MashudaBBS2003.08.20-23 今週の順位戦

擬態角換り腰掛け銀 中川の作戦頓挫劇

王位戦第3局森内怠慢解説

竜王戦準準決勝 山崎のポカ

竜王戦準決勝 中原VS佐藤 火炎地獄の綱渡り


本日のオマケは浦野の色気 横歩取り85飛52玉型 No: 2057 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 20:37:33

対局日:2003/08/22
棋戦:B2順位戦 横歩取り85飛52玉型

先手:行方尚史六段
後手:浦野真彦七段

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽5二玉
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽2二銀 ▲5八玉 ▽9四歩
▲3八金 ▽9五歩 ▲4八銀 ▽7二銀 ▲1六歩 ▽1四歩
▲7七角 ▽2四歩 ▲3三角成 ▽同 銀 ▲7七桂 ▽2五飛
▲同 飛 ▽同 歩 ▲2四歩 ▽同 銀 ▲8四飛 ▽6四角
▲8二角 ▽8九飛 ▲9一角成 ▽9九飛成 ▲8二馬 ▽8三歩
▲同 馬 ▽同 銀 ▲同飛成 ▽9七角成 ▲8二龍 ▽4一玉
▲8八銀打 ▽同 馬 ▲同 銀 ▽4九角 ▲6八玉 ▽8九龍
▲7九金 ▽6四香 ▲4五角 ▽7八銀 ▲同 金 ▽3八角成
▲6五桂 ▽4八馬 ▲5三桂不成▽3一玉 ▲7七玉 ▽5九馬
▲6八銀 ▽6九馬 ▲7九金 ▽7八金 ▲8六玉 ▽7九金
▲同銀右 ▽5九馬 ▲6八香 ▽7二金打 ▲8一龍 ▽8五歩
▲9五玉 ▽9八龍 ▲9七歩 ▽7一金寄 ▲3四桂

52玉型は横歩取りでは最近珍しい。狙いは飛車交換。単純な変化であり棋王戦第5局の飛車交換型の横歩取りのように一手で決まってしまう。しかしこれはタイトル戦で出てきても盛り上がるかもしれない。工夫はできそうである。4時間将棋ならいけるかもしれない。二日制では先手が勝つであろう。
浦野の個性というより色気。彼らしい素晴らしい戦い方である。


キューピー矢倉 No: 2056 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 20:22:34

対局日:2003/08/22
棋戦:B1順位戦 キューピー矢倉
先手:神谷広志七段
後手:井上慶太八段

▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀 ▲6八銀 ▽5四歩
▲4八銀 ▽5二金右 ▲5八金右 ▽3二銀 ▲5六歩 ▽4四歩
▲7七銀 ▽3一角 ▲7九角 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽4三金
▲6七金 ▽7三銀 ▲3五歩 ▽同 歩 ▲同 角 ▽7五歩
▲同 歩 ▽同 角 ▲6八玉 ▽4二玉 ▲7八玉 ▽3一玉
▲4六角 ▽6四角 ▲3七銀 ▽8四歩 ▲8八玉 ▽8五歩
▲7八金 ▽2二玉 ▲7六歩 ▽3三銀 ▲2六歩 ▽3二金
▲2五歩 ▽7四銀 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲6四角 ▽同 歩
▲4一角 ▽6三角 ▲同角成 ▽同 銀 ▲3六銀 ▽8六歩
▲同 銀 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽6六歩 ▲6八金引 ▽3四歩
▲7五銀 ▽5五歩 ▲同 歩 ▽5二飛 ▲4六角 ▽7二飛
▲6四歩 ▽7四銀 ▲同 銀 ▽同 飛 ▲6三歩成 ▽5六銀
▲4一銀 ▽4二金引 ▲3二銀成 ▽同 金 ▲2四歩 ▽同 銀
▲同 角 ▽同 歩 ▲2三歩 ▽同 金 ▲2五歩 ▽6七歩成
▲2四歩 ▽同 金 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲同飛成 ▽同 玉
▲2四歩 ▽同 玉 ▲2五歩 ▽3三玉 ▲2四銀 ▽3二玉
▲3三歩

井上は本気でこんなマヨネーズ戦法が通用すると思っているのであろうか?神谷は怒り心頭であろう。矢倉への冒涜行為である。山崎のノリをマネをしているつもりであろうか?神谷はすでに相当切れていたであろう。爆発してしまった。


阿部の石灰質と北浜のヒマワリ No: 2055 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 20:09:56

対局日:2003/08/22
棋戦:B1順位戦 相掛り28飛型
先手:北浜健介七段
後手:阿部 隆七段

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽9四歩
▲9六歩 ▽3四歩 ▲4六歩 ▽6二銀 ▲4七銀 ▽6四歩
▲7六歩 ▽6三銀 ▲5六銀 ▽5二金 ▲1六歩 ▽1四歩
▲7七角 ▽同角成 ▲同 桂 ▽2二銀 ▲8八銀 ▽4二玉
▲8六歩 ▽3三桂 ▲6八玉 ▽2四歩 ▲5八金 ▽2三銀
▲8七銀 ▽5四銀 ▲4五歩 ▽8二飛 ▲4八飛 ▽2五歩
▲2八飛 ▽3五歩 ▲7九玉 ▽3四銀 ▲8八玉 ▽4五銀右
▲同 銀 ▽同 銀 ▲2四歩 ▽9三桂 ▲6一角 ▽8五歩
▲8三銀 ▽8一飛 ▲7二銀不成▽8二飛 ▲5二角成 ▽同 玉
▲8三金 ▽8六歩 ▲同 銀 ▽8七歩 ▲同 玉 ▽8五歩
▲9七銀 ▽7二飛 ▲同 金 ▽4四歩 ▲2三歩成 ▽同 金
▲2四歩 ▽1三金 ▲2二飛 ▽4三玉 ▲2三歩成 ▽同 金
▲同飛成 ▽5四角 ▲6二金 ▽7五銀 ▲8八玉 ▽7六角
▲7九玉 ▽8六歩 ▲8八歩 ▽7四角 ▲3二金

北浜はなぜ十字架銀をやらないのであろう?
阿部の64歩は横歩取りを見慣れていると奇異だが相掛りでは双方教条主義的手順。むしろ古風である。我々ならそれぞれ飛車先の歩が切れた角換り腰掛け銀としてこの64歩を見る。だから46手めの阿部の82飛は感覚がおかしい。ねじり腰掛け銀(双翼のフレミング型)を作るべきである。45地点でのガッチャン銀が個性でいいのであろうか?
60手め85歩は敗着。92角でトリプル手。次の39銀を見て戦える。しかし93桂馬にこだわりすぎたということであろう。阿部の場合は頑固というよりただの石頭になってしまった。北浜は相変わらずヒマワリであった。


タカミチのヘドロ将棋 No: 2054 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 16:01:48

対局日:2003/08/22
棋戦:B1順位戦 タカミチのヘドロ矢倉
先手:郷田真隆九段
後手:高橋道雄九段

▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀 ▲6八銀 ▽5四歩
▲5六歩 ▽8四歩 ▲4八銀 ▽4二銀 ▲5八金右 ▽3二金
▲7八金 ▽4一玉 ▲6九玉 ▽7四歩 ▲6七金右 ▽5二金
▲7七銀 ▽3三銀 ▲7九角 ▽3一角 ▲3六歩 ▽4四歩
▲6八角 ▽4三金右 ▲7九玉 ▽9四歩 ▲2六歩 ▽7三銀
▲5七銀 ▽6四銀 ▲4六銀 ▽7三桂 ▲3五歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽3四歩 ▲4六銀 ▽9五歩 ▲6五歩 ▽同 桂
▲8八銀 ▽7五歩 ▲6六歩 ▽7六歩 ▲同 金 ▽7二飛
▲6五歩 ▽7五銀 ▲7七歩 ▽7六銀 ▲同 歩 ▽同 飛
▲5七角 ▽7四飛 ▲7七銀 ▽4二角 ▲6四歩 ▽同 歩
▲3七桂 ▽7六歩 ▲6八銀 ▽6五歩 ▲2五桂 ▽2四銀
▲8六桂 ▽7二飛 ▲8三銀 ▽5二飛 ▲8四角 ▽4五歩
▲5七銀引 ▽3一玉 ▲7三角成 ▽5三角 ▲6四歩 ▽4四角
▲6三歩成 ▽4二飛 ▲5五歩 ▽同 歩 ▲6四馬 ▽5四金打
▲4二馬 ▽同金寄 ▲6四と ▽同 金 ▲6一飛 ▽2二玉
▲6四飛成 ▽5六歩 ▲同 銀 ▽9九角成 ▲6一龍 ▽5一歩
▲3三歩 ▽同 桂 ▲5一龍 ▽4一香 ▲7四銀成 ▽8八歩
▲同 金 ▽9六歩 ▲同 歩 ▽9七歩 ▲5三歩 ▽同金寄
▲3三桂成 ▽同 銀 ▲2五桂 ▽9八歩成 ▲3三桂成 ▽同 玉
▲9八金 ▽同 馬 ▲3五歩 ▽2二玉 ▲3四歩 ▽3二歩
▲3八飛 ▽4三金寄 ▲3三歩成 ▽同 歩 ▲3二歩 ▽同 玉
▲8八金 ▽6六桂 ▲6七銀引 ▽9九馬 ▲6六銀 ▽同 歩
▲3五桂 ▽3四銀 ▲4三桂成 ▽同 銀 ▲6三成銀 ▽6五桂
▲9八金打 ▽同 馬 ▲同 金 ▽6七歩成 ▲同 銀 ▽7七歩成
▲同 桂 ▽同桂成 ▲7五角 ▽5三歩 ▲同成銀 ▽3五角
▲6八歩 ▽5三金 ▲同角成 ▽同 角 ▲同 龍 ▽4四角
▲3四歩 ▽同 歩 ▲3三歩 ▽同 角 ▲5二銀 ▽4二金
▲4三銀成 ▽同 金 ▲6二龍 ▽4二金打 ▲5二銀 ▽5三銀
▲4三銀成 ▽同 玉 ▲5四金 ▽同 銀 ▲2一角 ▽4四玉
▲5五歩 ▽5三銀 ▲6四金 ▽7八歩 ▲6九玉 ▽4三銀
▲5三金 ▽同 金 ▲6四銀 ▽5七桂 ▲5九玉 ▽4九金
▲5八玉 ▽4八金打 ▲5七玉 ▽3八金 ▲3六歩 ▽2四角
▲6六玉 ▽6七成桂 ▲同 歩 ▽6五歩 ▲同 玉 ▽5四銀打
▲同 歩 ▽同 銀 ▲7五玉 ▽6五飛 ▲8四玉 ▽6四飛
▲同 龍 ▽同 金 ▲5六桂 ▽5五玉 ▲6四桂 ▽5七角成
▲6六桂 ▽6三銀打 ▲5一飛 ▽5六玉 ▲9一飛成 ▽6七玉
▲7五銀 ▽7九歩成 ▲8五金 ▽7八飛 ▲5四桂 ▽6四銀
▲6六銀打 ▽7五銀 ▲同 銀 ▽7二銀 ▲6二桂成 ▽7五飛成
▲同 金 ▽8三銀打

230手も必要な将棋ではなかった。我々の実況通り郷田は57角であった。それに対してタカミチはなんと74飛である。すでに大優勢とは言えコイツは本当に何を考えて将棋を指しているのであろう?


昨日のタナトラのポカ No: 2053 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 15:54:56

対局日:2003/08/22
棋戦:B1順位戦 タナトラ玉砕の巻
先手:田中寅彦
後手:深浦康市
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽5四歩 ▲5六歩 ▽6二銀
▲5八金右 ▽4二銀 ▲4八銀 ▽3二金 ▲6七金 ▽4一玉
▲6八銀 ▽5二金 ▲7八金 ▽3三銀 ▲6九玉 ▽4四歩
▲7七銀 ▽3一角 ▲7九角 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽7二飛
▲8六銀 ▽4三金右 ▲3七銀 ▽9四歩 ▲2六歩 ▽8四歩
▲2五歩 ▽4二角 ▲3五歩 ▽同 歩 ▲同 角 ▽4五歩
▲7九玉 ▽6四角 ▲3六歩 ▽5三銀 ▲8八玉 ▽3一玉
▲6五歩 ▽8二角 ▲5三角成 ▽同 金 ▲8三銀 ▽4二飛
▲8二銀不成▽同 飛 ▲7七銀 ▽4三金寄 ▲4六歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽4四歩 ▲3五銀 ▽7三角 ▲3七角 ▽同角成
▲同 桂 ▽7三角 ▲6四歩 ▽同 角 ▲4六角 ▽同 角
▲同 銀 ▽4七角 ▲5七金 ▽3六角成 ▲4五歩 ▽7三桂
▲2四歩 ▽同 歩 ▲4四歩 ▽同 銀 ▲2二歩 ▽同 金
▲7一角 ▽7二飛 ▲4四角成 ▽同 金 ▲6八飛 ▽6五銀
▲4五銀打 ▽同 金 ▲同 桂 ▽7五歩 ▲8三金 ▽7一飛
▲7三金 ▽6四歩 ▲6二金 ▽7三飛 ▲7五歩 ▽7六歩
▲6六銀 ▽6九銀 ▲7九金 ▽5八銀成 ▲同 金 ▽6六銀
▲同 飛 ▽7七銀 ▲同 桂 ▽同歩成 ▲同 玉 ▽5八馬
▲3四桂 ▽7五飛 ▲7六歩 ▽同 飛 ▲同 飛 ▽同 馬
▲同 玉 ▽8五角 ▲7七玉 ▽6七飛 ▲7八玉 ▽6六桂

66手めの46同角がタナトラのポカである。69手めの57金がタナトラの大ポカである。対山崎戦における谷川と同じようなポカであった。深浦に馬を作らせて勝てるワケがない。同角-同銀は女流将棋によく見る手順だと実況で警告しておいたのに。マシュダ一家の読み方を知らないのでは困る。すでにあの局面では漫画であったが劇画調に玉砕するのがタナトラである。深浦にはおいしい餌であった。


Re: 森内がバラす マシュダ一家特製金の泡踊り Prev: 2050 / No: 2052 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 15:26:21

どうもリアクションが鈍いようである。最近はハメ手が効かない。先ほど紹介した最後の二手は山崎が一手詰みを逃したというジョークである。最短コースなら▽4二玉までさえ指さない。投了という自由意志が最短という美に直結するからである。
いずれにしても61飛では斜め駒しかない谷川から即詰みはなく受けるしかなかったのでこれが基本図となる。攻防の双頭手がない谷川は受けなしなので明確に山崎勝ちと森内は言ったのであった。山崎は結局谷川のハッタリを信用して底歩を打ってしまった。そこで山崎は出戻り娘となりグチャグチャにしたのである。
それよりもマシュダ一家特製「金の泡踊り」はなぜ話題にしてくれないのであろう?中村が早速活用して昨晩ヒフミンをいびり殺してしまったからであろうか?


本日の囲碁将棋ジャーナル エンジニア森内 No: 2051 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 13:24:43

森内は今はただのエンジニア。しかも欠陥がある。王座戦挑戦者決定戦は一言で渡辺明の研究勝ちと言う。ナベラはそうは思わない。最後の30分から1時間ほどの間に勝ちが決まったと冷静に考えている。だから羽生に挑戦する資格があるのである。
森内のエンジニア的将棋の見方は王位戦第3局解説で露骨であった。
76手めは67金でもっと確実に谷川勝ちとそっけないセリフである。この件に関しては人間の自由意志で我々は扱う。67金では第3部アポロの剣は存在しなかった。森内の言う緩手77歩によってその後壮大なドラマを完結することになる。森内にはそんなことはどうでもよいので素っ気なく67金でオシマイと言えるのである。この森内は順位戦の森内であって、今年の名人戦の名人森内とは全く違うということである。その後の指し手解説でハッキリ述べられた変化は141手めの74玉が羽生の敗因ということだけ。以下の変化でどちらが勝つかわからないというもの。

対局日:2003/08/07(木)
棋戦:第44期王位戦第3局 34歩変化
先手:羽生善治
後手:谷川浩司

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽5五歩
▲6八玉 ▽6二銀 ▲5八金右 ▽5三銀 ▲7八銀 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽3二金
▲7七角 ▽4一玉 ▲7九玉 ▽5四銀 ▲6六歩 ▽2三歩
▲2八飛 ▽6四歩 ▲6七金 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽5二金
▲3七銀 ▽7三桂 ▲4六銀 ▽6五歩 ▲同 歩 ▽4二銀
▲3五歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽6五桂
▲8八角 ▽5六歩 ▲2二角成 ▽同 金 ▲5六歩 ▽3九角
▲3八飛 ▽7五角成 ▲6六歩 ▽7七歩 ▲8七銀 ▽8五歩
▲7六銀 ▽同 馬 ▲同 金 ▽8六歩 ▲6四角 ▽8一飛
▲8六金 ▽6三銀 ▲8二歩 ▽7一飛 ▲7五角 ▽7八銀
▲同 金 ▽同歩成 ▲同 飛 ▽6四銀 ▲7二歩 ▽同 飛
▲6五歩 ▽7五銀 ▲6四桂 ▽7七歩 ▲同 飛 ▽7六歩
▲同 金 ▽6四銀 ▲6一銀 ▽8五桂 ▲5二銀成 ▽同 飛
▲8五金 ▽5六飛 ▲7一飛成 ▽5一歩 ▲5七金 ▽4四角
▲7八龍 ▽6五銀 ▲5六金 ▽8七歩 ▲6五金 ▽8八金
▲6八玉 ▽7八金 ▲同 玉 ▽9九角成 ▲5四桂 ▽3二金
▲7四角 ▽5二香 ▲6七玉 ▽8九馬 ▲7六玉 ▽7三銀
▲6三角成 ▽8四桂 ▲同 金 ▽同 銀 ▲7一飛 ▽8五金
▲同 馬 ▽同 銀 ▲同 玉 ▽5四香 ▲5二歩 ▽6七馬
▲7六歩 ▽6二角 ▲5一歩成 ▽同 銀 ▲5二銀 ▽同 玉
▲6三銀 ▽4二玉 ▲6二銀不成▽同 銀 ▲5二金 ▽同 玉
▲6一角 ▽4二玉 ▲5二金 ▽3三玉 ▲6二金 ▽9四銀
▲同角成 ▽同 歩 ▲3四歩 ▽2二玉 ▲3三桂 ▽中断

これが本来の羽生大遠征計画の変化型である。森内。これでどちらが勝つか本当にわからないか?
しかし明日は谷川と竜王戦準決勝の一大勝負でこれから関西へ乗り込む森内である。責めてはいけない。名人戦の気概で戦ってもらいたい。しかし我々は相変わらず谷川応援団として明日も乗り込むのである。アーティストにエンジニアが勝ってはならない。
山崎。森内にバラされて断腸の思いであろう。胃までよじれてはぶっ倒れても当然である。しかしあの金あがりは谷川の情けと思え。底歩を打った貴様が悪い。


森内がバラす Follow: 2052 / No: 2050 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 12:43:03

竜王戦準々決勝の谷川山崎戦は終盤でハッキリ山崎が勝ちだったとバラしている。我々が山崎に苦言を呈した歩打のこと。この歩は以下のように我々の実況通りに打てば勝ちであった。

対局日:2003/08/11
棋戦:竜王戦準準決勝
戦型:角換り腰掛け銀 薔薇十字定跡 最短変化
先手:谷川浩司絶不調モード
後手:山崎隆之+マシュダ一家幼児部

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽1四歩 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲7七銀 ▽3三銀 ▲3八銀 ▽6二銀
▲6八玉 ▽6四歩 ▲4六歩 ▽7四歩 ▲3六歩 ▽3二金
▲3七桂 ▽5二金 ▲4七銀 ▽4二玉 ▲7八金 ▽6三銀
▲5六銀 ▽8四歩 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽3一玉
▲5八金 ▽7三桂 ▲6六歩 ▽5四銀 ▲7九玉 ▽4四歩
▲4五歩 ▽同 歩 ▲3五歩 ▽4四銀 ▲2四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8五桂 ▲8六銀 ▽7三角
▲7五歩 ▽6五歩 ▲4八金 ▽6六歩 ▲7四歩 ▽4六角
▲4七金 ▽7七歩 ▲同 銀 ▽同桂成 ▲同 金 ▽3六銀
▲同 金 ▽5七角成 ▲6八桂 ▽6五銀 ▲5八歩 ▽3九馬
▲2六飛 ▽7六歩 ▲7八金 ▽5六銀 ▲同 桂 ▽6七銀
▲7三歩成 ▽7八銀成 ▲同 玉 ▽6七歩成 ▲同 玉 ▽5五銀
▲8二と ▽6六馬 ▲6八玉 ▽6七歩 ▲5九玉 ▽4八金
▲6九玉 ▽7七歩成 ▲6一飛 ▽4二玉 ▲6六飛成 ▽同 銀
▲投了

90手で後手の勝ち。No: 2052も読み忘れないように。


囲碁将棋ジャーナルに期待 王位戦第3局解説は森内 No: 2049 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 05:07:57

中空理論実践篇を名人戦で見せた森内の登場である。
しかし高校野球の為に15分しか解説時間がない。要点を絞って頂きたい。
駒並べは矢内が暗譜しているはずである。


今週の順位戦「64角打=ポカ」が二連チャンの真相 No: 2048 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 04:55:30

一昨日の丸山の41手め、そして今日の森下42手め。いずれも後手と先手の敗着が64角打であったという偶然はワケがある。

丸山の場合は千日手指直し局で大介に与えたプレゼント=ゴキゲン角換りで千日手にしてゴメンサイという64角打。マジメに勝つ気ならこんな手は指さない。
今日は序盤で完全に作戦負けしたのでこれで勘弁してねと言う森下の64角打。

こんなことを第一戦棋士がやるような制度はおかしい。千日手も1局と計算して持将棋と同じように引き分け扱いならば将棋はもっと健全になるであろう。


擬態角換り腰掛け銀 中川の作戦頓挫劇 No: 2047 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 04:17:16

8手めの42玉に対して森下は58玉とした。ここで66歩では飛車先を突いた手が緩手となる。飛車先歩交換の原理で後手が先攻できるからである。先手が飛車先の歩を交換することは必ずしも得にはならない。阿部にはこの原理がいまだにわからないから羽生谷川戦も理解できないのである。中川はこの原理をよく知っている。米長急戦矢倉を理論的に解剖して行くとまずこの飛車先歩交換の原理から始まるからである。
そこで森下は66歩の換りに58玉を選択したのであった。
10手めの14歩は用意周到である。これを手拍子で16歩と付き合うと先手は損をする。三種類の変化がすでに認知されているが、イチイチ書く必要はない。あとで突いた方が後手を引くのは当たり前である。それだけ直感で感じればよい。
11手めの38金が58玉からの継続手。これが手拍子であった。敗着とはならないが手損となる為にここですでに先手の最善は千日手である。
さて角換り腰掛け銀となる。これが中川の作戦である。ここまで行くのに一日掛りであった。
37手め47金。角換り腰掛け銀では知悉の手順。ここでも千日手があるが先手では行くしかない。すでに作戦負け。
39手め66歩。森下はこの手に賭けた。右金の手損ですでに先後が入れ替わっている為に先攻させてあわよくば逆転を狙うか千日手しかない。真剣勝負ならば47金はせずに最初から千日手を狙う所であったが素直に中川研究に敬意を表した森下らしい。
40手めの65歩の開戦は当然。寝ていても指せる手。谷川中原の気迫の65歩とは一緒にはできない。気迫で言えばむしろ森下の66歩。我々ならここでも千日手を狙うしかないと考える地点。すでにひどい作戦負けなのである。
41手目64角打。本来なら森下の敗着となるべき手。以下中川のポカで千日手にされる。ここまで作戦勝ちして一番悔しいのは中川であろう。序盤を研究し尽くしたはずが記録上は無にされるのである。制度が悪い。千日手も1局と見做すべきである。
千日手でもうかったなどと局後に中川が言ったとしたらもうオシマイであろう。


中川千日手指直し局の勝ち星は森下のおみやげ No: 2046 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 03:31:52

千日手指直し局など興味ない。中川は必勝将棋を森下になぜ千日手にされたのか猛反省すべきである。下記変化で勝ちであった。

マシュダ一家「正調中空三角理論」変化1

先手:森下
後手:中川

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽4二玉 ▲5八玉 ▽1四歩 ▲3八金 ▽3三角
▲同角成 ▽同 金 ▲8八銀 ▽5二金 ▲3六歩 ▽3二玉
▲4八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽4四歩 ▲4七銀 ▽4三金上
▲1六歩 ▽6四歩 ▲7七銀 ▽6三銀 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3七桂 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽2二玉 ▲7九玉 ▽3二銀
▲4七金 ▽7三桂 ▲6六歩 ▽6五歩 ▲6四角 ▽7二飛
▲4五歩 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽6三銀 ▲4六角 ▽6六歩
▲6四歩 ▽5二銀 ▲7四歩 ▽8五桂 ▲6三歩成 ▽7七桂成
▲同 金 ▽7四飛 ▲5二と ▽7七飛成 ▲同 桂 ▽6七銀
▲6五桂 ▽7七歩 ▲3一銀 ▽同 玉 ▲7一飛 ▽2二玉
▲7七飛成 ▽7六金

下記変化でも勝ち。

マシュダ一家「正調中空三角理論」変化2

先手:森下
後手:中川

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽4二玉 ▲5八玉 ▽1四歩 ▲3八金 ▽3三角
▲同角成 ▽同 金 ▲8八銀 ▽5二金 ▲3六歩 ▽3二玉
▲4八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽4四歩 ▲4七銀 ▽4三金上
▲1六歩 ▽6四歩 ▲7七銀 ▽6三銀 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3七桂 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽2二玉 ▲7九玉 ▽3二銀
▲4七金 ▽7三桂 ▲6六歩 ▽6五歩 ▲6四角 ▽7二飛
▲4五歩 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽6三銀 ▲4六角 ▽6六歩
▲6四歩 ▽5二銀 ▲7四歩 ▽8五桂 ▲6三歩成 ▽7七桂成
▲同 金 ▽7四飛 ▲5二と ▽7七飛成 ▲同 桂 ▽6七銀
▲6五桂 ▽7七歩 ▲6七銀 ▽同歩成 ▲3一銀 ▽同 玉
▲7一飛 ▽2二玉 ▲3一銀 ▽1二玉 ▲投了

70手で後手の勝ち

中空の柱を6筋に作ったために中川は森下に中空三角理論でうっちゃりを喰らい千日手にされたのである。中空の柱は上記のように7筋に作るのが正調。
我々の実況で「銀を逃げる」と書いてあったろう?中川は上に逃げると読んだタコである。下に逃げるとイチイチ書かなくてはわからないのであろうか?
さて中川の我々への畏怖がここまで彼を成長させた。
森下は中川の研究に負けたのである。だから千日手で十分であろう。指し直しなどは負けてもよいのである。
ところが中空理論に関しては森下の方が理解している。
中川。タナトラにはなるな。


B1順位戦中川のタコ 森下に千日手にされる No: 2045 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/23 Sat 01:19:46

先手:森下
後手:中川

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3二金 ▲2五歩 △8四歩 ▲7八金 △4二玉
▲5八玉 △1四歩 ▲3八金 △3三角 ▲同角成 △同 金 ▲8八銀 △5二金
▲3六歩 △3二玉 ▲4八銀 △6二銀 ▲4六歩 △4四歩 ▲4七銀 △4三金上
▲1六歩 △6四歩 ▲7七銀 △6三銀 ▲6八玉 △7四歩 ▲3七桂 △5四銀
▲5六銀 △2二玉 ▲7九玉 △3二銀 ▲4七金 △7三桂 ▲6六歩 △6五歩
▲6四角 △7二飛 ▲4五歩 △7五歩 ▲同 歩 △6六歩 ▲同 銀 △6二飛
▲6五歩 △同 銀 ▲同銀右 △同 桂 ▲7三角成 △7七歩 ▲同 桂 △同桂成
▲同 銀 △6一飛 ▲8三馬 △6二飛 ▲7三馬 △6一飛 ▲8三馬 △6二飛
▲7三馬 △6一飛 ▲8三馬 △6二飛 ▲7三馬
まで69手で千日手

森下の角打ちは失敗で中川が勝つはずであった。マシュダ一家BBSの通りに指したのでは笑われるということであろう。中川はあれから△6二飛で中空理論変化を選択した為に森下に最新中空三角理論変化、即ち中空の柱に三角形を作る▲7三角成と指され奇数番駒アタリを最後に奪われてしまう。森下の方が芸達者であった。せっかくの一大作戦をフイにしてしまった中川も修行が甘い。本家の更新をしっかり読んで来い。


B1順位戦実況 現在の局面 No: 2043 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家青年部 ハ03/08/22 Fri 21:03:43

B1順位戦実況

先手:中村
後手:加藤

▲7六歩 ▽8四歩 ▲7八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲6八飛 ▽5四歩 ▲4八玉 ▽4二玉 ▲3八玉 ▽3二玉
▲2八玉 ▽4二銀 ▲3八銀 ▽5二金右 ▲5八金左 ▽7四歩
▲1六歩 ▽8五歩 ▲7七角 ▽1四歩 ▲5六歩 ▽5三銀左
▲6七銀 ▽4二金直 ▲9六歩 ▽7三銀 ▲9八香 ▽8四銀
▲7八飛 ▽6四歩 ▲5七金 ▽7二飛 ▲5九角 ▽7五歩
▲4八角 ▽9四歩 ▲4六金 ▽9二香
40手めになぜ加藤一二三は▽9二香としたかと言うと駒アタリ奇数番を維持する為である。

先手:郷田
後手:高橋
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀 ▲6八銀 ▽5四歩
▲5六歩 ▽8四歩 ▲4八銀 ▽4二銀 ▲5八金右 ▽3二金
▲7八金 ▽4一玉 ▲6九玉 ▽7四歩 ▲6七金右 ▽5二金
▲7七銀 ▽3三銀 ▲7九角 ▽3一角 ▲3六歩 ▽4四歩
▲6八角 ▽4三金右 ▲7九玉 ▽9四歩 ▲2六歩 ▽7三銀
▲5七銀 ▽6四銀 ▲4六銀 ▽7三桂 ▲3五歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽3四歩 ▲4六銀 ▽9五歩 ▲6五歩 ▽同 桂
▲8八銀 ▽7五歩 ▲6六歩 ▽7六歩 ▲同 金 ▽7二飛
▲6五歩 ▽7五銀 ▲7七歩 ▽7六銀 ▲同 歩 ▽同 飛
グランクロスを期待したが郷田は死んでも48飛とはしないので他人の将棋を真似せずこうなった。桂馬を取りに行くというアウトローが新ゴーダ病。羽生から感染してしまった。65歩の瞬間から郷田は駒アタリ偶数番をずっと握らされ不利自認。呆れる。57角と出て指折り数えるしかない。

先手:森下
後手:中川
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8四歩
▲7八金 ▽4二玉 ▲5八玉 ▽1四歩 ▲3八金 ▽3三角
▲同角成 ▽同 金 ▲8八銀 ▽5二金 ▲3六歩 ▽3二玉
▲4八銀 ▽6二銀 ▲4六歩 ▽4四歩 ▲4七銀 ▽4三金上
▲1六歩 ▽6四歩 ▲7七銀 ▽6三銀 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3七桂 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽2二玉 ▲7九玉 ▽3二銀
▲4七金 ▽7三桂 ▲6六歩 ▽6五歩 ▲6四角 ▽7二飛
▲4五歩 ▽7五歩 ▲同 歩
横歩取りの進行から8手めに中川が42玉とした為に森下は58玉で対抗し角換り腰掛け銀へ進展。中川は森下の右金を制御して矢倉に組みたかったということである。65歩が後手からの駒アタリ1。64角が駒アタリ2。45歩が再度の駒アタリ2。そこで75歩が駒アタリ3となる。これを同歩と取ったこの局面で後手が駒アタリ3をつくるには63銀である。森下は46角と逃げる一手。そこで中川が駒アタリ3を再度作れば勝てる。85桂は一目だがダメ。駒アタリが一挙にふたつに増えてしまう。そこで48手めはじっと66歩でよい。64歩ならば銀を逃げて74歩にそこで85桂となれば駒アタリ偶数番。銀を森下が逃がせば奇数番でチャンスとなる。

先手・田中
後手・深浦
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △5四歩 ▲5六歩 △6二銀
▲5八金右 △4二銀 ▲4八銀 △3二金 ▲6七金 △4一玉
▲6八銀 △5二金 ▲7八金 △3三銀 ▲6九玉 △4四歩
▲7七銀 △3一角 ▲7九角 △7四歩 ▲3六歩 △7二飛
▲8六銀 △4三金右 ▲3七銀 △9四歩 ▲2六歩 △8四歩
▲2五歩 △4二角 ▲3五歩 △同 歩 ▲同 角 △4五歩
▲7九玉 △6四角 ▲3六歩 △5三銀 ▲8八玉 △3一玉
▲6五歩 △8二角 ▲5三角成 △同 金 ▲8三銀 △4二飛
▲8二銀不成△同 飛 ▲7七銀 △4三金寄 ▲4六歩 △同 歩
▲同 銀 △4四歩 ▲3五銀 △7三角 ▲3七角 △同角成
▲同 桂 △7三角 ▲6四歩 △同 角 ▲4六角

タナトラのアイデアを一切無視する深浦である。深浦が冷たいのではなく矢倉右三間を後手でやりたかったのであった。漫画のような展開である。タナトラは爆笑しているであろう。以下同角-同銀にまた角を打つと女流将棋によく見る手順である。その時は55歩でタナトラが勝つ。










レスありがとうございます。 Prev: 2041 / No: 2042 [返信][削除]

ハ投稿者:minami ハ03/08/21 Thu 11:02:52

まとめてアップしろなどあつかましい要望書いてすみません。
自分と相手じゃなくて、先手と後手なんですね。んん、もっぺん勉強してきます。

王位戦3局の羽生さんの3筋の構想の説明には背筋がゾッとしました。第4局の解説も楽しみにしてます。


Re: 「三つ目の法」について Follow: 2042 / Prev: 2040 / No: 2041 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/21 Thu 10:07:32

> そもそも「駒当たり」の明確な定義とは何なのでしょうか?

我々は飽きるほどその定義を繰り返し述べて来ている。最初から全部読んでごらん。将棋には先手と後手しかないのだとわかるから。即ち奇数番と偶数番だけ。それに王手が加わるだけのことである。
二段ならば「駒アタリ奇数番の法則」だけで三日で三段になれるだろう。
段位が増えるに従ってイレギュラーが多く見える。しかし基本は全く同じ。足し算と引き算をいくつ行なうかという作業だけ。小学生の足し算と引き算の練習の仕方と全く同じ。わかりやすい局面に換算することを覚えて馴れるだけのこと。銀桂は銀で桂馬を取れば歩に当たる。歩を打てば同桂。すると最後に駒がいくつ当たるかすぐにわかるであろう。中盤で奇数番が残れば勝つ。すでに寄りならば法則はすでに役目を終えて偶数番でも勝ち。ほとんどの連盟棋士の将棋はそれですべて説明がつく。先崎が将棋世界8月号で自分が当てたと自慢していた手も我々は一目であった。
タイトルホルダーは当たった駒にさらに駒を幾重にも当ててくる。そして羽生谷川の王位戦第3局のように77歩か67金かという違いを見せてくれる。そこに人間の意志を読みとる。だから我々は観戦しているのである。


「三つ目の法」について Follow: 2041 / No: 2040 [返信][削除]

ハ投稿者:minami ハ03/08/21 Thu 07:36:52

最近の棋譜の最善手や悪手の解説がこの一言で全て済ませられているのは圧巻です。
これさえ守ればタイトルホルダーにも勝てる、大きな勘違いwをさせてくれます。

ただ私には駒当たりの数え方が難しく、例外やイレギュラーも多い気がします。
そもそも「駒当たり」の明確な定義とは何なのでしょうか?
ほとんどの場合、自分の駒が(取っても駒損しない)相手の駒に当たっている事を指している事、と自分なりに解釈してますが
今期竜王戦の山崎谷川戦での8筋での駒当たりというのは谷川側の銀が山崎の桂に当たってる事を1と数えているのでしょうか?

他にも57地点の例外など色々な棋譜の解説で小出しされてますが
画期的な法則だけにその数え方をセンスの一言で片付けられるのは悔しいので、
「駒当たり奇数番の法則」の分りやすい、まとまった解説を是非お願いします。


昨日のA級順位戦「ブースカの舞」 No: 2039 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/21 Thu 03:51:10

そういえば昨日のA級順位戦におけるゴキゲン千日手指直し局はどうなったのであろう?

対局日:2003.08.19
棋戦:A級順位戦 千日手指直し局
戦型:先手番ゴキゲン角換り 桂馬の高飛び「ブースカの舞」
先手:鈴木大介
後手:丸山忠久

▲5六歩 ▽3四歩 ▲5八飛 ▽5四歩 ▲7六歩 ▽6二銀
▲4八玉 ▽4二玉 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲3八玉 ▽5三銀
▲2二角成 ▽同 銀 ▲7八銀 ▽3三銀 ▲2八玉 ▽4四銀右
▲3八銀 ▽3二玉 ▲7七銀 ▽8四歩 ▲4六歩 ▽3五歩
▲6六銀 ▽8五歩 ▲8八飛 ▽2二玉 ▲4七銀 ▽3二金
▲3八金 ▽3四銀 ▲5八金 ▽5二金 ▲4八金左 ▽4二金右
▲7五歩 ▽3三銀 ▲7七桂 ▽4四銀 ▲6五桂 ▽6四角
▲5八飛 ▽8六歩 ▲5五歩 ▽8七歩成 ▲5四歩 ▽5二歩
▲8三歩 ▽6二飛 ▲5九飛 ▽8八と ▲7一角 ▽7二飛
▲8二角成 ▽同 飛 ▲同歩成 ▽6八角 ▲5八飛 ▽7八と
▲6一飛 ▽7九角成 ▲6三飛成 ▽6八と ▲5七飛 ▽7八馬
▲6四龍 ▽6七と ▲5三歩成 ▽投了

69手で先手の勝ち

呆れてしまう。大介の41手め65桂はなんであろう?これを桂馬の高飛びと言う。これが有効な場合我々はブブカと呼ぶが、これはブースカである。次の丸山の42手め64角打がわざとらしいポカであった。丸山は横歩取りと勘違いしたのであろう。これは横歩取りで郷田や青野相手に打つような角の位置である。ブースカにポカではすでに乱戦とは呼べない。因みに丸山は手将棋が得意である。最近ではネット将棋で不敗を自慢するアラブヒゲ三間を駒アタリ奇数番の法則だけでコケにしている。丸山はアラブヒゲなどは研究対象外なのでたったひとつのセオリーを貫くだけである。
大介のブースカは次に73桂成-同桂に74歩と突くバカ丸出しの仕掛けであった。二回目の千日手はやめてくれという開き直りなのである。それをご丁寧に64角打と挨拶する丸山も深夜で腐っていたのであろう。これでシオシオのパーとなった。これは単に下段に角を打って桂馬を殺せば良いのである。大介は桂馬をただで取られては即負けなので例のごとく糸の切れたタコとなって暴れるしかない。そこで最短手順ならば以下のようになり最後は丸山が詰めよをゲットできるはずであった。

「ブースカの舞」撃退手順基本型
▲6五桂には▽6二角
対局日:2003.08.19
棋戦:A級順位戦 千日手指直し局
戦型:先手番ゴキゲン角換り 
先手:鈴木大介
後手:丸山忠久+マシュダ一家

▲5六歩 ▽3四歩 ▲5八飛 ▽5四歩 ▲7六歩 ▽6二銀
▲4八玉 ▽4二玉 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲3八玉 ▽5三銀
▲2二角成 ▽同 銀 ▲7八銀 ▽3三銀 ▲2八玉 ▽4四銀右
▲3八銀 ▽3二玉 ▲7七銀 ▽8四歩 ▲4六歩 ▽3五歩
▲6六銀 ▽8五歩 ▲8八飛 ▽2二玉 ▲4七銀 ▽3二金
▲3八金 ▽3四銀 ▲5八金 ▽5二金 ▲4八金左 ▽4二金右
▲7五歩 ▽3三銀 ▲7七桂 ▽4四銀 ▲6五桂 ▽6二角
▲5八飛 ▽6四歩 ▲7三桂成 ▽同 角 ▲5五歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽5二飛 ▲4四銀 ▽5八飛成 ▲同 銀 ▽4四歩
▲7一飛 ▽3六歩 ▲同 歩 ▽2四桂 ▲4七銀 ▽6五歩
▲8一飛成 ▽4六角 ▲同 銀 ▽3六桂 ▲3七玉 ▽3五銀打
▲同 銀 ▽同 銀 ▲3四桂 ▽1二玉

深夜にはこのようなギリギリの切り合いを続行する気力がないということであろう。順位戦は時間が長すぎる。千日手をする為にあるような時間はハッキリ無駄である。丸山は最近ウルトラマンなので帰宅時間の頃にはポカが出るのであった。


火炎地獄の綱渡り 寄せの構図 No: 2037 [返信][削除]

ハ投稿者:マシュダ一家 ハ03/08/21 Thu 02:17:34

昨日の戦いで康光は粘る順があったのではないかと言う疑念がある。我々は実況で55歩を問題としていたが、最終盤で康光に勝機があるとすれば84手めに歩を同銀と取る変化。後手が欲しいのは桂馬。これを84地点に打ち95歩を突いた瞬間に自玉が詰まなければ勝てる。以下寄せの基本図。後手玉は飛車を取られても入玉までに首の皮一枚残して95歩が突けるであろうか?

火炎地獄の綱渡り 寄せの構図 84手め同銀変化基本図

竜王戦準決勝
対局日:2003/08/19(火)
戦形:相掛り十字架銀
先手:中原誠
後手:佐藤康光+マシュダ一家

▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩 ▲7八金 ▽3二金
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三歩 ▲2八飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲8七歩 ▽8四飛 ▲3八銀 ▽3四歩
▲2七銀 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7四歩 ▲7六歩 ▽7二銀
▲3六銀 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲6八玉 ▽4二玉
▲1六歩 ▽1四歩 ▲7七銀 ▽3三桂 ▲5八金 ▽6四歩
▲7九玉 ▽7三桂 ▲6八金右 ▽6二金 ▲6六歩 ▽6三銀
▲4六歩 ▽8一飛 ▲4七銀 ▽2四歩 ▲4五歩 ▽2三銀
▲5六銀 ▽5四歩 ▲8八玉 ▽3五歩 ▲4六角 ▽5二金
▲8六銀 ▽5三角 ▲6五歩 ▽5五歩 ▲同 角 ▽3一玉
▲3六歩 ▽6五桂 ▲3五歩 ▽5四銀 ▲6六角 ▽5五歩
▲3四歩 ▽同 銀 ▲2四飛 ▽2三金 ▲5五銀 ▽2四金
▲5四銀 ▽3二歩 ▲5三銀成 ▽同 金 ▲3五歩 ▽同 金
▲2四銀 ▽2六飛 ▲3六歩 ▽2四飛 ▲3五歩 ▽同 銀
▲2五歩 ▽3四飛 ▲3六歩 ▽同 銀 ▲2四金 ▽3五飛
▲3四歩 ▽4二銀 ▲3三歩成 ▽同 歩 ▲2六角 ▽4五飛
▲5三角成 ▽同 銀 ▲3三金 ▽3二歩 ▲2二金打 ▽4一玉
▲3二金寄 ▽5二玉 ▲4四歩 ▽同 歩 ▲4三歩 ▽5一銀
▲5五桂 ▽4九飛成 ▲4二歩成 ▽同銀上 ▲同金寄 ▽同 銀
▲5四銀 ▽3三銀 ▲4三桂成 ▽6二玉 ▲3三成桂 ▽2九龍
▲4三成桂 ▽3四角 ▲5三成桂 ▽5一玉 ▲4四角 ▽8四桂
▲5二銀 ▽同 角 ▲同成桂 ▽同 玉 ▲5三銀成 ▽4一玉
▲4二歩 ▽3二玉 ▲5四角 ▽2三玉 ▲8一角成 ▽9五歩
▲2四飛 ▽3二玉 ▲2二飛成 ▽投了

141手で先手の勝ち

この変化で三枚作成したがどれも95歩の瞬間に後手玉は詰む。25歩と打った手が最後に要となる。逆にこの25歩がなければ後手は脱出可能。途中でこの25歩を取ると後手は粘りが効かずいずれも寄り筋。一見粘れそうな手順でも逆転筋が見えにくいのは最終盤で攻防の双頭手となる角が有効に機能しない為である。この基本図のように一手違いの形、或いは首の皮一枚残して入玉に望みを託すより、手数は短くなるが康光は逆転の攻めあいを挑んだことになる。
すでに84手めからの変化は後手に勝機はない。そこで55歩がやはり問題となる。65歩と55歩の交換で一瞬に決まっていると考えるべきである。
中原は65歩を躊躇なく指している。谷川が王位戦後手番で指した封じ手65歩と同じように。これが歴代永世名人の気迫と魅力。



昨日の実況 No: 2034 [返信][削除]

ハ投稿者:一読者 ハ03/08/20 Wed 16:31:33

昨日のマシュダ一家さんの実況は壮絶の一言に尽きます。いつもながら敬服。
夕食休憩前から▲3五歩変化、▲6五歩変化や中原永世十段が飛車を見捨てる変化(実際その進行になったわけですが)、▲4二角打変化まですべて網羅されていますね。▲5六角変化まであるとは。どれも実戦例が全くない筋です。しかもあっと言う間に作成しているご様子。その上で永世十段を絶賛されているということがよくわかります。米長永世棋聖もこのように魅力ある将棋を指されていたお方です。将棋が衰退したのは不況のせいばかりではないのでしょう。


昨日の全棋士結果 No: 2033 [返信][削除]

ハ投稿者:ロム専科 ハ03/08/20 Wed 10:21:29

マシュダ一家さんで話題になった棋士は全員勝ってしまうんですね。驚きます。不調の神崎さんまで松尾さん相手に。淡路先生だけは例外のようですが?

8月19日(火曜日)
● 佐藤康光 中原 誠 ○ 竜王戦 準決勝
● 丸山忠久 鈴木大介 ○ A級 3回戦
○ 谷川浩司 伊奈祐介 ● 棋王戦 本戦3回戦 関西将棋会館
● 小林健二 中田 功 ○ C級1組 3回戦 関西将棋会館
○ 屋敷伸之 東 和男 ● C級1組 3回戦 関西将棋会館
○ 北島忠雄 有吉道夫 ● C級1組 3回戦 関西将棋会館
● 松尾 歩 神崎健二 ○ C級1組 3回戦 関西将棋会館
○ 勝又清和 飯塚祐紀 ● C級1組 3回戦
○ 小林裕士 窪田義行 ● C級1組 3回戦 関西将棋会館
○ 真田圭一 児玉孝一 ● C級1組 3回戦
○ 豊川孝弘 真部一男 ● C級1組 3回戦
● 小倉久史 西村一義 ○ C級1組 3回戦
● 日浦市郎 中田宏樹 ○ C級1組 3回戦
● 岡崎 洋 有森浩三 ○ C級1組 3回戦 関西将棋会館
● 石川陽生 渡辺 明 ○ C級1組 3回戦
○ 長沼 洋 室岡克彦 ● C級1組 3回戦
● 野月浩貴 田中魁秀 ○ C級1組 3回戦
● 小林 宏 大内延介 ○ C級1組 3回戦
○ 中座 真 淡路仁茂 ● C級1組 3回戦 関西将棋会館