映画館がやってきた!

構築日記・不定期便
- What's NEWを兼ねた日記のような読み物 -
2007年07月
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2007.7.31
  • 与党系雑誌立ち読み
     コンビニで(たぶん選挙直前発売の)「SAPIO」という雑誌をぱらぱら めくったら、桜井よしこ(だったかな)が対談していて 「はっきりいって年金なんかなんの問題も無い」と断言していて あんぐりした(^^;;
     たぶん総理も「あれは役人どものやったことで俺は被害者だ」と思っている のだろう。そんな政府見解の公報人だな。
     でも「天下り法」の歯切れの悪さを見れば、政府与党と官僚たちの間に がっちりと利益的なコネクションが存在するのも明白なことだ。役人のやることに 「しらんぷり」決め込む態度も白々しい。
     年金問題は問題ではないといって代わりに振りかざしているのが「美しい国」
     っていうか、一部思想の人々の思い描く「美しい国」なんて危なくて しょうがないんですが?
     憲法改正より前に「米国の正義の無い戦争に反対できない政治家」なんて要らない。
     選挙の結果も出たので、今度は「全部赤木大臣のせい」ってことになるのかな。
2007.7.30
  • 『APPLE SEED』と不気味の谷
     久しぶりに放送された『APPLE SEED』を見た。
     公開当時、背景を3DCG、キャラクタをモーションキャプチャによる演技を3DCGにしたものを 2Dっぽく変換することによって、比較的安価にCGアニメが作れる…というシステム が話題になって、今年同じシステムを使った新作が公開予定。
     新作がどれだけ進化しているか楽しみだが、この『APPLE SEED』の絵には 違和感がある。
     その違和感の原因を考えながら見ていたら、これは最近研究されている 「コミニュケーションロボット」の不気味さに似ているのだと気が付いた。
     そっち系のロボットの開発者の間では、ロボットの表情をどんどんリアルに 作っていくと、「本物そっくり」の手前に「不気味の谷」といわれる領域が あるらしい。
     『APPLE SEED』も、手書きでは出せないほど生々しい動きだからこそ、 あと一息の違和感が不気味さに転じている。
     もう一つは、「モーションキャプチャ役者」の演技の質が、 明らかに低いことか。コメディアンがアメリカン・コメディーの大げさな動きを 演じているみたいなバタバタした動き。戦場の動きには無駄を感じるし、 ハイヒールをはいた女性の動きは、なんだか履き慣れていないように見える。
     これは、熟練アニメータの方が、そこらへんの無名の役者より「動きの美しさ」を 熟知しているということだな。
     モーションキャプチャもハリウッドの特撮では当たり前になりつつあるが、 アチラモンの大作で「動きの違和感」を感じたことはほとんど無く、だとすれば、 役者の層の厚さの違いなのだろうか。
  • もしかするとモーション・キャプチャの作品は「アニメ監督」には 作れないのかもしれない。
     レンズとアングルを決めて役者に演技指導をつけて…という作業は、 実写そのもの。手書きアニメの動きは具体的なところは「アニメーター」が 付けてくれるから良いスタッフが居れば監督が心配をすることは少ないが、 振り付けとか、殺陣とか、必要なのはもはや実写のスタッフばかりだ。
  • ソファで居眠りモードの妻が手だけで「ハレ晴レユカイ」を踊っていた…。 物覚えの良い奴だ。
2007.7.29
  • 参議院選挙&開票
     今回の選挙も、夜10時には無事自分が投票した議員が当選したことを確認。安心して寝られる。
     注目の選挙の割りに午後の投票率が伸びなかったのは全国的に天気が不安定だったからか…。
  • AmazonのDVD売り上げランキングを見ていたら、年末に出る 1stガンダムの劇場版DVD(HDリマスター&劇場公開オリジナル音声)が 一位になっていた。
     現行DVDの「5.1chサウンドリニューアル版」は最初から大層不評で私も買っていないが、 このタイミングでは「今更DVD?」という気にもなる。
     ケチケチせずにBlu-ray Discで発売してくれ。
     
  • 書評「涼宮ハルヒの退屈」(3)
    • 短編1「涼宮ハルヒの退屈」…1年 6月・超能力野球大会
       …ハルヒが退屈しのぎに市主催の草野球トーナメント大会への参加を思い立つ。
       適当に負けて楽しようと考えていたキョンだが、コールド負け目前のストレスで ハルヒの「閉鎖空間」が暴走を始める。仕方なく長門の情報改変能力で ズルを働くSOS団であったが、派手に人目を引く結果に…。
    • 短編2「笹の葉ラプソディ」…1年 7月7日〜3年前・七夕(タイムトラベル)
       地球からベガとアルタイルまでの距離はそれぞれ約25光年と16光年なので、 今からそのくらい後に叶えて欲しい願い事を書け、とハルヒは言った。本人の 短冊はといえば『世界があたしを中心に回るようにせよ』だ。
       その夜、キョンはみくると一緒に三年前にタイムトラベル。中一のハルヒに会い 宇宙へのメッセージを書く手伝いをさせられる。
       ところがみくるはこの時間でTPDD(タイムマシン)を喪失して元の時間に戻れなく なってしまう。唯一の頼りはこの時間に存在するはずの長門だった…
    • 短編3「ミステリックサイン」…1年 7月上旬・期末試験(コン研部長失踪)
       ハルヒが「SOS団のエンブレム」を作成、HPに掲載。しばらくして2年の喜緑江美里が 行方不明の彼(コン研部長)の捜索を依頼に来た。
       SOS団が彼のマンションを訪れると、そこは異次元空間と重なってしまい、部長は そこに閉じ込められてしまったらしいのだ。突如現れる異次元の情報生命体。だが、 そもそもの引き金を引いたのはハルヒ制作のエンブレムだという…
      ★SOS団公式サイト★ ←キョンが作ったHPという設定の公式ページあります
    • 短編4「孤島症候群」…1年 7月中旬・夏休み(孤島合宿)
       夏休み、ハルヒのために古泉が企画する合宿に出かけた「孤島の別荘」 で密室殺人が起きた。
     というわけで、3巻めは短編1,2,3は宇宙人製の有機アンドロイド「長門有希」 の特殊能力全開のエピソード三連作。短編4は、古泉と組織が演出するハルヒの 退屈阻止作戦。
     長門は感情ゼロの有機アンドロイドとして登場したが、1巻目(憂鬱)の エピソードを経て、キョンとの間に特別な信頼関係のようなものを築き始める とともに、徐々に人間らしい感情の萌芽を見せる。
     ハルヒがこの世界で(無自覚かつ能動的に)全能であるのと同様に、 長門もまた(受動的に)全能である。
     二人のタイプの違う全能の女にはさまれてキョンは幸せだが、 ストーリー的には、全能の登場人物に対していかに制約条件を 設定するかというのがひねり所だろう。
     ふたりの全能キャラの性格の違いは、「危険物」と「安全装置」の機能も 果たしていて、物語的にも良く出来ている。
  • 妻がYouYubeで『涼宮ハルヒ』の「ハレ晴れユカイ」の映像を 検索していた。
     オリジナルはともかく、秋葉の歩行者天国で踊っていて警官が来たので 凄い勢いで撤収していくバージョンがあって笑った。どうみても撤収慣れ している(^^;
     私が「ヨドバシ前で生で見たことがあるぞ」と言うと、実に羨ましそうな リアクション。見たいというより混ざりたさそうだな…もし高校生だったら 違いなく衣装を通販でポチットしている顔だ(笑)
     ちなみに、どの映像を見ても本物(アニメ)のように決まっていないのは、 振りが大きすぎて元気だけれどキレが損なわれているからでは無いか。 もっとコンパクトにシャープに動くことを提案するぞ。
  • 公式 「ハレ晴レユカイ」ダンス完全版振り付けコンテ
    (日記にはあまり書いていないが、このテのダンスから社交ダンス、 エアロビ、バレエ、フラメンコ、フィギュアスケート等など、踊り物の TV番組は片っ端から見ている、鑑賞マニアなのだ。人間の動きって 面白いよね(^^;;)
2007.7.28
  • 『機動警察パトレイバー劇場版』Blu-ray Disc 鑑賞 ★★★
    商品仕様:映像=AVC(BD50G)1080p,
    音声=日本語ドルビーTrueHD(5.1ch) /日本語リニアPCM(2ch ドルビーサラウンド)=劇場公開バージョン /英語ドルビーデジタル(5.1ch)
    Blu-ray/DVD 二枚収納BOX仕様
     1989年公開の劇場作品。近未来…1999年の東京を舞台に、レイバーの新OSに仕掛けられた ウィルスによる暴走事件を追う。
     LD時代から暗記するほど繰り返し鑑賞してきた作品がついにハイビジョンでリリースされた!
     以前BShiで放送されたバージョンと比較しても、全体に発色のヌケが良くなっていて、 例えば隊長室の前に転がったトマトの色鮮やかさがすごく印象的。 DVDではこのトマトが「伏線」として機能していることに 気づくのに時間がかかったものだが、Blu-rayなら観客の記憶に残るくらいの差が有る。
     解像度に関してはフィルムグレインまで克明に再現して、確実に情報量が多い。
     全体にメカ、工事現場、地図、あちこちにある文字情報など、細線の書き込みが大量にあり、 これらが驚くほどクリアに見える。作品中「コンピュータ画面」を表現するのに、意図的に 解像度を落としているが、ハイビジョン化によって通常画面との落差がくっきりして、 演出意図がより明快になる効用も認められる。
     その他「こんな絵だったっけ?」と思うほど新たに気づいた書込みが多くて、 思わず「同梱DVD」を再生して確認したほど。
     ビットレートは平均30,最大42Mbpsあたりまで出ているようだ。
     音声は、Linear PCM(ドルビーサラウンド)で、劇場公開バージョン、 ドルビーTrueHDで、DVD発売時に再録音された「5.1ch サウンドリニューアルバージョン」 を収録。
     TrueHDの拡張部分は我が家のシステムでは再生出来ないが、DVDの448kbps音声と 比較すると、BDの640kbps音声は透明感が増した感じ。
     「劇場公開バージョン」音声は、なんといってもこのバージョンの演技に 親しんでいるので、初めからのファンの気持ちを考えたありがたい仕様だ。
     DVD同梱という商品仕様には否定的意見が多いが、フルHDのプロジェクター環境を 持っているパトレイバー・ファンなら無視して通れない。新作公開に匹敵するほどの 新鮮さがある。
  • 米砂漠の宇宙船施設で爆発 - なんだかSFっぽいニュースでした。
  • 今日のケロロ軍曹
     クルルが1stガンダムのミハルのパロディー…というより、まんま再現を やっていて笑った(^^;
2007.7.27
  • 映画『ハリーポッター・不死鳥の騎士団』鑑賞(TC市川) ★★
     東宝シネマズ市川はTHX映画館の癖にピントが甘い。と、まずは苦言を呈しておく。 絶対映写技師の目が悪い。音は凄いのに勿体無い。
     一作ごとに映画も大人っぽくダークになっていくが、「魔法競技大会」だった 前回と比べ、今回のストーリーは復活したあのひとと対決する遊びの無い内容。
     全体のテンポはいつものように一年間経過しているはずだが、あまり 一年経った実感が無い。原作を読んでいることを前提として、 話を飛ばしている感がする。
     このシリーズで一番不満なのは、大人たちが理不尽にあまりにも無能であること で、そこは今回もまったく同様なのだが、ラストでやっと魔法界全体が 敵の出現を認識したところで終わる。
     つまり、次回からは総力戦が見られるのかと思うと、やっぱり次回作も 文句を云いながら見てしまうのだろう(^^;
     敵が復活してきたことで「魔法の戦い」のシーンが豊富にあるけれど、 基本的に「ヨーダvs皇帝」みたいな雰囲気で、特撮を本家SWのILMが担当している ということもあるかも知れないが、妙な既視感がある。
     激しく飛び散る光は美しく豪華だが、戦闘シーンとしての迫力は 肉体性が乏しいだけに、なにか物足りなさがある。
     お箸くらいの棒を振り回して光を飛ばす戦いには「つばぜり合い」 とか無いし、イチイチ「呪文」を唱えないとならないので生理的にも 「息もつかせない」というテンポ感は望めず「ターン制のアクションRPG」 みたいな交互感もある。
     魔法といったら国産では『鋼の錬金術師』があるが、あれは通常魔方陣を 書かないと使えない技が、才能のある主人公はいきなり技が出せるという 設定になっていて、スピード感があった。
     考えてみればファンタジーで「全員が魔法使い」という設定は 珍しい。しかも、今回は特に全員がほとんど同じ魔法を使って、 だれかが何か得意技を振るうところも無い。どうもMP設定も無い。
     カッコいい映像を作るためには案外制約の多い設定なのかもしれない。
     準主役級の○○○○が魔法でやられるシーンだって、乱戦の中たまたま 間が悪かっただけに見えてしまう。
     これは「ゲームバランスが悪い」と表現すべきなのか、必殺呪文を 唱えたもの勝ちで防ぐ方法が無いならば、ただの早い者勝ちに なってしまうし、あるなら最初の一撃で何故使わないかと思わなくも無い。

  • Amazonから『機動警察バトレイバー劇場版』Blu-ray Disc版『王立宇宙軍 - オネアミスの翼』Blu-ray Disc版が届いた!
     同時に「みんなのゴルフ5」『ケロロ軍曹3rd-10』
     帰宅したらメールボックスが一杯で驚いた(^^;
     とりあえず、『機動警察バトレイバー劇場版』Blu-ray Disc版を見たら 期待以上の高画質。あまりの高画質に目を疑った私は「同梱のDVD」を開封して 比較してしまった(笑)
  • 書評「高校数学でわかるマクスウェル方程式」(竹内淳/ブルーバックス)
     バリバリの電気・電子・情報工学の教育を受けてきたのだが、学生の頃は 「これからはデジタルだけわかればOK」と思ってアナログな世界のことは とりあえず単位が取れれば良い程度にしか勉強しなかった。
     会社に入って汎用大型機やスパコン関連の設計に携わり試作機をいじっているうちに、 性能を極める為にはコンピュータの中身も超アナログだという事が分かり、オーディオ 関係の趣味をやっていると、さらに「真面目にアナログの勉強をしておけばよかった」 と思う。
     というわけで、時々「再勉強」を思い立つのだが、今回は 「高校数学でわかるマクスウェル方程式」という本を読んでみた。
     まあ、大学の電気磁気学はまあまあマスターしたつもりなので、この先、 相対性理論や、量子力学の本を読む前に肩慣らしのつもり。
     しかし、懐かしく思い出しながら読む内に25年も経つと大学の物理だけでなく、 高校数学を忘れかけていることに冷や汗状態。
     この本は、前半では電気磁気学の「発見の歴史」に沿って説明していて、読みもの としての面白さがあって飽きるということが無い。
     後半は「高校物理の電磁気の公式」から「大学物理の公式」に 発展させるという説明方法を取っていてわかり易い。数学的には 微分積分の概念は必要だが、それほど難しくは無いので、再入門派には 推薦できる本だ。
2007.7.25
  • 書評「バビロニア・ウェーブ」(堀晃/創元SF文庫)
     1989年「星雲賞」受賞作品。
     地球からわずか3光日の宇宙空間に、銀河面を垂直に貫く、直径1200万キロ、 全長5380光年のレーザー光束。それが何故そこに存在するのかは謎のまま、 人類は無限のエネルギー源を手にした。
  • PS3 Ver 1.90 ネットの評判
     我が家でのテストの結果は、録音によって効果の程は異なるものの、 今まで「迫力」のある音調だと思っていた録音が実は「歪み」の効果で 静かに滑らかな再生になった分だけ、埋もれていた情報量が出てきたような、 より緻密な方向への変化を感じる。といったところ。
     ネットの大手サイトに評論が載り始めたので、ざっくり回ってみたところ、 なるほど同意できる評価も多いが、まったく逆に聞こえている評価を載せている サイトもあった。
     「高域が伸びて迫力アップ」というような評価はどうも逆方向に 感じる。
     一行で表現するなら逆に「静かに繊細に変化した」というべきだと思うが、 この静けさを補う為にぐんとボリュームを多めに回したら、 確かに「迫力アップ」という感想も有り得るかも知れない。
     つまり、大音量でも歪っぽさが顕にならないのでボリュームを上げても うるさくないという関係。
2007.7.24
  • 映画『シュレック3』鑑賞(TC錦糸町) ★★
     カエルの王様が亡くなって、このままだとフィオナとシュレックが王位を継ぐ ことになるのだが、王様の生活にサラサラ興味の無いシュレックは、第三の 王位継承者「アーサー」を探し旅立つ。
     一方前回まで負けっぱなしのチャーミング王子はその隙に御伽話の悪役を 組織して王国乗っ取りを図る。
     チャーミング王子は王国乗っ取りに成功するが、自己愛に徹する王子は 国民に向けて「怪物退治の王子」をテーマにしたミュージカルを上演する。 その舞台の上で、シュレック本人をさらしものにするために。
     …まあ、このミュージカルというのが、舞台装置は中世の劇場風だが、 音楽・演出は『エリザベート』とか 『レミゼラブル』などの日本でも上演されているような大作ミュージカル の雰囲気のパロディーになっていてやたら笑える。

  • PS3 Ver.up → 1.90
     今回の目玉はCDのアップサンプリング(44.1/88.2/176.4kHz)に対応
     出力周波数はメニュー画面で選択する。
     我が家のAVアンプTA-DA7000ESのデジタル入力は取扱説明書では32/44.1/48/96kHz対応… となっているが、PS3の設定を切りかえて確認したところ、88.2kHz(2倍サンプリング)は 普通に対応。
     176.4kHz(4倍サンプリング)ではアンプはミュート状態(unlock → ANALOG INになる)
     ただし、入力を"Optical FIX"として、再生開始から30秒ほど待つと、 "unlock"表示が消え[Linear PCM 176kHz]と表示して音が出る。
     取扱説明書には無い、176.4kHzの信号にロックできるのは興味深いが、30秒無音再生の後、 1曲目に戻って聞きなおす、しかも安全のためにボリュームを絞ったり戻したり… という手順はあまり実用的では無く、実験目的以外では88.2kHzの設定が現実的だろう。
     ちなみに、この設定でも、CD以外(PS3本体を操作するクリック音や、ATRACで圧縮して取り込んだCD) は48kHzで出力されるようだ。
     なお、TA-DA7000ESは、Linear PCM 88.2kHzの信号を受けると自動的に 「デジタル・シネマ・サウンド」から「A.F.D.」に切り替わる。
  • 試聴
     まず最近聴き込んでいる"Kind of Blue"(マイルス・デイビス)
     これは録音が古い(1959年)せいかも知れないが、顕著な違いは感じない。冒頭にある テープのノイズの質感が変わったような気はするが。
     「どんなシステムもいい感じに聴かせてしまう名盤」とは言えるかも。 お店に行くと、こういうJazz再生しているし(^^)

     いつも何か変えたときには必ず聞いている「驚異のコントラバス・マリンバ」 (今回調べたらとっくに廃盤で、中古市場では定価の3倍近い値段になっていて驚いてしまった→)
     ともかく、これは「地を這い。空を震わす驚異超弩級重低音」という帯の文字も懐かしい 「CDサウンド・アドベンチャー」シリーズの一枚で、CD発売の初期(1988年)に発売され、 以来オーディオ装置の買い替えのたびにチェックディスクとして必ず使用している。
     これが、耳を疑うほど変化した
     巨大な木片をひっぱたく32.7Hzの重低音は、オルガンの持続音と違い、超低音から高音までシステムの過渡特性があらわになるハイスピード・サウンドだ。
     だから作品の「売り」は重低音だが、超低音と超高音が同時に濁りなく再生される 能力が試される。
     このCDが、「昔」はゴリゴリ豪快に鳴るのが好ましいと思っていたのだが、 ゴリゴリ、ガリガリの「カド」が滑らかに変化した。
     アンプをTA-V88ESからTA-DA7000ESに変えたときにも似たような変化を感じたのだが、 エッジの効いた「迫力」だと思っていたのが、実は「歪み」から来る刺々しさ だった(?)という感じ。
     一聴したところ、出ていたものが出てこない気がするが、聴きなおしてみると 実は情報量が増えている。

     つぎも、いつも聴いているM・A recordings「カラムス/アル・アンダルースの素晴らしさ」MA26A
     輸入版なので国内オンラインサイトでは見当たらないのが残念だが、私は銀座の山野楽器で取り寄せたのかな。
     とにかく、これは96kHzのハイ・サンプリングDATを使って教会でワンポイント録音したCDで、 「オーディオ的」にはかなりマニアックな世界。
     イベリア半島に入り込んだアラビア人とスペイン人の音楽が融合した古楽なんだけど、 鋭い高音の笛の音がつるつると滑らかになったように感じる。
     リュートのガット弦が指先をぽろりんと転がる感じも伝わる。これはなんとも新鮮な…
     教会に溶け込んでいく長いエコーも綺麗だ。

     というわけで、モノによって効果の程に違いは有るが、PS3 Ver 1.90のCDアップサンプリング は確実に音を変える。
     今まで音のメリハリだと思っているものが、もしかして「量子化のガタガタ」 に起因する歪みに過ぎなかったのかと思うと冷や汗もの(^^;

  • その他のアップデートは以下のとおり
    【全般】 ディスクのオプションメニューに[ディスク取り出し]を追加 クロスメディアバー(XMB)の背景に好みの画像を表示する[壁紙]機能も搭載。XMBの表示フォントの変更なども追加されている。 ファイルやフォルダのアイコンを変更する際に[フォルダ分類]が選択可能となった。 【ビデオ】  AVCHDディスクやファイルだけでなく、メモリースティックやHDDなどに記録されたAVCHD動画の再生に対応。USB接続したAVCHDビデオカメラや、メモリースティック上のAVCHDファイルも直接再生できる。 再生機能では、操作パネルの[画質調整]の項目を[映像音声設定]に変更。 BD再生中に△ボタンを押して、[映像フォーマット(RGB、Y Pb/Cb Pr/Cr、自動)]や[Y Pb/Cb Pr/Crスーパーホワイト]、[RGBフルレンジ]の各項目設定が可能となった。また、動画再生時のスロー/コマ戻し再生にも対応した。 【ゲーム】 PS/PS2ゲームのプレイ中に出力設定を変更できるようになった HDDに保存したゲームの並び替えに対応 【ネットワーク】 インターネットブラウザの[ファイル]メニューに、[リンク先をブックマークに追加]を追加 インターネットブラウザの[ツール]に[ブラウザセキュリティ]を追加 AVチャットでアバターを表示しているときに、アバターが音声に反応するようになる
2007.7.23
  • 今月に入ってから、やたらと読む本が多く、読後の感想を記録する時間が無いほど(^^;
  • HV版アニメ『時をかける少女』鑑賞(BS-Asahi) ★★
    2006年、監督:細田守
    出演:紺野真琴(仲里依紗),間宮千昭(石田卓也),津田功介(板倉光隆)
     主な声優は、若手の女優、俳優。快活なトーンで成功している。
     冒頭タイトル直後の真琴が学園生活とセルフイメージについて語る独白が ほんとに良い芝居ですいっと引き込まれた。
     主人公真琴役の仲里依紗(女優)は年齢的にはぴったり同世代だが、ドラマより ハツラツとした声でカラッとした本作のキャラクターに良くあっている。

     今回のアニメ版は「オリジナルストーリー」ということで警戒して 劇場には行かなかったのだが、NHK BSアニメ夜話での評価が高いのを見て オンエアを見ることにした。
     舞台は原作から20年後のほぼ「現在」という設定。
     スカート丈、短い。携帯ある、カラオケある…という設定を見ると、 確かに設定が現代であるのは良かったのかもしれない。
     アニメはどんな時代でも書く事が出来るから、実写で数十年前を 再現するより原作を再現することは簡単だけれど、「今」を基準にして 「過去と未来」を行き来するという視点に立つと、原作の「今」がいつの時代 であっても、映画は「現在」を基準に作られるのがわかり易いかな、と。
     アニメは原作とはほとんど無関係に、偶然手に入れた「タイムリープ能力」を 単純に「便利な力」としてホイホイ使う主人公のカラッとした性格描写から始まり、 最初はカラオケを気が済むまで歌うためとか、失敗したテストを受けなおすとか、 小さいことに使っていたのが、友達から突然告白されて、驚いてなかったことにしてしまう ために時間を遡ってしまったり、心の問題に踏み込んでしまう。
     この、タイムリープする理由が少しずつ大きな意味を持っていくストーリーの 運びがなかなか良く出来ていて、クライマックスでは思いもよらず感動してしまった。 青春だ。

     この数年、過去の大作を最新SFXテクノロジーでリメイクして大ブーイングなんていう 映画が多かった。
     この『時をかける少女』は原作と同じなのは、未来に帰っていく彼のことを忘れない…という 気持ちだけとも言えるが、原作の知名度にたよらず、思い切って自由に 作った脚本が効果的だった珍しい成功作といえそうだ。
     もちろん、アニメとして「緻密で美しい作画」も特筆ものである。
     美術もいいし、動きがまた良い。

  • グイン・サーガ外伝21「鏡の国の戦士」(栗本薫(著)ハヤカワ文庫JA)
     時間的には、現在進行中の正伝より未来。久しぶりにグインが 主役の「ファンタジイ」系のストーリー。
     グインはケイロニアに戻っているが、正妻との仲は破綻して愛妾ヴァルーサに 始めての子が宿ったという、まあ、程ほどにめでたい状況だ。
     そんなちょっと「ゆるんだ状況」につけ入る小粒な妖怪変化がグインの力に 吸い寄せられて悪さを仕掛けてくるという話。子供が生まれるというのは、 英雄にとっては「弱点が増える」ということなんだと。確かに。
     弱点が出来たにしても、今回は敵が小粒だ。
     世界の運命を握る異形の王に手を出す妖怪が、トカゲと時と鏡の古くなって 化けたものじゃ、盛り上がりに欠けないか?
     本編では延々と、肉体バトルと悪巧み合戦が続いていて、多少の理不尽はあっても 基本的には「生身&理詰め」で流れは動いている。
     一方、今回の外伝の「めいっぱいのファンタジーぶり」には、ちょっと 虚を突かれた感じで、前後の脈絡無くファンシーな妖怪たちが攻めてくる話は 「箸休め」程度なら良いのだが、まるまる一冊、短編三点セットは困った。
     グイン世界では「魔道」は精神的なエネルギーで、「グイン」本人は 超古代&地球外文明の「高度に進んだ科学は魔法にしか見えない原理」で 動いており、「ノスフェラスの化け物」は放射能汚染による奇形と思われる。
     この辺がそれぞれの背景を持っているのに対して、今回の話に登場するような 単発の妖怪たちは「属性」が違いすぎるような気がする。
     やはり物語の登場人物の自由度には、それなりの制約があってこそ 盛り上がるのではないかと思う。

  • 書評「涼宮ハルヒの溜息」(2)
     1巻(憂鬱)は、楽しい事が無くてストレスが溜まると、異次元空間が生まれて 謎の巨人が街を壊しまくる…という話だった。
     2巻(溜息)は、ハルヒが文化祭用の映画を撮影する話で、彼女がストレスを溜めない為には 思う存分映画を撮らせるべきなのだが、ハルヒの願望が「現実改変能力」を発揮して 周囲に「SF映画の特撮効果」を実体化させてしまう。という、ジレンマ解決に奔走する話。
     SOS団の団員「古泉」は「この世界は3年前にハルヒの心が生み出したもの」という仮説 を支持する「機関」のメンバーだが、その仮説によると、3年より前の出来事は、 初期設定のようなものだという。
     ハルヒが常識ハズレなことを思い込むと、それは「設定を書き換える」ような効果を 発揮して、どんな非常識も現実化してしまう。映画制作に熱中してSF・特撮的なことを 考えると現実が歪む。
     「ハルヒの気が済むように映画を取りつつ、現実を守る」にはどうすれば良いのか、 ということに、SOS団のメンバーが振り回されるが、超古典的決着を見るのがミソ。
     SFを読んで長い人なら、ふふ〜ん、と納得できるような方法で。
     後続の作品への流れの中での位置づけとしては、 「ハルヒがその気になるとここまで無茶苦茶な事が起きる」という設定のために あるような話。
     ネット批評を眺めると「あまりにもわがままが過ぎて荒唐無稽」という批判を 目にするけれど、そんなわがままな彼女をキョンがどう受け止め、御していくのか と言うこの先の話を面白くする為には必要な話で、つまり敵は手ごわいほど 面白い、と。
     ストーリーは「行き当たりバッタリの素人映画制作」の話だが、 個々の断片は「どこかで見たようなSF・アクション映画のパロディー集」としても 楽しめるので、どれだけネタ元を見極められるか、映画好きにはそれも楽しい。
     思いつきで撮影して編集で作り上げるのだ、というハルヒの言い分は、どこかの 「香港映画の巨匠」みたいで、ハルヒなら本当にやりそうでドキドキものだが、 キョンの立場ではひたすら頭が痛いだけなのが、これも笑える。
  • ところで、この作品はSFの古典を下敷きにしたネタが頻出するのだが、 「長門有希は宇宙人(情報統合体)の有機端末」だ、という設定は、とっても SFだ。
     ただの萌えアニメならば、「萌えキャラの宇宙人」として済むところを、 肉体も無く人間とは全く意思疎通の出来ない純粋情報の塊りである宇宙人が、 人間を観察する為に創り出したコミニュケーション装置としての、人型端末。
     …という設定によって、宇宙人は人間と同じ姿をしているはずが無い、 というハードSFの常識(約束)を守りつつ、人格的には未完成で無口、そのうえ 「萌えキャラ」であることの必然性を有することになった。
     やっぱり、人類、しかも高校生男子と強調して作動する為には、 相手の「仲良くしたい、守ってあげたい本能」を刺激するのが 効果的、効率的だから(笑)
  • 書評「世界征服」は可能か?(岡田斗司夫(著)ちくまプリマー新書)
     この本を見て最初に思ったのは「私はこういう本を書く人になりたい」ってことなんだよね。
     ヲタク系の人って、何かしら語ることを抱えて活動しているわけで、誰も褒めてはくれないけれど、 いやむしろ家族から白い目で見られたりしながら、たとえば「涼宮ハルヒの」タイムチャートを書いたり、 『銀河英雄伝説』のアニメに登場する人物の一覧表を作って誰がいつからいつまで生存していたかの 一覧表を作ったり、シェイクスピアなど戯曲を読むと必ず「人物相関図」を書いて栞にはさんでおくとか、 …とにかく役に立たない情熱を燃やしているわけだ。
     岡田氏のこの「アニメ・特撮の悪者って必ず世界征服に失敗するけれど、それって…」という 考察も、健全なヲタク精神を持った人なら絶対考えたことのあるテーマ。
     それをエンターテインメントの形で世に発表できる才能にはあこがれるな。
     つまり、岡田氏はヲタ属性をもった人類の頂点に教祖的に君臨している…という意味で 征服者なのだ(^^)
2007.7.22
  • F1ドイツグランプリ(ニュルブルクリンク)
     スタート直後とゴール直前に一時的な豪雨。そのため、見た事も無いクラッシュと オーバーテイクの連続でびっくり。
     雨の第一コーナー(?)に、次々と車がスリップしてきて溜まっていく映像は、 まるで「カーリング」の試合を早や回ししているようだった。
2007.7.21
  • 観劇 「夏の夜の夢」(子供のためのシェイクスピア・カンパニー/グローブ座)
    キャスト:
    • 大内めぐみ:パック
    • 福井貴一 :シーシュース、オーベロン
    • 山崎清介 :ヒポリタ、 タイテーニア、人形(インドの少年、師匠、連れ子)
    • 伊沢磨紀 :ヘレナ、 スナッグ
    • キム・テイ:ハーミア、 スターヴリング
    • 戸谷昌弘 :ディミートリアス、 フルート
    • 土屋良太 :ライサンダー、 スナウト
    • 佐藤誓  :イージーアス、 クインス
    • 山口雅義 : ボトム
     配役は、領主カップルと妖精の王・王妃を同一人物が演じるのは見た事がある。
     「二組の若いカップル+父親1」と「劇を演じる職人たち」は「ロバ」以外は同一の5名。
     これでラストの「結婚式の出し物の劇」のシーンで客の役が少ないこと以外は ほとんど原作通りに演じられるのだから、うまくまとめている。
     早や替わりの面白さもたっぷり。
     妻が「たまには良い席で…」と言って買った席は最前列だった。
     映画を見るのに25インチのTVと劇場ののスクリーンでは比較にならないのとほとんど 同じ理由で、久しぶりに最前列で見る芝居は楽しかった。表情も克明に見える。
     その上、役者が客席に参加を求めてくるかもしれない緊張(笑)
     以前何かのコンサートで妻が「バラの花」をもらって羨ましかった(^^;ことがあるが、 今度の舞台ではいつもの椅子と机で足場をくみ上げたら「机が一つ足りない」と言い出した 役者に「替わりに使えるのがどこかにありませんか?」と聞かれてあわてて見回したら、 ステージ脇にこっそり一卓隠してあるのを見つけて感謝されると言う…(笑)

     いつものように、芝居の本筋は原作のままだけれど、言葉遊びなどの部分は 大々的に時事ネタなどに置き換えられて、ライブ感溢れるきわどさにワクワクする。
     「名セリフ」をシュプレヒコールに置き換えたり、大胆に話の前後関係を 入れ替えていたりするのも、この「夏の夜の夢」では成功していてとても楽しめた。
     個人芸としては、「大内めぐみ:パック」は可愛くて元気があってマヤみたい(笑)
     おはつの「キム・テイ:ハーミア」は、従来のカンパニーのイメージからすれば 女っぽさ倍増でかなり新鮮。女同士の喧嘩シーンでの「ぶちきれ芸」は笑った。
     「人形遣い山崎清介:ヒポリタ、 タイテーニア」は、普段は人形が狂言回しや 重要人物の役を担って大変なのだが、今回は「インドの少年」など、タイテーニアの オマケキャラに収まって出番の少ない演出だった。
     もっとも、女装の「体格の良いタイテーニア」はなかなかグッド。
     ロバのボトム「山口雅義」は、トボケた良い味出していた。
     「伊沢磨紀:ヘレナ」はシリアスな役どころだけれど、小柄な彼女は 原作では「ヘレナは大女コンプレックス」という設定なのを逆手にとって、 ワンポイントギャグに使っていたのが可笑しかった。

  • 恒例、開演15分前の「イエローヘルメッツ」のパフォーマンス は、伊沢磨紀の歌う、スガシカオ「黒いシミ」
    「夏の夜の夢」稽古に密着取材!!(ナショナル)
    華のん企画〜子供のためのシェイクスピア
    今まで見た夏の夜の夢
    • 2000. 2.17 映画
    • 2000. 4.18 映画(スバル座で試写)
    • 2000. 5. 2 蜷川(彩の国シェイクスピアシリーズ)
    • 2002. 8.15 日芸プロジェクト(BS2)
2007.7.20
  • 「涼宮ハルヒの××」小説版
     このシリーズは通し番号が無いし時系列が錯綜しているのでまとめてみた。 既刊を読み終わった後に、時系列で読み直して見るのも一興か。
    • 1.「涼宮ハルヒの憂鬱」…1年 4〜5月・新クラス(神人)■アニメ2,3,5,10,13,14
    • 2.「涼宮ハルヒの溜息」…1年10月・文化祭(映画製作)
    • 3.「涼宮ハルヒの退屈」
      • 短編「涼宮ハルヒの退屈」…1年 6月・超能力野球大会■アニメ4
      • 短編「笹の葉ラプソディ」…1年 7月7日〜3年前・七夕(タイムトラベル)
      • 短編「ミステリックサイン」…1年 7月上旬・期末試験(コン研部長失踪)■アニメ7
      • 短編「孤島症候群」…1年 7月中旬・夏休み(孤島合宿)■アニメ6,8
    • 4.「涼宮ハルヒの消失」…1年12月下旬・長門誤動作で世界改変
    • 5.「涼宮ハルヒの暴走」
      • 短編「エンドレスエイト」…1年 8月17〜31日・夏休みにやり残したこと
      • 短編「射手座の日」…1年 某月某日(10月?)・文化祭後(コン研の逆襲)■アニメ11
      • 短編「雪山症候群」…1年 12月・年越カンウトダウンin鶴屋山荘
    • 6.「涼宮ハルヒの動揺」
      • 短編「ライブアライブ」…1年10月・文化祭(ライブ)■アニメ12
      • 短編「朝比奈ミクルの冒険 Episode 00」…1年10月・文化祭(映画の内容)■アニメ1
      • 短編「ヒトメボレLOVER」…1年12月2x日・長門が婚約?
      • 短編「猫はどこに行った?」…1年12月31日・鶴屋家別荘で推理大会
      • 短編「朝比奈みくるの憂鬱」…1年 1月(冬休み明け)・時間改変に対抗
    • 7.「涼宮ハルヒの陰謀」…1年 2月前半・鶴屋家の埋蔵お宝発掘
    • 8.「涼宮ハルヒの憤慨」
      • 中編「編集長★一直線!」…1年 2〜3月・生徒会対SOS団で文芸部会紙編集
      • 中編「ワンダリング・シャドウ」…1年 3月上旬・地球外知性対と遭遇
    • 9.「涼宮ハルヒの分裂」…2年 4月・新勢力出現と新入生勧誘
    • 「涼宮ハルヒの××」…2年
  • 原作不明■アニメ9
2007.7.19
  • BS-hiが無くなる?
     総務省がNHKにチャンネル数を減らすよう圧力をかけていた問題で、 BS-hiを廃止して、BS1,2をハイビジョン化する案を提出したそうだ。
     BS1,2は現在でもBS-hiの番組の再放送が多いので極端に番組数が減るということにはならなさそう で、BS1,2をハイビジョン化するメリットの方が大きいかも。
     ただし「NHKが民放に対して大きすぎる」という批判については、民放なんぞは、 何局あっても、金太郎飴のように同じ番組ばかりで、衛星放送なんかほとんど 通販しか放送していないことを考えて見ろ、と言いたいところである。
  • バイオエタノールの前に…
     そういえば、米国は「バイオエタノール」を推進し始める前は「水素(燃料電池)」を 推進していたが、あれはこっそり諦めたのか?
2007.7.18
  • 今月のHiVi
     個人で103インチのプラズマを買った人の訪問記事がのっていた。たまげた(笑)
     買った理由が「乱視が進んで50インチが見にくくなったから」だと。
     …メガネを買うほうが安いし、TV以外のものも良く見えるようになるぞ。…っていうか、 お金持ちの考えることって凄いと思う。
     平面図のイラストを見ると、Q004の150インチシステムもあって、細長いリビングに サラウンドスピーカー類の実に無造作な設置。変な場所に間仕切りはあるし タイル床の大空間でいかにもビンビン響きそうな空間。 うぅ、何百万もするSPが勿体無い…。
  • アニメのハイビジョンソフトや、WOWOWのSW-SP4を見た記事
     私も歴代スターウォーズソフト(LD,DVD,WOWOW-HV)の見比べはやったし、 アニメ(パトレイバーとオネアミス)のBDソフト予約済みだけれど、記事としては とっても物足りないものだった。
     何が物足りない部分なのか指摘できないのだが。
  • 次世代サウンド(アンプ)の特集記事
     主にDENONの新機種特集。今のSONYのアンプが時々ハングアップするバグ持ちなので 適当なタイミングで買い換えたいのだが、またタダみたいな金額で下取りなんだろうな と思うと悲しい(苦笑)
     毎回「この機種なら当面買い換えなくて良いだろう」と信じて買っているんだけれど、 な〜んか、次から次へと新機能が出る。アナログ時代が懐かしい。
     もっとも、フラグシップを買うと買い替えが痛すぎるので、常にその一つ下の機種 ばかり買っているけれど…。
  • まだ説明しない赤木農水大臣
     総理はおもいっきりかばっていますが、調べたら安倍総理のお爺ちゃん(岸総理・内閣) 時代の農林水産大臣が赤木氏のお爺ちゃん(赤木宗徳氏)で、つまり 「代々華麗なる政治家一族の孫同士、あの頃みたいに仲良くやりましょう人事」なんですねぇ。
     そりゃ〜、簡単に更迭できないわけだ。こんな不祥事を認めたら、 歴史の教科書にも載っている家名に傷がつく。
     意地だね。
2007.7.17
  • 中越沖地震と電力事情
     昨日の柏崎の地震で原子力発電所が大打撃。この夏の電力供給がピンチに陥っていると言う。
     地球温暖化防止のために、「原子力発電も止む無し」と思ってはいるのだが、 「大規模サイト」に依存することのリスクを露呈したなと思う。一箇所停止しただけで 供給計画がピンチになるなんて、明らかに間違った電力計画だ。
     災害への備えからしても、小規模水力発電、風力、太陽光発電などの自然エネルギーを 多数設置して「消費地のそばで発電する」という形態に持っていくのが理想だろう。
     多少コストが高くなっても、原子炉の耐震対策に湯水の如く資金を投入する分を 回すと考えればトントンだ。
     もうひとつは、「柏崎」は無茶な立地だということ。
     地図で見ると、歩いていける距離に小学校があったり、本当に生活圏のど真ん中に 原子炉がある。99.99%安全だといっても、この立地では0.01%の危険が大問題にされ るのは当然だ。
     逆に、この夏関東一円が停電するリスクを考えたら、さっさと原子炉を 稼動させるという「思い切り」も必要なんじゃないかと思う。
     低レベル廃棄物のプールの水がちょっとばかしこぼれたからって、環境に与える影響は 無いに等しいわけだ。それより、 「新潟の油田のパイプラインが破損して油が川に流れ込んだ」 という小さなニュースの方が、環境問題としては桁違いに問題のはずで、 物事は何についても「程度」というものを考える必要がある。
     今回の場合は、再稼動に不具合の無いことを厳重に確認して、速やかに復旧させ、 耐震基準の見直しは数年かけて完璧を期す、という段取りが妥当だろう。
     そもそも水のこぼれたプールと原子炉の稼動はまったく別問題だし。
  • それはそれとして、原子炉の「耐震基準」の甘さと、「建設地選定」 の適当さには驚く。
     新潟平野、能登半島、佐渡島一帯の平行に走っている丘陵地帯は、要するに 地盤が圧縮されてシワシワに褶曲した地形なのだから、海の底にも丘陵地帯の シワシワの続きがあるのは当たり前のこと。
     調査して見つからないからといって断層が無いわけが無い。
     まあ極端に言えば日本中地震の来ない場所なんか無いわけだから、それなりの 設計をするか、よほど人里はなれた場所に建設するしか無いだろう。
     柏崎なんて「交付金を消費する程度に人がいる」ことを前提として 立てたんじゃないかと思うくらい人里に近い。びっくりだ。
  • 変圧器とPCB
     原発の変圧器が破損して(絶縁・冷却用の)油が燃えたが、昔の変圧器の油には PCBが使われていた。毒性はあるけれど、PCBは「燃えない」。変圧器用オイルとしては 理想的な高性能オイル。
     本当に必要なところにはPCBを使うという解もあるのかも。
  • 木造家屋は弱い
     死者が10人ほど出たが、全員70、80歳の高齢者だった。
     根本原因は「年寄りが古い家に住んでいた」ということなんだと思う。
     70歳過ぎて家を建て直す人はまずいないわけだが、ニュースで見る限り、 やっぱり倒壊した家は全部古い瓦屋根の家ばかり。阪神大震災そっくり。
     一方で、約半数が「要介護」認定されていて非常時に助けが必要な人のリストを 市は作成していたけれど「個人情報保護」の建前で地元に連絡していなかったという 事実も有るらしい。
     田舎のことなのでリストは無くても近所の人は知っていたらしいけれど、 もう一度考えるべきことだ。(っていうか、個人情報保護法がザル法ってことかね。)
  • 我が家も揺れた
     都心の高層ビルでエレベータが止まったらしいが、関東平野の堆積層の はずれにある我が家(23F)も「長周期振動」で結構揺れた。しかも長時間。
     関東平野の堆積層は500mも有るそうで、我が家の地盤はほんの数10mの 浅い堆積層なのだが、この揺れ。深いところはマジでやばいんだろうなぁ。
2007.7.16
  • 「GPC第30回演奏会」鑑賞
     今回は「アメリカの合唱音楽特集」だとか。
     合唱の本場はなんといってもヨーロッパ、それも北欧諸国なんだと思うし、米国には なにしろ移民の国でクラシック音楽の土壌が無い。
     つまりアメリカの合唱音楽といったら「近・現代音楽」であり、米国独自の サウンドと言ったらなんといっても「ジャズ」であって、今回の演奏会は、 合唱でジャズ、みたいな響き。
     さて、最近すっかりマイルスにはまっている私の感想は、合唱にジャズのサウンドを 取り入れること、それには成功していると思うけれど、それは「ジャズっぽい響きの合唱」 ということで、妙にアメリカっぽい洗練された響きがする分、「ジャズ・ミサ」と 言っても、シャレた感じ。お洒落な音がする分、黒人の皆様が歌う「ゴスペル」な合唱曲の パワーにはかなわないような気がする。聴衆としては、「ジャズ・ミサ」より 本物のゴスペルの方が響く気がする。
     もっとも、日本人で、なおかつキリスト教徒でもない日本人が「お教室」に 通ってゴスペルやっているのも微妙にどうかと思うんだけれど。
     さらにジャズという音楽は、黒人とアメリカ文化の出会いが生んだわけだが、 アメリカっぽいサウンドがする「いわゆるジャズ」は合唱という形態とは 相性が悪い。
     40年代の「ビッグバンド」による「スイングジャズ」は、まあ合唱と相性が 良いかもしれないが、やっぱり耳には「古き良き」という冠付きで響く。
     50〜60年代の黄金期のジャズは、40年代の音楽とはまったくの別物だし、 即興的要素や個人のスタイル、名人芸の要素の無い音楽がジャズのわけが無い と言ってしまえば、合唱でジャズは不可能だ。
     それでもジャズだと「合唱でも良い」と感じる人も多そうだが、例えば フラメンコのカンテだったら、より一層合唱にはなりそうも無い。個人の 魂の形をぐはっと吐き出すのがフラメンコであり、ジャズだぜ、と。
     まあ、そもそも合唱曲に日本語で「私は…」という一人称が出てくるだけで 個人的には違和感を感じるほどなので、「大勢いるからこそ」ってところで 表現して欲しいと思っている、合唱には。
     もっとも、今回の曲は「ビッグバンド的」で、十分アメリカらしく 成り立っていたと思うけれど。
     …かように、ジャズを齧ると人は煩いことを言い出すという見本なのである(笑)
     「ジャズとは何か」っていう定義が人によって狭いので。
2007.7.14
  • 300年後を舞台に「ガンダム00」デザインは高河ゆん 10月からTBS系 現実的世界を描く
    [公式]
  • NHK受信料徴収にかかわるコスト
     NHKは経費削減の一環として受信料を全て振込みにしようと検討しているらしい。 [→NEWS]
     2005年度受信料収入:6024億円(経費を引いたあとの金額なのかどうか不明だ)
     受信料徴収の総費用370億円(内訪問集金の人件費7割)=259億円(受信料の約5%に相当)
     総契約数360万件、個別訪問集金18%=64.8万件
     つまり手数料は一件当たり39,969円
     衛星カラー(振り替え:25,520円(訪問:26,100円))/年
     只のカラー(振り替え:14,910円(訪問:15,490))/年
     …ん…、
     衛星でも集金費用の方が1.5倍高い。衛星抜きなら2.6倍??
     集めれば集めるほど赤字になるぞ…。(計算間違ってる??)
     まあ、訪問で払っている人は月々が多そうなので、集金人は月に12回以上は 通っているだろう。2度3度(あるいはもっと)と訪問するケースも少なくない だろうから、このくらいの金額はかかって不思議無いかも。
  • 携帯電話ユーザー、数字の記憶力が低下傾向に(ロイター)
    回答者の4分の1が固定電話の電話番号を覚えておらず、友人や家族3人以上の誕生日を思い出せなかった人は3分の2に上った。  また、これらの数字情報を覚えている率は、ハイテク技術に優れた30代以下のグループの方が、50代以上のグループよりも低かったという。
     →こんな調査(解釈)は嘘。単に電話番号を記憶する必要がなくなっただけ。
     逆に、パソコンで使う各種パスワードやカードの暗証番号は沢山覚えてる。何故それを調査しない。
     一方、50歳以上のグループがたくさんの誕生日を記憶しているのは孫が居る人が 増えるからじゃ無いのか? 身内の数の違いだよな。
     統計は「真実」ではなく「目的」に沿って解釈される。ということだ。
  • コピーワンス緩和「9回まで」OKに視聴者利益を優先(ITmedia)
     個人的には今はデジタル放送の録画は残していない。全部棄てている。
2007.7.12
  • 「偽肉まん」は、豚肉と段ボールの割合が4対6 中国
     さすが…中国の食品偽装は各が違う。→と思ったら中国のTV局の捏造なんだってさ。捏造も気合が入っている。
     ところで、この記事の中の 「中国中央テレビによると、河南省では約1万3000本の偽ワインが見つかった。水で半分以上薄めて香料を加えており、価格は本物の5分の1程度だった。」
    という記事だが、1/2に薄めたワインを1/5の価格で売ったら赤字(ほぼ半額セール)になるのでは?
  • どっちが先?
    和民→魚民
    白札屋→白木屋
    月の雫→月の宴
    心が折れているときに何も考えないで入って後悔することがある(^^;
    他にも有ったような…と思って検索したら、簡潔にまとめているページがあった [→偽物]
     そのページには8種類の真似っこ例が載っているのだが、店名・業態の 真似もさることながら、居酒屋チェーン全体のクオリティ平均値を下げているのは 本家も迷惑だろう。まあその分安いけどな。
     ただ、本家もマネもどっちも駄目なパターンも含まれているので、マネを 避ければ安全というわけにも行かないのが…(^^;;
2007.7.11
  • Arvel CDF7202-BK CDファイル ブックタイプ 72枚収納ブラック
     自作DVD-Rは最初は一枚一枚(1〜4枚または12枚組)プラケースに収めていたものだが、 最近は「容量優先」って感じでファイルタイプの収納ケースに収めるのが多い。
2007.7.10
  • dancyuが創刊200号
     …だそうだ。で1万軒からピックアップした「日本一うまい店」特集。
     紹介されているのは100店くらいか。
     100/10,000店ということは、上位1%だなぁ。
     我が家には100冊近いdancyuがあるかも。
     ま、しかしdancyuはもともと「男子厨房に入らず→入る→dancyu」という 命名のはずだが「食べ歩き」記事ばかり多くて「男の料理」記事は近年少ないような。 (と思ったら、今月は肉の焼き方、包丁の使い方と特集されているけれど、 初心に戻れという号令が?)
     さて特集だが、いきなり赤坂とか広尾とか、日常の活動圏内から外れている店が 目立つ。やっぱり普段高級店と縁が無いからな(苦笑)
     とりあえず行き慣れたエリアの店にはいくつか行ってみよう。ほとぼりが冷めた頃に(?)
2007.7.9
  • 砂糖だけダイエット
     こんなダイエットがあるわけでは無いが、考えてもらいたい。
     通販番組で「ノンカロリー甘味料」のCMをやっていた。
     だけど、実際問題「砂糖が肥満の原因になるわけではない」
     砂糖のカロリーは炭水化物全般と同じなのだから、「砂糖一サジ」と 「ご飯一口」は同じこと。
     甘いものを我慢するのは辛い、味気ないetc...という理由で 料理に使う砂糖を「ノンカロリー甘味料」に置き換えても、ご飯を一口控えるのと 同じことだ。
     これを逆手に取ると、茶碗一杯の砂糖を食事代わりにしたら、絶対に 食欲が無くなると思う。何もかもコメカミが痛くなるくらい甘くする。
     とても食べる気がしなくなって痩せると思う。つまり砂糖だけダイエット(笑)
2007.7.8
  • 冷やし中華にマヨネーズをかけるのは邪道?
     考えてみたのだが、マヨネーズは「卵・油・酢」で作られているのであり、 それらは元々、冷やし中華の「タレと錦糸玉子」に含まれているものだな。
     「旨くて当然」とも言えるが「蛇足」とも言える。
     しかし、もう一つの具「きゅうり」とマヨネーズの相性を考えると、 蛇足とも言いきれないのかもしれない。
     海鮮系の具もマヨネーズと近しい。
     問題はハムもしくは細切りチャーシューとマヨネーズの対立だけか。
  • しかし「冷やし中華」って大胆な名前だ
     なんで「冷やし中華ソバ」じゃないんだ。ただ「中華」じゃ広すぎないか。
  • ところで、「冷やし中華始めました」というノボリは見かけるが、 「冷やし中華終わりました」は何月?
     アイスクリームは冬でも売っているのに、冷やし中華は何故夏しか売っていないの?
2007.7.7
  • 七夕…我が家的には特に行事無し
     妻がガッテン流の「食べごろのアボカド見分け術 = 果皮が黒くヘタが縮んで果皮とのあいだに隙間が出来ている」 を駆使してアボカドを買ってきた。
     確かに、食べごろだった。グッド。
  • HV版『かもめ食堂』鑑賞(WOWOW) ★★
     小林聡美もいいけれど、もたいまさこ、最高(^^)
     もたいまさこの周囲だけ何故かファンタジー空間になっているもんな〜、 しかもまったく自然に。
  • HV版『日本沈没 ※1973年版』鑑賞(BS-i) ★☆
     草gくんの新作と比較すると当然原作に忠実なのだが、脚本そのものは 「原作」の大ヒットを前提としていて駆け足な感じがするのは否めない。
     しかし「自然の大災害の前になすすべも無い虚無感」は圧倒的に 旧作のほうが上だと思う。その意味でやはり、旧作のほうが原作の 読後感に近い「ツボ」をきちっと押さえている。
     ただ、原作では日本の沈没を止めることは出来ないにしても、 「関東大震災」や「東京大空襲」を経験した世代が、どんなにひどい 目にあっても生きていれば何とかできるよ、という前向きな心で 立ち向かう姿も描かれていて、映画の尺ではそういう主人公以外の 各人各様の日本人の思いまでは描けていないのが惜しい。
2007.7.6
  • 書評ガンダムTHE ORIGIN(1〜2)
     漫画ですが…、ついに着手という感じ。
     TV版の1st『ガンダム』を膨らませて、物語のリアリティーを強化した ようなバージョン。
     アニメだと舞台の規模が小さかったり、たぶん書くのが大変だから、 舞台が荒野だらけなのがもっと都市がしっかりあったり、モビルスーツの ディテールがアップしていたり、人物の行動の背景がしっかり書き込まれて いたりと、丁寧に書き込まれているのが好ましい。
     ストーリーの流れがTVと違ったり、ホワイトベースのクルーに もうすこし職業軍人が大勢生き残っていたり、メカニックマンが 細かく活動していたり…と、オリジナルとの差異も肯定的に読める。
     先が楽しみだ。
2007.7.5
  • 書評「涼宮ハルヒの憂鬱」(谷川流/角川スニーカー文庫)
     「萌えアニメ」として一部で爆発ヒットした作品だが、ちょっと気になるので 原作を読んでみた。…面白い。
     作者はこの作品で「スニーカー大賞」を受賞してデビューしたようだが、 萌え要素云々より先に、非常に読みやすく構成がしっかりしていることに驚いた。 これは本当にプロの文章だ。
     読書家のあいだでは「ライトノベル」というと軽く扱われなイメージがあるけれど、 とてつもなくエキセントリックな主人公と、宇宙人、未来人、超能力者の登場する 非現実的な物語を、強固な「物語フィールド」を形成して矛盾無くスムーズに 読ませる能力は、哲学的な物語を難しい言葉で粉飾して書くより絶対的に難しいはず。
     主人公(ハルヒ)が「平凡な人生はつまらない、物語のように楽しく生きたい」 と強く願うことが、物語をドライブしていくメタな構造がSF好きにはたまらない。
     ハルヒが「こういうお話には萌え要素が必要だ」と確信しているので、 わざわざ萌えキャラ女子を同好会に引き込むという筋書きも、筋が通っていて宜しい(笑)
     「SF風味のドタバタ萌えコメディー」に見える作品だが、作品世界中でどんな 些細なことにもスジが通って無駄が無いなんて、ただ事ではないのだ。
     SFファンとしては「ハルヒ」が入り口でSFに入ってくる読者が増えたら 業界が活性化して平和。もっとも、ライトノベル読者はそこにとどまると言う説も あるようだが。
     谷川氏本人はハードSFっぽいものでも書けそうに思うのだが。
2007.7.4
  • 環境省は女大臣の仕事か
     防衛大臣の首がすげ変わり、「初の女性防衛大臣」だそうである。
     従来「女大臣」は、文部科学省、環境省などに限られていた。
     「女」に限った話ではないが、「環境」は先端科学である。
     かつての「科学技術庁」は合体して「文部科学省」になってしまったが、 「科学」はどちらかと言うと「産業のコメ」であって、本当はくっつくならば 「通産省」だったのではないかとも思う。
     今ならば「環境・科学省」でも良いくらいだ。
     これからの人類の未来を考えるならば、そうして、環境科学の視点から、 教育と産業・農林漁業etc.を指導するくらいの力があっても良いんじゃないかな。
2007.7.3
  • 今日のトロ
     バージョンupして、トロ(毎日いっしょ)内でHDDに登録されている音楽データを BGMにする事が出来るようになった。
     [SELECT]ボタンでトロの写真を撮る事が出来るようになった。
     「RSS対応」になったが、これはどこで何が起きるのか良くわからない。
     「トロステ」などを見ることでポイントが溜まるようになった。ポイントで トロのために買い物が出来たりする。
     日々機能は増えているが、だんだんトロの生活に変化が表れて、 最初のうちはぼんやりしていたトロが見た事も無いおかしな行動を 取る事がある。
     トロもなかなか可愛いけれど、これがケロロだったりしても楽しそうだ。
     すでに液晶ゲームで「観察ゲーム機」はあるが、ネット接続でケロロを 観察したい
     その世界にはたぶん「ガンプラ」があって、プレゼントする事が出来るし、 ケロロが組み立てたガンプラを3Dビュワーで見られる事になったら、 うっとり。
     ケロロの部屋には、りっぱなオーディオやTV,ノートPCもあるので、 これも実際に使えると良いな。ニュース系は独自に作らなくても、TVで トロステーションを見る形でも良い。
     もちろん、庭に出ると「ギロロのテント」もあって、宇宙通販で 武器を買ってコレクションしていたりするのさ。
     絶対ゲーム化して欲しい。頑張れ、バンダイ。
2007.7.2
  • 防衛省大臣「原爆投下はしょうがない」発言
     「イラン戦争支持していない発言」で怒られたときに辞めておけば良かった。
     二度目の失言なので辞任は当然だが、このタイミングでは「選挙対策」としか 見られないのは必然だろう。
     本質的には「思っていることをポロリと口にしてしまうような人は政治家に 向いていないし、外国とやり取りしなければならない要職に居たら尚更の事」である。
     さて、この件で小沢さんが安倍氏に「米国に原爆投下の謝罪をさせろ」と 言ったのが面白かった。
     安倍さんは「あんた今までそんなこと言ったこと無いじゃないか」などと 泣きそうになっていたけれど、 「いかなる理由があろうとも核兵器の廃絶を求める」という、日本の役割を 明確に打ち出すにはそれくらいのことをしないといけない。
     まして、原子爆弾は「究極の無差別殺人兵器」であり、非人道的兵器の極み。
     普通に国際法に照らして考えても、あれほどの無差別大量虐殺を指示した 指導者が死刑にならないと言うのは後々の歴史をも狂わせた原因になった。
     …というのは、ベトナムやイラクの市民に対する虐殺行為のこと。大義名分 のためなら非武装の女子供を殺しても罪にならないというのは、アメリカ人の 頭の中にだけある狂った発想だ。とにかく 「第二次世界大戦以後、最も大量の外国人を殺している」のはアメリカ。
     アメリカの「性根」を叩きなおすためには、原子爆弾の使用が人類に対する 犯罪であることをはっきり認識させ、責任を取らせなければならない。
  • 米国は銃規制に失敗して、国民の命が危険に曝されているので、 直ちに国連軍が駐留して治安維持活動すべきである。「銃ロビー」に 支配された政府・与党の転覆工作を実行すべきである。
     米国は、世界の紛争地域に軍隊を送り込み、反政府組織を資金的に支援して 政権転覆工作を展開している。テロ支援国家として経済制裁を実施すべきである。
     米国は世界最大の大量破壊兵器保有国なので、政府要人を逮捕せよ。
     米国はバイオエタノール推進による農作物の価格高騰工作を進めているので、 経済封鎖しろ。
     …まあ、米国の論理を米国に適用するとそうなるわな。
2007.7.1
  • 7月のBS/WOWOW★注目番組
    • 3火 BS-i 日本沈没 ※1973年版
    • 5木 ジョーズ
    • 8日1820 wow プロデューサーズ[1968版]
    • 8日2220 wow RENT/レント
    • 11水900 BS2 ミニパト他
    • 13金1000 BS2 「N響演奏会」 10:00〜 ― 第1597回定期公演 Cプログラム ― ベートーヴェン/交響曲 第6番 ヘ長調 作品68「田園」 ベートーヴェン/交響曲 第7番 イ長調 作品92 指揮:ウラディーミル・アシュケナージ 〜NHKホールで録画〜
    • 13金深220 wow レジェンド・オブ・ゾロ
    • 14土1300 wow ダイ・ハード
    • 15日1300 wow ダイ・ハード2
    • 16月1300 wow ダイ・ハード3
    • 18水1200 wow 奥様は魔女
    • 18水深050 wow マスター・オブ・サンダー(千葉真一)
    • 19木0230 wow アイランド
    • 22日0115 BS2 スタートレック(1stシリーズ・リマスター版)
    • 22日1820 wow アイス・エイジ
    • 22日2000 wow アイス・エイジ2
    • 23月1800 wow フラッシュダンス
    • 23月〜 xx:xx BS2 BS夏休みアニメ特選 タッチ劇場版3作品/ 火の鳥(全話)(NHK HP)
    • 24火深100 wow スターウォーズ1
    • 25水深110 wow スターウォーズ2
    • 26木深100 wow スターウォーズ3
    • 28土深420 wow 輪廻(優香)
    • 29日1200 wow ダブル・ジョパディー

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文:唐澤 清彦 映画館がやってきた!