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 米国公認会計士(USCPA)合格体験記   

USCPA 合格大変記

 

平成17年の『年女』としてこの「しんじゅく」にUSCPAの獲得を宣言してから約1年半、渡米受験回数5回で全科目に合格させてもらいました。8年にも及んだ税理士試験と比べるとかなり「あっけない」受験生活でしたが、各科目の合格が1年半しか有効期間がないため、一科目づつ受験した私は常に受験→合格(不合格)→新しい(前の)科目の準備→受験→受けた科目の再チャレンジへの準備→合格通知のサイクルを3ヶ月ごとに繰り返して息をつく間もないような調子でした。試験の手応えはいつもパッとせず受験が終わったあとはいつもひとり寂しくグアムの海をビールを片手に眺めていました。(写真1

 

税理士試験が終わったのは平成6年、かなり知識が陳腐化してきていたのが気になりだしたこと、夫がEA(米国税理士)にチャレンジしていたこと、TOEICの点数が伸びてもなんの仕事上の見返りもないと感じてきたこと、前々から税理士より会計士が格好よく見えたことが受験のきっかけでした。

 

キャッシュフロー会計、自己株式、税効果会計、ストックオプション、デリバティブという2000年以降に盛り込まれた新会計基準はUSCPAの受験を通して習得できました。税法・会社法ともにLLP、Cコーポレーションの内容が多くなってきてましたのでその意味では日本の会社法を先取りして勉強できたというお得な受験でした。また監査においても、サーベンスオックレイアクトいわゆるSOX法が最もトレンディな試験範囲をなっていたことも先駆的な勉強を可能にしてくれました。

 

USCPAの受験層は20代から30代の海外の大学で勉強した方、あるいは外資系企業での働く方、または日本の公認会計士試験経験者が多く見受けられ、私からみると恐るべき若くチャレンジ精神旺盛な超一流企業のエリートの集団です。英語もITもイマイチの私とは大違いです。若い彼ら(中には大学生の長男の同級生もいました)と週一回の勉強会を正月の例外もつくらず11時ごろまでやったことが今では楽しい思い出です。試験が終わるたびに集まったご苦労さん会は同じ目的を持つ連帯感でつながっていることをいつも感じる心地良い空間でした。(写真2

 

2004年4月より試験はすべてPC化・科目合格有の新制度で、試験の構成はマルチプルチョイス(選択問題)とPCならではのシュミレーションの組み合わせです。

シュミレーションの中にはクライアントからの質問に対してレターを書く、監査に不慣れな会計士に適切なアドヴァイスのメモをかくというような自分の考えを相手に納得してもらえるように表現する能力を問われ、単なる理論ではないこの試験の実践的な面が強調されていました。そのほかに情報のリサーチ能力が試され、膨大な条文から適切な部分を拾う能力を現在の会計人に必須のものを考えているのがよくわかりました。一科目4時間にも及ぶPC上の試験はかなり過酷であったのは確かですが、一科目づつ受験が可能になったことで負担感は少なかったです。

 

デラウェア州の登録手続が終了し、今は、アメリカ人の申告等に関わることがおおくなりましたが、あくまでも日本の確定申告にとどまっています。ただし、アメリカの申告書が読めること計算の流れがわかっていることはとてもやりやすくしてくれてます

 

実際には英語で日本の税法をクライアントに説明することのほうが多いので、やはり英語能力だけは高めておかないと仕事になりません。・・・・・・・・・・・

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♪とおやまじゅんこ

2006年1026
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遠山会計事務所

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