国内線でファーストクラスを味わう

ANA New Style B747−400
NH2179便


”夢の世界へテイクオフ!”

 成田ー大阪(伊丹)間を結ぶANA国内線の一部便では国際線の機材がそのまま使用されるのでスーパーシートプレミアム料金でファーストクラスの座席を利用することが可能です。
 なお撮影にあたりましてはチーフCAさん並びにスーパーシートプレミアム担当CAさんに多大なるご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。 

『New First Class Seat』
ファーストクラスはまさに『空の上で出会う、極上のプライベートルーム』と呼ぶに相応しい空間を提供してくれます。
プライベート空間を創り出すパーテーションは一見煩そうに見えますが、実際にはさほど気になりませんでした。

『BED MODE』
座席をフルフラット状態にするとベッドになりますが、肘掛が座面と一体になるように下がるのでベット自体はかなり広く使えます。
ファーストクラスで使用の際には更にシーツ、羽毛まくら、羽毛ふとん、キャビンウエアが提供され、座席全体を覆ったパーテーションにより、他人を気にせず個室感覚で就寝することが可能です。

『スーパーシートプレミアム こだわりの軽食』
空の旅の一番の楽しみは機内食サービスです。国際線ファーストクラスではコース料理が提供されますが、今日は国内線スーパーシートプレミアムでの利用になりますのでスーパーシートプレミアムご自慢の『こだわりの軽食』です。ファーストクラス用の大型テーブルで嗜むワインと軽食は『国内最上級の空の旅』と言っても過言ではないでしょう。

『カクテルテーブル』
今回は国内線スーパーシートプレミアムのため、ドリンクのカップはプラ製や紙製です。

『絵葉書とモデルプレーン』
お土産に絵葉書やモデルプレーン、ポケモングッズなどを頂きました。

『ANA SKY BAR』
国際線で運用される際はドリンクやスナック類が並びます。
照明は棚自体が青色ライト、壁はカバー付きの白熱灯が点灯しますが、ダウンライトは2色装備され、昼行では白色ライトを点灯させますが、夜間は青色を点灯させます。
写真はダウンライトを青色に点灯してもらい撮影しました。

『New Style,CLUB ANA』
機内の半分以上の面積はビジネスクラス「CLUB ANA」とプレミアムエコノミーのエリアですが、この便ではビジネスクラスの座席までもが普通席扱いで利用することが可能です。


 夢のような『国内最上級の空の旅』も搭乗区間が区間だけに僅か1時間15分(時刻表上)で終わってしまいました。新幹線グリーン車並の運賃(スーパーシートプレミアム特割使用時)だけでファーストクラスの疑似体験をすることが出来る点では、この成田ー大阪(伊丹)便のスーパーシートプレミアムこそが『国内最上級の空の旅』を提供する飛行機なのでしょう。
 しかしながらファーストクラスは座席だけではなく出発前の空港ラウンジや機内における豪華フルコース料理など全てのサービスを受けることで初めてその素晴らしさを理解することと思います。それには高額なサービス料込みのファーストクラス運賃を支払って国際線に乗るしかなさそうです。
 国内線において現行のスーパーシートプレミアムが運賃とそのサービス内容がつり合っていると考えるならば、個人的は東京ー那覇・福岡・札幌のような路線にはスーパーシートプレミアムを超えた国内線最上級のファーストクラス設置を望みたいものです。搭乗前のラウンジ利用や、弁当以上の機内食の提供、座席のソロシート化に関して価値を認める人であれば、惜しみなくスーパーシートプレミアム以上のサービス対価を払ってでも利用したいと考えるものです。
 いつの日か国際線ファーストクラスで世界最上の空のサービスを楽しむことを夢見つつ、座席だけでもファーストクラス気分が味わえる成田ー大阪線をまた利用したいと思いました。

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