MashudaBBS2004.10.04
2004.10.03JT杯 谷川VS島 手損角換り
パラリンピックと最近の将棋の話
2004.10.03NHK杯木村VS郷田 相矢倉中井スペシャル
2004.10.02囲碁将棋ジャーナル 渡辺明出演 


2004.10.03JT杯 谷川VS島 手損角換り No: 6620 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/05 Tue 00:08:04

日時:2004.10.03
棋戦:JT杯
戦形:手損角換り
先手:谷川浩司 棋王
後手:島    朗    八段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽3二金
▲7八金 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲7七銀 ▽7二銀 ▲1六歩 ▽1四歩 ▲3六歩 ▽6四歩
▲3七銀 ▽6三銀 ▲4六銀 ▽5四銀 ▲3五歩 ▽4四歩
▲3四歩 ▽同 銀 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽2三金
▲2八飛 ▽2七歩 ▲同 飛 ▽3六角 ▲3七飛 ▽3五歩
▲5六歩 ▽3三桂 ▲4八金 ▽4五銀右 ▲5七銀 ▽2五桂
▲3九飛 ▽2七角成 ▲5五角 ▽3三金 ▲6八玉 ▽3六歩
▲3八金 ▽2六馬 ▲6四角 ▽5二金 ▲2八角 ▽3五馬
▲6六銀左 ▽5六銀 ▲4六角 ▽5七銀不成▲同 銀 ▽4五馬
▲2六歩 ▽3七歩成 ▲同 桂 ▽同桂成 ▲同 角 ▽8五歩
▲4六銀 ▽5四馬 ▲5五銀 ▽7六馬 ▲5四歩 ▽8六歩
▲同 歩 ▽4五桂 ▲4六角 ▽5四歩 ▲5三歩 ▽5五歩
▲5二歩成 ▽同 玉 ▲7七銀 ▽5四馬 ▲4八金 ▽5六歩
▲6四金 ▽5七歩成 ▲7九玉 ▽4八と ▲5四金 ▽3九と
▲7一角 ▽8七歩 ▲8二角成 ▽5九飛 ▲6九桂 ▽5四飛成
▲8一馬 ▽6三歩 ▲6六桂 ▽5八龍 ▲5四飛 ▽同 龍
▲同 桂 ▽4一金 ▲7三角成 ▽4三玉 ▲6三馬引 ▽5二歩
▲7一飛 ▽3二銀 ▲6四馬左引▽2三金 ▲7三飛成 ▽3三玉
▲5二馬 ▽2二玉 ▲4一馬 ▽同 銀 ▲3三金 ▽同 金
▲3一馬 ▽2三玉 ▲4一馬 ▽3二歩 ▲4二銀 ▽4三金
▲8七金 ▽5八銀 ▲6八銀 ▽5五角 ▲5九歩 ▽7三角
▲5八歩 ▽3八飛 ▲3五歩 ▽5八飛成 ▲5九歩 ▽5四龍
▲3四歩 ▽5六桂 ▲7七銀打 ▽3八飛 ▲3三歩成 ▽同 金
▲同銀成 ▽同 玉 ▲3四歩 ▽同 玉 ▲3二馬 ▽5七桂成
▲2五銀 ▽3五玉 ▲3六金 ▽同飛成 ▲同 銀 ▽同 玉
▲5四馬 ▽4五銀 ▲3三飛 ▽3五歩 ▲4四馬 ▽6八桂成
▲同 銀 ▽同成桂 ▲同 玉 ▽3四金 ▲同 馬 ▽同 銀
▲7三飛成 ▽3七銀 ▲7六龍 ▽4六歩 ▲1八金 ▽4八銀打
▲2八桂 ▽投了
175手で先手の勝ち

解説の福崎は封じ手32手めからの「▽2七歩 ▲同 飛 ▽3六角の3手セットの指し手が島の新手」だろうと講評しているが冗談であろう。この一連の手順は康光が森内相手に指した余りに有名な展開。森内が前人未到のA級全勝を達成した極点となった将棋が大もとなので検索など不要。ひとめで連盟棋士がわからないこと自体不思議。JTよりハローワークのキャラが福崎には似合う。島は自分で盗んでおいて局後に何も言わなかったらしい。
2003.12.21A級順位戦 森内VS康光 手損角換り 実況&分析 マシュダ一家
島は5手めに飛車先を突いて78金を強要し、谷川は15手めに16歩とした違いが双方の主張。島はあの対局を元にした修正手順。谷川はマシュダ一家15馬変化を避けて16歩が修正手順。後手は入玉が最善という当初のマシュダ一家大局観を島は踏襲。
最後まで並べて愕然とした。あまりの内容にコメントしようもない。谷川は恐らく中学三年の頃の記憶が噴き出したであろう。


パラリンピックと最近の将棋の話 No: 6617 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/04 Mon 03:24:44

パラリンピックと最近の将棋の話
アテネのパラリンピック大会が終了。その感動的な戦いぶりは日本ではイチロー祭りで掻き消えたかもしれない。NHK教育では何度もパラリンピック大会特集を組んでいる。民放でも扱えるネタが多いので今回はNHK教育の独り勝ち。手話ニュースのマイナーイメージから、一躍「障害者は凄い」。テレビというメディアは聴覚生涯者には向いているが、逆に健常者に視覚障害者の優秀性をアピールする時にさらに威力を発揮。
羽生によって脚光を浴び始めた相振り飛車を当家がパラリンピックと比喩したのは昨年のこと。
当家の場合キッカケは久保中原戦。
谷川も羽生がやり始めたので積極的に扱う戦法となった。ついにはNHK杯の準決勝決勝でも指されるように。NHK教育テレビの番組らしいかもしれない。
羽生の着眼は横歩取り85飛同様時代を先取りしている。アテネのパラリンピック大会観戦後にはそれを一層感じる。
世界最強のアテネマラソンコースの地獄坂を必死に昇り颯爽と下る車椅子軍団、切断四肢でも淀みなく泳ぐサカナ軍団、極めつけは視覚障害者同士の柔道。
そこには手待ちがない。健常者より要求されるスピード。
羽生が横歩取りの欠陥7X9将棋に躊躇がない理由と相横歩取りへ情熱を傾けた理由は同じ。彼は限定された領域でスピードを求めている。
様々な意味で大変有意義なアテネのパラリンピック大会。
行方にそっくりなゴールボール女子選手がいた為に、当家は行方にまで愛着を感じてしまった。


2004.10.03NHK杯木村VS郷田 相矢倉中井スペシャル  No: 6616 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/04 Mon 02:09:25

2004.10.03NHK杯木村VS郷田 相矢倉中井スペシャル 
放映:2004.10.03
棋戦:NHK杯
戦形:相矢倉 中井スペシャル
先手:木村 一基七段
後手:郷田 真隆九段
▲7六歩 △8四歩 ▲7八金 △3二金 ▲6八銀 △3四歩
▲6六歩 △6二銀 ▲4八銀 △4一玉 ▲5六歩 △4二銀
▲6九玉 △5四歩 ▲5八金 △5二金 ▲6七金右 △3三銀
▲7七銀 △3一角 ▲3六歩 △4四歩 ▲7九角 △7四歩
▲3七銀 △6四角 ▲6八角 △4三金右 ▲7九玉 △3一玉
▲8八玉 △2二玉 ▲4六銀 △5三銀 ▲3七桂 △7三角
▲1六歩 △1四歩 ▲2六歩 △9四歩 ▲1八香 △2四銀
▲3八飛 △8五歩 ▲9八香 △6四角 ▲6五歩 △7三角
▲2五桂 △4二銀 ▲3五歩 △同 銀 ▲同 銀 △同 歩
▲1五歩 △同 歩 ▲6四歩 △同 角 ▲3五飛 △2四歩
▲1五香 △3四歩 ▲6五飛 △1五香 ▲3三歩 △同 銀
▲同桂成 △同金寄 ▲2五歩 △8六歩 ▲同 銀 △同 角
▲同 角 △6四香 ▲同 角 △同 歩 ▲同 飛 △6九銀
▲7九銀 △7八銀成 ▲同 銀 △8六歩 ▲同 歩 △8七歩
▲同 銀 △9五桂 ▲9六銀打 △8七桂成 ▲同 銀 △8五歩
▲同 歩 △同 飛 ▲7七金 △5七角 ▲6八歩 △6六銀
▲7八銀打 △6八角成 ▲7九香 △6九金 ▲4六角 △5七銀打
▲1四桂 △1二玉 ▲5七角 △同 馬 ▲6九銀 △7七銀成
▲同 桂 △8七飛成 ▲同 玉 △8六歩 ▲同 玉 △9五角
▲8七玉 △8六歩
まで116手で後手の勝ち

4=32金。郷田もまだタイトル戦線へからみたい意欲を見せる。
5=68銀。キムカズはダメとわかる。
16=52金。郷田も相手の心理を見透かす棋士に成長。
以下キムカズはグランクロスができないので手慣れた中井スペシャルと決まっている。富岡タコ銀変化は木村どころか郷田もダメと知っている為。
32=22玉。解説はタコトラ。これが緩手かもなどと思っているらしい。流れを全く読んでいない。郷田がやりたいことはすでに52金で感じないとA級復帰は無理。先手は飛車先不突きなのでこのブランコ後進が最善。タコトラの勘違いはひどい。68角前に37桂が森下システムなどと言っているようではコバケン並。A級棋士は絶対にそんなこと言い間違えない。
そう言えば久保の講座が始まったが見事な流れ。無駄が一切ない。阿部との差が歴然。定跡を完全咀嚼した中に久保のサバキ味が利きまくっている。本筋のみを的確に網羅して簡単にみせる手法は羽生森内、渡辺明にも共通。久保もついにその境地を垣間見せるようなった。
41=18香。17香との違いは7thのプラマイだけ。最近は18香が多いらしい。松田聖子が好きと言う世代が目だったということ。
45=98香。敗因1。5thでこんな緩手は有り得ない。
46=64角。機敏。
47=65歩。慌てて6th作成で戻すが7thの権利を譲渡しただけ。
49=25桂。すでに負けを察して相手の緩手を期待。
50=42銀。誘い。
51=35歩。実質的な敗着。98香から先手が6thアタックで勝てるワケない。郷田がウマク攻めさせた。
58=同角。同歩変化は羽生の手とハッキリ言うべき。王座戦で羽生が最も自慢した手。
59=35飛。65飛変化を中井スペシャルとも言えないタコトラ。女流初のNHK杯勝利の記念すべき手順。涼子がうまくフォロー。これは中井企画と全国に向かって何度でも言うべき。タコトラは卑怯者。自分の手柄誇張以外は決してマスコミを利用しない。誠クンはこんなお父さんにならないよーに。
60=24歩。郷田の新手。非常に興味深い。
61=15香。桂を取られては負け。そこで成り捨てで香を抜く狙い。ところがこれはすでに駒アタリ偶数番2で負け。
62=34歩。駒アタリ奇数番で明解に後手勝ち。こんなにうまい手順が成立したのも98香のおかげ。
63=65飛。中井スペシャルで証明された飛車切りナンバーのため(当時の解説者先崎は飛車を切ることさえ予想できなかった)、これが逆行奇数番3にならないと本来はおかしい。
64=15香。ところがこれで先手は偶数番をつかまされ飛車を切れない。
先手まるでいいところナシ。すでに香損。
65=33歩。ヤケクソ。
66=同銀。すでに香得なので銀桂交換大歓迎。42銀の誘いがここまで成功した例は最近ない。
以下お決まり手順。角切りも当然。74手め飛車切りから行こうとしばらく躊躇したかもしれない。いづれにしても64香は打つのでキムカズに任せた。谷川ならぶった切る。
94=57角。誰でも打つ詰めよ。
95=68歩。最終盤でただ受けるだけの手はダメと言う典型。68銀ならゴーダの実力では間違える可能性は高い。攻防の受けで羽生がよく見せるのは銀を捨てて最後に飛車に当て手番を奪還する手法。
感想戦はイタイ。タイトル戦は生涯無理と見せるだけのキムカズ。例の挑戦者決定戦で泣いたというのもこれで誰も信用しなくなった。


2004.10.02囲碁将棋ジャーナル 渡辺明出演 No: 6615 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/10/04 Mon 01:02:31

囲碁将棋ジャーナルへの渡辺明出演は二回目。今度は自戦解説だが、例の竜王挑戦者決定戦なので中味はほとんどない。敗因も勝因もあいまいで「相手はタコ」としか言っていない。
それよりもNHKのお宝映像露出しまくりが時期的にマズイ。こんなモノを見せられたら戦意が沸かない。真田が谷川竜王に挑戦したときに同じメモリアル企画があったが、クレームまでついた。真田では「コイツを殺してくれ」という声援が多すぎる。あの顔を見て妻が流産したらどうするとまで言われる。大介のメモリアル企画時は「あんな紅顔の美少年がなんでまた」とやはり運命の悪戯が呪われる。
ベビー明と小学生名人戦の渡辺明は余りにカワイイ。なぜこんなにカワイイものを神様は創ってしまうのであろう。ヌイグルミにしたい。そこで当家では早速ヌイグルミ「アーちゃん」を制作家に依頼した。完成したらこれをUPしよう。眼が四方に泳ぐところが愛くるしい傑作を期待。