「聖アントニウスの誘惑2」 MashudaBBS2004.08.10-08.12
2004.08.09近鉄将棋まつり 羽生vs山崎 手損角換り腰掛け銀 マーメード曳航

2004.08.09東急東横店将棋まつり 三浦VS康光 相矢倉 必殺キンチョール
2004.08.10東急東横店将棋まつり 大介VS藤井 相振り 異形&異形=イケイ
2004.08.12将棋世界9月号「森内」を読む1 千日手の問題 1局完結方式の勧め
2004.08.12将棋世界9月号「森内」を読む2 名人戦回想 第2-6局
2004.08.12将棋世界9月号 いい写真&棋聖戦第3局康光自戦解説

将棋世界9月号 いい写真&棋聖戦第3局康光自戦解説 No: 6253 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/12 Thu 20:53:45

いい写真家と腐った写真家
■第45期王位戦七番勝負(谷川浩司王位×羽生善治王座)

〔第1局〕「魅せた!光速の寄せ 谷川先勝」
炬口勝弘の写真がいい。将棋連盟HPの紹介だと撮影・中野英伴となっているが中野がこんなドラマチックで古典的な色合いの写真を撮れるはずない。炬口勝弘は恐らくゲラ刷りも入念にチェックしているはず。グラビアの製版し直しは高くつくが、少しでも気に入らなければやり直しをさせるくらいでないといいモノができない。将棋世界だとそこまでやらないのでよほど感覚がよくないと一発でうまくいかない。
そういえば弦巻勝が中野を慰めるように最近のカメラマンは電動式とこぼしていたことがある。恐らく河井邦彦の写真であろう。確かに何百枚も撮らないとあれほど見事に羽生や谷川の顔は撮れない。それでもいい写真家は一瞬のシャッターチャンスを知っている。それを野性の感覚で一発で撮るか、ハズレないようにビシバシ撮るかという違い。シラミつぶしに康光のように読む棋士も入れば見た目ひとめで指せる中原のような棋士もいる。しかし世に出るのは一枚だけなので世間ではどっちでもよい。ひとつ言えるのは一発勝負屋は最後にかならず皮肉屋になる。弦巻の写真が典型。一番難しいザティーアの分野。恐らく今後の将棋連盟の指針には向かない。森内は谷川羽生と違ってパロディーにしにくいということ。因みに河井邦彦の目には電動式など関係ない。9月号の特集「将棋盤ができるまで」の写真は動かない大木も動くヒトもダイナミック。中野伴水の腐ったバンカナ写真と見比べてみたらよい。バンカナがかわいそうである。

■第75期棋聖戦五番勝負(佐藤康光棋聖×森内俊之竜王・名人)

〔第3局〕「より強くなりたい」 自戦解説・棋聖 佐藤康光
写真がヘンなので名前を見たらやはり中野英伴。前回よりまともな頁もあるが肝心な対局室写真がひどい。カラー写真を白黒写真の感覚で撮っているからいつも失敗する。白黒だけ撮らせたらよいのに。コントラストだけで勝負してきた写真家はグラビア写真では悲劇。印刷の段階でシアンを調整してもダメであろう。元が悪すぎる。最初から色あせたアグファカラー。昔の安いサクラフィルムでもあれよりマシな色が出せる。そんな貧しい時代に誰もクレームつけなかったので本人は自分の色彩感覚が個性と思い込んでいるのであろう。職場の優しさが生んだ悲劇。

肝心な自戦解説の方は口述筆記。98角、65飛などよくもまあアホな変化ばかり読んでいるものと呆れる。タイトル戦であることさえ忘れている。こんな棋士は彼だけであろう。森内の44角など構想ではなく成り行き。森内をおだてすぎ。
森内が言う52玉形+55歩が実戦で指せるの羽生と三浦だけかもしれない。彼らには最初から常識がない。この場合54桂変化。康光は森内を持ち上げる時にはヤケに自嘲気味。康光はそこだけアピールして肝心な所はゴマカしたかったのであろう。27角ですべて宴会芸にしたことを79金だけで言いくるめるというのも個性かもしれない。タコ変化を本気で読んでいるクセに65桂の前後の変化は相当いい加減。当たり前の変化をさももっともらしく述べている。おそらくこの最も重要な所をごまかすために先にアホな変化で読者を錯乱させようとしたのかもしれない。森内も「ホントかよおい」と言う顔でたまげていたであろう。最後は「84桂が思ったより利きました」のひとことで帳尻をあわせてしまう所も康光らしい。84桂が偶然見つからなければ負けていた。森内の悪手に触れないのは友情であろう。それ以後はすでに語られた手順だがひとつだけ康光らしい激しい主張がある。33金の例の千日手手順がある箇所は2回目は33歩成で行く予定だったと本人が豪語している。ならば最初にやっていただきたい。角を逃げたクセによく言う。ところが康光だとなぜかこんな意地っ張りも楽しく読めてしまう。本当に変わっている棋士。とにかく呆れてしまう。それでいて天才的な発想は大抵康光から流れてくる。アレは本当に天才かもしれない。勝因は「自分の負け筋に気がついていなかったこと」だそうである。ブラーヴァ。


将棋世界9月号「森内」を読む2 名人戦回想 第2-6局 No: 6252 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/12 Thu 17:40:18

将棋世界9月号「森内」を読む2 

第2局はロクなことを書いてないように見えるがここでも朴訥な告白。
「(76桂の局面は先手にチャンスありと)感覚的に認識していた」「(77同玉の局面は)後手が大変なようだ」とまるで他人の将棋のように語っている。「いろいろわからないことが多かった」というのは大変な告白。当家では同時間帯に主要変化は全てUPしていた。先手の勝ちは初日で動かないということ。森内は気を利かして本局二日目で羽生が棋士人生最大の長考に突入したことに言及することだけは避けた。このように棋士が無言である場合も多くを語る。これらはすべて棋譜のみから読み解ける。むしろ生身の彼らに近づくと見えないかもしれない。
羽生や森内が書いたモノは気持ちよく読める。彼らは後世でも研究者が必ず扱う棋士の為にすぐにバレルような嘘は書けない。むしろ嘘っぽい発言は最初から嘘っぽいモノとして書く。それが第3局。

第3局は表現が面白い。94歩に37銀なら「見たこともないような力戦」と書く森内。これは早々に千日手になるだろうと森内は言いたい。
二日目の描写は過激。42玉としたのは羽生の仕掛けを覚悟で森内がコイと言った手。これは棋譜を見るとわかる。だから当家は羽生に千日手打開を勧めた。呆れたのは森内は30%ぐらいの確率で後手にも勝算があったと書いていること。いくらなんでも30%はない。30%なら当家が勧めるどころか羽生は喜んですぐに行った。これは森内のジョークとすぐにわかる。「羽生さんの将棋に対する想いを考えれば千日手にはならないだろうシー」と書くところが相当ズーズーシー。
森内は何が言いたいかというと「いかに負ける将棋を指すか」ということ。
第1局への返礼。だからこそ当家絶賛の羽生47歩と65歩の地点のみを書く。
当家はむしろ将棋の芸術性を訴求してきた。森内は違っていた。典型的なガチンコ勝負師であった。だからこのような将棋の表現法を彼はまだ知らない。第3局のギコチない文はそのように読むとむしろ森内に愛着が沸くであろう。

第4局はまたも正直な告白。77角=頑張った手、79桂=作戦失敗自認、33歩=勝てないと思っていたと素直に書いている。作戦失敗という所が憎い。森内にはナニしても勝ちという余裕があるからそんな悠長な局面に見える。57金に代わる38角でも後手勝ちと言う手順も書いている。高橋和もひとめだったラシー。ラシーと森内は自分で書いておいてさすがは甘受賞作家とわざとらしく褒める点も笑える。当家が高橋和に疑念を抱いたのは日経のエッセイ。八方美人は国を滅ぼすのでね。
なんでも仕事のエサになりさえすればよいという態度はすでに末期症状。アチコチにつけたツバがすでに感染元。

第5局は問題の角換り腰掛け銀。これはヘビー級なのであまり迂濶なことは書けない。森内とて「双方よくなる順があったように思う」というのが関の山かと思う。「本当に奥の深い局面」と森内が強調するのも当然。74歩で勝った横歩取りでは「単純なようで奥が深く改良の余地あり」などと繕ったが、角換り腰掛け銀はそんなに生易しいものではない。そこでわからない地点はそのままに明解な地点のみをファンサービスで述べた。谷川も故意に外した67馬変化も護摩化さずにキチンと言及している。例の谷川指摘43角については「この手を指しても結局はミスがでて負けていたような気がする」と森内自身が書くところがまた憎い。ここまで自分に厳しい棋士に果たして勝てる者がいるのかと思った棋士は永遠に森内に勝てない。森内がそのように書いた種明しは記号の中にある。これは序盤の伏線と同じ手法。それに簡単に納得したらいけない。このように指せばこのようになると書いてあるだけなのでね。
で羽生や我々は実戦をそのように決して見ない。それを森内も痛いほどよく知っているから67馬とできなかったのは当然であろう。「可能性を残すために43金の我慢だったか」と書けるのは森内ぐらい。当家でもそこまで言及しない。

最終局。矢倉。本特別寄稿の白眉。森内の問題提起は74手めの局面。ここは55歩かもしれないと言う疑問。同じ6thアタックでも本譜の75手め45歩が単調な攻めの為。45歩-71角からの角切りが「大雑把すぎる手順」と森内は書く。この一行のニュアンスを前後関係から味わうだけでも将棋世界9月号は価値がある。ここは一文だけ引用しても無意味。全部読まないとダメ。
それはね森内。当家も当日感じていたことであった。だからそこだけは君達の言葉になっている。


将棋世界9月号「森内」を読む1 千日手の問題 1局完結方式の勧め No: 6251 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/12 Thu 16:08:01

将棋世界9月号「森内」を読む1 

名人戦を振り返る 森内俊之1 千日手の問題 1局完結方式の勧め
森内はザックバランに書いているようだがかなり過激な内容。
イントロは昨年の名人戦第2局の例の羽生52銀の局面。アレを持ち出してまだ周知のカビ手順を書いているのはどうみてもキナ臭い。今見てもこの局面などひとめで清算する方がおかしい。羽生には持ち駒に歩が2枚しかない。しかも打つ場所が7筋しかないせっぱ詰まった状態。だから羽生の79歩などこの時点で見えなければおかしかった。昨年の第1局は勝ち将棋をもっとひどいポカで逃しているのでおよそ何が言いたいのかわかる。森内は短時間では真の実力が発揮しにくいと言う伏線を張っている。
この文章はよくできている。おそらく何度も校正して第三者も入念にチェックしている。マシュダ一家の実況&分析と平行して読むとその姿が浮かぶようなトリックがほどこしてある。非常に興味深い特別寄稿。

第1局=森内は千日手打開の理由をこう述べている。名人戦が「1局完結方式ではない」為に第2局でまた後手で指すのは損であると。この言い分は関係者にはかなりショッキングのはず。森内は打開して負けを覚悟していたということ。もし千日手指直し局を短い残り時間で指せば短時間将棋が得意な羽生に負けるかもしれない。それでも1局完結方式ならば千日手を無理に打開して負けるよりその方がよい。問題は第2局をまた後手番で指さなくてはならないこと。それを森内は嘆いている。森内の言い分は名人戦における先手番成績が最近5年で18勝9敗で9時間将棋では先後の差が明確に現れるということ。これは長時間思考型棋士にとっては当然の言い分であるというよりも名人戦の実態を見て客観的に述べている。名人自身がそれを読者にまで訴求することはかつてなかった。我々外部の者達はこれを真剣に受け止めて名人の発言を支持しないといけない。森内はファンにこれを直接訴えている。
竜王戦も先後交代方式の為に一昨年は羽生が阿部相手に先手番で千日手にした。短時間なら阿部に勝てると思ったため。阿部は第2局がまた自分が後手番になることを嫌って総矢倉から2回目の千日手にした。これが全世界へ恥を晒した「タイペイ決戦」であった。あの頃から読売も毎日もまったく反省しない。むしろ命を賭ける棋士に向かって千日手はするなと脅すだけ。ならば最初から名人戦も竜王戦も八百長試合と言えばよい。興行側は棋士に千日手をさせない為にあんな意地悪な方式をとっているのではない。短時間将棋が得意な羽生を王者にしていた方が儲かるから規定を変えない。森内にとっては死活問題であった。しかし敗者の弁では愚痴にしか聞こえないので大三冠となった今こそ第1局を題材にして規定改正を直訴している。名人竜王がこのような発言をすることは初めてのこと。これには主催紙側がハッキリと答えるべきである。そうでないと近い将来八百長疑惑が晴らせないかもしれない。
最初から無頓着なのは八百長好きな日経だけと言うのも皮肉な話。王座戦は「1局完結方式」。ところが昨年の王座戦のように第4局めで羽生が千日手に持ち込んだ場合第5局は振り駒となる。今年は森内が挑戦者なので何度でも納得の行くまで真剣勝負をやっていただきたい。森内のようなガチンコ棋士はこの先何人も出現しない。
そして要は羽生。諸々の規定がおかしいと羽生は棋譜で語ったのが第1局。これは当家の実況&分析を読むとわかる。森内はそこまで書けない。無論羽生にも言えない。しかし棋譜を読み解いて事実を書いたのは当家のみ。
羽生は千日手局が無効試合となることさえ棋譜で嘆いている。
森内があの千日手打開は自分が負けだったと告白した手順には疑問がある。しかし負けていただろうという感慨は正しい。おそらくこのようなテンションが高い告白は米長の自戦記以来なかった。しかもそれ以上。米長は名人初奪取の第1局で自分がダメと嘆き、中原がワザと負ける手を指したことをほのめかした。
今回は森内がはっきり自分は第1局を打開して負けていたはずと書いている。胸が裂ける思いで読んだのは羽生であろう。


2004.08.10東急東横店将棋まつり大介VS藤井
相振り 異形&異形=イケイケ
 
No: 6250 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/12 Thu 13:15:33

棋戦:第38回東急東横店将棋まつり 公開対局
日時:2004.08.10
持ち時間:20分+秒読み30秒
戦型:相振飛車
先手:鈴木大介 八段
後手:藤井 猛 九段
▲9六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽4四歩 ▲7八飛 ▽3二銀
▲6八銀 ▽3三角 ▲6六歩 ▽4五歩 ▲6七銀 ▽4二飛
▲7五歩 ▽6二玉 ▲3八銀 ▽2四歩 ▲5八金左 ▽2五歩
▲3六歩 ▽4三銀 ▲3七銀 ▽7二玉 ▲7四歩 ▽同 歩
▲同 飛 ▽8二玉 ▲4八玉 ▽9二香 ▲9七角 ▽5二金左
▲7七桂 ▽7三歩 ▲7六飛 ▽5四銀 ▲9五歩 ▽7二金
▲5六銀 ▽6二金左 ▲7五角 ▽5五銀 ▲9四歩 ▽同 歩
▲9三歩 ▽同 香 ▲8五桂 ▽5六銀 ▲9三桂成 ▽同 桂
▲9四香 ▽9二歩 ▲9六飛 ▽8四銀 ▲同 角 ▽同 歩
▲5六歩 ▽8五角 ▲9五飛 ▽6六角 ▲5七銀 ▽5八角成
▲同 金 ▽7七角成 ▲7五飛 ▽7六金 ▲7九香 ▽6六桂
▲7七香 ▽5八桂成 ▲同 玉 ▽6七金打 ▲4八玉 ▽7五金
▲同 香 ▽5八飛 ▲3九玉 ▽5七金 ▲4九金 ▽9八飛成
▲9三香成 ▽同 歩 ▲5五角 ▽4六歩 ▲7四桂 ▽9二玉
▲6五角 ▽2八銀 ▲同 銀 ▽4八金 ▲同 金 ▽同 龍
▲同 玉 ▽4七歩成
92手で後手勝ち

谷川の切られ役を演じて東京に帰った大介は今度の相手がカモの藤井なので初手から必殺技を用意していた。初手96歩戦法は相振りになる相手なので通用してしまう。振り飛車しか絶対に指さない棋士同士の将棋はやはり根が変態。4手めで先手がすでに指しやすい。しかし彼らは障害将棋を指しているのでパラリンピックとして鑑賞したい。
23=74歩。4thアタックに見えるがいつでもこれができた。34歩の横歩を取る変化もあった。19手めで74歩を決行するのが3rdアタックだが大介の実力では勝ちきれない。
28=92香。本来なら敗着。初手96歩に作用。以下藤井のひどい作戦負けというよりほとんど終わっている将棋。
36=72金。最悪の愚型。
38=62金。銀交換後の割り打ちを防いだつもりの愚型2。しかし51銀があるのでアタマ隠してシリ丸見え。
39=75角。こんなムシのよい手は見たことない。
40=55銀。ヤケクソに見えるが論理上は4thアタック返し。48玉型の為に可能な勝負手。
46=93桂成。大介の悪手1。大介の実力。ここは96飛が詰めよで勝ち。藤井にはそれが見えたので銀で受けるつもりだったはず。ところがどこに受けても大駒切って寄り筋。すでに後手はコテコテの愚型を修復しようもないので端攻めだけがポイント。ここを清算するのは最後。特に94歩は寄せまで取らないのがコツ。香車が確実に取れるのですでに飛車は切る駒。
49=94香。大介の悪手2。9筋香打が正着。
53=84同角。大介の悪手3。やはり9筋香打が正着。恐らく大介の脳裏をかすめたのは対谷川戦。谷川が9筋に香車二枚重ねて当家にさんざんコキおろされた日のこと。香車二枚重ねるのはイケナイおやじと瞬間思ったのであろう。藤井陣が愚型なので愚型で応じるのが正しい接し方。もともと愚型VS愚型で始まった将棋。異形VS異形に違和感はない。
54=84同歩。逆転後の双頭手。83地点開放が大きい。
55=56歩。悪手。ここで銀を取っては先手の攻めが駒損で頓挫。今度9筋香打は一見詰めよだが83金が玉を72から逃がす双頭手となり後手勝ち。83地点を開けると大抵端攻めはコケル。
56=85角。痛打。
57=95飛。悪手。大駒逃げるときは大抵負けだがそれでも逆転できるのが羽生と森内。当家ならここは86飛と逃げる。66角を阻止しつついつでも飛車切りを見せる双頭手で逆転可能。羽生が竜王戦で藤井相手に見せた手法。
58=66角。あらゆる変化で登場する後手の切り札。先手48玉の最大の欠陥なのでこれは大介の自己責任。
59=57銀。悪手。2枚角は筋から外さないと攻めを切らせない。
63=75飛。最悪手。よほど気が動転していたのであろう。
64=76金。単純な中空理論の展開。駒を入れだけ。
65=79香。理論通り駒が柱へ吸い込まれる。先手の持ち駒が角銀桂香ではなく角金ならここで93香成-同歩-65角で大逆転できた。
66=66桂。中空理論が導いた逆行駒アタリ奇数番3で後手の勝ち。
78=98飛成。藤井の悪い性格。47金なら大介は投了する。 最後の見せ場をプレゼントしたわけではない。秒読みのためでもない。順位戦でも藤井はこういう手を指す。
79=93香成。最後の敗着。羽生や森内なら相手の緩手に乗じてここからでさえ逆転できる。
藤井や大介がダメなのは戦法ではなく中終盤の作り。相振りにおける藤井の序盤はダメというよりヒドイ。藤井シスという表看板の裏はボロ小屋。大介が最近序盤で工夫しているのは中終盤がヒドーイと自覚しているため。
森内にA級全勝を許した棋士たちとはこのような連中であった。
この翌日森内が東急に登場。これは凄かった。真夏に凍てつく脳。
恐らく郷田は一晩悪夢に唸った。
当家が王位戦第3局修正案でやりたかったことを森内が90度方向を変えて見せた驚異的デザイン。とてもデパートの将棋とは思えない修羅場。
解説の深浦にはわからなかった。当家には森内が飛車を下がった時点でひとめ。15歩を生かすための14飛を見せなかったのでね。5thアタックを敢行した郷田は何の危機もそこで感じなかった。


2004.08.09東急東横店将棋まつり三浦VS康光
相矢倉 必殺キンチョール
 
No: 6249 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/10 Tue 14:49:22

棋戦:第38回東急東横店将棋まつり 公開対局
開始日時:2004.08.09(月)
持ち時間:20分+秒読み30秒
戦型:相矢倉
先手:三浦弘行八段
後手:佐藤康光棋聖
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽4二銀 ▲5八金右 ▽3二金
▲7八金 ▽4一玉 ▲6九玉 ▽5二金 ▲7七銀 ▽3三銀
▲7九角 ▽3一角 ▲3六歩 ▽4四歩 ▲6七金右 ▽7四歩
▲3七銀 ▽6四角 ▲6八角 ▽4三金右 ▲7九玉 ▽3一玉
▲8八玉 ▽2二玉 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲1五歩 ▽9五歩
▲2六歩 ▽5三銀 ▲2五歩 ▽6二飛 ▲1七香 ▽4二銀右
▲1八飛 ▽7三桂 ▲2六銀 ▽8五桂 ▲8六銀 ▽9二飛
▲3五歩 ▽5五歩 ▲同 歩 ▽同 角 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3五歩 ▲同 角 ▽3四銀
▲同 銀 ▽同 金 ▲6八角 ▽5七歩 ▲同 角 ▽5六歩
▲同 金 ▽2七銀 ▲5五金 ▽1八銀成 ▲2四歩 ▽2三歩
▲同歩成 ▽同 金 ▲2四歩 ▽同金寄 ▲8五銀 ▽同 歩
▲3六桂 ▽3三銀 ▲2四桂 ▽同 銀 ▲2五歩 ▽3三銀
▲3四歩 ▽同 金 ▲3五歩 ▽4五金 ▲同 金 ▽同 歩
▲3四銀 ▽3二銀 ▲3三銀成 ▽同 銀 ▲4三金 ▽6九銀
▲6八金打 ▽7八銀成 ▲同 金 ▽3八飛 ▲2七角 ▽5八飛成
▲4五角 ▽3一桂 ▲2四歩 ▽4三桂 ▲2三歩成 ▽3一玉
▲3四歩 ▽8六歩 ▲6八銀 ▽8七歩成 ▲同 金 ▽8六歩
▲同 金 ▽4四銀 ▲6七角 ▽2八龍 ▲3三歩成 ▽同 桂
▲3四歩 ▽5五桂 ▲3三歩成 ▽同 銀 ▲3二銀 ▽4二玉
▲3三と ▽5一玉 ▲3四角 ▽6七金 ▲6九銀 ▽5七金
▲5八歩 ▽6八金 ▲同 銀 ▽6二玉 ▲8四桂 ▽5八龍
▲5九金 ▽6七銀 ▲投了
140手で後手の勝ち

三浦が先手で2004.06.17棋聖戦第1局の森内のように指しているが、康光は三浦の期待を裏切り24手めで74歩。貴様にはコレで十分だという態度を露骨に示し逆に三浦得意のグランクロスを見せろとリクエスト。三浦はガッカリであろう。37銀型から68飛とした。
40=62飛。6th維持。新手でもなんでもない鈍行待ちの一人旅。
49=35歩。三浦のこの手を待っていただけの康光。
50=55歩。今日の康光は余り細かいことは考えない。
以下59手めまですっきり清算してGNも残さない。後手はカナ駒交換して27地点に打つだけの構図。
64=57歩。丸山なら35歩と打つかもしれない@タカミチ
66=56歩。丸山なら35歩と打つかもしれない@タカミチ
67=56同金。駒アタリをすべて消すのが今日の三浦。46角は手番を失うとだけ思考。だから素直に歩得して手番を買う。
68=27銀。コレだけをやりかったんちゃうか@康光
以下玉頭戦。裏番組のヤマちゃん&マーメードよりかったるい。
101=27角。山崎92角がエレガントなマストならこれは野武士の咆哮。
102=58飛成。シモターと康光が言ったか定かでない。苦しい手。
103=45角。見たマンマの詰めよ。
104=31桂。23銀を防ぎつつ43金に当てる攻防手。
109=32銀打は同飛なら以下必死だが42玉で以下63馬が詰めよではないので67金で負けと思った三浦。裏番組同様銀は寄せに使いにくい駒。康光はソレだけを知っているので金を渡さなかった。このような時は苦しそうな顔をして首を差し出し、相手に67金と詰めよで打たせるのがマシュダ一家。この金さえ打たせれば以下のように手順に抜いて三浦は勝てた。

詰めよ逃れの王手金取り 別名「マシュダ一家必殺キンチョール」
棋戦:マシュダ一家青春杯
日時:2004.08.09
戦型:相矢倉
先手:三浦&マシュー5
後手:みっクンジャガー
▲7六歩 ▽8四歩 ▲6八銀 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽6二銀
▲5六歩 ▽5四歩 ▲4八銀 ▽4二銀 ▲5八金右 ▽3二金
▲7八金 ▽4一玉 ▲6九玉 ▽5二金 ▲7七銀 ▽3三銀
▲7九角 ▽3一角 ▲3六歩 ▽4四歩 ▲6七金右 ▽7四歩
▲3七銀 ▽6四角 ▲6八角 ▽4三金右 ▲7九玉 ▽3一玉
▲8八玉 ▽2二玉 ▲1六歩 ▽9四歩 ▲1五歩 ▽9五歩
▲2六歩 ▽5三銀 ▲2五歩 ▽6二飛 ▲1七香 ▽4二銀右
▲1八飛 ▽7三桂 ▲2六銀 ▽8五桂 ▲8六銀 ▽9二飛
▲3五歩 ▽5五歩 ▲同 歩 ▽同 角 ▲2四歩 ▽同 歩
▲2五歩 ▽同 歩 ▲同 銀 ▽3五歩 ▲同 角 ▽3四銀
▲同 銀 ▽同 金 ▲6八角 ▽5七歩 ▲同 角 ▽5六歩
▲同 金 ▽2七銀 ▲5五金 ▽1八銀成 ▲2四歩 ▽2三歩
▲同歩成 ▽同 金 ▲2四歩 ▽同金寄 ▲8五銀 ▽同 歩
▲3六桂 ▽3三銀 ▲2四桂 ▽同 銀 ▲2五歩 ▽3三銀
▲3四歩 ▽同 金 ▲3五歩 ▽4五金 ▲同 金 ▽同 歩
▲3四銀 ▽3二銀 ▲3三銀成 ▽同 銀 ▲4三金 ▽6九銀
▲6八金打 ▽7八銀成 ▲同 金 ▽3八飛 ▲2七角 ▽5八飛成
▲4五角 ▽3一桂 ▲2四歩 ▽4三桂 ▲2三歩成 ▽3一玉
▲3二銀 ▽4二玉 ▲6三角成 ▽6七金 ▲3三と ▽同 桂
▲4三銀成 ▽同 玉 ▲3四銀 ▽4二玉 ▲5四桂 ▽3一玉
▲5三馬 ▽2一玉 ▲4三馬 ▽3二銀 ▲2二歩 ▽1二玉
▲2三銀打 ▽同 銀 ▲同銀成 ▽同 玉 ▲3四馬 ▽投了
131手で先手の勝ち

本譜の方では意味不明な三浦の独り言が聞こえる。
これも「聖アントニウス」に入れるか番外にするか本家で裁定してもらおう。明日は我々も覗きに行く。


2004.08.09近鉄将棋まつり 羽生vs山崎 
手損角換り腰掛け銀 マーメード曳航
 
No: 6248 [返信][削除]
 投稿者:マシュダ一家  04/08/10 Tue 13:26:04

日時:2004.08.09
棋戦:第31回近鉄将棋まつり 公開対局
戦形:手損角換り腰掛け銀
先手:羽生善治王座
後手:山崎隆之五段
▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽8四歩 ▲7七銀 ▽3三銀
▲7八金 ▽6二銀 ▲1六歩 ▽6四歩 ▲1五歩 ▽6三銀
▲4六歩 ▽5四銀 ▲4七銀 ▽4二玉 ▲3六歩 ▽4四歩
▲3七桂 ▽5二金 ▲6八玉 ▽3一玉 ▲4八金 ▽7四歩
▲2九飛 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7三桂 ▲5六銀 ▽4二金右
▲7九玉 ▽6五銀 ▲5五銀 ▽8五桂 ▲6八銀 ▽9五歩
▲7三角 ▽8一飛 ▲9五歩 ▽3五歩 ▲6四角成 ▽6一飛
▲3五歩 ▽7六銀 ▲8六馬 ▽7五歩 ▲7七歩 ▽6五銀
▲7五馬 ▽3六歩 ▲6四銀 ▽3七歩成 ▲同 金 ▽9二角
▲2八飛 ▽7四銀 ▲8六馬 ▽7七桂成 ▲同 桂 ▽8五歩
▲同 桂 ▽同 銀 ▲同 馬 ▽3六歩 ▲同 金 ▽4七角成
▲3四歩 ▽同 銀 ▲3三歩 ▽同 桂 ▲3五歩 ▽7七歩
▲同 銀 ▽6五桂 ▲3四歩 ▽7七桂成 ▲同 金 ▽6五桂
▲7六金 ▽6四飛 ▲3三歩成 ▽同金右 ▲3四歩 ▽5七馬
▲6八銀 ▽7七銀 ▲5七銀 ▽6八歩 ▲同 飛 ▽7八歩
▲同 飛 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽5七桂成 ▲6五銀 ▽6八飛
▲7七玉 ▽6七飛成 ▲8六玉 ▽8四歩 ▲3三歩成 ▽8五歩
▲7五玉 ▽6五飛 ▲同 金 ▽同 龍 ▲同 玉 ▽5四角
▲7五玉 ▽7四歩 ▲6四玉 ▽7五銀 ▲5三玉 ▽6四銀打
▲5二玉 ▽6三銀 ▲5一玉 ▽投了
123手で先手の勝ち

昨日16時に手損角換り「聖アントニウスの誘惑」をUPした1時間後に山崎も羽生相手に手損角換りを指している。興味深い。同時間に当家と同じようなことを山崎は考えている。羽生は15時からトークショー、15時45分からサイン会なので当家に喧嘩を売っているのは山崎の方。ところが羽生のメガネはすでに当家の霊気をビビっと感じている。それが5手め。
山崎の親分谷川はこれを見て王位戦第3局は手損角換りだったかと思っても遅い。当家の思考法に同時間帯でシンクロしようとしているのは羽生の方。谷川はおかげで美味しいところを全部丸山銀行とブーハに持っていかれてしまった。
5=25歩。羽生は山崎相手ならコレを指してくれる。谷川相手なら78金でジラス。従って山崎に手損角換りをリクエストしたのは羽生の方。
10=84歩。山崎のラブコール。いじらしい。
14=62銀。山崎二回目のラブコール。頑固。
15=16歩。羽生の優しいお断り。
16=64歩。ストーカー扱いでも良いという意気込み。
17=15歩。羽生は警察へ通報。
28=31玉。玉砕前に玉を逃げるタコ。
29=48金。山崎が先に玉を引いたので頭来ている。
30=74歩。これを先にやるのがエチケット。
37=79玉。28手めに対応するブランコ後進。だから煮詰まった局面で次に後手の山崎に手番が回ってしまう。
38=65銀。行くしかない。タイトル戦ならすでに羽生勝ち。
もし15歩が突き越されていなかったら羽生は薔薇十字定跡を山崎に指させてくれたかもしれない。しかしそれを拒否したのは山崎の方なので新作をこんな場所で惜しげもなく披露してしまうハメに。
42=95歩。山崎二回目の虚しい6thアタック。羽生は呆れている。
43=73角。この辺でいかに1手違いにするか考えるのが羽生。
46=35歩。山崎の狙いはこの桂頭狙い。6thから必然的に派生した駒アタリ偶数番2なのでハッキリ一手遅い。
以下羽生はノラリクラリ躱しながら1手違いの寄せの構図作成。
だから羽生が秒読みで最終盤を作図していると勘違いしてしまう。
60=92角。65銀を死守しつつ遠く29飛を睨む。先週の森下92角より斬新な発想。天才的な康光ラインを彷彿させる。これには羽生も焦ったはず。このような時は当家は指折り数える。2-1=1。即ち57手め64銀が連動駒アタリ奇数番3の必勝ナンバーであるが、アソコには羽生得意の二重駒アタリが潜んでいたということ。これをキチンと見ないと必ず羽生にやられる。谷川さえ二重駒アタリに騙されたのだから子分の山崎が乗せられても仕方ない。おかげでこの天才的な92角を披露してしまった。この山崎ラインは素晴らしい。見とれてしまう。大洋へ乗り出すヨット。雄大な構想である以前に大平洋ひとり旅の法外な孤独。堀江健一が小型ヨット「マーメード」で日本人初の太平洋単独横断を敢行したのは1962年であった。こういう手をライブで見た人は生涯の宝であろう。
61=28飛。序盤の29飛がここで悪手にされたのでは羽生もシモターと思ったはず。ここで逃げの一手はつらい。
62=74銀。ナナメの中空三角理論はナナメに駒が行く。ご存じ正調「マシュダ一家泡踊り」とは今日は言わない。マストの手綱を手許にグイと引き寄せる若者の情熱。山崎魅せる。
63=86馬。これで二重駒アタリのエサもサメに食われて逃げるのみ。
64=77桂成。すでに桂得だったのでここで返して歩切れ解消。
66=85歩。あの美味しいエサが鋼鉄の鉤に。
67=85同桂。97馬では76歩で負けなので最終盤構図のみ思考。
70=36歩。ここで64飛とすぐに銀を取ると56桂で手番を失う。
71=36同金。目を瞑って取る。あとはいかに凌ぐか。
72=47角成。山崎はここまで偶数番のみで攻撃している。この金取りが偶数番原理の白眉ですでに逆転に見えるが・・・
73=34歩。マシュダ一家最強駒アタリ奇数番3。やはり奇数番原理に収斂する。
75=33歩。問題はここから。これは最強駒アタリ奇数番3ではない。
77=35歩。ここで最強駒アタリ奇数番3へ回帰。
78=77歩。逆行駒アタリ奇数番3!
山崎にはこれがいかに論理的整合性をもった手であるかわからないかもしれない。
79=77同銀。目を瞑って取る。あとはいかに凌ぐか2。
80=65桂。敗着1。これは駒アタリ偶数番4の負けナンバー。36馬-34歩-64飛で手番を与えて先手に攻めさせるべき。駒割りは同じでも36馬が守護神。先手は逆に65桂の影が怖くて混乱するはず。このような所で羽生デザインを破壊しておかないと大抵負かされる。4で負けと知っていればこんな手は指さない。 或いは天才はポカと相性が合う。
81=34歩。羽生に見切られた。以下の進行はすでに羽生はかなり前から目を瞑って想定済み。すでに後手は要の36金を取るヒマがない。金がなければ先手玉は寄らない。
90=57馬。金を取るべき馬で王手は飛車の横利きがあるので銀ではじかれひとめ負け。
91=68銀。後手に金を渡さなければ脱出可能。
101=65銀打。受けの終着駅。サンフランシスコに着く前に護衛艦が来てしまった。85馬が守護神。サッカーのPK戦より面白い。
106=84歩。PK戦延長が続いて観客は熱狂の渦であろう。ここで山崎は首を差し出す。
107=33歩成。次の85歩が詰めよではないと見切った羽生は33歩成。おそらく観衆はここで羽生が逆に首を差し出したはずとため息をついたはず。
110手めに山崎が詰めよ逃れの詰めよを見せようと62飛とした場合、羽生はさらに観衆を熱狂の渦に叩き込むために以下のように指してくれたかもしれない。

打歩詰め禁止ルールで最後の1歩が駒台で泣く場合
日時:2004.08.05
棋戦:マシュダ一家青春杯
戦形:手損角換り腰掛け銀
先手:国産ブ-ハ&マシュー
後手:山ちゃん&マーメード

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽3二金 ▲2五歩 ▽8八角成
▲同 銀 ▽2二銀 ▲3八銀 ▽8四歩 ▲7七銀 ▽3三銀
▲7八金 ▽6二銀 ▲1六歩 ▽6四歩 ▲1五歩 ▽6三銀
▲4六歩 ▽5四銀 ▲4七銀 ▽4二玉 ▲3六歩 ▽4四歩
▲3七桂 ▽5二金 ▲6八玉 ▽3一玉 ▲4八金 ▽7四歩
▲2九飛 ▽9四歩 ▲9六歩 ▽7三桂 ▲5六銀 ▽4二金右
▲7九玉 ▽6五銀 ▲5五銀 ▽8五桂 ▲6八銀 ▽9五歩
▲7三角 ▽8一飛 ▲9五歩 ▽3五歩 ▲6四角成 ▽6一飛
▲3五歩 ▽7六銀 ▲8六馬 ▽7五歩 ▲7七歩 ▽6五銀
▲7五馬 ▽3六歩 ▲6四銀 ▽3七歩成 ▲同 金 ▽9二角
▲2八飛 ▽7四銀 ▲8六馬 ▽7七桂成 ▲同 桂 ▽8五歩
▲同 桂 ▽同 銀 ▲同 馬 ▽3六歩 ▲同 金 ▽4七角成
▲3四歩 ▽同 銀 ▲3三歩 ▽同 桂 ▲3五歩 ▽7七歩
▲同 銀 ▽6五桂 ▲3四歩 ▽7七桂成 ▲同 金 ▽6五桂
▲7六金 ▽6四飛 ▲3三歩成 ▽同金右 ▲3四歩 ▽5七馬
▲6八銀 ▽7七銀 ▲5七銀 ▽6八歩 ▲同 飛 ▽7八歩
▲同 飛 ▽同銀成 ▲同 玉 ▽5七桂成 ▲6五銀 ▽6八飛
▲7七玉 ▽6七飛成 ▲8六玉 ▽8四歩 ▲3三歩成 ▽8五歩
▲7五玉 ▽6二飛 ▲3二と ▽同 飛 ▲4三金 ▽9三角
▲8四桂 ▽7二飛 ▲7四角 ▽7六龍 ▲同 玉 ▽7四飛
▲同 銀 ▽5四角 ▲8五玉 ▽7六銀 ▲7五玉 ▽8四角
▲同 玉 ▽9二桂 ▲9四玉 ▽9三歩 ▲8三玉 ▽7二金
▲9三玉 ▽8二銀 ▲9四玉 ▽投了
135手で先手の勝ち