2005.12.06A2順位戦　大介VS森下　対3手め75歩筋違い角

昨晩の大介森下戦から始まった気がするが随分色々なモノが入ってしまった。その後アレのオチはどうなったか？

棋戦：A2順位戦
日時：2005.12.06
戦型：対3手め75歩筋違い角
先手：鈴木大介
後手：森下　卓
▲７六歩 ▽３四歩 ▲７五歩 ▽８八角成 ▲同　飛 ▽４五角
▲７六角 ▽４二玉 ▲３八金 ▽５四角 ▲同　角 ▽同　歩
▲６八銀 ▽６二銀 ▲８六歩 ▽５三銀 ▲７七銀 ▽６四銀
▲６六銀 ▽３二玉 ▲８五歩 ▽４二角 ▲４八金 ▽７五銀
▲同　銀 ▽同　角 ▲７八金 ▽５三角 ▲７七金 ▽３三桂
▲４九玉 ▽４二金 ▲３八玉 ▽５二金上 ▲６六歩 ▽６四歩
▲３六歩 ▽７四歩 ▲５六歩 ▽７三桂 ▲２八角 ▽６三金
▲５五歩 ▽同　歩 ▲同　角 ▽５四歩 ▲２八角 ▽４四角
▲４六歩 ▽５五歩 ▲４五歩 ▽同　桂 ▲４六歩 ▽５四金
▲４五歩 ▽同　金 ▲５四銀 ▽５六銀 ▲６三銀成 ▽３六金
▲６八桂 ▽４五銀 ▲７三成銀 ▽５二飛 ▲６三成銀 ▽５四飛
▲６七金 ▽３五角 ▲３七桂 ▽４六銀 ▲２九玉 ▽４四飛
▲３八銀 ▽４七銀成 ▲同　金 ▽同　金 ▲４五銀 ▽３七金
▲投了
78手で後手の勝ち

案の定73成桂。63成桂に54飛と出来たのは61手め68桂のおかげ。大介は負けるように指している。おかげで45銀と引かれ54飛変化に46桂が出来なくなった。

戦型：対3手め75歩筋違い角　オマケ
先手：64手め54飛
後手：64手め46桂
▲７六歩 ▽３四歩 ▲７五歩 ▽８八角成 ▲同　飛 ▽４五角
▲７六角 ▽４二玉 ▲３八金 ▽５四角 ▲同　角 ▽同　歩
▲６八銀 ▽６二銀 ▲８六歩 ▽５三銀 ▲７七銀 ▽６四銀
▲６六銀 ▽３二玉 ▲８五歩 ▽４二角 ▲４八金 ▽７五銀
▲同　銀 ▽同　角 ▲７八金 ▽５三角 ▲７七金 ▽３三桂
▲４九玉 ▽４二金 ▲３八玉 ▽５二金上 ▲６六歩 ▽６四歩
▲３六歩 ▽７四歩 ▲５六歩 ▽７三桂 ▲２八角 ▽６三金
▲５五歩 ▽同　歩 ▲同　角 ▽５四歩 ▲２八角 ▽４四角
▲４六歩 ▽５五歩 ▲４五歩 ▽同　桂 ▲４六歩 ▽５四金
▲４五歩 ▽同　金 ▲５四銀 ▽５六銀 ▲６三銀成 ▽３六金
▲７三成銀 ▽５二飛 ▲６三成銀 ▽５四飛 ▲４六桂 ▽５一飛
▲５四桂打 ▽５二金 ▲６四成銀 ▽投了
69手で先手の勝ち

36金が支えなので46桂をすぐに同金は後手負け。54飛が阻止したはずの64成桂で待望の1歩入手。1歩あればなんとかなったと言う当家実況&分析は今回も完璧。68桂は想像さえしなかったので翌日のオチとしては大介最高のギャグかもしれない。さすがA級の爆笑ネタは凄い。
関連＞3手め75歩角交換と38銀の話
実況&分析開始　放蕩娘の75歩　帯びに短しタスキに長し ＞No: 8687

2005.12.06C1順位戦　窪田VS山崎　対向かい飛車45歩位取り

C1は饒舌か冗長か不明な棋譜も多い。ポカスカやってる棋士も居る。
昨晩の山崎も結局98手め21金打ち。当家の冗談変化と手数も指し手も一致して終わってしまった。こう言うことはよくある。

日時：2005.12.06
棋戦：C1順位戦
戦形：対向かい飛車45歩位取り
先手：窪田義行五段
後手：山崎隆之六段
▲７六歩 △３四歩 ▲１六歩 △１四歩 ▲６六歩 △４二銀
▲７七角 △５四歩 ▲８八飛 △４四歩 ▲６八銀 △４五歩
▲８六歩 △４三銀 ▲８五歩 △６二銀 ▲５八金左 △４二玉
▲４八玉 △３二玉 ▲３八玉 △５三銀 ▲５六歩 △７四歩
▲２八玉 △３五歩 ▲５七銀 △５二金右 ▲１八香 △５五歩
▲１九玉 △７五歩 ▲８六飛 △３六歩 ▲同　歩 △１五歩
▲同　歩 △７二飛 ▲８四歩 △７六歩 ▲５九角 △５六歩
▲同　銀 △６六角 ▲８三歩成 △７五飛 ▲８八歩 △８五歩
▲８七飛 △７七歩成 ▲同　飛 △同角成 ▲同　角 △７九飛
▲５九歩 △３三歩 ▲６六角打 △７四飛 ▲１四歩 △８九飛成
▲１三歩成 △同　香 ▲同香成 △４二金上 ▲８四と △５四飛
▲５五香 △２四飛 ▲５三香成 △同金直 ▲２八玉 △１三桂
▲５一銀 △４四香 ▲４二銀成 △同　玉 ▲３五金 △１四飛
▲１五歩 △同　飛 ▲１六歩 △３五飛 ▲同　歩 △７六歩
▲６八角 △２五桂 ▲１二飛 △３二銀打 ▲３四歩 △同　歩
▲２六歩 △５四香 ▲３三歩 △同　玉 ▲４五銀 △５七歩
▲２五歩 △２一金 ▲４四銀 △同　銀 ▲４五桂 △４三玉
▲５三桂成 △同　銀 ▲１四飛成 △１三歩 ▲１五龍 △５八歩成
▲７四と △７八龍 ▲４六香 △４四歩 ▲６三と △６八龍
まで114手で後手の勝ち

2005.12.06C1順位戦　コバケンVS塚田　相矢倉35歩早仕掛け
日時：2005.12.06
棋戦：C1順位戦
戦形：相矢倉35歩早仕掛け
先手：小林健二九段
後手：塚田泰明九段
▲７六歩 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀 ▲６八銀 ▽５四歩
▲５六歩 ▽５二金右 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲７八金 ▽３二金
▲６九玉 ▽４一玉 ▲５八金 ▽７四歩 ▲６七金右 ▽４四歩
▲７七銀 ▽３三銀 ▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４三金右
▲３五歩 ▽６四角 ▲１八飛 ▽３五歩 ▲同　角 ▽７二飛
▲７九玉 ▽５三銀 ▲８八玉 ▽３一玉 ▲３七銀 ▽４五歩
▲６八角 ▽４四銀右 ▲１六歩 ▽２二玉 ▲１五歩 ▽９四歩
▲３六歩 ▽９五歩 ▲４八飛 ▽９三桂 ▲８六銀 ▽５五歩
▲同　歩 ▽５二飛 ▲４六歩 ▽５五銀 ▲４五歩 ▽４六歩
▲１七香 ▽８四歩 ▲３五歩 ▽５六銀 ▲同　金 ▽同　飛
▲６七銀 ▽５四飛 ▲５五歩 ▽２四飛 ▲３六銀 ▽５五角
▲５六歩 ▽７三角 ▲４六飛 ▽同　角 ▲同　角 ▽４九飛
▲９一角成 ▽５七金 ▲７九角 ▽６七金 ▲同　金 ▽２九飛成
▲４六馬 ▽３八龍 ▲７八金 ▽５八銀 ▲６八金引 ▽６七桂
▲３四歩 ▽同　飛 ▲３五香 ▽７九桂成 ▲同　金 ▽６七銀成
▲３四香 ▽同　銀 ▲３九歩 ▽４八龍 ▲４七飛 ▽同　龍
▲同　銀 ▽４八飛 ▲３八飛 ▽同飛成 ▲同　銀 ▽６八成銀
▲同　馬 ▽４八飛 ▲５七銀 ▽４五飛成 ▲８三飛 ▽３七歩
▲同　銀 ▽４九龍 ▲２六桂 ▽２五銀 ▲９三飛成 ▽５八歩
▲４八銀右 ▽４七歩 ▲同　銀 ▽同　龍 ▲１四歩 ▽同　歩
▲９二龍 ▽４二歩 ▲５五桂 ▽３三金寄 ▲４三歩 ▽同　歩
▲１四桂 ▽同　銀 ▲同　香 ▽同　香 ▲４一銀 ▽４二金打
▲３二銀成 ▽同金寄 ▲４二歩 ▽６四桂 ▲７七銀 ▽８五銀
▲４一歩成 ▽７六桂 ▲同　銀 ▽同　銀 ▲７八金 ▽８五香
▲７七金打 ▽同銀成 ▲同　金 ▽７五香 ▲７六歩 ▽同　香
▲同　金 ▽５九銀 ▲４三桂成 ▽同　龍 ▲３一銀 ▽１二玉
▲１三歩 ▽同　桂 ▲４二と ▽６八銀成 ▲同　銀 ▽８七香成
▲同　玉 ▽４七龍 ▲５七香 ▽７八銀 ▲同　玉 ▽６九角
▲同　玉 ▽８七角 ▲７八桂 ▽４九龍 ▲５九香 ▽同歩成
▲７九玉 ▽２一金 ▲３二と ▽同金引 ▲３三銀 ▽４二歩
▲６五角 ▽３一金引 ▲３二銀打 ▽同金左 ▲同銀成 ▽２五桂
▲３四金 ▽３二金 ▲同角成 ▽６九と ▲８八玉 ▽７八角成
▲同　玉 ▽６八と ▲同　玉 ▽６七香 ▲７七玉 ▽投了
197手で先手の勝ち

21手め38飛はC1でアル中変化にされたが、25手め35歩もまた誰でも一度はアル変化と思う。これはアルが先手が好んで飲む酒ではない。イモ焼酎なのでクセがある。塚田は今頃竜王戦第5局の対局者になっていたかもしれないのにやはりやけ酒飲んで93桂。コバケンが躊躇したおかげで先に5thアタック。65手めは酔ってなければ端攻め狙いたいが93桂が邪魔。そこで55角で歩得だがすでに金もってるので中村ならこんなことしない。
73手めは先に桂を取っても55馬+26香で困る。顔が赤い塚田はマッサオなコバケンを攻めきれなかった。なんとかなりそうでも46馬が強大。88手め飛車逃げても位は残る。94手め龍切りもダメなのでこうなった。バイアグラ早仕掛けは相入玉までやってしまう場合もあるのでまだ手数は短い方。3rdアタックは連盟棋士間では長引く将棋が多いので宮田はよく見せた方。

2005.12.06C1順位戦　平藤VS飯島　相袖飛車先後同型
日時：2005.12.06
棋戦：C1順位戦
戦形：相袖飛車先後同型
先手：平藤真吾六段
後手：飯島栄治五段
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △６二銀 ▲６八銀 △５四歩
▲５六歩 △５二金右 ▲４八銀 △３二銀 ▲５八金右 △３一角
▲７七銀 △４四歩 ▲７九角 △４三金 ▲６七金 △３三銀
▲３六歩 △７四歩 ▲３八飛 △３二金 ▲７八金 △４一玉
▲６九玉 △７二飛 ▲１六歩 △１四歩 ▲６八角 △６四角
▲３七桂 △３一玉 ▲７九玉 △５三銀 ▲８八玉 △２四銀
▲４六歩 △２二玉 ▲４七銀 △９四歩 ▲９六歩 △７五歩
▲同　歩 △同　飛 ▲２六歩 △７一飛 ▲１八香 △４二銀
▲８六歩 △８四歩 ▲７六銀 △７五歩 ▲８七銀 △１二香
▲４五歩 △同　歩 ▲６五歩 △７三角 ▲７七角 △３三銀上
▲７四歩 △４六歩 ▲５八銀 △６二角 ▲６四歩 △同　歩
▲２五桂 △同　銀 ▲同　歩 △７六桂 ▲９八玉 △８五歩
▲３五歩 △同　歩 ▲６六金 △８六歩 ▲同　銀 △８八歩
▲９七桂 △９五歩 ▲同　歩 △４四角 ▲７五金 △７七角成
▲同　銀 △４七歩成 ▲同　銀 △６九角 ▲４八飛 △９六歩
▲８七玉 △９七歩成 ▲７六玉 △６三桂 ▲６四金 △７八角成
▲同　飛 △７五金 ▲６七玉 △８七と ▲２八飛 △７七と
▲同　玉 △６一飛 ▲５八銀 △６七歩 ▲同　銀 △６六歩
▲７八銀 △５五桂 ▲６三歩 △７六銀 ▲８八玉 △６七桂成
まで114手で後手の勝ち
26手めで先後同型の珍しい相袖飛車。便所に行くと鏡がある。自分の顔見て赤い場合なぜか知らないが無性に恥ずかしくなる。
平藤もワケわかんなくなって取り合えず16歩だがダメに決まっている。飯島14歩で大得。おかげで平藤は68角指すしかなくなった。後手には十字飛車がある。先手にはナニもなくなった。
先手から21手め38飛は誰でも一度はアル変化と思うが大抵アル中の主張に終わる。

日時：2005.12.06
棋戦：C1順位戦
戦形：相振りブンチン囲いの末路
先手：小倉久史七段
後手：千葉幸生五段
▲７六歩 △３四歩 ▲６六歩 △５四歩 ▲６八銀 △４二銀
▲６七銀 △５三銀 ▲７七角 △３三角 ▲８八飛 △２二飛
▲８六歩 △２四歩 ▲８五歩 △６二玉 ▲４八玉 △７二玉
▲３八玉 △２五歩 ▲５八金左 △８二玉 ▲６五歩 △７二銀
▲８四歩 △同　歩 ▲同　飛 △８三歩 ▲８六飛 △２六歩
▲同　歩 △同　飛 ▲２七歩 △２四飛 ▲２八銀 △５二金左
▲４八金上 △３五歩 ▲９六歩 △４四歩 ▲９五歩 △４五歩
▲５六歩 △４四銀 ▲６六角 △５五歩 ▲７七桂 △４六歩
▲同　歩 △５六歩 ▲同　銀 △４五歩 ▲９四歩 △同　歩
▲９二歩 △同　香 ▲９三歩 △同　香 ▲８五桂 △４六歩
▲５五歩 △８四歩 ▲９三桂成 △同　桂 ▲９四香 △９二歩
▲８四飛 △８三歩 ▲８七飛 △５四歩 ▲９五香 △８一桂
▲５四歩 △４五銀 ▲５五銀 △同　角 ▲同　角 △５四飛
▲５六歩 △同　銀 ▲４六角 △４七歩 ▲４九金 △５七歩
▲５九金引 △４八歩成 ▲同金左 △４七銀打 ▲同　金 △同銀成
▲同　玉 △５六金 ▲３八玉 △４六金 ▲３九銀 △５八歩成
▲５五歩 △４四飛 ▲５八金 △６九角 ▲４五歩 △２四飛
▲８八飛 △５八角成 ▲同　飛 △４七金打 ▲２八玉 △５八金
▲４四角 △９八飛 ▲９三香成 △同　歩 ▲同香成 △同　桂
▲９四歩 △４九金 ▲３八銀打 △３九金 ▲９三歩成 △同飛成
▲３九玉 △４四飛 ▲同　歩 △４七銀 ▲４九銀打 △４八歩
▲６六角 △４九歩成 ▲同　銀 △８四角 ▲７五金 △４八歩
まで132手で後手の勝ち

小倉はバーボンでも飲んできた模様。千葉もこんな序盤ではB1は遠い。
振り飛車棋士が少しB1に欲しいのに。
さて本譜だがヨッパライの吐いたゲロに似ている。胃液まで入っていた。連盟棋士はなぜ酒場がこうも好きなのか？
酒とはアルコールだけでない。脳を酔わせる裂け目もある。

2005.12.06C1順位戦　近藤VS宮田　ゴキゲン封印相振り
日時：2005.12.06
棋戦：C1順位戦
戦形：ゴキゲン封印相振り
先手：近藤正和五段
後手：宮田敦史五段
▲５六歩 △３四歩 ▲５八飛 △３二飛 ▲６八銀 △６二玉
▲５七銀 △７二玉 ▲４八玉 △４二銀 ▲７六歩 △４四歩
▲６六歩 △３五歩 ▲６五歩 △５四歩 ▲３八銀 △５二金左
▲３九玉 △５三銀 ▲４六歩 △４五歩 ▲同　歩 △８八角成
▲同　飛 △５五歩 ▲４八金 △３三桂 ▲５五歩 △３六歩
▲同　歩 △４五桂 ▲５六銀 △６六角 ▲７九角 △４四銀
▲４六歩 △３六飛 ▲４七銀引 △３八飛成 ▲同　玉 △３七歩
▲同　桂 △２九銀 ▲同　玉 △４八角成 ▲同　飛 △３七桂成
▲５八金 △４八成桂 ▲同　金 △６九飛 ▲３九飛 △同飛成
▲同　玉 △６九飛
まで56手で後手の勝ち

この日はヨッパライが多い。宮田はシラフ。当家の歩間理論をマジメに読んできた序盤。14手め35歩で作戦勝ち。マシュダ一家理論だけでゴキゲン封印ができるならコンちゃんも暫く酔うしかない。22角成と先手が出来なければ 21手め46歩は敗着。一応確認。いずれも後手から67角を喰らうのでダメだった。従ってショッキングだが宮田の22手め3rdアタックは成立。素晴らしい。

2005.12.06C1順位戦　日浦VS北島　手損角換り早繰り銀
日時：2005.12.06
棋戦：C1順位戦
戦形：手損角換り早繰り銀
先手：日浦市郎七段
後手：北島忠雄六段
▲２六歩 △３四歩 ▲７六歩 △３二金 ▲２五歩 △８八角成
▲同　銀 △２二銀 ▲７七銀 △３三銀 ▲４八銀 △７二銀
▲１六歩 △１四歩 ▲３六歩 △６四歩 ▲３七銀 △６三銀
▲４六銀 △７四歩 ▲３五歩 △４四歩 ▲３四歩 △同　銀
▲２四歩 △同　歩 ▲同　飛 △２三金 ▲２八飛 △２四歩
▲６八玉 △４二飛 ▲３五歩 △４三銀 ▲７八玉 △６二玉
▲８二角 △７三角 ▲同角成 △同　玉 ▲５六歩 △８二玉
▲６六歩 △７三桂 ▲５八金右 △７二金 ▲９六歩 △９四歩
▲６八金上 △５二銀左 ▲３四歩 △同　金 ▲３八飛 △３三歩
▲３五歩 △２五金 ▲１七桂 △２七角 ▲３九飛 △３六金
▲５五銀 △４五歩 ▲３四歩 △同　歩 ▲７五歩 △同　歩
▲８六銀 △４六歩 ▲同　歩 △同　金 ▲７四歩 △同　銀
▲５一角 △４一飛 ▲２四角成 △４五角成 ▲４二歩 △５六金
▲４一歩成 △６六金 ▲６九玉 △５五馬 ▲３四馬 △６三銀上
▲９五歩 △同　歩 ▲９四歩 △同　香 ▲６一馬 △３七歩
▲９五香 △同　香 ▲同　銀 △６五桂 ▲６七香 △５六香
▲６六香 △５八香成 ▲同　金 △６六馬 ▲７三歩 △同　玉
▲８六香 △７六歩 ▲８一飛 △７八金 ▲同　玉 △７七歩成
まで108手で後手の勝ち

たまに北島がみたくなる。20手め74歩のおかげで康光の敗着となった56角変化がない。森内など早々に68玉とするため日浦はまだ血の気ある方と期待。74歩が緩手と見て21手め35歩で仕掛けたが悪手。結局31手めに68玉では最初からやる気ない模様。37手め82角は酒でも飲んで指した手。先手の手損ストレス解消法かもしれない。49手め68金は敗着。とても先手勝つ気がしない。結局酔ったついでに51角をやりたかったらしい。攻める方向が違う。細工しても78玉が狙撃されて本譜と同じ。

先手：71手め43歩
後手：74手め45角成
▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽３二金 ▲２五歩 ▽８八角成
▲同　銀 ▽２二銀 ▲７七銀 ▽３三銀 ▲４八銀 ▽７二銀
▲１六歩 ▽１四歩 ▲３六歩 ▽６四歩 ▲３七銀 ▽６三銀
▲４六銀 ▽７四歩 ▲３五歩 ▽４四歩 ▲３四歩 ▽同　銀
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三金 ▲２八飛 ▽２四歩
▲６八玉 ▽４二飛 ▲３五歩 ▽４三銀 ▲７八玉 ▽６二玉
▲８二角 ▽７三角 ▲同角成 ▽同　玉 ▲５六歩 ▽８二玉
▲６六歩 ▽７三桂 ▲５八金右 ▽７二金 ▲９六歩 ▽９四歩
▲６八金直 ▽５二銀左 ▲３四歩 ▽同　金 ▲３八飛 ▽３三歩
▲３五歩 ▽２五金 ▲１七桂 ▽２七角 ▲３九飛 ▽３六金
▲５五銀 ▽４五歩 ▲３四歩 ▽同　歩 ▲７五歩 ▽同　歩
▲８六銀 ▽４六歩 ▲同　歩 ▽同　金 ▲４三歩 ▽同　飛
▲３四飛 ▽４五角成 ▲４四歩 ▽４一飛 ▲３二飛成 ▽５六金
▲投了
78手で後手の勝ち

挙げ句82玉攻略に端に手をつけるしかなかった日浦。桂がないと無理攻め。自玉まで簡単に寄った。

2005.12.06C1順位戦　石田VS岡崎　陽動中飛車

昨日は石田先生が必勝形を築いてしまった。全勝中の岡崎相手にここまで見せるとは凄い。
日時：2005.12.06
棋戦：C1順位戦
戦形：陽動中飛車
先手：石田和雄九段
後手：岡崎　洋六段
▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽８五歩 ▲７七角 ▽５四歩
▲６八銀 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲５七銀 ▽４二銀
▲５八飛 ▽６二銀 ▲５五歩 ▽５三銀右 ▲５四歩 ▽同　銀
▲５六銀 ▽５二飛 ▲４八玉 ▽３二金 ▲３八銀 ▽４一玉
▲３九玉 ▽３一玉 ▲４六歩 ▽１四歩 ▲１六歩 ▽６四歩
▲５五歩 ▽４三銀引 ▲６六歩 ▽７四歩 ▲６五歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽６二飛 ▲６四歩 ▽７三桂 ▲６八飛 ▽６五桂
▲同　飛 ▽５二金 ▲９五角 ▽６一飛 ▲７三角成 ▽６二歩
▲５八金左 ▽１三角 ▲７二馬 ▽４一飛 ▲４七金 ▽３三桂
▲１五歩 ▽同　歩 ▲同　香 ▽２二玉 ▲５四歩 ▽４五歩
▲１三香成 ▽同　香 ▲４五歩 ▽１一飛 ▲１二歩 ▽同　飛
▲４四桂 ▽同　銀 ▲同　歩 ▽４五香 ▲４三歩成 ▽同金右
▲４六歩 ▽３五桂 ▲４八玉 ▽４七桂成 ▲同　玉 ▽５五歩
▲４八桂 ▽１八香成 ▲４五歩 ▽２九成香 ▲５七玉 ▽２八成香
▲６六玉 ▽１九飛成 ▲８五飛 ▽３八成香 ▲６五玉 ▽４九成香
▲７四玉 ▽７一歩 ▲同　馬 ▽９四銀 ▲８一飛成 ▽８三金
▲同　龍 ▽同　銀 ▲同　玉 ▽１一龍 ▲投了
100手で後手の勝ち

62手めの局面は歩損ナシで角桂と銀香の先手駒得。先手は馬も作成し後手飛車は窒息寸前。大ポカない限り石田負けようがない。63手め45歩は歩得しつつ香打を避けた楽勝気分のポカ。最善はアホなように見える12歩。同玉でタダでも11飛の地下鉄飛車を避けるサクリファイス。
11飛に気がつかない場合恐らく扇子が1本壊れている。以下本譜では後手を助ける手を次々に指してしまう。生き埋め飛車を救助したついでに情が沸いたのかもしれない。NHK杯名解説を生身で見せる入玉まで敢行している。そこで石田救助命令が下る。こうすれば勝っていたかもしれない。

先手：71手め47角から74角
後手：74手め44香から香成
▲７六歩 ▽８四歩 ▲５六歩 ▽８五歩 ▲７七角 ▽５四歩
▲６八銀 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽４四歩 ▲５七銀 ▽４二銀
▲５八飛 ▽６二銀 ▲５五歩 ▽５三銀右 ▲５四歩 ▽同　銀
▲５六銀 ▽５二飛 ▲４八玉 ▽３二金 ▲３八銀 ▽４一玉
▲３九玉 ▽３一玉 ▲４六歩 ▽１四歩 ▲１六歩 ▽６四歩
▲５五歩 ▽４三銀引 ▲６六歩 ▽７四歩 ▲６五歩 ▽同　歩
▲同　銀 ▽６二飛 ▲６四歩 ▽７三桂 ▲６八飛 ▽６五桂
▲同　飛 ▽５二金 ▲９五角 ▽６一飛 ▲７三角成 ▽６二歩
▲５八金左 ▽１三角 ▲７二馬 ▽４一飛 ▲４七金 ▽３三桂
▲１五歩 ▽同　歩 ▲同　香 ▽２二玉 ▲５四歩 ▽４五歩
▲１三香成 ▽同　香 ▲１二歩 ▽同　玉 ▲８五飛 ▽４六歩
▲同　金 ▽２二玉 ▲１二歩 ▽同　玉 ▲４七角 ▽８四歩
▲同　飛 ▽４四香 ▲４五歩 ▽同　香 ▲同　金 ▽同　桂
▲１四歩 ▽５七桂成 ▲１三歩成 ▽同　玉 ▲１九香 ▽２二玉
▲７四角 ▽投了
85手で先手の勝ち

昨日は康光がタコウラに勝って全勝で王将リーグを制した。
丸山は残念だがどうせ羽生に勝てない。以下の棋譜でも分かる。

日時：2005.11.17
棋戦：第55期王将戦リーグ5回戦
戦型：手損角換り拒否VS右四間
先手：佐藤康光棋聖
後手：丸山忠久九段
▲７六歩 ▽３四歩 ▲２六歩 ▽３二金 ▲６六歩 ▽６二銀
▲６八銀 ▽６四歩 ▲７八金 ▽６三銀 ▲５六歩 ▽５四銀
▲４八銀 ▽６二飛 ▲５七銀右 ▽６五歩 ▲６七銀 ▽７四歩
▲２五歩 ▽３三角 ▲７七角 ▽７三桂 ▲６五歩 ▽４二玉
▲６四歩 ▽同　飛 ▲３三角成 ▽同　桂 ▲８二角 ▽９五角
▲８六歩 ▽９二香 ▲９一角成 ▽６二飛 ▲６八銀 ▽６六歩
▲５八銀 ▽６五桂 ▲５五歩 ▽６三銀 ▲７七桂 ▽７二銀
▲６四歩 ▽７七桂成 ▲同　銀 ▽７三角 ▲９二馬 ▽６四飛
▲６九香 ▽４五桂 ▲６六銀 ▽８四角 ▲７五歩 ▽同　歩
▲８二馬 ▽６二飛 ▲５四歩 ▽７六歩 ▲５三歩成 ▽同　玉
▲５五馬 ▽５七歩 ▲４五馬 ▽投了
63手で先手の勝ち

丸山は横歩取り85飛がダメになって以来手損角換りしかやらないので康光は5手め66歩。こんなことされるから最近のおマルは4手めに手損角換りにしちゃう。康光も勝負を逃げたと思われてはシャクなので丸山の右四間には居玉で乱戦。藤井相手に鍛えたので逆さに見ればいいだけ。最後の敗着は30手め95角。そんな手では負けを早めるだけ。丸山の乱戦下手のおかげで居玉で勝ち。壁金残して20手め33角など指すくらいなら康光相手に右四間指せない。

松尾は丸山に軽くイナされて今時46歩など先崎に唆されてもダメと悟った。今日は十字架銀で。ところが真田が縦歩取りなどやっている。当家の特集読んだにしてはジョークに欠ける展開。放浪飛車から先手に歩を三枚持たれただけ。全然やる気ない。

先手：松尾。形作りくらいやらせなさい
後手：天使の声のダンナ
▲２六歩 ▽８四歩 ▲２五歩 ▽８五歩 ▲７八金 ▽３二金
▲２四歩 ▽同　歩 ▲同　飛 ▽２三歩 ▲２八飛 ▽８六歩
▲同　歩 ▽同　飛 ▲８七歩 ▽８四飛 ▲３八銀 ▽９四歩
▲９六歩 ▽７二銀 ▲２七銀 ▽３四歩 ▲３六銀 ▽５二玉
▲７六歩 ▽７四飛 ▲７七金 ▽１四歩 ▲１六歩 ▽８三銀
▲８六歩 ▽７二金 ▲６六歩 ▽８四銀 ▲７八銀 ▽８五歩
▲６七銀 ▽８六歩 ▲同　金 ▽８五歩 ▲８七金 ▽１三角
▲５八飛 ▽３五歩 ▲２七銀 ▽２四飛 ▲３八金 ▽７四歩
▲４八玉 ▽７五歩 ▲３九玉 ▽７六歩 ▲同　金 ▽７五歩
▲７七金 ▽７三桂 ▲２八玉 ▽３三桂 ▲７九角 ▽４二銀
▲５六歩 ▽３四飛 ▲４六角 ▽７四飛 ▲５五歩 ▽３一角
▲６五歩 ▽４四歩 ▲６六金 ▽４五歩 ▲３五角 ▽４三銀
▲５四歩 ▽同　歩 ▲７六歩 ▽５五歩 ▲５四歩 ▽同　銀
▲７五歩 ▽同　銀 ▲７八飛 ▽７七歩 ▲同　飛 ▽７六歩
▲５三歩 ▽同　角 ▲同角成 ▽同　玉 ▲７五金 ▽７七歩成
▲７四金 ▽６七と ▲５一飛 ▽５二銀 ▲７五角 ▽４三玉
▲４一銀 ▽投了
97手で先手の勝ち

60手め以下不明だが18手で終わるならこんなカンジ

▲７六歩 ▽３四歩 ▲７五歩 ▽８八角成 ▲同　飛 ▽４五角
▲７六角 ▽４二玉 ▲３八金 ▽５四角 ▲同　角 ▽同　歩
▲６八銀 ▽６二銀 ▲８六歩 ▽５三銀 ▲７七銀 ▽６四銀
▲６六銀 ▽３二玉 ▲８五歩 ▽４二角 ▲４八金 ▽７五銀
▲同　銀 ▽同　角 ▲７八金 ▽５三角 ▲７七金 ▽３三桂
▲４九玉 ▽４二金 ▲３八玉 ▽５二金上 ▲６六歩 ▽６四歩
▲３六歩 ▽７四歩 ▲５六歩 ▽７三桂 ▲２八角 ▽６三金
▲５五歩 ▽同　歩 ▲同　角 ▽５四歩 ▲２八角 ▽４四角
▲４六歩 ▽５五歩 ▲４五歩 ▽同　桂 ▲４六歩 ▽５四金
▲４五歩 ▽同　金 ▲５四銀 ▽５六銀 ▲６三銀成 ▽３六金
▲７三成銀 ▽５二飛 ▲６三成銀 ▽５一飛 ▲６四成銀 ▽３五角
▲７八飛 ▽５七銀成 ▲５八歩 ▽４八成銀 ▲同　銀 ▽５六歩
▲５四桂 ▽５七歩成 ▲４二桂成 ▽同　銀 ▲５七歩 ▽４六桂
▲投了
78手で後手の勝ち

急がば回れと言うが山崎は直進したらブレーキ利かない。丸山を見習って頂きたい。
フツー59手め14歩は放置しない。いきなり89飛成は報知新聞。これは毎日なので困る。こう言う所は優しく15歩と打つ。窪田とて我慢して情けない59歩打っている。66角は石田先生ならダメと怒る。
ワケわかんない時に先手の龍を殺してゲームセットしたい場合。
先手：血迷う
後手：龍殺し
▲７六歩 ▽３四歩 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲６六歩 ▽４二銀
▲７七角 ▽５四歩 ▲８八飛 ▽４四歩 ▲６八銀 ▽４五歩
▲８六歩 ▽４三銀 ▲８五歩 ▽６二銀 ▲５八金左 ▽４二玉
▲４八玉 ▽３二玉 ▲３八玉 ▽５三銀 ▲５六歩 ▽７四歩
▲２八玉 ▽３五歩 ▲５七銀 ▽５二金右 ▲１八香 ▽５五歩
▲１九玉 ▽７五歩 ▲８六飛 ▽３六歩 ▲同　歩 ▽１五歩
▲同　歩 ▽７二飛 ▲８四歩 ▽７六歩 ▲５九角 ▽５六歩
▲同　銀 ▽６六角 ▲８三歩成 ▽７五飛 ▲８八歩 ▽８五歩
▲８七飛 ▽７七歩成 ▲同　飛 ▽同角成 ▲同　角 ▽７九飛
▲５九歩 ▽３三歩 ▲６六角打 ▽７四飛 ▲１四歩 ▽８九飛成
▲１三歩成 ▽同　香 ▲同香成 ▽４二金直 ▲８四と ▽５四飛
▲５五香 ▽２四飛 ▲５三香成 ▽同金直 ▲２八玉 ▽１三桂
▲５一銀 ▽４四香 ▲４二銀成 ▽同　玉 ▲３五金 ▽１四飛
▲１五歩 ▽同　飛 ▲１六歩 ▽３五飛 ▲同　歩 ▽７六歩
▲６八角 ▽２五桂 ▲１二飛 ▽３二銀打 ▲３四歩 ▽同　歩
▲２六歩 ▽５四香 ▲６七銀 ▽３六桂 ▲２七玉 ▽５八香成
▲同　金 ▽２一金 ▲投了
98手で後手の勝ち

単調や転調ならいいが変調は困る。花村門下変態一族と思われてしまう。55歩やるなら58手めは36金。45歩に同桂で桂あげても歩との三枚換え。敵の歩切れを狙うのは最近流行だが55歩が56歩で延びないと後手は最終盤困る。

55歩を活かす場合
先手：58手め36金
後手：59手め63銀成
▲７六歩 ▽３四歩 ▲７五歩 ▽８八角成 ▲同　飛 ▽４五角
▲７六角 ▽４二玉 ▲３八金 ▽５四角 ▲同　角 ▽同　歩
▲６八銀 ▽６二銀 ▲８六歩 ▽５三銀 ▲７七銀 ▽６四銀
▲６六銀 ▽３二玉 ▲８五歩 ▽４二角 ▲４八金 ▽７五銀
▲同　銀 ▽同　角 ▲７八金 ▽５三角 ▲７七金 ▽３三桂
▲４九玉 ▽４二金 ▲３八玉 ▽５二金上 ▲６六歩 ▽６四歩
▲３六歩 ▽７四歩 ▲５六歩 ▽７三桂 ▲２八角 ▽６三金
▲５五歩 ▽同　歩 ▲同　角 ▽５四歩 ▲２八角 ▽４四角
▲４六歩 ▽５五歩 ▲４五歩 ▽同　桂 ▲４六歩 ▽５四金
▲４五歩 ▽同　金 ▲５四銀 ▽３六金 ▲６三銀成 ▽５六歩
▲７三成銀 ▽５二飛 ▲６三成銀 ▽５五飛 ▲同　角 ▽同　角
▲５四桂 ▽４七銀 ▲４九玉 ▽４八銀成 ▲同　銀 ▽５七歩成
▲４二桂成 ▽同　銀 ▲２五桂 ▽４八と ▲同　飛 ▽１五角
▲３七歩 ▽４七銀 ▲投了
80手で後手の勝ち

ナンチャッテ矢倉相手に17手め78金と25手め57銀の結婚はない。タナトラが解説してくれる。63手めはおそらく自宅から携帯が鳴って手が滑った。

先手：アっこたんのダンナ
後手：コバユー
▲２六歩 ▽３四歩 ▲７六歩 ▽４四歩 ▲２五歩 ▽３三角
▲４八銀 ▽５二金右 ▲５六歩 ▽４三金 ▲７八銀 ▽３二金
▲７九角 ▽２二銀 ▲７七銀 ▽５四歩 ▲７八金 ▽４一玉
▲６九玉 ▽６二銀 ▲５八金 ▽５三銀 ▲６六歩 ▽４五歩
▲５七銀 ▽７四歩 ▲４六歩 ▽同　歩 ▲同　銀 ▽５一角
▲４五歩 ▽３一玉 ▲６七金右 ▽３三銀 ▲５七角 ▽８四歩
▲７九玉 ▽８五歩 ▲８八玉 ▽７三角 ▲３六歩 ▽２二玉
▲１六歩 ▽１二香 ▲１五歩 ▽１一玉 ▲１七香 ▽４二金引
▲２六飛 ▽４八歩 ▲３五歩 ▽４九歩成 ▲６五歩 ▽５九と
▲６六角 ▽６四歩 ▲同　歩 ▽同　銀 ▲３四歩 ▽２二銀
▲３七桂 ▽６二角 ▲２九飛 ▽１七角成 ▲２四歩 ▽同　歩
▲２三歩 ▽同　金 ▲２五歩 ▽同　歩 ▲同　桂 ▽２四歩
▲３三歩成 ▽同　桂 ▲同桂成 ▽同金寄 ▲３四桂 ▽同　金
▲２三歩 ▽３三歩 ▲２二歩成 ▽同　玉 ▲５九飛 ▽６五香
▲３五歩 ▽６六香 ▲同　金 ▽２五金 ▲６九飛 ▽８六歩
▲同　銀 ▽９四桂 ▲９五銀 ▽６五歩 ▲同　金 ▽５八角
▲６八飛 ▽３六角成 ▲３七銀打 ▽６七歩 ▲同　飛 ▽５八馬
▲６四金 ▽６七馬 ▲同　金 ▽６六歩 ▲６八金 ▽２七馬
▲７一角 ▽３七馬 ▲同　銀 ▽７九銀 ▲同　玉 ▽８七飛成
▲６九角 ▽５九飛 ▲４四角成 ▽６七桂

C1順位戦は皆さんやる気あるのであろうか？
先手：ナカータ
後手：駒取り男爵
▲５六歩 ▽３四歩 ▲５八飛 ▽３二飛 ▲５五歩 ▽４二銀
▲７六歩 ▽６二玉 ▲４八玉 ▽７二玉 ▲３八銀 ▽６二金
▲３九玉 ▽３五歩 ▲５六飛 ▽２四歩 ▲７五歩 ▽５二金上
▲８六歩 ▽６四歩 ▲８五歩 ▽６三金左 ▲９六歩 ▽９四歩
▲５八金左 ▽６五歩 ▲７七角 ▽６四金 ▲７八銀 ▽４四歩
▲９五歩 ▽同　歩 ▲同　香 ▽９三歩 ▲８七銀 ▽４三銀
▲７四歩 ▽同　歩 ▲８六角 ▽６三金直 ▲７六銀 ▽４五歩
▲６四角 ▽同　金 ▲２三金 ▽６二飛 ▲２二金 ▽同　飛
▲５四歩 ▽同　金 ▲７七桂 ▽４四角 ▲６五桂 ▽６三金
▲７三歩 ▽同　桂 ▲６六歩 ▽９四歩 ▲７三桂成 ▽同　金
▲６五銀 ▽５五金 ▲同　飛 ▽同　角 ▲５六金 ▽４四角
▲７五歩 ▽同　歩 ▲５五桂 ▽５四銀 ▲同　銀 ▽同　歩
▲４三桂成 ▽６二角 ▲５三銀 ▽３六歩 ▲４四角 ▽３七歩成
▲同　銀 ▽２五桂 ▲２二角成 ▽３七桂成 ▲同　桂 ▽３六歩
▲６二銀成 ▽同　銀 ▲４四馬 ▽６一銀 ▲６五桂 ▽３七歩成
▲７三桂成 ▽同　玉 ▲６二馬 ▽同　銀 ▲７四歩

長沼ひどい作戦負けだが中田も先手で浮き飛車など鈍臭いことやっている。頑固に死ぬまで三間極めていただきたいのに。長沼は16手めが敗着。最近もこんなことがあった。羽生でも先後逆で86歩で久保相手に負けにしたことがある。30手め44歩はないが駒取り男爵らしく75金とロハの歩を取ると54歩で後手負ける。同歩同飛に36歩でも24飛。以下角交換から37飛車切りでも同桂36歩に45角が王手歩取りで三枚攻めにもならない。

シーザーや谷川の自陣角は相当だったがここまで笑える角は珍しい。
勝負を引き伸ばしたおかげで末期症状。1歩入手するのに仕方なく打った注射。しかも森下はご丁寧に72銀変化を誘う63金。1歩入手したので49手めは84歩と行きたいが84飛には75銀で先手負ける。44角が好位置なので大介仕方なく46歩だが延命処置にしては早く殺してくれと言っている。

裏番組ではC1順位戦もやっている。渡辺明はヌケ番で遊びまくっている。山崎はすでに森下と同じ花村門下の窪田相手に楽勝体勢。窪田は序盤からヒドイ。3手め16歩が居飛車が指せない棋士の敗着。これで後手に相振りにされたら先手勝てないので藤井でも最近そんな手すぐにやらない。6手め42銀が相振りやっちゃうカモという恫喝。54歩に88飛で負け。振り飛車オタは悲しい。12手めに45歩など見せられて86歩緩手では大介よりヒドイ。おかげで43銀で山ちゃん楽チン。55歩の権利を後手に残した上に玉頭にふたつも位を許して穴熊に逃げるようではすでに将棋ではない。
C1でこの体たらくではコバケンなどまだ頑張っている方。
やはり各クラスまんべんなく健全な振り飛車棋士が欲しい。

森下がとろろ蒸篭蕎麦をシミジミ食べている間に大介は注文ナシでマシュダ一家を読んでしまった模様。結果56角変化を即時放棄。おかげでもっとヒドクなった。森下の三頭手33桂を狙って36歩。これは53角が四頭手であることを忘れている自爆。せっかく64歩で来いと誘われたのだから74銀には34角、65歩には同歩で歩切れ解消後72歩を狙うしかなかった。おかげで74歩と突かれ先手の作戦はすべて崩壊。75歩とは元々後手の桂を封印する手。それを簡単に喰われ桂まで跳ばれ向い飛車を逆襲する84歩や連動65歩まで示唆されてはやってらんない。1歩あればなんとかなった。

もし森下が37手め56角に65歩同歩74銀を狙ったとすると紛れる。先手が1歩持つのでいずれの変化も72歩が生じる。74銀は角を追って後手から84歩同歩86歩を見せる変化。中空三角理論は大介の方が手慣れているはず。77金が中空三角理論では大活躍するので74銀は敗着にされる。

38玉の空間閉塞手のため46歩から38角打ち84地点狙いがない。森下は56角強襲を警戒している。37手め56角でも55歩と催促され先手が34角で歩損解消しても45銀打ち。16角には14歩の追い打ちから26歩でも同角と取られるのが53角変化のオマケ。45角切りから45桂を取りに行っても57桂成り捨てで負け。そこで先手は56角55歩に83角成の角切り変化を読む。同飛84歩82飛83歩成62飛72と同飛81飛成71飛。
以下同龍は同角飛車打でも手番を渡して先手勝てない。56歩が厳しい。自陣龍では角捨て効果ナシ。森下は33桂効果で角切りには4枚攻め+56歩なので56角変化では手番を握れば勝てるはず。

森下のイキナリ64銀は38金を壁金のまま三枚攻め示唆。66銀でオアって32玉がフェイント。後手が居玉の為55歩や55銀の強襲がある。48銀ではブンチンと言われるので大介も85歩緩手で自陣整備放棄。
森下は42角打ちだが当家は53角で先手の38金が壁金となる三枚攻め成立変化を作成していた。
23手め48金はそれを避けたモノ。向い飛車は84歩同歩に83地点に歩や銀のブチ込みを狙うので38地点を開放してその支えの角筋確保。
この手が相当イカれポンチなので森下は歩をパクって53角と引き上げる。1歩得しても48金が双頭手になっている為先手が即負ける変化は消えた。
森下の歩得作戦は千日手にしないで先手に強制的に打開を要請しているかに見える。ところが30手め33桂。今日の森下は燃えている。
1歩持ったのでこの桂は危険でも三頭手。25桂端攻めや45桂玉頭直撃もある。56角には45銀。どこに玉が居ても居心地悪い。久保が採用したマシュダシステムのように玉を左に動かして入玉を狙ってもすでに先手の顔75歩が存在しない。そこで大介は仕方なく38玉まで移動したがそこは角筋確保の地点であった。森下の恫喝が通ってしまった。
固め手から成り行きの乱戦でも77金をタコにできる。したがって大介は歩損したのに抑え込むしかない展開。久保と逆になった。

本日のA2順位戦　放蕩娘の75歩　帯びに短しタスキに長し

そこでどうなったかと言うと久保を見て大介も38金で。
これで後手の第2手めが35歩となるA1必殺技はない。
しかしこれはA2なのでただのカベ金だったというオチが待っている。
後手は手損角換りでキタと思えば88同飛から飛車を動かす必要なしと大介。75歩は76銀で死守。ところが後手が53銀と出来たのは先手から54角と交換したため。だから先手はフツーは指さない38金を後手に強要されたことになる。
3手め75歩とは放蕩娘。
そこで森下がいつものように千日手をするかであるが、先手番をもらうと負ける。そこでキッチリ勝ちたいが大介を振り飛車不毛地帯のB1に送るのかA級に振り飛車棋士を三人残して普及に貢献してもらうかまた迷ってしまう。杉本がいけない。

2005.11.25王将戦リーグ　久保VS康光　3手め75歩角交換と38銀の話

3手め75歩が成立するかと言う問題は大介ではダメだったが久保が昨年の王将戦で康光を破って一瞬可能性を見せた。
2004.11.02王将戦リーグ3回戦　久保VS康光　三間75歩
今年の王将戦リーグでは康光が久保の3手め75歩に再挑戦。
即時後手から角交換して45角打は銀河戦で豊川が久保相手にやったばかり。
日時：2005.07.09
棋戦：第13期銀河戦H組10回戦
戦型：向飛車
先手：久保利明
後手：豊川孝弘
▲７六歩 ▽３四歩 ▲７五歩 ▽８八角成 ▲同　飛 ▽４五角
▲７六角 ▽４二玉 ▲３八金 ▽３二玉 ▲６八銀 ▽６二銀
▲４八銀 ▽６四歩 ▲６六歩 ▽４二銀 ▲４九玉 ▽６三銀
▲３九玉 ▽７四歩 ▲同　歩 ▽同　銀 ▲４六歩 ▽６三角
▲５八角 ▽６五歩 ▲同　歩 ▽同　銀 ▲４七角 ▽５四角
▲５六歩 ▽６六銀 ▲６七歩 ▽７五銀 ▲５五歩 ▽６三角
▲５七銀左 ▽８四歩 ▲６六銀 ▽同　銀 ▲同　歩 ▽８五角
▲５六角 ▽６七銀 ▲３四角 ▽６八歩 ▲同　金 ▽７二飛
▲７七歩 ▽６八銀不成▲同　飛 ▽６二飛 ▲７六銀 ▽９四角
▲２八玉 ▽７三桂 ▲４五角 ▽７一金 ▲８六歩 ▽３一金
▲１六歩 ▽４四金 ▲７八角 ▽６一金 ▲９六角 ▽５五金
▲６三銀 ▽８二飛 ▲７四銀成 ▽６二金 ▲４七銀 ▽６五歩
▲５八歩 ▽７八歩 ▲同　角 ▽６六歩 ▲６四歩 ▽７二角
▲９六角 ▽８五歩 ▲同　歩 ▽９四歩 ▲８四歩 ▽９五歩
▲６三歩成 ▽同　角 ▲同成銀 ▽９六歩 ▲６二成銀 ▽同　飛
▲８三歩成 ▽６七歩成 ▲７三と ▽６八と ▲６二と ▽４九銀
▲５二と ▽３八銀成 ▲同　銀 ▽４八金 ▲４九金 ▽同　金
▲同　銀 ▽５八と ▲４二と ▽同　金 ▲３四桂 ▽５六角
▲３三銀 ▽同　玉 ▲２二角 ▽３四玉 ▲３五銀 ▽同　玉
▲３六飛 ▽投了
115手で先手の勝ち

その後2005.09.17久保相手の瀬川プロ編入試験にも登場。
久保は豊川相手に9手め48金だが今年の康光再挑戦には38銀。

日時：2005.11.25
棋戦：第55期王将戦リーグ
戦型：3手め75歩角交換その他
先手：久保利明八段
後手：佐藤康光棋聖
▲７六歩 ▽３四歩 ▲７五歩 ▽８八角成 ▲同　飛 ▽４五角
▲７六角 ▽４二玉 ▲３八銀 ▽５四角 ▲７八飛 ▽６二銀
▲１六歩 ▽１四歩 ▲４八玉 ▽３二玉 ▲３九玉 ▽４二銀
▲９六歩 ▽９四歩 ▲５四角 ▽同　歩 ▲９七香 ▽８四歩
▲９八飛 ▽７二金 ▲７八銀 ▽５三銀右 ▲７七銀 ▽６四銀
▲６六銀 ▽８五歩 ▲７八金 ▽８四飛 ▲２八玉 ▽６二金
▲７七金 ▽５二金寄 ▲５八飛 ▽３三銀 ▲５六歩 ▽４四銀
▲５九金 ▽４二金直 ▲４六歩 ▽３五歩 ▲４七銀 ▽５三銀右
▲４八金 ▽２四歩 ▲５九飛 ▽３三銀 ▲３八金 ▽８八角
▲７八金 ▽９九角成 ▲７七銀 ▽９八馬 ▲６六歩 ▽４四銀右
▲６七角 ▽７四歩 ▲５五歩 ▽７五歩 ▲５四歩 ▽５八歩
▲同　銀 ▽５四飛 ▲１五歩 ▽５六歩 ▲１四歩 ▽２二銀
▲６八金 ▽８七馬 ▲４七銀 ▽３三銀引 ▲５六銀 ▽２五歩
▲８二歩 ▽７三桂 ▲８一歩成 ▽７四飛 ▲９一と ▽７六歩
▲同　銀 ▽同　馬 ▲同　角 ▽同　飛 ▲６七銀 ▽８六飛
▲５八香 ▽５三歩 ▲７八金 ▽３六歩 ▲同　歩 ▽７六銀
▲同　銀 ▽同　飛 ▲６七角 ▽６六飛 ▲１三歩成 ▽同　香
▲同香成 ▽同　桂 ▲１四歩 ▽３七歩 ▲同　桂 ▽１五香
▲３九玉 ▽２六歩 ▲同　歩 ▽２七歩 ▲１三歩成 ▽１七香成
▲２二と ▽同　銀 ▲５三香成 ▽同金左 ▲４五桂打 ▽７五角
▲５七銀 ▽４六飛 ▲３四香 ▽４一玉 ▲４八歩 ▽２八歩成
▲同　金 ▽同成香 ▲同　玉 ▽５七角成 ▲３二銀 ▽５一玉
▲５七飛 ▽４八飛成 ▲３八香 ▽２七歩 ▲同　玉 ▽１八銀
▲１六玉 ▽１五歩 ▲２五玉 ▽２四歩 ▲投了
142手で後手の勝ち

康光の主張=延びすぎた3手め75歩を狙う。
久保の主張=美濃囲いに対抗して後手が金銀動かせば9筋攻め。
結果久保は66銀で75歩死守。康光は浮き飛車で95歩阻止。
46手め35歩と位を取って75歩に対抗。48手め53銀で誘うが6thアタックはこの分散形では負けと同じ。従って久保は無理な打開を強いられた。康光な巧妙な作戦勝ち。53銀引きは角換りでは先手でもよくやっており康光負けナシ。真っ向勝負で75歩のエサに食いつくのは昨年懲りた模様。全勝で挑戦する時はこういう日もある。久保は角打ちを誘って仮想打開。先に馬作成しても即優勢にはならない最近の傾向だが陣形の差がすでにひどく久保でもここからサバクのは砂漠のウチワ。67角打ちの瞬間後手から6thアタックが通用するほどすでに先手劣勢。65手め56銀でもダメなので以下我慢。せっかく香得しても二枚換えされて91手めに58香ではつらい。91手め53歩は重い。74歩は無視されて58歩。同金から歩切れを狙って香打ちを画策しても先に切り札36歩。37歩成同桂に先手が端攻めから25桂+34桂のV2固めの寄せを構築しても清算後後手の25桂+16桂の方が厳しい。32玉と28玉の位置の違いでV2合戦は圧倒的に後手有利。16桂38玉に37歩打たれたら受け無し。従って先手が打開すると序盤の38銀から28玉と言う美濃囲いの欠陥を後手が露骨に咎めたことになる。本譜は端を逆襲されもっとひどい変化。
康光はこれで久保への回答を二重に誇示し今期王将挑戦へ。

放映：2005.12.04
棋戦：第55回NHK杯三回戦
戦形：相矢倉
先手：高橋道雄九段
後手：郷田真隆九段
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽７四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽７三角
▲２六歩 ▽９四歩 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲３八飛 ▽２四銀
▲１八香 ▽８五歩 ▲９八香 ▽４二銀 ▲２五桂 ▽９五歩
▲５五歩 ▽４五歩 ▲同　銀 ▽５五角 ▲４六角 ▽同　角
▲同　歩 ▽４四歩 ▲同　銀 ▽同　金 ▲７一角 ▽５五角
▲８二角成 ▽同　角 ▲８四飛 ▽７一銀 ▲８三飛成 ▽４三金引
▲８五龍 ▽９三桂 ▲８三龍 ▽７五歩 ▲６八飛 ▽５九角
▲７五歩 ▽２六角成 ▲７四歩 ▽４六角 ▲７三歩成 ▽２五銀
▲７二歩 ▽７六歩 ▲同　銀 ▽５九馬 ▲５七歩 ▽４五桂
▲７一歩成 ▽５七桂成 ▲３八飛 ▽７五歩 ▲５七金 ▽同角成
▲６七銀 ▽４九馬 ▲６八飛 ▽７六金 ▲５八歩 ▽６七金
▲同　飛 ▽同　馬 ▲同　金 ▽５八馬 ▲６八金打 ▽２八飛
▲５八金 ▽同飛成 ▲６八銀 ▽７六金 ▲７八角 ▽６九銀
▲同　角 ▽同　龍 ▲７八銀 ▽９九角 ▲投了
112手で後手の勝ち

石田解説は中盤から相変らず本筋が良く見えて楽しい。
残念ながら矢倉の序盤は当家理論でないと全貌が把握できない。筋とは別の計算値が必要なため。数字にすると矢倉序盤はよく出来ていると分かる。
27手め68角で少考するタカミチ。やはりまだ躊躇がある模様。3-3にしたのは後手の牽制。飛車先歩不突き矢倉の平行歩間3は12手続く。
タカミチ98香は敗因1。49手め55歩はタカミチの実力では敗着。連盟現役棋士の矢倉定跡に6thアタックは存在しにくい。新定跡を作成中の当家以外にすでに先手勝てない。偶数番原理とは本来後手のためにある。
タカミチが先手の偶数番原理に無謀な挑戦した原因は98香。この一手分で先後が換る。石田先生は流石に目ざとい。98香がどんな意味か感想戦でタカミチに聞いている。穴熊にする意味としか答えられないタカミチ。彼が正直者だとしたらそこまでのダメ棋士。しかし棋譜の流れは別なことを語っている。
まず銀損のようでも実質歩との交換。後手は歩切れ。
二枚換えなら歩ともせよの康光路線をもっと過激にするとこうなる。戻った手番で飛車打から桂が取れたら銀と桂歩の文字通り二枚換え成功。それどころか敵陣に龍作成で先手勝ち。ところが先に銀を持たれると71銀受けがある。そこが桂損との違い1。石田先生も実況でひとめ。感想戦では先に53歩の垂らしが検討された。 76手め46歩に飛車を逃げても角で飛車を追われて26馬で桂を外して後手は入玉し放題。そこで先手は飛車を切って後手を再度歩切れに追い込んでも先に銀を渡したために先攻される。桂損との違い2は以下。

先手：63手め53歩
後手：76手め46歩
▲７六歩 ▽８四歩 ▲６八銀 ▽３四歩 ▲６六歩 ▽６二銀
▲５六歩 ▽５四歩 ▲４八銀 ▽４二銀 ▲５八金右 ▽３二金
▲７八金 ▽４一玉 ▲６九玉 ▽５二金 ▲７七銀 ▽３三銀
▲７九角 ▽３一角 ▲３六歩 ▽４四歩 ▲６七金右 ▽７四歩
▲３七銀 ▽６四角 ▲６八角 ▽４三金右 ▲７九玉 ▽３一玉
▲８八玉 ▽２二玉 ▲４六銀 ▽５三銀 ▲３七桂 ▽７三角
▲２六歩 ▽９四歩 ▲１六歩 ▽１四歩 ▲３八飛 ▽２四銀
▲１八香 ▽８五歩 ▲９八香 ▽４二銀 ▲２五桂 ▽９五歩
▲５五歩 ▽４五歩 ▲同　銀 ▽５五角 ▲４六角 ▽同　角
▲同　歩 ▽４四歩 ▲同　銀 ▽同　金 ▲７一角 ▽５五角
▲８二角成 ▽同　角 ▲５三歩 ▽同　銀 ▲５一飛 ▽６二銀
▲８一飛成 ▽７一銀 ▲３五歩 ▽同　歩 ▲４五歩 ▽４三金引
▲４八飛 ▽４七歩 ▲同　飛 ▽４六歩 ▲同　飛 ▽同　角
▲７一龍 ▽６九銀 ▲投了
80手で後手の勝ち

石田解説は味わい深い。穴熊玉より敵陣の自玉の方が固いと言う大局観に裏打ちされている。だから終始先手には入玉しかないと力説できる。
いろいろ思うことがある。
敵国を侵略する最善法は傀儡政権。自国の王が実は敵の王であった数多くの事例は歴史が語る。
外から見るとよく分かる。入玉の場合中から見ると自陣の敵玉は捕らえようがないので持将棋か投了まで時間稼ぎしかない。