2005.12.17NHK杯　森内VS三浦　三間VS穴熊
谷川や森内が振り飛車を指すことは非常に好ましい。
谷川は対三浦との指し直し局で三浦が先手番で千日手にするとは思っていなかったらしい。「さすがに作戦は準備していなかった」と光速ノート84に早速書いてある。「１時45分終局。感想戦が終わったのが3時20分」と記してある所が憎い。二箇所しか三浦に聞くところはない。どうせ三浦は言わないので付き合うだけムダ。谷川も三浦と飲みに行くのはマッピラゴメンと言っている。
酒場でも三浦はドリンク剤飲んでいたというオチが欲しかった。
やけにUPが早い理由があった。翌々日放映のNHK杯で三浦は4手め62銀を見せている。これは損な手で後手はここで歩間4を作成しないといけない。44歩も面白いが一番指したい手は原始石田三間を阻止する4手め84歩。後手に穴熊に組ませて76飛で戦う場合40手めの35歩が後手の必殺偶数番アタック。

穴熊2ndアタック
先手：三間飛車
後手：4手め84歩から穴熊
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽８四歩 ▲７八飛 ▽８五歩
▲７七角 ▽６二銀 ▲６八銀 ▽４二玉 ▲４八玉 ▽３二玉
▲３八玉 ▽３三角 ▲２八玉 ▽２二玉 ▲３八銀 ▽１二香
▲６七銀 ▽１一玉 ▲７五歩 ▽９四歩 ▲５九角 ▽８四飛
▲７六飛 ▽２二銀 ▲７七桂 ▽３一金 ▲５八金左 ▽５一金
▲５六銀 ▽４一金右 ▲３六歩 ▽３二金右 ▲３七角 ▽９三香
▲６五銀 ▽４二角 ▲７四歩 ▽３五歩 ▲投了
40手で後手の勝ち

これは最近川上が矢倉相手に指している。谷川はマシュダ一家同様78金から急戦だが森内はどうしたか？

放映：2005.12.17
棋戦：第55回NHK杯三回戦
戦形：石田三間
先手：森内俊之名人
後手：三浦弘行八段
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀 ▲７八飛 ▽４二玉
▲４八玉 ▽３二玉 ▲５八金左 ▽８四歩 ▲７五歩 ▽８五歩
▲７六飛 ▽３三角 ▲３八銀 ▽２二玉 ▲３九玉 ▽１二香
▲６八銀 ▽１一玉 ▲６七銀 ▽２二銀 ▲７七角 ▽３一金
▲１六歩 ▽９四歩 ▲５九角 ▽８四飛 ▲３六歩 ▽５一金
▲３七角 ▽９三香 ▲７七桂 ▽４一金右 ▲５六銀 ▽４二角
▲４五銀 ▽３二金右 ▲１五歩 ▽２四歩 ▲６五歩 ▽２三銀
▲７四歩 ▽同　歩 ▲５五角 ▽２二金上 ▲６六角 ▽８二飛
▲７四飛 ▽７三銀 ▲９三角成 ▽７二飛 ▲９四馬 ▽７四銀
▲７二馬 ▽３三角 ▲９四飛 ▽７三歩 ▲８一馬 ▽７七角成
▲９二飛成 ▽８九飛 ▲４六桂 ▽６六桂 ▲４八金寄 ▽６七馬
▲５六銀 ▽４九馬 ▲同　銀 ▽５八金 ▲６七角 ▽４八金
▲同　玉 ▽８八飛成 ▲３七玉 ▽３九金 ▲４五銀 ▽４九金
▲７八歩 ▽同　龍 ▲同　角 ▽同桂成 ▲３八金 ▽３九銀
▲２六歩 ▽２五歩 ▲同　歩 ▽５九角 ▲２七玉 ▽２六歩
▲１七玉 ▽１四歩 ▲３四桂 ▽１五歩 ▲２二桂成 ▽同　金
▲１三歩 ▽１六歩 ▲１八玉 ▽３二歩 ▲１二歩成 ▽同　金
▲１三歩 ▽同　金 ▲２二香 ▽同　玉 ▲１五香 ▽２七歩成
▲同　玉 ▽２六香 ▲１六玉 ▽１四歩 ▲３七桂 ▽２八香成
▲２四金 ▽３八成香 ▲１三金 ▽同　桂 ▲投了
118手で後手の勝ち

やはり62銀には当然のごとく石田三間。後手の桂を封印すればヨシとの方針。この場合谷川のように急戦の権利が先手にある。森内三浦のNHK杯見てそれが軽すぎたと感じたのか谷川は「サスガに」とわざわざ翌日UP。谷川らしい恥じらいだがそんなことはない。
36手めの局面までに森内は25手め16歩。ここは2ndアタックが無理なので先手が後手の歩間4を誘える唯一の歩間3。三浦は84飛準備の94歩との交換なら勝ちと思っている。37手め森内は64銀ではなく45銀。これは後手の第2手め34歩を狙うマシュダ一家戦略そのもの。谷川三浦戦でも24角変化M1で34歩を狙っている。森内も大体同じ発想だと分かる。ところが森内手順では歩の等価交換となり三浦は73歩と打ってくれなかった。50手め強く73銀。以下解説康光指摘通り森内は93角成で先に香得。これを同桂は73飛成で二枚換え。55角でも93龍で飛車アタリなので77桂角成はない。19角成も28銀のダブルスコアで負け。したがって52手めはひとめ72飛しかない。康光が初めて見る手筋と驚いていたがコレしかないので手筋とは言えない。康光は53手めも83馬かなどと言っていたので涼子のタメ口にアタマ来て感情的になっていた模様。56手めの局面では香歩得で先手優勢。後手の左銀がひどい。桂を取れば46桂が双頭手。ところが康光も森内も三浦を信用しすぎ。なんかアルだろと勘ぐったのがいけなかった。57手め94飛はない。飛車打つならまだ康光ひとめの84飛。94飛のおかげで三浦に73歩打たれた。
三浦は先手でも千日手が嬉しいばかりかナケナシの1歩をこんな辺境に打てる棋士。最初からこんなヤツ相手と見切れば鈍臭い75歩で先手勝ち。銀が入ると受け放題なので77角成大歓迎。本譜は61手め92飛成までの5手で逆転してしまった。92飛成が1手パスなので手番を渡しては先手苦しい。67手め56銀引きがつらい。75歩で銀取っていれば銀打ちたい所。三浦は感想戦で89飛が悪かったと述べたがタコ手は68手め49馬までのイケイケ路線。1手稼いだら1手有効に使える。飛車などどこに打っても同じ。谷川戦でも見せたベタ金2連発はない。おかげで79手め78歩喰らって森内に75歩打たなくて良かったと言う顔された。最終盤は森内間違えて再逆転。先手勝ち手順は森内がいくつも知っているのでテクストに載る。森内の負け方は谷川戦を題材にした初回森内攻略法分析参照。根は変わらない。
森内戦略は非常に面白いが攻め合いで固まるクセがブリ返してきた。食い物のせいであろう。カニなど喰うと肩がよけい凝る。
名人戦は谷川が挑戦すると一番面白い。森内は谷川に負ける。これは間違いないから羽生は安心して頂きたい。今から食事療法やっても間に合わない。三浦は今回試験紙となった。

2005.12.16B2順位戦　屋敷VS成幸　4手め33角四間
日時：2005.12.16
棋戦：B2順位戦
戦形：4手め33角四間　手損角換り　
先手：屋敷伸之九段
後手：畠山成幸七段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △３三角 ▲同角成 △同　桂 ▲６八玉 △３二金
▲７八玉 △４四歩 ▲６八銀 △４五歩 ▲５六歩 △４二飛 ▲５七銀 △３五歩
▲３八銀 △４四飛 ▲２七銀 △３四飛 ▲３八飛 △６二玉 ▲６八金 △７二玉
▲４八金 △２四飛 ▲３六歩 △同　歩 ▲同　飛 △３五歩 ▲３八飛 △４二銀
▲６六銀 △４六歩 ▲同　歩 △４三銀 ▲９六歩 △９四歩 ▲７七銀 △８二玉
▲８八玉 △７二銀 ▲７八金 △４四飛 ▲５七金 △３四銀 ▲３六歩 △同　歩
▲同　銀 △３五歩 ▲６六角 △６四飛 ▲３五銀 △同　銀 ▲同　飛 △４八角
▲３七桂 △２四銀 ▲３六飛 △６六飛 ▲同　銀 △６九角 ▲５八銀 △７八角成
▲同　玉 △３五金 ▲同　飛 △同　銀 ▲４一飛 △３七角成 ▲６二金 △３一飛
▲６一飛成 △同　飛 ▲同　金 △同　銀 ▲５一飛 △７一金 ▲５二金 △同　銀
▲同飛成 △７二飛 ▲４一龍 △４六銀 ▲６五角 △５七銀不成▲同銀引 △５四金
▲６二銀 △同　金 ▲８三角成 △同　玉 ▲８一龍 △８二銀 ▲７五桂 △８四玉
▲６三桂成 △７一金 ▲７二成桂 △８一金 ▲６二成桂 △７四歩 ▲８五銀 △８三玉
▲６一飛 △５九飛 ▲６九金
まで107手で先手の勝ち
4手め33角に同角同桂なら向い飛車と本譜のように四間。四間なら立石流のように44飛+34飛で36歩を狙うが19手め27銀で阻止されても20手め34飛は先手から逆に36歩を狙われるため。20手め74飛は77玉を誘って34飛ならいいが強く65角から36歩を狙われ33桂が死ぬ。序盤は飛車より角と言っても34歩地点の傷を死守しているがこの飛車。
屋敷はゴーインマイウィエイで36歩狙い一点張り。34手め46歩は英会話教室への入学金であろう。
33桂の美人インストラクターを狙うだけなので屋敷の方針はラク。後手はそれを阻止するだけの将棋。桂を死守する為に大駒捨てて戦果は35金打ち。71手めは屋敷の美濃崩し初回将棋講座にあった。最後は金で叱って例の格言。この展開は33桂に余りに失礼かもしれない。69手めは優しく34歩だろうと。おそらくソコをナルゴンは屋敷に聞いてみたかった。講座通りでいいのかと。

2005.12.16B2順位戦　南VS小野　相矢倉37銀
日時：2005.12.16
棋戦：B2順位戦
戦形：相矢倉37銀
先手：南　芳一九段
後手：小野修一八段
▲７六歩 △８四歩 ▲６八銀 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲５六歩 △５四歩
▲４八銀 △４二銀 ▲５八金右 △３二金 ▲６七金 △４一玉 ▲７八金 △５二金
▲６九玉 △３三銀 ▲７七銀 △４四歩 ▲７九角 △３一角 ▲３六歩 △７四歩
▲３七銀 △６四角 ▲６八角 △４三金右 ▲７九玉 △３一玉 ▲８八玉 △９四歩
▲１六歩 △２二玉 ▲２六歩 △５三銀 ▲１五歩 △９五歩 ▲３八飛 △２四銀
▲１八香 △９三桂 ▲８六銀 △８五桂 ▲２八飛 △３三銀 ▲２五歩 △７二飛
▲４六角 △４五歩 ▲６四角 △同　銀 ▲４六歩 △７五歩 ▲２四歩 △同　歩
▲６一角 △８二飛 ▲７五歩 △４六歩 ▲同　銀 △４七角 ▲３七銀 △６九角成
▲２五歩 △同　歩 ▲６五歩 △７三銀 ▲１七桂 △２四銀 ▲２五桂 △２三歩
▲２六銀 △６四歩 ▲１四歩 △同　歩 ▲１三歩 △６五歩 ▲４四歩 △同　金
▲１四香 △６六歩 ▲６八金引 △５九馬 ▲６九歩 △１三香 ▲２九飛 △６八馬
▲１三香成 △同　桂 ▲６八歩 △２五桂 ▲８五銀 △同　歩 ▲１四桂 △１二玉
▲２五銀 △同　銀 ▲同　飛 △７六香 ▲２二銀 △同　金 ▲同桂成 △同　玉
▲１四桂 △３二玉 ▲４三香 △７八香成 ▲同　玉 △６七銀 ▲同　歩 △同歩成
▲同　玉 △５五桂 ▲同　歩 △５六銀 ▲同　玉 △５五金 ▲４七玉 △４六金打
▲３八玉 △３七金打 ▲２九玉 △３八銀 ▲１九玉 △１八歩 ▲同　玉 △２七銀成
▲同　飛 △同　金 ▲同　玉 △３七飛 ▲１六玉 △２四桂 ▲１五玉 △１七飛成
▲２五玉 △１六龍 ▲３四玉 △３六龍 ▲３五金 △３三歩 ▲４四玉 △４五龍
▲５三玉 △６二銀 ▲６四玉 △６五金 ▲７四玉 △７五金
まで150手で後手の勝ち
南の手法は単純。後手53銀では攻めがないと見て37銀で待機。2筋に戻して角交換から継ぎ歩。53手め7thアタックで72飛を狙う。後手は52手めが連動手。63手め37銀だが45銀44歩37桂45歩45桂の変化は切らされる。だから37銀と戻るのが戦法の趣旨。同様に68手め65同銀は66歩だと78角成同玉77歩歩以下42飛が残るが単に25飛の十字飛車で王手銀取りから63飛成を見せて先手勝ち。そこで後手も73銀だが53銀引きに桂を取らせて45桂を誘った方が普通紛れる所61角効果で74歩が厳しい。以下17桂から歩損解消して73手め26銀。 仕方ない73銀だったが74手め64歩以外に使い道がなくては後手苦戦。 23歩やめて47馬の勝負手から48飛の強襲を誘った方が面白い。13桂成は後手から入玉できる。南がB1にさえ残れなかったのはこのアタリから勝負に持ち込まれるため。74手め64歩がB2温泉。端攻めでは13歩がヌルイ。いつも詰まっている便所に構っていては吸盤が神様になってしまう。食い物を変えないといけない。以下の南の勝ち方は万年便秘症。141手目桂合なら詰まないという程度のモノではない。122手めの三連金は浦野の握り詰めでも見せない。例の後手73銀まで玉が会いに行く南の大頓死劇。お笑い一座座長は南で決まり。

日時：2005.12.16
棋戦：B2順位戦
戦形：対四間5筋位取り
先手：西川慶二七段
後手：森ケイジ九段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △４四歩 ▲４八銀 △４二飛 ▲６八玉 △９四歩
▲９六歩 △７二銀 ▲７八玉 △６二玉 ▲５六歩 △７一玉 ▲５八金右 △３二銀
▲５七銀 △５二金左 ▲３六歩 △６四歩 ▲６八銀上 △８二玉 ▲５五歩 △４三銀
▲５六銀 △７四歩 ▲６六歩 △７三桂 ▲２五歩 △３三角 ▲５七銀 △６三金
▲６八金直 △５二飛 ▲４六銀 △５四歩 ▲同　歩 △同　銀 ▲５五歩 △４五歩
▲５四歩 △４六歩 ▲同　歩 △５四飛 ▲４七金 △５一飛 ▲２四歩 △５五歩
▲４五銀 △５六銀 ▲同　銀 △同　歩 ▲５五歩 △同　飛 ▲６七銀 △５七銀
▲５六金 △６八銀成 ▲同　玉 △２四角 ▲同　飛 △５六飛 ▲２七飛 △４六飛
▲４七歩 △３六飛 ▲３七銀 △５六歩 ▲５八銀打 △３五飛 ▲２三飛成 △５五飛
▲５七歩 △同歩成 ▲同　銀 △６九金 ▲同　玉 △５七飛成 ▲５八金 △５六銀
▲７八角 △４七銀成 ▲５七金 △同成銀 ▲７九角 △５六金 ▲５七角 △同　金
▲６八銀 △１四角 ▲同　龍 △６八金 ▲同　玉 △１四歩 ▲５八銀 △５七歩
▲同　玉 △５六歩 ▲同　角 △５五銀 ▲３四角 △５六歩 ▲４八玉 △４七歩
▲同　玉 △４四飛 ▲４五金 △３四飛 ▲同　金 △２五角 ▲３六角 △３四角
▲３二飛 △４六歩 ▲３八玉 △４三角 ▲２二飛成 △７六角 ▲６三角成 △５八角成
▲２三飛 △３三歩 ▲９五歩 △４七歩成 ▲２七玉 △３七と ▲同　桂 △４二歩
▲同　龍 △５二金打
まで130手で後手の勝ち

コッチはキチンと銀など逃げずに40手め45歩。同じケイジでも中味が違う。
最後は金で。森は教訓が役立つ。というか教訓でしか指していない。
教訓＞大駒をロハで引かせる攻防手

2005.12.16B2順位戦　福崎VSナカヒロ対四間早繰り銀
日時：2005.12.16
棋戦：B2順位戦
戦形：対四間早繰り銀
先手：福崎文吾九段
後手：中田宏樹七段
▲７六歩 △８四歩 ▲１六歩 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲６八飛 △４二玉
▲３八銀 △３二玉 ▲７八銀 △１四歩 ▲４八玉 △５四歩 ▲３九玉 △５二金右
▲５八金左 △８五歩 ▲７七角 △７四歩 ▲２八玉 △４二銀 ▲６七銀 △５三銀左
▲５六歩 △４二金直 ▲４六歩 △６四銀 ▲７八飛 △７五歩 ▲５七金 △９四歩
▲３六歩 △７六歩 ▲同　銀 △７二飛 ▲６五歩 △７七角成 ▲同　飛 △５三銀引
▲６七銀 △８二飛 ▲４五歩 △８六歩 ▲同　歩 △同　飛 ▲８七歩 △８二飛
▲３七角 △７三歩 ▲７四歩 △８八歩 ▲７三歩成 △同　桂 ▲７四歩 △７二歩
▲７三歩成 △同　歩 ▲５五歩 △８九歩成 ▲５四歩 △同　銀 ▲７四歩 △６八角
▲７三歩成 △７七角成 ▲８二と △２五桂 ▲７二と △３七桂成 ▲同　桂 △５三銀
▲４六桂 △１五歩 ▲同　歩 △１七歩 ▲同　香 △２四角 ▲５八銀 △４六角
▲同　金 △２四桂 ▲２五角 △６八馬 ▲４七金 △１六歩 ▲同　角 △同　桂
▲同　香 △７九飛 ▲５九歩 △６六角 ▲７一飛 △５九馬 ▲同　金 △同飛成
▲４九銀左 △９九と ▲５七歩 △１二香打 ▲１四桂 △同　香 ▲同　歩 △２四桂
▲１九香 △１七歩 ▲同　香 △５七角成 ▲１三歩成 △５一歩 ▲２二と △４一玉
▲６一角 △４四歩 ▲２五桂 △４五銀 ▲５五桂 △３二金打 ▲４三歩
まで119手で先手の勝ち
福崎ナンチャッテ昇段祝い組が爆笑しているので本人が脇に説教。こっちはキチンと65歩。バンバン捌いている。ナカヒロ40手めに53銀と引くようではカゼ引いた方がいい。こんなトコは75歩に決まっている。中川と言いナカヒロと言いなぜ75歩が打てないのか？マシュダ一家の中空三角理論ではセオリー化されている。注射と違って違法行為ではない。67銀なら68角。取り合いでも後手勝ち。

2005.12.16B2順位戦　内藤VS富岡　対手損角換り棒銀
日時：2005.12.16
棋戦：B2順位戦
戦形：対手損角換り棒銀
先手：内藤國雄九段
後手：富岡英作八段
▲２六歩 △３四歩 ▲７六歩 △３二金 ▲２五歩 △８八角成 ▲同　銀 △２二銀
▲５八金右 △３三銀 ▲３八銀 △６二銀 ▲６八玉 △６四歩 ▲２七銀 △６三銀
▲２六銀 △１四歩 ▲７八玉 △７四歩 ▲３六歩 △７二飛 ▲３五歩 △４四歩
▲４六歩 △５四銀 ▲３八飛 △３五歩 ▲同　銀 △７五歩 ▲３四歩 △４二銀
▲４四銀 △７六歩 ▲６八金直 △５二金 ▲２四歩 △同　歩 ▲２八飛 △４八歩
▲同　金 △２二角 ▲３三歩成 △同　銀 ▲２三歩 △同　金 ▲５六角 △３四銀
▲８三角成 △６二玉 ▲３三歩 △６三銀 ▲３八飛 △３三桂 ▲３五銀 △４三銀
▲４五歩 △同　桂 ▲４四歩 △５四銀左 ▲４七金 △８二歩 ▲８四馬 △７三桂
▲５六金 △７一飛 ▲２四銀 △同　金 ▲７四歩 △同　銀 ▲同　馬 △６五桂
▲８四馬 △７三銀 ▲６六馬 △３七歩 ▲同　桂 △５七桂右成▲同金引 △６五歩
▲５六馬 △５七桂成 ▲同　馬 △３五歩 ▲８五桂 △４四角 ▲７三桂成 △同　飛
▲６四銀 △７四飛 ▲４八飛 △４七歩 ▲同　飛 △４五歩 ▲５六桂 △２二角
▲４五桂 △４六歩 ▲同　飛 △４四歩 ▲７三銀打 △５一玉 ▲５三桂成 △４五歩
▲４八飛
まで105手で先手の勝ち

9手め58金！
内藤は棒銀で。関西大御所軍団が棒銀パーティーでは確かに脇のリクエストがカスっても仕方ない。内藤までヒフミン同様23歩で決めてしまった。鮮やかな富士固め。見たマンマの流れる手順。先手の壁銀+78玉に誘われたトミーの72飛はない。アタリが歩しかないため。従って30手め75歩もない。22角は敗着というよりすでに悪い。

2005.12.16B2順位戦　ヒフミンVSワッキー　対四間35歩早仕掛け
日時：2005.12.16
棋戦：B2順位戦
戦形：対四間35歩早仕掛け
先手：加藤一二三九段
後手：脇　謙二八段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △４四歩 ▲２五歩 △３三角 ▲４八銀 △４二飛
▲５六歩 △６二玉 ▲６八玉 △７二銀 ▲７八玉 △７一玉 ▲５八金右 △９四歩
▲３六歩 △３二銀 ▲５七銀 △５二金左 ▲９六歩 △８二玉 ▲６八銀上 △６四歩
▲１六歩 △１四歩 ▲３八飛 △１二香 ▲３五歩 △同　歩 ▲同　飛 △４三銀
▲３四歩 △２二角 ▲１五歩 △同　歩 ▲２四歩 △同　歩 ▲１五香 △１四歩
▲２三歩 △１一角 ▲１四香 △同　香 ▲１五歩 △３二飛 ▲１四歩 △３四銀
▲３八飛 △２五香 ▲１三歩成 △同　桂 ▲１八飛 △１二歩 ▲１四香 △２七香成
▲１五飛 △４三銀 ▲１三香成 △同　歩 ▲同飛成 △１二歩 ▲２四龍 △３八飛成
▲２二歩成 △２九龍 ▲１一と △８四香 ▲５九銀 △３八歩 ▲４八銀引 △５四銀
▲１六角 △３九歩成 ▲２七龍 △同　龍 ▲同　角 △２八飛 ▲５四角 △同　歩
▲３九銀 △２五飛成 ▲４四角
まで83手で先手の勝ち

ヒフミンなら四間に棒銀と決まっていると猫も杓子も四間にする。一夜漬けで済むからだけではない。棋士ならイチドは棒銀の神様の洗礼を受けてみたくなる。ワッキーまで慣れない四間で棒銀リクエスト。ところがこの日はキリ棒銀SPが先に見事に決まってしまったので二番煎じでは目立たない。そこで序盤で大長考するが恐らく桐山の進行具合を待っている。
桐山が22歩で秀司を仕留めたのでコッチは23歩で。
69手め59銀はなにかのヒフミン解説にあった。
38手め24同歩が敗因1。45歩23歩成88角成同玉には44角が王手飛車。22角成同飛11角には44角。それでダメなら次に32銀23歩成同銀37桂などと読まない。これは銀がタコなのでまた戻って45歩対策。ところが脇は面倒になって抑え込みに行ったために角を取られてしまった。
こんなことならナニも考えずに45歩で良かった。一言で済む。サバクのは振り飛車の方。ヒフミンはすでに45歩には25飛で先手勝ちと結論しているのでソレを覆す。13桂の飛車取りは33歩成で負けなので角交換後34銀。下に飛車を下がって46歩。
脇が同歩だったので拍子抜けだったかもしれない。
そう言えば羽生がJT杯決勝解説を囲碁将棋ジャーナルでやっていた。藤井も認めたヒフミン解説の角引き手順は当家分析同様羽生も却下。郷田の序盤に問題があったので羽生もマシュダ一家分析にその主要箇所が書いてあると顔で言っている。

2005.12.16B2順位戦　桐山VS秀司　相掛り96歩+縦歩取り　桐山SP
日時：2005.12.16
棋戦：B2順位戦
戦形：相掛り96歩+縦歩取り　桐山SP
先手：桐山清澄九段
後手：佐藤秀司六段
▲２六歩 △８四歩 ▲２五歩 △８五歩 ▲９六歩 △３二金 ▲２四歩 △同　歩
▲同　飛 △２三歩 ▲２六飛 △７二銀 ▲９七角 △４二玉 ▲３八銀 △３四歩
▲３六飛 △３三金 ▲２七銀 △１四歩 ▲２六飛 △９四歩 ▲１六銀 △３二銀
▲２五銀 △１三角 ▲６八金 △２四歩 ▲２二歩 △２五歩 ▲５六飛 △５二金
▲２一歩成 △同　銀 ▲４五桂 △４四銀 ▲３三桂成 △同　玉 ▲１六歩 △３一角
▲１七桂 △３二銀 ▲４六歩 △２三玉 ▲７六歩 △３三桂 ▲８八角 △２二角
▲３八金 △６四歩 ▲２五桂 △同　桂 ▲４五歩 △３三銀引 ▲２六歩 △２四歩
▲３六歩 △６三銀 ▲１五歩 △同　歩 ▲２五歩 △同　歩 ▲３五歩 △同　歩
▲２七桂 △２四玉 ▲３五桂 △３一桂 ▲３四歩 △同　玉 ▲１五香 △１三歩
▲３六飛 △４二金 ▲４三桂成 △３五歩 ▲３二成桂 △同　金 ▲５六飛 △５四銀
▲２一銀 △８六歩 ▲同　歩 △８七歩 ▲７七角 △４三金 ▲３二歩 △２三桂
▲１二歩 △４五銀 ▲１六飛 △１四歩 ▲同　香 △１五歩 ▲１九飛 △６五桂
▲６六角 △４四銀 ▲５六歩 △同　銀 ▲４六金 △５七銀不成▲同　金 △同桂成
▲同　角 △４五歩 ▲４七金引 △５五銀 ▲２四歩 △４六歩 ▲同　金 △同　銀
▲同　角 △４五歩 ▲６八角 △９九角成 ▲２三歩成 △８九馬 ▲３六桂 △５五香
▲５八歩 △４六歩 ▲同　角 △３六歩 ▲４七銀 △４五金 ▲１三角成 △４四玉
▲４六歩 △５四玉 ▲４五歩 △６七馬 ▲６八銀 △７八馬 ▲６六銀 △２六桂
▲５五銀 △同　玉 ▲４六馬 △５四玉 ▲７五桂 △６五玉 ▲５六銀 △同　馬
▲６七香 △６六桂 ▲５六馬 △同　玉 ▲５七金 △６五玉 ▲６六金 △７四玉
▲１一歩成 △３八桂成 ▲５六角
まで155手で先手の勝ち

前回同様驀進中の桐山スペシャル
＞2005.10.28B2順位戦　桐山VS屋敷　相掛り96歩+縦歩取り=双頭手クロス戦法
秀司もソンナ戦法あるワケないと思っているワリには33金としっかり縦歩を取らせない。すでに作戦負けに気がついていない。桐山SPの主眼は1に棒銀、2に53。28手め24歩が敗着。22歩で感電。では次回は先に52金はあるか？
その場合は16歩。30手め24歩には36銀からまた25歩と合わせて棒銀。そこで34金変化を作成するが23銀不成でやはり銀交換。従って秀司の敗因は14手め。
桐山先生はまた居玉で勝ってしまった。凄い。

2005.12.16B1順位戦　野月VS中川　相掛り5筋位取り
日時：2005.12.16
棋戦：B1順位戦
戦形：相掛り5筋位取り
先手：野月浩貴七段
後手：中川大輔七段
▲２六歩 △８四歩 ▲２五歩 △８五歩 ▲７八金 △３二金 ▲２四歩 △同　歩
▲同　飛 △２三歩 ▲２八飛 △３四歩 ▲３八銀 △９四歩 ▲９六歩 △８六歩
▲同　歩 △同　飛 ▲８七歩 △８四飛 ▲２七銀 △５四歩 ▲６九玉 △５五歩
▲６八銀 △６二銀 ▲７六歩 △４一玉 ▲５八金 △３三角 ▲２六銀 △２二銀
▲３六歩 △７四歩 ▲６六歩 △７五歩 ▲同　歩 △４二角 ▲６七金右 △７五角
▲７七銀 △４二角 ▲３七銀 △５一金 ▲１六歩 △３一玉 ▲１五歩 △５三銀
▲４六銀 △４四銀 ▲６五歩 △３三桂 ▲７六銀 △２一玉 ▲６六角 △５四飛
▲７九玉 △４一金 ▲８八玉 △３一金寄 ▲７五歩 △５一角 ▲８六歩 △７三角
▲３七桂 △８二角 ▲８七玉 △６四歩 ▲７七角 △７三桂 ▲３五歩 △同　銀
▲４五桂 △６五桂 ▲３三桂不成△同　銀 ▲２五桂 △２四銀引 ▲３三桂不成△同　銀
▲６六角 △７四歩 ▲同　歩 △２四歩 ▲４五銀 △５二飛 ▲３五歩 △７五歩
▲３四歩 △２二銀 ▲８五銀 △３六歩 ▲同　銀 △９三角 ▲７三歩成 △７六歩
▲７五歩 △７七桂打 ▲６三と △８二飛 ▲９七桂 △８九桂成 ▲７六玉 △７七歩
▲８七金 △７八歩成 ▲６四と △７七桂成 ▲同金左 △同　と ▲同　金 △９九成桂
▲２三歩 △同　銀 ▲７三銀 △５二飛 ▲６三歩 △６一歩 ▲４五桂 △３四銀
▲５三桂成 △９二飛 ▲２四飛 △２三銀 ▲２九飛 △２四歩 ▲５五角 △７一香
▲３三歩 △７三香 ▲３二歩成 △同　飛 ▲３三歩 △７五香 ▲６五玉 △７二飛
▲７三歩 △８二飛 ▲３二金 △１二玉 ▲３一金 △４四金 ▲同　角 △同　歩
▲３二金打 △９八角 ▲７六銀 △２二桂 ▲６二歩成 △７六香 ▲２二金 △同　玉
▲３二歩成 △同　銀 ▲同　金 △同　玉 ▲４三銀
まで157手で先手の勝ち

相掛り棒銀に42角から75歩を取りに行く手法は2005.11.07&08竜王戦第2局渡辺VS木村　横歩取り84飛5筋位取りの影響
中川はアホな解説呼ばわりにを身をもって54歩だが分不相応。42手め42角と戻すようでは最初からハッタリだと分かる。52手め33桂もヒドイが54手め75歩と打てない理由はなんであろう？64歩なら怖くない。55銀76歩44銀も全然怖くない。
21玉と言うことは王手飛車を避けたと中川は言うはずだがそんなヘナチョコ変化はない。野月は閉塞角を開放するために勝負手を放っただけ。75歩を指せないなら33桂はない。42角の二重利きで飛車を渡せるのでフツーに33銀。アホな21玉以後野月恒例のラクチン将棋なのでタラコ喰いながら指せる。78手め24銀は意味不明。フツー角を王手で取る。タラコには歩が一枚しかないので45桂など全然怖くない。81手め66角と逃げられ後手は桂が三枚。
三桂あってもナニもない。147手め76銀は野月の得意芸。こんなモノ香で取って中川は恥ずかしくないのか？
教訓No: 8792＞王手阻止で合い駒に使った駒を鼻で笑って大駒以外で取ると大抵将棋は負ける。
でも中川にはどの教訓も役立たない。ソコに行くまで終わっている。
この日B1で面白かったのは青野とシザだけ。

2005.12.16B1順位戦　北浜VS木村　横歩取り85飛
日時：2005.12.16
棋戦：B1順位戦
戦形：横歩取り85飛
先手：北浜健介七段
後手：木村一基七段
▲２六歩 △３四歩 ▲７六歩 △３二金 ▲７八金 △８四歩
▲２五歩 △８五歩 ▲２四歩 △同　歩 ▲同　飛 △８六歩
▲同　歩 △同　飛 ▲３四飛 △３三角 ▲３六飛 △４一玉
▲８七歩 △８五飛 ▲２六飛 △２二銀 ▲５八玉 △６二銀
▲３八銀 △７四歩 ▲３六歩 △７三桂 ▲３七桂 △５一金
▲４八金 △８六歩 ▲同　歩 △同　飛 ▲３五歩 △８五飛
▲３三角成 △同　桂 ▲８八銀 △２五歩 ▲同　桂 △同　桂
▲同　飛 △３六角 ▲２六飛 △４六桂 ▲６八玉 △３八桂成
▲同　金 △１四角 ▲２三歩 △同　角 ▲２四歩 △１四角
▲１六歩 △３七歩 ▲４八金 △３五飛 ▲４六角 △３八歩成
▲３五角 △４八と ▲２三歩成 △同　金 ▲８一飛 △４七角成
▲７七玉 △９五銀 ▲８七銀 △８六歩 ▲９八銀 △６五桂
▲８八玉 △６九馬 ▲４六飛 △３三金 ▲４五桂 △４四金
▲２四角 △５八と ▲５一角成 △同　銀 ▲４二歩 △同　玉
▲５三桂成 △３二玉 ▲７九金打 △５五角 ▲６六飛 △８七金
まで90手で後手の勝ち
B1ではまだ横歩取り85飛が通用する模様。
60手めは中断していたが飛車などあげて38歩成に決まっている。
62手め23歩成は意味不明。フツー47角成阻止を最初に読む。25桂は37銀なら33歩から56飛。25角なら23桂で決まるが64手め34銀で困る。次に33歩を読む。31金なら先ほどの23桂。強く同金なら今度こそ25桂。23歩成では23同金で33歩も25桂も瞬時に消えた。
81飛打って47角成許してはキムカズでも間違えようがない。

2005.12.16B1順位戦　島VS先崎　手損角換り65歩+62飛　
日時：2005.12.16
棋戦：B1順位戦
戦形：手損角換り65歩
先手：島　　朗八段
後手：先崎　学八段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △８八角成 ▲同　銀 △４二銀
▲７七銀 △６二銀 ▲３八銀 △６四歩 ▲４六歩 △３二金
▲４七銀 △６三銀 ▲７八金 △４一玉 ▲５八金 △３一玉
▲６八玉 △５四銀 ▲３六歩 △６五歩 ▲１六歩 △１四歩
▲３七桂 △５二金 ▲７九玉 △９四歩 ▲９六歩 △３三銀
▲５六銀 △６二飛 ▲４七金 △７四歩 ▲１七香 △４四銀
▲８八玉 △５五銀左 ▲同　銀 △同　銀 ▲４五桂 △７五歩
▲同　歩 △４四角 ▲７六銀打 △６六歩 ▲同　歩 △同　銀
▲６三歩 △７七銀成 ▲同　桂 △６三金 ▲５六金 △５四金
▲６六歩 △９五歩 ▲同　歩 △９七歩 ▲７四角 △９五香
▲８三角成 △９八銀 ▲６五桂 △５五銀 ▲７七玉 △９九銀不成
▲５三桂右成△同　金 ▲同桂成 △６六銀 ▲同　金 △同　飛
▲５四金 △４六飛 ▲４四金 △６六金 ▲６八玉 △６四桂
▲４一銀 △７六桂 ▲５九玉 △５八歩 ▲同　飛 △４四飛
▲４五歩 △４六香 ▲３二銀成 △同　玉 ▲４一銀 △２二玉
▲３一角 △１二玉 ▲２二金 △１三玉 ▲２一金
まで95手で先手の勝ち
いい加減な序盤。島もサッサと咎めたらいいのに。島が来ないので5thアタックのガチャポンで。森下ならチャリンと音がしたと言う。98銀はズコッであろう。なんともバカ単純な作り。55銀打ちも裏番組の阿部といい勝負。
ガッチャン銀は歩の数が勝負の分岐。最後の1歩で66歩は双方に66地点と44地点を補填しつつ後手だけに66角の権利がある。ところが31玉型のために同角同金同飛は68飛。76飛で銀取りは61飛成が王手になり合い駒は85角で負け。同飛同金は飛車打金取りに61飛が双頭手で手番奪還。46飛では話しにならない。島にこの地点で見透かされたので本譜の46飛も全然怖くない。
島に76銀打たせたら41銀がないのでじっと22玉でよかった。62飛型に63金と上がる将棋は有り得ない。46手め66歩が敗着。22角引き変化を残して22玉を避けたのなら64銀と引いて75銀捨てで歩損解消。同銀は76歩。先手からの55銀には22角。
最終盤はお笑い変化の実戦版かもしれない。これでは先崎は永遠にブーハのことが書けない。
羽生特有の細かい綾がない？
弦楽器に細い弦を使うと繊細だが音がひっくり返ってコントロールが難しい。
逆に太い弦は安定しているようでも艶がない。ライトかハードかと言う違いはどこの世界でもある。ではコレがハードの表現法かと言うと粗雑に見えるだけ。それをどこで感じるかと言うと桂が跳ねていない状態での95歩。歩切れの相手に歩を渡す神経が図太いだけならまだコントロールできる。この弦は錆びている。

2005.12.16B1順位戦　青野VS高橋　横歩取り35飛青野スペシャル
日時：2005.12.16
棋戦：B1順位戦
戦形：横歩取り35飛青野スペシャル
先手：青野照市九段
後手：高橋道雄九段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △８四歩 ▲２五歩 △８五歩
▲７八金 △３二金 ▲２四歩 △同　歩 ▲同　飛 △８六歩
▲同　歩 △同　飛 ▲３四飛 △３三角 ▲５八玉 △４一玉
▲３六歩 △５一金 ▲３七桂 △６二銀 ▲３八銀 △４二銀
▲３五飛 △８八角成 ▲同　銀 △３三桂 ▲７七角 △８四飛
▲６六角 △２四飛 ▲２五歩 △５四飛 ▲８二歩 △２六角
▲８五飛 △３五歩 ▲同　歩 △３六歩 ▲４八金 △３七歩成
▲同　金 △同角成 ▲同　銀 △２五桂 ▲２六銀 △８四歩
▲８七飛 △９五桂 ▲７七飛 △８六金 ▲１一角成 △７七金
▲同　馬 △２九飛 ▲４八角 △１九飛成 ▲２五銀 △２八龍
▲３四香 △５五香 ▲６八金 △２三金 ▲４六桂 △７四飛
▲５五馬 △７六飛 ▲２四歩 △３七歩 ▲２三歩成 △３八歩成
▲１五角 △２五龍 ▲３二と △５二玉 ▲４二と △同　金
▲７二金 △１五龍 ▲６一銀 △４一玉 ▲３一金
まで83手で先手の勝ち

19手め36歩!
青野スペシャル三部作完成。20手め51金が敗因1。22手め62銀が敗因2。
こんな手見せられて悠長に塗り絵してる子供はいない。青野にうまく丸め込まれた。

2005.12.16B1順位戦　慶太VS阿部　手損角換り腰掛け銀　棋聖戦第1局バージョン
日時：2005.12.16
棋戦：B1順位戦
戦形：手損角換り腰掛け銀　棋聖戦第1局バージョン
先手：井上慶太八段
後手：阿部　隆八段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △３二金 ▲７八金 △８四歩
▲２五歩 △８八角成 ▲同　銀 △２二銀 ▲４八銀 △３三銀
▲４六歩 △６二銀 ▲４七銀 △６四歩 ▲６八玉 △６三銀
▲５八金 △９四歩 ▲９六歩 △５二金 ▲３六歩 △７四歩
▲７九玉 △４二玉 ▲７七銀 △１四歩 ▲１六歩 △３一玉
▲５六銀 △５四銀 ▲３七桂 △４四歩 ▲４八飛 △４三金右
▲８八玉 △７三桂 ▲６六歩 △２二玉 ▲４五歩 △８五桂
▲８六銀 △６五歩 ▲７三角 △８一飛 ▲４四歩 △同　銀
▲４五歩 △３三銀 ▲６五歩 △９五歩 ▲同　歩 △７五歩
▲同　銀 △７一飛 ▲８四角成 △８一飛 ▲７三馬 △７一飛
▲６四馬 △６三歩 ▲４六馬 △７五飛 ▲同　歩 △６六角
▲７七桂 △５五銀打 ▲４七馬 △９五香 ▲６七銀 △９九香成
▲６六銀 △同　銀 ▲８五桂 △７六香 ▲９二飛 △８九銀
▲９七玉 △７八銀不成▲４四桂 △同　銀 ▲同　歩 △９五歩
▲８六玉
まで85手で先手の勝ち

康光羽生の猿真似。
2005.06.11棋聖戦第1局羽生VS康光 手損角換り腰掛け銀 奪還仮想番
2005.09.21&22王位戦第7局　康光VS羽生　手損角換り腰掛け銀 勝千負持
双方に期待外れ。54手めは渡辺明が35歩で負け将棋にしたばかり。2005.10.25-26第18期竜王戦第1局木村VS渡辺　手損角換り腰掛け銀
あの将棋をキムタコは落として一挙にお笑い竜王戦になってしまった。 今でも不思議でもなんでもない。書いた通り。
56手めは82角に71飛も57手め84角成も棋聖戦第1局手順。古い順からコピーしているので勉強会であろう。マシュダ一家読んだ方が手ッ取り早い。
康光羽生変化を消化しきれなかった阿部は62手めで63歩。飛車切り変化は当時でさえ既出だったが35歩+46馬とでは全然違う。63地点に打って歩切れではヒドイ。以下阿部の思い込みに相応しい。

2005.12.16B1順位戦　シザVS深浦　手損角換り腰掛け銀68銀泡踊り
日時：2005.12.16
棋戦：B1順位戦
戦形：手損角換り腰掛け銀68銀泡踊り
先手：堀口一史座七段
後手：深浦康市八段
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △８四歩 ▲２五歩 △３二金
▲７八金 △８八角成 ▲同　銀 △２二銀 ▲３八銀 △３三銀
▲４六歩 △７二銀 ▲４七銀 △６四歩 ▲７七銀 △６三銀
▲５八金 △４二玉 ▲６六歩 △７四歩 ▲６八玉 △５二金
▲７九玉 △１四歩 ▲１六歩 △９四歩 ▲９六歩 △３一玉
▲３六歩 △５四銀 ▲５六銀 △４四歩 ▲３七桂 △４三金右
▲４八飛 △７三桂 ▲４五歩 △２二玉 ▲６八銀 △４五歩
▲４一角 △８五桂 ▲７四角成 △９五歩 ▲６四馬 △８一飛
▲４五銀 △４四歩 ▲５四銀 △同　歩 ▲４五歩 △９六歩
▲２四歩 △同　歩 ▲２五歩 △６一飛 ▲４六馬 △３九角
▲４九飛 △２八角成 ▲２四歩 △３八馬 ▲４八金 △４九馬
▲同　金 △９七歩成 ▲２三銀 △同　金 ▲同歩成 △同　玉
▲２四歩 △同　銀 ▲４四歩 △５八銀 ▲２四馬 △同　玉
▲４六角 △３五銀 ▲２五銀 △１三玉 ▲５八金 △３三金
▲３五歩 △４九飛 ▲５九金 △４六飛成 ▲４三歩成 △同　龍
▲３四歩 △７七歩 ▲同　桂 △６七歩 ▲３三歩成 △８八角
▲同　金 △６八歩成 ▲同　玉 △６六飛 ▲６七歩 △７九角
▲５八玉 △５七角成 ▲同　玉 △４六龍 ▲６八玉 △５七銀
まで108手で後手の勝ち

2005.06.11棋聖戦第1局羽生VS康光 手損角換り腰掛け銀lの分析ではすでに昼に41手め45歩は先手負けと実況している。39手め45歩はどうか？深浦は不用意に22玉としたためにシザに68銀を指された。後手なら深浦相手にマシュダ一家仕込みの銀踊りを見せたこともあるのでひとめラシー。85桂からの先逃げなら86銀がフツーだが先に68なら狂人コースにはならない。22玉と42手め45歩は41角打てと言う誘いなので素直に。63角と合わせて同角同銀では泡踊り大会になるので深浦は85桂。勝負というより転居後の女を古巣で待っているモドカシさ。この空気を掴むような桂跳ねは深浦の今期最大の哀愁かもしれない。74角成でシザは勝ったと子供のように喜んでいる。
以下の進行
1=受動仮想駒アタリ奇数番3
2=連動仮想駒アタリ奇数番3で歩得
3=逆行仮想駒アタリ偶数番2で劣勢
49手めはこの流れだと仮想駒アタリ奇数番3で勝ち。該当は86歩。
ところが86歩は例の格言「二枚換えとは歩ともせよ」。最近は「二枚換えなら女房売ります」とオデコに張り紙しているのが深浦。
86歩82角同角同飛85歩64角は廻りクドイと景気良く。
4以降は完全駒アタリ偶数番2で53手めまで。96歩でついに後手が逆行奇数番1を初めて獲得。ここで44歩で平行奇数番1に戻して局面を単純化するのが先手の方針だがシザは偶数番コースへ進む。結果58手め61飛で後手に完全駒アタリ奇数番3を奪取され第二部へ。
1=完全駒アタリ奇数番3
2=逆行駒アタリ奇数番3
3=完全駒アタリ偶数番4
4=逆行駒アタリ偶数番4
5=滞留駒アタリ奇数番3
6=逆行駒アタリ偶数番2
7=完全駒アタリ奇数番3
ここでシザは48金と強く馬飛車交換へ。以下寄せ合い。76手め58銀は同金なら49飛で馬抜き+43龍で後手勝ち。従って馬切りしかなく深浦は先手の寄せに協力している。79手め58金は39飛で要の桂を取られるので先の桂を死守して46角王手の三頭手。マシュダ一家λエックスの影響が顕著。羽生久保戦や郷田羽生戦でもそうだったように46地点は多い。フツーに25歩で王手ダロと言っても無意味。シザはこれが一回やってみたかった。
その証拠が81手め25銀王手。これこそ歩で並べ詰めダロと言っても先の理由で25歩など眼中にない。83手めで慌てて詰めろ解除。33金で最大のサカナに逃げられたと動揺し85手め35歩の漫才続行。王手阻止で合い駒に使った駒を鼻で笑って大駒以外で取ると大抵将棋は負ける。35角で並べ詰めダロと言っても坊主に説教。シザは三回以上勝ちを譲っているがいちいち書いても無意味。本当のシザは誰が指しても同じ勝ちに興味ない。深浦が投げないので80手め以後は棋譜を汚すと思って恐らく途中で本体は家に帰った。必勝から試合放棄では毎日が困るのでおろらく幽霊が勝手に指し継いでこうなった。中継には棋譜ミスが多いがこのオチはMFお笑い劇場のノリを越えている。投げない深浦が悪い。