カンボジア
天女の生きている国、戦争のあった国
 

 

著者自己紹介 山中ひとみ

  大学時代、哲学科美学美術史専攻という名の下に、ぶらぶらしていた頃志田さんと出会う。私達の青春に終止符を打つような出来事があって、その後音信不通になる。知的障害者施設で働いた後、1991年沖縄で何かを感じ伝統芸能の道を志す。タイ王立チェンマイ舞踊音楽学校で聴講生としてタイ古典舞踊、民俗舞踊を学ぶ。チェンマイナイトバザールのデイナーショーでデビュー。1997年カンボジア古典舞踊に転向し、カンボジア王立芸術大学古典舞踊科に入学。現在4年次に在学中。日本に帰国中は、奉納舞踊、自分探しに関する話等の活動をしている。2年程前(2000年)、寿が縁で志田さんと出会い直す。10数年も音信不通だったのにお互い昔の気持ちを大切に生きていたことにとても感激する。

 このコラムでは、自然や何か人の力を超えた偉きなものに対する人々の祈りにひかれてここに来た、人生の半ばにいる(真っ白というわけでもなく成熟してもいない)私が、カンボジアに期待していたこと(信仰、芸能)、予測外だったこと(戦争の傷痕、貧困、社会問題)からなる様々な現実をどう発見し、どう自分を広げてゆけたか、ということを書いていきたいと思います。

コラム第1回「借家遍歴」
コラム第2回「地方選挙」
コラム第3回「カンボジアの正月」

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