多機能リモコン SONY "RM-AV3000U" 活用
- 我が家に散らばる12個(最大18)のリモコンを集約 -
[ 機能
| 設定一覧
| システム・コントロール詳細
| からから亭の起動/終了手順
]
からから亭シアターのたくさんの機器。テーブルの上はいつもリモコンの山。片付ければいいのだけれど、そうすると今度は
立ったり座ったりで忙しい。
そんな環境を何とかしようと、プログラマブルな多機能リモコンを導入してみました。
■解決したい問題
現在我が家のリビング・シアターには、リモコン付属の機器が次の14種類ある。
- オーディオ系6→TUNER,CDP,MD,AVアンプ,TAPE,DAT
- ビデオ系5→TV,BSデジタルTUNER(松下),DVD,RD-X3(東芝),D-VHS(ビクター)
- その他3→スクリーン,エアコン,空気清浄機
このうち頻繁に使う機器は、AVアンプ,TV,BSデジタルTUNER,DVD,RD-X3,D-VHS,スクリーン,エアコンの
8台。つまり、テーブルには常時これだけのリモコンが並んでおり、足の踏み場も無い状態(踏まないけれど…)
少しでもリモコンの台数を減らしいたもの。
また、映画を見るときに、たくさんのボタンを押さないと始まらないのも何とかしたい
ことの一つです。
■成果
結論として、RM-AV3000Uによって、AVアンプ,TV,DVD,スクリーン,エアコンの5個のリモコンが集約され、
常時使うリモコンは本機 + BSデジタル,RD-X3の3台になりました。
さらに、「プロジェクター&AVアンプを通して"テレビ(RD-X3)/DVD/ハイビジョン"を見る」という準備と切り替えを
ワンキーで指定できるようになりました。これは、3〜4つのリモコンを使って5ステップ以上の操作を必要としていた
面倒な仕事でしたが、これで「妻にも操作できる」と言えます。
リビング・シアターには「多機能リモコン必須」ですね。
そういうわけで、以下の詳細をご覧下さい。
機能
RM-AV3000Uの主な機能を列挙します。
- 18種類の機器が操作できる - 頻繁に使用する機器は6個のハードボタン、その他は12個のタッチパネル
- 最大45個のマクロ・プログラム(最大32ステップ)が作成可能 - システム・マクロ15,コンポ・マクロ18,タイマー・マクロ12
- 時計表示・タイマー機能 - 最大12個、タイマーで機器のON/OFFなどを制御
- 主要な機器のリモコンをプリセット済み - 機器の種類とメーカー番号を選ぶだけで、リモコン操作可能
- 学習機能 - プリセットされていない機器も、信号を覚えさせる事が可能
- 258個のドット・マトリクス表示ラベル・キー - 機器選択、マクロ名などに名前を付けられる
- チャンネル・マクロ - 最大5桁の選局操作をラベル・キーに記憶させられる
- バックライト付きタッチ・パネル - 暗くても操作OK
- メニュー操作キー(矢印など)はゴム製 - 頻繁に使うキーがブラインドタッチ可能
見た目がすっきりシンプルなデザインなことも、「片付けたい」という目的から言えば、
重要なポイントでしょう。
設定一覧
■コンポーネント/マクロ
ラベル名→プリセットNo./メーカー
----------------------------------------
TV → sony.on (学習追加)
TUNER → 3102 / 松下BSデジタルチューナー
VTR → 1021 / ビクターD-VHS
DVD → sony.on
CD → sony
AMP → sony (学習追加)
----------------------------------------
TUNER2→ PROJ./SONY.プロジェクター(学習)
HDVR
DVD2
MD → sony
----------------------------------------
TUNER3→ SCREEN/キクチ.電動スクリーン(学習)
VTR2
VTR3
DVD3
----------------------------------------
TAPE A→ sony
TAPE B
LD
DAT → sony
----------------------------------------
SONY製機器に対しては、ファンクションキーの選択と同時に電源が入る設定にしている。
■システム・コントロール/マクロ
最大15個のマクロ動作、またはキーの学習が可能。
[SONY.off] | [SYS.on] | [SONY.on] | |
[HDR.on] | [DVD.on] | [BSD.on] | [SYS.off] |
[AIR.on] | [AIR.off] | [LIGHT.on] | [LIGHT.off] |
[***] | [***] | [***] | [***] |
主にスクリーンで鑑賞するための準備と、入力選択のマクロを登録。
1段目→全電源off、スクリーンの準備
2段目→3種類の入力を切り替え(プロジェクタとアンプ、ソース機器)、スクリーンの片づけ
3段目→エアコンと照明のon/off
詳細は下記
■タイマー/マクロ
未使用
個別設定
■1. 4:3TV(SONY)
- 付属リモコンには入力をダイレクトに選択するキーがあるが、本機は[INPUT]キーで
サイクリック方式
- ピクチャー・イン・ピクチャー関係の機能が多い
- サラウンド機能がある
ラベルキーに以下を設定して学習。
[VIDEO 1] | [VIDEO 2] | [VIDEO 3] | [RGB] |
[サラウンド] | [***] | [PIP位置] | [PIP入力切替] |
| | | |
| | | |
ワイド関係、BSデジタル関係のキー表示を削除
■2.BSデジタルチューナー(松下/BHD-250)
プリセット番号 3102
一応の操作は出来るが、BSデジタルチューナーは専用キーが多く、BHD-250のリモコンの操作性も良いので
基本的に付属リモコンを残す。
■3.D-VHS(ビクター/HM-DH35000)
プリセット番号 1021
Gコード予約以外はOK
■4.DVD(SONY/DVP-S9000ES)
基本操作はプリセットでOK
買い替えの予定もあるので深追いしない。
■5.CD(SONY/CDP-)
基本操作はプリセットでOK
■6.AMP(SONY/TA-V88ES)
基本操作はプリセットでOK
しかし、DVDに切換えられない。
理由はTA-V88ESの入力がLDで、
リモコンにはDVDしか無いので。
アンプのリモコンの入力切替ボタンは
アンプ電源ON+ファンクション切り替え+TV電源ON+TV入力ビデオ1切換え
というマクロになっているので、そのまま学習させると、勝手にTVの電源が入って
切り替ってしまい、とても具合が悪い(今も困っている)。
DVD時代のアンプに買い換えろと、メーカーが言っている気がする…(^^;;
ほとんど「買い替え」を決意しかかっていたが、TA-V88ESのリモコンは
「アンプ.ファンクション切替 → TV.on → TV.Video1」
という順序で信号を出しているようなので、RM-AV3000Uに信号を学習
させる時、
「アンプのリモコンを押した直後に、受光部をさえぎる」としてみた。
その結果、アンプの切り替え信号だけを切り出して学習させることに成功した。
これで、勝手なことをするので使いにくかったTA-V88ESのリモコンとおさらばする
事ができた。(アンプの買い替えも先送り(笑))
その他、サラウンド・モードの選択機能のキーが動作しなかったので、全て学習。
■7.プロジェクター
プリセットが無いので、全て学習。
- [POWER]をON専用に設定
- 1〜6,OFFのメモリーボタンを数字の1〜7に割当
- メニューコントロールをカーソルキーに割当
- 映像ミューティングを[MUTING]キーに割当
- 入力切替を、ラベル・キーに割当
- 電源OFFは、うっかり押さないよう、ラベル・キーの二段目に登録
[VIDEO] | [A] | [B] | [S-VIDEO] |
[***] | [***] | [***] | [電源OFF] |
| | | |
■8.HDVR(東芝/RD-X3)
独自キーが多いので、付属リモコンを使う
■9.MD
基本操作はプリセットでOK
■10.電動スクリーン(キクチ)
プリセットが無いので、全て学習。
- [UP][DOWN][STOP]の三つは、[取り出し][再生][停止]を流用(表示が縦並びで直感的にも良い)
- [M1][M2][SET]のキーはラベル・キー
■11.TAPE
基本操作はプリセットでOK
■12.DAT
基本操作はプリセットでOK
システム・コントロール
複数のキー操作を登録する「マクロ機能」と、単一の信号の学習する機能がある。
■システム・コントロール1.
[SONY製品全部電源OFF]がメーカー登録されている。便利。
■システム・コントロール2.
- 2. SYS-ON = [スクリーン.降下]+[プロジェクタ.on]+[照明.on]+[アンプ.on]
映画を見る準備。スクリーンで鑑賞するため、システムの電源を投入。
補助照明をonにして、ディスクの掛け替えなど下準備に対応。
■システム・コントロール3.
[SONY製品全部電源ON]がメーカー登録されている。普通使わないだろう。
■システム・コントロール4〜7.
- 4. HDR.on = [アンプ.VIDEO2]+[プロジェクタ.S-VIDEO]+[照明.off]
- 5. DVD.on = [アンプ.DVD] +[プロジェクタ.INPUT-A]+[照明.off]+[DVD.RETURN]
- 6. BSD.on = [アンプ.BSD] +[プロジェクタ.INPUT-B]+[照明.off]+[BSD.RECALL]
- 7. SYS.off = [照明.on] + [アンプ.off] + [プロジェクタ.off] + [スクリーン上昇]
主な入力をいっぺんに切り替えて、リモコンのモードを即、操作可能な状態に。
アンプとプロジェクターの入力を二つ切換えなければならないのが、なかなか面倒なので、
いっぺんに操作できるとひどく楽。
「照明のON/OFF」が滑らかに変化するとカッコイイのだが、簡単なリモコンを
介しての制御なのでなんとか"プチ"映画館気分かな?
■システム・コントロール8.9.
エアコンON/OFF(自動)を登録
温度制御などをリモコンが記憶する仕掛けのために、細かい制御をさせるのは無理だが、
全自動モードのON/OFFなら出来るので登録しておく。たいていこれで間に合う。
■システム・コントロール10.11.
照明のon/offを登録
からから亭システム・起動/終了手順
起動
1.カーテンを閉める(手動)
2.システムマクロ2を押す(スクリーン降下・プロジェクターon・ライトon・アンプon)
3.プロジェクターの起動を待つ(1分弱)
4.システムマクロ"HDR-on/DVD-on/BSD-on"で入力機器を選ぶ(アンプ/プロジェクターの入力切替・ライトoff)
5.入力機器操作
終了
6.システムマクロ"SYS-off"を押す(スクリーン上昇・ライトon・プロジェクターoff)
7.システムマクロ1(ソニー製品全部off)および、他の機器off(個別)
8.手動でライトを消す
簡易マニュアル
[設定]=[COMMANDER OFF]+[MUTING]
- 削除-システムマクロ
[設定]-[SET]-[RESET]-[SYSTEM]-[消去するSYSTEM CONTROLボタン]-[YES]
- バックライト-常時on/LIGHTon
[設定]-[SET*2]-[LIGHT]-[ON MODE]-[ALL/LIGHT]
[戻る]