2004.10.15 B1順位戦 青野VS北浜 角換り腰掛け銀 | No: 6714
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日時:2004.10.15
棋戦:第63期B1順位戦
戦型:角換り腰掛け銀
先手:青野
後手:北浜
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩 ▲7七角 △3四歩
▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀 ▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩
▲4六歩 △6四歩 ▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉 △5二金 ▲5八金 △4一玉
▲1六歩 △1四歩 ▲3六歩 △5四銀 ▲3七桂 △4四歩 ▲7九玉 △3一玉
▲5六銀 △7四歩 ▲6六歩 △3三銀 ▲4八飛 △4二金右 ▲8八玉 △2二玉
▲2五桂 △2四銀 ▲2八角 △7五歩 ▲同 歩 △8四飛 ▲4五歩 △同 歩
▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛 △5四角 ▲4八飛 △7六歩 ▲同 銀 △同 角
▲6七金右 △同角成 ▲同 金 △8六歩 ▲同 歩 △2五銀 ▲同 歩 △5九銀
▲4六飛 △6八銀成 ▲7七金 △9五歩 ▲6二角 △8二飛 ▲7一角成 △7三桂
▲8七玉 △8六飛 ▲同 玉 △8五歩 ▲8七玉 △7八銀
まで78手で後手の勝ち
最近手損角換りが多いので定跡形の角換り腰掛け銀が逆に新鮮に感じる。いつでも斬新な青野は37手め48飛。7thアタックで行くつもり。
41=25桂。凄いがひとめ無理。これは7thアタックを8thアタックにできる権利を後手に完全譲渡した手のため。
43=28角。この形では当然。康光が最後に指したかもしれない。実況&分析している。
44=75歩。すでに8thアタック。後手が指しやすい。
45=84飛。この手ですぐに思い出すのは郷田。やはりあの時の対局を下敷きにしたとすぐにわかる。この程度の記憶はすべて仕掛けから勝敗の分岐まで当家でもひとめなので康光を参考にした青野は当然のこと北浜でもすぐに思い出せるはず。棋聖位を賭けた手渡しが行なわれた有名な対局。棋譜検索はこの程度の変化では間違いなくB1レベル以上では不要。B2以下レベルだとタイトル戦さえ観ない連中がいるので不明。
52=54角。いろいろ瞬時に思い出す。郷田はあの時誰もが予想した76歩。
北浜はマシュダ一家実況&分析のエッセンスだけを読み替えた。
53=48飛、前例と離れた瞬間に敗着1を指した青野。
55=76同銀。当時の実況&分析は以下。
逃げる変化 No: 186 [返信][削除]投稿者:マシュダ一家 2002/08/01 Thu 15:34:49
「76歩の叩きに銀が逃げると?」
「後手の反撃が厳しい。25桂は質駒。飛車を追われ銀桂と馬で苛められる。76歩を叩けば瞬間後手の歩切れだけが先手の救い」
「よくも踏み切ったものですね」
62=25銀。これを8th解釈したのがその後のマシュダ一家。
65=46飛。敗着2。二重に悪手。
69=62角。青野息切れ。しかしよく見せてくれた。やはり青野は前線棋士。
71=71角成。青野演出。憎い。
72=73桂。簡単な5手詰め。最後に84桂で詰み。この中段V2固めの形は先週のNHK杯放映で後手行方からの変化として当家が分析したばかり。北浜は自分が解説した将棋だったので苦笑したはず。
このような桂は羽生や渡辺明なら常識。今日のNHK杯でも渡辺明ならゼッタイに86桂。ところが藤井には見えない。藤井の84桂はウナギイヌのフンドシ固めしかないため。久保や大介は柔軟にマシュダ一家を吸収した。今は藤井より久保や大介の方がはるかに面白い。ところが彼らは三人束になってかかってきても角換り腰掛け銀を見せてくれない。だから暫定的評価しか得られないのは当然。
人間の正直さとは何か? 藤井の言い訳 | No: 6713
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藤井は局後にこう言った。
「逆転したと叫んで恥かいちゃったヨネー。なんだ全然ダメじゃん」
藤井はこう言うべきだった。
「私なら間違いなく逆転されていました」
どちらも視聴者に大受け。
自分を捨てることができない先輩が多いので藤井もああなってしまった?
人格さえ商品価値となってしまったのが連盟棋士。
だからダマシ-ゴマカシ-笑いの構図は外部に敵が出現しないと換らない。
2004.10.17NHK杯渡辺久保 相穴三間 ダマシの次はゴマカシ | No: 6712
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放映:2004.10.17
棋戦:NHK杯二回戦
先手:渡辺明六段
後手:久保利明八段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽4二銀
▲6八玉 ▽4三銀 ▲7八玉 ▽3五歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲5六歩 ▽3二飛 ▲5七銀 ▽6二玉 ▲7七角 ▽7二玉
▲8八玉 ▽8二玉 ▲9八香 ▽9二香 ▲9九玉 ▽9一玉
▲8八銀 ▽8二銀 ▲5九金右 ▽7一金 ▲7九金 ▽5一角
▲4六銀 ▽3六歩 ▲同 歩 ▽同 飛 ▲3七歩 ▽3一飛
▲6九金右 ▽7四歩 ▲6八角 ▽8四角 ▲5七銀 ▽3四飛
▲6六銀 ▽6四歩 ▲2六飛 ▽5二銀 ▲7八金右 ▽6五歩
▲同 銀 ▽4八角成 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲2二歩 ▽3三桂
▲2一歩成 ▽4五桂 ▲1一と ▽5七桂成 ▲7七角 ▽4七馬
▲5五角 ▽3五飛 ▲8二角成 ▽同 金 ▲6六香 ▽6八歩
▲同金寄 ▽同成桂 ▲同 金 ▽5九角 ▲7八金 ▽6八金
▲同 金 ▽同角成 ▲7七銀打 ▽6七馬 ▲6八歩 ▽7七馬
▲同 銀 ▽7八銀 ▲8八金 ▽7九金 ▲8六桂 ▽6五飛
▲7四桂 ▽6九馬 ▲6七角 ▽同銀成 ▲同 歩 ▽7八銀
▲同 金 ▽同 金 ▲8二桂成 ▽同 玉 ▲8八金 ▽7九金打
▲7八金 ▽同 金 ▲8八金 ▽同 金 ▲同 銀 ▽7八金
▲2八飛 ▽6八金打 ▲7七銀打 ▽同 金 ▲同 銀 ▽7九銀
▲8八銀打 ▽6六飛 ▲同 歩 ▽6七角 ▲6二金 ▽7一歩
▲3九飛 ▽8八銀不成▲同 銀 ▽7八銀 ▲6九飛 ▽8九銀成
▲投了
120手で後手の勝ち
解説は藤井。40手め24歩しかないと豪語。局後久保に同飛のあとの33桂を指摘されて藤井の序盤は打ち砕かれる。ダマシが利かないと今度はゴマカシ。
渡辺明はもっと必死に生きている。最後まで諦めない。こういうモノを見て人は感動する。57銀でまるでダメという藤井など人間のクズ。
死と隣り合わせに生きていることすら彼らは忘れてしまった。
2004.10.15にんげんドキュメント 「13歳 夢は名人-棋士をめざす双子の兄弟」 | No: 6711
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2004.10.15にんげんドキュメント「13歳 夢は名人-棋士をめざす双子の兄弟」
四国中央市の13歳の双子兄弟の魂を半年間にわたって観る記録。
小学生時の作文「名人を目指す。ハブになりたい」
これはウルトラマンになりたいと書く子供より現実味がある。
そこで彼らは連盟棋士の門を叩く。四国なら森ケイジと決っている。ところが兵庫宝塚の森信雄の家へ行ってしまう。住所を間違えたワケではない。
現実直視のあと。
「自分の限界に挑戦してそれでだめなら諦めがつく」
13歳の子供が言う。これに涙が流せない者は将棋関係者だけであろう。連盟棋士の虚偽よりはるかによくできているドキュメント。
棋士は偉大だと見せかけるダマシの壁を子供の純真な叫びが打ち砕く。
この子供たちは今の連盟棋士より素晴らしい魂の持ち主。
A級棋士にさえすでに「自分の限界に挑戦する者」は独りもいない。
2004.10.16囲碁将棋ジャーナル 王座戦最終局 屋敷解説 | No: 6710
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あまりやる気ないのは仕方ない。唯一の指摘64手め88歩はダメ。
無視して33歩成が早くてすべて先手1手勝ち。
飛車切り変化を含有する為そういう見せ場は羽生に与えなかったのが森内。やはり意図的な負け方を鑑賞するべき。
2004.10.15A級順位戦 久保VS康光 相振り穴熊 丸山味はいかが? | No: 6709
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日時:2004.10.15
棋戦:第63期A級順位戦
戦型:相振り穴熊
先手:久保利明八段
後手:佐藤康光棋聖
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽3三角 ▲6八銀 ▽2二飛
▲6七銀 ▽4二銀 ▲4八銀 ▽5四歩 ▲3六歩 ▽5三銀
▲3七銀 ▽6二玉 ▲7七角 ▽7二玉 ▲8八飛 ▽8二玉
▲8六歩 ▽9二香 ▲8五歩 ▽9一玉 ▲4八玉 ▽7二金
▲5八金左 ▽5二金 ▲6五歩 ▽6二金左 ▲3八玉 ▽8二銀
▲4八金直 ▽2四歩 ▲9六歩 ▽7七角成 ▲同 桂 ▽3三桂
▲4六歩 ▽4四銀 ▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽3五歩
▲同 歩 ▽2五桂 ▲2八銀 ▽8三歩 ▲8九飛 ▽3五銀
▲3三角 ▽5五角 ▲同角成 ▽同 歩 ▲3七歩 ▽3二飛
▲8四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8三歩 ▲8六飛 ▽4四歩
▲7五歩 ▽4五歩 ▲2三角 ▽3一飛 ▲2六歩 ▽同 銀
▲4五角成 ▽3五銀 ▲2七銀 ▽4四歩 ▲5五馬 ▽3六歩
▲同 歩 ▽同 銀 ▲同 銀 ▽同 飛 ▲3七歩 ▽3一飛
▲2七銀 ▽1四歩 ▲2六歩 ▽1七桂成 ▲同 香 ▽2五歩
▲同 歩 ▽1五歩 ▲7四歩 ▽2八歩 ▲同 玉 ▽1六歩
▲同 香 ▽2六歩 ▲同 銀 ▽1六香 ▲8四歩 ▽同 歩
▲7五桂 ▽5三香 ▲8三歩 ▽5五香 ▲8二歩成 ▽同 玉
▲8三歩 ▽7一玉 ▲6四歩 ▽5四角 ▲4五歩 ▽1七歩
▲1九歩 ▽1一飛 ▲8四飛 ▽1八歩成 ▲3八玉 ▽2九と
▲8二歩成 ▽同 金 ▲6三歩成 ▽2八と ▲同 玉
119手まで先手勝ち
康光もこれを落とすんではグーの音もでない。
(53手めまで実況&分析参照No: 6702-No: 6708)
54=32飛。久保唯一の主張をここで逆撫でするようではいつもの悪いクセ。こんなムシの良い手は対丸山感覚とは異質。
55=84飛。いつでもある十字飛車仮想アタック。先手の権利=パー。
59=86飛。久保もこういう手を指すようになった。54飛には56歩-51飛成-33角や切り札52飛でサバかれると反省する振り。実態は煽り。
60=44歩。32飛をさらに悪手にする緩手。モロ煽られた。まだ端歩。
61=75歩。この交換は大きい。44歩は余りに遅いが75歩は直撃の位。桂が先手に入ればすぐに寄り形。
62=45歩。悪手三連鎖。
63=23角。決め手。
65=26歩。緩手。45角成が先。
66=26同銀。諦めた証拠。後手の攻めは26歩を待って37桂成が最後の切り札だった。夕食前の作図。
79=27銀打ち。久保もついに丸山の境地へ。
81=26歩。これだけを守備万全で打ちたかった久保。勝ち方が鉄壁。
95=84歩。三度目の正直。
97=75桂。久保鮮やかに決める。穴熊崩しの白眉。55馬のナナメラインと83地点の歩のオカワリラインを保証。この桂を81手め26歩で取るためだけに一日費やした将棋にしたのは康光の責任。それを痛いほど感じたのか以下は卵の白み。
久保のサバキに丸山味を加えただけでここまで強さを発揮するなら、谷川+丸山風が無敵かもしれない。実はそれが羽生だったりする。
53手め37歩まで | No: 6708
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これはヒドイ。久保はすべて方針破綻。あの84歩は1歩渡したため十字飛車変化を放棄したばかりか、康光変化を牽制しただけの腰抜け手となった。
康光があのまま行っても切れていた。先手の主張は連動手で飛車を3筋に回さなかったことだけ。おかげで手番を渡してしまった。
久保。いつから丸山のマネをするようになった?
45手め28銀? | No: 6707
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41手めなんと久保は素直に同飛。逆に言えば素直に31角も打てない。
35歩から25桂は2時間前の後手想定手順。これを許して28銀では根性が曲がっているだけと判明する。裏番組の島68銀より悪質。
康光の悩み | No: 6706
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84歩に先に久保に31角とされると十字飛車変化との組み合わせで35歩が手抜きされるかもしれないと読んでいる最中。しかし1歩は必ず入るので今度は康光が受け手順を考える番。
攻めは楽しく受けは苦しいようだがどちらも同じ悩み。
久保39手め84歩!! | No: 6705
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さすが久保。姿焼き手順ではなく十字飛車を狙うとは。
これは康光逆に命拾い。
森内同様馬作成で後手に攻めさせて受けつぶすのが王道。角金交換は大変。先手は歩を3枚もっても8筋にしか使えない為に継続手が切れやすい。
B1順位戦 中川VS中村 手損角換り2 腰掛け銀の魔方陣 | No: 6704
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先手:中川
後手:中村
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽4二飛 ▲6八玉 ▽8八角成
▲同 銀 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽7二玉 ▲9六歩 ▽8二玉
▲9五歩 ▽2二銀 ▲4八銀 ▽3三銀 ▲3六歩 ▽5二金左
▲5八金右 ▽1四歩 ▲4六歩 ▽2二飛 ▲2五歩 ▽7二銀
▲4七銀 ▽6四歩 ▲8六歩 ▽7四歩 ▲8七銀 ▽6三金
▲7七桂 ▽5四歩 ▲8八玉 ▽7三桂 ▲7八金 ▽4四銀
▲8五歩 ▽1五歩 ▲6八金右 ▽6二金直 ▲5六銀 ▽6一金
▲6六歩 ▽5五銀 ▲同 銀 ▽同 歩 ▲4五角
42飛+22飛まで中村は3手損作戦。中井ファミリー開発の有名な手順。その3手で中川は95+85の位主張。中村はさらに61金-62金-61金で手損。この手法は中村の得意技。中川が66歩で7thを作成する瞬間を待っていた。
44手め55銀!=中川の腰掛け銀と1筋ずれた中村の腰掛け銀は中村からのみこの手を可能にする。するとこれは必勝9thアタックの裏ナンバーであったことになる。表ナンバーなら後手必勝。裏ナンバーは当家にも不明。先手優勢のはずだが後手の逆行相が広大。
現在47手め45角で優勢維持の駒アタリ奇数番1。
B1順位戦 島VS森下 手損角換り1 | No: 6703
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B1順位戦 島VS森下
先手:島
後手:森下
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽3四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲5八金 ▽5二金 ▲6六歩 ▽4二玉 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3六歩 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽3一玉
▲5六銀 ▽5四銀 ▲7九玉 ▽4四歩 ▲3七桂 ▽7三桂
▲8八玉 ▽4三金右 ▲4八飛 ▽2二玉 ▲4五歩 ▽8五桂
▲6八銀 ▽4五歩 ▲7三角 ▽8一飛 ▲8六歩 ▽9五歩
▲同 歩 ▽4四銀
森下の手損角換り腰掛け銀。風格は島が汚し37手め88玉に43金で汚泥に塗れる。手損角換りでは41手めが後手に催促された7thアタックと解釈可能。角換り腰掛け銀では8thが先攻ナンバーのため。85桂が駒アタリ偶数番2と島は即時解釈し68銀。通常は負け銀だが森下が75歩の前に敢行したので島は森下の常識を非常識に反転成功。
44=45歩。奇数番1
45=73角。偶数番2 二重駒アタリ
46=81飛。偶数番2 単一駒アタリ
47=86歩。奇数番3 島優勢。
48=95歩。偶数番4
49=95同歩。逆行奇数番3。歩切れ解消で島優勢維持。
50=44銀。逆転に望みを託した逆行偶数番2。
A級順位戦 康光久保 38手め44銀まで 穴熊の姿焼き完成か | No: 6702
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康光は相振りでアナグマ。やはり久保が66歩を止めると後手は指しやすい。
38手め44銀で本人は必勝と思っているかもしれない。このまま久保が31角の場合康光は32飛変化。そのまま行くと桂損となるか、55角変化で後手は穴熊の姿焼き完成。