実況&分析マシュダ一家
2005.11.07竜王戦第2局初日 渡辺VS木村 横歩取り84飛5筋位取り
2005.11.06NHK杯 山崎VS南 地蔵流12手め94歩 陽動振り飛車

控え室の封じ手 或いは現行市販ソフトを絶滅させる方法までの過程 No: 8491 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 23:52:01

立会いは何時また狂い咲くかわからない桐山。
どうも84飛になる気がしていた。
B級2組で桐山に負けたばかりの屋敷も踏んだり蹴ったりの日。
封じ手予想は立会い桐山脇ともども55銀。
当家はナニも指したくない。そういう場合は96歩でも突く。
55銀をやると後手だけ5筋の歩が切れて終盤でいつでも56歩が駒台から飛んでくる。これを駒台仮想番と当家は呼んで久しい。57歩成がいきなり王手ではやってらんない。なんせ持ち歩が後手に3枚もある。すでに歩損は解消したのでまた先手が歩得しても即時後手から75歩駒アタリ奇数番1を取られる。それならイザと言うときに角交換を迫る96歩でも指した方が先手はお気楽。後手からの95桂も消える。逆の立場で見ればわかる。後手の43地点が狙われたら中原囲いは生きた心地がしない。先手の4筋の歩が47地点にいるから後手は安心して今日は寝られる。先手も47歩があるから安心して36飛としている。角交換後の25角がないと涼みながら。
37桂は跳ねたくない。
そこで増田マダ5段は23歩同銀22歩同金55銀を読んだ。
いきなり55銀よりナニか有りそうだが渡辺明はそんなモッタイないことしない。
96歩なら94歩とキムは寝言で言っているのでその場合また手番が戻る。
ほんとにナニもしたくない場合は34飛と浮く。後手の75歩を牽制しつつ歩を使わずに33地点にアタリを作らせる。54飛変化もある。
中原ならどうか?
中原マニエリズムは先手から56歩と突く。羽生も中原56歩からその異常愛を学んだ。この場合駒アタリ偶数番2とはならない。ルネッサンス時代の複弦のようなモノ。重複駒アタリ奇数番1となる。同歩なら同飛。75歩なら55歩。まあ渡辺明にはできない。
中原のもうひとつの得意は77桂だがこの形からは酷い。65桂で桂交換狙いだが64歩とされるとどちらも窒息。
最後に15歩だが先手からでは響きが薄いと彼等は頭に手をやりながら言う。
ざっとひとめ見渡すと終盤は先手大変。後手からの86歩は手抜きできない。その前に後手から28歩同金など強要されると玉の逃げ場も狭い。右への玉脱出はさすがに中原囲いがラク。後手からも2筋3筋に歩が利く。そこで最も顰蹙を買う手が見える。それでは読売も泣くかもしれない。しかしナニも動かさない方がマシと言う場合は多々ある。
現行市販ソフトを絶滅させる方法は簡単。一手パスをルールに正規導入すればいい。でも現場では一手指す。それは75歩を牽制する手。
96歩に75歩なら97角。76歩なら53角成で先手勝ち。
そこでまたしても94歩に戻るがこれは1筋の交換と対。
この2手も取りあえずなかったことにする。2+2=4。写真を撮る時はニニンがシー。
あとで突然そこから過去が温泉のように噴き出す。
横歩取り84飛は1筋9筋がこのように意味不明の4thで停滞するから面白い。逆に横歩取り85飛は1筋9筋が動かなかったという場合が著しく感興を損ねた。

先手:渡辺 明竜王
後手:木村一基七段
▲7六歩    ▽3四歩    ▲2六歩    ▽3二金    ▲7八金    ▽8四歩
▲2五歩    ▽8五歩    ▲2四歩    ▽同 歩    ▲同 飛    ▽8六歩
▲同 歩    ▽同 飛    ▲3四飛    ▽3三角    ▲3六飛    ▽2二銀
▲5八玉    ▽8四飛    ▲3八金    ▽4一玉    ▲8七歩    ▽6二銀
▲2六飛    ▽5一金    ▲4八銀    ▽5四歩    ▲3六歩    ▽5五歩
▲6八銀    ▽7四歩    ▲3五歩    ▽7三桂    ▲1六歩    ▽1四歩
▲7七銀    ▽4四角    ▲6六銀    ▽3五角    ▲3六飛    ▽5三角

42手めで渡辺明の封じ手 消費時間=先手3時間46分 △3時間53分



42手め53角で封じ手 新地獄門75構想 No: 8490 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 22:19:18

今日はいろいろ思い出すことが多い。
2002.02.07 A級順位戦横歩取り 森内俊之VS森下卓 近未来将棋
2002.03.03NHK杯戦準決勝 森内俊之VS羽生善治 横歩取り「桂馬と馬の錬魔術」
2002.5.9&10名人戦第3局 森内俊之VS丸山忠久名人 横歩取り5筋位取り「雲仙の悲劇」
2003.09.17竜王戦挑戦者決定戦第3局 中原誠VS森内俊之 横歩取り84飛 中空の飛車
2003.11.04&05竜王戦第2局 森内俊之VS羽生善治
2003.11.08囲碁将棋ジャーナル 屋敷の竜王戦第2局解説

谷川の分はシリアスすぎて割愛。あとで出てくるかもしれない。
今日話題になった24飛のことも当時すでに触れている。
すぐに目について面白いのは2003.11.04&05竜王戦第2局森内俊之VS羽生善治での16歩をめぐる考察。渡辺明の本日の35手めは羽生の16歩と2年前のマシュダ一家分析を踏襲。
当時の実況&分析No: 3138より
「16歩が緩手かと言うとそうではない。ここで後手が14歩とブランコ運動に付き合うと先手がハッキリ優勢となる」
屋敷は当時のMF分析を根拠に今日の解説では先手モチと述べた。
2年前の囲碁将棋ジャーナルで屋敷は今日と反対のことを述べている。
「屋敷は16歩に対して14歩もあると言う」
今日のネタがまたあの日同様屋敷+矢内+清水とは偶然にしては鬱陶しい。
モナカがコロッケになっても喰っている人間は一緒。
今日の屋敷は2年前のマシュダ一家分析支持。ところが今度は当家が逆のことを述べている。
なぜか?
優勢という範疇ではこの将棋は後手勝てない。
「即ち森下が森内相手に散った地獄門第1変奏54飛を避けた為に生じた84飛-85飛という羽生の単一ブランコ運動」はダメ。
先手優勢だろうが優子りんだろうが85飛などより14歩の方がマシ。
代わりに後手は逆転筋を構築。
14歩のおかげで先手が態度決定を強いられる。森内が「重かったですかね」とNHK杯戦局後に真っ先に語った77銀。忘れ難いあの声。そして何度も頷きながら目で語られた15角変化。渡辺明はそこからエッセンスだけ舐め取って16歩から77銀の順に。
そこでこう考える。1筋がなかったらどうかと。
すると1筋の交換の2手分さえ存在しない。渡辺明は森内手順を踏襲しただけという風景になる。
すると38手め44角が幻想3rdアタック。
対して39手め66銀は明解な駒アタリ偶数番2。
互いに連動偶数番2を交換しあって後手が3歩持った53角で封じ手。
53角は逆行奇数番1。
53角で思い出すのは>脱地獄門定跡 みんなの名人誕生講座
あれも後手の75角が大活躍。
MF新地獄門75角変化の組み合わせで。


腰ヌケ屋敷のエサ解説 No: 8489 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 17:54:08

どうも今日はトンチンカンなことばかり言っているかと思ったら昼間はナニもせずに鹿にエサをあげていたらしい。しかも鹿のエサを食べている人間を見たことないと嘯いてる。修学旅行の中学生は必ず試食している。女流棋士なら猫のカンズメや鹿せんべいを必ず食べたことがある。だから矢内は「コレ、鹿しか食べないの?」とアンパンマンに聞いた。
問題の1筋交換は先手有利が屋敷の今日の判断。その後の変化を聞くと後手からの15歩同歩18歩の変化を一切無視している。33歩が早いだろうと。
初登場の増田もそんなこと言っている。33歩など怖くない。しょっちゅうでてくる。だからキム相手にそういう常套句はハマリ。
16歩以下は先手が修正手順。後手は14歩以外想定手順。
苦労するのは準備してこない方。
脇は愛嬌で済むが屋敷や増田が最終戦までに必ずコケル理由がよく分かる。一言で大局観が鹿のエサ。屋敷は腰を引いた。


渡辺明はなぜ37手め77銀としたか No: 8488 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 17:12:50

それはNo: 8483のマシュダ一家未公開手順を警戒したため。ところが屋敷も言っていたように75角はそれでもある。

屋敷手順から初期MF変化への回帰
▲7六歩    ▽3四歩    ▲2六歩    ▽3二金    ▲7八金    ▽8四歩
▲2五歩    ▽8五歩    ▲2四歩    ▽同 歩    ▲同 飛    ▽8六歩
▲同 歩    ▽同 飛    ▲3四飛    ▽3三角    ▲3六飛    ▽2二銀
▲5八玉    ▽8四飛    ▲3八金    ▽4一玉    ▲8七歩    ▽6二銀
▲2六飛    ▽5一金    ▲4八銀    ▽5四歩    ▲3六歩    ▽5五歩
▲6八銀    ▽7四歩    ▲3五歩    ▽7三桂    ▲1六歩    ▽1四歩
▲7七銀    ▽4四角    ▲6六銀    ▽3五角    ▲3六飛    ▽5三角
▲5五銀    ▽7五歩    ▲投了
44手で後手の勝ち


懐かしの局面からオサライの余韻 No: 8487 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 16:59:16

懐かしの局面になった。いろいろあった2001年。あの高野は銀河戦で斎田晴子にも負けている。森下が森内相手に今では清水しかやらない横歩取りヒネリ飛車を指していた古き良き時代。それでも森内は強引に勝ちまくっていた。
34手めの局面だけは手順は違ってもキミカズにはひとめ同じ。

日時:2001.09.17
棋戦:竜王戦挑戦者決定戦第3局
戦型:横歩取り
先手:羽生善治
後手:木村一基
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩
▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 △3三角 ▲3六飛 △2二銀
▲3八金 △4一玉 ▲5八玉 △8四飛 ▲8七歩 △6二銀
▲2六飛 △5四歩 ▲4八銀 △5五歩 ▲3六歩 △7四歩
▲3五歩 △7三桂 ▲6八銀 △5一金 ▲3七銀 △9四歩
▲3四歩 △4四角 ▲3六飛 △8五飛 ▲1六歩 △3五歩
▲2六飛 △2三金 ▲3三歩成 △同 桂 ▲3四歩 △4五桂
▲4八銀 △6五桂 ▲3三歩成 △同 角 ▲6六歩 △5七桂右成
▲同銀左 △同桂成 ▲同 銀 △3四金 ▲7七桂 △8三飛
▲4六桂 △2五歩 ▲2八飛 △2四金 ▲9六歩 △8六歩
▲同 歩 △6四歩 ▲4五桂 △4四角 ▲3四歩 △2三金
▲5三歩 △同 銀 ▲3七桂 △4二銀 ▲2五桂 △3六銀
▲2四歩 △同 金 ▲3三桂右不成△3二玉 ▲2四飛 △4五銀
▲8五歩 △5六歩 ▲6八銀 △2三銀 ▲2九飛 △2四歩
▲9七角 △6三飛 ▲8四歩 △6六角 ▲6七金 △4四角
▲6六金打 △8六歩 ▲同 角 △6五歩 ▲同 桂 △6四歩
▲5六金寄 △同 銀 ▲同 金 △5七歩 ▲同 銀 △8五歩
▲5二歩 △6一金 ▲5五銀
まで111手で先手の勝ち

あの日羽生は35手め37銀だが今日の渡辺明は16歩。これは後手にとっても15角変化が消滅。前項にも登場する王手飛車変化を避けたMFおさらい変化14歩の残照。

当時の森内はもっと手が早かった。
上記対局の三日前に同じ羽生相手にこんなことしていた。
日時:2001.09.14
棋戦:A級順位戦
戦型:横歩取り
先手:森内俊之
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲3八金 ▽4一玉 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲8八銀 ▽8四飛
▲5八玉 ▽5一金 ▲4八銀 ▽6二銀 ▲2三歩 ▽同 金
▲8二歩 ▽同 飛 ▲5六角 ▽2四金 ▲2三歩 ▽同 金
▲同角成 ▽同 銀 ▲3三飛成 ▽3二銀 ▲2二龍 ▽3一歩
▲2一金 ▽4二角 ▲3四桂 ▽2一銀 ▲4二桂成 ▽同 金
▲2一龍 ▽4四角 ▲7七角 ▽同角成 ▲同 桂 ▽1二角
▲2六龍 ▽投了
55手で先手の勝ち


21手め26飛変化とコロッケの顛末 No: 8486 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 16:31:15

21手め26飛変化は屋敷も怖いらしい。マジメにやっていない証拠。

21手め26飛変化1
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲2六飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽4四角
▲2四飛 ▽8八角成 ▲8四飛 ▽7八馬 ▲8一飛成 ▽投了
29手で先手の勝ち
これでは怖いどころか先手勝ち。そこでこうならないように後手から工夫する。裁判前にはまず権利関係確認。
後手の権利
1=22手め88角成としない権利
2=24手め44角を打たない権利
3=26手め88角成としない権利
渡辺明は面倒クサガリ屋なので序盤で相手にみっつも権利があるとまずその変化を絶対読み始めない。誰かが出した結論をパクって修正する方が得策と考えている。だから屋敷は知っていても「怖い」としか言わない。
後手の2の権利行使後には先手にも24飛ではなく25手め66角権利が仮にあったとする。しかし3対1では彼らは読まない。もし先手がその権利を行使したところで見事に先手が負ける。

24手め44角に25手め66角とした場合1
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲2六飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽4四角
▲6六角 ▽2六角 ▲8四角 ▽2四飛 ▲6六角 ▽2八歩
▲同 銀 ▽4四角 ▲同 角 ▽2八飛成 ▲投了
34手で後手の勝ち

24手め44角に25手め66角とした場合2
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲5八玉 ▽8四飛 ▲2六飛 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽4四角
▲6六角 ▽2六角 ▲8四角 ▽2四飛 ▲6六角 ▽2八歩
▲同 銀 ▽4四角 ▲2七歩 ▽6六角 ▲同 歩 ▽1四歩
▲1六歩 ▽4五角 ▲7九銀 ▽2七角成 ▲同 銀 ▽同飛成
▲投了
42手で後手の勝ち

従って先手は権利1さえ読めば済む。まだふたつオマケがあるが3-1関係は読むどころかひとめで分かる。権利1さえ不在なら26飛は後手が負けるのが連盟将棋。
ところが控え室では渡辺明に26飛やれやれと勧めていた。
昨日高野に25桂やれやれと勧めたのも連盟棋士たち。自分以外の対戦ではかくもいい加減。昨日の25桂はなぜ高野が敢えてやったか矢内が知っているから。コロッケ買ってきたのが証拠。


控え室のもうひとつの変化24手め24飛 No: 8485 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 15:55:02

増田が24手め24飛はあるだろと言うのは当然。ところが28銀に26歩はない。懐古趣味に浸ると五段ごときは解雇される。脇でもそんな鈍臭い手は指さない。それこそ次に脇森下以下の66歩ですでにタイトル戦ではなくなる。28銀と上がらせたことに満足して当家なら84飛。渡辺明は竜王なので39銀と戻すことは出来ずに以下先手がツっぱって自滅美学を披露する。


お笑い竜王戦控え室の関西組 32手め56歩タコ変化 No: 8484 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 15:41:07

脇が32手め56歩があるなどとタコ変化を述べている。
32手め56歩の場合 脇が勧める66歩
▽5六歩 ▲6六歩 ▽6四歩 ▲5六歩 ▽6五歩

脇森下でやったらしい。どちらが先後でもいい。66歩など止めるのはタコ棋士。丸山相手の森内66歩時代は終わった。後手が渾身の切り札を早々に出せば68銀緩手がオレの出番と笑いだす。こんなとこはサッサと角交換して35歩突けば先手優勢。


32手め74歩 No: 8483 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 15:09:00

68銀が緩手のために蓋然性を付与された74歩。地獄門定跡最大の難関がこの74歩だったがキムカズがすぐに指せたのは渡辺明緩手のおかげ。
先手の攻めは35歩だけでは希薄なので銀桂の参戦が必要。それでは後手の56歩切り札が早めに来て困るのでジっとしている。そこで後手が最も葛藤するべき74歩がいとも簡単に実現。
75歩の権利は後手。73桂の権利も後手。先手からは37桂が遅い。中原囲いが遠いため。そこで後手の弱点43地点を開放するために35歩から後手に44角を強要したい。ところが44角から53角または42角から75角に展開するマシュダ一家手順がある。


31手め68銀は緩手 No: 8482 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 14:57:07

観戦記者は1-3以外に55歩の4の音も確認しないといけない。
4=バシッ。
これは自信だけが空転している証し。バという濁音は心が浮き上がっていると発生する。こういうディストーションが有効なのは現代音楽とロックなので本日の古典には似合わない。渡辺明はおそらくバーカと言いながら31手め68銀とした。だから55歩は4の可能性が高い。渡辺明はおそらく扇子の文字でも見ながらコレ何て読ませるのかとでも考えている。馬鹿と書くのは困る。日本将棋連盟も「馬鹿」表記反対運動を唱えないといけない。東大寺と共同でキャンペーンを張れば受ける。
68銀とは余りに態度が悪い。屋敷が解説で良かった。屋敷ならこんな手は深浦が指すようなタコ手と内心思っている。実際言うのは当家だけだが。68銀だと切り札56歩に先手から33角成。そうでないと88角成同金で先手負け。ところが中原囲いは33角成の瞬間が王手でないので先に57歩成が利く。この選択権が後手に発生したために作戦構築のラインは後手が掌握できる。


以前の横歩取りと換ったこと 手損角換りからの見えない余波 No: 8481 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 14:42:01

手損角換りの後手の優秀性の余波で序盤から駒アタリ奇数番1が発生している。ところが横歩取り85飛では33角成が同桂の連動手を与えるためにこの駒アタリ奇数番1に手損の概念が付着しにくかった。
後手から16手めに手損承知で88角成とする相横歩取りが名人戦にまで登場するようになった土壌は手損角換りの基本フレーミングの影響。
木村が昼食の魔空間に54歩で挑発したのは渡辺明が旧概念で33角成しか描けないと期待したため。
渡辺明の選択36歩は羽生のノラリクラリとは違う。むしろ真っ向勝負。
キムカズに好きに泳がせている。次に35歩とされると後手負けなので55歩を指すことになる。その音でキムカズの準備レベルが分かる。
将棋盤の裏には音を作る空洞がある。その真上を叩くので55歩は気持ちよい。
1=パカッ。渡辺明が競馬を思い出すと負ける。
2=パコッ。キムカズが優勢になってコケル。
3=パシッ。次に68銀なら俺は死んでも勝つ。


29手め36歩 中原囲いの明暗へ楔1 No: 8480 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 14:24:37

当家と同じ読み。理に適っている。先手優勢維持。
昨日の山崎の36歩といかに違うことか。すべて1本のラインに合致。
遡ると19手め58玉と21手め38金への対応が悠長すぎた。
1=58玉で57地点先受けしているのに地獄門示唆の84飛。
2=48銀を双頭手で見せているのに41玉。
3=87歩と後追いしたのに62銀。
4=双頭手に反返しで繋ぐ26飛に51金緩手。
おかげで先に48銀とされると先手は怖いところがない。それでも昼食後に54歩をやるのだからどれも先手の背後を追っていることになる。
歩損の代償は手番というのが横歩取り85飛の基本思考。84飛はもっと深い。不快に感じるほど。中原囲いの優秀性と弱点が露骨にさらけ出されるため。


昼食休憩後キムカズ54歩で勝負に No: 8479 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/07 Mon 14:04:49

これでも相当遠慮しているのだがそれでも当家の実況&分析の方が早いのでは困る。
キムカズは54歩。次に角交換しなきゃ55歩で天蓋完成。
当家は55歩など取らせて地獄門に真っ向勝負。すでに48銀で待機しているため出来る限り長時間歩得の優位性のみ主張。
渡辺明の自信次第だが。


竜王戦第2局 27手め48銀でメシ No: 8478 [返信][削除]
 投稿者:実況&分析マシュダ一家  05/11/07 Mon 13:53:10

手損角換りはB1で勝ったばかりなので縁起かついで歩損戦法へ。
今日のBS中継では実写版アンパンマンをやっている。
笑い仮面ばかりか屋敷も思う存分テカっている。ドキンちゃんもテカっている。
キムカズは手勝っていると初日に言われたい。そこで地獄門定跡へ挑戦。横歩取り85飛ではなく84飛で。
後手は中原囲いの利点を活かして54歩と突きたい。先手は48銀で牽制。
現在先手優勢。1歩得しているため。逆に後手は中原囲いだけ完成させて様子見なので劣勢。
地獄門は難解。キムカズの作戦は先手が焦って打開すること。
後手のワナは縦横無尽。今度は先手がどこで歩損するか思考するのが動機1。


2005.11.06NHK杯 山崎VS南 地蔵流12手め94歩 陽動振り飛車 No: 8477 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/11/06 Sun 22:03:03

南も芸が枯れた。12手めの94歩見るとまたかと思う。
>2004.11.19NHK杯羽生VS南 対居飛車12手め94歩
対羽生戦では14手め52金で南負けが前回の分析。
山崎はもっと過激に13手め36歩で勝ちに行ったツモリのようだがこれは3-3緩手。羽生なら4-2維持。それでも今回も14手めで南の負け確定。あとは寝る。谷川が解説だったようだがあの声聞くとどうせ眠くなる。谷川なら南の悪癖を利用してどう急戦を仕掛けるかキッチリ示唆するべき。

日時:2005.11.06
棋戦:第55回NHK杯2回戦
戦形:地蔵流12手めの94歩 陽動振り飛車
先手:山崎隆之六段
後手:南 芳一九段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽4四歩 ▲2五歩 ▽3三角
▲4八銀 ▽5四歩 ▲5六歩 ▽3二銀 ▲5八金右 ▽9四歩
▲3六歩 ▽9五歩 ▲7七角 ▽4三銀 ▲6八玉 ▽6二銀
▲7八銀 ▽6四歩 ▲6六歩 ▽6三銀 ▲7九玉 ▽7四歩
▲6七金 ▽7三桂 ▲6八角 ▽3二金 ▲7七銀 ▽8一飛
▲7八金 ▽6二玉 ▲3七銀 ▽5二金 ▲3五歩 ▽同 歩
▲同 角 ▽8四歩 ▲2六角 ▽4二角 ▲4六歩 ▽5三角
▲3六銀 ▽3一飛 ▲8八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽4二金左
▲3五歩 ▽7二玉 ▲4八角 ▽3三金 ▲2六角 ▽3二金
▲4五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽4二金左 ▲2四歩 ▽同 歩
▲5五歩 ▽同 歩 ▲3七角 ▽3五飛 ▲2四飛 ▽4五飛
▲2一飛成 ▽4一歩 ▲4六歩 ▽3五飛 ▲4七桂 ▽3七飛成
▲同 桂 ▽5四銀左 ▲3三歩 ▽4三角 ▲1一龍 ▽8五桂
▲4五香 ▽同 銀 ▲同 桂 ▽4四角 ▲8六銀 ▽6五歩
▲同 歩 ▽5八銀 ▲5三歩 ▽6二金 ▲3五銀 ▽6五角
▲4四銀 ▽4七角成 ▲5二歩成 ▽同金右 ▲5三桂成 ▽6七銀成
▲同 金 ▽6四香 ▲5二成桂 ▽同 銀 ▲5五銀 ▽6七香成
▲7三銀 ▽同 玉 ▲6四角 ▽6二玉 ▲7三金 ▽投了
107手で先手の勝ち