映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2009年3月
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[3月のBS/WOWOW★注目番組 ]

2009.3.31
  • いつもの某店、SEIKOの新しいスプリングドライブ(SD)・ランドマスター(SBDB003) が入荷していた。
     例のごとくWebの写真はイマイチだが、実物は凄く重厚で悪くないと思った。 ショーケースのポジション的には「売れる気がしない」のか、SEIKOの高額系商品は 全部奥まった場所にこっそり置かれているような状態だったけれど(^^;
     従来の最高機種扱いだった「メカ・ランマス」は同じPROSPEXの「マリンマスター」のメカニカル機と 大差ないデザインで防水性能の表示が控えめな分だけ存在感が薄かった。
     こんどの「スプリングドライブ」の機種も中身はSDマリンマスターと同じ機械だが、 ランドマスターはケースがガチガチに角ばっていることと、真っ赤な24時間針が良いアクセントになって インパクトありあり。
     「SDマリンマスター」はぎりぎり「陸ダイバー」の腕にも乗っかってOKな感じだったが、 「SDランドマスター」はスーツ姿には合わないかも(^^;
    (もっとも、[ケース外径]44.8mm  [厚さ]15.5mmは、今使っているダイバーズウォッチ とほとんど変わらないのだが。)
     それにしても、ランドマスターの中核機種である「キネティック・ランドマスター」との 「格差」が物凄い。サイズも価格もインパクトも。
     キネ・ランマスは厚みが少々あることを除けば、直径は小ぶりな部類だし、 まったく日常に使って違和感は無いのだが、SDランマスは戦車に踏まれても壊れない風情の 面構えが凄い。
     ちなみに、定価は577,500円だが、「3割引+ポイント10%」で販売するようなので、 こりゃ結構安いような(約37万)…え、感覚麻痺している?(^^;
  • それはともかく、某店で一番気になるのが、ピンクゴールドのキワドイデザインの 「キネティック・クロノグラフ」海外モデル。
     キネ・クロの海外モデルは(国内モデルと比較すると)たくさん存在して いて、手持ちの「蒸着オールブラック仕様」もスポーティー(モータースポーツ系デザイン)で カッコいいのだけれど、 ピンクゴールドは、色の派手さを独特の文字盤デザインが中和していて「ひとひねり感」 があってなかなか良い。
2009.3.30
  • 高速道路1,000円スタートが…
     初日の交通量増加は全国では10%を切ったそうだ。
     政府の景気対策の目玉も、なんだか「国民が期待するもの」とはずいぶん乖離していたようだな。
     まあ、道路の需要予測はいつでも出鱈目なのだが、これほど値引きして需要が伸びないとなると、 高速道路を運営する側にとってはただの赤字積み上げになってしまうなぁ。
     一方「フェリー業界」は利用者が高速道路に移って本当にピンチらしい。
2009.3.29
  • 近所の「しだれ桜」を撮影に行く2
     こんどは同じく新レンズでポートレイトなんか撮ってみる。
     うむ、肌の抜けがいいような気がするね。
  • タブラトゥーラ・コンサート(石響・四谷)
     タブラトゥーラ25周年、団長63周年だそうだ。
     前半は波多野さんとのリュートソング。後半はタブラトゥーラメンバーによる、懐かしの名曲を フィーチャーしたプログラム。…懐かしいぜ。
  • Saudade(新宿三丁目)[食べログ]
     スペイン料理と聞いていたが、ワインはソムリエに希望を伝えてスペイン、イタリア、フランスの三本から選ぶ みたいなシステムだった。まあ気分はスペインだったので今回はスペインワイン(モナストレル種)を頼んでみたわけだが。
     ちなみに3,500-5,000円程度のワインが主にあるらしい。
     店は小さな雑居ビルの三階で重々しい木のドアが入りにくい。内部は重厚なカウンター席がメインの バーっぽいインテリアで照明も暗い。荷物やコートを置くエリアがしっかりしているのは有難いな。
     結局、スペイン料理屋というよりは、ワインバーのつまみがスペイン風という感じの店だ。
     音楽もフラメンコなんかじゃなくてボサノバとかふつうにジャズとか。
  • ベルク(新宿東口地下街) [公式]
     新宿駅東口の改札を出てすぐ左手(元マイシティー…今ルミネ?の地下)の小さなPUB系の 飲食店。
     手軽で安くてうまくて賑わっていた。
     しかし、新しい大家が「上から下までファッションビルに改装する」という方針で 追い出されそうなのだそうだ。
     まじめな話、10数年前から、東京の主な繁華街のデパートは次々と「百貨店」から「若い女性向けファッションビル」 に改装されて次々と「男が買い物する場所」が減っている。
     若い女の無駄遣いに支えられているデパート業界なんて、今に転覆すると思うのだが、 加えてこの「ベルク」のある新宿駅の改札まわりのエリアは、「駅利用者の利便性」という公共性も あって「手軽な飲食店」の追い出しなんて、公益にも反すると思うのだ。
     というわけで、私はこの店を応援する。
     興味のある人は[ベルク公式HP]で。
  • QUEEN ライブ・イン・モントリオール'81(BSフジ)
     曲目を確認してみたらDVD/Blu-rayで発売のものとほぼ同じもののようだが、 こんなにいいものをぼんぼん放送していいものだろうか。ていうか、 さらなる画質音質、追加トラックに期待してBlu-rayを買いたい気持ちになるかも。
     それにしても、一つのコンサートがこれだけ名曲ぞろいで「ベスト盤」的なのは 凄い。なんて惜しげの無い選曲だろうか。

     それにしてもフレディ・マーキュリーはうっかりするとただの「ひげ親父」的風貌なのに 才能有るしカッコいい。一曲ごとに革ジャケットを脱ぎ、上着を脱ぎ、シャツを脱ぎ、 いつの間にか上半身裸になってしまい、最後にはズボンを脱いで「短パン」姿になってしまうのが 面白い。そして「腰手ぬぐい」がチャーミングだ(笑)
     農場の青年が一仕事終えてシャワーを浴びてきたみたいな風情だよな。
     ヘンテコだが「熱気」の演出にはなっている。これがカッコ良く見えるのが音楽の魔力か(笑)

2009.3.28
2009.3.27
  • 近所の「しだれ桜」を撮影に行く
     毎年「ソメイヨシノ」より一週間近く早く咲く品種なので、ほぼ満開に近かったし、二時間ほどは晴天だった。
     メジロがたくさん来ていて、花より「メジロ撮影会」になってしまった。
     今回は先日購入したEF70-200mmF4L IS USMをメインにした 初めての撮影。
     RAW現像して、去年同じ桜の撮影で使用したEF75-300mmF3.5-5.6 IS USMの写真と 比較すると、(まじめにフードを使用している効果もあるとは思うが)驚くほどコントラストが高く、 去年の写真では「桜の枝を手前に、暗い寺の建物の軒下を背景に使った写真」など、 背景の黒がなんとも白っぽく浮いているのが、新しいレンズではキレ良く沈んでいる。
     解像度に関しても、標準ズーム(EF-S18-85mm IS USM)の望遠域と比較すると、 花びらの一つ一つに滲みが無い。
     以前からたまにF2.8の重いレンズも使って、その性能は理解していたが、 常用できるコンパクトなレンズでこの性能は大変なことだ。
     鳥写真。
     200mm(換算320mm)は、メジロほど小さな鳥を撮影するにはわずかに短くて、 あとからトリミングしたところ、最適は300mm(換算480mm)かと思うが、 メジロはとにかくジッとしていない。凄い勢いで花から花へ飛び回るので、 300mmだとすぐにフレームの外に行ってしまい追うのが大変だろうとは思う。
     トリミング前提なら、カメラの画素数を増やす(800万→1500万?)ことでも ほぼ同じだと思うが、エクステンダーを使ってみる(200mm→280mm)のも良さそうだ。
     横位置で撮って縦位置にトリミングするなら、200mmで全然問題ないが、この場合は もっと高画素のカメラが使いたい。

     レンズの機能としては、やはり鳥が動いてピントを失っても一瞬でもどるのが ありがたい。
     前のレンズは「ずずずずす…」っとピントモーターが無限大から至近距離まで 往復するのを待つ間にずいぶん待たされたが、今度は一瞬で復帰する。
     F4〜5.6程度で撮影していると、2m前後の至近距離でのピントはせいぜい前後1cm程度しか 幅が無くて、AFは鳥の前後の枝や花びらにひっかかって、メジロの「眼」 の部分にピントが来ている写真はそうとう少ないが、きちんとピントのきた写真は 肉眼を超えた描写だ。
     これはオリンパスの「ZUIKO 100mmF2.0」を初めて使ったとき以来の感動だ。

  • 4月のWOWOWを見る
  • 4/5は「15時間まるごと!三谷幸喜の日」(WOWOW)なんだそうだ
     監督作品全4本と、『笑いの大学』<、舞台「グッドナイト スリプタイト」の6作品と、 5分番組が6本。
     WOWOWには、昔の舞台作品の再放送もお願いしたいなあ。
  • 6(月)9:50- 恐れを知らぬ川上音二郎一座(2007年)
  • 12(日)は、ジャッキーチェンSP
  • 19(日)20:00- 魔法にかけられて
  • 25(土)19:50- 僕の彼女はサイボーグ
  • 26(日)20:00- ジャンパー
     雑誌の評ではイマイチだったようだが、そういう作品こそWOWOWで見ておきたい(笑)
  • 29(水)19:10- バンディダス(リュックベッソン脚本の美女ウエスタン)
     そういえば、『フィフスエレメント』をハイビジョンで見たいなぁ。
  • 映画以外では
  • 7(火)11:40- オペレーション・ワルキューレ
     映画『ワルキューレ』の元ネタのドイツ版TVドラマだそうだ
  • 4月の新作アニメも始まってしまう
     NHKがやたらと「アニメ」でやる気を出して、ハイビジョンのゴールデンタイム (夜7時)あたりは毎日アニメ。BS2の衛星アニメは深夜化。
     そんななかで一番の事件は…
  • 4/5 グインサーガ
     SFM 4月号で小特集が組まれていたけれど、絵柄がどうも「子供向け」というか 「昔のアニメっぽい」のがしっくり来ないのだが、歴代表紙イラストそのまま再現しようとすると、 劇場版クオリティーあるいは実写化が必要となるので、ある程度の簡略化は仕方ないのかなぁ とも思う。
     それにしても、背景美術は気合が入っていそうなので、「グイン」のイメージを広げるには良さそうだ。
     わかりやすいしね、アニメは。
2009.3.26
  • EOS Kiss X3 発表(4月下旬より販売開始)
     従来の「EOS Kiss X2」の後継機主で、EOS 50D/5D MarkIIの技術を取り込んだような機種。
     新しい機能としては
    • 画像エンジン「DiGiC 4」
    • 高画素化 → 約1510万画素(X2は約1220万画素)
    • 高感度化 → 常用ISO 100-3200 (感度拡張で6400/12800)
    • 動画撮影 → 1920×1080/20fps(Full HD)(最大)
    • 顔検出して顔にAFフレームをあわせる(顔優先ライブ)
    • 背面液晶 → 92万画素/3型「クリアビュー液晶」
    • その他(周辺光量自動補正)など
     自分が買うなら中級機、EOS 50Dのクラスで、これはまだ発売されて半年もたっていないので 次のモデルチェンジは最低本年末以降だと思われるが、もはやデジカメに「動画機能」は 必須になっていくのだろう。
     ちなみに、EOS 5D MarkIIは30fpsで、20fpsはやや低速だが。せめて24fpsが撮れるものならば、 これで映画を撮ってしまう人も出てくるかもしれない。
     …というか、EF-Sマウントの使えるビデオカメラを作ればいいと思うのだが。
     プロが映画で使用するカメラと市販のビデオカメラの唯一最大の差が、 「大口径レンズ」による美しいボケ。そろそろ技術的には追いつきそうな気がするが。
  • SONYがBDレコーダの新機種「BDZ-A950/A750」の2機種を4月下旬に発売
     昨シーズン新機種の出なかった「Aシリーズ」が、今後はTシリーズに変わって、 メイン商品になるようだ。
     もっとも「アクトビラ ビデオ・フル」対応などされても、私個人は あまり使わないと思うが。
     目新しいところでは、「プレイリストのダビング」に対応したとか。
     これで何が出来るかというと、今までは「CMカットしてダビング」ていどの ことしか出来なかったけれど、音楽番組から好きな出演者だけ抜き出して 個別にダビングするとか、  RDで編集していた頃によくやっていた、 「アニメ番組の本編だけ繋いだあとに、CMだけまとめたものをくっつける」 …ようするに「ガンプラのCM」だけは残しておきたいとか、そういうことが出来る。
  • 「ガッチャマン」再放送を見て…
    • ガッチャマンの音楽はストラヴィンスキーっぽい
    • ガッチャマン(ギャラクター)の戦闘員の制服は、仮面ライダーよりずっとお洒落だ。
       ズボンが「パンタロン」なのだが、実は「ヤッターマン」もパンタロン。
       自分が戦闘員に就職するなら、ショッカーは嫌だなぁ。セリフも「イー」だけだし。
    • 南部博士はやけにダンディーだ。
    • コンドルのジョーはとても「ギロロ」っぽい
    • つばくろの甚平とミミズクのリュウを足して2で割ると「タママ」っぽい?
2009.3.25
  • 今日は「ドロップキャップ」の設定をCSSに追加してみた。英文の書籍でよく見かける、 文頭の一文字を大きくした装飾。CSSとしては、段落単位で指定すると、最初の一文字だけの 書式が付くのが面白い。
     さっそく使ってみる。
  • ミルク32〜中島みゆき「愛していると云ってくれ」
     最近ウォークマンのなかの曲を年代順にひたすら聴いていて、現在1978年
     で「ミルク32」だが、たぶんこの頃の中島みゆきは32より10は若いと思うのだが、 今の自分の歳で聴いてみると、42でも若いくらいだとおもうね、この曲のストーリーは。
     まあ、人は何歳になっても「10年前なんて(悟るには)まだまだ全然若いじゃないか」と 思うのかもしれないな。
    ちなみに、1978年の代表曲というと、
    「かもめが翔んだ日(渡辺真知子)」とか「ハロー・ミスター・モンキー」「YMCA」など ディスコブームも始まり。
     Y.M.Oのデビューもこの年かな。
  • 「アサヒカメラ」誌のアンケート「ベストカメラ2009」
     なんと、フィルムカメラの「ニコンF3」が一位だった。
     編集者が「イベントなどで見かけるカメラはキャノンのデジカメが多いが…」と、 そもそも驚いているっぽい。
     データを見るとアンケート回答者の平均年齢=60数歳、平均経験年数=30数年とか。
     つまり、「アサヒカメラ」の読者がフィルムカメラ大好きな老人ばかり ということなんだろう。
     それはそれで良いのだが、この雑誌の読者がこれだけ 「現在カメラを趣味としている人口の中心」とかけ離れていると、 あと10年たったらアサヒカメラという雑誌が読者&フィルムカメラとともに 消滅してしまうんじゃないかなぁ。
     コンパクトカメラのベスト1が「コンタックスG2」とか、完全に20年前で 時が止まっているよ、懐かしいけど。
     たぶん、デジカメ・ユーザーは「デジカメ・マガジン」とか「デジCAPA」とか 購読しているに違いない。
     「アサヒカメラ」&「日本カメラ」は高校時代から読んでいるけれど、 ほんとそろそろ廃刊の危機かもね。
  • ソフト・ラック自作計画
     自分で録画したディスクをリビングのデッドスペースに押し込もうという計画。
     計算すると今使っている「72枚収納ファイル」が、最大5箱x6〜7段入る。
     つまりは…約2500枚か。
     う〜ん、一年あたり100枚焼いても25年持つのか…。
  • ビクター(Amazon)のBD-Rついに280円/25GBを切る
     久しぶりにAmazonで価格チェックしたらBD-R,4倍速25Gメディアが、2,790円/10枚とか。
     うわ〜、SONY 20枚組の買い置きがあるのに…ということで、しばしポチリ忍ぶ(笑)
     二層50GBも1,000/枚を切っているし、ちゃくちゃくと安くなるなぁ。D-VHSなんか最後まで クラクラするほど高価だったけれどな。
2009.3.24
  • 『ポセイドン・アドベンチャー』&『ポセイドン・アドベンチャー2』 (WOWOW) ★☆
     今日はWOWOWで『タイタニック』の放送があるのだが、先立って「元祖沈没モノ」(?) 映画の放送があったわけで、妻と鑑賞する。
     『ポセイドン・アドベンチャー』はリメイクされた『ポセイドン』も見たけれど、 どちらかというとオリジナルの方が出来事が素直で好感が持てた。
     オリジナルとリメイクの最大の違いは、 オリジナルは「引退直前の老朽船が突然発生した津波を受けて転覆する」というきっかけなのに対して、 リメイクは「最新の豪華客船がテロリストの爆破工作で転覆する」というところ。
     そのあと、乗客がホールで救助を待つ派と、真っ先に救助が入ると思われる 船尾に移動する派に分かれて、火の中水の中…というイベントはあまり変わらない。
     ただし、避難中の個々の似たり寄ったりのイベントが、リメイク版はなんとなく 「ダイハード」的な「量的拡大」が施されていて、やりすぎのような気がする。
     転覆理由も「テロリストが爆破した穴に浸水」することがきっかけなのだけれど、 現代の豪華客船がそんな方法で「沈没」はともかく、バランスを崩して逆さまになるとは 考えにくい。
     その点、オリジナルは「巨大津波」でど〜んと一気にひっくり返るので爽快感がある。
     ただし、船というものは高波の危険がある場合には波の方向に船首を向けて ある程度の速度で進むことで舵を効かせて乗り切るのが常識だが、 この船は、気象台から巨大地震発生の無線を受けて、レーダーで津波発生を確認しながら 津波が目視できるまでの数分間、ぼけぼけと時を浪費して回避行動が遅れているので、 転覆は船長のミスと言える。
     そこはちょっと不満。
     船のロケは実在の豪華客船(引退してホテル/博物館になっている)「クイン・メリー」 で行われているのをエンドクレジットで確認。
     冒頭にはミニチュアによる全景を見ることが出来るが、ブリッジのあたりの デザインが先日横浜に来ていた新造船「クイン・メリー2」にそっくりだ。
     ストーリーの中では、冒頭から物凄い嵐にもまれて日程が遅れ、同乗していた 社長が船長に対して
    「全速力を出したまえ」と指示して、船長が
    「こんな解体目前の老朽船でフルスピードを出すのは危険です」…と、どこか 『タイタニック』のひとコマを思い起こさせるやりとりをしているのは、 現役を引退した船でロケをやっている言い訳のためかと思ったが、 それにしても冒頭の嵐や、社長の無理な指示が肝心の転覆原因とは 全然関係無いのが、どうも肩透かしではある(^^;;
     本題の「避難」に関する冒険はまあまあリアリティーと迫力の両立はしているが、 ところどころダルくて「倍速再生」はした(笑)
     ラストに「救助に来たのがヘリコプター一機だけ」というのは、 リメイク版でも同じなのだが、いくらなんでも手抜きだ。
     たまたまストーリー上6人しか船尾に辿り着かなかったから、一機のヘリで 救助されたけれど、もしも1,000人以上の乗客/乗員がぞろぞろと 船内から出てきたらどうするつもりなんだか…。

     というわけで、あれこれ「船マニア」的なコメントを付けながら
    『ポセイドン・アドベンチャー2』の鑑賞に突入。
     『PA2』の主人公は、たまたま現場近くの海域に居合わせたサルベージ船の船長が 帰投する救難ヘリを見かけて、「近くに沈没船があるなら、お宝があるかも!」と いそいそと駆けつける話。
     しかし、ほんの数時間前に「豪華客船が転覆するほどの津波」が発生した 海域に居たわりには、この船の船長たちはなんとも無いのは何でだろうなぁ…、 そうとう近い海域に居たはずだが。
     ちなみに、転覆したポセイドン号の非常灯は「バッテリーで三時間は持つ」 と前作で言っていたので、彼らが到着して船内に侵入したのはせいぜい 二時間以内のことでないと辻褄が合わないけれど、大晦日の0時に転覆して 救助隊が着いたときには夜が明けているので完全に辻褄が合わないのは、 追求してはいけないことなのかな…。
     さて、「ポセイドン」の積荷にはテロリストが運ぶ「核爆弾」があって、 これを回収に来たテロリストとばったり遭遇。
     テロリストたちは「救援に来た医者だ」と偽って、サルベージ船の メンバーと一緒に沈みかけた船内に入っていくのだが、全員手ぶらなのが解せない。
     「船員の部屋の金庫をこじ開けてお宝をゲットしよう」と言っているのだから、 せめて軍手とバールのようなものくらい用意してしかるべきなのではないか。
     そして、船内に侵入してみると、前作で「生き残ったのは6人しか居ない」と言って ヘリコプターで引き上げられていったのに、船内にはあっちこっちにまだまだ 生き残りが居る始末。おいおいおい…(^^;;;
     まあ前作の救助隊の捜索が杜撰だったのは確かだから、こうなるのは仕方ないかも 知れないよね。
     まあ、そういう色々と「突っ込んでも仕方が無いぐらい破綻した設定満載」で ストーリーは進行する。
     金貨がざくざく保管してあるパーサー室が、なぜか「ワイン保管庫」も兼ねていて、 世界に六本しかないレア・ワインの一本が保管してあるのも、きっと笑うところだな。

2009.3.23
  • 注文したBlu-rayが到着。しかし、今週はフィギュアスケートとタイタニック(WOWOW)の放送のために レコーダーの残量が危険域に達しており、見る時間がなさそう…
  • とはいえ、ひとつくらいは…ということで
  • 『アマデウス』 ★★★
     DVDで買ったディレクターズカット スペシャル・エディションは、白ベースの豪華な 化粧箱がついた二枚組で1時間のメイキングがついて二枚組。
     Blu-ray版は簡素な通常のプラケース、ディスク一枚だけれど、中身はちゃんと特典映像つきでDVDと同等。
     本編仕様は、ドルビーTrueHD、映像コーデックはVC-1
     本編のハイビジョンらしさはというと、室内のシーンが多いのでそんなにパキパキした高解像度な 印象は無い。というかレンズの解像度の限界なのは見て分かる…というくらいには良くできている。
     衣裳の細部が良く見えるのは時代劇には大切な要素だ。
     色に関しては、原色も肌色もとても発色が良くて見ていて楽しい。
     ロウソクが光源のシーンでも、それらしい雰囲気を残しながらきちんと色が出ているのは、 照明さんの仕事が良いのかな。
     屋外も、昼間の室内も美しい。白人の肌色の一人一人のバリエーションが見事。
     あとはグレイン(フィルムの粒子)がもっとカリカリしているとフィルムっぽいが、 自然な感じにまとめているので、まあありだと思う。
     ということで、画質は総合的にハイビジョンとして満足できるレベルだ。

  • 香山リカ対談(3月16日) 日常のリアリティーと作品のリアリティー 三谷 幸喜×香山 リカ(asahi.com)
  • ウルトラセブン「11.魔の山へ飛べ」
     BS11にて放送。これ、『パトレイバーTV 4.魔の山へ行けっ!』のネタモトだ。
     というわけで、セブンとパトレイバーを続けて鑑賞。
     「ピクニック客が山の中で魔物に出会う」ってところが同じだなぁ。まあ、魔物の正体が宇宙人か なぞの巨大生物かというところが違うわけだが。
  • 温暖化防止に一世帯で105万円?
     経団連をはじめとする産業界が3/17に「温暖化防止に一世帯で105万円必要」という意見広告を出して、 環境省を始め、環境保護系の各団体から総批判を浴びている。
     Webで一番まとまった意見を掲出しているのがWWFだ。見てほしい。
     まず一番「衝撃的かつ曖昧」なのが、「一世帯で105万円」という数字。
     実は2020年までの金額で、一年なら約7万円。「一人頭なら、1.75万円/年」ということになる。
     また、この計算は「産業界は一銭も負担しない」という前提の計算だ。
     産業界が半分負担すれば「9千円/年」となる。
     先日見かけた本のタイトルに「電気代で4,5万円節約する術」みたいなものがあったが、 ガス、水道、ガソリンetc.を徹底的に見直せば産業界が必要だという経費をはらって お釣りがくる計算になる。
     本来なら「省エネ家電」に買い替えたり、「風力発電所」や「マイクロ水力発電」「太陽電池」 など自然エネルギーへの転換にかかわる投資など、産業界にも大いにビジネスチャンスが見込まれる にもかかわらず、彼らが反対するのは、それで儲かるのが「技術を持った一流企業だけ」であることと、 鉄鋼など、もともと大量の二酸化炭素を排出している企業が危機感を持っているからだ。
     つまり「温暖化ビジネス」を生き残る才覚を持たないと自覚しているやる気のない企業が 反対している。
     「アンチ温暖化本」の大半が、温暖化は「温暖化対策でもうけようとする一部の人間の陰謀だ」 などと言っているが、新聞広告まで出すようになるとは、恥も体裁もない。
     「温暖化が進むと水害が起きやすくなる」というのはすでに現実に進行しつつあるが、 ダムや堤防を作る建設業界は、ガンガン温暖化してほしいと願っていてもおかしくない。 鉄鋼やセメントもさらに土台の方で温暖化推進派だろう。
     だが、そういうコストは税金で、我々の財布から出ていくのだ。
     穀倉地帯の乾燥化が進めば、食品の価格も上がっていく。
     最初に痛手を受けるのは庶民の生活だ。(資本家の金持ちは、食品が倍になっても痛くもなんともない)

     結局のところ「温暖化対策」しても、CO2出しまくりで「温暖化促進」しても、程度の差はあれ 国民にコストはかかる。
     そこで産業界が「皆さんの財布に負担がかかりますよ」と心配してくれるのは、 「既存の産業構造にお金が回る」「産業構造の変化を伴う出費」になるかの違いでしかない。
     つまり、産業界は保守的で「変化したくない」と言っているにすぎないのである。
     現実には「CO2削減」は結局「節約&省エネ」なので、最終的には国民には「対策費用」より「節約効果」 が上回り得をするという試算もある。
     産業界からすると「庶民がお金を使わない」と「資本家に利益が上がってこない」ということで、 反対するのは当然だ。庶民に得をしてもらっては困るのである。
     ちなみに、温暖化対策(CO2 4%削減)に必要な費用は、GDPの1%であるのに対して、温暖化が進んだ場合に 必要となる費用はGDPの5〜20%に上るという試算もある。
    参考:CO2排出削減対策に伴う負担増の意見広告「考えてみませんか? 私たちみんなの地球の負担を」(本日各紙朝刊掲載)に対するWWF声明 - 記者発表資料 2009年3月17日
  • ついでにいうと…
     「温暖化対策」とは結局のところ「省エネ」なのである。
     70年代の「オイルショック」の頃には世界中が必死になって知恵を絞って「省エネ」を頑張った。
     今頃産業界がこんな「ケチケチしないで今まで通り消費生活しましょう」とも言い換えられる 広告を打つのは、つまり「今のところ石油が安定して安いから」に過ぎない。
2009.3.22
  • NHKアニメワールド「スターウォーズ/クローンウォーズ」の公式ページ
    【BShi】2009年3月31日〜放送予定 毎週火曜 午後7時00分〜7時25分(全22話・二ヶ国語放送)
    ついでに、
    「劇場版 スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」
    【BShi】2009年3月29日(日) 午後10時15分〜 放送決定!
     いやいや、劇場版は劇場まで見に行ったが、絵柄が微妙だったのだな。
     公式ページを見ると、ルーカスが「実写映画とも既存のCGアニメとも違う映像作りを目指した」 とあるが、成功しているかどうかは?
     既存の映像で一番近いのは『サンダーバード』などの人形劇か。
     とにかく「アニメ」としては日本人好みの絵柄との違いを感じる。 そして対象年齢が「アニメ=子供向け」という感じもあるような。
  • 高校野球始まったらしい…NHKのアニメの開始時間がずれていた。 でもレコーダがちゃんと追いかけてくれる。デジタル放送時代になって本当に 良かった。
     もっとも、録画予約が立て込んでいるとずれた番組と他の予約がバッティング ということもあるのかなぁ。まだ経験は無いけれど。
     というか、RD-X3なんか高校野球の季節にはどんどん時計がずれて 録画の頭が欠けたりするのがひどかったけれどな。NHKも野球の合間に 時報ぐらい入れても良いのに。
  • パイオニアKUROが売れまくり
     だそうだ。おかげで販売価格が上昇しているとも。
     といっても、何倍も売れているわけではないけれど、撤退する前に買っておきたい人が そんなに居たとは。…撤退が決定する前に買っておけば撤退しなかったとも思うし…
     在庫部品で夏くらいまでは生産が続くらしいが、すべての部品を 組み立てて売りつくしてしまうと「修理」が出来なくなるんじゃないか? …それもどうよ。
2009.3.21
  • Blu-rayソフトまとめ買い
  • 『アイアンマン』
     TVで紹介番組を見た程度だけれど、けっこう面白そうなので買ってみることにした。
     ちょっと手作りレトロ系のパワードスーツ(?)がなんとなく面白そう。
  • 『ウォーリー』
     発売は4/22
     現時点で36%引き。DVDが始まった時代と比較しても意外に安い。
    (すでに先月予約済み。危うく二重に買うところだった(^^;;)
  • 『イーグルアイ』
     映画(館)好きの友人がとても面白かったということで、「見に行かないなら教えてあげるよ」 …と詳細に解説してくれたためストーリーはかなり詳しく知っているのだが、 きいたらやっぱりちょっと見てみたくなってしまって…(笑)

  • 『アマデウス』
     この作品は初期の「両面二層」という使いにくい形式で発売されたときに買い、その後 ディレクターズカット スペシャル・エディション [DVD]というバージョンも買い、 ストーリーの面白さ、音楽の素晴らしさに感動しまくった。自然なサラウンド感も最高。
     ならばこそBlu-rayで見なければ。
  • 『キングコング』
     これは映画館に見に行って、DVDを買って、ハイビジョン放送も見た。
     ハイビジョンソフトとしては、HD-DVDに行ってしまって発売時期を逸しているような気もする (待っている間になんとなくどうでも良くなってしまったような…)のだけれど、 やっぱり見たいような気もするんだよね。
     しかし、DVD-BOXが豪華冊子の付録付きなため、Blu-rayを買っても処分しがたいのが 考えてしまうよなぁ…。
  • DEGジャパン・アワードから
     DEGとは、ソフト・ハードメーカーのBD普及を目的とした振興団体だそうだ。
    • グランプリ・ベスト高画質賞/実写部門『ダークナイト』
       これは入手済み。画質は本当にいい。
       冒頭からプロジェクターの性能が上がったのかと思うぐらい奥行き感のある映像が見られる。監督も相当「美しい映像」 にこだわったみたいだし。ストーリーも面白く、第一作目より良いね。
    • ベスト高画質賞/アニメ部門『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
    • ベスト高音質部門/音楽部門『小澤征爾「悲愴」2008』
    • ベスト高音質部門/映像部門『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 2.0』
       これも入手済み。
       「ベスト高音質」で受賞しているわけだが、監督が「スカイウォーカー・ランンチ」で マニアックに音を付けて来ただけのことはあって、オリジナルと比較してもダイナミックかつ繊細。 銃器の音なんかは特に米国で作業しただけのことはある。
    • ベストインタラクティブ賞『バイオハザード・ディジェネレーション』

2009.3.20
  • (新)EF70-200mmF4L IS USMと(旧)EF75-300mmISの実写比較
     天気が良いので、窓から見える遠くの白い高層マンションで実写性能を比較してみた。
     同じ焦点距離200mmでF7.1
     旧レンズは画面の隅に写したマンションの白い柱が、黒い影の部分に倍率収差の紫や青緑の影が出ていて、 これが5〜6ドットのグラデーションである。
     新レンズは同じ個所が、2〜3ドットの幅。ドット等倍では見えないくらい。
     建物の角に航空障害灯と避雷針があるが、旧レンズではもやっと影のように見えるのが、新レンズでは 避雷針は2ドットくらいの細さに、航空障害灯は赤い色まで分かる。
     そういうわけで、パソコン上に「2Lサイズ」くらいに表示しても、2枚並べると、どちらがLレンズか 判別できるくらいの差がある。
     EOS 20Dは800万画素。(EOS 50Dは1200万画素)
     Lレンズの方は、もっと高画素のカメラならもっと良い絵が出そうだが、旧レンズの方は 画素数を増やしても、もやもやするだけで頭打ちだろう。
     二本のレンズは倍近い価格差があるのだけれど、収差に関しては倍以上の差があるようで、 値段以上の価値がある…コストパフォーマンスはとても良いと判断してよさそうだ。
     
     手ぶれ補正に関しては、カタログ上は3段/4段の違いだが、ファインダーをのぞいた感触では、 新レンズでは本当にピタリと静止するのに対して、 旧レンズは「プルプルプル…」と高い周波数のブレが残っている感じ。
     十分速いシャッター(速度1/400)だと思うが、今回の実写テストの「にじみ」のうち1ドット分くらいは、 IS性能の違いも含まれているものと思われる。
     現実にほとんどの写真は手持ちで撮っているわけで、「シャープな画像」という意味でのレンズの 画質には手ぶれ補正の性能も大いに関係する。総合力でかなりの性能があると言うことができるだろう。

     旧レンズで不満だったことのひとつに「AFスピード」がある。
     典型的な「船をバックにカモメが飛ぶ」という構図を狙うような場合、空をバックにして被写体を見失うと 最短距離から無限遠までピントリングが一往復する。
     旧レンズはこの往復動作に約2.3秒、新レンズは0.5秒以下(フォーカスリミッター切でも1秒以内)
     2秒以上ファインダーがボケボケで使い物にならないと、鳥なんか遥か彼方に飛んで 使い物にならないが、新レンズで0.5秒なら追い続けられる、みたいな実践的な強みがある。

  • 最近は、35mmサイズの「28-300mm」「100-400mm」に相当する
    EF-Sレンズ「18-200mm(11倍)」「55-250mm(4.5倍)」などがリリースされ、価格も激安なのだが、両方とも 入門レンズで今更買い足すターゲットにもなりにくい。
     むしろ24-200mm相当=EF-S15-125mm(約8倍)なんてのが出たら買いたいなぁ。やはり、広角側は 28mmじゃなく24mm始まりが使いやすいと思うのだ。
2009.3.18
  • Cannon レンズ「 EF70-200mmF4L IS USM 」購入
     2007年9月に行ったアラスカ旅行のとき、「もうこのレンズは限界だ…」と思った EF75-300mm IS USMの代わりとして。
     この75-300mmは、現在では70-300mmと焦点距離を微妙に変えて代替わりしていてもう 現行品ではなくなっているけれど、フィルムカメラ(EOS-55)時代から使っていて、 1996年末頃買ったと記憶しているので、13年近く使った最長老。撮った写真も 何千枚有るかわからないほどだ。途中でISユニットが壊れて修理もしている。
     広角〜標準ズームなど、他のレンズは、EOS-55〜EOS 10Dまでは使用したが、 EOS 20DでEF-Sマウントに切り替わってからは死蔵に近い状態。
     EF75-300mm IS USM をこれほど長く使ってきたのは、望遠レンズは APS-Cサイズのデジタル一眼レフで焦点距離が1.6倍になってより望遠になって 「とにかく大きく写って欲しい」という用途にぴったりだったことと、 「IS(手ブレ補正)搭載」で、撮影領域が広いこと。
     ただ、このレンズに限界を感じたのは周辺解像度の低下が「高画素化&大画面鑑賞化」 の流れで目立ってきたことによる。一度修理もしているけれど、機械的な耐久性にも そろそろ心配がある。
     後継のEF70-300mmIS USMとの比較でも、カタログ上の解像度チャートを見ると、 新旧間の性能差はかなりあるのだが、フルハイビジョンディスプレイくらいの解像度で表示すると、 ひと目で周辺解像度が低下して、色がにじんでいるのがわかる。

     このレンズの代わりに、直接の後継機種ではなくEF70-200mmF4L IS USM を選んだのは、300mm(フルサイズ換算480mm)の焦点距離が必要なことはそれほど多くなく、 いざというときにはパソコン上で簡単に「トリミング」などが可能になったからだ。
     70-200mmはフルサイズ換算では112-320mmとなり、昔懐かしい100-300mmレンズと ほぼ同じ画角。超望遠の入り口までカバーする十分な焦点距離を持っている。
     いざとなれば、EXTENDER EF1.4xIIも使える。
     その場合は98-280mmF5.6(換算157-448mm)
     一方、現在EF70-200mmF2.8L USMも持っているけれど、 これはとても高画質なレンズでポートレートにも最高だが、 重いことと手ブレ補正機能が無いことで、使えるシーンが少ない。
     屋外のフラメンコ撮影とか、ポートレイト、花専門レンズになっている。
     フラメンコも実は被写体ブレで「躍動感」を表現するために、1/60前後のシャッタースピードを 使用することが多いので、望遠には「手ブレ補正機能」が欲しい。
     今回のレンズは、胴回りは75-300mmと同じで、重量と全長はわずかに増えるだけで、 かろうじて75-300mmで使っていたカメラバッグにそのまま収まる。
     ということは、使いどころを選んだF2.8Lの巨大なレンズと比べたら、 すべての撮影に持ち出して高画質化が狙えるということになる。

     手ブレ補正は「プラス4段」という性能。
     これは、シャッター速度にすれば1/16で、レンズの焦点距離の1/10の速度
     つまり、70-200mmが1/7〜1/20秒のシャッター速度で手持ち可能。

     使い勝手の面では、ズーム操作で全長が変化せず、ピントはIFでこれも 全長の変化が無いので、重量バランスの変化が無くて手持ちの扱いは楽だ。
     フィルター径(67mm)がもっとも多用するレンズ(EF-S17-85mmIS USM)と共通というのも、 地味に良いところ。

2009.3.17
  • 錦糸町の居酒屋「三四郎」
     南口の通りを渡った先にある古そうな居酒屋で、「酒場放浪記」で取り上げられた こともある。妻は入ったことはないけれど、「いい店だが大勢は入れないし夜が早いので…」と、 以前から聞いて知っていた店だそうだ。
     店内はカウンター20人、テーブル4人*2、どうやら二階席もありそうで、 それほど狭いということも無い。まあ、いきなり10人以上で行っても 入れないという意味では狭いが。
     入り口脇に焼き台があり、大きな暖簾。カウンターは使い込んだ白木で、 変形V字型みたいなちょっと変わった形状。メニューは大きな黒い板に 白文字で書いたものが壁に下がっていて、日替わりっぽいものは紙に書いて 貼り出してある。
     いかにも下町の古い居酒屋だ。
     飲み物はとても基本的。ビールはアサヒとキリンが選べるようだが、 日本酒は「日本酒」と「地酒」の二種類。焼酎もサワー類を含めて4,5種類って ところか。
     食べ物メニューは古典的だがわりと豊富なほうで、焼き物に「くりから」が あるのが珍しい。もっとも、焼き立てではなくて下焼きして大皿に積み上げたものを 炭火で暖めなおして出してくるので、出てくるまでがめちゃ速い。
     フライ物が充実しているのが、どことなく「定食屋」っぽい。
     小鯵のから揚げは、ゆっくりじっくり火が通ってカリカリでとても美味しかった。
     お客さんは明らかに地元。ほとんどの人が二人連れで、仲の良さそうな中高年の おじさんたちや、なんとなくワケアリな男女(…いい年だが、どうみても夫婦者 じゃないな〜という…)とか。大体自分と同年か年寄りばかり。
     ともあれ、静かないい店であった。
     店員は意外に大勢居て、5〜6人居るようだが、オーダーが途切れて 暇になると、みんなで店のTV見ているのがゆるいムードだったなぁ(^^;
2009.3.16
  • SEIKOの新作を見に行く。
     今日の時点ではメカニカルの新作三色を見ることが出来た。
     派手なのに「意外にスタイリッシュというか、上品にまとまっている」気がした。
     どうせ派手に行くなら、やっぱり逆輸入物かなぁ。でも、今回の新作は6R15を使っているから、 精度は良いし、手巻き出来るのがファイブと違って安心なんだよなぁ。
2009.3.14
  • SEIKO Mechanical SARB048
     メカニカル・シリーズからアウトドア系の新作が出た。
     シルバー・ゴールド・ブラックの三色。詳しい写真はこっち(watch-tanaka)
     三色あるけれど、金色が一番派手でいいねぇ。黒も蛍光塗料が黄色でアクセントになっていて良い。
     ケースのデザインは逆輸入ダイバーの「○○モンスター」と言われているものと共通だ。
     黒側に赤い文字盤のダイバーもかっこいい。 ちょっと珍しい配色だけれど、ケースが黒だと派手になりすぎない。
     同じデザインのメカニカルでも、中のムーブは違うけれど、どっちもゴツかっこいい。
2009.3.13
  • 新宿で靴を買った
     色々調べたら、今まで買っていた靴(ワールドマーチWM522A)はメーカーでディスコンになっていて、 仕方なく適当によく似たデザインのを探した。
     昔と比べると、ビジネスにもはけるウォーキングシューズ自体は増えているように見えるが、 紳士靴を扱う店の絶対数が少ない。大学生時代から知っていた新宿西口の地下街の靴屋も いつの間にか婦人靴の専門店になっていた…。
     
  • 新宿に出たついでにお返しチョコを買う
     以前ははゴディバとか超定番チョコを買っていたけれど、最近は地元の駅前でも買えるようになっていたので、 今年はちょっとひねって、 この季節にしか売っていないベルギーチョコということで、ブリュイエール社のものを買ってみた。
     この会社、ちょうど100周年でもあるらしい。
2009.3.12
  • 時計話「SEIKOランドマスターに スプリングドライブモデル〜2009年3月19日(木)発売予定 」
     型番はSBDB003、税込み:577,500円(!)
     主な仕様は、

    ■ケース/バンド素材:ブライトチタン(一部ステンレス部品)
    ■ガラス素材:サファイアガラス(無反射コーティングつき)
    ■防水性能:日常生活用強化防水(20気圧防水)
    ■ケースサイズ:[ケース外径]44.8mm  [厚さ]15.5mm
    ■ムーブ:スプリングドライブ 5R66(GMT,パワーリザーブ,カレンダー,自動巻き)

     新しいランドマスターは「スプリングドライブ」仕様なので、思ったとおりでっかい。
     私は今現行のSBDW005という「キネティック」のモデルを使っているけれど、これは 41mm/14mmで、直径が小さめな割りに厚みがあるので、なんとなくゴロッとしているけれど、 新型はど〜んとしている。写真で見る限り。
     こうなると、もう「丘冒険家」の腕にはあまる(笑)
     そして、この派手なデザインは海外向けの「ファイブ・スポーツ」(日本で買うと3万円くらい?) で、なんだか見たことが あるようなデザインだ。(実物は「仕上げ」の効果があるので高価に見えるとは思うけれど)
     決して、60万円近い時計が3万円の時計に似ている…と言っているわけでは無いが、 「グランド・セイコー」に「スプリングドライブ・ダイバー」をラインナップしたときの、 高機能を品位あるパッケージにまとめてみる、という考えとは全然逆に、 アウトドア大好きな「ヤンチャなリッチ層」向けみたいなハジケた感じではある。
     まあ、本気で南極辺りに行くときには、間違いなく頼もしいだろうと思うけれどね。
     日本における、ロレックスの「エクスプローラII」あたりポジションと比べたら、 これを付けていたら全然「本気」に見えるだろう(笑)
  • 最近ほしい物リスト
    • 望遠レンズ(70-200mmF4L IS)とか? …前々からのことだが、今使っているEF75-300mmIS USMというレンズは、光学性能が低い。
       キャノンの「初代手ぶれ補正レンズ」で、これは画期的だったけれど、 デジカメで大きなサイズ(17インチとか110インチとか…)で鑑賞することが当たり 前になってくると、周辺解像度の低下が目立つし、同じシーンでレンズを交換すると データを見なくても気がつくほど、コントラストも出ない。
       直接の後継機種「EF70-300mmIS USM」もデータ的にはだいぶ高解像度に進化しているようだけれど、 ここは飛躍を狙って「EF70-200mmF4L IS USM」も有りかと思う。
       というのも、「EF70-200mmF2.8L USM」というレンズも持っているけれど、高性能だが 重いので旅行には持ち出しにくい(^^;
       焦点距離は-200mmで良いことにして、今持っている二つの望遠ズームの 良いとこ取りを狙いたい。
       
    • デジタル一眼レフ(EOS 50D) …EOS 10D/20Dと使って、フィルムのISO 100/400までの感度でがんばっていた時代より そうとう便利にはなったのだけれど、暗部の階調を出そうとRAW現像で頑張ると、 どうしてもノイズが気になる。
       さらに、新型は「レンズ収差」や「周辺光量落ち」を補正する機能がある。
       画素数も800万から1200万に増えるので、200mmのレンズをトリミングで300mm相当に 使うことも出来る。
       現状800万画素では、トリミングすると、A4印刷には物足りない画素数に なってしまったりするので。
    • コンパクト・デジカメ …妻のデジカメが壊れてしまって、ちょうど「買い時」なのではあるが、最近の顔認識 デジカメは全自動でものすごく良く撮れるらしい。
       夜景や逆行の人物撮影のときにイチイチ、フラッシュの露出補正などに神経を使っている 現在を考えると、「難しい光線状態で人物を撮る」ということに関しては、 顔認識モードに対抗して人力を駆使するのは虚しいくらい、科学は進歩した …という感じ。
        革ベルトの時計…「クィーン・ビクトリア」を見学に行って、久しぶりに 「世界一周旅行する富裕な人々」を横目で見てきた(^^;わけだが、今回は寒い時期のこともあり あまり時計が目立つことは無かったのだけれど、やはり、値段はともかく「品格のある時計」 を一つは持っていたいものだ。
         高そうに見えるのも、安そうに見えるのもNG、必要なのは空気のような「品格」だ。 まあ、地味に見えて丁寧な作りの良いものを求めるとなんだか高価になってしまう ということは有るのだけれど。
         余談だが、長崎旅行全体を通して、比較すると「東京はロレックス率高いな」という ことも感じた。 世界のお金持ちが、わかりやすいロレックスなんか使わないのは当然としても、 街中の普通の人たちも東京のようにはロレックスを見かけない。
         やっぱり東京のほうがバブルっぽいのかね。
      • …10年以上「アキハバラデパート」で靴とカバンを買っていたのに、あの店が 無くなって困ってる(^^;
         基本的に「同じものを長く使いたい」ので、靴・カバン・めがねetc.は壊れたら 同じものを買っているのだけれど、店が無くなってしまうと本当に困る。
         というわけで、定期券で行ける範囲内で時々店を探すのだが、同じブランドを扱っている店が 見当たらない。
         …というか、婦人靴の売り場はどこにでもあるのに、紳士靴売り場はどうして こんなに少ないのだろうか。
         ていうか、女は着るものに無駄遣いしすぎだな。うんうん。売り場面積的に5〜10倍は 服飾関係のお金を使っているのではないか。
      • スピーカー・ベース…これは、ネットでポチればすぐ済む買い物だが、 サブ・ウーファー用の御影石を買おうという話。
         先代のSWとは外形寸法が全然違うので買いなおさないと。
         で、これは一枚一万円以内の買い物なのだが、秋葉でいわゆる「オーディオ・ボード」 と名の付くものを眺めたら、高いこと!!
         しかも、複雑な構造や珍しい素材を使っているものならまだしも、どこから見ても 「ただのアルミ板」でしかないものを何千円もの値段をつけて売っていたり。
         そんなものは東急ハンズで買えば良いのになぁ…
         インシュレータの類も、ただの木片、ゴム片が、原価の10〜100倍かという値段で売っている。
         木片なんか、100円ショップで袋に詰めて売っているものと大差あるように見えないが…。
         0.5g前後の、アルミだとか水晶片だとか、そういうものにすごい値段をつけて売って いるものもあるな。共振を分散するとか言って。 一つまみ部屋に置くだけで音が変わる絹の綿とか、ほとんど魔法…というより呪いのような グッズもある。
         しかし、「電源が汚れているからアルミ削りだしのコンセントを買いなさい」というのは 「祖先の穢れが運気を下げているからツボを買いなさい」というのと、たいして変わらない よなぁ。
         最近「携帯に貼ると電波の感度が上がる」というシールのメーカーが一斉に摘発された ニュースを見たが、電源やケーブル類で音が良くなるというグッズも大概オカルトだから NGだろう。
         そのうちそれらの広告には「この記事はお客様の感想です。実際の効果には個人差があります」 という但し書きがイチイチ入ることになるのだろうなぁ。まあ、お客様の感想を社員が書いて つかまった健康食品会社もあるけれど。
      • AVアンプ…はやくTA-DA7000ESの後継機を出してくださいよ…
      • メイン・スピーカー…欲しいけど…まだ先かな…、アンプを交換して ドルビーTrueHDなんかに対応したらたぶん現実的に欲しくなると思う。
2009.3.11
  • 旅行の写真、ざっとRAW現像完了
     今回は8GBのCFカードを買い足して、18GB/5枚/3日で出かけたが、使用したのは約16GBだった。
     枚数は1500枚くらいか?船は動きがゆっくりなので連写はしない。
     ハウステンボスのフラッグ・ショーのように動きのある見世物は、わずか数分で 100枚以上撮ってしまうが、こういうのはビデオが欲しいかも。
     最近のコンパクト・デジカメは、AVC形式のHD動画が撮影できたりするので、 こういうときに良いなぁ。
     前回2000年の長崎旅行は、「フィルム」撮影でデジタル取り込み。 しかもスライド用フィルムで独特の発色が美しい。
     フィルム時代は、「一日あたり36枚x3本=約120枚」計算で撮影していた。
     だから、やっぱり枚数的には5倍程度。
  • 機材はカメラ本体がEOS 20D
     レンズは「EF-S10-22mm」「EF-S17-85mm」「EF75-300mm」の三本。
     35mm換算で「16-35」「27-136」「120-480」
     超望遠で撮影する海の彼方からやってくる客船から、超広角で撮影する 巨大な船体&室内写真まで、三本のレンズはフル稼働。
     レンズの組み合わせに関して言えば、とにかく空気が霞んでいたので、 300(換算480)mmで撮る写真はあまり良いものではなかった。
     これなら、レンズの性能重視で「EF70-200F2.8L USM」(換算112-320mm)の方が 良かったかなと思うが、飛行機移動の旅行に持っていくのはちょっと大変だ。こいつには 手ぶれ補正も無いし。
     やはり「EF70-200mmF4L IS USM」が、旅行用には必要だな。

     「EF-S17-85mm」に関しては、広角側が換算27mmなのがちょっと惜しくて、 これが換算24mm(実15mm)なら、一本で済ますことの出来る範囲が格段に広がる。 (24mmは画角が約90度になるので、室内なら部屋の角まで行けばほぼ全てが写る理屈だ)
     まあでも、このレンズは画質も良い万能レンズ。一番沢山使ったのは間違いない。

     船内見学では「EF-S10-22mm」(換算16-35mm)が大活躍した。
     単に「室内が広く写る」ということの他に、団体さんでぞろぞろ移動しているとき、 対象物にぐっと近寄って撮影すれば「どの写真も他人の後ろ頭が写っている」という 事態を回避できる。
     実際、今回の見学会はみんな他人が写りこまない写真を撮りたいためだと思うのだが、 とんでもなく列が長くなって、要所要所での行列待ち合わせの時間が長かった。
     まあ今回はみんな「写真好きで空気の読める人」が多く、譲り合いの 精神はあったように思われる。
     途中で「もう1フロアも階段移動できない」とへばっている老人も居たけれど、 確かに移動距離は多かった。

  • 他の人のカメラを見ていると、ほとんど全員がきちんとフードを付けて 撮影しているのが驚きだった。
     私は機材のコンパクト収納のため、旅行の時にはつい省略してしまうのだけれど、 抜けのいい写真を撮るためには確かに必要なことだ。一台30〜50万円もする カメラを使う人なら、そこまで神経を使うのは当然なのかな。反省した(^^;;
     天気が怪しいときには、フードは前玉に雨粒が付くのを抑制する効果もあって、 かさばる事以外には絶対に良いのはわかっているのだけれど。
     三脚まで使用しているのは、今回のツアーでは一名のみ。朝の展望台に居た 別グループ(地元?)はみんな三脚で場所取りしていたけれど、今時は 手ぶれ補正機能もあるし、動いている船を取るのにそんなに遅いシャッター速度も 使わないので手持ちでいける。
     重い機材を構えたまま長時間待ちの体制に入る場合は、単に持たなくて良い というだけの理由で三脚はありがたいが、「ほとんど登山」の展望台への移動で、 三脚を持っている人は大変そうだった。それでも想像以上にみんな元気だった けれど(^^;
    (…やっぱりみんな日々の場所とりで、一番乗りの習慣が付いているのだろうか…)
  • 一番大切な機材は、カメラバッグかもしれない
     フードを付けたままのレンズ+本体が三本入って、+ストロボとフィルター類の小物、 おまけにA4の地図やパンフレットの紙物までがスムーズに収納できる大き目の バッグがあると良いな。A4が入れば折りたたみ式のレフ板まで持てる。
    (レフ板はモデルに自分で持ってもらう事になるだろうが)
     今以上を狙うには、フィルターやストロボ、ライティング系の小物まで持ち歩くのは 必須なんだろう。
2009.3.8
  • 演奏会「バッハ/ヨハネ受難曲〜東京バロック・スコラーズ」(杉並公会堂)
     新しくなった杉並公会堂の綺麗さに驚く。
     学生時代に利用した地味な建物はカケラも面影が無くて、どうやら基礎から完全に 取り壊して新築したようだ。
     しかし駅からホールまでの風景は、大通りの電線を地下化したこと以外 ほとんど変わらず昭和の街並み。もっと凄く古ければ味わいというものだろうが、 これは四半世紀ただ古びただけの東京郊外という感じである。
     都心部の繁華街は凄い勢いで新陳代謝しているのに、この「そのまま感」は かえって凄いかもね。
2009.3.7
  • 三日間の旅行で大変な体力を使ったため、一日ぐったりとしながら写真の整理。
     休日でよかった(^^;
     妻は翌日合唱団の本番があり、一日リハーサル。体力あるな〜
2009.3.6
  • 長崎「クイーン・ビクトリア号・寄港記念・船内見学ツアー」(3/3)
     三日目の朝は、QVと同じ設計の豪華客船「ARCADIA」が同じ時間に入港。
     今度は、埠頭から見学する。でも、ぐずぐずしていたら、すっかり、橋なんか くぐった後になってしまった…(^^;;
     同じ設計の巨大船なのに、知名度の違いからかちっとも人が居ないのがなんとも…
     先導する船の放水も無い。
     入港は頭から突っ込むので、機能の出港風景ほどのアトラクション感は無いが、 一発でピタリと着岸するのにまた驚いた。
     一般的には、岸壁まで数メートルのところで一時停止して ロープを発射し、ウィンチでこれを巻き上げることで岸壁に付けるわけだが、 「ARCADIA」は自力でゴンとも言わさず吸い付くように着岸。ロープは後から 固定するためだけ、という感じの扱い。
     精密。なんだか凄すぎる。
  • 路面電車で長崎駅に
     駅前に「女神大橋」の事業計画の看板と、新幹線誘致看板があった。  写真的に(笑)、橋は写真的には前景/背景として機能するが、遮蔽物としても働く。
     山の上からの撮影だと、特に船が橋の陰になる時間が長い。
     計画図を見ると、「長崎市内の交通渋滞を解消するため」 とあるのだが、平日出勤時間である6:20〜8:20くらいまでずっと見ていて、 橋の交通量はまったくたいしたことは無く、地図的にも人口の薄い場所を 繋いでいるように見える。(結局用事が有るのは港の奥にある市街地だから)
     平らな土地があれば、橋が出来ることによって人の流れが変わることもあろうが、 ご存知のとおり、橋が繋ぐ半島は物凄い山なので「道が出来たから人が住む」という ことも無いだろう。
     なんだか無駄に見える。「港に橋をかけたい」という観光的動機を粉飾している だけなのではないだろうか。まあ、「室蘭港の大橋」よりはだいぶマシかも知れないが。 (室蘭の大橋は本当に何も無い場所を繋いでいる)
     新幹線誘致看板は、なんと蛭子さんの緩いイラスト(^^; 地元出身者なのかな?
     プチ鉄としては、現在の「特急かもめ」(「長崎-博多(154km)」一日30本弱)が物凄くかっこよくて、 これで十分という気がする。
     この特急もガラガラに空いているように見えるんだから、新幹線は 早くて便利だろうけれど、お金の収支は成り立たないと思うなあ。
  • 電車で「ハウス・テンボス」に移動
     というわけで、快適なくらいに空いている電車で「ハウス・テンボス」に移動。 これこそ新幹線があれば速いのにと思うが、何しろ乗る人が少ない(^^;
     大村湾をぐるりと半周するこの線路は、なんとなく内房線で東京湾に沿って 房総半島を行く風景に似ている。のどかで良い。
     ハイステンボスは二度目だがチューリップ祭りが今回の主目的。 オランダでチューリップは絶対に押さえておきたかった。
     そして三谷幸喜の映画『マジックアワー』のロケ地としての街角もチェック。
    (去年はもう一つのロケ地門司港の対岸の下関(^^;まで行った。峠のシーンから ちらっと見える港)
     ハウステンボスは「チューリップ祭り」でにぎわっているのかと思えば、 チューリップの咲いている場所はそれなりに人が居るけれど、街の中は 大陸の観光客と修学旅行生ばかりでなんとなく人気が薄く、飲食店は 休業の店が多く、以前夏休みに来た時には「空いていて楽しい」と思ったが、 今回は「人気が少なすぎて寂しい」という雰囲気。
     しかし、風景写真的にはほとんど貸しきりみたいで具合がいい。 チューリップと風車の風景は本当に美しかった。天気も辛うじて うっすら青空になってくれたし。
     昼食はなんとなく「無難なファミレス系定食」みたいなので。
     食堂街は、オランダの街並みの中に「そば・うどん」とかいうノボリが立っていて、 イマイチ徹底していない感があるのだが、そういえばチーズ以外の「オランダ料理」 ってイメージが無い。
     隣国ベルギーに行ったときには、ムール貝とアスパラガスとフライドポテト は絶対はずせないメニューだったのだけれど、そういえば、アニメ『フランダースの犬』 でもあまり食事シーンの記憶が無い。
     『フランダースの犬』はあまりにも貧乏で食事シーンが登場してもパンとチーズしか なさそうだけれど、『アルプスの少女ハイジ』ではパンとチーズだけでも 食事シーンはとても印象に残っているのになぁ…
     「出島」では食事の再現シーンの展示があって、そこでは「豚の頭の丸焼き」とか、 クローブを刺した巨大なブタの胴体を焼いたものとか、鳥の丸焼きとか、 あるいはゴミ捨て場から発掘された骨の類とか、やたらと素材のままの肉系食品と、 ワインばかりが目立っていた。
     現代オランダ料理が気になるところだ。
     チューリップを見た後は、「フラッグ・ショー」と乗り物系、劇場鑑賞系を いくつかこなしたらあっという間に帰国時間。
  • 帰りは「ハウステンボス-長崎空港」の直行連絡船を利用したけれど、乗客は5名。
     連絡船に乗ると海の上から遠ざかっていくハウステンボスの街並みがいつまでも 見られて、とても良い雰囲気なのだが、5人じゃ燃料代だけで赤字運行になりそうで とっても心配。
     空港の待合室では、TVで「豪華客船入港」のニュースのほかに、「ハウステンボスで、 入場者は辛うじて昨年度を上回っているのだけれど、合理化のためにホテルの一つを 営業停止する」というニュースをやっていて、まああの寂れっぷりでは止む無しと、 理解できてしまうのが残念なことなのであった。
     とにかく今回の旅行では「良いんだけれど、もう少し活気があればもっと楽しいのに」 と毎日思っていた。いくらオフシーズンの平日とはいえ、若干の修学旅行と外人観光客以外に ほとんど人気が無いのは寂しいもんだ。
     不景気なんだし、暇だし、今こそ国内旅行で内需拡大に貢献だ。ってわけにはやっぱり いかないのかねぇ…。
2009.3.5
  • 長崎「クイーン・ビクトリア号・寄港記念・船内見学ツアー」(2/3)
     二日目は朝6:00集合で、グラバー園のある丘のさらに上のてっぺんにある 「鍋冠山展望台」に。
     30分足らずで頂上の展望台に到着すると、すでに別口の2,3人のカメラマンが 場所取りしていて、イマイチ木の陰の悪い場所しか取れず(^^;;
     しかも、最近出来たと思しき大規模マンションが「女神大橋」の下を通る船の、 写真的に一番おいしい場所を塞ぐように建っていて「なんじゃこりゃ〜」と 小声で叫んでしまう。
     望遠レンズで見ると、橋の上の遊歩道にも大勢の人が出ていて、なかなかの 人気だ。(でも、あれを徒歩で渡るのは根性がいると思う…)
     船はどこから来るのかと思ったら、橋の北側に出現。
     コンディションは予想はしていたけれど、暗いしガスっているし、障害物は多いし、 写真的には橋の向こうで一箇所、くぐってマンションの影から出て、 展望台の手前の木陰に入る前の一瞬の一箇所と、だれが撮っても この2箇所しか撮影ポイントが無いのは参った。
     この一番邪魔な木陰を抜けてから埠頭まではずっと見渡せるのだが、 その区間では「歓迎放水」があって、これは山の上ではなく 埠頭の正面から間近に見たかった。
     写真的にも「放水とQV」がひとつのフレームに収まらないと意味ないし。
     あっちもこっちも撮りたい…と思うと、地元写真家は毎年場所を変えて撮影できて うらやましいことだ。
     下山してからホテルで朝食。
     今日の本番はまだまだこれからである。
  • 10:30から、湾内遊覧船でQV見学。
     長崎の港は、客船ターミナル(…というほどのものはないプレハブ小屋)を囲むように 岸壁が整備されていて、本当に船が見やすい。
     陸から見えないのは「船尾」だけだ。
     というわけで、遊覧船からは船尾を撮影するが、 写真的にはちょっと離れてしまうとすぐにガスってしまい白っぽいのが残念。
     遊覧船はツアーの全体スケジュールには入っていないのだが、なんだか ほとんどのメンバーが乗っている様子。
     全員気合が入っているので、私の「EOS 20D」なんか最古の部類。キャノン党が多いが、 中にはニコンの「フルサイズ」デジカメもいたし、一人で二台持ちも珍しいことではない。
    (望遠と広角のレンズ交換が頻繁なので、二台持ちはとても有効)
     そして、これらのメンバーは「船以外の物」には全然カメラを向けないのがまた、 なんだかマニアっぽいのである(^^;
     …しかし、これらのメンバー、きっと横浜港etc.でも意識しないままに 一度ならず擦れ違っているのであろう。豪華客船の入港なんてピンポイント なイベントだからね。
     長崎港には、国内に6艦しか存在しない「イージス艦」が二艘も入港、整備中で、 ある意味「そんなに整備して日本の守りはどうなっているのか」と思わないではないが、 これも被写体としては美味しい。
     遊覧船が港から出たところで、湾外から帰ってくるイージス艦とすれ違い、 これがまた素晴らしい絵。軍艦は絵になる。戦争反対とは矛盾するが、 まあ専守防衛の精神で。
       などと言いながら「広島に大和を見にいかなけりゃ…」などと 口走ったりもするのであった。
  • 遊覧船の後は午後の船内見学会まで時間があるので、昼は中華街で「江山楼」のちゃんぽん。
     名物はがっちり押さえる。
  • そして船内見学会。
     外国船なので、見学会の参加にはパスポートなんかが必要だったりするし、手続きは 乗船の手続きをする建物と一緒。とはいうものの、この建物、ただのプレハブで、 甚だ安普請。
     もうすぐ、ちゃんとした展望ロビーを備えた建物を作る計画はあるらしいが。
     柵の外でうろうろする人、ツアーに申し込んだが定員オーバーで参加できなかったけれど、 とりあえず見に来た。と旅行会社の人に話しかけていて、これは顔見知りになるくらい 常連らしい。
     手続きの待合室では、現在横浜に停泊中の「ナッチャンWorld」に乗ってきた話が あちこちで聞かれ、「船舶マニア」は、なんだか限られた人々がゾロゾロ全国を 巡っているようなのである。
     我が家なんぞは、「濃度」に関してはマニアの末席のそのまた裾野。引退する直前に 「クィーン・エリザベス2」に乗ったことだけがマニア的に自慢話。なにしろすでに 引退した船なので、これから追いつく人が居ないという年寄りモード(笑)

     船内見学は、BSの船番組で色々予習しているので意外に「おぉ懐かしい」という ぐらいの感覚(間違ってる…)だけれど、いわゆる「一等船客」しか入れない 特別なエリアも案内してもらって、得した感じ。だって、客として自分が 乗ったときには見られないから。
     TVではわからなかったことだが、「一等船客」しか入れないエリアは、 意外に「QE2」よりも多くなっていて、もちろん、一般クラスのパブリック・エリアも 拡大してはいるのだけれど、富裕層がより快適になっている感じがするのだった。
     そしてメイン・ダイニングの入り口の雰囲気は、QE2の方がなんとなく広々としていて、 ゴージャス。重厚な高級感というか、本物の「古めかしい重み」はやはりQE2の ほうが上手なのだった。

  • 下船するとすぐにお見送り。
     港の見えるホテルの展望ラウンジが予約してあったが、我が家的には 間近で見たいということで、動き出すまでお茶をして待ち、出港は船首の 正面に当たる岸壁から見学。
     QVは最新の「ポッド推進システム」と三基の「バウスラスター」があって、 出港は完全に自力で直角に離岸。
     そして完全にその場で180度回頭。
     その動きは素早く完全になめらかに連続していて、とても人間業ではない。 たぶんGPS連動で全自動なのだろうなぁ。
     あれほど巨大なものが正確に易々と制御されるのを見るのは、感動する。
     気がつけば、他にもツアーの客が岸壁まで来て写真を取っていた。
     やっぱりこの180度回頭は、間近に見ないとね。
  • 5:30頃、まだまだ早いが飲みに行く。
     市内のメインのアーケード外の八百屋などをのぞくと、珍しいもの、激安なものが 山積みでとっても羨ましい。
     今日は長崎のうまい物の看板を出す居酒屋「信天翁」にふらりと入ったけれど、 レベル的には「チェーン店のローカル版」くらい。
     今日も平日ではあるが、客が少ないので、勢いがつかない感じ…。
     寂れているな。大丈夫か、長崎。
2009.3.4
  • 長崎「クイーン・ビクトリア号・寄港記念・船内見学ツアー」(1/3)
     3月5日、世界最大級の豪華客船「クイーン・ビクトリア号」(以下"QV")が、世界一周の途中で 長崎に寄港するというので、妻の発案で見学ツアーに参加した。旅行会社のガイド付の 「船内見学会」が目玉イベントである。
     我々のツアーは、東京から10名、大阪から10名、現地集合10名、という感じだが、 ほかにもあちこちの旅行会社や、現地の住民サービス組やらなにやらで、相当な人数が このために集まった様子。
     地元のフェリー会社も、遊覧船での入港お迎えクルーズ、出港見送りクルーズあり、 昼間の通常遊覧船も、停泊中の船をじっくり撮影できる特別ルート、という感じで、 当日はヘリも飛んでいるし、NHKは全国放送しているしと、なかなか賑やかなイベントであった。
  • ツアーの日程は、QVの入港は朝8時、出港午後5時というスケジュールのため、前泊ありで一泊二日 だが、我が家的には「長崎観光&翌日に入港するQVの同型船ARCADIA」の見学を含めて、 独自に二泊三日の参加。

  • 一日目は、2時くらいに長崎市内に到着し、「出島」と「美術館」を見学した。
     出島は2000年9月21〜23日の長崎旅行で行ったことが あるのだが、そのころ建物の復元工事中が始まったばかりで 「復元が進んだらぜひもう一度見に行こう」と思っていた。
     現在の出島の敷地全体での建物再現率は、30%程度のようだが、 「カピタン部屋」という、上陸中に船長が使用する一番大きな建物が再現されていて、 滞在中のオランダ人の生活が一通り想像できるさまざまな展示がされていて、 再訪しただけの価値はあった。
     再現の中期計画はあと少しで完成らしい。長期計画では完全再現を狙っているようだが、 それには現在存在する街並みを相当程度削る必要があって、なかなか大変なことのようだ。
     周辺が埋め立てられたのはともかく、水路の付け直しで敷地を削ってしまった部分もあり、 その昔には「文化的価値」というのが、少しも考えられていなかったことは、 いくらなんでも不思議に思う。
  • 「美術館」は、夜8:00まで開いていて、観光のトップシーズンでもないのに やる気があってすばらしい。
     常設展示の中心は、戦時中の「在スペイン大使」が当時スペイン国内で 買い集めた膨大な絵画のほとんどを置いて帰国したのを、近年返還を受け、 これを中心にコレクションを展開しているらしい。
     建物の豪華、巨大さに比べて、常設店の展示枚数が少ないような気がするが、 数ヶ月ごとに入れ替えているので「何度も通え」ということか(^^;
     スペインの「プラド美術館」とも提携しているそうで、その昔 スペイン旅行のときに見た「埋もれる犬」のグッズがあって、この時お土産に 買いそびれた積年の後悔を晴らし、絵皿を買った(笑)
     特別展は「大風呂敷展」…世界の包む布を展示。
  • 夜は思案橋あたりの居酒屋を探して入る。
     以前来た時には、地元の人が入る店なら大丈夫かと思って若い男女が出てきた店に入ったら、 案外「観光客価格」の店でやられたのだが、今回は妻がネットでちょっと調べた店に。
    居酒屋「吉里吉里庵」
     店のレベルとしてはまあまあまだったが、我々以外に奥のほうに1,2組の客がいるだけで なんだか寒々としていたのが居心地が悪かった。いくら平日とは言え…。
     普段居酒屋といえば日本酒なのだが、ここは九州の焼酎中心に頼む。しかも 店の「一押しマーク」を見て(笑)
     店を出た後、ホテルまでは徒歩の距離なので、思案橋の怪しい飲み屋街を通り抜けてみる。
     平日の夜とはいえ、思いのほか寂れている…、というよりなんだか、つぶれている店、 本当に崩壊していて立ち入り禁止の建物がやけに目に付く。大丈夫か長崎経済…?
2009.3.1
  • 高速フェリー(双胴船)「ナッチャンWorld」見学会(横浜・大桟橋)
     オーストラリアのインキャット社、ホーバート造船所で建造された。同社の 112m級ウェーブ・ピアーサー(高速双胴船)2番船
     青函航路(青森港 - 函館港間)に、2008年5月2日就航したが、原油高による赤字のため、東日本フェリーは 国内フェリー事業からの撤退を表明。このため、2008年11月1日から運航を休止。
     つまり「半年しか働いていない悲劇の船」という感じなのだ。
     ただ、地元では再就航運動もあると聞くが、今回は暇なので「横浜&函館開港150周年」のイベントとして 訪れているということだそうだ。
     ということで、見学に行った。
     見学は主に客室部で、操舵室やエンジンルームは見られないのが物足りないが、客室の広さは なかなか良い感じだと思った。
     車を入れるデッキは二階建てで、通常の船は下層部ほど細くなっているわけだが、 双胴船だから1Fでもとても広い。そのまま2F,3Fも広くて、3Fは客室、ここは飛行機のシートのような のが小劇場のような広さである。4Fは上のクラスのソファの席。各席に液晶モニタなんかがある。
     停泊中の小さな波でも結構揺れを感じるのは、双胴船ならではか。
     この船は「船の科学」という本で詳細に紹介されているが、見学できなかった「操舵室」は 普通の船舶のような「ブリッジ」ではなく、TVモニタで操船する…どちちらかというと、 飛行機みたいな狭い構造。
     エンジンも、細い双胴の左右に分かれているので、見学者の入るスペースは全然無さそうだ。
     外観は「船首」のカミソリのような細さが、いかにも「高速船」という感じでシビレルのである。
     まったく、こんなにカッコいい船が働くことができないとは残念なことだ。
    性能などについてはWikipediaで
  • オリコンの「心に残る映画」ランキング
    個人的に心に残る★、良い映画●、見たけど?、見てない−
    洋画部門(公開年)
    ★1 タイタニック(1997)
    ●2 バック・トゥー・ザ・フューチャー(1985)
    ●3 アルマゲドン(1997)
    ★4 スターウォーズ(1978)
    ●5 ショーシャンクの空に(1995)
    ★6 パイレーツ・オブ・カルビアン(2003)
    ●7 グリーンマイル(2000)
    ●7 ハリーポッター(2003)
    ★9 ローマの休日(1954)
    −10 ゴースト ニューヨークの幻(1990)
     この手のランキングには珍しく、9位まで見ている。★を付けたのは今まで何度も見ているし、 Blu-rayが出たら必ず買う作品。まあ、他に名作はいっぱいあるだろうと思うけれど。
     とりあえず『ハリーポッター』が7位なら『ロード・オブ・ザ・リング』を代わりに入れたい。
     2位の『BTTF』は、良いけどさすがにプッシュしすぎでは?
     『アルマゲドン』『ショーシャンク』『グリーンマイル』『ゴースト』の4本は、泣き映画。
     映画として悪くは無いんだけれど、「心に残る映画」ランキングなら、他に何か入れる余地があると思うし、 「心に残る」というキーワードがかなり偏向している感じがする。

    邦画部門(公開年)
    ?1 ALWAYS 三丁目の夕日(2005)
    ★2 踊る大捜査線THE MOVIE(1998)
    −3 世界の中心で、愛をさけぶ(2004)
    −4 容疑者Xの献身(2008・上映中)
    ★5 となりのトトロ(1988)
    −6 恋空(2007)
    −7 いま、会いにゆきます(2004)
    ●8 黄泉がえり(2003)
    ★8 千と千尋の神隠し(2001)
    −10 おくりびと(2008・上映中)
    −10 南極物語(1983)
     邦画は「どういうこと?」と思うひどさ(笑)
     「おくりびと」は後で見ようと思っているけれど、ベタベタにスイーツだ。予告編を見ただけで 「絶対見ない」と思った作品ばかり。
     アンケート対象は高校生なのか?オリコン的に「心に残る」ってのは「泣き映画」という マーケティングを誘導しているのかねぇ…
     とりあえず、『七人の侍』は入れてほしいな(^^;あれも泣けるし。黒澤は泣ける映画多いよ。
  • ちなみに、WOWOWで今月『タイタニック』のハイビジョン放送がついにある。
     まあ今回が「初放送」ではないけれど、以前はD-VHS時代だったから、もう化石化しているので、 再放送大歓迎だ。(ていうか、BDソフト化を早く!)  『スターウォーズ』のハイビジョン放送もD-VHS時代で化石化している。
3月のBS/WOWOW★注目番組
  • 3/10(日)00:00-  WOW  オーシャンズ11(SD-5.1)
  • 3/11(水)深1:45-  WOW  ファイナルファンタジー
  • 3/14(土)深3:40-  WOW  オーシャンズ13
  • 3/15(日)18:00-  WOW ★エリッククラプトン・ジャパンツアー2009
  • 3/22(日)13:30-  WOW  若き日の黒澤明
  • 3/22(日)20:00-  WOW  大いなる陰謀
  • 3/24(火)19:40-  WOW ★タイタニック
  • 3/26(木)深0:30-  WOW ★時をかける少女[アニメ]
  • 3/31(毎火) 19:00〜  BSh ★スターウォーズ/クローンウォーズ


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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!