主催
11月14日(日) | ||
受付 | ||
開会セレモニー | パイプオルガンによる演奏 ♪トッカータとフーガ ニ短調BWV565 ♪精神歌 小林みゆき | 盛岡大学助教授 |
開会の言葉 | ||
開会の挨拶 力丸光雄 | 宮沢賢治学会代表理事 | |
歓迎の挨拶 桑島博 | 盛岡市長 | |
セミナー | ||
講演1 | 岡沢敏男 「長編詩『小岩井農場』の黒と白」 | 元小岩井農場展示資料館長 |
講演2 | 寺山心一翁 「雨ニモマケズ」の発する浄化エネルギー | 日本サトルエネルギー学会 常任理事運営委員長 |
休憩 | ||
合唱 | コーラスせきれい ♪ちゃんがちゃがうまこ ♪岩手公園 ♪ 曠原淑女 | 指揮 中村伸一郎 ピアノ 多田かおる |
講演3 | 田口昭典 縄文の末裔、宮沢賢治 −縄文とイーハトーブの懸橋− | 元秋田大学非常勤講師 |
講演4 | 吉見正信 賢治世界形成への盛岡 | 富士大学非常勤講師 |
講演5 | 板谷栄城 修羅も齢をとる | イーハトーヴ・ジュニア ・オーケストラ主宰 |
開会 | ||
参加者交流会 | ||
上の写真は、盛岡市の中心部にある岩手公園のようすです。 地面は落ち葉の赤い絨毯です。 この場所には賢治の詩「岩手公園」の碑もあります。 盛岡市・盛岡観光協会では、「啄木と賢治(文学と彫刻のまち盛岡)」というパンフレットを作成していて、ゆかりの地を訪ねる時のよき案内書となります。 特に最後にある「散策マップ」は便利です。
☆岩手県盛岡(小岩井)より☆ |
光原社 |
盛岡駅から徒歩でも近い光原社は、賢治の唯一の生前刊行童話集「注文の多い料理店」の出版の地とされるところです。
今では、民芸調のおみやげもの屋さんになっていますが、中にはティルームなどもありのんびりできます。
このあたり材木町は、「いーはとーぶアベニュー」と呼ばれ、賢治の像(石座)や星座、絹座、花座、詩座、音座と名づけられた作品が通りに並べられています。
写真は、光原社の中庭で、壁には賢治の詩が書き込まれています。
こちらも岩手公園同様に紅葉がきれいでした。
(盛岡・小岩井への旅は1988年5月にもあります。ご覧になりたい方は「5月の小岩井・盛岡」をどうぞ) |
SLホテル |
市内見学のあと、バスで小岩井農場に向いました。
今夜の宿泊場所は、小岩井農場まきば園の敷地内にあるSLホテルです。
実際に走っていたSLとブルートレインの車両を改造して、ホテルにしたものです。
車両のとなりにある解説板には
「この機関車は昭和12年9月に製造されて、以来38年間に317万km(地球を約79周)を走りました。
昭和54年12月24日国鉄最後のSLとして、北海道室蘭本線を走り、現役を引退しました。」
とあります。
昭和54年、つまり1979年ですから、今年の12月のクリスマスイブでちょうど引退から20周年なのですね。 |
まきばの天文館 |
まきばの天文館の観望会のようすです。
小岩井農場のまきば園には、その澄んだ夜空を楽しむため、まきばの天文館があります。
一般に公開もされていますし、SLホテルに宿泊して楽しむこともできますので、とても便利です。
ドームにはニコンの20cm屈折望遠鏡があります。
ちょうどこの夜は快晴で、きれいな夕焼けと星空で、贅沢な時間を過ごしました。
職員の狐崎さんと林さんにはいろいろとお世話になりました。
(SLホテル、まきばの天文館の情報は、「小岩井農牧株式会社」ホームページでどうぞ) |
小岩井駅舎 |
翌14日は、小岩井駅から盛岡駅に移動。
田沢湖線に乗ればすぐです。
この駅舎は、賢治のいた頃に建てられたもので、いまでもその面影を残しています。
賢治の詩「小岩井農場」の舞台にもなるところで、以前にも訪れています。
(その時の訪問記をご覧になりたい方は、「冬の『小岩井農場』を歩く」(1)と「冬の『小岩井農場』を歩く」(2)をどうぞ)
今回はデジタルビデオを利用して、駅前のパノラマ写真を作成してみました。
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岡沢敏男さん |
さて、セミナーの方ですが、盛岡付近にお住まいの5名の方々の講演です。
研究書などでは知っていたけれど、はじめてお目にかかる方もいます。
まず、セミナーの最初は、最近小岩井農場の資料館長を退職された岡沢敏男さんの講演です。
長年の小岩井農場勤務の経験から、詩「小岩井農場」の研究をされ、すばらしい成果をあげています。
今回は直接お話しを聞くことができました。
もちろん演題も「長編詩『小岩井農場』の白と黒」ということで、さらに新しい成果を加えての発表でした。
会場で資料として配布された「◆長編詩「小岩井農場」賢治の歩行地図」もファンにはたまりません。
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板谷栄城さん |
賢治関係の多数の著書で知られる板谷栄城さんは、「修羅も齢をとる」と題して、賢治作品に出てくる「いかり」についてのお話でした。
賢治作品に出てくるさまざまの「いかり」を統計的に分析して、その時期や傾向を解説しました。
次回の賢治学会のセミナーは、宮沢賢治イーハトーブセンターで12月4日に開催されます。
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