MashudaBBS2004.11.06-7
右翼と左翼1-4 笑劇国家の行く末
2004.11.05B級1組8回戦青野VS中川 ヘンタイ角換り
2004.11.05B級1組8回戦行方VSシーザー 角換り腰掛け銀

2004.11.05B級1組8回戦阿部VS郷田 角換り腰掛け銀 GNX

2004.11.06囲碁将棋ジャーナル 竜王戦第2局 久保解説 振り飛車原理主義者の横歩取り

2004.11.04新人王戦決勝第三局 紳哉VS山崎 手損角換りVS棒銀 若気の至りと若様

右翼と左翼1 双翼の飛翔

右翼と左翼2 アナーキスト

右翼と左翼3 アナシス理論

右翼と左翼4 ウノVSサノの円環運動

右翼と左翼X 理論と戦略


右翼と左翼X 理論と戦略 No: 6850 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/07 Sun 04:11:54

角換り腰掛け銀や矢倉には不明なことが多い。仮想番をいかに解釈するかと言う問題が解決されない。
明らかなこともある。
左右のバランスが最初から美しい戦形がショーギにはあると言うこと。
米国は二大政党でバランスを維持した。大統領選挙の投票獲得均衡率もショーギの先手後手と同じ程度。
ショーギに社交戦術はいらない。かわりに理論と戦略を無言で楽しむ。


右翼と左翼4 ウノVSサノの円環運動 No: 6849 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/07 Sun 04:08:20

中枢で右翼と左翼に該当するのが右脳と左脳。ウヨVSサヨと対比してマシュダ一家用語でウノVSサノと呼ぶ。
羽生がウノならサノは森内。やはり両方居ないと寂しい。実際はウノVSサノは交互に入れ換り交尾している。定跡とはこの交尾の中で膨らみ萎む。交尾を繰り返すと線は円となり結論が入れ換る。こうして無限の円環運動を示唆する。
左右の翼という腑分け以外に中道路線が肥大化した棋士も居る。単なるデブと勘違いされないように右往左往しながら結局小市民を演じてしまう喜劇の系譜にたいてい落ち着く。日本とはこのような中産階級の喜劇国家となる運命であった。帝国を一度名乗るとどの国も笑劇国家になりやすい。


右翼と左翼3 アナシス理論 No: 6848 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/07 Sun 04:04:39

そういえば康光もアナーキストであった。それが谷川影響下アーチストになってしまった。それでもアナーキストのカオスの世界への憧憬は拭い難い。アナグマは当家でも不明な点が多い。アナーキストがアナシス理論を体系化しなくてはならないが、飛べない鳥を理論化できるのであろうか?


右翼と左翼2 アナーキスト No: 6847 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/07 Sun 04:03:11

ショーギでは右翼と左翼が片寄る戦法がある。イビアナが典型。三浦が得意な桂離宮はウヨがサヨになるバイリンガルの名称。
三浦はアナグマも大好き。ところが三浦は極右か極左のどちらでもない。昔の言葉ならノンポリ族だが、実態はアナーキー。アナグマ愛好者をアナーキストと呼ぶ。


右翼と左翼1 双翼の飛翔 No: 6846 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/07 Sun 04:01:24

皇国ニッポンは戦争に負けたので、日本における右翼と左翼と言う言葉はリハビリに使用する松葉杖。広告ニッポンならまず鳥に聞くべきだった。
鳥は答えた。「ウヨもサヨもない。両方の翼がないと飛べない」
蝶々に聞いても同じ返事だった。翼が羽になるだけ。


2004.11.04新人王戦決勝第三局紳哉VS山崎
手損角換りVS棒銀 若気の至りと若様
 
No: 6845 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/07 Sun 01:11:59

2004.11.04新人王戦決勝第三局紳哉VS山崎 若気の至りと若様

日時:2004.11.04
棋戦:第35期新人王戦決勝第三局
場所:東京将棋会館
戦型:手損角換りVS棒銀
先手:佐藤紳哉五段
後手:山崎隆之五段
持ち時間:各4時間
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲1六歩 ▽6二銀 ▲2七銀 ▽7四歩 ▲2六銀 ▽7三銀
▲1五銀 ▽5四角 ▲3六角 ▽同 角 ▲同 歩 ▽6四角
▲3七角 ▽同角成 ▲同 桂 ▽2二銀 ▲2四歩 ▽3五歩
▲2三歩成 ▽同 銀 ▲4五角 ▽3六歩 ▲同 角 ▽6二玉
▲6八玉 ▽8五歩 ▲7七銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8五歩
▲4五角 ▽2二歩 ▲2四歩 ▽1二銀 ▲2六銀 ▽8六歩
▲8八歩 ▽9四歩 ▲4八金 ▽9五歩 ▲2九飛 ▽6四銀
▲6六銀 ▽7二金 ▲5八玉 ▽9六歩 ▲同 歩 ▽4四歩
▲5六角 ▽9八歩 ▲2五桂 ▽9九歩成 ▲3九飛 ▽3一香
▲7七桂 ▽9八角 ▲6五桂 ▽8九角成 ▲7九金 ▽同 馬
▲同 飛 ▽8七歩成 ▲3九飛 ▽8六と ▲4三角 ▽同 金
▲3一飛成 ▽7六と ▲8七香 ▽同 と ▲2二龍 ▽3二歩
▲1一龍 ▽6五銀 ▲同 角 ▽5四桂 ▲7五銀 ▽同 歩
▲1二龍 ▽8六飛 ▲7四香 ▽7三香 ▲3二龍 ▽4二銀
▲2一龍 ▽7四香 ▲8七歩 ▽2六飛 ▲8一龍 ▽2九飛成
▲4九銀 ▽7七銀 ▲7九銀 ▽6九角 ▲同 玉 ▽8九と
まで108手で後手の勝ち

山崎の手損角換りの84歩保留型に対して77銀を決めずに16歩で打診。この感覚は中川よりまともなので少なくとも中川以上の棋士になれるはず。谷川研究会62銀を見て紳哉は棒銀で対抗。
20=54角。24歩には27歩で対抗する対棒銀の古典教科書。山崎にしてはやけに古風。谷川親分がNHK杯で先に山崎22銀+42飛構想を見せてしまったので仕方ない。以下芸のない角打連打に27手め同桂で先手は手順に桂を進軍したので先手2手得。
28=22銀。上がった銀を下げたのでこれで2+2で4手損の後手。
29=24歩。若武者らしい3rdアタック。紳哉の充実ぶりを示すようだがこれは超A級の手なので新人王戦では分不相応。後手は4手損で耐えているので素直に26銀と下がるべき。それも嫌なら46角。
30=35歩。後手は偶数番の手損+偶数番原理始動の駒アタリ偶数番2で対抗。すでに後手優勢。なぜか?それは双方居玉で先手のみ壁銀88銀型の為。従って手損角換り特有の84歩保留には壁銀を解消する余裕を途中に作成しないといけない。それが26銀から構築されないと序盤の数手が悪手に逆行相転化。
31=23歩成。敗着。ここでは26飛も18角の受けもない。そして23歩成は悪手とすぐに判る。逆行駒アタリ偶数番2のため。従ってここでの先手の最善は駒アタリ奇数番3を作成するしかない。すると45角しかないのはひとめ。
32=同銀。これが逆行奇数番1で後手優勢顕在。
33=45角打。手順前後。紳哉無念。駒アタリ奇数番原理さえ知っていればまだ戦えた。
34=36歩。厳しい。以下63角成は無意味。勝負の23角成も37歩成で負け。
35=36同角。これで角の打ち損。山崎相手ならもう勝てない。歩損も互いにないため。


2004.11.06囲碁将棋ジャーナル 竜王戦第2局
久保解説 振り飛車原理主義者の横歩取り
 
No: 6844 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/07 Sun 00:14:14

渡辺明の日記によると感想戦で27歩の替りに55歩を森内から指摘されたらしい。これは当家作成変化なのでこの一言を聞けばすべて判るようになっている。
渡辺明は日記で素直に54歩はやはり難しいと述べるが、それをやりたかっただけという意欲だけでも相当なモノ。横歩取り覇者の渡辺明にとってこれは羽生の意欲と同じレベル。新地獄門定跡開拓は山を切り開いて道を造る以上に至難のワザ。新しい理論発見ほどのインスピレーションがないと土砂崩れで中川家のようにすぐに壊れる。こう言うモノはある日突然空から降ってくる。85飛戦法も実験室の失敗が元であった。
森内の恐ろしさは渡辺明に99角成変化を強要したこと。香損でも馬を封じ込めて逆転の構図は第1局の先手番MFコンセプトでもあった。それさえ痛烈な反転変化にしてしまう森内。第2局ではすでに桂損だったので森内相手なら逆転はない。
囲碁将棋ジャーナルの竜王戦第2局解説は最初から話すことがナニもないはずだが、久保解説は妙に面白い。横歩取り生き字引気取りのキムカズなどよりはるかにリズミカル。ムダなことを一切言わない。既知の変化もキビキビしている。中味は同じようでも久保独特の吐息。
久保は森内58金をアタリ前の手として扱っている。そして勝ちを決定的にした49飛も久保なら大介同様当然の手に見えるらしい。
久保は角換り腰掛け銀も横歩取りも一度も公式戦では指していないが、横歩取り後手番なら指してもいいと語っている。現在絶好調の久保が言うからこそビビっと感じる。
久保の横歩取りなら見てみたい。大介も少なくともキムカズよりうまく指せるはず。横歩取りの革命的新手は彼ら振り飛車原理主義者からでてきてもおかしくない。


2004.11.05B級1組8回戦 阿部VS郷田 角換り腰掛け銀 GNX No: 6843 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/06 Sat 09:57:01

日時:2004.11.05
棋戦:B級1組8回戦
戦型:角換り腰掛け銀
先手:阿部 隆七段
後手:郷田真隆九段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽8五歩 ▲7七角 ▽3四歩
▲8八銀 ▽3二金 ▲7八金 ▽7七角成 ▲同 銀 ▽4二銀
▲3八銀 ▽7二銀 ▲9六歩 ▽9四歩 ▲4六歩 ▽6四歩
▲4七銀 ▽6三銀 ▲6八玉 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽5四銀
▲5六銀 ▽4四歩 ▲5八金 ▽5二金 ▲7九玉 ▽4一玉
▲3六歩 ▽7四歩 ▲3七桂 ▽3一玉 ▲6六歩 ▽7三桂
▲2五歩 ▽3三銀 ▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽4四銀
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽6五歩
▲同 歩 ▽7五歩 ▲6四角 ▽6三金 ▲7五角 ▽8六歩
▲同 角 ▽6五桂 ▲6四歩 ▽7三金 ▲6六銀 ▽8八歩
▲7七桂 ▽同桂成 ▲同 銀 ▽3五銀 ▲6六桂 ▽3六銀
▲2五桂 ▽4六角 ▲2九飛 ▽2五銀 ▲4七金 ▽2四角
▲5四桂 ▽7四桂 ▲2五飛 ▽2二玉 ▲4四歩 ▽6六桂打
▲4三銀 ▽7八桂成 ▲同 玉 ▽3三金 ▲4二桂成 ▽8六桂
▲同 歩 ▽6六歩 ▲8八玉 ▽7五歩 ▲3六桂 ▽7六歩
▲同 銀 ▽5九角 ▲7七歩 ▽6八角成 ▲2四桂 ▽同 歩
▲3一角 ▽1二玉 ▲2三歩 ▽同 金 ▲3二銀不成
101手まで先手勝ち
22=14歩。これで郷田がナニをやりたいか判明。22手めの後手からの14歩はゴーダ病予兆。
>2004.02.28朝日オープン準決勝 羽生VS郷田
38=角換り腰掛け銀先後同型に郷田が誘った。
丸山ルームの影響を受けながら進行。
51=64角。康光の手。2003.01.28&29王将戦第3局
52=63金。羽生の手。これで郷田が負けると判る。
阿部が先に24歩としなかったのは康光への敬意。
>経緯=2004.03.15&16王将戦第6局森内俊之竜王VS羽生善治
54=86歩。羽生が65銀として康光が大長考に陥った日を思い出す。
55=同角。ここが羽生と他の棋士の解釈が違うところ。羽生はこれを先手からプレゼントされた逆行奇数番3と見ている。
57=64歩。阿部はこれで完全駒アタリ奇数番3と解釈。
58=73金。77桂成は同角で44銀にあたる連動手のため金をかわすしかない既知の構図。
59=66銀。トリプル手。銀救済+66地点空間閉塞手+65銀。
不思議なことにこの手によって後手の仮想駒アタリ奇数番3を先手が潜在的に継承。もし阿部式解釈だけならこれは完全駒アタリ偶数番2として双頭手でしかない。
60=88歩。角換り腰掛け銀の常套句。この解釈がいまだに解決しないのは駒アタリ奇数番に組み込めないため。当家にも現在解読不能。
ヒントは後手の主張であった仮想ナンバーを先手が意図に反して相続する構造。
61=77桂。これが先手の仮想駒アタリ奇数番3なのか後手の権利なのかという問題。
62=同桂成。この手によって郷田には仮想ナンバーの概念が把握できていないと判明。
63=同銀。同角は65歩から66桂。同銀同歩同角なら連動手で銀アタリで後手は歩切れ。従って同銀は仮想ナンバーを先手が再度後手に譲渡。
64=35銀。郷田も気がついてあわてて歩の補填。これで逆行仮想駒アタリ奇数番3奪取。
65=66桂。昨日の康光と同じ発想となる空間閉塞手。66地点が最大の急所のため。逆行仮想駒アタリ奇数番3を先手が今度は明解に先手が意識したと解釈すればこれは双頭手。
66=36銀。郷田の勝負手だがやりすぎ。36銀は羽生森内戦の方で当家が提出した変化。郷田の勘違いであろう。54桂同歩63歩成の丸山ラインを狙った開き王手回避のために43銀とすべき。これが二重に後手の最大の急所44地点を補強する双頭手。
67=25桂。丸山なら38歩と打つ。
68=46角。二人は気が合う。
71=47金。25飛は19角成で香まで取られる。
72=24角。ここで逃げては負け。二重仮想駒アタリ奇数番5のチャンスだった。
74=74桂。郷田が期待した返し技。65桂のままだと同桂だが54桂の瞬間を狙っていた。ところがこの角アタリは完全駒アタリのために仮想番と重複。
75=25飛。阿部に見切られた。これで後手の仮想番が反転して先手の手中に。
76=22玉。先手に身を捧げた逆行駒アタリ偶数番4で負け確定。
78=66桂。ファンサービスのサザンクロス。
79=43銀。アベ式ドスコイ。
87=88玉。ここに至り角換り腰掛け銀における88歩や22歩はGNの対となる蛇の尾という解釈法があることに気がつく。名付けてGNX。


2004.11.05B級1組8回戦行方VSシーザー 角換り腰掛け銀 No: 6842 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/06 Sat 08:35:16

日時:2004.11.05
棋戦:B級1組8回戦
戦型:角換り腰掛け銀 王将戦第6局コピー
先手:行方尚史
後手:堀口一史座
▲7六歩 △8四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲7八金 △8五歩
▲7七角 △3四歩 ▲8八銀 △7七角成 ▲同 銀 △4二銀
▲3八銀 △7二銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲4六歩 △6四歩
▲4七銀 △6三銀 ▲6八玉 △5二金 ▲1六歩 △1四歩
▲7九玉 △5四銀 ▲5八金 △4一玉 ▲3六歩 △7四歩
▲5六銀 △4四歩 ▲6六歩 △3一玉 ▲3七桂 △7三桂
▲2五歩 △3三銀 ▲4五歩 △同 歩 ▲3五歩 △4四銀
▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △6五歩
▲同 歩 △8六歩 ▲同 歩 △7五歩 ▲2四歩 △同 歩
▲2三歩 △同 金 ▲2五歩 △同 歩 ▲7五歩 △8八歩
▲同 銀 △6五銀 ▲7四歩 △同 銀 ▲6六角 △4三金
▲4五銀 △同 銀 ▲4四歩 △4二金 ▲2四歩 △同 金
▲4五桂 △3七角 ▲3八飛 △4六角成 ▲3三桂成 △同 桂
▲3四歩 △同 金 ▲同 飛 △5四桂 ▲8四角 △4五馬
▲2三銀 △3四馬 ▲同銀成 △3九飛 ▲6九歩 △6八歩
▲同金右 △6七歩 ▲同金直 △5八銀 ▲6八金打 △8四飛
▲4三歩成 △3四飛成 ▲4二と △同 玉 ▲5八金 △4九角
▲4八金打 △2七角成 ▲6一角 △4三歩 ▲7二角成 △6四銀
▲6二銀 △6六歩 ▲6八金引 △7五銀直 ▲7三銀成 △8七歩
▲同 銀 △8八歩 ▲同 玉 △4六桂 ▲2七馬 △7三銀
▲7六歩
まで121手で先手の勝ち
53手め24歩打=2004.03.15&16王将戦第6局森内VS羽生における森内の手。
以下当時の実況&分析から引用1
53手め24歩打から57手め25歩までの仕掛けは2003.01.28&29王将戦第3局における先手佐藤康光王将からの有効な仕掛けとして対局後に谷川らも考察したように先手としては当然の攻め筋。特に50手め86歩で後手が歩を渡す本譜変化ならば先手は3歩持つので当然の帰結。
対して60手め88歩も同じ理由で後手の権利。シーザーも羽生の手を踏襲。Uの柱の特権の最もシンプルな互いの主張。これを突き進めると4筋の光の柱の攻防戦へ収斂。
62手め65銀=先手優勢の局面。丸山は次に74歩で駒アタリ奇数番5を獲得したが、何を指しても先手の勝ち筋。最終盤デザインを描く地点。

ところが以下の指し手は噴飯モノ。82手め54桂は羽生の手、83手め84角は森内の手。このクライマックまで2004.03.15&16王将戦第6局森内VS羽生をマネするとはいい根性。


以下当時の実況&分析から引用2

この将棋の欠陥は50手め86歩と52手め75歩。これが緩手の為にすでに3歩持っている先手からの2筋の継ぎ歩攻めが余りに厳しい。
以下丸山定跡の構図
1=後手に攻めさせ3歩獲得して2筋の継ぎ歩攻めでUの特権拡張。
2=63手め74歩で銀を下がらせ75-74連動手成立。森内は封じ手とした。
3=65手め66角打ちが66桂阻止と銀を狙う双頭手。先手の最大の急所が66地点ならば後手の最大の急所は44地点。この角を双頭手としては先手勝勢。
4=69手めの44歩が光の柱を完全掌握する先手の楔歩。常識的にはこの歩を打たれたら後手は勝てない。
従って森内が丸山定跡を踏襲すれば羽生に勝ち目はなかった。この69手めの構図から後手勝ち手順を発見できれば棋界の覇者となれる。ここから後手勝ち手順を探せと当家に依頼されても断る。ここからはすでにデザインのしようもない。

84=45馬。シーザーの修正手順。45馬はMF変化でも登場。ところが84手めの45馬は駒アタリ偶数番2でダメと判明している。
85=23銀。逆行駒アタリ奇数番1で勝ち確定。
88=39飛。この王手銀取りも結局駒アタリ偶数番2。
90=68歩。せめて最後に谷川のマネ。王手ナンバーは番外なので偶数番2。
92=67歩。これも偶数番2。偶数番地獄をさまようシーザー。
93=同金上。いい加減にしろと言ったつもりが行方間違う。同金左ならシーザー投了。
94=58銀打。MF変化パロディーをシーザーにやらせたかった行方。
95=68金打。やり直し。MF変化はここまでクドクない。
96=84飛。大爆笑。お笑い劇場用にはもってこい。
谷川を筆頭に森内と羽生、そして康光丸山がいかにズバぬけて優秀な棋士かわかるヒキタテ役。


2004.11.05B級1組8回戦青野VS中川 ヘンタイ角換り No: 6841 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/06 Sat 07:14:40

日時:2004.11.05
棋戦:B級1組8回戦
戦型:角換り42玉+33金
先手:青野照市九段
後手:中川大輔七段
▲7六歩 ▽8四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽3四歩
▲2五歩 ▽4二玉 ▲5八玉 ▽3三角 ▲同角成 ▽同 金
▲8八銀 ▽3五歩 ▲3八銀 ▽3四金 ▲5六角 ▽3三玉
▲2七銀 ▽3二銀 ▲2六銀 ▽4四歩 ▲3四角 ▽同 玉
▲4六金 ▽4三玉 ▲3五銀 ▽5四歩 ▲2四歩 ▽4一角
▲7七銀 ▽5一金 ▲6九玉 ▽3三桂 ▲7九玉 ▽6四歩
▲3六歩 ▽7四歩 ▲3七桂 ▽8五歩 ▲5六金 ▽5三玉
▲3四銀 ▽2四歩 ▲2三歩 ▽5二角 ▲3五歩 ▽1五角
▲2二歩成 ▽3七角成 ▲2四飛 ▽1五馬 ▲2九飛 ▽3七桂
▲2八飛 ▽4九桂成 ▲3二と ▽2五桂 ▲1六歩 ▽2四馬
▲3三銀不成▽3五馬 ▲4六金 ▽3四馬 ▲3五銀 ▽2三馬
▲3四歩 ▽6二金 ▲4二と ▽6一角 ▲2五飛 ▽3三馬
▲5二と ▽同 角 ▲2一飛成 ▽4三馬 ▲7一龍 ▽7二金
▲1一龍 ▽6二玉 ▲5六桂 ▽6三金打 ▲4四銀 ▽3四馬
▲3五歩 ▽2五馬 ▲5三香 ▽7三玉 ▲5二香成 ▽同 馬
▲6一銀 ▽6二馬 ▲5一角 ▽8三玉 ▲7二銀不成▽同 馬
▲1三龍 ▽9二玉 ▲5三銀成 ▽7三金 ▲6四桂 ▽同 金
▲6二角成 ▽8三馬 ▲7一馬 ▽6一香 ▲8二馬 ▽同 馬
▲3二飛 ▽7二銀 ▲5二成銀 ▽3一歩 ▲4二飛成 ▽4一歩
▲4三龍引 ▽6三歩 ▲4一龍 ▽8六歩 ▲6一成銀 ▽8七歩成
▲同 金 ▽5九成桂 ▲8三歩 ▽同 馬 ▲8四歩 ▽同 馬
▲2二龍 ▽7三馬 ▲4二龍引 ▽8二歩 ▲8五香 ▽6九角
▲8三金 ▽同 銀 ▲8二龍 ▽同 馬 ▲8三香成 ▽同 玉
▲8四歩 ▽9四玉 ▲9五銀 ▽同 玉 ▲9六歩 ▽9四玉
▲9五歩 ▽8五玉 ▲8六銀
147手まで先手勝ち
8=42玉。大悪手。当家なら床の間の真剣に手をかける。
9=58玉。次に24歩で先手勝ち。
10=33角。なので受けるしかない。
11=同角。成らなくても王手。成るのが青野の礼儀。
14=35歩。贅沢な位。これが中川の唯一の主張らしい。
16=34金。贅沢な女に金を湯水のように使うバカな男。
17=56角。叱る中年スター。だから青野は好かれる。
18=33玉。腐ったタマキン。
以下並べただけ。中川は狂ったというより汚泥の中の養殖魚。青野に失礼極まる。

中川が順位戦でも試行錯誤を展開した原因は丸山。
日時:2003.10.07
棋戦:朝日オープン
戦型:角換り42玉+33金
先手:丸山忠久
後手:中川大輔
▲7六歩    ▽3四歩    ▲2六歩    ▽3二金    ▲2五歩    ▽8四歩
▲7八金    ▽4二玉    ▲5八玉    ▽3三角    ▲同角成    ▽同 金
▲8八銀    ▽3五歩    ▲3八銀    ▽3四金    ▲4六歩    ▽5二金
▲4七銀    ▽4四歩    ▲6八玉    ▽4三金    ▲7七銀    ▽1四歩
▲7九玉    ▽6二銀    ▲8八玉    ▽5四歩    ▲3八金    ▽5三銀
▲3六歩    ▽同 歩    ▲2七金    ▽9二角    ▲3八角    ▽2五金
▲3六金    ▽2四金    ▲4五歩    ▽3五歩    ▲4四歩    ▽同 銀
▲4五歩    ▽3三銀    ▲4六金    ▽3二銀    ▲3六歩    ▽3四金上
▲3五歩    ▽同金直    ▲同 金    ▽同 金    ▲4四歩    ▽5三金
▲5八銀    ▽7四歩    ▲7五歩    ▽3一玉    ▲4三金    ▽4四金
▲3三金    ▽同 銀    ▲2三飛成  ▽3二金    ▲2八龍    ▽2六歩
▲7四角    ▽7六歩    ▲6六銀    ▽2二玉    ▲2四歩    ▽3四金寄
▲3六歩    ▽2五金寄  ▲3七桂    ▽3六金    ▲4八龍    ▽4六歩
▲4五銀    ▽同 金    ▲同 桂    ▽2四銀    ▲3七歩    ▽3五金
▲5三桂成  ▽2七歩成  ▲5四成桂  ▽1三玉    ▲4四歩    ▽1五歩
▲4三歩成  ▽2三金    ▲9二角成  ▽同 飛    ▲1六歩    ▽同 歩
▲5五角    ▽2六銀    ▲8二金    ▽3七と    ▲1六香    ▽1五歩
▲同 香    ▽同銀上    ▲4九龍    ▽8二飛    ▲同角成    ▽4七歩成
▲1六歩    ▽5八と    ▲同 龍    ▽3六角    ▲4九龍    ▽4八歩
▲1九龍    ▽1八歩    ▲7九龍    ▽6九金    ▲3一飛    ▽7九金
▲同 金    ▽7七香    ▲同 桂    ▽同歩成    ▲同 銀    ▽8五桂
▲5五馬    ▽7六歩    ▲同 銀    ▽7七銀    ▲同 馬    ▽同桂成
▲同 玉    ▽2二角    ▲3三香    ▽3一角    ▲同香成    ▽5四角
▲1五歩    ▽8五桂
まで140手で後手勝ち