制権理論
2005.11.07&08竜王戦第2局 渡辺VS木村 横歩取り84飛5筋位取り
地獄門とその周辺
実況&分析マシュダ一家

竜王戦第2局その後2 夜のダイジェスト No: 8499 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/09 Wed 02:16:50

恒例のダイジェストは深夜零時すぎから15分。
いきなり夜のアンパンマン組がそろって公開懺悔。1手の違いが勝敗を分けると。ところがナニがその勝敗を分けた1手なのか最後まで屋敷は話すことがなかった。名人戦お通夜の時もそうだった。島も大介もあの日を境に凋落したが屋敷は心配いらない。B2からではこれ以上落ちようがない。
無論46銀が「勝敗を分けた1手」ではない。この手があることは知っていたとボロ雑巾も笑っていたのが夕方の自戦解説。屋敷も夕方の絶賛調から感心調に表現を変えた。
矢内のツッコミに屋敷は今回上手く自己弁護。
35歩の状態で先手が気持ちよく45桂が跳ねるのと36歩の催促で仕方なく45桂が跳ねるのとでは雲泥の差。50手めのMF変化36歩とは双頭手。26角変化も見せた空間開放手+桂入手の督促状。最終盤の作りで三頭手になる可能性があった。35歩と36歩への言及のゴマカシがA1とB2との越えられない壁。それでも内心思っていることが「勝敗を分けた1手」と表現された。口には出さねど35歩の処遇が勝敗を分けたと顔で語るしかない。
それでも封じ手43手め55銀まで屋敷はダイジェスト版で非常に明解な解説に収斂。双方歩を取り合ったと。これだけは当家の明解な読み方を踏襲。
当家の封じ手は96歩だがこれについては渡辺明が局後の自戦解説で遠隔操作で触れている。先に桂を渡すと後手から95桂が早いと。それこそ45桂の角取りなど無視されるほど後手の攻めが早いとハッキリ述べている。これは矢倉中心に将棋を学んだ生っ粋居飛車党の明解な主張。屋敷は95桂に気がつかなかったので夕方には「95桂という俗手」と言う表現で解説補填。俗手ではない。昨年の竜王戦では61手め15桂として竜王位奪取の礎石を作ったマシュダ一家の有名な手。今回も当家の96歩は95桂を阻止する双頭手と実況&分析No: 8491でハッキリ初日に書いてある。今回渡辺明を勝ちに導いた75角変化の下敷きまで。連盟棋士は出所を言えない立場だが。
屋敷のNHK講座は三回見るとアクビでると述べた理由が分かったであろうか?
それでもあの澄んだ視線を再度見る。あの顔見ていたら新たな発見があった。42手め24角変化はないかと。先手はここで封じ手にするので今度55銀は本譜と違う。55銀に後手が75歩の1手というワケでもない。以下が変化1。

初日MF第1構想42角から53角を24角変化に転用
標題:14歩を活かす13桂
先手:43手め封じ手55銀
後手:42手め24角
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲3八金 ▽4一玉 ▲8七歩 ▽6二銀
▲2六飛 ▽5一金 ▲4八銀 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5五歩
▲6八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽7三桂 ▲1六歩 ▽1四歩
▲7七銀 ▽4四角 ▲6六銀 ▽3五角 ▲3六飛 ▽2四角
▲5五銀 ▽3五歩 ▲2六飛 ▽3三角 ▲3四歩 ▽4二角
▲4六銀 ▽2三歩 ▲3五銀 ▽5三角 ▲投了
52手で後手の勝ち

52手め75歩は24歩で逆に後手負け。そこで先に53角で銀アテだが36飛ではピンボケ。ところがやりたい25飛はそこで13桂。当家が今回後手の14歩を容認したひとつの変化が24角にあった。こういう発見は面白い。屋敷ありがとう。本譜の53角変化では封じ手55銀に後手の選択枝は75歩しかなかった。24角変化には後手に別の選択肢がある。その場合は渡辺明が寝られなかったはず。桐山は勝敗の原因をキムカズがマシュダ一家を徹夜で解読しようとして寝られなかったと示唆。キムは渡辺明のように当家を素直に読まないから解読が必要になる。ここには連盟棋士の言い草よりハッキリ書いてある。96歩なら95桂がないと。55銀なら後手勝ちと。それだけのことに解読など不要。渡辺明は王座戦以来丸2年MFを毎日読んでいるので読み方を知っている。これがサカサ読みする棋士とマンマで読める棋士の違い。当家でも控え室の54銀変化など3秒以上読まない。54銀などひとめダメ。みんなの名人誕生講座標題引用だけで初日に即座に分からないとMF愛読者とはいえない。
別の選択肢があるとは権利が発生していること。
初日の当家分析は譲渡理論以来の新作をもたらした。
名付けて「制権理論 」。これは歩間理論と違って物性の原理ではなく権利関係の原理から構築。モノ自体に権利はない。権利などと言うのは人間。人間が指す将棋とて先手が初手を指すのに権利とは言わない。しかし「封じ手にする権利」とは言う。それを指し手すべてに数で振り分ける。すると封じ手に持ち込む権利さえ理論化できる。


竜王戦第2局その後1 お通夜の衛星放送 No: 8498 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/08 Tue 19:47:23

両対局者が交互に登場。前代未聞の結婚式とお通夜の同時中継となった。サミュエル・ゴールデンベルグとシュミーレなら面白かった。これは単なる銭ゲバとボロ雑巾の風情。
桐山も屋敷もやけに渡辺明の46銀を絶賛していたが彼等は自分が読めない手は必ず褒める。ところが誰も50手めの後手の最善手を指摘できなかった。当のキムカズもすでに負け犬を越えてジョークも死体に群れる蝿。
彼が唯一示した主張は桐山御自慢の50手め42角に対する反対声明。上部補強の継続手52金が手損になり序盤の当家指摘緩手51金を認めることになるとのこと。昨日の当家指摘を反省しつつ42角を認めないのはいい。しかし76歩はない。アホだったと言うべき。代わりに76歩より42角の方がマシと言うボロ雑巾。ドキンちゃんでもフォローできない。
渡辺明の46銀繰り換えと似たようなコトは羽生が苦し紛れにやって顰蹙を買ったことがある。それでも控え室は絶妙の繰り換えと絶賛し後に羽生がありゃダメと自白するまで誰も絶妙手と信じてた。
渡辺明には46手め35歩が意外だった。これが唯一の告白。
屋敷や桐山が46銀を絶賛したために50目のイヤな手を明かさずに46手め35歩をタコ手扱いにした。当家も疑問扱いしていたため。
46銀とは53角がいなくなればタコ扱いされた35歩を取ると言う手。しかも56飛が居なくなったら56歩さえ許さないという双頭手を装っている。こんな手を見たら当家はイチイチ読まない。先手が逆行奇数番1を引かされたとしか見ない。こう言う時は偶数番原理を発動するのがマシュダ一家。渡辺明もキムカズも奇数番原理しか知らないので脳裏にさえうかばない手がある。だから24飛と74飛はダメそうと渡辺明もキムカズも即座に言っている。いつもの逆行奇数番1がここで通用しないため。
ならば50手めは偶数番2を取るしかない。すると36歩しかない。よく見れば46銀のおかげで飛車筋が止まり36歩が突けるようになっている。

最後に彼等が大好きな駒アタリ奇数番3で大逆転した場合

日時:2005.11.08
棋戦:馬鹿表記を止めさせる会
戦形:横歩取り84飛5筋位取り
先手:連盟棋士互助会
後手:50手め36歩
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲3八金 ▽4一玉 ▲8七歩 ▽6二銀
▲2六飛 ▽5一金 ▲4八銀 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5五歩
▲6八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽7三桂 ▲1六歩 ▽1四歩
▲7七銀 ▽4四角 ▲6六銀 ▽3五角 ▲3六飛 ▽5三角
▲5五銀 ▽7五歩 ▲3七桂 ▽3五歩 ▲5六飛 ▽3三桂
▲4六銀 ▽3六歩 ▲4五桂 ▽同 桂 ▲同 銀 ▽4四桂
▲投了
54手で後手の勝ち

屋敷の深夜ダイジェストが楽しみ。


二日目初版
地獄門とその周辺 No: 8497 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/08 Tue 14:15:51

敗因は46手め35歩と48手め33桂のミスマッチ。敗着は50手め76歩。これはポカであろう。渡辺明が歩だけパクって46銀と食い逃げしたのでよほどアタマに来たのかもしれない。バイキングで一人だけ食いまくっている仲間を見て「ならオレも」と気を抜いたのが運の尽き。
ドリフのギャグにもあった。将棋は食い倒れ選手権ではないので先手に75歩を取ってくれと優しく誘わないといけない。
分析最終手の24歩も相当意地汚い。そこまで竜王がやるかと矢内に説教してもらいたい。
キムカズは二日目にその性格が祟って頓挫したが地獄門の周辺をうろついただけでも立派。最近あの門は皆怖くて腰引いている。タカミチでは荷が重いのでさ来年の名人戦あたりでまた。

日時:2005.11.07-8
棋戦:第18期竜王戦第2局
戦形:横歩取り84飛5筋位取り
先手:渡辺 明竜王
後手:木村一基七段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲3八金 ▽4一玉 ▲8七歩 ▽6二銀
▲2六飛 ▽5一金 ▲4八銀 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5五歩
▲6八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽7三桂 ▲1六歩 ▽1四歩
▲7七銀 ▽4四角 ▲6六銀 ▽3五角 ▲3六飛 ▽5三角
▲5五銀 ▽7五歩 ▲3七桂 ▽3五歩 ▲5六飛 ▽3三桂
▲4六銀 ▽7六歩 ▲2三歩 ▽同 金 ▲5三飛成 ▽同 銀
▲7五角 ▽6四飛 ▲2四歩 ▽同 金 ▲6四角 ▽同 歩
▲2一飛 ▽3一角 ▲4五桂 ▽4二銀 ▲3三桂成 ▽同銀右
▲4五桂 ▽4四銀 ▲同 角 ▽同 歩 ▲4三銀 ▽投了
71手で先手の勝ち
投了15時16分


50手め24歩 No: 8496 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/08 Tue 13:56:19

これはひとめシビレ。同飛は53角成で後手が入玉を目指しても今度は先手は角切りの必要がないので45桂で負け。同金もダメ。34金も先の入玉ルート封印。
やはりアンパンマンではダメだった。泉ならビシっと「4時がクライマックスですネ」と強迫してくれた。


最後の楽しみは入玉 No: 8495 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/08 Tue 13:42:11

51金を捨て駒にして32-23と入玉ルートを作成中。これは先手焦る。
後手からの仕掛けは36角で25地点補強+29飛には39金を誘発して最後に飛車切りで98玉で詰み上がる。36角はサクリフィイス。39底歩なら37歩はない。26金はムシ。23玉に即詰みはないので大逆転劇は有り得る。


23歩の意味 No: 8494 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/08 Tue 13:27:47

同金と取らせることで33角切りに同銀は21飛の王手金取り。従って33角成には同金を強いられる。そこで45桂は後手壊滅。角切りを敢行されると29飛には39歩の底歩で19龍の暇がないばかりか56歩も間に合わない。25角+46桂の頓死狙いもない。

昼食以後の後手負け変化
▽6四飛 ▲5五銀 ▽6五桂 ▲6四銀 ▽同 歩 ▲3三角成
▽同 金 ▲4五桂
63手で先手の勝ち
これで23歩から一本に繋がる。

昼食休憩までの残り時間=▲3時間9分、△1時間51分
あとはいかに16時まで持たせるかNHK職員が渡辺明を説得。


50手め76歩? 55手め75角で昼食休憩 No: 8493 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/08 Tue 13:06:06

49手めで昼食休憩でよいのにキムはもう76歩。実利主義者に歩損解消の実利を後手で主張するとは相当な自信家。それでは先後の差は永遠に換らない。
渡辺明は23歩から飛車切り75角の飛車銀取り。
この先手からの75角は昨日当家が97角変化で先手勝ちにした手順。53角成か53飛成かの違いだが75角で飛車銀取りは同じ。97角変化では54飛に74歩。本譜なら54飛に88角の支えがあるので55銀。だからいずれも54飛は後手負け。
キムカズ頭抱えるフリして昼食休憩。でも後手の方が気分はラク。開き直るしかないため。
76歩敢行すれば64飛で55銀には飛車あげて桂跳ねが継続手。64銀なら同歩で銀入手。先手の無理攻めには一応受けが利く。先手には飛車一枚。角銀交換の駒損でも後手には貯金した駒台仮想番がある。対地獄門58玉型の宿命。
後手からの65桂+76歩+飛車銀歩なら最終切り札56歩で駒損ながら逆転に期待。61手めは先手の手番なので昼食休憩はむしろ渡辺明が大変。75角を66か84に展開することで葛藤するとコケル。53銀鎮座に受けの銀が後手にあるからとひとめの66角に期待するのは自信がない証拠。手番が命。
従って読みの中心はイキナリ33角切りから45桂。その場合57地点は75角でも66角でも同じなので一手分先手が得。角切りは勝ちが判明すれば先手の権利。それを昼に読む。ただしその場合23歩がなんだったのかということになる。34歩は利かないばかりか32玉という脱出路を与えている。中村中原戦や羽生森内戦でも当家ではテーマになった32玉。
すると結審前に主張された新権利が実は捏造だったということになる。
そもそも渡辺明が昨日の当家変化をパクルという根性が意地汚い。
こういう場合慌ててない。胸張って股間を引き締めるだけ。
封じ手55銀を指した時の音は子供のチンポをはじくような響き。


竜王戦第2局二日目 封じ手から49手め46銀まで No: 8492 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/08 Tue 11:55:43

情けない。渡辺明も控え室と同じような手を指すようでは著しく観戦意欲が削がれる。昨日の夕方5時ごろは55銀75歩で後手勝ちが当家の結論。渡辺明も昨晩ソレに気がついて45手めは不本意ながら勝負手37桂を出すハメに。
ジゴロなのでヤマは一応検証。
44手め35歩に26飛は先手が負けるか千日手。屋敷と桐山は26飛に23歩らしい。それで先手からの23歩が消滅して後手得と。23歩など当家は酔っても考えない。26飛を誘い86歩同飛87歩の瞬間に25歩。25同飛には76飛が金取り。だから浮いた55銀など指すとロクなことない。
そういえば今日の屋敷の序盤解説はMF推移を総ザライしてきた模様。
先手からの37金変化まで網羅している。あの手は対地獄門に当家が用意した変化から発生。中村が笑っている。
昨日先手持ちだった屋敷は封じ手を見て後手モチに突然転向。
矢内がご丁寧にまた屋敷をイジメている。屋敷が今朝突然キムの14歩が「堂々とした手」などと褒め始めたため。「昨日16歩に14歩の交換は先手良しと言ってましたが?」と矢内が念を押しているトコが凄い。2年後には結婚してカドも取れているであろう。
屋敷の柔軟性は好感持てる。ハッタリやケレンが無い。
48手めは今日なぜかご機嫌な桐山推奨が42角。33桂は勝敗が決まるので想像しなかったらしい。キリちゃんには申し訳ないがその42角変化の分岐はとっくに昨日杉田かおる。42角をやりたい場合は最初から44角とはしない。ナノデ見切り発車の33桂。負けても俺は男だと今日は言いたいキムカズ。屋敷が14歩が堂々などと褒め殺したせいかもしれない。
49手め46銀が渡辺明の修正手順。
75角変化の裏技に64角変化がある。桐山屋敷はまるで気がついていない。だから54銀で後手困るなどと言っていた。37桂や46銀と言うのは64角も75角もやらせないという手。75歩を指さなければ75角もない。54銀を指さなければ64角もない。その二手分が指したくもない37桂と46銀になっている。ナニが残ったかと言うと先手の歩得。55銀にはソレしか主張することがなかったと今日気がついた渡辺明の心境?
アキンドにナニ言ってもムダ。彼等は文無しを装って貯金している。


二日目 初日
控え室の封じ手 或いは現行市販ソフトを絶滅させる方法までの過程 No: 8491 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 23:52:01

立会いは何時また狂い咲くかわからない桐山。
どうも84飛になる気がしていた。
B級2組で桐山に負けたばかりの屋敷も踏んだり蹴ったりの日。
封じ手予想は立会い桐山脇ともども55銀。
当家はナニも指したくない。そういう場合は96歩でも突く。
55銀をやると後手だけ5筋の歩が切れて終盤でいつでも56歩が駒台から飛んでくる。これを駒台仮想番と当家は呼んで久しい。57歩成がいきなり王手ではやってらんない。なんせ持ち歩が後手に3枚もある。すでに歩損は解消したのでまた先手が歩得しても即時後手から75歩駒アタリ奇数番1を取られる。それならイザと言うときに角交換を迫る96歩でも指した方が先手はお気楽。後手からの95桂も消える。逆の立場で見ればわかる。後手の43地点が狙われたら中原囲いは生きた心地がしない。先手の4筋の歩が47地点にいるから後手は安心して今日は寝られる。先手も47歩があるから安心して36飛としている。角交換後の25角がないと涼みながら。
37桂は跳ねたくない。
そこで増田マダ5段は23歩同銀22歩同金55銀を読んだ。
いきなり55銀よりナニか有りそうだが渡辺明はそんなモッタイないことしない。
96歩なら94歩とキムは寝言で言っているのでその場合また手番が戻る。
ほんとにナニもしたくない場合は34飛と浮く。後手の75歩を牽制しつつ歩を使わずに33地点にアタリを作らせる。54飛変化もある。
中原ならどうか?
中原マニエリズムは先手から56歩と突く。羽生も中原56歩からその異常愛を学んだ。この場合駒アタリ偶数番2とはならない。ルネッサンス時代の複弦のようなモノ。重複駒アタリ奇数番1となる。同歩なら同飛。75歩なら55歩。まあ渡辺明にはできない。
中原のもうひとつの得意は77桂だがこの形からは酷い。65桂で桂交換狙いだが64歩とされるとどちらも窒息。
最後に15歩だが先手からでは響きが薄いと彼等は頭に手をやりながら言う。
ざっとひとめ見渡すと終盤は先手大変。後手からの86歩は手抜きできない。その前に後手から28歩同金など強要されると玉の逃げ場も狭い。右への玉脱出はさすがに中原囲いがラク。後手からも2筋3筋に歩が利く。そこで最も顰蹙を買う手が見える。それでは読売も泣くかもしれない。しかしナニも動かさない方がマシと言う場合は多々ある。
現行市販ソフトを絶滅させる方法は簡単。一手パスをルールに正規導入すればいい。でも現場では一手指す。それは75歩を牽制する手。
96歩に75歩なら97角。76歩なら53角成で先手勝ち。
そこでまたしても94歩に戻るがこれは1筋の交換と対。
この2手も取りあえずなかったことにする。2+2=4。写真を撮る時はニニンがシー。
あとで突然そこから過去が温泉のように噴き出す。
横歩取り84飛は1筋9筋がこのように意味不明の4thで停滞するから面白い。逆に横歩取り85飛は1筋9筋が動かなかったという場合が著しく感興を損ねた。

先手:渡辺 明竜王
後手:木村一基七段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲3八金 ▽4一玉 ▲8七歩 ▽6二銀
▲2六飛 ▽5一金 ▲4八銀 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5五歩
▲6八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽7三桂 ▲1六歩 ▽1四歩
▲7七銀 ▽4四角 ▲6六銀 ▽3五角 ▲3六飛 ▽5三角

42手めで渡辺明の封じ手 消費時間=先手3時間46分 △3時間53分


42手め53角で封じ手 新地獄門75構想 No: 8490 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 22:19:18

今日はいろいろ思い出すことが多い。
2002.02.07 A級順位戦横歩取り 森内俊之VS森下卓 近未来将棋
2002.03.03NHK杯戦準決勝 森内俊之VS羽生善治 横歩取り「桂馬と馬の錬魔術」
2002.5.9&10名人戦第3局 森内俊之VS丸山忠久名人 横歩取り5筋位取り「雲仙の悲劇」
2003.09.17竜王戦挑戦者決定戦第3局 中原誠VS森内俊之 横歩取り84飛 中空の飛車
2003.11.04&05竜王戦第2局 森内俊之VS羽生善治
2003.11.08囲碁将棋ジャーナル 屋敷の竜王戦第2局解説

谷川の分はシリアスすぎて割愛。あとで出てくるかもしれない。
今日話題になった24飛のことも当時すでに触れている。
すぐに目について面白いのは2003.11.04&05竜王戦第2局森内俊之VS羽生善治での16歩をめぐる考察。渡辺明の本日の35手めは羽生の16歩と2年前のマシュダ一家分析を踏襲。
当時の実況&分析No: 3138より
「16歩が緩手かと言うとそうではない。ここで後手が14歩とブランコ運動に付き合うと先手がハッキリ優勢となる」
屋敷は当時のMF分析を根拠に今日の解説では先手モチと述べた。
2年前の囲碁将棋ジャーナルで屋敷は今日と反対のことを述べている。
「屋敷は16歩に対して14歩もあると言う」
今日のネタがまたあの日同様屋敷+矢内+清水とは偶然にしては鬱陶しい。
モナカがコロッケになっても喰っている人間は一緒。
今日の屋敷は2年前のマシュダ一家分析支持。ところが今度は当家が逆のことを述べている。
なぜか?
優勢という範疇ではこの将棋は後手勝てない。
「即ち森下が森内相手に散った地獄門第1変奏54飛を避けた為に生じた84飛-85飛という羽生の単一ブランコ運動」はダメ。
先手優勢だろうが優子りんだろうが85飛などより14歩の方がマシ。
代わりに後手は逆転筋を構築。
14歩のおかげで先手が態度決定を強いられる。森内が「重かったですかね」とNHK杯戦局後に真っ先に語った77銀。忘れ難いあの声。そして何度も頷きながら目で語られた15角変化。渡辺明はそこからエッセンスだけ舐め取って16歩から77銀の順に。
そこでこう考える。1筋がなかったらどうかと。
すると1筋の交換の2手分さえ存在しない。渡辺明は森内手順を踏襲しただけという風景になる。
すると38手め44角が幻想3rdアタック。
対して39手め66銀は明解な駒アタリ偶数番2。
互いに連動偶数番2を交換しあって後手が3歩持った53角で封じ手。
53角は逆行奇数番1。
53角で思い出すのは>脱地獄門定跡 みんなの名人誕生講座
あれも後手の75角が大活躍。
MF新地獄門75角変化の組み合わせで。


腰ヌケ屋敷のエサ解説 No: 8489 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 17:54:08

どうも今日はトンチンカンなことばかり言っているかと思ったら昼間はナニもせずに鹿にエサをあげていたらしい。しかも鹿のエサを食べている人間を見たことないと嘯いてる。修学旅行の中学生は必ず試食している。女流棋士なら猫のカンズメや鹿せんべいを必ず食べたことがある。だから矢内は「コレ、鹿しか食べないの?」とアンパンマンに聞いた。
問題の1筋交換は先手有利が屋敷の今日の判断。その後の変化を聞くと後手からの15歩同歩18歩の変化を一切無視している。33歩が早いだろうと。
初登場の増田もそんなこと言っている。33歩など怖くない。しょっちゅうでてくる。だからキム相手にそういう常套句はハマリ。
16歩以下は先手が修正手順。後手は14歩以外想定手順。
苦労するのは準備してこない方。
脇は愛嬌で済むが屋敷や増田が最終戦までに必ずコケル理由がよく分かる。一言で大局観が鹿のエサ。屋敷は腰を引いた。


渡辺明はなぜ37手め77銀としたか No: 8488 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 17:12:50

それはNo: 8483のマシュダ一家未公開手順を警戒したため。ところが屋敷も言っていたように75角はそれでもある。

屋敷手順から初期MF変化への回帰
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲3八金 ▽4一玉 ▲8七歩 ▽6二銀
▲2六飛 ▽5一金 ▲4八銀 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5五歩
▲6八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽7三桂 ▲1六歩 ▽1四歩
▲7七銀 ▽4四角 ▲6六銀 ▽3五角 ▲3六飛 ▽5三角
▲5五銀 ▽7五歩 ▲投了
44手で後手の勝ち


懐かしの局面からオサライの余韻 No: 8487 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 16:59:16

懐かしの局面になった。いろいろあった2001年。あの高野は銀河戦で斎田晴子にも負けている。森下が森内相手に今では清水しかやらない横歩取りヒネリ飛車を指していた古き良き時代。それでも森内は強引に勝ちまくっていた。
34手めの局面だけは手順は違ってもキミカズにはひとめ同じ。

日時:2001.09.17
棋戦:竜王戦挑戦者決定戦第3局
戦型:横歩取り
先手:羽生善治
後手:木村一基
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △2二銀
▲3八金 △4一玉 ▲5八玉 △8四飛 ▲8七歩 △6二銀
▲2六飛 △5四歩 ▲4八銀 △5五歩 ▲3六歩 △7四歩
▲3五歩 △7三桂 ▲6八銀 △5一金 ▲3七銀 △9四歩
▲3四歩 △4四角 ▲3六飛 △8五飛 ▲1六歩 △3五歩
▲2六飛 △2三金 ▲3三歩成 △同 桂 ▲3四歩 △4五桂
▲4八銀 △6五桂 ▲3三歩成 △同 角 ▲6六歩 △5七桂右成
▲同銀左 △同桂成 ▲同 銀 △3四金 ▲7七桂 △8三飛
▲4六桂 △2五歩 ▲2八飛 △2四金 ▲9六歩 △8六歩
▲同 歩 △6四歩 ▲4五桂 △4四角 ▲3四歩 △2三金
▲5三歩 △同 銀 ▲3七桂 △4二銀 ▲2五桂 △3六銀
▲2四歩 △同 金 ▲3三桂右不成△3二玉 ▲2四飛 △4五銀
▲8五歩 △5六歩 ▲6八銀 △2三銀 ▲2九飛 △2四歩
▲9七角 △6三飛 ▲8四歩 △6六角 ▲6七金 △4四角
▲6六金打 △8六歩 ▲同 角 △6五歩 ▲同 桂 △6四歩
▲5六金寄 △同 銀 ▲同 金 △5七歩 ▲同 銀 △8五歩
▲5二歩 △6一金 ▲5五銀
まで111手で先手の勝ち

あの日羽生は35手め37銀だが今日の渡辺明は16歩。これは後手にとっても15角変化が消滅。前項にも登場する王手飛車変化を避けたMFおさらい変化14歩の残照。

当時の森内はもっと手が早かった。
上記対局の三日前に同じ羽生相手にこんなことしていた。
日時:2001.09.14
棋戦:A級順位戦
戦型:横歩取り
先手:森内俊之
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲3八金 ▽4一玉 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲8八銀 ▽8四飛
▲5八玉 ▽5一金 ▲4八銀 ▽6二銀 ▲2三歩 ▽同 金
▲8二歩 ▽同 飛 ▲5六角 ▽2四金 ▲2三歩 ▽同 金
▲同角成 ▽同 銀 ▲3三飛成 ▽3二銀 ▲2二龍 ▽3一歩
▲2一金 ▽4二角 ▲3四桂 ▽2一銀 ▲4二桂成 ▽同 金
▲2一龍 ▽4四角 ▲7七角 ▽同角成 ▲同 桂 ▽1二角
▲2六龍 ▽投了
55手で先手の勝ち


21手め26飛変化とコロッケの顛末 No: 8486 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 16:31:15

21手め26飛変化は屋敷も怖いらしい。マジメにやっていない証拠。

21手め26飛変化1
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲2六飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽4四角
▲2四飛 ▽8八角成 ▲8四飛 ▽7八馬 ▲8一飛成 ▽投了
29手で先手の勝ち
これでは怖いどころか先手勝ち。そこでこうならないように後手から工夫する。裁判前にはまず権利関係確認。
後手の権利
1=22手め88角成としない権利
2=24手め44角を打たない権利
3=26手め88角成としない権利
渡辺明は面倒クサガリ屋なので序盤で相手にみっつも権利があるとまずその変化を絶対読み始めない。誰かが出した結論をパクって修正する方が得策と考えている。だから屋敷は知っていても「怖い」としか言わない。
後手の2の権利行使後には先手にも24飛ではなく25手め66角権利が仮にあったとする。しかし3対1では彼らは読まない。もし先手がその権利を行使したところで見事に先手が負ける。

24手め44角に25手め66角とした場合1
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲2六飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽4四角
▲6六角 ▽2六角 ▲8四角 ▽2四飛 ▲6六角 ▽2八歩
▲同 銀 ▽4四角 ▲同 角 ▽2八飛成 ▲投了
34手で後手の勝ち

24手め44角に25手め66角とした場合2
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲2六飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽4四角
▲6六角 ▽2六角 ▲8四角 ▽2四飛 ▲6六角 ▽2八歩
▲同 銀 ▽4四角 ▲2七歩 ▽6六角 ▲同 歩 ▽1四歩
▲1六歩 ▽4五角 ▲7九銀 ▽2七角成 ▲同 銀 ▽同飛成
▲投了
42手で後手の勝ち

従って先手は権利1さえ読めば済む。まだふたつオマケがあるが3-1関係は読むどころかひとめで分かる。権利1さえ不在なら26飛は負けるのが連盟将棋。
ところが控え室では渡辺明に26飛やれやれと勧めていた。
昨日高野に25桂やれやれと勧めたのも連盟棋士たち。自分以外の対戦ではかくもいい加減。昨日の25桂はなぜ高野が敢えてやったか矢内が知っているから。コロッケ買ってきたのが証拠。


控え室のもうひとつの変化24手め24飛 No: 8485 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 15:55:02

増田が24手め24飛はあるだろと言うのは当然。ところが28銀に26歩はない。懐古趣味に浸ると五段ごときは解雇される。脇でもそんな鈍臭い手は指さない。それこそ次に脇森下以下の66歩ですでにタイトル戦ではなくなる。28銀と上がらせたことに満足して当家なら84飛。渡辺明は竜王なので39銀と戻すことは出来ずに以下先手がツっぱって自滅美学を披露する。


お笑い竜王戦控え室の関西組 32手め56歩タコ変化 No: 8484 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 15:41:07

脇が32手め56歩があるなどとタコ変化を述べている。
32手め56歩の場合 脇が勧める66歩
▽5六歩 ▲6六歩 ▽6四歩 ▲5六歩 ▽6五歩

脇森下でやったらしい。どちらが先後でもいい。66歩など止めるのはタコ棋士。丸山相手の森内66歩時代は終わった。後手が渾身の切り札を早々に出せば68銀緩手がオレの出番と笑いだす。こんなとこはサッサと角交換して35歩突けば先手優勢。


32手め74歩 No: 8483 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 15:09:00

68銀が緩手のために蓋然性を付与された74歩。地獄門定跡最大の難関がこの74歩だったがキムカズがすぐに指せたのは渡辺明緩手のおかげ。
先手の攻めは35歩だけでは希薄なので銀桂の参戦が必要。それでは後手の56歩切り札が早めに来て困るのでジっとしている。そこで後手が最も葛藤するべき74歩がいとも簡単に実現。
75歩の権利は後手。73桂の権利も後手。先手からは37桂が遅い。中原囲いが遠いため。そこで後手の弱点43地点を開放するために35歩から後手に44角を強要したい。ところが44角から53角または42角から75角に展開するマシュダ一家手順がある。


31手め68銀は緩手 No: 8482 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 14:57:07

観戦記者は1-3以外に55歩の4の音も確認しないといけない。
4=バシッ。
これは自信だけが空転している証し。バという濁音は心が浮き上がっていると発生する。こういうディストーションが有効なのは現代音楽とロックなので本日の古典には似合わない。渡辺明はおそらくバーカと言いながら31手め68銀とした。だから55歩は4の可能性が高い。渡辺明はおそらく扇子の文字でも見ながらコレ何て読ませるのかとでも考えている。馬鹿と書くのは困る。日本将棋連盟も「馬鹿」表記反対運動を唱えないといけない。東大寺と共同でキャンペーンを張れば受ける。
68銀とは余りに態度が悪い。屋敷が解説で良かった。屋敷ならこんな手は深浦が指すようなタコ手と内心思っている。実際言うのは当家だけだが。68銀だと切り札56歩に先手から33角成。そうでないと88角成同金で先手負け。ところが中原囲いは33角成の瞬間が王手でないので先に57歩成が利く。この選択権が後手に発生したために作戦構築のラインは後手が掌握できる。


以前の横歩取りと換ったこと 手損角換りからの見えない余波 No: 8481 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 14:42:01

手損角換りの後手の優秀性の余波で序盤から駒アタリ奇数番1が発生している。ところが横歩取り85飛では33角成が同桂の連動手を与えるためにこの駒アタリ奇数番1に手損の概念が付着しにくかった。
後手から16手めに手損承知で88角成とする相横歩取りが名人戦にまで登場するようになった土壌は手損角換りの基本フレーミングの影響。
木村が昼食の魔空間に54歩で挑発したのは渡辺明が旧概念で33角成しか描けないと期待したため。
渡辺明の選択36歩は羽生のノラリクラリとは違う。むしろ真っ向勝負。
キムカズに好きに泳がせている。次に35歩とされると後手負けなので55歩を指すことになる。その音でキムカズの準備レベルが分かる。
将棋盤の裏には音を作る空洞がある。その真上を叩くので55歩は気持ちよい。
1=パカッ。渡辺明が競馬を思い出すと負ける。
2=パコッ。キムカズが優勢になってコケル。
3=パシッ。次に68銀なら俺は死んでも勝つ。


29手め36歩 中原囲いの明暗へ楔1 No: 8480 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 14:24:37

当家と同じ読み。理に適っている。先手優勢維持。
昨日の山崎の36歩といかに違うことか。すべて1本のラインに合致。
遡ると19手め58玉と21手め38金への対応が悠長すぎた。
1=58玉で57地点先受けしているのに地獄門示唆の84飛。
2=48銀を双頭手で見せているのに41玉。
3=87歩と後追いしたのに62銀。
4=双頭手に反返しで繋ぐ26飛に51金緩手。
おかげで先に48銀とされると先手は怖いところがない。それでも昼食後に54歩をやるのだからどれも先手の背後を追っていることになる。
歩損の代償は手番というのが横歩取り85飛の基本思考。84飛はもっと深い。不快に感じるほど。中原囲いの優秀性と弱点が露骨にさらけ出されるため。


昼食休憩後キムカズ54歩で勝負に No: 8479 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/07 Mon 14:04:49

これでも相当遠慮しているのだがそれでも当家の実況&分析の方が早いのでは困る。
キムカズは54歩。次に角交換しなきゃ55歩で天蓋完成。
当家は55歩など取らせて地獄門に真っ向勝負。すでに48銀で待機しているため出来る限り長時間歩得の優位性のみ主張。
渡辺明の自信次第だが。


竜王戦第2局 27手め48銀でメシ No: 8478 [返信][削除]
投稿者:実況&分析マシュダ一家 05/11/07 Mon 13:53:10

手損角換りはB1で勝ったばかりなので縁起かついで歩損戦法へ。
今日のBS中継では実写版アンパンマンをやっている。
笑い仮面ばかりか屋敷も思う存分テカっている。ドキンちゃんもテカっている。
キムカズは手勝っていると初日に言われたい。そこで地獄門定跡へ挑戦。横歩取り85飛ではなく84飛で。
後手は中原囲いの利点を活かして54歩と突きたい。先手は48銀で牽制。
現在先手優勢。1歩得しているため。逆に後手は中原囲いだけ完成させて様子見なので劣勢。
地獄門は難解。キムカズの作戦は先手が焦って打開すること。
後手のワナは縦横無尽。今度は先手がどこで歩損するか思考するのが動機1。


2005.11.06NHK杯 山崎VS南 地蔵流12手め94歩 陽動振り飛車 No: 8477 [返信][削除]
投稿者:マシュダ一家 05/11/06 Sun 22:03:03

南も芸が枯れた。12手めの94歩見るとまたかと思う。
>2004.11.19NHK杯羽生VS南 対居飛車12手め94歩
対羽生戦では14手め52金で南負けが前回の分析。
山崎はもっと過激に13手め36歩で勝ちに行ったツモリのようだがこれは3-3緩手。羽生なら4-2維持。それでも今回も14手めで南の負け確定。あとは寝る。谷川が解説だったようだがあの声聞くとどうせ眠くなる。谷川なら南の悪癖を利用してどう急戦を仕掛けるかキッチリ示唆するべき。

日時:2005.11.06
棋戦:第55回NHK杯2回戦
戦形:地蔵流12手めの94歩 陽動振り飛車
先手:山崎隆之六段
後手:南 芳一九段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽5四歩 ▲5六歩 ▽3二銀 ▲5八金右 ▽9四歩
▲3六歩 ▽9五歩 ▲7七角 ▽4三銀 ▲6八玉 ▽6二銀
▲7八銀 ▽6四歩 ▲6六歩 ▽6三銀 ▲7九玉 ▽7四歩
▲6七金 ▽7三桂 ▲6八角 ▽3二金 ▲7七銀 ▽8一飛
▲7八金 ▽6二玉 ▲3七銀 ▽5二金 ▲3五歩 ▽同 歩
▲同 角 ▽8四歩 ▲2六角 ▽4二角 ▲4六歩 ▽5三角
▲3六銀 ▽3一飛 ▲8八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽4二金左
▲3五歩 ▽7二玉 ▲4八角 ▽3三金 ▲2六角 ▽3二金
▲4五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽4二金左 ▲2四歩 ▽同 歩
▲5五歩 ▽同 歩 ▲3七角 ▽3五飛 ▲2四飛 ▽4五飛
▲2一飛成 ▽4一歩 ▲4六歩 ▽3五飛 ▲4七桂 ▽3七飛成
▲同 桂 ▽5四銀左 ▲3三歩 ▽4三角 ▲1一龍 ▽8五桂
▲4五香 ▽同 銀 ▲同 桂 ▽4四角 ▲8六銀 ▽6五歩
▲同 歩 ▽5八銀 ▲5三歩 ▽6二金 ▲3五銀 ▽6五角
▲4四銀 ▽4七角成 ▲5二歩成 ▽同金右 ▲5三桂成 ▽6七銀成
▲同 金 ▽6四香 ▲5二成桂 ▽同 銀 ▲5五銀 ▽6七香成
▲7三銀 ▽同 玉 ▲6四角 ▽6二玉 ▲7三金 ▽投了
107手で先手の勝ち