森口博子

　彼女はアイドルの基準から言うとルックスは並みですが（いや、はっきり言って美人ですよ。他の
アイドルみたく、創られたような美人じゃなくて、自然なって意味です(^^;）、スタイルがいいし、
気持ちの入った歌い方もするし、明るいし、分け隔てなく人と付き合っているようだし、何かと周囲
にも気を遣っているようだし、トレ・ドラに出演して女優だってこなすし・・・、あ〜〜〜っ！も〜
〜〜っ！ともかく私は能書きなしに気に入っているんだあぁっ!!(^^;

　・・・ってな事で、'98年の２月のある日。ずーっと買おうと思いつつ果たせないでいた彼女の
『視線』のシングルＣＤを入手すべく "レコード店" に寄った際、ふと思いついて邦楽女性ボーカル
のアルバム・コーナーをうろついていると、待望の彼女のベスト盤を発見し、直ちにこれを購入しま
した。

　ジャケットは、飾り気の無い彼女のスナップでしたが、彼女の魅力を最も感じる画でもありました。
彼女はゴテゴテと飾り立てない方が奇麗だと私は思っています。

　アルバムを聞いてみてびっくり！ その中の１曲である『水の惑星へ愛をこめて』は、'85年にテレ
ビ放映されたアニメ『機動戦士Ｚガンダム』の後半のオープニング･テーマであり、私もよく知って
いる曲でした。

　彼女が同期のアイドルたちよりブレイクするのが遅れて苦労した話は聞いていましたが、なんと私
はデビュー当時から彼女を知っていたのです。（←もっとも、これじゃ知っていなかったのと大差な
いが・・・。(^^;森口さん、すみませんm(_._;m）

　『軌跡』の歌詞冊子（←ほんとは何て名称なんだろう？(^^;）には、収録曲１曲1曲への彼女の想
いが綴られており、それを読むと、彼女が、人々との出会い、歌、恋心を大切に想う気持ち、そして
何より自分を信じてガンバろうとしている気持ちを垣間見たような気がしました。

　歌詞冊子の冒頭には、彼女自身が綴ったこんなメッセージがありました。

》　この一枚で私を分かって欲しいなんて思っていません。
》　これからの過去はつくれるけど、
》　これまでの過去はつくれない。
》　すべてが愛しくて・・・
》　ただただ、出会えた喜びたくさんつまっています。
》　ようこそ、森口博子ワールドの入口へ。
》　そして、ありがとう。

　いい言葉です。私はますます彼女の事が好きになりました。(^^;

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