映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2003年3月
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2003.3.31
  • 自作色差ケーブル接続
     太くてコネクタ加工の時には扱いにくいと思ったが、引き回してみると 思ったより柔軟。
     無事に絵は出て、火は出なかった(^^)
     もともと長さに余裕を見て注文した所に、店員も余裕を持ってカットしたためか、 予想外に長くってちょっと驚いたけれど。
  • DVP-NS999ESで、難しいDVDを再生してみる
    • 『トイ・ストーリー2』
       「クロマ・アップ・サンプリング・エラー」がもっともはっきり分かる ソフト
       本機はこれが解決していることが売り。私が買い換えたかった理由もこれ。
       S9000ESでは派手に櫛状になっていたタイトルの赤は完全になめらかな輪郭に なっている。
       冒頭で「バズ・ライトイヤー」に無数の赤いレーザー照準器の点が当たるシーンは S9000ESでは、その「点」がブレたようになっていたが、NS999ESはきりっと小さな 点に収束する。同じく冒頭には「色の付いた星」も映るが、全てクッキリ。
       今までこの作品はインタレースで見ていたが、これならプログレで見たい。
    • 『パトレイバーonTV』
       この作品のチャプターメニュー画面はグレーの背景に真っ赤なライン。
       S9000ESでは赤いラインがインタレースで3本、プログレで2.5本見えるのに対して、 NS999ESでは、2本。
       つまり、垂直方向のにじみがNS999ESでは皆無で、色信号のエッジがカリカリに 切れている。これは予想外の高性能…というより、S9000ESよりこれほど 「さらにクッキリ」見える絵が出るとは思わなかった。
       これも「クロマ・アップ・サンプリング」が効いているからだろう。
    • 『スターウォーズ・エピソード2』
       S9000ESで、冒頭宇宙船が雲を抜けて着地するシーンで映像がとぎれた現象は、 めでたくNS999ESでは治っていた。
    • 『RD-X3でめいっぱい録画したDVD-R』
       S9000ESでは、「ディスクが読みとれない」と言われたが、NS999ESでは、 きちんと再生できた。
    • 『ハーフD1で録画したDVD-R』
       S9000ESもハーフD1に強かったが、NS999ESも横の解像度が半分しかないところを 絶妙に補完してマイルドな映像。
       東芝はX2もX3も、ハーフD1は斜め線を階段状に見せてしまうのでいかにも デジタルデータらしい。録画した本人よりSONYのプレイヤーの方が圧倒的に 絵の作り方が上手いというのは面白い。
    • 『ロスト・イン・スペース』
       フィルム動作のためのフラグが正しくなく、S9000ESでは変換が誤動作して 「すだれ状」の絵が散見された作品だが、NS999ESは完璧にフォローしている。
    • 『タイタニック』
       LBのDVD。拡大率が大きいだけにアラが目立ちやすい。
       インタレースモードで斜め線のギザギザが目立つため、 S9000ESで「プログレッシブ」の恩恵のわかりやすいソフトだったが、NS999ES でも上手に再生された。
     とりあえず、「これは再生が難しいぞ」というDVDばかりを駆け足で見たが、 S9000ESで不都合を感じた部分、不具合は見あたらず、この上改善してもらいたいのは 「字幕のすだれ」くらい。(それも感じにくくなっている気がする)
     そして、同じ4倍速DACを積むRD-X3との画質のあきらかな差は、 クロマ・アップサンプリングのためだろうか…。
     『千と千尋の神隠し』のように、特別クロマ・アップサンプリング・エラー が見られない作品でもベールを剥いだように見通しがよいのは、目立たなくても 画質に影響していたのだろうな。
     とにかく、ハイビジョンに対して「DVDの絵はこのくらい」と思っていたDVDの 中に、まだ隠れていた絵があったのか…という驚きが有ったのだった。
2003.3.30
  • 伏姫桜鑑賞(市川/真間山)
     樹齢400年の巨大な枝垂れ桜。ソメイヨシノより開花が早いために、 何年も通っているが、やっと見頃に来ることが出来た(^^)
  • ゴラムの二つの塔TVCM
     フジTVを見ていたら『二つの塔』のCM
     戦闘シーンにスーパーインポーズして
     ゴラム:(はしゃいで)とっちゃったとっちゃった、アカデミー賞取っちゃった

     ヘラルドのCMセンス凄すぎ。笑った(^^;;
  • 色差ケーブルの自作
     カナレのL-5C2VS使用。130円/mを24m購入。3,120円
     コネクタは250円*6=1,500円
     合計 4,620円
     みっちり丁寧にやったら、加工に二時間もかかってしまった。
2003.3.29
  • SONY DVDプレイヤー DVP-NS999ES 到着
     AVACで先代DVP-S9000ESを下取り交換で購入したDVDプレイヤー DVP-NS999ESが到着した。
     考えた末、置き場所はCDプレイヤー,CDP-XA50ESと交換して、 CDはサブシステムに下がることになった。
     CDP-XA50ESは重量級プレイヤーで、DVP-NS999ESの倍近い 目方があり「モノ」として質感がすぐれている。気分的には、勿体無いのだが デジタルの進歩を考えると、そろそろそんな時期かと…。
     ラックの中の位置が変わったので、5mの色差ケーブルが ぱっつんぱっつんになった。新しいケーブルを調達せねば。

     DVD一枚目は『千と千尋の神隠し』
     第一印象はなんだか妙にヌケが良く透明感が増した印象。
     DVP-S9000ESを入れたときにも驚くほど綺麗だと思ったが、こんなに 一目で違いを感じるほどの違いがあるとは思わなかった。

  • 日本リュート教会会員コンサート in 東京オペラシティ近江楽堂
     妻がダウランドの歌曲を歌うということで出演。
     観客規模は「超ミニミニコンサート」だが、出演者は大勢で演奏はたっぷり 4時間という、観客ハードな演奏会(笑)
     近江楽堂は、小さな教会の礼拝堂を模したような、ドーム型の天井を持つ 小ホールで、40人も入ると満杯の床面積で、床は「四葉のクローバー型」 という珍しい形状だ。
    (より正確には、正方形の床の各辺に半円を取り付けた形状)
     ドーム型の天井はたいてい物凄い残響時間になり、一次反射音が特定の場所に 焦点を結んで、不思議な音響になる事が多いが、この空間は「クローバー型」 という変形が効果的なのか、残響時間は長いが、音が満遍なく拡散して 変な癖が無いのが素晴らしい。
     か細いリュートの響きが豊かに響き、残響の多さの割にはメロディーラインも 明瞭に聞こえて、古楽に最適だ。
2003.3.28
  • アンテナ線引き回し直し(3/26の続き)
     配線を引き出しアンテナ線のL型コネクタをバラしていくと、シールドが 怪しいケーブルを見つけた。
     電界強度の確認のため、ゼムクリップを延ばした物をアンテナ端子に差し込むと、 それだけで全てのチャンネルがまともに映る。
     小さなゴーストがたくさん発生しているが、 RD-X3のゴースト・リダクション機能をonにすると、見る見るまにゴーストが 減少して、一分後にはわずかにざわついて見える程度までに綺麗になる。
     ケーブルTVにはGRT用の基準信号がないのかまるで効果がないが、普通の アンテナ入力に対する効果はもの凄いと再認識。
     ともあれ、東京タワーから20km以内の我が家では、1cmそこそこの金属片でも 十分アンテナになり、シールド漏れは致命的なことは確認された。
     そこで、シールドの怪しくなったアンテナ線をバラしてF型コネクタの 付け直しをしたところ、ほとんどのゴーストが無くなった。

     しかし、まだうっすらと字幕の影などが見える。
     8本有る全てのアンテナ線を付け外しして映りを確認したところ、 FMチューナーと地上波を分岐している分配コネクタが 犯人と言うことが分かった。
     分配コネクタはメーカー製(マスプロ)だが、過信禁物ということだ。

     とはいえ、どこかで分岐しないと接続不可能なので、地上波は分岐を無くし 「衛星とFM」で分岐させることにした。
     これでめでたく、ゴーストの完全排除成功した。
2003.3.27
  • 外堀公園の桜、開花を確認。
     朝にはゴミ箱なんかも設置されており、準備万端だ。
  • かないまる氏のページ のリンク集に載せてもらったことを確認
     コメントを見るとずいぶん私のページも読んでもらったようで、素人が書いた バーチャルサラウンドの使いこなし解説etc.を、開発者の方が読んだかと思うと ドキドキものだ(^^;
  • パイオニアから「マイスターズルーム」のページ終了予告が来る
     ここは、パイオニア製品ユーザでホームシアターをやっていて、ボリュームの 有るホームページを作っている人を事務局がリンク集を作っている。しかし、 この条件に合うページが思うように集まらず、企画倒れてしまったらしい。
     最近パイオニアの掲示板の勢いも無いし、パイオニア縛りがキツイのではないか? LD時代にはとてもお世話になったけれど、今パイオニア製品の主力はプラズマだから 縁がない。
2003.3.26
  • 外堀公園の桜がわずかに咲き始めているのを発見。
     気の早い人はもう、今週末から花見に入るのであろう。
  • アンテナ線とF型コネクタ購入
     TVの地上波にゴーストが出る。しかも、先日装置のレイアウトを変更したら 悪化した気がする。
     我が家はケーブルTV会社が送る地上波を受信しているので、元信号は そんなに汚くないはずだ。そこで、CATVの送ってくる信号に、 アンテナケーブルに飛び込んだ東京タワーの電波が混入しているのではないかと 推測した。
     我が家は地上23Fで、距離はあるものの東京タワーが肉眼で良く見える。
     本当に電解強度の強い地域(23区内)では、アンテナコネクタにクリップを 挿しただけでもTVが映る。つまり2,3cmの針金でもアンテナになる ため、アンテナ線にわずかなシールド漏れでもあれば電波を拾ってゴースト になる可能性が有る。我が家は23区のすぐ外なので、十分電波は強いはず。

     …この推測を元に我が家のアンテナ線を点検すると、まず無駄に長い ことが危ないのと、L字型のコネクタ(TVの付属品で付いてくるやつ)が、 プラスチックで ケーブル取り付け部分の数mmがシールドされていないということが 気になる。
     そこで、壁コンセントからDVDレコーダ、D-VHS、BSDチューナー、TV、 FMチューナーの5台の機器に対してギリギリの長さのアンテナ線を自作し、 プラスチックのL型コネクタを排除して完全にシールドできるF型接栓のみを 使うという作戦を考えた。
     とりあえず地上波用の3本だけ作って結果を楽しみに…。
     ちなみに部品代は
    • ケーブル(二重シールド線) S5CFB(90円/m)*5=450円
    • F型コネクタ FP5(160円/個)*6=960円
     1mのケーブルで410円となり、市販品の半額くらいだ。
2003.3.25
  • 電車の中で「ホビットの冒険」を読む婦人を目撃。50歳前後?
     私は「二つの塔」の文庫を読んでいる最中。映画はだいぶ変わっている ところがあるので、それはそれで面白い。
     沢山の説明が必要だった一作目に比較して映画としてのスピード感を重視しての ことだろうか。
2003.3.24
  • 欧州で発表されたSONYのAVアンプには金・黒の二色あるらしい。
     家のコンポの構成は金8、銀5、黒3という感じで、黒は少数派だが、 写真を見ると黒はカッコいい。なかなか巨大なのでボリューム感が 抑えられるという事も有るかな。
     webの写真で妻も「カッコいい」と言っていた。「買っていい」とは 言って無いけど…(笑)
  • 長年の使用で焼けた鍋の取っ手を交換
     ハンズで部品を購入。
     映画の友、マイ・ポップコーン専用片手鍋が復活した(笑)
  • 『千と千尋の神隠し』がアカデミー賞(長編アニメ)受賞  おめでとう。
     TVに映ったプロデューサーのオフィスに写っていたプラズマディスプレイは パイオニア製だったようだ。
2003.3.23
  • HV版『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(吹替)』鑑賞(wowow)
  • HV版『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(字幕)』鑑賞(wowow)
     実は前夜DVDを半分ほど見てから寝たので、ハイビジョン版の放送を見て あまりのクリアさに感動した。丁寧な上映品質じゃない映画館とくらべたら ハイビジョンの方が気持ちがいいとさえ思った。
     THX映画館を愛用してはいるが、どうも技術のバラツキによって、ピントが 甘かったり、象が揺れたり、フレームのセンターがずれていたり、何らかの 不満足を感じる事が2回に一回はある。
     しかも、公開から数週間経てば、フィルムにゴミや傷も増えてくる。
     ハイビジョンは、最高のフィルム上映にはかなわないけれど、つまらない 不具合は有り得ないし、画質そのものもかなりの水準。しかも、ワイドXGA (1366*768=約105万画素)の液晶でここまで良いのだから、 フルHD(1920*1080=約207万画素)になったらどれほどかと思うとワクワクする。

  • 妻と秋葉原を歩く
     リビナヤマギワで、ポールヘニングセンの卓上ランプはどうだ? と見せるのが 目的だったのだが、あまり心惹かれない様子。
     引っ越して以来リビングに必要なアイテムは一通り揃ったのだけれど、 前のマンションから持ってきたものも多くて今ひとつ統一感に乏しい。なんとか 美しく見せる方法を模索しているのだが、物が多いのが一番ダメという 説もあり、頭が痛い。
  • ハイソなリビナは居心地がよくないので、街中に移動(笑)
     ヤマギワ本店の輸入オーディオ・コーナーあたりから回る。
     B&Wのスピーカー(N803,4)のデザインはOKらしい。1,2は(当然?)NGだ。
     センタースピーカーが邪魔(もっと言えばスピーカーは全部邪魔)という 妻との折衝は長らく停滞しているが、センターの買い替えの変わりに メインspをグレードアップしてファントム化するという案もあり、 まだまだ道は長い。
     未だ仮設置のリアspもまだまだ悩みの種。
     いずれにしても、予算的に今は「SONYのフルHDプロジェクター待ち」なので 高額スピーカーは先送りだが。

  • ドラマ「Good Luck!!」最終回
     視聴率37%だとか…。
     「なんだそれ」と色々突っ込みどころはありながら、結構面白かった。
     特に最終回の一つ前の回の構成は巧み。
     怪我をしてパイロットとして復帰できない…!?という事態から、必死のリハビリ、 再手術をして、治ったか?と匂わすカットまで、通常の回なら「次週をお楽しみに」 となりそうなシーンを最後の10分ほどに、複数詰め込んで二転三転。
     だから、最終回37%の視聴率は、脚本、演出の上手さに負うところが 大きいだろう。
     キムタクも、「型破り」の演技は実にダメだが「真面目」な好青年の演技では とてもいい表情で、感動を誘う。
     役者は皆「型破りや人物」や「陰のある性格」をやりたがるのだろうが、 無邪気な表情が似合う役者は、堂々とそれをすればいい。
     最終回でも「上司に反抗するシーン」などは、なんだかしっくり来ない。 感動を誘ったのは一話前のリハビリのひたむきさ有ればこそだったと思う。
  • 上司と喧嘩してカッコいいのはやっぱり、踊るの織田君だな
     「脱サラして刑事」という設定も、良いのかも知れないが、一匹狼も 組織人もどちらも似合う。
     「Good Luck!!」はキムタク初の制服姿という話だったが、 制服が似合う役者ではなかった。
  • AVAC CLUBが季刊化
     現在毎月発行のところ、内容充実のために季刊化してじっくり作るそうだ。
     いままで「ブラインドテスト企画」など、一般の雑誌ではまずお目にかからない 刺激的な企画で楽しませてくれた"AVAC CLUB"であるから、季刊化しても 内容が濃くなるのならば歓迎だ。
     担当氏の製品レポートも、新製品を褒める記事より、一月ぐらいじっくり 扱ってから真実を教えて欲しい。それが、本物の専門店だと思う。
  • かないまる氏のHPをリンク集に登録
     19日にVZ555ESの解説記事へのリンクを作ったところ、作者のかないまるさんから このリンクからのアクセスがあって「からから亭」を知ったということで、リンクの お誘いがあった。
     先日の解説記事のほか、デジタルオーディオの基礎、劇場音響の基礎など、 AV趣味をやるなら知っておくべき情報が分かりやすくまとまっているので、 私も以前から時々読んでいたページで、相互リンク大歓迎(^^)
     それにしても「こんなところからアクセスがあった」と目立つ程度に 「からから亭」のリンクからのアクセスがあったというのは、VZ555ES が気になる人がやっぱり多いのだろうな。
2003.3.22
  • 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(吹替)』鑑賞(VC市川#2) ★★☆
     なんとなく、字幕の方がいい感じなのはやっぱり「エルフ語」の響きの気品の 問題か。
     ゴクリ(ゴラム)の芝居も英語の方がしっくりするかな?
     日本語訳は、所々字幕との違いが有るのはわかったけれど、内容的には 大差無い。情報量は「字幕+英語のセリフ」の方が、たとえ部分的にしか聞き 取れないとしてもオリジナルの情報がある分多い気がする。
     原作(の翻訳本)を読んでいるために、字幕の「本に近い感覚」が良いのかも知れない。

     ところで、吹き替え上映の上映品質は、画面が細かくブレて見にくかった。 字幕版なら見ていられないところだが、吹き替えのためにバレにくかったとは思うが、 劇場アンケート用紙にクレームを記入。
     THX認証の日本オフィスがあるなら電話するのだが、米本国に電話するほど 英語力無いのが悔しい(^^;;

  • 欧州で発表のSACDハイエンド機
     新型アンプとi-LinkでSACD/DVD-Aを5.1ch伝送するってことらしい。
     webが英語でもないために、詳細が読めないが、今度の製品群はAV機器と言うより、 マルチチャンネルの「ピュア・オーディオ」をターゲットにしている感じだな。
2003.3.20
  • DVP-S9000ESを下取り交換に出す
     AVACから「DVP-NS999ESにお得な交換」というはがきをもらって。
     999で一番大きな変化は「クロマ・アップサンプリング・エラー対応」だと思うが、 この現象は『トイ・ストーリー2』など一部のソフトでは、はっきりと「解像度低下」 が分かるくらいに影響が有った。
     「字幕のスダレ」は、画質ではないので我慢できるし慣れたけれど、 「クロマ・アップサンプリング・エラー」は作品によっては、プログレ(ジャギー量)か、 インタレース(色のにじみ防止)かどちらかを選択する悩みがあった。
    (もっとも、プロジェクターのDRCが優秀なので、インタレース入力のほうが 滑らかで綺麗な絵の場合が多かったりするのだが。)
     あとは、『スターウォーズ・エピソード2』の冒頭で一瞬画が止まる現象が ちっとも解決しないことと、RD-X3で作成したDVD-Rが読めないことがあったこと。 この二点が大きい。
  • 端子ぴかぴか
     S9000ESを箱詰めするに当って、軽く磨いたのだが、全ての端子が新品同様で 感心した。というのは、空き端子の全てに保護キャップを付けていたので。
     キャップの買い置きが無いときには、周波数の高そうな端子優先で保護していたが、 これほど違うとなれば、今後は面倒でも全ての端子を保護してやろうと思って買い 置きを用意した。
     ちなみにキャップは「オーディオテクニカ」製がフィット感が良く、半透明で見栄えも良い。
2003.3.19
  • かないまる氏のSTR-VZ555ES勉強会
     エンジニアによるSTR-VZ555ESの解説、とても詳しい。
     デジタルからアナログ、全ての領域にわたって「音質を向上させる技術」の詳細が 原理から解説されているのでとても説得力がある。
  • 『JSA』鑑賞(TV) ★
  • 「僕の生きる道・最終回」
     生徒の受験も無事終わり、いよいよ合唱大会を残すのみ。
     予選の曲が終わった瞬間、秀雄は倒れる。一命は取り留めたものの胃からの 出血が止まらず家に帰れなくなる。
     合唱大会の本選の日、無断で外出し会場に向かった秀雄は、生徒たちの歌を 聞きながら息を引き取る。
     今際の言葉は「砂肝」だったかな? なんか、みどり先生と焼き鳥の話を しながら死んだのはかなり挑戦的な演出かもと…(^^;;
     率直に言って、すごく普通の病人の死にざまだなぁと思った。
     葬式などは無し。5年後にシーンが飛んで、教え子が教師になって学校に 戻ってきたというのは、まぁ蛇足じゃないかな。
     担当の医師が看護婦に「君は明日死ぬとわかっても後悔は無いか?」と聞くが、 ドラマ的に秀雄は後悔無さそうなんだけれど、「死んで悔いが無い」なんてことは 無さそうだ。
     一日生きれば、一日、何かが出来るわけだし。だいいち身近ににこにこ満足 して死んだ人なんか居ないしなぁ…。
  • 「いつもふたりで・最終回」
     小説の成功で出版社は倒産をまぬかれ、みずほは「名編集者」として バリバリ働くようになる。
     二人はようやく、互いを一番大切な人と認め合う。
     ハチは、バラエティー系の構成作家として大成する。
     ハッピーエンドだ。でも、予定調和の中に納まるエンディングであるので 大感動というほどでもない。
     最近「すごいドラマ」ってのが無いなぁ。
  • 「いつふた」の後番組が、映画バイヤーの世界を舞台にしたものらしい。 ちょっと面白そうだな。
     ヘラルドが配当が少なくて苦しいらしいが、K-19にお金かけすぎたから? あれは絶対ヒットしないと思うがな。ハリウッドの大作は本編を見ずに 「脚本買い」だったりして、リスクが大きいそうだが、K-19なんて プロットの段階で面白く無さそうなんだもん…
    (もちろん、見に行ってない。)
2003.3.16
  • オルガン製作工房"マナ"見学  妻の合唱団にドイツ人で日本のオルガン工房に勤めている人が居て、かれの招待で オルガン工房の見学会に行った。場所は町田からバスの終点近くまで入った奥地。
     工房は、私も見たことのある北トピア、水戸芸術館などのオルガンを納入している そうで、なかなかメジャーな仕事をしているらしい。
     工房には関西に出荷するという完成間際のオルガンがあり、色々とオルガンの仕組み の解説とともに、蓋を外したオルガンの中をのぞかせてもらった。
     オルガンの中には「はしご」が備え付けてあり中を登ることの出来る構造に なっているのは驚いたが、鍵盤からパイプまで伸びるアクションの繊細さや、 通常見る事のできない内側のパイプと、それを据え付けるパネルの空気穴の 数の膨大さには感動。
     木工の工作機械を使っての実演もあった。
     ちなみに、今回見せてもらったオルガンは約2,000万円だそうな。
     面白い体験であった。
  • 『アラビアのロレンス』ハイビジョン版録画(wowow)

2003.3.15
  • 『ライオンキング』(アニメ)鑑賞 ★★
     四季の『ライオンキング』の復習として妻とディズニーのアニメ版を鑑賞。
     ミュージカル版に対して一時間ほど短い88分。
     オープニングの大きな太陽が昇り動物たちが現れるシーンが、良くぞアニメの 雰囲気を舞台で再現したと感心する一方、舞台で追加されたダンスや、拡張された 歌は無駄だなと思う。
     ストーリー上は、ミュージカルでは「血統第一主義」なセリフがちょっと耳障りに 響いたのだが、アニメでは一度しか「血筋」に関する言及が無い。
2003.3.14
  • 『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』鑑賞(VC市川#1) ★★★
     先行から見たかった作品だが、本日やっと劇場へ。
     予告編や怒濤のCM攻撃で、事前からかなり映像のクオリティーが高いことは わかっていたが、一年間のデジタル技術の進歩以上の進化を果たした映像と、 息をつかせぬ展開に圧倒された。
     冒頭はモリアの坑道の悲劇が、遥かな雪山の空撮を背景に、遠い音声だけで 再現され、これを聞いていると、悲劇が脳裏に蘇っていきなり涙がこぼれて しまった。
     原作は読んだし、「ガンダルフは帰ってくる」と散々予告編でネタバレ されているにも関わらず、やっぱり「ガンダルフモリアの坑道に消ゆ」は 衝撃的。
     そしていつの間にか場面は悲劇の現場の回想シーンになって燃える バルログとガンダルフの激しい一騎打ちに変わる。これが、前作 『旅の仲間』のCGとは比較にならないほど、鮮明で激しい炎だ。
     その姿は、CGの技術も見せ方、演出も、格段に進化して圧倒される。
     始まって5分で『二つの塔』の進化をまざまざと見せ付けられた。
     「フロド組」では、フルCGキャラの「ゴラム」も今回の目玉。
     外観はホビットが劇痩せして体毛が抜け落ちた…という感じだが、 それがCGだというのは感じ取れるけれど、実体感は確実にスターウォーズの ヨーダも上回っていると思う。
     まあ、ヨーダは普段はほとんど動かず、ラストの一騎打ちでだけ動いて いるので比較しにくいかもしれないが、ゴラムは表情のドアップも多く、 特に「ゴラムの中の悪と良心(スメアゴル)が葛藤する一人芝居」は、 見ごたえがあると言える出来栄えで驚いた。CGが真っ当な芝居をする 時代が来たかと。
     ナズグルの新しい乗り物である翼竜は、『旅の仲間』に出てきた馬ほど 生々しく怖くは無いのだが、邪悪な感じはあった。
     「メリ・ピピ組」は、オークから逃れて「木の髭」と 行動を共にすることになるが、原作を読んで頭の中で映像が浮かばない キャラクターの一つがこれだった。
     「樹木と見間違えるような人」といえばどうしてもメルヘン的なキャラクター が浮かんでしまうのだが、思ったよりずっとその他の登場人物と馴染む というか、なんとも不思議な存在としてアリだと思えた。
     象の化け物みたいな生き物(オリファント)も、笑ってしまうほど 大きくて、すごい。
     今回の主役はなんと言っても「アラゴルン組」
     どう見ても生存不可能な修羅場を何度も切り抜けて、はっきり言って アラゴルン強すぎなんである。
     「人」とはいっても王の末裔というものが、一般人とは違う超感覚や 体力、気力、あるいは威力を持っているという事が、今回はありありと 描かれたと思う。
     アラゴルンの回想やアルウェンとの超感覚的なつながりをバックに 「エルフの旅立ち」が描かれていたのはなかなか物悲しさが出ていて良かった。

     「アラゴルン組」でも「レゴラスとギムリ」は今回は息の抜けるキャラクター として扱われていて、この二人にからむ楽しいエピソードが多いのは救いだ。
     何しろ、『二つの塔』は徹底的な戦闘と逃避行の連続だから。

  • SONYのスタジオ用HDビデオ(HDCAM/SR)のニュースリリースを読んでいたら、 1,920×1,080で、約440Mbpsのデータレートだそうだ。
     ハイビジョン放送は22Mbpsだったかな?桁違いだ…。
     ちなみに、720Pモードでは60P撮影が出来るらしい。 デジタルで高速度撮影が出来るようになるのはまだ先かな?
  • 一眼レフデジカメEOS 10Dの価格が出る。198,000円
     コンパクト・タイプでも高級機は10万円以上するので、次に買うなら このクラスって気がする。海外旅行ではバッテリーの問題が心配では 有るが、最近はX線検査も心配なので、デジカメの方がいいような気もする。
     問題は焦点距離が1.6倍になって広角レンズが広角でなくなってしまうことだが、 28mmのコンパクト・カメラでも併用するか、14mmクラスの超広角を足すか…?
2003.3.12
  • 正式にWOWOW加入
     書類を送った後に電話しなければならないとは知らなかった。危ない危ない…(^^;
  • ハイビジョン・アニメ『キング・ゲイナー』を見る(WOWOW)
     NHKで富野氏が「ガンダムの富野ではない作品を作りたい」と言っていたのは、 この作品に取り掛かったところだった。
     なにせラストに近い部分なので、ちっとも話が見えないが、ノリは『ザブングル』に 近いような気がする。
     巨大ロボットは、どうも有機体のようで操縦者は共生関係にあるような感じ。 『エヴァンゲリオン』をさらに生身っぽくしたような感じもする。
     確かに『ガンダム』とは遠い作品になっている。が、何もかも新しいかといえば、 微妙な既視感を伴う。それが悪いとは思わないが、こういうのが流行の感覚なんだろうな。 まぁ、富野氏以外は若いスタッフが働いているのだから、絵柄一つとってもそうなるよな。
     ただし、なんとなく前向き。
     エヴァ以来流行の「うじうじ考えてばかりで行動が伴わない系」の話とは違って、 そこが『ザブングル』っぽいと感じさせたポイントなのかな。
  • スクリーンのリモコン受光部を延長
     多機能リモコンで、システム動作させるため、スクリーンのリモコン受光部が 他のコンポに近いほうが都合がいい。
     と言うことで、位置を変えることになった。
     コネクタは一般的な「ステレオ・ミニ」だったので、市販の延長ケーブルを購入。 スクリーンの反対側まで伸ばす。
     これで、コンポとの一括動作が確実になった。
  • ピクチャーレールを買う
     三本目。妻がピカソの闘牛の絵を飾りたいらしいので。  箱根の彫刻の森ピカソ館で買ったのかな…。もしかしたらスペイン(マドリッド) で買ったのかもしれないが。  ちなみに、我が家の既存のピクチャーレールにかけてあるのは、
    • スペイン土産の焼き物の家
    • マドリッドで撮影した闘牛の写真
    • 海のリトグラフ
    • 船(飛鳥)の写真in晴海埠頭*2
    • タイタニックのポスター
    • スターウォーズのポスター
     あと、スパイダーマンのポスターも壁に立ててあるのだが、これは 妻に評判が悪い。なんで…、カッコいいじゃん。
     オーディオラックの上には
    • バルセロナの写真
    • ハウステンボスの写真
     などが飾ってある。これが、今回買ったピクチャーレールにかかると思う。
  • ドラマ「僕の生きる道」最終話一つ前
     第一話の途中であまりの暗さに見るのを止めたのだけれど、妻が 「一部で評判が良い」と聞きつけて最後から三話を見ることになった。
     前半は主人公(草g君)がガンで余命短いことを宣告されて「死にたく無い」と 悩む話だったのだが、後半は「いかに生きるか」という話になっていた。
     ドラマの評価は、こんな途中からでは出来ないが、 「クラスで合唱コンクールに出る」という話では「野ばら」を練習しているのだが、 今時「野ばら」一曲でコンクールに参加するという選曲は無いだろうと思う。
     コンクールの自由曲の選曲にははっきりと流行があって、今の話なら 北欧系の現代曲だろう…と思う。コンクールで勝つ曲は、技巧的で 生命感に溢れている。
     「野ばら」ってのは、選曲としてちょっと80年は昔っぽいなぁ。
     映像は全般的に彩度が低くセピア系で、なんとなくあの世っぽい。音楽も 生命感が薄く「あの世っぽい曲」を選んでいるのだろうか。
     
2003.3.11
2003.3.10
  • リモコン付き照明コントローラ購入
     「赤外線リモコン付きのコンセントでon/off可能」という感じの機器。
     これを使ってスタンドライトをon/offさせ、
    • プロジェクタon +照明off
    • プロジェクタoff+照明on
     という二つの状態を、多機能リモコンで制御する。
     照明のリモコンというと「ルートロン」が有名だが、身近なところでは ナショナルのリモコン付き照明機器か。
     ポイントはon/offが別のリモコンコードになっていることで、そうでない場合 もし信号を取り損ねると、次からon/offが逆転してしまう。ナショナルのリモコンは この点が不合格で、うんと安い知らないメーカーのリモコンスイッチを使うことにする。
     高価な機器の滑らかに変化する照明には全然及ばないが、リモコンで自動化させる 利点は確かにある。
     というのは、「映画を見終わって、さて」というとき、うっかりプロジェクタの 電源を落とした瞬間、あまりに真っ暗で困る…ということがよくあるからだ。
     プロジェクタoff+照明onのプログラムを使うようにしておけば、 真っ暗で手探り…という不便が避けられる。

     というわけで、 「多機能リモコン SONY RM-AV3000U 活用」のページ を、照明制御バージョンに更新。

2003.3.9
  • 「多機能リモコン SONY RM-AV3000U 活用」のページ公開
     テーブルの上のリモコンの山が、3個までに減った、とりあえずは。
     システム・マクロによる自動化は、なんとなくかっこいいのだ。これでこそ、 電動スクリーンの有り難味が増すというもの。
2003.3.8
  • 劇団四季・ミュージカル『ライオンキング』鑑賞(四季劇場・春) ★★
     四季劇場オープンからず〜っとロングランで5年目なのだとか。
     今回の席は、二階席中ほど。激しく見下ろしなので、ちょっとTVっぽい感覚だ。 昇る朝日とか、見上げるようなキリンとか、そういう迫力は味わえないけれど、 客観的に見渡せるという感じかな。
     ストーリーはディズニーのアニメ・オリジナルとほぼ同じ。
     ただし、アニメが約90分なのに対して、ミュージカルは+1時間は長い。
     どうも、ストーリー的には無用のダンスシーンや、主役クラスに割り当てた ソロ曲が無駄に長い気がする。
     主人公であるはずのライオン、シンバとナラの二人の歌が下手なのも どうも、四季はいつでもそうだけれど納得行かない。
     シンバは音量はあるけれど曇ったクラシック・テノールの悪い見本みたいだし、 ナラは若い雌ライオンの役なのに、どう聞いてもおばさん声だ。
     大人のがっかりに比較すると、子役の二人、子シンバ、子ナラの演技が意外なほど 良かったといえる。
     一番聞かせたのは、悪役スカーの渋い低音か。

     歌と演技はあまり評価できないのだが、舞台美術と演出は本当にすごい。
     動物の生き生きした様子。飛び跳ねる草食動物の群れ、威厳あるライオン、 巨大な象、キリン、etc.の造形は天才的な閃きがあると思う。
     大掛かりな回り舞台と迫、背景幕etc.が絶妙に使われて、岩山、サバンナ、 象の墓場、水場、川、谷間、ジャングル、などが作り出されるのはすごい。
     この作品のため、専用に作られた劇場で無ければ出来ない、自在な舞台転換に 感動する。何度も写真では見ていてもやっぱり驚きがある。

     曲は「アフリカっぽい響き」だけが印象に残り、心に残るメロディーという ものが無い。アニメは「アカデミー主題歌賞」を取ったようだが、主役の歌は 耳が痛くなるほどの大音量だったな〜という印象しか残っていない。
     結局「一度は見ておかないと損」というくらいに豪華で華麗なステージだが、 リピーターになるような種類の魅力は無かった。という内容だ。
     アニメとどちらが良いかというと、アニメの方がスピーディーなので見るのが 楽かも。

     四季の責任ではないが、ストーリー上「極端な血統主義」がまかり通っている のは、あまり気分のいいものではない。本当のライオンの世界であっても、 群れのリーダーになるには「実力主義」のはずなので、なんだが、ゆがんだ エリート主義みたいで違和感がある。
     ラストのシンバと叔父スカーの戦いが、あっさりとだまし討ちで決着するのも、 ディズニーの責任だろうが、物足らない。

  • 銀座のスペイン料理店で食事。
     有楽町のパスタメーカー直営レストランで激しく食べようと思って いたのだが、土曜日はとても早く閉店になってしまうようで挫折。悲しい…
     で、プランタンの側のスペイン料理店に足を伸ばす。
     生ハムとトマトのサラダ、マッシュルームのオイル煮、牛ミノのトマト煮、 ミックスパエリャ、赤ワイン
     どれも美味しいが、店で食べる内蔵肉料理は、下ごしらえが丹念なせい なのか、ちゃんとした店で食べると感動的に旨い。
     マッシュルームは定番料理で我が家でも作るけど、今回のはバターが 強いのがここの味か。(普通はオリーブ油が強い)
     パエリャもまっとうに旨い。
     妻がワインをボトルで取らずにデカンタをオーダーしたのは 今日で三日連続ワインなのを気にしたのかもしれないが、それで 足りるはずが無かったのであった。おかわり(笑)
2003.3.7
  • 今日は「白」を開ける。旨い。
2003.3.6
  • なんとなく「ご馳走が食べたい」という気分になって、 錦糸町の伊勢丹「クイーンズ・シェフ」食料品売り場を妻と回る。
     とりあえず、美味しいパンとワインと何か肉料理をと。
     核実験強行以来、フランス製品不買を続けていた我が家であるが、 最近は米国の独走に対する歯止めとして活躍していることを評価して、 「フランスワイン解禁」とすることになる。
     赤・白一本ずつ買って帰宅。
     水菜とパンチェッタ(?)のサラダとか、妻の料理で今日は「赤」
2003.3.5
  • SONY 多機能リモコン RM-AV3000U 購入
     リモコンの山解消に挑戦。
     RM-AV3000Uの主な機能は、
    • 18種類の装置を操作可能
    • 液晶タッチパネルと、メニュー操作用カーソルキー(ゴム)を装備
    • 18種類のマクロを登録可能
    • 主要メーカーのリモコンコードをプリセット済み
     とりあえず、映像系の機器をすべてプリセットで登録。そのままでは 使えない機能もあるようなので、色々研究が必要だ。
2003.3.3
  • ブルーレイディスクレコーダ発売
    BDZ-S77のページ
     一号機らしい、重厚なデザイン。昨年のショーで公開された筐体がそのまま 製品になったようだ。
     今回発売されるのは23GBディスクのみ。
     BSデジタルチューナー内蔵で、最大記録時間はHD:2時間,SD:4時間。地上波は高画質、 標準、長時間の3モードで、各 3/6/12時間。
     魅力的な商品といえるためには、以下の機能の追加をお願いしたい。
    • 最低片面2時間30分、両面シームレスで4〜5時間録画
    • HDDとのハイブリッド化で24時間程度録画(映画10本)
    • HDDからBlu-ray DISCにカット編集してダビング(CM削除)
    • HDDからディスクへのコピーワンス移動
    • 地上波デジタルチューナー内蔵/連携
    • DVD-RAMの読み取り
    • D-VHSからのデータ吸い上げ
    • PC連携でメニュー画面作成など
    • 市販ディスクの登場
2003.3.2
  • BSマンガ夜話 第25弾
     DVD-R焼き、3連続失敗…。
     東芝、パイオニアは読めるが、SONYだけでNG
     いろいろ条件を変えて調べたところ、DVD-Rの容量 ぎりぎりだと、ファイナライズがうまくいっていない様子。つまり、SONYは規格に厳しいということと、RD-X3が上手くファイナライズできないことの合わせ技か。
     DVD-R焼の失敗原因について[DVDレコーダの使いこなし]に追加
  • 自主映画『QUARTER REST』鑑賞・続き
    後編
     友人の結婚を知ったメンバーだが、やはり仕事の締め切りは外せず 披露宴の出席を断念するが、それでも出来るものなら参加してやりたいと 各々全力で仕事を片付けにかかる。
     結果、披露宴には間に合わなかったが、新婚旅行を見送ることは出来る 時間に仕事は片付いた。各々、バイク、車で仕事場を飛び出し、打ち合わせ たわけではないが、道すがら合流していく。
     長野から中央高速を飛ばして成田へ。
     ついにメンバーは新婚旅行に立とうとする二人に追いつき、祝福の 言葉をかける。

     という話だった。
     前半を見て「どういう展開をするのか」と思ったが、とてもストレートな 内容。
     始まりがバイク仲間の友情話で、ラストにメンバーがバラバラと集まり、 成田まで必死に走っていくという流れは、まっすぐ一貫性が感じられて 納得した。
     後日監督に聞いたところ「走れメロス」がモチーフだとかで、そう聞くと 登場人物の奮闘が分かりやすい。(一緒に見た妻も「なるほど」と呟いていた)
     何とか仕事を終わらせようと奮闘するシーンは、機械メーカーとか、 ソフトウェア技術者とかの仕事振りが登場するが、「必死でプログラムを組む」 のを映像で見せるのは難しいだろうと思っていたら、完成したシステムの 開発室で一緒に頑張ったほかのメンバーがバッタリ爆睡しているカットが あって「おぉ、分かりやすい」と思った(笑) 本人が倒れたら披露宴に駆けつけ られないから、うまい表現だ。
     でも、ソフト屋の私はそれ以上に、映画制作当時のコンピュータの巨大な ディスクパック装置や、オープンリールの磁気テープ、8インチフロッピー装置 なとが懐かしくて楽しかった。
     このあたりで、マージャンや喧嘩、課題提出に関わる仲間の回想シーンが いくつか出てくるが、私はマージャンをやらないのでよくわからなかった。 効果的な回想シーンの見せ方というのは難しそう。
     仕事の山場と前後して「披露宴シーン」が挿入される。
     立派なハート型キャンドルに「おや?本物の披露宴?」と驚くが、実は この映画のカップルは、本物の新郎新婦だったらしい(^^;
     新婚旅行に発つ成田空港も、本物の新婚旅行らしい。
     最初の話では「お友達だけを呼ぶ小さなパーティー」というイメージで 話が進んでいたので、立派な披露宴にちょっと違和感は有るが、まあ 華やかでいいかも。
     徹夜の頑張りからメンバーが次々と終結するシーンにかけて、テンポ感が アップしていく。ちゃんと「山場」の感じがする。
     高速道路をぶっとばすシーンは、滅茶苦茶スピード感があるのだが、 大丈夫なんだろうか、免許が無くならないだろうかとハラハラ(笑)
     ともあれ、めでたく仲間は成田に集結し、二人を祝ってハッピーエンド。
     なんだかんだ言っても、後味の綺麗な作品は良いと思うのだ。

  • 『風雲・ストームライダーズ』鑑賞(TV) ★
     千葉真一「ソニー千葉」主演の香港映画。
     風・雲という二人の若者を弟子にして、やがてこの二人を犠牲にして 自分が天下一の力を得ようと言う悪人の話。
     とにかく、戦闘シーンが「ドラゴンボール」特撮版という感じで、 猛烈に派手。カケラも「拳法」ではないが、面白いから許す。
     千葉真一が、最初からものすごく「悪者」に見えるのもGoodである。
     本人は純粋に「武道の天下一を極める」のが目的で、それ以上の 野心は持っていない(まぁ、領民に税金をかける話は出てくるけれど) のが、話をシンプルにしていて良いのだと思う。
     風・雲の二人の若者がなかなかカッコよく、今日本で「特撮ヒーロー」 がお母さん世代に流行っているのと同じような路線を感じるが、 それもまた良し。
2003.3.1
  • HV版『RED SHARDOW 赤影』鑑賞(WOWOW) ★
     世間ではかなり「期待はずれ」の呼び声が高かった本作だが、 結構面白かった。
     オリジナルの「赤影」のリメイクを期待した向きにとっては納得が行かない かもしれないけれど、「いかにしてスタイリッシュな映像を撮るか」 という一点に集中した作品だと考えると、さりげないカットの積み重ねや、 色彩感覚は素晴らしい。
     ただし、主役であるはずの忍者たちの身のこなしはイマイチで、特に 腰を落とした「忍者走り」はそうとうにかっこ悪く、本気で身の こなしを勉強したのか疑問だ。
     新感覚時代劇の中で言うと、映像のかっこよさは『SF(SAMURAI FICTION)』 より数段良く、ストーリーは数段低いと言うことか。画として、ハイビジョン で見る価値はあった。


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!