実況&分析マシュダ一家
2005.09.21
王位戦第7局初日 康光VS羽生 手損角換り腰掛け銀
2005.09.21竜王戦挑戦者決定戦第2局 三浦VS木村 横歩取り85飛


2005.09.21竜王戦挑戦者決定戦第2局 三浦VS木村 横歩取り85飛 No: 8307 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 23:53:27

三浦の47手め33飛は通常の3枚攻めならアリだが中原玉はソレでいいとして自陣が危ない。48銀は狭くても作戦なので仕方ないが77桂が狭い。
50手めはすぐに32角と打ちたくても52玉34成桂の詰めろ角取りの瞬間に69飛で先手玉は即詰み。そこで情けない39歩。53手めも55角で最後に香をとって3筋香打を見せて手番を握れたが三浦は清算。歩の効かない3枚攻めを自陣龍で死守しているので先手もタイヘン。キムカズも変態体操につきあって60手め25龍。この二人はナニ考えているのか分からない。おそらくギャラリーがシラケていると気がついていない。歩切れの三浦は86歩が砂漠の水に見えた。これで手番を失う。87桂に58金では逆転しているとキムカズに教えるようなモノ。誰でも89飛打つ。ここで21飛王手は31歩で結局56歩に戻る。70手めは当家では54桂で後手勝ちだった。キムカズは銀打ちでも嫌ったのかすぐに現物支給要請の79桂成。手番を返す律儀さ。余り勝ちたくない模様。負けたくないとだけ考えている。以降は上記変化でやれなかった手のリメイク版。
96手めにしてようやく当家手順に回帰。26手分カットしたい。木村陣を見ると囲碁でもやっているのかと内藤なら怒る。 86手め42角がリフォームの布石。コレ見て三浦は狂った。確かにここで攻めあうと後手負ける。こうなったのも三浦のせいかもしれない。
スッタモンダやってまたも118手め54桂。48手分カットしたい。眼が突かれると龍と馬を間違える。あのコマチャクレタ漢字はこういう将棋に似合わない。今期竜王戦は先に棋譜を作成してから演技だけした方が盛り上がる。決定戦は将棋でなくても良かったかもしれない。

棋戦:竜王戦挑戦者決定戦第2局
日時:2005.09.21
戦形:横歩取り85飛
先手:三浦弘行八段
後手:木村一基七段
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽8四歩 ▲2五歩 ▽3二金
▲7八金 ▽8五歩 ▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽8六歩
▲同 歩 ▽同 飛 ▲3四飛 ▽3三角 ▲3六飛 ▽2二銀
▲8七歩 ▽8五飛 ▲2六飛 ▽4一玉 ▲4八銀 ▽6二銀
▲3六歩 ▽5一金 ▲3七桂 ▽7四歩 ▲3三角成 ▽同 桂
▲3五歩 ▽4四角 ▲3六飛 ▽4五桂 ▲同 桂 ▽同 飛
▲6六歩 ▽8五飛 ▲7七桂 ▽3五飛 ▲同 飛 ▽同 角
▲3三歩 ▽同 銀 ▲4五桂 ▽3四銀 ▲3三飛 ▽同 金
▲同桂成 ▽2九飛 ▲3九歩 ▽2四飛成 ▲3四成桂 ▽同 龍
▲4五金 ▽2四龍 ▲3五金 ▽同 龍 ▲4六角 ▽2五龍
▲1六角 ▽同 龍 ▲同 歩 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽8七桂
▲5八金 ▽8九飛 ▲5六歩 ▽7九桂成 ▲同 金 ▽9九飛成
▲2四角 ▽3二銀 ▲8八銀 ▽9八龍 ▲5一角成 ▽同 玉
▲2四桂 ▽4一銀 ▲2一飛 ▽3一歩 ▲8九金打 ▽同 龍
▲同 金 ▽4二角 ▲8五飛 ▽8四歩 ▲同 飛 ▽7一金
▲8三飛成 ▽3三角打 ▲2三歩 ▽3二金 ▲7四龍 ▽5四桂
▲5五歩 ▽同 角 ▲6五龍 ▽4四角 ▲2五龍 ▽3三角引
▲5七銀 ▽6六桂 ▲6七金 ▽2四角 ▲2二歩成 ▽同 金
▲同飛成 ▽3三角引 ▲6六銀 ▽2四歩 ▲3三龍 ▽同 角
▲3六龍 ▽3二香 ▲6五桂 ▽5四桂 ▲5六龍 ▽6六桂
▲同 金 ▽4五銀 ▲5七龍 ▽6六角 ▲同 龍 ▽5六飛
▲5七金 ▽6六飛 ▲同 金 ▽3六飛 ▲4六歩 ▽3七飛成
▲5八歩 ▽8七歩 ▲7九銀 ▽5四銀 ▲1五角 ▽6五銀
▲同 金 ▽6七龍 ▲6八飛 ▽4七龍 ▲4八銀 ▽6七桂
▲6九玉 ▽7九桂成 ▲同 金 ▽7七龍 ▲7八金 ▽8六龍
▲7七角 ▽7六龍 ▲1一角成 ▽8九銀 ▲7九香 ▽7三桂
▲6六金 ▽7四龍 ▲8六桂 ▽7八銀不成▲同 香 ▽8四龍
▲8五歩 ▽3四龍 ▲7四桂打 ▽8八歩成 ▲6二桂成 ▽同 金
▲6七飛 ▽8七金 ▲同 飛 ▽同 と ▲7一銀 ▽5二金
▲6八玉 ▽9八飛 ▲5七玉 ▽7八飛成 ▲4五銀 ▽5四香
▲5五桂 ▽2五龍 ▲投了
182手で後手の勝ち


王位戦第7局初日 康光の封じ手で終了 棋聖戦へフィードバック No: 8306 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 18:40:00

こうなってしまった。
棋聖戦第1局を読むだけではわからないことがある。
そこで棋聖戦全局読み直す。
森下があの日の康光66手め37歩成にやはり唖然としていた。何度もフツー44歩は取るでショと森内に念を押している。森下と言えば久保試験でもタコ変化を述べていたがコッチの感慨は当日の当家も同様。しかしライブと局後の感慨が違うことはある。
あの局面での7thアタックは当家には無理だった。すると37手めの局面以外に先手から構造再編も難しい。ところが今日の康光は88玉で羽生に73桂をやれと催促。コッチが悪手でも悪魔手でも絶対千日手やらせないと言う88玉とは読める。
でハブは73桂。一応15分考えた。康光48飛に51分。ムダ手よりマシという恫喝2なのでサスガに羽生も考えた。48飛はUから光への偽装相転移なので序盤25歩が霞む。谷川はこの変化を嫌った。
56分で22玉。マシュダ一家の結論を覆してくれと棋聖にリクエスト。
康光は行った。43金型にフィードバックでは85歩としてくれない。
棋聖戦で羽生が敢行した7thアタックは二日制なら敗因にできると羽生も思っていたはずなのでその確認が56分。見切り時間となったのは後手に千日手要請と康光手順が混在しているため。
行けば86銀は当然。当日の実況&分析でも島のような手を指せば先手即負けと述べたとおり。郷田はその68銀を先週指して丸山に簡単に殺された。
75歩はないとNo: 7667で述べたがではなにが後手にあるのか。
彼等には65歩の悪手しかなかった。43金型への対抗型48飛には先手からの73角阻止に薔薇十字定跡のマシュダ一家跳躍番が利かないため。
先手から見ればこれは仮想駒アタリ奇数番3にされる。先に44歩を決めないと今度は73角が駒アタリ偶数番4。ところがそれでも本譜は同じ結果となった。羽生が今日最後に21分考えて指した52手め95歩も康光の手。
明らかなことはひとつ。康光66手め37歩成は今度はない。


36手めの一致と不一致 No: 8305 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 13:38:51

裏番組でも別戦形で36手めまで一致している。横歩取り85飛は方針が決まると完全一致になりやすいが角換り腰掛け銀は同一局面までに順不同が多い。手損角換り腰掛け銀でも事情は同じ。連盟棋士間では横歩取り85飛と角換り腰掛け銀が研究将棋の双璧になっているがどちらが優秀かと言うと後者。
一言で序盤から未解決問題が残っている。だから手順前後が発生。


羽生は36手め43金 先週の王将戦リーグ郷田丸山 No: 8304 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 13:20:52

先週の丸山と同じ。郷田相手では随分手順が違うが36手めで一致。

日時:2005.09.16
棋戦:第55期王将戦リーグ1回戦
戦型:手損角換り
先手:郷田真隆
後手:丸山忠久
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽3三銀
▲7七銀 ▽7二銀 ▲4六歩 ▽6四歩 ▲4七銀 ▽6三銀
▲6六歩 ▽4二玉 ▲6八玉 ▽5二金 ▲5八金 ▽7四歩
▲7九玉 ▽5四銀 ▲5六銀 ▽4四歩 ▲3六歩 ▽3一玉
▲9六歩 ▽9四歩 ▲3七桂 ▽1四歩 ▲1六歩 ▽4三金右
▲8八玉 ▽2二玉 ▲4八飛 ▽7三桂 ▲4五歩 ▽同 歩
▲5一角 ▽8五桂 ▲6八銀 ▽9五歩 ▲7三角成 ▽8一飛
▲9五歩 ▽2六角 ▲6四馬 ▽6一飛 ▲7三馬 ▽6六飛
▲9一馬 ▽6四歩 ▲6七銀直 ▽同飛成 ▲同金右 ▽3七角成
▲6八飛 ▽5九馬 ▲1八飛 ▽9七歩 ▲同 香 ▽6五銀
▲6四馬 ▽6六桂 ▲6五馬 ▽7八桂成 ▲同 飛 ▽6九銀
▲2八飛 ▽7八金 ▲9八玉 ▽5八銀不成▲4三馬 ▽同 金
▲2四桂 ▽4二金 ▲6二飛 ▽4四角 ▲投了
82手で後手の勝ち

敗因1は37手め。42飛で行きたいなら手ッ取り早くやればいい。
敗因2は68銀。桂跳ねに銀を下がって勝てたA級棋士はいない。
敗因Xは構想ミス。金矢倉を完成させた後手相手に大駒逃げて4枚攻めを許したこと。3枚攻めでも後手はやってくるのに桂を残してはヒドイ。4枚攻めは凌げない。当家は3枚攻めで先手どうかと言う視点から構築。


竜王戦挑戦者決定戦第2局 丸山から羽生へ 横歩取り85飛 No: 8303 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 12:57:01

36手めまで丸山羽生戦と同じ。後手負け。今日は三浦とキムカズであった。三浦が負ければ藤井にも負ける竜王が待っている。渡辺木村でも渡辺三浦でもパっとしない。イメチェンして頂きたいが基が悪すぎる。
羽生はアレで負けなければ三番勝負へ来ていたはずなので今日は弔い合戦。三浦は37手め66歩が羽生への敬意。羽生は中座相手のNHK杯戦で丸山46歩が本手と局後に言いつつ66歩を指したため。中座はヒドすぎた。

放映:2005.09.04
棋戦:第55回NHK杯二回戦
戦型:横歩取り85飛
先手:羽生善治四冠
後手:中座真五段
▲7六歩    ▽3四歩    ▲2六歩    ▽8四歩    ▲2五歩    ▽8五歩
▲7八金    ▽3二金    ▲2四歩    ▽同 歩    ▲同 飛    ▽8六歩
▲同 歩    ▽同 飛    ▲3四飛    ▽3三角    ▲3六飛    ▽2二銀
▲8七歩    ▽8五飛    ▲2六飛    ▽4一玉    ▲4八銀    ▽6二銀
▲3六歩    ▽5一金    ▲3七桂    ▽7四歩    ▲3三角成  ▽同 桂
▲3五歩    ▽4四角    ▲3六飛    ▽4五桂    ▲同 桂    ▽同 飛
▲6六歩    ▽7三桂    ▲6七角    ▽5五飛    ▲2四歩    ▽6四歩
▲3四桂    ▽2一歩    ▲2二桂成  ▽同 歩    ▲3四歩    ▽3五歩
▲2六飛    ▽3六桂    ▲2三歩成  ▽同 歩    ▲3三銀    ▽4二金上
▲同銀不成  ▽同 玉    ▲3三金    ▽5二玉    ▲3二金    ▽4八桂成
▲同 金    ▽3六桂    ▲5八金    ▽4八銀    ▲同 金    ▽同桂成
▲同 玉    ▽3六歩    ▲同 飛    ▽2七銀    ▲4六飛    ▽3五角
▲5八玉    ▽3六銀成  ▲4五角    ▽5四歩    ▲3六角    ▽4六角
▲同 歩    ▽3八飛    ▲4八桂    ▽3七金    ▲4一銀    ▽5三玉
▲4二銀    ▽4四玉    ▲2六角    ▽3五歩    ▲5六桂打  ▽投了
89手で先手の勝ち

もう一度丸山戦を見る。丸山は実力通りでも羽生がオカシイ日であった。


34手め44歩 No: 8302 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 12:17:50

羽生は34手め44歩を33分で指した。そのうち10分が未来用。
残りの23分はいつものように3手めを考えている。44歩なら康光は37桂と決まっているため。そこで羽生の千日手イメージ新戦略が披露できるかどうか。昔のように指すなら43金と指してピコピコ。37桂に73桂は森内手順で後手負け。羽生に73桂など指せない。開始30分後のNo: 8291分析通り。


34手めの苦悩はツケ払い 羽生の長考の理由 No: 8301 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 12:04:55

1手1手とことん分析するとなぜ羽生が34手めで苦悩しているかすぐに分るから。ここは次に22玉の譲渡理論の終着駅で6th維持したら後手負け。だからイヤでも44歩しかない。34手め73桂も後手負けなのであとは千日手手順にするかとの葛藤地点。千日手にしたいなら別の6th維持は可能。しかし羽生が現役中は絶対に指せないワケがある。羽生の長考は未来棋士のため。


32手め94歩 大爆笑 No: 8300 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 11:55:34

この手を指した時の羽生の顔が見たい。おそらく床屋で口開けて眠ってしまった風情。先手は96歩と6thで受けるに決まっているので7th作成は後手。千日手にしたいならば別であるが。


30手め31玉と31手め36歩 譲渡ナンバーのツケ No: 8299 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 11:46:26

BBで3-4維持。自分からは2-5にしない。むしろ先手に45歩を突いて貰いたい羽生。角換り腰掛け銀ならば6thアタックは後手負けだが5thアタックが可能か検証。25飛変化でガッチャン銀を阻止した場合35銀変化が有り得る。後手は2枚銀が攻防で緩急自在なために先手に明解な戦略がないと42手めで封じ手にされる。選択権がある後手に一晩戦略を練られても先手は寝るしかない。
康光は36歩で2-5。むしろ早く44歩突けと催促。44地点が後手の急所だから。31手めは指し手で読んでもキリない。だから譲渡理論で読んだのが森内羽生戦。康光も踏襲。ガッカリすることはない。譲渡ナンバーは圧倒的に羽生にツケが多いのだから。


27手め77銀 No: 8298 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 11:22:37

後手の手損角換りの顔84歩に対して緩手に見えるがここで45歩は後手に5thアタック権利を与えてしまう。24歩の飛車先歩交換原理で後手に1歩持たれたまま手番を渡すのが不満。後手からのガッチャン銀で先攻されると88銀が壁銀扱いされる可能性が高い。そこで平行3-4構造から9筋を見る。79玉へのルート確保が次の45歩を可能にする。次に45歩を許しては後手作戦負けなので77銀によって54銀を先手が強いると読む。すると戻った手番で79玉が前手の緩手を好手に逆行相転化。結果9筋は手つかずのまま後手からの仕掛けは封印される。
対して後手はBBで31玉が先手の15歩権利を認める方向へ進むために後手は千日手思考を強いられやすい。


27手め74歩までスラスラ No: 8297 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 11:04:05

植木等か牧伸二かと言う違い。羽生はノーテンキ。56銀にも52金で追従。
26手め66歩の4-3構造相転化3rdアタック示唆にも4thで牽制がパターン。同じ4thでも44歩はWで先手の腰掛け銀に3rdアタックを許すため。
正調角換り腰掛け銀と決定的に違うのは84歩保留よりも9筋が放置されていること。羽生がチャンスを見送ったため。


歩間5のテンション 確実に目を増やす相 No: 8296 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 10:53:19

羽生が強いられた歩間5の緊張のさ中になんとも間ヌケな和室。
NHK杯のセット並だが活け花はそれ以下。藤井にさえ負ける渡辺明が書いた掛け軸が羽生の背後にある。相の文字は相腰掛け銀のアタマを飾る。木の目とは年輪のこと。年によって成長度が違っても一定の法則に従って確実に目を増やす。康光はコレを見て相腰掛け銀の王道へ。王道と言うより天道かもしれない。


15手め46歩で相腰掛け銀へ No: 8295 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 10:39:23

康光は連続歩間4に46歩選択。相腰掛け銀へ誘導。正々堂々。
羽生に千日手にされる可能性は高い。王座戦第1局でもナリフリ構わずやったほどだから。羽生は84歩33銀から後手番思考のぬか漬けにどっぷり浸っているので以下追随するはず。46歩を見せると47銀と対のため。そこで後手は歩間4解消手を強いられる。羽生の傾向から64歩しかない。5-2となる為に最も危険度が高い状態で先手にすべて委ねる。


康光19分で13手め16歩 歩間4即時解消 羽生は実利主義者 No: 8294 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 10:24:40

羽生が腰抜け33銀まで10分以上の考慮時間がないのに康光は38銀に14分、そして作戦勝ちを示唆する16歩に19分投資。理も闘志もある棋聖。
この16歩は前手に後手に権利があった94歩の反転。ここを受けると先の理由が反転し後手は争点へ玉を移動しにくい。後手の勝機は入玉思考となる。ところが受けないと15歩で後手はその手番の差が手損角換りと合わせて2手分となるために手番が戻り作戦負けとなりやすい。だから羽生は「14歩と受けた」と考えてあげたい。ところがすでに13手めで後手番ではナニもしないと棋譜で述べているのが羽生。だから14手め14歩でハブは腰抜け3の烙印を押される。1は康光のパクリ84歩。このジャッジメントを裏づけるのは最近の羽生の傾向と消費時間。羽生は理論派ではなく実利主義者。
マシュダ一家理論では羽生は歩間4を必死に避けている。今期王位戦が語っていること。だから14歩で歩間4を即時解消したと当家は読む。


12手め33銀 羽生は腰抜けだったのか? No: 8293 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 10:09:39

羽生のマイナー思考。ここは後手から歩間4が取れる地点。
右銀を上がると24歩同歩同飛35角に34飛が角金取りで負け。
そこで94歩はどうか。先手が96歩と受けてくれるならいい。先手は左へ玉を囲うために95歩の権利が後手に発生。ところが羽生は12手め33銀。
そこで検証。羽生は腰抜けだったのか?

序盤は飛車より角の格言を信用した場合
先手:12手め96歩
後手:13手め24歩1
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽9四歩
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽3五角 ▲3四飛 ▽5七角成
▲2四角 ▽同 馬 ▲同 飛 ▽3五角 ▲1五角 ▽2四角
▲同 角 ▽3三銀 ▲5七角 ▽2八歩 ▲投了
28手で後手の勝ち

後手が千日手にしたい場合
先手:12手め96歩
後手:13手め24歩2
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽9四歩
▲2四歩 ▽同 歩 ▲同 飛 ▽3五角 ▲3四飛 ▽5七角成
▲2四角 ▽同 馬 ▲同 飛 ▽3五角 ▲2八飛 ▽5七角成
▲2四角 以下千日手

32飛成と飛車を切る変化は先手負け。 即ち後手の96歩に先手は24歩と突けない。後手が先手の唯一の不満25歩を素直に受け入れたので主導権は先手に譲渡される。羽生は腰抜けだった。


11手め38銀 No: 8292 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 09:37:52

ようやくJava棋譜もUP。初手76歩も確認。初手26歩に羽生が34歩ならそれだけで王位失冠であった。6手め84歩も羽生らしくない。すぐに行くべきだったが最終局にしてはオリジナリティーがない。完全に後手番のマイナー思考。当家は康光が後手番の方が面白いと思っていたのは羽生の最近の腰抜けぶりがヒドイため。羽生は例の75歩を谷川に怒られてから思い切りが悪くなった。84歩を指すと11手め38銀で後手が3-1から作戦開始。康光は後手番で明解な路線図を持っていたが羽生は序盤の逃げと迷いが多すぎる。


手損角換り総決算 No: 8291 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 09:24:59

▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金 ▽8四歩
▲2五歩 ▽8八角成 ▲同 銀 ▽2二銀
羽生は6手め康光流84歩。家元康光は容赦なく25歩で手損角換りへ。
後手作戦は康光の手中だが先手番の手損角換り攻略は康光が今度は披露する番。二日もあれば十分。なんでもいい。羽生は腰掛け銀を希望しているがその場合は73桂を見せずに千日手にされる。森内の二の舞だけは避けたい。


康光先手 羽生は工夫ナシでニジリ寄り No: 8290 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 09:16:39

静止画から採譜。初手のみ不明だが76歩。
先手:康光
後手:羽生
▲7六歩 ▽3四歩 ▲2六歩 ▽3二金 ▲7八金
後手に負い目を感じているようでは新作戦も羽生に期待できない。来年当家が見たいのは康光。羽生は今期終始逃げ腰だった。


王位奪取祈願 康光第4回めの挑戦  歴代王位と挑戦者No: 8289 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 09:03:35

歴代王位と挑戦者
01 1960 大山康晴 4−1 塚田正夫
02 1961 大山康晴 4−1 丸田祐三
03 1962 大山康晴 4−0 花村元司
04 1963 大山康晴 4−2 ヒフミン
05 1964 大山康晴 4−2 二上達也
06 1965 大山康晴 4−0 ダイゴロ
07 1966 大山康晴 4−1 有吉道夫
08 1967 大山康晴 4−1 大内延介
09 1968 大山康晴 4−2 有吉道夫
10 1969 大山康晴 4−2 西村一義
11 1970 大山康晴 4−1 米長邦雄
12 1971 大山康晴 4−3 中原 誠
13 1972 内藤国雄 4−1 大山康晴
14 1973 中原 誠 4−0 内藤国雄
15 1974 中原 誠 4−2 米長邦雄
16 1975 中原 誠 4−2 内藤国雄
17 1976 中原 誠 4−2 勝浦 修
18 1977 中原 誠 4−2 米長邦雄
19 1978 中原 誠 4−1 大山康晴
20 1979 米長邦雄 4−3 中原 誠
21 1980 中原 誠 4−0 米長邦雄
22 1981 中原 誠 4−3 大山康晴
23 1982 内藤国雄 4−2 中原 誠
24 1983 高橋道雄 4−2 内藤国雄
25 1984 ヒフミン 4−3 高橋道雄
26 1985 高橋道雄 4−0 ヒフミン
27 1986 高橋道雄 4−0 米長邦雄
28 1987 谷川浩司 4−1 高橋道雄
29 1988 森ケイジ 4−3 谷川浩司
30 1989 谷川浩司 4−1 森ケイジ
31 1990 谷川浩司 4−3 佐藤康光 康光第1回挑戦で失敗
32 1991 谷川浩司 4−2 中田宏樹
33 1992 郷田真隆 4−2 谷川浩司
34 1993 羽生善治 4−0 郷田真隆
35 1994 羽生善治 4−3 郷田真隆
36 1995 羽生善治 4−2 郷田真隆
37 1996 羽生善治 4−1 深浦康市
38 1997 羽生善治 4−1 佐藤康光 康光第2回挑戦で失敗
39 1998 羽生善治 4−2 佐藤康光 康光第3回挑戦で失敗
40 1999 羽生善治 4−0 谷川浩司
41 2000 羽生善治 4−3 谷川浩司
42 2001 羽生善治 4−0 屋敷伸之
43 2002 谷川浩司 4−1 羽生善治
44 2003 谷川浩司 4−1 羽生善治
45 2004 羽生善治 4−1 谷川浩司
46 2005 羽生善治 3−4 佐藤康光 康光第4回挑戦で奪取


王位戦第7局 ついに最終局No: 8288 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  05/09/21 Wed 08:50:56

王位戦第7局 ついに最終局 神奈川県箱根町「ホテル花月園」
羽生の3手め75歩が谷川に破砕された昨年の第1局から一年。
王位戦第7局は5年ぶり。