実況&分析 マシュダ一家
2004.11.04&05 竜王戦第2局
森内VS渡辺明 横歩取り85飛 68玉+54歩型
接ぎ木

2004.11.05王将戦リーグ4回戦 康光VS羽生 藤井シス


羽生の息切れ No: 6840 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/05 Fri 21:24:43

日時:2004.11.05
棋戦:第54期王将戦挑戦者決定リーグ4回戦
戦型:▽藤井シス
先手:佐藤康光棋聖
後手:羽生善治二冠
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽4四歩 ▲4八銀 ▽9四歩
▲5六歩 ▽4二飛 ▲6八玉 ▽7二銀 ▲7八玉 ▽3三角
▲5八金右 ▽9五歩 ▲7七角 ▽6四歩 ▲8六角 ▽6三銀
▲5七銀 ▽4五歩 ▲6六歩 ▽5二金左 ▲6七金 ▽3二銀
▲8八玉 ▽7四歩 ▲7八金 ▽7三桂 ▲9八玉 ▽6二玉
▲3六歩 ▽4三銀 ▲3八飛 ▽4四角 ▲4六歩 ▽同 歩
▲同 銀 ▽5四銀左 ▲4五歩 ▽2二角 ▲3七桂 ▽6五歩
▲6八飛 ▽6六歩 ▲同 金 ▽6五歩 ▲6七金引 ▽8五桂
▲8八銀 ▽7五歩 ▲同 歩 ▽7二金 ▲7六金 ▽8四歩
▲7四歩 ▽9六歩 ▲同 歩 ▽9七歩 ▲同 桂 ▽9六香
▲8五金 ▽同 歩 ▲9五角 ▽7三歩 ▲9四歩 ▽8三金打
▲4四桂 ▽7四銀 ▲6四歩 ▽9四金 ▲7七角 ▽5一金
▲5五銀 ▽9七香成 ▲同 銀 ▽6六桂 ▲同 銀 ▽同 歩
▲同 角 ▽6七歩 ▲同 飛 ▽6五銀左 ▲7七香 ▽5六銀
▲6九飛 ▽6五銀上 ▲5七桂 ▽9六歩 ▲6五桂 ▽9七歩成
▲同 玉 ▽6五銀 ▲6三銀 ▽同 金 ▲同歩成 ▽同 玉
▲6四歩 ▽5四玉 ▲5五金 ▽4三玉 ▲6五金 ▽9六歩
▲8八玉 ▽5八銀 ▲6八飛 ▽6七銀打 ▲同 金 ▽同銀不成
▲同 飛 ▽5六銀 ▲5二銀
まで111手で先手の勝ち
消費時間 佐藤=3時間58分。羽生=3時間59分。

53=76金。72金に対抗する双頭手。桂取りを見せて手番奪還。
54=84歩。ここで手番を渡すのが後手の毎度の辛抱。
55=74歩。これしか手がない。
56=96歩。疑問。1歩しかないので74銀と素直にプレゼントを受けるのが天真爛漫の美少年。
58=97歩。最後の1歩投資。こういう王手は含みがない。
60=96香。ここで1歩入手するが香を走ったため薄い9筋。
61=85金。逆転の一発。これで9筋攻め頓挫。羽生は森下55銀以来、大介にもこうした1発を喰らって負けている。
63=95角。香車を走ったツケ。こんな角を許しては康光楽勝気分。
64=73歩。ナケナシの1歩を地獄に打つのではつらい。
65=94歩。緩手。
66=83金。おかげで羽生はやる気をだした。
67=44桂。後手の歩切れを見た保険の桂馬。羽生はむしろ桂が欲しいので大歓迎。先手は角筋を止めたことが第一の主張。
68=74銀。緩手。このGN消去は歩切れのため仕方ない。43銀では65飛で受ける歩がない。 94金で勝負だったかもしれない。今度は1歩あるので角が逃げたら43銀。すでに疲労の限界であろう。
69=64歩。康光やり放題。こう言うときに先手は楽。
70=94金。他に指す手がない。消去法の進行。
73=55銀。疑問。しかし指す手がない。
74=97桂成。疑問。43銀を無視したのはすでにお腹が空いた証拠。王将戦リーグは順位戦と違って持ち時間が4時間なので夕食休憩がない。
76=66桂。羽生にしては淡白な駒アタリ偶数番。
77=同銀。逆行奇数番で連動手まで獲得。
79=同歩。康光の手拍子。
80=67歩。棋界を制した羽生の歩。ついに駒アタリ奇数番1獲得。
82=65銀。連動駒アタリ奇数番1。逆転。
83=77香。仕方ない駒アタリ偶数番2。
84=56銀。歩切れに悩んだトラウマの発露。83銀引きで逆行駒アタリ奇数番1はすでに考えない時間。
85=69飛。再逆転の逆行駒アタリ奇数番1。おいしいところを奪われた。
86=65銀。猪突猛進。
87=57桂。おととい来いとぶんなぐる。
88=96歩。断末魔の叫び。羽生もギャラリーを沸かせるだけ沸かせてついに息切れ。王手はナンバー外。ここでの正調駒アタリ奇数番3は68歩。▲同飛なら▽6七歩▲同金▽同銀成 ▲同飛▽5六金
89=65桂。この三枚桂の配置は珍しい。
以下簡単な寄り筋。今度は飛車が猪突猛進曲の主役に。

最終盤の誤判断=97銀は天童の重石にして最後は横から行くしかなかった。羽生も空腹と泣く子には勝てない。珍しい負け方。
これで王将リーグは俄然白熱。竜王戦より盛り上がっている。


王将戦 羽生72金 No: 6839 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/05 Fri 18:24:22


26=4th作成。
29=98玉。今日の康光はおかしい。恫喝されたのであろう。
31=36歩。疑問。
34=44角。逆行5thアタック。
35=46歩。駒アタリ偶数番2。
37=46銀。逆行奇数番1。
38=54銀。陰伏奇数番1。次に26角が連動奇数番1。
39=45歩。仕方なく1歩投入。
41=37桂。これが康光の主張。45地点を死守しつつ進軍。
42=65歩。後手はすでに腰掛け銀の好形。角換り腰掛け銀と同じ仕掛け。
43=68飛。対藤井シス62玉型への定番。羽生が誘った。
44=66歩。GN即時解消で2歩を持てば端攻め有り。
46=65歩。堅実とは羽生。
47=67金。1歩持って苦笑するしかない康光。
48=85桂。後手優勢。
49=88銀。37桂を跳ねたツケなので耐える。
50=75歩。64歩阻止。すぐに96歩は歩が足りない。
51=75同歩。これを連動手と思うしかない。
52=72金。羽生が藤井シスの覇者になった手。康光は羽生先手の藤井シスにもこれでやられた。上部制圧阻止+地下鉄飛車準備の双頭手。


竜王戦第2局 森内圧勝 恨と情 No: 6838 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/05 Fri 17:55:28

日時:2004.11.04&05
棋戦:竜王戦第2局
戦形:横歩取り85飛
先手:森内俊之竜王
後手:渡辺 明六段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3六歩 ▽6二銀 ▲3八銀 ▽7三桂 ▲3七桂 ▽5一金
▲4六歩 ▽5四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6六歩 ▽4四角
▲2九飛 ▽6四歩 ▲5八金 ▽6五歩 ▲4五歩 ▽同 桂
▲同 桂 ▽6六歩 ▲4九飛 ▽2七歩 ▲3七角 ▽6七歩成
▲同金右 ▽9九角成 ▲7七桂 ▽6六歩 ▲同 金 ▽6五香
▲6七歩 ▽6六香 ▲8五桂 ▽同 桂 ▲8八銀 ▽同 馬
▲同 金 ▽5五桂 ▲同 角 ▽同 歩 ▲6六歩 ▽2八歩成
▲5四香 ▽3八と ▲5一香成 ▽同 玉 ▲9五角 ▽4九と
▲7一飛 ▽投了
73手で先手の勝ち
この負け方は酷い。初日で終わった将棋なので半分は仕方ない。 感想戦も敗着は54歩とは言えないのでお茶でも飲むしかない。おかげで衛星放送も時間短縮で半分カット。久しぶりに二上の話や当家が初めて褒めた大介再登場を期待したがキムカズの眠い話だけ。 ナニもない。
横歩取り85飛55飛型で森下に勝って挑戦者になった渡辺明だったが、あの将棋も森下のポカがなければ負けていた。そこで仕方なく54歩にして森内の緩手に期待したのが甘すぎ。58玉型は飽きたので森内が68玉型を見せたのがせめてもの情け。横歩取り85飛など通用するはずない。すでに今年はトップ棋戦で終わった戦形。少し残った73桂変化の残飯整理など見せられては褒めようもない。なんとか9筋を使おうとして脱7X9将棋を目指した渡辺明の意欲は無残に粉砕された。
顔がデカイのは親のせい。態度がデカイのは周囲のせい。森内の草履を故意に履いて去るような挑戦者では今回は残念ながら苦しい。あんなことをされたら森内でも切れる。シツケに関しては大人が三段構えで怒るべきだった。
ハン1= 小田「バカヤロ」
ハン2 =西條「バカチン」
チョン =山田「やーまだ子供だから」で留めて
最後に笑い仮面がNHK風オチを取る。
「いわゆるNHK韓流講座ではハン=恨 チョン=情」
半島におけるハンとは抱くもの。晴らすのは日本だけ。
なぜこうなったかと言うと地理的な影響。半島では溜まる。島では海に溢れる。北海道斜里町はソウルより遠かった。
今朝の放送で渡辺明は述べた。
「1つ勝っても意味ない。4つ勝たないと」
ブチ切れた森内にあと3つ勝つのは大変。ハンデは無理。ならば?


一方本日の王将戦康光羽生戦は四間 25手めまで公開 No: 6837 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/05 Fri 13:12:29

本日の王将戦康光羽生戦は羽生が後手番藤井シス64歩をやっている。康光が一昨年羽生から王将奪取した最終局も四間だったがあの時は先に穴熊に組まれ64歩を康光にパクられて負けた。今度はしっかり銀で死守。あの日の背面角のトリプルクロスは忘れ難い思い出。今週も登場しそうになった康光ライン。久保にみごとにサバかれ完敗だったが今日は先手なので95歩もカルク許してアナグマ指向。


封じ手から99馬 渡辺明に大逆転はあるか? No: 6836 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/05 Fri 12:56:29

大逆転はあるか?古館イチローもニヤついている。そんなモノはない。
それでも人間同士なのでナニがあるかわからない。円満夫婦も離婚する。英米が戦争をすることも有り得る。
封じ手は45桂。42歩はいつでも押せる核ボタンのため、いずれのメニューでも登場するデザート提示から。66歩に49飛がすでに公然の定番。
46手め27歩の狙いはふたつ。そこで森内は桂得に満足して37角の双頭手で対抗。
77桂が攻防手のため 昨日のMFコンセプトでは飛車の転回以外渡辺明大逆転はなかった。そこでまず48手め65飛変化から。

48手め65飛 65同桂変化は大逆転っぽいが即詰み 
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3六歩 ▽7三桂 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲3七桂 ▽5一金
▲4六歩 ▽5四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6六歩 ▽4四角
▲2九飛 ▽6四歩 ▲5八金 ▽6五歩 ▲4五歩 ▽同 桂
▲同 桂 ▽6六歩 ▲4九飛 ▽2七歩 ▲3七角 ▽6五飛
▲7七桂 ▽2八歩成 ▲同 角 ▽5五角 ▲6五桂 ▽2八角成
▲7三桂成 ▽3八馬 ▲6二成桂
以下▽4九馬で首を出すと59手で後手投了

ところが素直に角交換されると63歩を喰らい先手がワラシベ長者。

桂損が銀損になるワラシベ長者手順
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3六歩 ▽7三桂 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲3七桂 ▽5一金
▲4六歩 ▽5四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6六歩 ▽4四角
▲2九飛 ▽6四歩 ▲5八金 ▽6五歩 ▲4五歩 ▽同 桂
▲同 桂 ▽6六歩 ▲4九飛 ▽2七歩 ▲3七角 ▽6五飛
▲7七桂 ▽2八歩成 ▲同 角 ▽5五角 ▲同 角 ▽同 飛
▲6三歩 ▽同 銀 ▲5三桂成 ▽5二銀 ▲同成桂
59手で先手の勝ち
これは後手にすれば75歩が間に合うかと言う情けない形作り。

どうせジリ貧なら1手違いでカッコよく負けたい。渡辺明は初志貫徹で67歩成を決め11馬と成った局面で昼食休憩。
77桂に逆転技の必殺65飛を玉砕手順に取り込む場合は以下。

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲6八玉 ▽7四歩
▲3六歩 ▽7三桂 ▲3八銀 ▽6二銀 ▲3七桂 ▽5一金
▲4六歩 ▽5四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6六歩 ▽4四角
▲2九飛 ▽6四歩 ▲5八金 ▽6五歩 ▲4五歩 ▽同 桂
▲同 桂 ▽6六歩 ▲4九飛 ▽2七歩 ▲3七角 ▽6七歩成
▲同金右 ▽9九角成 ▲7七桂 ▽6六歩 ▲同 金 ▽6五桂
▲同 金 ▽同 飛 ▲同 桂 ▽6七歩 ▲5八玉 ▽4四馬
▲5三桂右成▽同 銀 ▲同桂成 ▽6六桂
攻防の44馬で森内の史上最大のポカをじっと待つ。


二日目
39-42手め 森内必勝形に No: 6835 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/04 Thu 18:05:51

39=58金。こんな手を見せられたら森内相手に勝つ気がしない。谷川との根本的な違いを見せつける手。初日で終わった。この手は明解な双頭手。上部補強だけではない。49地点の空間開放手であったことを渡辺明は見落とした。森内見事。
40=65歩。56角変化を見せられては仕方ないGN作成。これでは85飛の意味がない。84飛型の接ぎ木は秋には枯れやすい。
41=45歩。余りに厳しい駒アタリ偶数番2。なぜ森内がこの順を選んだか?それは谷川46角でも先手は駒アタリ偶数番2を引かされるため。後手がGN作成権利を行使すれば必須の構造。ならば角を手放さないで駒アタリ偶数番2を作成すればより良いと思考した。すると持ち角の潜在力で必ず逆行奇数番を奪回できるはずと。
42=45同桂。66角などできない。77桂で84飛と下がるのでは負け。従ってこれは勝負手。渡辺明はMFコンセプト2同様飛車の展開以外負けと知っているはず。死刑台のエレベーターでは羽生も森下も玉砕。だから84飛変化では勝てない。そこで45飛の展開に期待して先に桂捨て。
森内は43手めを封じ手にできる。どの変化もすでに森内勝ち。45桂で歩を切ったために先手からの42歩が余りに厳しい。この42歩はひとめ。キムカズにこれが見えないようではやはりタイトル戦は無理。
当家が42歩全変化を作成終了後、大介が衛星解説でその指し手を述べる。さすがA級。およそ当家の作成図と同じ進行。大介も随分成長した。鍛えがいのある棋士。キムカズはダメであろう。叩くとヘコム。
大介の自慢は45桂-66歩の次に49飛。これが森内58金の裏の意味。49金のままでは49飛変化は見えないため渡辺明は森内の意図を察して愕然としたはず。


3年前の羽生の敗因 No: 6834 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/04 Thu 14:30:49

3年前の羽生の敗因

日時:2001.05.02
棋戦:竜王戦1組
戦型:横歩取り85飛68玉型
先手:谷川浩司
後手:羽生善治
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽8五歩
▲7八金 ▽3二金 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲6八玉 ▽6二銀
▲3八銀 ▽5一金 ▲3六歩 ▽7四歩 ▲3七桂 ▽7三桂
▲4六歩 ▽5四歩 ▲3三角成 ▽同 桂 ▲6六歩 ▽4四角
▲2九飛 ▽6四歩 ▲4七角 ▽6五歩 ▲7七桂 ▽8四飛
▲3五歩 ▽7五歩 ▲3四歩 ▽7六歩 ▲3三歩成 ▽7七歩成
▲同 金 ▽3三銀 ▲2一飛成 ▽3一歩 ▲4五桂 ▽8五桂
▲7六金 ▽6六歩 ▲6三歩 ▽同 銀 ▲3三桂成 ▽同 金
▲4五桂 ▽5五桂 ▲2五角 ▽6七歩成 ▲5九玉 ▽5七と
▲5八金 ▽2六角 ▲3七銀打 ▽5八と ▲同 玉 ▽3四金
▲2六銀 ▽2五金 ▲同 銀 ▽6七角 ▲4八玉 ▽7六角成
▲5三歩
まで79手で先手の勝ち
羽生の敗因
1=谷川へのプレゼント
2=32手め54歩が悪手。だからこそ55飛が流行った。
3=54手め85桂が敗着。金を狙いたいなら76歩。
4=遠因。31歩の底歩の為37歩が2歩になる。羽生が昨年夢で2歩を見始めるようになったタネはこの対局だったかもしれない。


竜王戦第2局 No: 6833 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/11/04 Thu 14:10:07

38手め64歩まで
またしても7X9のスキナンデス。
32手め54歩=84飛地獄門のパッセージを85飛へ接ぎ木。羽生が一番やりたかった手。これを指すと55歩を避けて先手から即時角交換。
35手め66歩=44角を避けて当然。
36手め44角=飛車歩取り。肥りが多い。北尾まどかが一言>
37手め=29飛。「ケツまで下がってグー」
38手め=64歩。66角は歩損解消しただけで後続手なしの為角の打損。

39手め以降の展開予想
39=47角。74角の王手飛車を見せる駒アタリ偶数番2+35歩を突く準備として双頭手。駒アタリ偶数番2であるというのが不満。
40=65歩。逆行奇数番1+王手飛車回避+GN作成のトリプル手。68玉型の欠陥直撃。森内が王道58玉を避けて68玉型にした理由は森内自身が今朝無言で衛星中継公開。
「オーソドックスは貴様。見せるのはオレ。このバカチン」と森内は口の中で言っていた。
41手め=77桂。飛車取り+65歩GN解消+角成阻止のトリプル手返し。ところがこれも先手が引いた駒アタリ偶数番2。
42=84飛。北尾なら「ケツまで下げろ」と言う。
43=35歩。47角効果。桂頭を狙うのは先手の権利。
44=75歩。あとから桂頭を狙うのが後手。敵玉が近いことに期待。
45=34歩。ついに先手初の駒アタリ奇数番3で優勢。
46=76歩。68玉型のため駒アタリ奇数番3ではないことが後手の欠陥。
以下後手は84飛が使いにくい。GNを先手が解消しないと65桂と跳べないため。87飛成や飛車廻りを期待できないのでは逆転はない。遡ると32手め54歩が空間閉塞+トリトヌス開放マイナス値となっていたことになる。55歩連動手となれば逆転は可能。