MashudaBBS2004.01.19-01.28 No: 3978- No: 3986
2004.01.16B1順位戦 タカミチの正調U認識機能と中村の変態不足
2004.01.22A級順位戦 藤井VS久保 相振り 位取り予備4の悪夢
2004.01.25NHK杯 羽生VSナカヒロ 中空理論縦型+横型=「宙吊り理論」1
2004.01.25NHK杯 羽生VSナカヒロ 中空理論縦型+横型=「宙吊り理論」2
2004.01.27竜王戦1組 タカミチVS大介 駒アタリ奇数番/勝手気ままタイプ
2004.01.27竜王戦1組 三浦VS羽生 中座飛車はピザ宅配で


2004.01.27竜王戦1組 三浦VS羽生 中座飛車はピザ宅配で  Follow: 4021 / No: 3986 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/01/28 Wed 01:36:09

日時:2004.01.27
棋戦:竜王戦1組予選
戦形:中座飛車35同飛型
先手:三浦
後手:羽生

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲5八玉 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3八銀 ▽7四歩 ▲3五歩 ▽同 飛
▲3三角成 ▽同 桂 ▲4六角 ▽2五歩 ▲1六飛 ▽3四飛
▲3五歩 ▽4四飛 ▲9一角成 ▽7三桂 ▲7五歩 ▽5五角
▲4六香 ▽2四飛 ▲7四歩 ▽同 飛 ▲9二馬 ▽2四飛
▲7四歩 ▽8五桂 ▲7三歩成 ▽同 銀 ▲6五馬 ▽9九角成
▲4三香成 ▽5四香 ▲4六飛 ▽4四歩 ▲5三成香 ▽5七香成
▲同 玉 ▽6四銀 ▲7六飛 ▽6五銀 ▲7一飛成 ▽8四角
▲7五歩 ▽5二歩 ▲4三香 ▽3一玉 ▲5二成香 ▽3七歩
▲5一成香 ▽3八歩成 ▲4一成香 ▽2一玉 ▲4二成香 ▽5一歩
▲3八金 ▽8九馬 ▲投了
80手で後手の勝ち


20=貴様には中座飛車で十分。
28=アンチョコ手順で三浦が応じたので古本屋の問題集を説けと催促。
30=こんな歩取っても貴様に勝てる。キムカズ同様ハゲシー羽生。
以下見飽きた丸山+康光+ゴーダ修正手順。これがいわゆる変態三羽ガラス好みの特製ピザ。三浦もゴーダを蹴落として変態三羽ガラスになんとか食い込みたいと訴えている。この変化は軽井沢変態倶楽部16飛によって別荘地の床下に生き埋めとなる駒が生じる。三浦は中座飛車が終焉したと言う当家の結論に甘んじただけであった。
56=羽生が考えた手はなにもない。三浦が勝手に指している。そこで退屈なのでピザの宅配を頼む羽生。
57=大型トラックでピザを運ぶ三浦。これを中空三角理論とは呼ばない。
58=玄関先で「ピザは頼んでいない」と言い張る羽生。ダンプの運ちゃんによほど頭にきたのであろう。中空理論縦型では駒を柱に埋めればよい。45歩ではあとで45地点に別の駒が埋められない。そこで縦型セオリー通り44歩。タコ相手に中空三角理論応用とは羽生も大人げない。
59=とぼける客に逆切れしてピザを軒先に投げつける三浦。
60=メニューは二種類のフリートッピング付「ラクチン羽生玉エスケープ」。羽生は何も考えることはない。三浦を切らせば勝ち。角打ち攻防手が成立すればよいだけ。
62=金払うからそのピザもってとっとと失せろと。でも角をくれと。
63=三浦。転職後ピザ屋に勤めた悪夢であった。ピザ宅配に大型免許はいらない。


2004.01.27竜王戦1組 タカミチVS大介 駒アタリ奇数番/勝手気ままタイプ  No: 3984 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/01/28 Wed 00:44:04

日時:2004.01.27
棋戦:竜王戦1組予選
戦形:後手番中飛車
先手:高橋道雄
後手:鈴木大介

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲5八金右 ▽5二飛 ▲6八玉 ▽6二玉 ▲7八玉 ▽7二玉
▲6八銀 ▽8二玉 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲4六歩 ▽7二銀
▲4七銀 ▽6四歩 ▲3六歩 ▽3三角 ▲3七桂 ▽4二銀
▲7七銀 ▽6三銀 ▲2五歩 ▽7二金 ▲1六歩 ▽5一銀
▲6六銀 ▽6五歩 ▲同 銀 ▽7四歩 ▲6八金直 ▽7三桂
▲6六歩 ▽6二銀 ▲6七金右 ▽1四歩 ▲5六歩 ▽1五歩
▲2四歩 ▽同 角 ▲5五歩 ▽1六歩 ▲1八歩 ▽1五角
▲2七飛 ▽6五桂 ▲同 歩 ▽2六銀 ▲2九飛 ▽3七銀成
▲5六銀 ▽4四桂 ▲4五銀 ▽4七成銀 ▲5四歩 ▽3三桂
▲5五角 ▽8一玉 ▲2三飛成 ▽5四銀 ▲9一角成 ▽同 玉
▲6四桂 ▽8二玉 ▲4四銀 ▽6六歩 ▲同 金 ▽4八角成
▲7二桂成 ▽同 玉 ▲6四桂 ▽8二玉 ▲5六金 ▽6七歩
▲同 金 ▽5八馬 ▲6八金打 ▽6六歩 ▲同金寄 ▽6五銀
▲5二桂成 ▽6六銀 ▲5八金 ▽同成銀 ▲6六金 ▽8六桂
▲6七玉 ▽5七金 ▲7七玉 ▽6八角 ▲8八玉 ▽7九角成
▲7七玉 ▽6八馬 ▲8八玉 ▽7八桂成 ▲9七玉 ▽5二金
▲6四角 ▽7三金 ▲2一龍 ▽5一歩 ▲投了

106手で後手の勝ち


大介のゴキゲン指向をタカミチが一蹴し29手め16歩。このブランコを受けると45桂。そこで大介は30手めに42地点の空間開放手+駒の繰り換えとなる51銀。大介もセオリーに忠実に銀を下がる。
31手め66銀=敗着1。マシュダ一家セオリーを見せつけられてタカミチは切れた。最善手15歩や次善手86歩などフザンケンナとオデコが怒っている。16歩が緩手にされてはブチ切れて当然であろう。
32手め65歩=勝因1。1筋ブランコ放棄+歩のサクリファイスで駒アタリ奇数番の原型作成。
36手め73桂=これで銀と桂+歩の二枚換えの交換で先手良しと読んだのがタカミチ。マシュダ一家理論ではそう読まない。これで桂馬がいつでも銀と交換できるという「駒アタリ奇数番1/勝手気ままタイプ」を作成したと読む。
40手め14歩=コレを督促状で税金払ったなどと言うのが大介講座。当家ではブランコディレイと呼ぶ。先手に駒アタリ偶数番を強制する双頭手として成立。
41手め56歩=敗着2。先手が後手に引かされた駒アタリ偶数番。
42手め15歩=勝因2。これでブランコディレイは連動手かつ駒アタリ奇数番3を獲得し優勢となる。
43手め24歩=火に油。行くしかない駒アタリ偶数番4の負けナンバー。
以下省略。


2004.01.25NHK杯 羽生VSナカヒロ 中空理論縦型+横型=「宙吊り理論」2   No: 3982 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/01/26 Mon 14:08:44

ナカヒロは苦笑しながら44手め73銀を示唆。ご存じマシュダ一家必殺銀の泡踊り。この局面でこれをみせることができるナカヒロは素晴らしい。羽生も苦笑し「一瞬も考えナカッタ」とダジャレでゴマカす。我々は最初からこのような手しか考えない。これはテレビで見せてはいけない禁断の惑星手。出た銀を引くとは何事かと怒り出してNHKに電話をする視聴者が居るからである。こういうバカドモを教育する為に当家では何度も飽きるほど「泡踊り万歳」と言わなくてはならない。
将棋村の悪しき慣習に「前進できぬ駒はない」という狂信がある。当家では「金銀は引いて使え」と最初から教える。羽生は昨年の名人戦や王座戦を見てもわかるとおりタイトル戦では「引く」。
将棋とは「出る」か「引く」かの決断しかない。この将棋において羽生は中空理論横型を貫くという意思を見せていることは明らかなので以下の原理に照らすだけ。
中空理論縦型においては駒は引力。
中空理論横型においては駒は斥力。
だから73銀と「引く」のは当家ではひとめ。

73銀泡踊り万歳変化1
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽2四歩
▲同 飛 ▽7三銀 ▲3六歩 ▽2三歩 ▲同銀成 ▽2四飛
▲同成銀 ▽2七飛 ▲投了
50手で後手の勝ち

73銀泡踊り万歳変化2
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽2四歩
▲同 飛 ▽7三銀 ▲6五歩 ▽8八角成 ▲同 金 ▽2三歩
▲4三銀成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽同 銀 ▲投了
52手で後手の勝ち

73銀泡踊り万歳変化3
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽2四歩
▲同 飛 ▽7三銀 ▲2五歩 ▽2八歩 ▲2三銀成 ▽同 金
▲同飛成 ▽3二銀打 ▲2二龍 ▽同 銀 ▲6五歩 ▽3三桂
▲投了
54手で後手の勝ち

1-3まで感想戦で聞いて康光は「ナルホドー」と何度も繰り返し中倉彰子を出せと言っている。ここまで康光にコケにされたのでは羽生も黙っていない。「マサカ」などと言いながらこのような変化をテレビで見せてしまった。

73銀泡踊り万歳変化4-1 表手順
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽2四歩
▲同 飛 ▽7三銀 ▲2三歩 ▽1三角 ▲1四飛 ▽5七角成
▲1一飛成 ▽4七馬 ▲5八金 ▽2九馬 ▲3三香 ▽3四飛
▲3二香成 ▽同 銀 ▲2二歩成 ▽3七歩成 ▲3二と ▽4七と
▲5九金 ▽3九飛成 ▲4九歩 ▽3二龍
64手で感想戦終了

73銀泡踊り万歳変化4でなぜ羽生は「マサカ」と言ったのか?
それはテレビでやっては絶対にイケナイ手順が一瞬見えたからである。羽生が見せた上記▲1四飛変化は一見中空理論の縦型と横型を統合させたかに見える。涼子の唆しでナカヒロに強制的に▽5七角成をやらせると中空理論縦型完遂となる。しかし以下のように指せば千日手。

73銀泡踊り万歳変化4-2 裏手順 「角の泡踊り」
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽2四歩
▲同 飛 ▽7三銀 ▲2三歩 ▽1三角 ▲1四飛 ▽2二角
▲2四飛 ▽1三角 ▲1四飛 ▽2二角 ▲2四飛 ▽1三角
▲1四飛 ▽2二角 ▲2四飛 ▽1三角 ▲1四飛 ▽千日手
59手で千日手成立

ナカヒロの73銀泡踊りに継いで▽2二角泡踊りまで見せたら羽生も頭にきて▲1四飛-▲2四飛の泡踊りで応じてこうなってしまったという冗談変化。これを実戦で見せたらNHKにはブーイングの嵐であろう。そこでNHKを救済するためにハブが▲4三銀成 などと気が変わらないうちにナカヒロが千日手を打開して勝つ変化を作成してみた。

73銀泡踊り万歳変化4-3 NHK視聴者が喜ぶ手順
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽2四歩
▲同 飛 ▽7三銀 ▲2三歩 ▽1三角 ▲1四飛 ▽3七歩成
▲同 桂 ▽3三歩 ▲2五銀 ▽1四飛 ▲同 銀 ▽2九飛
▲3九歩 ▽3五角 ▲投了
56手で後手の勝ち

細かい手順はどうでもよい。問題は羽生が「通常は攻めている方がよいはず」と相変らず見栄を張って「行く」変化中心に最後はハブエスケープに期待していること。康光が不調の原因はここに尽きる。羽生が森内に勝てない理由も同じ。
そこで当家は第四理論を試行錯誤している真っ最中であった。中空理論の縦型と横型を統合すると「宙吊り理論」が発生する。上記変化をさらに細やかに作成してゆくとひとつの結論にでる。後手は千日手か勝ち変化に導けるというもの。従って羽生の蛇行銀は再び十字架銀変化に戻る。そもそも十字架銀とは銀が下がる軌跡から命名された。
康光が相掛り十字架銀原型(28飛+27銀)の流行は2-3年前から始まったと言っていたが、康光自身がタイトル戦で始めたので本人はもう少し褒めてもらいたいかもしれない。


2004.01.25NHK杯 羽生VSナカヒロ 中空理論縦型+横型=「宙吊り理論」1  No: 3980 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/01/26 Mon 13:53:44

棋戦:NHK杯
放映:2004/01/25(日) 10:35:01
戦形:相掛り蛇行銀
先手:羽生
後手:中田宏樹

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽2四歩
▲同 飛 ▽7五銀 ▲9七角 ▽8六歩 ▲同 角 ▽6六角
▲6七歩 ▽8六銀 ▲6六歩 ▽7七歩 ▲同 桂 ▽8七銀成
▲4三銀成 ▽同 金 ▲8四飛 ▽7八成銀 ▲同 玉 ▽8三歩
▲7四飛 ▽7三桂 ▲8一飛 ▽7一歩 ▲9一飛成 ▽3七歩成
▲4六香 ▽4二銀 ▲3二銀 ▽投了

69手で先手の勝ち


この放映は今期NHK杯のみならずNHKとしても屈指の出来。河井邦彦が写真で行ったことをNHKは動画で表現している。名人戦の貧弱なリモートカメラでは見えない羽生の眼光を巧に捉えた。
相手は一昨年の竜王戦で森内相手に15歩、挑戦者決定戦で阿部相手にブレークしたナカヒロ。 解説は康光と申し分ない布陣。
戦形は相掛り十字架銀から蛇行銀への進展。
38手め36歩=ナカヒロが用意したセカンドサクリファイス。飛車の横筋開通となる75歩の犠打と共に先手銀の進出を遅らせ、後手銀進出を謀る。局面が一次停止すると37歩成。即ちこの歩の実態はセカンドサクリファイスではなくトリプル手。セカンドサクリファイスはこの直後にナカヒロが別に用意している。
康光は38手め36歩が羽生に意外であったはずと述べる。同歩は55角から24飛と転回され問題外。羽生66歩のツケ。同銀も64銀で攻め倒される。感想戦における64銀以下の羽生の別の読みは25飛のケータイ飛車。後手が33桂なら35飛から3筋で中空理論横型作成。33桂ではなく44角で中空理論阻止ならば以下の展開。

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲同 銀 ▽6四銀 ▲2五飛 ▽4四角
▲4五銀 ▽3三桂 ▲4四銀 ▽2五桂 ▲6五歩 ▽8六歩
▲同 歩 ▽7五銀 ▲3三銀不成▽7七歩 ▲同 角 ▽8六銀
▲中断
羽生がやりたいことは中空理論横型の実践なのでこの変化はひとめで面白くない。そこで羽生は実戦で康光が思考したように26飛で中空理論への執着。これは桂頭を死守すると見せかけつつ以下の感想戦変化で中空理論縦型への転身を見せるというもの。

感想戦における羽生の嘘変化
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽7五銀
▲2三銀成 ▽4四角 ▲3六飛 ▽3五歩 ▲2六飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 銀 ▲6五歩 ▽8八角成 ▲同 金 ▽9七銀成
▲8五歩 ▽同 飛 ▲8六歩 ▽8八成銀 ▲3二成銀 ▽6五飛
▲6六歩 ▽7五飛 ▲3一成銀 ▽7八成銀 ▲5九玉 ▽6八成銀
▲同 玉 ▽6七銀 ▲同 玉 ▽7六角 ▲6八玉 ▽4九角成
▲2二飛成 ▽6一玉
これでナカヒロ勝ちという変化がテレビで紹介された。4九角成が必死と羽生は嘯いた為にナカヒロも仕方なく駒を動かしたが、こう言うハブ変化に騙されると以下のように逆転される。

ナカヒロ勝ちのマシュダ一家変化
▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7二銀 ▲3六銀 ▽1四歩
▲1六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽5二玉 ▲6九玉 ▽7五歩
▲同 歩 ▽7三銀 ▲4五銀 ▽7二金 ▲6六歩 ▽3五歩
▲6八銀 ▽3六歩 ▲2六飛 ▽6四銀 ▲3四銀 ▽7五銀
▲2三銀成 ▽4四角 ▲3六飛 ▽3五歩 ▲2六飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 銀 ▲6五歩 ▽8八角成 ▲同 金 ▽9七銀成
▲8五歩 ▽同 飛 ▲8六歩 ▽8八成銀 ▲3二成銀 ▽6五飛
▲6六歩 ▽7五飛 ▲3一成銀 ▽7八成銀 ▲5九玉 ▽6八成銀
▲同 玉 ▽6七銀 ▲同 玉 ▽7六角 ▲6八玉 ▽4九角成
▲2二飛成 ▽6一玉 ▲6七銀 ▽7九金 ▲7六歩 ▽同 飛
▲5六歩 ▽5八金 ▲同 銀 ▽7八飛成 ▲5七玉 ▽5八馬
▲4六玉
必死と思ったら受かっていたなどということはよくある。このハブエスケープで一体何人の棋士がだまされ泣かされたことか。羽生の感想戦を信用してはいけない。
この嘘感想戦は羽生主導のもとついにナカヒロがブッツンして真のクライマックスを迎える。


2004.01.22A級順位戦 藤井VS久保 相振り 位取り予備4の悪夢  No: 3979 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/01/23 Fri 04:28:16

日時:2004.01.22
棋戦:A級順位戦
戦形:相振り
先手:藤井
後手:久保

▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽4四歩 ▲6八銀 ▽4五歩
▲5六歩 ▽3二銀 ▲5七銀 ▽4三銀 ▲6八飛 ▽4二飛
▲4八玉 ▽6二玉 ▲3八玉 ▽5二金左 ▲8六歩 ▽7二銀
▲6五歩 ▽8八角成 ▲同 飛 ▽7四歩 ▲8五歩 ▽7三銀
▲5八金左 ▽7二金 ▲8六飛 ▽4四角 ▲7七角 ▽7一玉
▲6六銀 ▽8二玉 ▲9六歩 ▽2四歩 ▲7五歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽7四歩 ▲6六銀 ▽5四銀 ▲2八玉 ▽2五歩
▲3八銀 ▽2二飛 ▲5五銀 ▽同 銀 ▲同 角 ▽同 角
▲同 歩 ▽4三金 ▲9五歩 ▽3五歩 ▲6八金 ▽3三桂
▲7七桂 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽4二飛 ▲6四歩 ▽同 歩
▲8四歩 ▽同 銀 ▲6一角 ▽5二銀 ▲7二角成 ▽同 玉
▲8二歩 ▽同 玉 ▲5一銀 ▽2二飛 ▲6二銀成 ▽6三角
▲5一金 ▽4二金 ▲8四飛 ▽同 歩 ▲3一銀 ▽7三玉
▲5二金 ▽同 角 ▲同成銀 ▽同 金 ▲2二銀不成▽2六歩
▲7一飛 ▽7二銀 ▲6一銀 ▽6二金 ▲5一角 ▽2七歩成
▲同 銀 ▽6三角 ▲7二銀成 ▽同 角 ▲6一銀 ▽6三銀
▲6二角成 ▽同 玉 ▲7二飛成 ▽同 銀 ▲5一角 ▽7一玉
▲6二金 ▽8二玉 ▲7二銀不成▽投了

105手で先手の勝ち


4手め44歩=シンメトリカルな図面を作成する相停滞手。
6手め45歩=いきなり相停滞手が双頭手となる連動手。角筋開放と駒アタリ予備1+位確保。この手は一カ月前に丸山が康光に見せて我々は実況中あいた口がふさがらなかった手。
久保もこれをA級で見せるとはニクイ。変態の年なんですと言っている。だから久保は好き。
7手め56歩=42飛の駒アタリ奇数番1作成を防ぐ必然。
8手め32銀=5手めに対応。すでに後手は4筋の位を確保したので5手めのように対象形に42銀とはしない。32銀とすることで42地点を確保し46地点の駒アタリ予備1を二段構えで死守。 ここで35歩ならば後手は先手の位取り予備3に対して「支柱なき空中楼閣=位取り2」で対抗する構図。ところがそれでは逆に38飛で先手に36地点駒アタリ奇数番1を与えてしまう。8手めに端歩を突くという構想なら32飛で対抗は可能だが後述の理由でできない。
9手め57銀=46地点駒アタリ予備1への対抗手。これで後手がいかなる手を指しても46地点に駒アタリ奇数番1は作成できない。
換わりに先手はすでに6段目に歩が三枚進出し位取り予備3で対抗。
10手め43銀=35歩の位取りを可能にする空間開放手。
11手め68飛=なぜ78飛ではないのか?6筋に焦点を当てたと言うことは65歩を成立させなければならない。玉が移動する瞬間に64地点の駒アタリ予備2が王手で連動手となる構図。
12手め42飛=これを最初から相振り飛車とみると将棋のこの変態ぶりに鈍感となる。本人たちはSM倶楽部でSMプレイして何が悪いと思うだけ。SM趣味に関心ない者にとって変態そのものに見える。
この手は次に44銀-35銀-46歩という蛇行銀による4筋突破の意思。3手もかかる上に進軍コースが丸見え。
なぜ11手めは32飛でないのか?これは以下の進行上の理由がある。
1=先手が見せる野蛮な切り札64地点の駒アタリ予備2の執行。
2=角交換後の角の打ちあい。
3=銀で阻止して角筋遮断。
4=32では35歩に手抜きをされて先手の先攻を許す。
先手の野蛮な愛の鞭64歩に対抗する後手の35歩の駒アタリ奇数番はすでに緩手であることが見えている。だからじっと鞭を受けて耐える42飛。35歩より46歩の方が手抜きができない為に紛れがある。一言で言えば将棋とは37地点が最初から桂馬で死守されているので先手が急戦をほのめかした時にはソコを攻めてはいけない。
12手めですでに紛れを求めるようなこの相振り飛車と言う戦略とはなんであろう?藤井VS久保の場合にはA級屈指の好カードなので以下のように仕訳して終盤へなだれ込みたい。
1=根本動機はお互いに居飛車は指さないという純情。
2=裏返せば飛車を振る以外勝てないという切実で熱い想い。
3=未開拓戦法なら飽きられないだろうという算段。
4=振り飛車党同士の近親相姦を合法的にしようという遠大な企画。
3に至るまでにあまりパッとしないのは最近の久保と藤井のポカ連発のせいである。特に藤井の場合は涙が出てくるほど惜しい。
久保の場合は当家の禽獣が「久保は序盤で負けている」とボロクソにけなしてから不調となった。
すでに終盤必勝と思われていた将棋が序盤で負けていると言われて実際その通りだと思い知ったのであろう。あれ以来久保の森内ショックは完全に払拭できないようであった。そこで当家としては久保究極の双頭手を絶賛したことがある。
王将戦挑戦者決定戦では久保らしさを取り戻している。
久保はもう一度変貌するはず。それを見たい。最初の変貌では顔つきが変わった。二回目の変貌ではあの軟弱な言葉つきが変わるかもしれない。
13手め48玉=ここで65歩を指すとマズイ。久保が果敢に先に角交換してくれればよいが42飛としたからにはそんなことしない。52金左と死守して64歩の駒アタリ奇数番1の執行にはもう一枚の金があがり手得をする。相手の金銀を連動手にしてはいけないというのが序盤の鉄則。相振りにもそのような筋が最初から多いが基本は同じ。先手が65歩-52金左に対して66銀の蛇行銀先攻ならば54銀が双頭手。54銀が63地点死守と同時に4筋開放手となり46地点に先に駒アタリ奇数番1を作成できる。先手が行けば後手が先攻できると言うこと。それが42飛の意味。先手が構わずさらに行けば先に歩損する。だから藤井は48玉。
17手め86歩=こんな手を許してよいのであろうか?これは先手にとって位取り予備4。いくらなんでも虫が良すぎる。こんな手は緩手としか見ない。
18手め72銀=なぜ44銀と蛇行銀続行で42飛を連動手にできないのか?角筋遮断で先手の獰猛な切り札65歩も許さないトリプル手となるはず。
19手め65歩=おかげで藤井の86歩緩手を逆行連動手とする65歩の切り札を許してしまった。緩手は一度許すと好手に変身してしまう。
20手め88角成=これを久保らしいと褒めてはいけない。二回めは修正できない。行くだけ。第二期久保は奈落の底まで行くかもしれない。第三期久保として変身すればどうなるかわからない。
21手め88同飛=これで緩手86歩が逆行連動手となり藤井の恫喝成功。こんなものは作戦とは言わない。久保がひるんだ直後にいきりたっただけ。
以下は興味が沸かない。A級の将棋ではない。


2004.01.16B1順位戦 タカミチの正調U認識機能と中村の変態不足  No: 3978 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/01/19 Mon 01:31:19

日時:2004.01.16
棋戦:B1順位戦
戦形:後手袖飛車
先手:高橋道雄九段
後手:中村 修八段

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲4八銀 △3二銀
▲5六歩 △4三銀 ▲6八玉 △6二銀 ▲5八金右 △7四歩
▲6六歩 △6四歩 ▲6七金 △6三銀 ▲7八玉 △3二金
▲2五歩 △3三角 ▲3六歩 △7二飛 ▲6八銀 △7五歩
▲同 歩 △同 飛 ▲7六歩 △7一飛 ▲7七銀 △6二金
▲1六歩 △5二玉 ▲9六歩 △5四歩 ▲3七銀 △4二角
▲7九角 △7三桂 ▲5八金 △7四銀 ▲3五歩 △同 歩
▲同 角 △6五歩 ▲同 歩 △同 銀 ▲6六歩 △7四銀
▲4六角 △3一飛 ▲8六銀 △6三銀 ▲7五歩 △8四歩
▲7六金 △3三金 ▲6五歩 △4五歩 ▲5七角 △5五歩
▲2四歩 △同 金 ▲5五歩 △3六歩 ▲4八銀 △3三角
▲6六角 △4二玉 ▲6七金 △6四歩 ▲3四歩 △2二角
▲6四歩 △同 銀 ▲7四歩 △6五歩 ▲8八角 △8五桂
▲5六金 △6三金 ▲4五金 △3四銀 ▲4六金 △4五歩
▲5六金 △5一飛 ▲5七銀 △3二玉 ▲7三歩成 △同 金
▲4六歩 △3五金 ▲8五銀 △同 歩 ▲5四歩 △5五歩
▲4五金 △同 銀 ▲同 歩 △4三歩 ▲4七桂 △3四金
▲3五歩 △3三金 ▲5五桂 △5四飛 ▲5六歩 △7五歩
▲3四銀 △4二銀 ▲4三桂成 △同 銀 ▲3三角成 △同 角
▲2三飛成 △4二玉 ▲4三銀不成△同 玉 ▲3四歩 △同 飛
▲3二銀 △5二玉 ▲3四龍 △7六歩 ▲8二飛 △7二金打
▲4三龍 △6二玉 ▲6三歩

まで129手で先手の勝ち

中村2004の変態の幕開けは右三間。
これで後手が飛車先歩を交換して有利と思考してはいけない。 この棋譜はヘンタイがいかに基本原理に対して無力かを露骨に提示している。
本日放映のと同じようにタカミチは位を取りに行く。中村は放浪飛車の変態二段構え。飛車の手損を玉のグータラ囲いでカバーする作戦。
でタカミチは28飛一途の思いだけで勝ってしまった。中村の不調はヘンタイ不足が原因。我々が復活を期待しているのは中村であった。そこでどのように終盤を考えるか当家の基本思考を中村に伝授したい。
勝負は108手めの75歩と109手めの34銀打の交換で決まってしまったかに見えるがそうではない。
中村の敗因は120手-124手め。その動機は124手めに76歩と取れなければ意味ないと言う思考法。連盟棋士は指した手が無意味となることをもっとも嫌う。だから75歩と指したからには76歩と金を取れなければ死んだ方がよいと考えてしまう。当家はそのような思考はイケナイ青春と考える。
ではどのように思考するべきか?
75歩は打ったと考えずに74地点の歩が75地点へ行ったと思考する。序盤24手めで作成した駒アタリ奇数番1が幻であったと思考する。すると25手めと26手めに75地点で歩の交換はなかったということになる。実際はあった歩交換がないと思考する種族を天動説マニアと言う。本当は地球が回っているのに天が回っていると彼らは信じる。将棋とは見た目が全てではない。仮にも小宇宙などと言うからには見た目では何がなんだかわからない。だから信念が必要となる。74歩はそこにあった。だから75歩として空間開放手を指した。74地点に玉が逃げるためである。そのような思考に換算すれば中村は勝てたであろう。