSがチョコレートの話にすりかえたとか、何の話やら ぐちゃぐちゃだ。
     取材の裏を取らないってメディアとしてどうなのよ?と思うが、ここまで無理があると 捏造といわれても仕方なさそう。
     ちなみに[TBS 捏造]で検索するとやたらとヒットするな〜。
  • ま、我が家ではTBSをやたらと見ているけれどお笑い系ばっかりだな(^^;
     ブランチとランク王国だけ残ればいいか。
  • 2007年4月期ドラマ
    初回日次確定のため再録。私的注目作は★
    • 火9 4/10 花嫁とパパ(石原さとみ)
    • 火10 4/10 セクシーボイスアンドロボ()すぱいあくしょん?
    • 火10 4/10 鬼嫁日記いい湯だな(みつきありさ)
    • 木10 4/12 孤独の賭け・愛しき人よ()
    • 木9 4/12 夫婦道(武田鉄矢)
    • 木10 4/12 わたしたちの教科書(菅野美穂)社会派学園もの
    • 金10 4/13 特急田中3号()鉄オタコメディー
    • 金11 4/13★帰ってきた時効警察(オダギリジョー)
    • 土9 4/14★喰いタン2(東山紀之)
    • 土11 4/14 ライアーゲーム
    • 日9 4/15★冗談じゃない!(織田裕二)
    • 月9 4/16 プロポーズ大作戦()
    • 水10 4/18★バンビーノ!(市村正親・佐々木蔵之助)
    • 木9 4/19 ホテリアー(上戸彩)ペの韓国ドラマリメイク
    • 金9 4/20 生徒諸君!()庄司陽子のマンガ原作(教師編らしい)

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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!